JP4307333B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4307333B2
JP4307333B2 JP2004168964A JP2004168964A JP4307333B2 JP 4307333 B2 JP4307333 B2 JP 4307333B2 JP 2004168964 A JP2004168964 A JP 2004168964A JP 2004168964 A JP2004168964 A JP 2004168964A JP 4307333 B2 JP4307333 B2 JP 4307333B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
imaging
image
image data
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004168964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005348363A (ja
Inventor
毅則 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004168964A priority Critical patent/JP4307333B2/ja
Publication of JP2005348363A publication Critical patent/JP2005348363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4307333B2 publication Critical patent/JP4307333B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、撮像対象を撮像して作成した画像データに係る画像を表示する撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置は、撮像装置の撮像視野に捉えた撮像対象を撮像して画像データを作成する撮像部と、作成した画像データに係る画像を表示する表示部とを備える。また、撮像装置は、作成した画像データを記憶する記憶部を備える。更に、タッチパネルで構成された表示部を備え、表示されている画像の所望の位置にユーザが手を触れた場合、ユーザが触れた位置に焦点を合わせる撮像装置が用いられている。
更にまた、従来、撮像対象に高輝度物体が含まれている場合に画像が不必要に明るくなる白飛び又は暗くなる黒つぶれを防止するため、絞りを適切に調整する撮像装置が考案されている(特許文献1参照)。
特開2000−41177号公報
従来の撮像装置は、撮像対象を撮像装置の撮像視野に捉えている場合、撮像対象の画像を表示部に表示させる。このため、撮像対象の画像の一部を拡大表示させることができなかった。つまり、従来の撮像装置のユーザには、例えば陸上競技場のような撮像対象を動画像として撮像装置で撮像しつつ、撮像対象の一部、例えば競技者の1人を拡大画像として撮像装置の表示部で確認するような使い方ができなかった。
また、撮像対象の画像の一部を拡大表示させる場合、従来の撮像装置は、撮像対象の画像を撮像し、撮像終了後に、撮像した画像の一部を拡大表示するか、又は、撮像対象の撮像を中止して、撮像対象の画像の一部に係る撮像対象、即ち撮像対象の一部を新たな撮像対象として撮像装置の撮像視野に捉え直す必要があった。このため、従来の撮像装置は、撮像対象の画像の一部を拡大表示させる場合、撮像対象を撮像装置の撮像視野に捉え続けることができず、この結果、撮像対象に対応する画像データを記憶部に記憶させ続けることができなかった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、表示部に表示されている画像の一部をユーザが選択した場合、選択された一部を含む所定の画像範囲を拡大した拡大画像に係る拡大画像データを、撮像対象を撮像して作成した画像データを用いて作成し、作成した拡大画像データに係る拡大画像を表示部に表示する構成とすることにより、撮像対象を撮像視野に捉えて撮像対象の画像の一部を表示部に拡大表示させることができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、表示部に表示されている画像の一部をユーザが選択した場合、選択された一部に係る撮像対象に対して撮像部の焦点を合わせた画像データを作成する構成とすることにより、ユーザが選択した撮像対象の一部に焦点を合わせて撮像対象を撮像視野に捉えて撮像対象の画像の一部を表示部に拡大表示させることができる撮像装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、表示部に表示されている画像の一部をユーザが選択した場合、選択された一部に係る撮像対象に対して撮像部の絞りを調整した画像データを作成する構成とすることにより、ユーザが選択した撮像対象の一部の明るさに応じて絞りを調整して撮像対象を撮像視野に捉えて撮像対象の画像の一部を表示部に拡大表示させることができる撮像装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、表示部に表示されている画像の一部をユーザが選択した場合、選択された一部に対してホワイトバランスを調整した画像データを作成する構成とすることにより、ユーザが選択した撮像対象の一部の色合いに応じてホワイトバランスを調整して撮像対象の画像の一部を表示部に拡大表示させることができる撮像装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、表示部に表示されている画像の一部をユーザが選択した場合でも、撮像対象を撮像して作成した画像データを記憶部に記憶させる構成とすることにより、撮像対象の画像の一部を表示部に拡大表示させる場合でも、撮像対象を撮像視野に捉えて撮像対象に対応する画像データを記憶部に記憶させることができる撮像装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、拡大画像データに係る拡大画像を表示部に表示させる場合、拡大画像を表示中であることを報知する構成とすることにより、ユーザに対して、表示部に撮像対象の画像を表示しているか撮像対象の画像の一部を拡大表示しているかを報知することができる撮像装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、画像範囲の画素数を受け付け、受け付けた画素数の画像範囲を拡大した拡大画像データを作成する構成とすることにより、ユーザが所望する範囲の画像を拡大表示することができる撮像装置を提供することにある。
本発明に係る撮像装置は、撮像対象を撮像して画像データを作成する撮像手段と、該撮像手段による撮像中に、前記撮像手段が作成した画像データに係る画像を表示する表示手段とを備える撮像装置において、前記表示手段に表示されている画像の一部の選択を受け付ける選択受付手段と、該選択受付手段が前記選択を受け付けた場合、選択された一部を含む画像範囲を特定する特定手段と、該特定手段が特定した画像範囲を前記表示手段の表示サイズ以下のサイズに拡大した拡大画像に係る拡大画像データを作成する拡大手段とを備え、前記表示手段は、前記撮像手段による撮像中に、前記拡大手段が作成した拡大画像データに係る拡大画像を表示するようにしてあり、前記表示手段が前記拡大画像を表示する場合に、前記撮像手段が作成した画像データを記憶する記憶手段と、前記表示手段に表示されている画像の選択された一部に係る撮像対象に対して前記撮像手段の焦点を合わせる焦点合致手段と、該焦点合致手段による合焦の実行命令を受け付ける焦点合致命令受付手段とを更に備え、前記焦点合致命令受付手段が実行命令を受け付けた場合に、前記選択受付手段が前記選択を受け付けたとき、前記焦点合致手段が合わせた焦点で前記撮像手段が前記撮像対象を撮像して画像データを作成するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置は、前記表示手段に表示されている画像の選択された一部に係る撮像対象に対して前記撮像手段の絞りを調整する絞り調整手段と、該絞り調整手段による調整の実行命令を受け付ける絞り調整命令受付手段とを備え、前記絞り調整命令受付手段が実行命令を受け付けた場合に、前記選択受付手段が前記選択を受け付けたとき、前記絞り調整手段が調整した絞りで前記撮像手段が前記撮像対象を撮像して画像データを作成するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置は、前記表示手段に表示されている画像の選択された一部に対してホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整手段と、該ホワイトバランス調整手段による調整の実行命令を受け付けるホワイトバランス調整命令受付手段とを備え、前記ホワイトバランス調整命令受付手段が実行命令を受け付けた場合に、前記選択受付手段が前記選択を受け付けたとき、前記ホワイトバランス調整手段が調整したホワイトバランスで前記撮像手段が画像データを作成するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置は、前記表示手段が前記拡大画像を表示する場合に、拡大画像を表示中であることを報知する報知手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置は、前記画像の表示サイズはM×N(M,NはM又はNが2以上の自然数)の画素数を有し、画素数m及びn(m,nはm≦Mかつn<N又はm<Mかつn≦Nの自然数)を受け付ける画素数受付手段を備え、該画素数受付手段が画素数m及びnを受け付けた場合、前記特定手段は、前記画像範囲としてm×nの画像範囲を用いるようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、撮像手段が、撮像対象を撮像して撮像対象に対応する画像データを作成し、撮像手段による撮像中に、表示手段が、撮像手段が作成した画像データに係る画像を表示する。また、選択受付手段が、表示手段に表示されている画像の一部の選択を受け付け、この選択を受け付けた場合、特定手段が、選択された一部を含む画像範囲を特定する。更に、拡大手段が、特定手段が特定した画像範囲を表示手段の表示サイズ以下のサイズに拡大した拡大画像に係る拡大画像データを、撮像手段が作成した画像データを用いて作成する。
つまり、本発明の撮像装置においては、撮像手段が作成した撮像対象に対応する画像データ(以下、原画像データという)と、原画像データに係る画像(以下、原画像という)の一部を含む画像範囲を拡大した拡大画像に係る拡大画像データとが作成される。選択受付手段が原画像の一部の選択を受け付けた場合、表示手段は、撮像手段による撮像中に、拡大手段が作成した拡大画像データに係る拡大画像を表示する。
また、選択受付手段が、表示手段に表示されている原画像の一部の選択を受け付けた場合、表示手段が拡大画像を表示するとき、記憶手段が、撮像手段が作成した原画像データを記憶する。つまり、記憶手段に、拡大画像データが記憶されることはない。
本発明にあっては、焦点合致命令受付手段が、焦点合致手段による合焦の実行命令を受け付けた場合であって、選択受付手段が、表示手段に表示されている原画像の一部の選択を受け付けたとき、焦点合致手段が、選択された一部に係る撮像対象に対して撮像手段の焦点を合わせ、撮像手段が、焦点合致手段が合わせた焦点で撮像対象を撮像して原画像データを作成する。
焦点合致命令受付手段が、焦点合致手段による合焦の実行命令を受け付けていない場合は、選択受付手段が、表示手段に表示されている原画像の一部の選択を受け付けたときであっても、焦点合致手段が、選択された一部に係る撮像対象に対して撮像手段の焦点を合わせることはない。仮に、記憶手段に拡大画像が記憶される構成であれば、記憶手段には、選択された一部に係る撮像対象に対して焦点が合っていない拡大画像の拡大画像データが記憶されてしまう。
本発明にあっては、絞り調整命令受付手段が、絞り調整手段による絞りの調整の実行命令を受け付けた場合であって、選択受付手段が、表示手段に表示されている原画像の一部の選択を受け付けたとき、絞り調整手段が、選択された一部に係る撮像対象に対して撮像手段の絞りを調整し、撮像手段が、絞り調整手段が調整した絞りで撮像対象を撮像して原画像データを作成する。
絞り調整命令受付手段が、絞り調整手段による絞りの調整の実行命令を受け付けていない場合は、選択受付手段が、表示手段に表示されている原画像の一部の選択を受け付けたときであっても、絞り調整手段が、選択された一部に係る撮像対象に対して撮像手段の絞りを調整することはない。仮に、記憶手段に拡大画像が記憶される構成であれば、記憶手段には、選択された一部に係る撮像対象に対して絞りが調整されていない拡大画像の拡大画像データが記憶されてしまう。
本発明にあっては、ホワイトバランス調整命令受付手段が、ホワイトバランス調整手段によるホワイトバランスの調整の実行命令を受け付けた場合であって、選択受付手段が、表示手段に表示されている原画像の一部の選択を受け付けたとき、ホワイトバランス調整手段が、選択された一部に対してホワイトバランスを調整し、撮像手段が、ホワイトバランス調整手段が調整したホワイトバランスで原画像データを作成する。
ホワイトバランス調整命令受付手段が、ホワイトバランス調整手段によるホワイトバランスの調整の実行命令を受け付けていない場合は、選択受付手段が、表示手段に表示されている原画像の一部の選択を受け付けたときであっても、ホワイトバランス調整手段が、選択された一部に係る撮像対象に対してホワイトバランスを調整することはない。仮に、記憶手段に拡大画像が記憶される構成であれば、記憶手段には、選択された一部に係る撮像対象に対してホワイトバランスが調整されていない拡大画像の拡大画像データが記憶されてしまう。
本発明にあっては、選択受付手段が、表示手段に表示されている原画像の一部の選択を受け付けた場合、表示手段が拡大画像を表示するとき、報知手段が、拡大画像を表示中であることを報知する。
本発明にあっては、原画像が画素数M×Nの表示サイズを有する。画素数受付手段は、画素数m及びnを受け付け、画素数受付手段が画素数m及びnを受け付けた場合、選択受付手段が、表示手段に表示されている原画像の一部の選択を受け付けたとき、特定手段は、選択された一部を含むm×nの画像範囲を特定する。更に、拡大手段が、特定手段が特定した画像範囲を表示手段の表示サイズ以下のサイズに拡大した拡大画像に係る拡大画像データを、撮像手段が作成した原画像データを用いて作成する。
本発明の撮像装置によれば、原画像の一部が選択されていない場合、原画像に係る原画像データ、即ち撮像対象の画像に対応する原画像データが作成され、表示手段は撮像対象の画像である原画像を表示することができる。一方、原画像の一部が選択された場合、撮像対象の画像に対応する原画像データと、原画像の一部を拡大した拡大画像に係る拡大画像データ、即ち撮像対象の一部の画像に対応する拡大画像データとが作成され、表示手段は撮像対象の画像の一部を拡大した拡大画像を表示することができる。
この結果、本発明の撮像装置は、撮像対象を撮像装置の撮像視野に捉えている場合、撮像対象の画像を表示部に表示させ、また、撮像対象の画像の一部を選択したとき該一部を拡大表示させることができる。つまり、撮像装置のユーザには、例えば陸上競技場のような撮像対象を動画像として撮像装置で撮像しつつ、撮像対象の一部、例えば競技者の1人を拡大画像として撮像装置の表示部で確認するような使い方ができる。また、拡大画像を表示させる場合に、撮像対象の撮像を終了又は中止する必要がない。このため、撮像装置は、撮像対象の画像の一部を表示手段に拡大表示させる場合、即ち拡大画像を表示手段に表示させる場合でも、撮像対象を撮像装置の撮像視野に捉え続けることができる。
このような撮像装置は、ユーザの要望に応じて撮像対象の撮像を継続しつつ、表示手段に原画像を表示させ、又は拡大画像を表示させることができる。このため、撮像装置はユーザの利便性を向上させることができる。
更に、原画像の一部が選択された場合、表示手段が拡大画像を表示するとき、拡大画像データではなく原画像データを記憶することができる。つまり、撮像装置は、撮像対象の画像の一部を表示手段に拡大表示させる場合、即ち拡大画像を表示手段に表示させる場合でも、撮像対象を撮像装置の撮像視野に捉え続けることができ、この結果、撮像対象に対応する画像データを記憶手段に記憶させ続けることができる。
更にまた、拡大画像データが必要な場合、例えば撮像終了後に、記憶手段が記憶した原画像データを用いて拡大画像データを作成することができる。このため、例えば原画像データと拡大画像データとを同時的に記憶する場合よりも記憶手段の記憶容量を低減することができ、また、撮像中の撮像装置のデータ記憶処理を簡易にすることができる。
ところで合焦の実行命令を受け付けた場合、原画像の一部が選択されたときに、選択された一部に係る撮像対象に対して焦点を合わせた原画像データが作成される。このため、ユーザが所望する撮像対象の一部に焦点があった原画像を撮像することができる。また、このとき作成された原画像データを用いて拡大画像データを作成することができ、このため、焦点が合った拡大画像を表示手段に表示することができる。以上の結果、撮像装置はユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の撮像装置によれば、絞りの調整の実行命令を受け付けた場合、原画像の一部が選択されたときに、選択された一部に係る撮像対象に対して絞りを調整した原画像データが作成される。このため、ユーザが所望する撮像対象の一部の明るさに応じて絞りを調整した原画像を撮像することができる。また、このとき作成された原画像データを用いて拡大画像データを作成することができ、このため、絞りが調整された拡大画像を表示手段に表示することができる。以上の結果、撮像装置はユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の撮像装置によれば、ホワイトバランスの調整の実行命令を受け付けた場合、原画像の一部が選択されたときに、選択された一部に対してホワイトバランスを調整した原画像データが作成される。このため、ユーザが所望する撮像対象の一部の色合いに応じてホワイトバランスを調整した原画像を撮像することができる。また、このとき作成された原画像データを用いて拡大画像データを作成することができ、このため、ホワイトバランスが調整された拡大画像を表示手段に表示することができる。以上の結果、撮像装置はユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の撮像装置によれば、原画像の一部が選択された場合、表示手段が拡大画像を表示するとき、ユーザに対して、表示手段に原画像を表示しているか拡大画像を表示しているかを報知することができる。このため、ユーザは表示手段に表示されている画像の種類を容易に把握することができ、撮像装置はユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の撮像装置によれば、画素数受付手段が画素数m及びnを受け付ける。この場合、画素数m及びnとして数値を受け付ける構成でも良く、画素数m及びnの組み合わせに係る選択肢を提示して選択肢の選択を受け付けることによって、受け付けた選択肢に係る画素数m及びnを受け付ける構成でも良い。また、矩形を構成すべき複数の点若しくは直線、又は矩形の対角線となるべき1本の直線を受け付け、受け付けた矩形の一辺及び該一辺に連続する他辺夫々の画素数m及びnを求めることによって画素数m及びnを受け付ける構成でも良い。
この場合、表示手段は、原画像におけるm×nの画像範囲を拡大した拡大画像を表示することができる。つまり、ユーザが所望するサイズの画像範囲を拡大して表示することができ、ユーザの利便性を向上させることができる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る撮像装置1の構成を示すブロック図である。撮像装置1は動画像を撮像して表示及び記録するデジタルビデオカメラであり、CPU10、ROM11、RAM12、操作部13、表示部14、撮像部15、画像処理部16、及び記録部17を備える。CPU10は撮像装置1の制御中枢であり、バス又は信号線を介してROM11、RAM12等の夫々に接続されている。CPU10はROM11に記憶された制御プログラム及びデータに従って各部を制御し、RAM12を作業領域として用いて各種処理を実行する。この場合、CPU10は各部を作動させる作動指示及びデータを各部へ送出し、各部は受け付けた作動指示及びデータに従って作動する。
撮像装置1は外部の光を透過するレンズを備え、撮像部15はCCD、CCDへ入射する光の量を調節するための絞り機構(以下、アイリスという)、及びレンズを移動させてCCDとレンズとの間の距離を変更することによって光学的に焦点を合わせる光学ズーム機構(各不図示)を備える。撮像対象からの光は、レンズを透過し、アイリスを通過して、CCDへ入射する。撮像部15のCCDは入射光に応じた電気信号を画像処理部16へ出力する。
画像処理部16は信号処理部161と拡大処理部162とを備える。信号処理部161は、撮像部15のCCDが出力した電気信号を受け付け、図示しないバッファメモリを作業領域として用いて所定の信号処理を行なうことによって、動画像の原画像データを作成する。また、信号処理部161は、原画像データを用いて、原画像を構成している画素の内、CPU10が指定した画素の輝度(明るさ)及び色度(色合い)を検出してCPU10へ送出する。拡大処理部162は、図示しないバッファメモリを作業領域とし、信号処理部161が作成した原画像データを用いて、原画像データに係る原画像の一部を拡大した拡大画像に係る拡大画像データを作成するデジタルズーム機能を有する。
CPU10は、信号処理部161に原画像データを作成させ、拡大処理部162を作動させない。この場合、CPU10は、原画像データを表示部14に入力させ、画像の記録を行なう場合は原画像データを記録部17に入力させる。また、CPU10は、信号処理部161に原画像データを、拡大処理部162に拡大画像データを、夫々作成させる。この場合、CPU10は、拡大画像データを表示部14に入力させ、画像の記録を行なう場合は原画像データを記録部17に入力させる。なお、原画像データ及び拡大画像データを両方とも記録部17に入力させて記録させることも可能なように構成しても良く、拡大画像データのみを記録部17に入力させて記録させることも可能なように構成しても良い。
表示部14は液晶表示パネルを備える。また、操作部13は、表示部14の液晶表示パネルに積層してあるタッチパネル130と、複数のハードキー131,132,…とを備える。タッチパネル130はユーザの指に触れられたこと、即ちユーザによって操作されたことと、操作された位置の仮想的な座標とを検出し、操作部13は、タッチパネル130が検出した座標を示す座標信号をCPU10へ送出する。ここで、タッチパネル130の各座標は、表示部14に表示されている画像の各画素に対応する。また、座標信号は、ユーザの指がタッチパネル130に触れた範囲に含まれる複数点の座標を示す信号である。なお、座標信号は、ユーザの指がタッチパネル130に触れた範囲に含まれる1点の座標を示す信号でも良い。
CPU10は、操作部13のタッチパネル130の所定の座標に各種のソフトキーを設ける。ROM11には、所定の座標を示す座標信号とCPU10に対する作動命令とが関連付けて記憶されており、CPU10は、ソフトキーが操作されたとき、即ちソフトキーを設けている場合に操作部13からの所定の座標を示す座標信号を受け付けたときに、受け付けた座標信号に対応する作動命令をROM11から読み出して、読み出した作動命令に従って作動し、各部を制御する。
操作部13のハードキー131,132,…は、撮像キー131、記録キー132、OKキー133、キャンセルキー134等であり、夫々が操作された場合に、撮像信号、記録信号、OK信号、キャンセル信号等の互いに異なる操作信号をCPU10へ送出する。ROM11には、操作部13からCPU10へ送出される各種操作信号と、CPU10に対する作動命令とが関連付けて記憶されている。CPU10は、操作信号を受け付けた場合に、操作部13が操作されたことを検出し、受け付けた操作信号に対応する作動命令をROM11から読み出して、読み出した作動命令に従って作動し、各部を制御する。なお、ハードキー131,132,…は、ソフトキーとしてタッチパネル130に設ける構成でも良い。
表示部14には、撮像装置1が撮像中の原画像、撮像中の原画像の一部を拡大した拡大画像、撮像し終えた原画像、撮像装置1の作動状況、ユーザに対する操作指示等が表示され、ユーザは表示部14を視認しながら操作部13を操作することによって撮像装置1に各種の作動命令を与える。与えられた作動命令は、少なくともCPU10が与えられた作動命令に従って作動するまで、RAM12に記憶される。
記録部17は可搬性を有する記録媒体を収容し、入力された原画像データを、収容している記録媒体に記録する。また、記録部17は、収容している記録媒体の空き容量を検出して検出結果に応じた信号をCPU10へ送出する。CPU10は、記録媒体の空き容量が所定量以下である場合、記録部17に原画像データの記録を行なわせないか、記録部17が行なっている原画像データの記録を終了させるが、以下では、ユーザの作動命令に従って記録の開始/終了を制御する場合を説明する。なお、記録部17は内蔵のHDDでも良い。
表示部14は、信号処理部161から出力された原画像データ又は記録部17から読み出された原画像データを入力された場合、図示しないバッファメモリを作業領域として、入力された原画像データに係る原画像を表示する。また、表示部14は、拡大処理部162から出力された拡大画像データを入力された場合、入力された拡大画像データに係る拡大画像を表示する。
CPU10は、表示部14に原画像を表示させる場合、表示部14に表示されている原画像の一部の選択を受け付けるために、操作部13からの座標信号の内、原画像が表示されている範囲以内の座標を示す座標信号を受け付ける。また、座標信号を受け付けた場合、CPU10は、拡大表示すべき画像範囲を受け付けるために、操作部13からの座標信号を更に受け付ける。なお、画像範囲のサイズm×nは原画像2の一部21のサイズより小さくても良い。この場合、例えば原画像2の一部21の中心点を含むm×nの矩形が画像範囲として用いられる。
図2は、表示部14に表示される画面の一例を示す模式図である。ここでは、撮像者(撮像装置1のユーザ)から見て手前側の右手に、道を歩く人物が存在し、手前側の左手に、人物から比較的離隔して犬が存在し、人物及び犬の奥側に田畑が存在し、最奥側に遠景として山岳が存在する場合を例示している。この場合、撮像対象は、人物、犬、田畑及び山岳である。
図2(a)は、撮像対象を撮像した原画像2が表示部14の画素数M×N(M,NはM又はNが2以上の自然数)の表示画面全体に表示されている場合を示している。即ち、本実施の形態における原画像の表示サイズはM×Nの画素数を有する。このとき、表示部14には信号処理部161から出力された原画像データが入力されている。
ユーザは、撮像対象を動画像として撮像装置で撮像しつつ、撮像対象の一部である人物の頭部を拡大画像として表示部14で確認したいとき、人物の頭部の画像に対応する位置の画面、即ち操作部13のタッチパネル130に指を触れることによって、表示部14に表示されている原画像2の一部21を選択する。
原画像2の一部21が選択された後で、更に操作部13のタッチパネル130が操作されず、OKキー133が操作されたとき、選択された原画像2の一部21を含み原画像2の表示サイズ(本実施の形態では表示部14の表示画面全体のサイズM×N)より小さいm×n(m,nはm≦Mかつn<N又はm<Mかつn≦Nの自然数)の画素数を有する矩形の画像範囲22が特定される。図2では、画像範囲22の縦横比が表示部14の表示画面全体の縦横比に等しい場合を例示する。なお、原画像2の一部21が選択された後でOKキー133が操作されたときだけでなく、例えば原画像2の一部21が選択されてから所定の時間が経過したときに、画像範囲22が特定される構成でも良い。
なお、画像範囲22のサイズ、即ち矩形の画像範囲22の一辺及び該一辺に直交する他辺夫々の画素数m,nは、デフォルトとしてROM11に記憶してある画素数でも良く、予め操作部13を介してユーザによる画素数の指定を受け付けRAM12に記憶させた画像数でも良いが、m×nのサイズは原画像の表示サイズM×Nより小さい必要がある。
図2(b)は、選択された原画像2の一部21を含む画像範囲22を拡大した拡大画像220が表示部14の表示画面全体に表示されている場合を示している。拡大画像220には、原画像2の表示中に選択された原画像2の一部21に対応する画像210が含まれている。
拡大画像220が表示部14に表示されている場合、表示部14には、拡大画像を表示中であることを報知する報知情報221が拡大画像220に重なるようにして同時的に表示される。このとき、表示部14には、拡大処理部162から出力された拡大画像データが入力されているが、この拡大画像データには、報知情報221のデータも含まれている。報知情報221のデータは、ROM11に記憶されている。
図3は、表示部14に表示される画面の他の例を示す模式図であり、撮像対象は、図2に示す例と同様に、人物、犬、田畑及び山岳である。
図3(a)は、撮像対象を撮像した原画像3が表示部14の表示画面全体に表示されている場合を示している。以下では、人物の頭部の画像に対応する位置の画面にユーザが指を触れることによって表示部14に表示されている原画像3の一部31が選択された後で更に操作部13のタッチパネル130が操作された場合について説明する。
原画像3の一部31を選択した後、ユーザは、操作部13のタッチパネル130の一部(図3(a)に示す△印の一方に対応する範囲)に指を触れ、一部から他部(図3(a)に示す△印の他方に対応する範囲)へ指を動かすことによって、選択された原画像3の一部31を含む矩形の対角線をタッチパネル130上に描く。この場合、表示部14に、描かれた対角線を有する矩形の画像を原画像3に重ねるようにして同時的に表示することが好ましい。ただし、選択した原画像3の一部31を含む矩形のサイズm×nは、原画像3の表示サイズ(本実施の形態では表示部14の表示画面全体のサイズM×N)より小さい必要がある。
なお、矩形の対角線を描くのではなく、矩形の2辺〜4辺を描くか、3点又は4点を指定する等でも良い。また、原画像3の一部31を含まない矩形、又は原画像3の一部31より小さい矩形でも良い。
操作部13は、ユーザによる対角線の描画が実行されている間、操作されている部分の座標信号をCPU10へ連続的に送出し続け、CPU10は、受け付けた一連の座標信号の内、最初に受け付けた座標信号、即ちユーザによる対角線の描画が開始された位置の座標信号と、最後に受け付けた座標信号、即ち対角線の描画が終了した位置の座標信号とを用いて、選択された原画像3の一部31を含むm×nの画像範囲32を特定する。図3では、画像範囲32の縦横比が表示部14の表示画面全体の縦横比とは異なり、画像範囲32が表示部14の表示画面全体に比べて縦に細長い場合を例示する。
図3(b)は、選択された原画像3の一部31を含む画像範囲32を拡大した拡大画像320が表示部14の一部に表示されている場合を示している。拡大画像320には、原画像3の表示中に選択された原画像3の一部31に対応する画像310が含まれている。拡大画像320は、縦方向の画素数が表示部14の表示画面全体における縦方向の画素数に等しく、横方向の画素数が、表示部14の表示画面全体における横方向の画素数より小さい。
拡大画像320が表示部14に表示されている場合にも、表示部14には、拡大画像を表示中であることを報知する報知情報321が拡大画像320と同時的に表示される。
なお、ユーザが操作部13を介して、原画像3の一部31を含まない矩形を撮像装置1に与えた場合、受け付けた矩形のサイズm×nと同一のサイズであり原画像3の一部31を含む矩形が画像範囲として用いられる。
撮像装置1を用いて撮像を行なう場合、ユーザは、撮像装置1の電源をオン状態にし、撮像装置1のレンズを撮像対象に向けて、操作部13の撮像キー131を操作することによって撮像を開始する。撮像キー131が操作された場合、操作部13はCPU10へ撮像信号を送出する。
また、ユーザは、表示部14に表示された原画像を視認して、原画像の表示を継続させるか、原画像の一部を拡大した拡大画像に切り替えるかを判断し、拡大画像に切り替える場合は操作部13のタッチパネル130を操作する。更にユーザは、表示部14に表示された拡大画像を視認して、拡大画像の表示を継続するか、拡大画像の表示をキャンセルして原画像の表示に戻すかを判断し、原画像に戻す場合は操作部13のキャンセルキー134を操作する。キャンセルキー134が操作された場合、操作部13はCPU10へキャンセル信号を送出する。
更に、ユーザは、表示部14に表示された原画像又は拡大画像を視認して、撮像装置1で撮像した原画像を記録するか否かを判断し、記録する場合は操作部13の記録キー132を操作する。更にまた、原画像の記録中に、ユーザは原画像の記録を継続するか否かを判断し、記録を終了する場合は操作部13の記録キー132を再び操作する。
また、ユーザは操作部13の撮像キー131を再び操作することによって撮像を終了する。
図4は、CPU10が実行する撮像処理の手順を示すフローチャートである。
CPU10は、操作部13からの撮像信号を受け付けたか否かを判定し(S11)、受け付けていない場合(S11でNO)、受け付けるまで待機する。操作部13からの撮像信号を受け付けた場合(S11でYES)、CPU10は、撮像部15へ撮像指示を送出する(S12)ことによって、撮像部15を制御して撮像を開始させ、CCDへの入射光に応じた電気信号を画像処理部16へ出力させる。また、CPU10は、画像処理部16の信号処理部161へ原画像データ作成指示を送出する(S13)ことによって、信号処理部161を制御して原画像データを作成させる。
次にCPU10は、信号処理部161へ、原画像データの表示部14への出力指示を送出し(S14)、表示部14へ原画像表示指示を送出する(S15)ことによって、信号処理部161を制御して表示部14へ原画像データを出力させ、表示部14を制御して、表示部14に入力された原画像データに係る原画像を表示させる。
更にCPU10は、表示部14に拡大画像を表示していることを示す拡大画像表示中フラグFD、及び記録部17にて原画像データを記録中であることを示す原画像記録中フラグFRを“0”にリセットする(S16)。フラグFD,FRが立っている場合、つまりフラグFD,FR=1である場合、表示部14は拡大画像を表示しており、記録部17は原画像データを記録している。また、フラグFD,FRが立っていない場合、つまりフラグFD,FR=0である場合、表示部14は拡大画像を表示しておらず(原画像を表示しており)、記録部17は原画像データを記録していない。
CPU10は、操作部13からの記録信号を受け付けたか否かを判定し(S17)、受け付けた場合(S17でYES)、即ちユーザによって操作部13の記録キー132が操作された場合、記録処理を行なうサブルーチン(図5参照)を呼び出し、実行する(S18)。S18の処理完了後、又は操作部13からの記録信号を受け付けていない場合(S17でNO)、CPU10は、拡大画像表示中フラグFD=0であるか否かを判定し(S19)、FD=0である場合は(S19でYES)、操作部13からの座標信号を受け付けたか否かを判定し(S20)、FD=1である場合は(S19でNO)、操作部13からのキャンセル信号を受け付けたか否かを判定する(S21)。
操作部13からの座標信号を受け付けた場合(S20でYES)、又は操作部13からのキャンセル信号を受け付けた場合(S21でYES)、CPU10は、表示処理を行なうサブルーチン(図6及び図7参照)を呼び出し、実行する(S22)。S22の処理完了後か、操作部13からの座標信号を受け付けていない場合(S20でNO)か、又は、操作部13からのキャンセル信号を受け付けていない場合(S21でNO)、CPU10は、操作部13からの撮像信号を再び受け付けたか否かを判定する(S23)。撮像信号を受け付けていない場合(S23でNO)、CPU10は処理をS17へ戻して、撮像信号を受け付けるまで撮像を継続する。
操作部13からの撮像信号を再び受け付けた場合(S23でYES)、CPU10は撮像を終了すると判定し、各部へ作動終了指示を送出して、撮像処理を一旦終了し、処理をS11へ戻して、撮像信号を受け付けるまで、即ちユーザによって撮像キー131が操作されるまで待機する。撮像処理が終了してCPU10が待機中である場合、撮像部15における電気信号の出力、並びに信号処理部16における原画像データの作成及び出力は行なわれない。このため、表示部14における原画像又は拡大画像の表示、拡大処理部162における拡大画像データの作成及び出力、記録部17における原画像データの記録等も行なわれない。
図5は、CPU10が実行する記録処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。CPU10は、原画像記録中フラグFR=0であるか否かを判定する(S31)。FR=0である場合(S31でYES)、即ち原画像の記録を行なっていない場合、S17にて記録信号を受け付けたCPU10は、信号処理部161へ、原画像データの記録部17への出力指示を送出し(S32)、記録部17へ原画像データ記録指示を送出する(S33)ことによって、信号処理部161を制御して記録部17へ原画像データを出力させ、記録部17を制御して、入力された原画像データを記録させる。更に、CPU10は、原画像記録中フラグFRに“1”をセットしてから(S34)、記録処理を終了して処理を撮像処理へ戻す。
FR=1である場合(S31でNO)、即ち原画像の記録を行なっている場合、S17にて記録信号を受け付けたCPU10は、信号処理部161へ、原画像データの記録部17への出力終了指示を送出し(S35)、記録部17へ原画像データ記録終了指示を送出する(S36)ことによって、信号処理部161を制御して記録部17への原画像データの出力を終了させ、記録部17を制御して原画像データの記録を終了させる。更に、CPU10は、原画像記録中フラグFRを“0”にリセットし(S37)、記録処理を終了して処理を撮像処理へ戻す。
図6及び図7は、CPU10が実行する表示処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。
CPU10は、拡大画像表示中フラグFD=0であるか否かを判定し(S50)、FD=0である場合(S50でYES)、即ち表示部14における原画像の表示を行なっている場合、S20にて操作部13からの座標信号を受け付けたCPU10は、更に座標信号を受け付けたか否かを判定する(S61)。即ちCPU10は、ユーザが原画像の一部の選択後、拡大すべき画像範囲に係る矩形の対角線をタッチパネル130に描画し、この対角線の描画に係る一連の座標信号を受け付けたか否かを判定する。
一連の座標信号を更に受け付けた場合(S61でYES)、CPU10は、S61で受け付けた座標信号が示す座標に基づいて、画素数m及びnを算出する(S62)。このとき、CPU10は、一連の座標信号の内、最初と最後とに受け付けた座標信号を用い、この最初と最後とに受け付けた座標信号が夫々示す複数点の座標の内、各1点の代表的な座標、例えば中心点の座標を算出し、算出した座標に基づいて、ユーザが描画した矩形のサイズm×nを算出する。
一連の座標信号を受け付けていない場合(S61でNO)、即ち、ユーザが原画像の一部を選択した後で、例えばOKキー133を操作し、OKキー133が操作された操作部13からのOK信号をCPU10が受け付けた場合、CPU10は、ROM11に記憶してあるデフォルトの画素数m及びnか、又はRAM12に記憶してある予めユーザが設定した画素数m及びnを読み出す(S63)。
次にCPU10は、拡大表示すべき画像範囲を特定する(S64)。S61にて座標信号を受け付けている場合、CPU10は、S62にて画素数m,nを算出するために用いた代表的な座標に基づいて、m×nの矩形の画像範囲の座標を算出し、算出した座標に対応する画素群の原画像データを特定する。
ただし、ここで算出した矩形の画像範囲内に、S20にて受け付けた座標信号が示す座標含まれていない場合、CPU10はS62にて算出した画素数m,nに基づいて、S20にて受け付けた座標信号が示す座標が含まれるm×nの矩形の画像範囲(例えば、m×nの矩形範囲の中心点に、S20にて受け付けた座標信号が示す座標の中心点が一致する矩形の画像範囲)の座標を算出し、算出した座標に対応する画素群の原画像データを特定する。
S61にて座標信号を受け付けていない場合、CPU10はS63にて読み出した画素数m,nに基づいて、S20にて受け付けた座標信号が示す座標が含まれるm×nの矩形の画像範囲の座標を算出し、算出した座標に対応する画素群の原画像データを特定する。
次にCPU10は、信号処理部161へ、画像範囲に対応する原画像データの拡大処理部162への出力指示を送出し(S65)、拡大処理部162へ拡大画像データ作成指示を送出することによって(S66)、信号処理部161を制御してS64にて特定した画像範囲に対応するm×nの画素群の原画像データを拡大処理部162へ出力させ、拡大処理部162を制御して拡大画像データを作成させる。なお、拡大画像データを作成する場合、画像範囲に対応するm×nの原画像データのみならず、m×nの原画像データの近傍の原画像データも併用して良い。
また、CPU10はROM11から報知情報のデータを読み出し(S67)、拡大処理部162を制御して、読み出したデータを拡大画像データの所定の位置に含ませる。更にCPU10は、信号処理部161へ、原画像データの表示部14への出力終了指示を送出し(S68)、拡大処理部162へ、拡大画像データの表示部14への出力指示を送出し(S69)、表示部14へ拡大画像及び報知情報表示指示を送出する(S70)。以上のことによって、CPU10は、信号処理部161を制御して原画像データの表示部14への出力を停止させ、拡大処理部162を制御して表示部14へ報知情報のデータを含む拡大画像データを出力させ、表示部14を制御して、原画像の代わりに、入力された拡大画像データに係る拡大画像及び報知情報を表示させる。
S70の処理の完了後、CPU10は、拡大画像表示中フラグFDに“1”をセットしてから(S71)、表示処理を終了して処理を撮像処理へ戻す。
FD=1である場合(S50でNO)、即ち表示部14における拡大画像の表示を行なっている場合、操作部13からのキャンセル信号を受け付けたCPU10は、信号処理部161へ、画像範囲に対応する原画像データの拡大処理部162への出力終了指示を送出し(S81)、拡大処理部162へ、拡大画像データの作成終了指示を送出し(S82)、信号処理部161へ、原画像データの表示部14への出力指示を送出し(S83)、表示部14へ原画像表示指示を送出する(S84)。
以上のことによって、CPU10は、信号処理部161を制御してS64にて特定した画像範囲に対応するm×nの原画像データの拡大処理部162への出力を終了させ、拡大処理部162を制御して拡大画像データの作成及び表示部14への出力を終了させ、信号処理部161を制御して表示部14へ原画像データを出力させ、表示部14を制御して、拡大画像及び報知情報の代わりに、入力された原画像データに係る原画像を表示させる。
S84の処理の完了後、CPU10は、拡大画像表示中フラグFDを“0”にリセットし(S85)、表示処理を終了して処理を撮像処理へ戻す。
つまり、撮像処理のS13の処理完了後、S23でYESになるまで、撮像部15における電気信号の出力、及び信号処理部161における原画像データの作成が継続される。また、撮像処理のS20にてNOの場合又はS21にてYESの場合、表示部14における原画像の表示が継続又は実行される。更に、撮像処理のS20にてYESの場合又はS21にてNOの場合、拡大処理部162における拡大画像データの作成、並びに表示部14における拡大画像及び報知情報の表示が実行又は継続される。更にまた、記録処理のS33の処理完了後、S36の処理完了まで、表示部14に原画像が表示されている場合も拡大画像が表示されている場合も、記録部17における原画像データの記録が継続される。
さて、撮像装置1は、デフォルトでは、表示部14に表示された原画像の例えば中点に係る撮像対象に対して焦点を合わせ、絞りを調整し、ホワイトバランスを調整する。図2(a)に示す原画像2の場合、デフォルトでは、原画像2の中央の田畑に対して焦点が合い、絞り及びホワイトバランスが調整されることになる。
以下では、原画像の選択された一部に係る撮像対象、即ちユーザによって選択された撮像対象の一部に対して焦点を合わせ、絞りを調整し、選択された一部に対してホワイトバランスを調整する場合について説明する。ユーザは操作部13を操作して、撮像対象のユーザが選択した一部に対して焦点を合わせるAF命令、撮像対象のユーザが選択した一部に対して絞りを調整するAE命令、及び/又は撮像対象のユーザが選択した一部の画像に対してホワイトバランスを調整するAWB命令を撮像装置1に予め与えておく。
画像の一部に係る撮像対象に対して絞りを調整する具体的な処理は特許文献1に詳述されているため、ここでは要点のみ説明する。画像の一部に係る撮像対象に対して絞りを調整する場合、撮像装置1は、画像の一部に対応する画像データの輝度を信号処理部161に検出させ、検出された輝度(以下、検出輝度という)と所定の基準輝度とを比較し、検出輝度が所定の基準輝度と一致するときは、現行の絞りを保持する。一方、検出輝度が所定の基準輝度より大きいとき、撮像装置1は、信号処理部161に設定されている絞りに関するパラメタ(以下、AGCという)が所定の最小値より大きいか否かを判定し、AGCが最小値より大きい場合はAGCを所定の値だけ減少させ、AGCが最小値である場合は撮像部15のアイリスを閉じる。
更に、検出輝度が所定の基準輝度より小さいとき、撮像装置1は、アイリスが最大限に開いているか否かを判定し、アイリスが全開である場合はAGCを所定の値だけ増加させ、アイリスが全開でない場合はアイリスを開く。アイリスを開閉するかAGCを変更する都度、撮像装置1は、信号処理部161に画像の一部に対応する画像データの輝度を新たに検出させ、得られた検出輝度が所定の基準輝度と一致するまでアイリスの開閉させるかAGCを変更する手順を繰り返す。
画像の一部に対してホワイトバランスを調整する場合、撮像装置1は、輝度の代わりに画像の一部に対応する画像データの色度を用いて、絞りを調整する場合と同様の手順で調整する。
また、画像の一部に係る撮像対象に対して焦点を合わせる場合、撮像装置1は、絞りを調整する場合と略同様の手順で行なうが、アイリスの開閉ではなくレンズの位置を変更する点が異なる。レンズの位置を変更するか焦点に関するパラメタを変更する都度、撮像装置1は、画像の一部に対応する画像データの輝度を新たに取得し、得られた輝度が極大値になるまでレンズの位置又はパラメタを変更する手順を繰り返す。ただし、輝度の極大値を求めるために、今回取得した輝度と比較すべき基準輝度として、前回取得した輝度が用いられる。なお、焦点を合わせる際に、レンズの位置及び焦点に関するパラメタの内、一方だけを変更する(光学ズーム及びデジタルズームの一方だけを行なう)構成でも良い。
図8及び図9は、CPU10が実行する画像調整処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。画像調整処理は、撮像処理のS20でYESの場合、即ち原画像の一部の選択を受け付けた場合、撮像処理又は表示処理に適宜割り込んで実行される。
CPU10は、撮像対象のユーザが選択した一部に対して焦点を合わせるAF命令がRAM12に記憶してあるか否かを判定し(S91)、AF命令が記憶してあると判定した場合(S91でYES)、S20にて受け付けた座標に対応する画素群を特定し、特定した画素群の輝度を信号処理部161に検出させる輝度検出指示を信号処理部161へ送出する(S92)。輝度検出指示を受け付けた信号処理部161は、CPU10が特定した画素群の輝度を検出して、検出した輝度(検出輝度)をCPU10へ送出する。
CPU10は、受け付けた検出輝度を焦点に関する基準輝度と比較することによって、検出輝度が極大値であるか否かを判定し(S93)、検出輝度が極大値ではない場合(S93でNO)、撮像部15又は信号処理部161へ、検出輝度に応じて、撮像部15の光学ズーム機構を駆動しレンズの位置を変更させるか、信号処理部161に設定されている焦点に関する所要のパラメタを変更させる状態変更指示を送出する(S94)。状態変更指示を受け付けた撮像部15又は信号処理部161は、レンズの位置又はパラメタの変更を行なう。更にCPU10は、S93で検出輝度が極大値か否かを判定するための焦点に関する基準輝度を、S92で検出された検出輝度に応じて変更し(S95)、RAM12に記憶させて、処理をS92へ戻す。
検出輝度が極大値である場合(S93でYES)、又はAF命令がRAM12に記憶されていないと判定した場合(S91でNO)、CPU10は、撮像対象のユーザが選択した一部に対して絞りを調整するAE命令がRAM12に記憶してあるか否かを判定し(S96)、AE命令が記憶してあると判定した場合(S96でYES)、S20にて受け付けた座標に対応する画素群を特定し、特定した画素群の輝度を信号処理部161に検出させる輝度検出指示を信号処理部161へ送出する(S97)。輝度検出指示を受け付けた信号処理部161は、CPU10が特定した画素群の輝度を検出して、検出輝度をCPU10へ送出する。
次に、CPU10は、受け付けた検出輝度を絞りに関する基準輝度と比較することによって、検出輝度が基準輝度に一致するか否かを判定し(S98)、検出輝度と基準輝度とが一致しない場合(S98でNO)、撮像部15又は信号処理部161へ、検出輝度に応じて、撮像部15のアイリスの開閉を変更させるか、信号処理部161に設定されているAGCを変更させる状態変更指示を送出する(S99)。状態変更指示を受け付けた撮像部15又は信号処理部161は、アイリスの開閉の度合又はAGCの変更を行なう。更にCPU10は、処理をS97へ戻す。
検出輝度が基準輝度に一致する場合(S98でYES)、又はAE命令がRAM12に記憶されていないと判定した場合(S96でNO)、CPU10は、撮像対象のユーザが選択した一部の画像に対してホワイトバランスを調整するAWB命令がRAM12に記憶してあるか否かを判定し(S101)、AWB命令が記憶してあると判定した場合(S101でYES)、S20にて受け付けた座標に対応する画素群を特定し、特定した画素群の色度を信号処理部161に検出させる色度検出指示を信号処理部161へ送出する(S102)。色度検出指示を受け付けた信号処理部161は、CPU10が特定した画素群の色度を検出して、検出した色度(検出色度)をCPU10へ送出する。
次に、CPU10は、受け付けた検出色度をホワイトバランスに関する基準色度と比較することによって、検出色度が基準色度に一致するか否かを判定し(S103)、検出色度と基準色度とが一致しない場合(S103でNO)、撮像部15又は信号処理部161へ、検出色度に応じて、撮像部15のアイリスの開閉を変更させるか、信号処理部161に設定されているホワイトバランスに関する所定のパラメタを変更させる状態変更指示を送出する(S104)。状態変更指示を受け付けた撮像部15又は信号処理部161は、アイリスの開閉の度合又はパラメタの変更を行なう。更にCPU10は、処理をS102へ戻す。
検出色度が基準色度に一致する場合(S103でYES)、又はAWB命令がRAM12に記憶されていないと判定した場合(S101でNO)、CPU10は、画像調整処理を終了する。
このようにして、焦点、絞り、ホワイトバランスが変更された場合、変更された焦点、絞り、ホワイトバランスは、変更後に信号処理部161が作成する原画像データに常に影響する。このため、変更された焦点、絞り、ホワイトバランスの影響は、記録部17に記録される原画像データ及び拡大処理部162が作成する拡大画像データにも及んでおり、更には、表示部14に表示される原画像又は拡大画像にも及んでいる。
以上のような撮像処理、記録処理、表示処理及び画像調整処理における撮像部15及び信号処理部161は、CPU10に制御されて、撮像対象を撮像して画像データを作成する撮像手段として機能する。また、表示部14は、撮像手段が作成した画像データに係る画像を表示する表示手段として機能する。更に、CPU10は、S20にて操作部13からの座標情報を受け付けることにより、表示手段に表示されている画像の一部の選択を受け付ける選択受付手段として機能する。
CPU10は、表示手段に表示されている画像の一部の選択を選択受付手段が受け付けた場合、選択された一部を含む画像範囲を特定する特定手段として機能する。また、拡大処理部162は、CPU10に制御されて、特定手段が特定した画像範囲を表示手段の表示サイズ以下のサイズに拡大した拡大画像に係る拡大画像データを作成する拡大手段として機能する。更に、表示手段は、拡大手段が作成した拡大画像データに係る拡大画像を表示するようにしてある。なお、拡大画像のサイズを受け付けても良い。また、拡大画像のサイズが表示部14の表示サイズより小さい場合、拡大画像と原画像の一部とを組み合わせた画像を表示部14に表示する構成でも良い。
また、CPU10は、信号処理部161が出力した画像データを記録部17に入力して記録媒体に記録させ、拡大処理部162が出力した画像データを記録部17に入力せず、このため記録部17は拡大処理部162が出力した画像データを記録媒体に記録しない。つまり、記録部17は、表示手段である表示部14が原画像を表示する場合、及び、表示手段が拡大画像を表示する場合に、撮像手段が作成した画像データを記憶する記憶手段として機能する。
更に、表示部14は、拡大画像と共に報知情報を表示することによって、表示手段が拡大画像を表示する場合に、拡大画像を表示中であることを報知する報知手段として機能する。なお、表示部14に報知情報を表示する構成ではなく、例えば撮像装置1にLEDを設け、LEDを点灯/消灯/点滅させることによって、ユーザに対し、拡大画像を表示中であることを報知する構成でも良い。
更にまた、CPU10は、S61にて操作部13からの座標信号を受け付け、受け付けた座標信号が示す座標に基づいて画素数m及びnを算出することにより、画素数m及びnを受け付ける画素数受付手段として機能する。また、画素数受付手段が画素数m及びnを受け付けた場合、特定手段であるCPU10は、選択された一部を含む画像範囲としてm×nの画像範囲を用いるようにしてある。
なお、操作部13にテンキーを設けて、ユーザがテンキーから直接的に画素数m,nの数値を入力する構成でも良い。また、原画像の半分の大きさ、原画像の四半分の大きさ等の選択肢をユーザに提示して選択させ、選択肢が選択された場合に、選択された選択肢に対応する画素数m,nが入力されたと判定する構成でも良い。
また、CPU10は、表示手段に表示されている画像の一部の選択を選択受付手段が受け付けた場合、選択された一部に係る撮像対象に対して撮像手段の焦点を合わせる焦点合致手段として機能し、撮像手段は、焦点合致手段が合わせた焦点で撮像対象を撮像して画像データを作成するようにしてある。更に、CPU10は、表示手段に表示されている画像の一部の選択を選択受付手段が受け付けた場合、選択された一部に係る撮像対象に対して撮像手段の絞りを調整する絞り調整手段として機能し、撮像手段は、絞り調整手段が調整した絞りで撮像対象を撮像して画像データを作成するようにしてある。
更にまた、CPU10は、表示手段に表示されている画像の一部の選択を選択受付手段が受け付けた場合、選択された一部に対してホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整手段として機能し、撮像手段は、ホワイトバランス調整手段が調整したホワイトバランスで画像データを作成するようにしてある。
以上のような撮像装置1は、原画像の一部が選択されていない場合、表示部14に原画像を表示することができる。また、原画像の一部が選択された場合、撮像装置1は、表示部14に拡大画像を表示することができる。この結果、撮像装置1を用いて撮像対象を撮像中に撮像対象の一部の拡大画像を表示部14で確認したい場合、ユーザは撮像対象の一部に対応する画像の一部に指を触れるだけで、表示部14に撮像対象の画像の一部を大きく表示させることができる。また、撮像対象の画像の一部を拡大表示している間にも、即ち拡大画像を表示している間にも、撮像装置1は撮像対象を撮像し続け、記憶部17に原画像データを記憶させることができる。
本実施の形態の撮像装置1は、拡大画像データを記録しないが、例えば撮像終了後に、記憶部17に記録させた原画像データを用いて拡大画像データを作成することができる。このため、例えば原画像データと拡大画像データとを同時的に記憶する場合よりも記憶手段の記憶容量を低減することができ、また、撮像中の撮像装置1のデータ記憶処理を簡易にすることができる。
また、撮像装置1は、原画像の一部が選択された場合、選択された一部に係る撮像対象に対して焦点を合わせた原画像データを作成することができ、更に、選択された一部に係る撮像対象に対して絞りを調整した原画像データを作成することができ、更にまた、選択された一部に対してホワイトバランスを調整した原画像データを作成することができる。
また、撮像装置1は、表示部14に拡大画像を表示すると共に報知情報も表示することができ、ユーザに対して、表示部14に原画像を表示しているか拡大画像を表示しているかを報知することができる。更に、撮像装置1は、拡大表示すべき画像範囲のサイズを受け付けて、ユーザが所望するサイズの画像範囲を拡大表示することができる。
なお、本実施の形態においては、撮像装置1としてデジタルビデオカメラを例示したが、デジタルスチルカメラでも良い。また、本実施の形態においては、原画像及び拡大画像の両方が動画像であるが、これに限るものではなく、例えば拡大画像が静止画像でも良い。更に、拡大画像の一部を選択して、選択した一部を含む画像範囲を拡大した拡大画像を表示することが可能な構成でも良い。更にまた、原画像の一部を拡大して拡大画像を表示する際に、本実施の形態においてはデジタルズームで拡大しているが、光学ズームで拡大する構成でも良い。
本発明に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る撮像装置の表示部に表示される画面の一例を示す模式図である。 本発明に係る撮像装置の表示部に表示される画面の他の例を示す模式図である。 本発明に係る撮像装置の撮像処理の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る撮像装置の記録処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明に係る撮像装置の表示処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明に係る撮像装置の表示処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明に係る撮像装置の画像調整処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明に係る撮像装置の画像調整処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮像装置
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 操作部
130 タッチパネル
14 表示部(表示手段,報知手段)
15 撮像部(撮像手段)
16 画像処理部
161 信号処理部(撮像手段)
162 拡大処理部(拡大手段)
17 記録部(記憶手段)

Claims (5)

  1. 撮像対象を撮像して画像データを作成する撮像手段と、該撮像手段による撮像中に、前記撮像手段が作成した画像データに係る画像を表示する表示手段とを備える撮像装置において、
    前記表示手段に表示されている画像の一部の選択を受け付ける選択受付手段と、
    該選択受付手段が前記選択を受け付けた場合、選択された一部を含む画像範囲を特定する特定手段と、
    該特定手段が特定した画像範囲を前記表示手段の表示サイズ以下のサイズに拡大した拡大画像に係る拡大画像データを作成する拡大手段と
    を備え、
    前記表示手段は、前記撮像手段による撮像中に、前記拡大手段が作成した拡大画像データに係る拡大画像を表示するようにしてあり、
    前記表示手段が前記拡大画像を表示する場合に、前記撮像手段が作成した画像データを記憶する記憶手段と、
    前記表示手段に表示されている画像の選択された一部に係る撮像対象に対して前記撮像手段の焦点を合わせる焦点合致手段と、
    該焦点合致手段による合焦の実行命令を受け付ける焦点合致命令受付手段と
    を更に備え、
    前記焦点合致命令受付手段が実行命令を受け付けた場合に、前記選択受付手段が前記選択を受け付けたとき、前記焦点合致手段が合わせた焦点で前記撮像手段が前記撮像対象を撮像して画像データを作成するようにしてあることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記表示手段に表示されている画像の選択された一部に係る撮像対象に対して前記撮像手段の絞りを調整する絞り調整手段と、
    該絞り調整手段による調整の実行命令を受け付ける絞り調整命令受付手段と
    を備え、
    前記絞り調整命令受付手段が実行命令を受け付けた場合に、前記選択受付手段が前記選択を受け付けたとき、前記絞り調整手段が調整した絞りで前記撮像手段が前記撮像対象を撮像して画像データを作成するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記表示手段に表示されている画像の選択された一部に対してホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整手段と、
    該ホワイトバランス調整手段による調整の実行命令を受け付けるホワイトバランス調整命令受付手段と
    を備え、
    前記ホワイトバランス調整命令受付手段が実行命令を受け付けた場合に、前記選択受付手段が前記選択を受け付けたとき、前記ホワイトバランス調整手段が調整したホワイトバランスで前記撮像手段が画像データを作成するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示手段が前記拡大画像を表示する場合に、拡大画像を表示中であることを報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れかひとつに記載の撮像装置。
  5. 前記画像の表示サイズはM×N(M,NはM又はNが2以上の自然数)の画素数を有し、
    画素数m及びn(m,nはm≦Mかつn<N又はm<Mかつn≦Nの自然数)を受け付ける画素数受付手段を備え、
    該画素数受付手段が画素数m及びnを受け付けた場合、前記特定手段は、前記画像範囲としてm×nの画像範囲を用いるようにしてあることを特徴とする請求項1乃至の何れかひとつに記載の撮像装置。
JP2004168964A 2004-06-07 2004-06-07 撮像装置 Expired - Fee Related JP4307333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004168964A JP4307333B2 (ja) 2004-06-07 2004-06-07 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004168964A JP4307333B2 (ja) 2004-06-07 2004-06-07 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005348363A JP2005348363A (ja) 2005-12-15
JP4307333B2 true JP4307333B2 (ja) 2009-08-05

Family

ID=35500274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004168964A Expired - Fee Related JP4307333B2 (ja) 2004-06-07 2004-06-07 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4307333B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9524040B2 (en) 2012-03-08 2016-12-20 Samsung Electronics Co., Ltd Image editing apparatus and method for selecting area of interest

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4621992B2 (ja) * 2006-09-19 2011-02-02 富士フイルム株式会社 撮影装置および撮影方法
JP4924011B2 (ja) * 2006-12-22 2012-04-25 コニカミノルタオプト株式会社 駆動装置、および撮像装置
JP5046809B2 (ja) * 2007-09-04 2012-10-10 キヤノン株式会社 画像処理装置及び方法、及び撮像装置
JP2011050038A (ja) * 2009-07-27 2011-03-10 Sanyo Electric Co Ltd 画像再生装置及び撮像装置
JP5855454B2 (ja) * 2011-12-28 2016-02-09 オリンパス株式会社 撮像装置
JP2020014160A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 国立大学法人 筑波大学 透過型ヘッドマウントディスプレイ装置及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9524040B2 (en) 2012-03-08 2016-12-20 Samsung Electronics Co., Ltd Image editing apparatus and method for selecting area of interest

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005348363A (ja) 2005-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7880792B2 (en) Image capturing apparatus with through image display function
JP2007184683A (ja) 画像データ処理装置及び方法
US9569814B2 (en) Display control apparatus, image capture apparatus, display control method, and image capture apparatus control method
JP2007295183A (ja) 画像再生装置、画像再生方法、画像再生プログラム及び撮像装置
US20110019066A1 (en) Af frame auto-tracking system
JP2018125612A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6460868B2 (ja) 表示制御装置およびその制御方法
JP6253007B2 (ja) 表示装置
US10388035B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP4490888B2 (ja) 撮影装置
JP4916403B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP4307333B2 (ja) 撮像装置
JP2021021857A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2014017665A (ja) 表示制御装置、表示制御装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP7049179B2 (ja) 撮像制御装置およびその制御方法、プログラム並びに記憶媒体
JP6611575B2 (ja) 撮像制御装置およびその制御方法
JP7027207B2 (ja) 表示制御装置、その制御方法およびプログラム
JP2019012900A (ja) 撮像制御装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2017192123A (ja) 画像記録装置およびその制御方法
JP5623247B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5200534B2 (ja) 撮像装置及びプログラム
JP6779777B2 (ja) 撮像制御装置およびその制御方法
US11330187B2 (en) Electronic apparatus, method of controlling electronic apparatus, and storage medium
US12002437B2 (en) Display control apparatus and control method therefor
JP7077022B2 (ja) 電子機器及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090428

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees