JP4305317B2 - シフトレジスタ回路および表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シフトレジスタ回路および表示装置に関し、特にレベルシフト機能付きシフトレジスタ回路および当該シフトレジスタ回路を駆動回路の一部に用いた表示装置に関する。
シフトレジスタ回路として、動作の基準となるクロックパルスを第1の振幅から第2の振幅にレベルシフト(レベル変換)するレベルシフト機能付きのシフトレジスタ回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のシフトレジスタ回路は、表示装置や撮像装置に用いられるスキャナを構成するシフトレジスタ回路として用いられる。
図23は、レベルシフト機能付きシフトレジスタ回路の1転送段(シフト回路)の構成の一例を示す回路図である。図23に示すように、本例に係るシフト回路(転送段)100は、カレントミラー回路101を基本回路とする構成となっている。カレントミラー回路101は、ゲートが相互に接続されたNchMOSトランジスタ(以下、「NMOSトランジスタ」と略記する)n101,n102からなり、一方のNMOSトランジスタn101がゲートとドレインが共通接続されたダイオード接続となっている。NMOSトランジスタn101,n102の各ソースには、低電圧振幅(例えば、0[V]−3[V])の逆相のクロックCK,xCKがそれぞれ入力される。
カレントミラー回路101において、NMOSトランジスタn102のドレイン出力がVSS−VDDの高電圧振幅(例えば、0[V]−8[V])を有し、インバータ102で反転後転送パルスOUTとして出力される。NMOSトランジスタn101,n102の各ドレインと電源電位VDDとの間には、PchMOSトランジスタ(以下、「PMOSトランジスタ」と略記する)p101,p102がそれぞれ接続されている。
NMOSトランジスタn101のドレインと電源電位VSSとの間には、NMOSトランジスタn103,n104が直列に接続されている。NMOSトランジスタn103のゲートには、転送パルスINがインバータ103で反転されて与えられる。NMOSトランジスタn104のゲートには、NMOSトランジスタn102のドレイン出力が直接与えられる。
PMOSトランジスタp101のゲートで電源電位VDDとの間には、PMOSトランジスタp103,p104が直列に接続されている。PMOSトランジスタp102のゲートで電源電位VDDとの間には、PMOSトランジスタp105,p106が直列に接続されている。NMOSトランジスタn102のドレイン(PMOSトランジスタp102のドレイン)と電源電位VDDとの間には、PMOSトランジスタp107,p108が並列に接続されている。
PMOSトランジスタp103,p105,p107の各ゲートには、インバータ102で反転後のNMOSトランジスタn102のドレイン出力、即ち転送パルスOUTが与えられる。PMOSトランジスタp104,p106,p108の各ゲートには、転送パルスINが直接与えられる。
PMOSトランジスタp101のゲートには、互いに並列に接続されたNMOSトランジスタn105,n106を介してクロックパルスxCKが与えられる。PMOSトランジスタp102のゲートには、互いに並列に接続されたNMOSトランジスタn107,n108を介してクロックパルスCKが与えられる。NMOSトランジスタn105,n107の各ゲートには、転送パルスINが直接与えられる。NMOSトランジスタn106,n108の各ゲートには、転送パルスOUTが与えられる。
NMOSトランジスタn103のゲートと電源電位VDDとの間、NMOSトランジスタn102のドレイン(PMOSトランジスタp102のドレイン)と電源電位VDDとの間には、PMOSトランジスタp109,p110がそれぞれ接続されている。PMOSトランジスタp109,p110の各ゲートには、Lowアクティブのリセットパルスrstが与えられる。
上述した回路構成から明らかなように、本従来例に係るシフトレジスタ回路のシフト回路100は、カレントミラー回路101を用いたカレントミラー型レベルシフト回路とクロック抜きシフト回路とを組み合わせた構成となっており、転送パルスINがHighまたは転送パルスOUTがHighのときに当該レベルシフト回路が動作するようになっている。
特開2002−287711号公報
上記構成の従来例に係るレベルシフト機能付きシフト回路100では、カレントミラー回路101を基本とする回路構成となっていることから、電源電位VDDとクロックパルスCK,XCKの間(図中点線の矢印で示した部分)にレベルシフト回路駆動時に常にリーク電流(貫通電流)が流れることになるため、このリーク電流がシフトレジスタ回路の消費電力を高める原因となっていた。
また、VDD−CK,XCK間にリークがあることで、クロックパルスCK,xCKには当該リークを吸収するための出力能力が要求されるため、クロックパルスCK,xCKの負担が大きく、さらにはカレントミラー回路101を構成する対のNMOSトランジスタn101,n102の特性が同じである必要があるため、トランジスタ特性のばらつきに弱いという課題もある。
特に、従来のシフトレジスタ回路では、上記構成のレベルシフト機能付きシフト回路100を単純に複数段縦続接続し、互いに逆相のクロックパルスCK,xCKによって転送駆動を行う構成となっているため、クロックパルスCK,xCKの周波数を簡単に下げることができず、したがってこれらクロックパルスCK,xCKを発生するクロック発生回路への負担を軽減することが難しいという課題もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、クロック発生回路への負担の軽減を可能としたシフトレジスタ回路および当該シフトレジスタ回路を駆動回路の一部として搭載した表示装置を提供することにある。
本発明はさらに、消費電力を低減できるとともに、トランジスタ特性のばらつきに強いシフトレジスタ回路および当該シフトレジスタ回路を駆動回路の一部として搭載した表示装置を提供することを他の目的とする。
本発明によるシフトレジスタ回路は、
入力される制御パルスがアクティブ状態のときで、かつ第1の振幅の第1のクロックパルスが低レベルのときに前記第1の振幅よりも大きい第2の振幅の第1の転送パルスを出力する第1のシフト回路と、
前記第1の転送パルスがアクティブ状態のときで、かつ前記第1のクロックパルスと同一周波数でかつ当該第1のクロックパルスに対して位相が1/4周期ずれた前記第1の振幅の第2のクロックパルスが低レベルのときに前記第2の振幅の第2の転送パルスを出力する第2のシフト回路と、
第2の転送パルスがアクティブ状態のときで、かつ前記第1のクロックパルスが高レベルのときに前記第2の振幅の第3の転送パルスを出力する第3のシフト回路と、
前記第3の転送パルスがアクティブ状態のときで、かつ前記第2のクロックパルスが高レベルのときに前記第2の振幅の第4の転送パルスを出力する第4のシフト回路とを有し、
前記第1のシフト回路と前記第2のシフト回路とを縦続接続して第1のシフト回路対とし、前記第3のシフト回路と前記第4のシフト回路とを縦続接続して第2のシフト回路対とし、前記第1のシフト回路対と前記第2のシフト回路対とを交互に縦続接続してなり、
前記第1、第2、第3、第4のシフト回路は、第1の電源電位と第2の電源電位との間に直列に接続された互いに逆導電型の第1,第2のトランジスタからなる相補性回路を有し、前記第1の振幅から前記第2の振幅へのレベルシフト駆動時に前記第1のトランジスタのゲートに前記第1のクロックパルスまたは前記第2のクロックパルスを与え、前記第2のトランジスタのゲートに前記第1のクロックパルスまたは前記第2のクロックパルスを前記第1の電源電位側に相対的にシフトさせたクロックパルスを与える構成となっている。
上記構成のシフトレジスタ回路において、第1のシフト回路対と第2のシフト回路対とを交互に縦続接続するということは、第1,第2,第3および第4のシフト回路を縦続接続するとともに、この4つのシフト回路の組を繰り返して配置して縦続接続することを意味する。そして、第1,第2,第3および第4のシフト回路の繰り返し配置に対して、位相が相互に1/4周期ずれた第1のクロックパルスと第2のクロックパルスとを交互に与えるようにすることで、これらクロックパルスの周波数を、同じ回路構成のシフト回路を繰り返して配置してなる従来のシフトレジスタ回路で用いるクロックパルスの周波数の1/2に落としての駆動を実現できる。第1,第2のシフト回路では、入力される制御パルス、第1の転送パルスがアクティブ状態のときで、かつ第1振幅の第1,第2のクロックパルス低レベル(以下、「Low電位」と記す)のときに第2の振幅の第2,第3の転送パルスが出力される。第3,第4のシフト回路では、第2,第3の転送パルスがアクティブ状態のときで、かつ第1,第2のクロックパルス高レベル(以下、「High電位」と記す)のときに第2の振幅の第3,第4の転送パルスが出力される。すなわち、第1〜第4のシフト回路では、第1の振幅から第2の振幅へのレベルシフト(レベル変換)が行われる。
また、上記構成のシフトレジスタ回路において、第1,第2のシフト回路が、第1の電源電位と第2の電源電位との間に直列に接続された互いに逆導電型の第1,第2のトランジスタと、前記第1,第2のクロックパルスが入力される第1のクロック端子と、前記第1のクロック端子と前記第1のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記第1の制御パルスがアクティブ状態のときにオン状態となる第1のスイッチ手段と、前記第2の電源電位と前記第2のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記制御パルスがアクティブ状態のときにオフ状態となる第2のスイッチ手段と、前記第1のクロック端子と前記第2のトランジスタのゲートとの間に接続された第1の容量素子とを有し、第3,第4のシフト回路が、第1の電源電位と第2の電源電位との間に直列に接続された互いに逆導電型の第3,第4のトランジスタと、前記第1,第2のクロックパルスが入力される第2のクロック端子と、前記第2のクロック端子と前記第3のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記第2の制御パルスがアクティブ状態のときにオン状態となる第5のスイッチ手段と、前記第2の電源電位よりも前記第1,第2のクロックパルスの振幅電圧だけ低い第3の電源電位と前記第4のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記第2の制御パルスがアクティブ状態のときにオフ状態となる第6のスイッチ手段と、前記第2のクロック端子と前記第4のトランジスタのゲートとの間に接続された第2の容量素子とを有する構成となっている。
上記構成の第1,第2のシフト回路において、第1の制御パルスがアクティブ状態のときに、第1のスイッチ手段がオン状態になることにより、当該第1のスイッチ手段を通して第1のクロック端子から第1のトランジスタのゲートにクロックパルス(第1のシフト回路では第1のクロックパルス、第2のシフト回路では第2のクロックパルス)が与えられると同時に、第2のスイッチ手段がオフ状態となることにより、第2のトランジスタのゲートへの第2の電源電位の供給が遮断され、当該第2のトランジスタのゲートがフローティング状態となるとともに、第2のトランジスタのゲートに第1の容量素子によるカップリングによってクロックパルスが伝達される。
このとき、第1,第2のトランジスタの各ゲートに与えられるクロックパルスは同位相であるが、第2のトランジスタのゲートに与えられるクロックパルスの高レベル側の電位が第2の電源電位となり、第1のトランジスタのゲートに与えられるクロックパルスの高レベル側の電位を相対的にシフトさせたものとなる。また、クロックパルスの振幅は、第1,第2のトランジスタの閾値Vthよりも大きな値である。これにより、第1,第2のトランジスタは、オフすべきタイミングでは上記ゲート電位の関係から確実にオフ状態となる。したがって、第1,第2のトランジスタからなる相補性回路において、これらトランジスタのオフ時のリークを確実に防ぐことができる。第3,第4のシフト回路においても、基本的に第1,第2のシフト回路と同様の動作が行われる。
本発明によれば、同じ構成のシフト回路を複数段繰り返して配置してなる従来のシフトレジスタ回路に比べて1/2の周波数のクロックパルスで駆動できるため、当該クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路への負担を1/2に軽減できるとともに、駆動周波数が1/2に低減できることによって低消費電力化を図ることができる。
また、レベルシフト部分におけるオフ時のリークを確実に防ぐことができるため消費電力を低減でき、しかもカレントミラー回路を用いない回路構成を採っているためトランジスタ特性のばらつきに強いシフトレジスタ回路を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るシフトレジスタ回路の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るシフトレジスタ回路10は、第1のシフト回路11−1と第2のシフト回路11−2とを対として縦続接続し、第3のシフト回路11−3と第4のシフト回路11−4とを対として縦続接続し、これら2組のシフト回路対を交互に縦続接続した構成となっている。換言すれば、シフト回路11−1〜11−4をシフトレジスタユニット(転送段/シフト段)として縦続接続するとともに、この4つのシフト回路11−1〜11−4の組を繰り返して配置して縦続接続した構成となっている。
後で詳細に説明するように、第1のシフト回路11−1と第2のシフト回路11−2とが同じ回路構成となっており、第3のシフト回路11−3と第4のシフト回路11−4とが同じ回路構成となっている。そして、第1,第3のシフト回路11−1,11−3には第1のクロックパルスCK1が与えられ、第2,第4のシフト回路11−2,11−4には第1のクロックパルスCK1と同じ周波数で、当該クロックパルスCK1に対して位相が1/4周期ずれた第2のクロックパルスCK2が与えられる。
1段目のシフト回路11−1には、HighアクティブのスタートパルスSTが制御パルスINとして与えられる。シフト回路11−1は、制御パルスINがアクティブ状態(High電位)のときに、第1のクロックパルスCK1のLow電位側パルス(アクティブLow)を抜き取りかつ当該Low電位側パルスを第1の振幅から第2の振幅にレベルシフトして出力する。シフト回路11−1のHighアクティブの出力パルスOUTは、2段目のシフト回路11−2にその制御パルスINとして与えられる。
2段目のシフト回路11−2は、制御パルスINがアクティブ状態のときに、第2のクロックパルスCK2のLow電位側パルスを抜き取りかつ当該Low電位側パルスを第1の振幅から第2の振幅にレベルシフトして出力する。シフト回路11−2のHighアクティブの出力パルスOUTは、3段目のシフト回路11−3にその制御パルスINとして与えられる。
3段目のシフト回路11−3は、制御パルスINがアクティブ状態のときに、第1のクロックパルスCK1のHigh電位側パルス(アクティブHigh)を抜き取りかつ当該High電位側パルスを第1の振幅から第2の振幅にレベルシフトして出力する。シフト回路11−3のHighアクティブの出力パルスOUTは、4段目のシフト回路11−4にその制御パルスINとして与えられる。
4段目のシフト回路11−4は、制御パルスINがアクティブ状態のときに、第2のクロックパルスCK2のHigh電位側パルスを抜き取りかつ当該High電位側パルスを第1の振幅から第2の振幅にレベルシフトして出力する。シフト回路11−4のHighアクティブの出力パルスOUTは、5段目のシフト回路11−5にその制御パルスINとして与えられる。
以降、これら4段のシフト回路11−1〜11−4の組における各回路動作の繰返しとなる。
シフト回路(転送段)11−1,11−2,…において、自身段の入力パルス(制御パルス)INと自身段の出力パルスOUTは、3入力AND回路12−1,12−2,…の2入力となる。AND回路12−1,12−2,…には、残りの1入力として、クロックパルスCK1,CK2のパルス幅に比べて非常に狭いパルス幅のLowアクティブのイネーブルパルスENが与えられる。そして、AND回路12−1,12−2,…のHighアクティブの各出力パルスが各転送段の転送パルスo1,o2,…として導出される。なお、イネーブルパルスENは転送パルス間にブランキング期間を設けたいときのみ使用すればよい。
図2に、第1,第2のクロックパルスCK1,CK2、イネーブルパルスEN、スタートパルスST、1段目、2段目の出力パルスSR_outおよび転送パルスo1,o2,o3,…のタイミング関係を示す。このタイミングチャートから明らかなように、シフト回路11−1,11−2,…においては、第1の振幅(VSS−Vin)のクロックパルスCK1,CK2が抜き取られ、かつ第2の振幅(VSS−VDD)の転送パルスo1,o2,o3,…にレベルシフト(レベル変換)されることになる。ここに、本明細書で言うパルスを抜き取るとは、シフト回路11−1,11−2,…が、スタートパルスSTや各段の出力パルスSR_outによる制御の下に、第1の振幅のクロックパルスCK1,CK2を基にして第2の振幅の転送パルスo1,o2,o3,…を出力するという意味である。
上述したように、第1実施形態に係るシフトレジスタ回路10では、第1のシフト回路11−1と第2のシフト回路11−2とを対として縦続接続し、第3のシフト回路11−3と第4のシフト回路11−4とを対として縦続接続し、これら2組のシフト回路対を交互に縦続接続するとともに、これらシフトレジスタユニット(転送段)の繰り返し配置に対して、位相が相互に1/4周期ずれたクロックパルスCK1とクロックパルスCK2とを交互に与えるようにすることで、これらクロックパルスCK1,CK2の周波数を、同じ回路構成のシフトレジスタユニットを繰り返して配置してなる従来のシフトレジスタ回路で用いるクロックパルスCK,xCKの周波数の1/2に落としての駆動を実現できることになる。
これにより、クロックパルスCK1,CK2を発生するクロック発生回路(図示せず)への負担を1/2に軽減できるとともに、駆動周波数が1/2に低減できることによって本シフトレジスタ回路10そのものの低消費電力化を図ることができる。
続いて、第1〜第4のシフト回路(シフトレジスタユニット)11−1〜11−4の具体的な構成について説明する。
図3は、第1,第2のシフト回路11−1,11−2の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、本例に係るシフト回路11−1,11−2は、レベルシフト部20および制御パルス発生部40を有する構成となっている。
レベルシフト部20は、制御パルス発生部40から与えられる制御パルスNSWがアクティブ状態のときに、クロックパルスCKをVSS−Vin振幅(例えば、0[V]−3[V]振幅)からVSS−VDD振幅(例えば、0[V]−8[V]振幅)にレベルシフトして出力パルスOUTとして出力する。制御パルス発生部40は、自身段の入力パルスを一方の入力IN1とし、自身段の出力パルスOUTを他方の入力とし、これら入力パルスIN1,IN2に基づいてレベルシフト部20の駆動状態を制御するための互いに逆相の制御パルスNSW,PSWを発生する。
ここで、レベルシフト部20および制御パルス発生部40の各々の具体的な回路構成について説明する。先ず、レベルシフト部20の回路構成について説明する。
図4は、レベルシフト部(LS1)20の構成の一例を示す回路図である。図4に示すように、本例に係るレベルシフト部20は、相補性回路21、第1〜第5のスイッチ回路22〜26、容量素子Capおよびバッファ27を有するとともに、クロック端子28、制御端子29,30、電圧端子31および出力端子32を備えた構成となっている。
相補性回路21は、電源電位VSSと電源電位VDDとの間に直列に接続された互いに逆導電型の第1,第2のトランジスタ、即ちNMOSトランジスタn11とPMOSトランジスタp11とから構成されている。これらNMOSトランジスタn11およびPMOSトランジスタp11の各ドレインは、バッファ27を介して回路出力端子28に接続されている。
第1のスイッチ回路22は、互いに並列に接続されたNMOSトランジスタn21およびPMOSトランジスタp21からなるCMOSスイッチによって構成されており、当該CMOSスイッチの一端がクロック端子28に、他端がNMOSトランジスタn11のゲートに、各ゲートが制御端子29,30にそれぞれ接続されている。
クロック端子28には、VSS−Vin振幅(例えば、0[V]−3[V]振幅)のクロックパルスCK1/CK2(第1のシフト回路11−1ではクロックパルスCK1、第2のシフト回路11−2ではクロックパルスCK2)が与えられる。なお、クロックパルスCK1/CK2のHigh電位Vinは、トランジスタの閾値Vthよりも大きい必要がある(VDD>Vin>Vth)。
制御端子29,30には、制御パルス発生部40で発生される、互いに逆相の制御パルスNSW,PSWがそれぞれ与えられる。制御パルスNSWはHighアクティブのパルス信号であり、制御パルスPSWはLowアクティブのパルス信号である。電圧端子31には、一定電位Vref1(例えば、クロックパルスCK1/CK2のHigh電位Vin)が与えられる。
第2のスイッチ回路23は、互いに並列に接続されたNMOSトランジスタn22およびPMOSトランジスタp22からなるCMOSスイッチによって構成されており、当該CMOSスイッチの一端が電源電位VDDに、他端がPMOSトランジスタp11のゲートに、各ゲートが制御端子29,30にそれぞれ接続されている。この第2のスイッチ回路23は、制御パルスNSW,PSWがアクティブ状態のときにオフ状態となることで、電源電位VDDとPMOSトランジスタp11のゲートとの電気的な接続を遮断し、PMOSトランジスタp11のゲートをフローティング状態にする。
第3のスイッチ回路24は、互いに並列に接続されたNMOSトランジスタn23およびPMOSトランジスタp23からなるCMOSスイッチによって構成されており、当該CMOSスイッチの一端が電源電位VDDに、他端がNMOSトランジスタn11のゲートに、各ゲートが制御端子29,30にそれぞれ接続されている。この第3のスイッチ回路24は、制御パルスNSW,PSWがアクティブ状態のときにオフ状態となることで、電源電位VDDとNMOSトランジスタn11のゲートとの電気的な接続を遮断する。
第4のスイッチ回路25は、互いに並列接続されたNMOSトランジスタn24およびPMOSトランジスタp24からなるCMOSスイッチによって構成されており、当該CMOSスイッチの一端がクロック端子28に、他端が容量素子Capの一端に、各ゲートが制御端子29,30にそれぞれ接続されている。この第4のスイッチ回路25は、制御パルスNSW,PSWがアクティブ状態のときにオン状態となってクロックパルスCKをキャパシタCapの一端に供給する一方、制御パルスNSW,PSWが非アクティブ状態のときにはオフ状態となってクロック端子28と容量素子Capの一端との間の電気的な接続を遮断する。
第5のスイッチ回路26は、互いに並列接続されたNMOSトランジスタn25およびPMOSトランジスタp25からなるCMOSスイッチによって構成され、当該CMOSスイッチの一端が電圧端子31に、他端が容量素子Capの一端にそれぞれ接続され、NMOSトランジスタn25のゲートに逆相の制御パルスPSWが、PMOSトランジスタp25のゲートに正相の制御パルスNSWがそれぞれ印加されるようになっている。この第5のスイッチ回路26は、制御パルスNSW,PSWがアクティブ状態のときにオフ状態となって電圧端子31と容量素子Capの一端との間の電気的な接続を遮断し、制御パルスNSW,PSWが非アクティブ状態のときにはオン状態となって電圧端子31と容量素子Capの一端との間を電気的に接続する。
容量素子Capは、第4,第5のスイッチ回路25,26の各他端とNMOSトランジスタn11のゲートとの間に接続されている。これにより、第4のスイッチ回路25がオン状態のときには、クロックパルスCKは、当該スイッチ回路25を通して容量素子Capの一端に印加され、当該容量素子CapによるカップリングによってPMOSトランジスタp11のゲートに伝達されることになる。
バッファ27は、例えばインバータバッファ回路からなる。ただし、このバッファ27は必須のものではなく、必要に応じて配置されることになる。
続いて、上記構成のレベルシフト部20の回路動作について、図5のタイミングチャートを用いて説明する。
先ず、制御パルスNSW,PSWが非アクティブ状態のとき、第1,第4のスイッチ回路22,25がオフ状態、第2,第3,第5のスイッチ回路23,24,26がオン状態となるため、クロックパルスCK(CK1/CK2)の論理状態によらず、ノードA(PMOSトランジスタp11のゲート)の電位VAおよびノードB(NMOSトランジスタn11のゲート)の電位VBは電源電位VDDである。したがって、PMOSトランジスタp11がオフ、NMOSトランジスタn11がオンとなるため、出力パルスOUTは電源電位VSSとなる。
制御パルスNSW,PSWがアクティブ状態のとき、即ち本レベルシフト部20の駆動状態では、第1,第4のスイッチ回路22,25がオン状態、第2,第3,第5のスイッチ回路23,24,26がオフ状態となるため、ノードAはフローティング状態になり、容量素子Capを通してクロックパルスCKのカップリングを受ける。ノードBには、第1のスイッチ回路22を通してクロックパルスCKが与えられる。
この制御パルスNSW,PSWのアクティブ期間において、クロックパルスCK(CK1/CK2)のLow電位側パルス、即ちアクティブLowパルスの抜き取りおよびVSS−Vin振幅からVSS−VDD振幅へのレベルシフト(レベル変換)の各処理が行われることになる。
また、制御パルスNSW,PSWのアクティブ期間におけるノードBのクロック振幅はVSS/Vin、ノードAのクロック振幅はVDD−Vin/VDDとなり、しかもノードA,Bに印加されるクロックが同位相である。これにより、PMOSトランジスタp11およびNMOSトランジスタn11は、オフすべきタイミングでは、ノードA,Bの各電位VA,VBの関係から確実にオフ状態となる。したがって、PMOSトランジスタp11およびNMOSトランジスタn11からなる相補性回路21において、これらMOSトランジスタp11,n11のオフ時のリークを確実に防ぐことができる。
上述したように、VSS−Vin(例えば、0[V]−3[V])振幅のクロックパルスCKをVSS−VDD(例えば、0[V]−8[V])振幅の出力パルスOUTにレベルシフトするレベルシフト部20において、NMOSトランジスタn11およびPMOSトランジスタp11からなる相補性回路21を基本回路とし、レベルシフト駆動時にNMOSトランジスタn11のゲートにはクロックパルスCKを与える一方、PMOSトランジスタp11のゲートには容量素子CapによるカップリングによってクロックパルスCKを電源電位VDD側に相対的にシフトさせたクロックパルスを与えることにより、NMOSトランジスタn11およびPMOSトランジスタp11がオフすべきタイミングでは確実にオフ状態になるため、相補性回路21にリーク電流が流れることはない。
このように、レベルシフト部20にリーク電流が流れなくなることにより、シフトレジスタ回路10の低消費電力化を実現できる。また、逆導電型のトランジスタからなる相補性回路21を基本回路としていることにより、リーク電流がなく、常にトランジスタの飽和領域で駆動することになるため、カレントミラー回路を基本回路とする従来例に係るレベルシフト回路で見られるようなトランジスタ特性(閾値Vthやドレイン−ソース電流Ids等)のばらつきに強い、即ちトランジスタ特性のバラツキによる回路性能が大きく左右されないレベルシフト部20を実現できる。しかも、電源電位VDDとクロックパルスCKとの間にリークがないため、クロックパルスCKへの負担を軽減できる。
また、制御パルスNSW,PSWが非アクティブ状態のときに、第4のスイッチ回路25がオフ状態となってクロック端子26とノードC(容量素子Capの一端)との間の電気的な接続を遮断し、クロックパルスCKの影響がノードAにおよばないようにするとともに、第5のスイッチ回路26がオン状態となって電圧端子31とノードCとの間を電気的に接続し、ノードCの電位VCを一定電位Vref1(=Vin)に固定することで、容量素子Capを通してクロックパルスCKのカップリングがノードAにおよぶのを阻止できるため、ノードAの電位VAの揺れに起因するヒゲ状のノイズが出力パルスOUTに現れるのを未然に防ぐことができる。
しかも、第1,第4のスイッチ回路22,25をCMOSスイッチを用いて構成したことにより、当該スイッチ回路22,25をNMOSトランジスタ単独で構成した場合における当該NMOSトランジスタのオン抵抗に関する懸念、即ちオン時のゲート電圧VDDに対してクロックパルスCK(CK1/CK2)のHigh側電位Vin時の方がオン抵抗が高くなるという懸念を、PMOSトランジスタp21,p24の作用によって解消することができる。
また、第2,第3,第5のスイッチ回路23,24,26をCMOSスイッチで構成したことにより、当該スイッチ回路23,24,26をNMOSトランジスタ単独で構成した場合におけるゲート−ドレイン間またはゲート−ソース間カップリングに起因する懸念、即ちカップリングによる飛込みによって回路が誤動作を起こすという懸念を、PMOSトランジスタp22,p23,p25の作用によって解消することができる。
なお、本例では、第1〜第5のスイッチ回路22〜26をCMOSスイッチで構成することによって上記の各懸念を解消するとしたが、この解消策は必ず必要なものでなく、回路定数や駆動条件(各種電圧設定値)によって上記の各懸念に対する対策箇所の必要性を検討し、対策の有無を選択するようにすることも可能である。
続いて、制御パルス発生部40の回路構成について説明する。図6は、制御パルス発生部40の構成の一例を示すブロック図である。
図6に示すように、本例に係る制御パルス発生部40は、NOR回路41、スイッチ回路42、2つのインバータ回路43A,43Bおよびリセット回路44を有し、2つの入力端子45,46、2つの出力端子47,48およびリセット端子49を備えた構成となっている。
入力端子45は、クロックパルスCK(CK1/CK2)と同じパルス幅の入力パルスIN1を入力とする。この入力パルスIN1は、シフトレジスタ回路10における自身段の入力パルスに相当する。入力端子46は、入力パルスIN1に対してクロックパルスCKの1/4周期だけ位相がずれた入力パルスIN2を入力とする。この入力パルスIN2は、シフトレジスタ回路10における自身段の出力パルスに相当する。
NOR回路41は、入力パルスIN1と入力パルスIN2との否定論理和をとる。スイッチ回路42は、互いに並列接続されたNMOSトランジスタn31およびPMOSトランジスタp31からなるCMOSスイッチによって構成されており、入力端がNOR回路41の出力端に接続されている。このスイッチ回路42において、NMOSトランジスタn31のゲートにはリセット端子49を介して入力されるリセットパルスrstが直接与えられ、PMOSトランジスタp31のゲートにはリセットパルスrstがインバータ回路43Aで反転されて与えられる。リセットパルスrstは、Lowアクティブのパルス信号である。
リセット回路44は、電源電位VDDとスイッチ回路42の出力端との間に接続され、リセットパルスrstをゲート入力とするPMOSトランジスタp32によって構成されている。このリセット回路44では、リセットパルスrstがLow電位になることで、PMOSトランジスタp32がオン状態となってスイッチ回路42の出力端電位を電源電位VDDにするリセット動作が行われる。
インバータ回路43Bは、スイッチ回路42の出力パルスを反転することで正相の制御パルスNSWを生成し、出力端子47を通して出力する。また、スイッチ回路42の出力パルスは、そのまま出力端子48を通して逆相の制御パルスPSWとして出力される。図7に、入力パルスIN1,IN2および制御パルスNSW,PSWのタイミング関係を示す。
上記構成の制御パルス発生部40において、リセットパルスrstをLow(電源電位VSS)にすることで、スイッチ回路42のNMOSトランジスタn31およびPMOSトランジスタp31が共にオフ状態となるとともに、リセット回路44のPMOSトランジスタp32がオン状態となってインバータ回路43Bの入力端を電源電位VDDに固定する。これにより、制御パルス発生部40は、非アクティブ状態の制御パルスNSW,PSWを出力し、レベルシフト部20を非動作状態とする。リセットパルスrstがHigh(電源電位VDD)のときは、スイッチ回路42がオン、リセット回路44がオフとなるため、制御パルス発生部40からはアクティブ状態の制御パルスNSW,PSWが出力され、レベルシフト部20が動作状態となる。
図8は、第3,第4のシフト回路11−3,11−4の構成の一例を示すブロック図であり、図中、図3と同等部分には同一符号を付して示している。
図8に示すように、本例に係るシフト回路11−3,11−4は、レベルシフト部50、制御パルス発生部40およびインバータ回路INVを有する構成となっている。制御パルス発生部40としては、第1,第2のシフト回路11−1,11−2の制御パルス発生部40と同じ構成のものが用いられる。ただし、本例に係るシフト回路11−3,11−4では、レベルシフト部50の出力パルスOUTがインバータ回路INVで反転されて自身段の出力パルスとして導出される。
第3,第4のシフト回路11−3,11−4は、第1,第2のシフト回路11−1,11−2と次の点で相違する。すなわち、先述したように、制御パルスINがアクティブ状態のときに、第1,第2のシフト回路11−1/11−2は、クロックパルスCK1/CK2のアクティブLowを抜き取りかつレベルシフトするのに対して、第3,第4のシフト回路11−3/11−4は、クロックパルスCK1/CK2のアクティブHighを抜き取りかつレベルシフトする。
この異なる処理を実行するのがレベルシフト部20,50である。レベルシフト回路50は、レベルシフト部20と基本的な処理が同じであることから、構成においても基本的にレベルシフト部20と同じである。
図9は、レベルシフト部(LS2)50の構成の一例を示す回路図である。レベルシフト回路50は、レベルシフト部20と構成要素が同じであることから、図9において、図4と同等部分には同一符号を付して示している。
すなわち、図9に示すように、本例に係るレベルシフト部50は、相補性回路21、第1〜第5のスイッチ回路22〜26、容量素子Capおよびバッファ27を有するとともに、クロック端子28、制御端子29,30、電圧端子31および出力端子32を備えることに加えて、レベルシフト部20と異なる処理を実行するために、第1,第2の電源電位VSS,VDDに加えて第3の電源電位VDD2を用いる構成となっている。
ここで、第3の電源電位VDD2は、クロックパルスCK(CK1/CK2)の振幅をVSS−Vinとしたとき(VDD−Vin)に設定される。そして、第2のスイッチ回路23が電源電位VDD2とPMOSトランジスタp11のゲートとの間に接続され、第3のスイッチ回路24が電源電位VSSとNMOSトランジスタn11のゲートとの間に接続されることになる。また、電圧端子31には一定電位Vref2(例えば、電源電位VSS)が与えられる。
続いて、上記構成のレベルシフト部50の回路動作について、図10のタイミングチャートを用いて説明する。
先ず、制御パルスNSW,PSWが非アクティブ状態のとき、第1,第4のスイッチ回路22,25がオフ状態、第2,第3,第5のスイッチ回路23,24,26がオン状態となるため、クロックパルスCK(CK1/CK2)の論理状態によらず、ノードA(PMOSトランジスタp11のゲート)の電位VAは電源電位VDD2(VDD−Vin)であり、ノードB(NMOSトランジスタn11の)ゲートの電位VBは電源電位VSSである。したがって、PMOSトランジスタp11がオン、NMOSトランジスタn11がオフとなるため、出力パルスOUTは電源電位VDDとなる。
制御パルスNSW,PSWがアクティブ状態のとき、即ち本レベルシフト部50の駆動状態では、第1,第4のスイッチ回路22,25がオン状態、第2,第3,第5のスイッチ回路23,24,26がオフ状態となるため、ノードAはフローティング状態になり、容量素子Capを通してクロックパルスCKのカップリングを受ける。ノードBには、第1のスイッチ回路22を通してクロックパルスCKが与えられる。
この制御パルスNSW,PSWのアクティブ期間において、クロックパルスCK(CK1/CK2)のHigh電位側パルス、即ちアクティブHighパルスの抜き取りおよびVSS−Vin振幅からVSS−VDD振幅へのレベルシフト(レベル変換)の各処理が行われることになる。
また、制御パルスNSW,PSWのアクティブ期間におけるノードBのクロック振幅はVSS/Vin、ノードAのクロック振幅はVDD−Vin/VDDとなり、しかもノードA,Bに印加されるクロックが同位相である。これにより、PMOSトランジスタp11およびNMOSトランジスタn11は、オフすべきタイミングでは、ノードA,Bの各電位VA,VBの関係から確実にオフ状態となる。したがって、PMOSトランジスタp11およびNMOSトランジスタn11からなる相補性回路21において、これらMOSトランジスタp11,n11のオフ時のリークを確実に防ぐことができる。
上述したように、VSS−Vin振幅のクロックパルスCKをVSS−VDD振幅の出力パルスOUTにレベルシフトするレベルシフト部50において、NMOSトランジスタn11およびPMOSトランジスタp11からなる相補性回路21を基本回路とし、レベルシフト駆動時にNMOSトランジスタn11のゲートにはクロックパルスCKを与える一方、PMOSトランジスタp11のゲートには容量素子CapによるカップリングによってクロックパルスCKを電源電位VDD側に相対的にシフトさせたクロックパルスを与えることにより、NMOSトランジスタn11およびPMOSトランジスタp11がオフすべきタイミングでは確実にオフ状態になるため、相補性回路21にリーク電流が流れることはない。
このように、レベルシフト部50にリーク電流が流れなくなることにより、シフトレジスタ回路10の低消費電力化を実現できる。また、逆導電型のトランジスタからなる相補性回路21を基本回路としていることにより、リーク電流がなく、常にトランジスタの飽和領域で駆動することになるため、カレントミラー回路を基本回路とする従来例に係るレベルシフト回路で見られるようなトランジスタ特性(閾値Vthやドレイン−ソース電流Ids等)のばらつきに強い、即ちトランジスタ特性のバラツキによる回路性能が大きく左右されないレベルシフト部50を実現できる。しかも、電源電位VDDとクロックパルスCKとの間にリークがないため、クロックパルスCKへの負担を軽減できる。その他の作用効果についても、レベルシフト部20と同様である。
[第2実施形態]
図11は、本発明の第2実施形態に係るシフトレジスタ回路の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るシフトレジスタ回路60は、第1実施形態に係るシフトレジスタ10回路と同様に、第1〜第4のシフト回路61−1〜61−4をシフトレジスタユニット(転送段/シフト段)として縦続接続するとともに、この4つのシフト回路61−1〜61−4の組を繰り返して配置して縦続接続した構成となっている。
後で詳細に説明するように、第1のシフト回路61−1と第2のシフト回路61−2とが同じ回路構成となっており、第3のシフト回路61−3と第4のシフト回路61−4とが同じ回路構成となっている。そして、第1,第3のシフト回路61−1,61−3には第1のクロックパルスCK1が与えられ、第2,第4のシフト回路61−2,61−4には第1のクロックパルスCK1と同じ周波数で、当該クロックパルスCK1に対して位相が1/4周期ずれた第2のクロックパルスCK2が与えられる。
1段目のシフト回路61−1には、LowアクティブのスタートパルスSTが制御パルスINとして与えられる。シフト回路61−1は、制御パルスINがアクティブ状態(Low電位)のときに、第1のクロックパルスCK1のLow電位側パルス(アクティブLow)を抜き取りかつ当該Low電位側パルスを第1の振幅から第2の振幅にレベルシフトして出力する。シフト回路61−1のLowアクティブの出力パルスOUTは、2段目のシフト回路61−2にその制御パルスINとして与えられる。
2段目のシフト回路61−2は、制御パルスINがアクティブ状態のときに、第2のクロックパルスCK2のLow電位側パルスを抜き取りかつ当該Low電位側パルスを第1の振幅から第2の振幅にレベルシフトして出力する。シフト回路61−2の出力LowアクティブのパルスOUTは、3段目のシフト回路61−3にその制御パルスINとして与えられる。
3段目のシフト回路61−3は、制御パルスINがアクティブ状態のときに、第1のクロックパルスCK1のHigh電位側パルス(アクティブHigh)を抜き取りかつ当該High電位側パルスを第1の振幅から第2の振幅にレベルシフトして出力する。シフト回路61−3のLowアクティブの出力パルスOUTは、4段目のシフト回路61−4にその制御パルスINとして与えられる。
4段目のシフト回路61−4は、制御パルスINがアクティブ状態のときに、第2のクロックパルスCK2のHigh電位側パルスを抜き取りかつ当該High電位側パルスを第1の振幅から第2の振幅にレベルシフトして出力する。シフト回路61−4のLowアクティブの出力パルスOUTは、5段目のシフト回路61−5にその制御パルスINとして与えられる。
以降、これら4段のシフト回路61−1〜61−4の組における各回路動作の繰返しとなる。
シフト回路(転送段)61−1,61−2,…において、自身段の入力パルス(制御パルス)INと自身段の出力パルスOUTは、3入力NOR回路62−1,62−2,…の2入力となる。NOR回路62−1,62−2,…には、残りの1入力として、クロックパルスCK1,CK2のパルス幅に比べて非常に狭いパルス幅のHighアクティブのイネーブルパルスENが与えられる。そして、NOR回路62−1,62−2,…のHighアクティブの各出力パルスが各転送段の転送パルスo1,o2,…として導出される。
図12に、第1,第2のクロックパルスCK1,CK2、イネーブルパルスEN、スタートパルスST、1段目、2段目の出力パルスSR_outおよび転送パルスo1,o2,o3,…のタイミング関係を示す。このタイミングチャートから明らかなように、シフト回路61−1,61−2,…においては、第1の振幅(VSS−Vin)のクロックパルスCK1,CK2が抜き取られ、かつ第2の振幅(VSS−VDD)の転送パルスo1,o2,o3,…にレベルシフト(レベル変換)されることになる。
上述したように、第2実施形態に係るシフトレジスタ回路60においても、第1のシフト回路61−1と第2のシフト回路61−2とを対として縦続接続し、第3のシフト回路61−3と第4のシフト回路61−4とを対として縦続接続し、これら2組のシフト回路対を交互に縦続接続するとともに、これらシフトレジスタユニット(転送段)の繰り返し配置に対して、位相が相互に1/4周期ずれたクロックパルスCK1とクロックパルスCK2とを交互に与えるようにすることで、これらクロックパルスCK1,CK2の周波数を、同じ回路構成のシフトレジスタユニットを繰り返して配置してなる従来のシフトレジスタ回路で用いるクロックパルスCK,xCKの周波数の1/2に落としての駆動を実現できるため、クロックパルスCK1,CK2を発生するクロック発生回路への負担を1/2に軽減できるとともに、駆動周波数が1/2に低減できることによって本シフトレジスタ回路60そのものの低消費電力化を図ることができる。
続いて、第1〜第4のシフト回路(シフトレジスタユニット)61−1〜61−4の具体的な構成について説明する。
図13は、第1,第2のシフト回路61−1,61−2の構成の一例を示すブロック図であり、図中、図3と同等部分には同一符号を付して示している。図13に示すように、本例に係るシフト回路61−1,61−2は、レベルシフト部20、制御パルス発生部70およびインバータ回路INVを有する構成となっている。すなわち、レベルシフト部20は第1実施形態に係るシフトレジスタ回路10で説明したレベルシフト部20と同じものであり、またその具体的な回路構成(図4)も同じである。
ここで、制御パルス発生部70の具体的な回路構成について説明する。図14は、制御パルス発生部70の構成の一例を示すブロック図である。
図14に示すように、本例に係る制御パルス発生部70は、NAND回路71、スイッチ回路72、2つのインバータ回路73A,73Bおよびリセット回路74を有し、2つの入力端子75,76、2つの出力端子77,78およびリセット端子79を備えた構成となっている。
入力端子75は、クロックパルスCK(CK1/CK2)と同じパルス幅の入力パルスIN1を入力とする。この入力パルスIN1は、シフトレジスタ回路60における自身段の入力パルスに相当する。入力端子76は、入力パルスIN1に対してクロックパルスCKの1/4周期だけ位相がずれた入力パルスIN2を入力とする。この入力パルスIN2は、シフトレジスタ回路60における自身段の出力パルスに相当する。
NAND回路71は、入力パルスIN1と入力パルスIN2との否定論理積をとる。スイッチ回路72は、互いに並列接続されたNMOSトランジスタn41およびPMOSトランジスタp41からなるCMOSスイッチによって構成されており、入力端がNAND回路71の出力端に接続されている。このスイッチ回路72において、NMOSトランジスタn41のゲートにはリセット端子79を介して入力されるリセットパルスrstがインバータ回路73Aで反転されて与えられ、PMOSトランジスタp41のゲートにはリセットパルスrstが直接与えられる。リセットパルスrstは、Highアクティブのパルス信号である。
リセット回路74は、スイッチ回路72の出力端と電源電位VSSとの間に接続され、リセットパルスrstをゲート入力とするNMOSトランジスタn42によって構成されている。このリセット回路74では、リセットパルスrstがHigh電位になることで、NMOSトランジスタn42がオン状態となってスイッチ回路72の出力端電位を電源電位VSSにするリセット動作が行われる。
インバータ回路73Bは、スイッチ回路72の出力パルスを反転することで逆相の制御パルスPSWを生成し、出力端子78を通して出力する。また、スイッチ回路72の出力パルスは、そのまま出力端子77を通して正相の制御パルスNSWとして出力される。図15に、入力パルスIN1,IN2および制御パルスNSW,PSWのタイミング関係を示す。
上記構成の制御パルス発生部70において、リセットパルスrstをHigh(電源電位VDD)にすることで、スイッチ回路72のNMOSトランジスタn41およびPMOSトランジスタp41が共にオフ状態となるとともに、リセット回路74のNMOSトランジスタn42がオン状態となってインバータ回路73Bの入力端を電源電位VSSに固定する。これにより、制御パルス発生部70は、非アクティブ状態の制御パルスNSW,PSWを出力し、レベルシフト部20を非動作状態とする。リセットパルスrstがLow(電源電位VSS)のときは、スイッチ回路72がオン、リセット回路74がオフとなるため、制御パルス発生部70からはアクティブ状態の制御パルスNSW,PSWが出力され、レベルシフト部20が動作状態となる。
上述したように、第1,第2のシフト回路61−1,61−2の場合には、本例に係る制御パルス発生部70とレベル変換部20の組み合わせとなるが、第3,第4のシフト回路61−3,61−4の場合には、図16に示すように、本例に係る制御パルス発生部70とレベル変換部50(図9)との組み合わせとなる。
続いて、第1,第2実施形態に係るシフトレジスタ回路10,60で用いられる各種回路ブロックの具体的な回路構成について説明する。
先ず、第1実施形態に係るシフトレジスタ回路10で用いられる3入力AND回路12−1,12−2,…について、図17を用いて説明する。図17に示すように、3入力AND回路は、ノードN11と電源電位VSSとの間に直列に接続されたNMOSトランジスタn51,n52,n53と、電源電位VDDとノードN11との間に並列に接続されたPMOSトランジスタp51,p52,p53とを有し、これらトランジスタn51〜n53,p51〜p53の各ゲートに3つの入力IN1,IN2,IN3が与えられたときのノードN11の電位をインバータINVで反転して論理積出力として導出する構成となっている。
上記のインバータ回路INVや、第1,第2実施形態に係るシフトレジスタ回路10,60の各所で用いられるインバータ回路としては、図18に示すように、電源電位VDDと電源電位VSSとの間に直列に接続され、ゲート同士およびドレイン同士がそれぞれ共通に接続されてなるCMOSインバータが用いられる。
次に、第1実施形態に係るシフトレジスタ回路10の制御パルス発生部40に用いられる2入力NOR回路41について、図19を用いて説明する。図19に示すように、2入力NOR回路は、電源電位VDDとノードN12との間に直列に接続されたPMOSトランジスタp55,p56と、ノードN12と電源電位VSSとの間に並列に接続されたNMOSトランジスタn55,n56とを有し、これらトランジスタp55,p56,n55,n56の各ゲートに2つの入力IN1,IN2が与えられたときのノードN12の電位を否定論理和出力として導出する構成となっている。
次に、第2実施形態に係るシフトレジスタ回路60で用いられる3入力NOR回路62−1,62−2,…について、図20を用いて説明する。図20に示すように、3入力NOR回路は、ノードN13と電源電位VSSとの間に並列に接続されたNMOSトランジスタn61,n62,n63と、電源電位VDDとノードN13との間に直列に接続されたPMOSトランジスタp61,p62,p63とを有し、これらトランジスタn61〜n63,p61〜p63の各ゲートに3つの入力IN1,IN2,IN3が与えられたときのノードN13の電位を否定論理和出力として導出する構成となっている。
最後に、第2実施形態に係るシフトレジスタ回路60の制御パルス発生部70に用いられる2入力NAND回路71について、図21を用いて説明する。図21に示すように、2入力NAND回路は、電源電位VDDとノードN14との間に並列に接続されたPMOSトランジスタp65,p66と、ノードN14と電源電位VSSとの間にと直列に接続されたNMOSトランジスタn65,n66とを有し、これらトランジスタp65,p66,n65,n66の各ゲートに2つの入力IN1,IN2が与えられたときのノードN14の電位を否定論理積出力として導出する構成となっている。図17〜図21の論理回路は一例であり、同様の動作をするものであれば置き換え可能である。
以上説明した第1,第2実施形態に係るシフトレジスタ回路10,60は、一般的なレベルシフト機能付きシフトレジスタ回路として用いることができる他、一例として、電気光学素子を含む画素が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部を駆動する周辺駆動回路を当該画素アレイ部と同じ基板上に形成してなる駆動回路一体型の表示装置において、垂直ドライバや水平ドライバのスキャナを構成するシフトレジスタ回路として用いることができる。
(適用例)
図22は、本発明の適用例に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図である。ここでは、表示装置として、画素の電気光学素子として液晶セルを用いてなるアクティブマトリクス型液晶表示装置を例に挙げて説明するものとする。
図22に示すように、本適用例に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置80は、画素アレイ部81、垂直ドライバ82および水平ドライバ83等を有し、垂直ドライバ82および水平ドライバ83等の周辺駆動回路が画素アレイ部81と同じ液晶パネル84上に一体的に形成された構成となっている。液晶パネル84は、2枚の絶縁基板、例えばガラス基板が一定の間隙をもって対向配置され、その間隙内に液晶材料が封入された構成となっている。
画素アレイ部81には、画素90がm行n列に2次元配置されている。また、この画素90の行列状配列に対して、行ごとに走査線85−1〜85−mが、列ごとに信号線86−1〜86−nがそれぞれ配線されている。画素90は、画素トランジスタであるTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)91と、このTFT91のドレイン電極に画素電極が接続された液晶セル92と、TFT91のドレイン電極に一方の電極が接続された保持容量93とを有する構成となっている。
この画素構造において、各画素90のTFT91は、そのゲート電極が走査線85(85−1〜85−m)に接続され、そのソース電極が信号線86(86−1〜86−n)に接続されている。また、液晶セル92の対向電極および保持容量93の他方の電極は、コモン電圧VCOMが与えられるコモン線87に接続されている。
垂直ドライバ82は、シフトレジスタ回路等によって構成され、画素アレイ部81の各画素90を行単位で選択する。水平ドライバ83は、シフトレジスタ回路やサンプリングスイッチ等によって構成され、垂直ドライバ82によって選択された行の各画素90に対して、パネル外部から入力される映像信号を画素単位で順次に(点順次)、あるいは行単位で一斉に(線順次)に書き込む。
上記構成のアクティブマトリクス型液晶表示装置80において、垂直ドライバ82および水平ドライバ83の少なくとも一方を構成するシフトレジスタ回路として、先述した第1,第2侍史形態に係るシフトレジスタ回路10,60が用いられる。
このように、垂直ドライバ82や水平ドライバ83を構成するシフトレジスタ回路として、シフトレジスタ回路10,60を用いることにより、これらシフトレジスタ回路10,60では各シフトレジスタユニット(転送段)として、リーク電流がなく、消費電流が少ないレベルシフト部20,50を含むシフト回路11−1,11−2,…/61−1,61−2,…を用いているため、シフトレジスタ回路10,60での消費電力が少なく、したがって本液晶表示装置80の低消費電力化を実現できる。
なお、上記適用例では、画素の電気光学素子として液晶セルを用いた液晶表示装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、液晶表示装置への適用に限られるものではなく、画素の電気光学素子として例えばEL(electro luminescence) 素子を用いたEL表示装置等、シフトレジスタ回路を用いて構成される垂直ドライバや水平ドライバを画素アレイ部と同じ基板上に形成してなる表示装置全般に、さらにはシフトレジスタ回路を用いて構成されるスキャナを搭載した機器全般に適用可能である。
上記適用例に係る液晶表示装置に代表される表示装置は、特に携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)、ノートPC(Personal Computer)等の携帯機器の画面表示部として搭載して用いることができる。
本発明の第1実施形態に係るシフトレジスタ回路の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るシフトレジスタ回路の動作説明に供するタイミングチャートである。 第1実施形態における第1,第2のシフト回路の構成の一例を示すブロック図である。 レベルシフト部(LS1)の構成の一例を示す回路図である。 レベルシフト部(LS1)の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 第1実施形態における制御パルス発生部の構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態における制御パルス発生部の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 第1実施形態における第3,第4のシフト回路の構成の一例を示すブロック図である。 レベルシフト部(LS2)の構成の一例を示す回路図である。 レベルシフト部(LS2)の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。ある。 本発明の第2実施形態に係るシフトレジスタ回路の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るシフトレジスタ回路の動作説明に供するタイミングチャートである。 第2実施形態における第1,第2のシフト回路の構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態における制御パルス発生部の構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態における制御パルス発生部の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 第2実施形態における第3,第4のシフト回路の構成の一例を示すブロック図である。 3入力AND回路の構成の一例を示す回路図である。 インバータ回路の構成の一例を示す回路図である。 2入力NOR回路の構成の一例を示す回路図である。 3入力NOR回路の構成の一例を示す回路図である。 2入力NAND回路の構成の一例を示す回路図である。 本発明の適用例に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 レベルシフト機能付きシフト回路の従来例を示す回路図である。
符号の説明
10,60…シフトレジスタ回路、11−1〜11−7,61−1〜61−7…シフト回路(シフトレジスタユニット)、12−1〜12−7…3入力AND回路、20,50…レベルシフト部、40,70…制御パルス発生部、21…相補性回路、22〜26,42,72…スイッチ回路、41…NOR回路、44,74…リセット回路、71…NAND回路

Claims (14)

  1. 入力される制御パルスがアクティブ状態のときで、かつ第1の振幅の第1のクロックパルスが低レベルのときに前記第1の振幅よりも大きい第2の振幅の第1の転送パルスを出力する第1のシフト回路と、
    前記第1の転送パルスがアクティブ状態のときで、かつ前記第1のクロックパルスと同一周波数でかつ当該第1のクロックパルスに対して位相が1/4周期ずれた前記第1の振幅の第2のクロックパルスが低レベルのときに前記第2の振幅の第2の転送パルスを出力する第2のシフト回路と、
    前記第2の転送パルスがアクティブ状態のときで、かつ前記第1のクロックパルスが高レベルのときに前記第2の振幅の第3の転送パルスを出力する第3のシフト回路と、
    前記第3の転送パルスがアクティブ状態のときで、かつ前記第2のクロックパルスが高レベルのときに前記第2の振幅の第4の転送パルスを出力する第4のシフト回路とを有し、
    前記第1のシフト回路と前記第2のシフト回路とを縦続接続して第1のシフト回路対とし、前記第3のシフト回路と前記第4のシフト回路とを縦続接続して第2のシフト回路対とし、前記第1のシフト回路対と前記第2のシフト回路対とを交互に縦続接続してなり、
    前記第1、第2、第3、第4のシフト回路は、第1の電源電位と第2の電源電位との間に直列に接続された互いに逆導電型の第1,第2のトランジスタからなる相補性回路を有し、前記第1の振幅から前記第2の振幅へのレベルシフト駆動時に前記第1のトランジスタのゲートに前記第1のクロックパルスまたは前記第2のクロックパルスを与え、前記第2のトランジスタのゲートに前記第1のクロックパルスまたは前記第2のクロックパルスを前記第1の電源電位側に相対的にシフトさせたクロックパルスを与える
    シフトレジスタ回路。
  2. 前記第1,第2のシフト回路は、
    第1の電源電位と第2の電源電位との間に直列に接続された互いに逆導電型の第1,第2のトランジスタと、
    前記第1,第2のクロックパルスが入力される第1のクロック端子と、
    前記第1のクロック端子と前記第1のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記制御パルス、前記第1の転送パルスがアクティブ状態のときにオン状態となる第1のスイッチ手段と、
    前記第2の電源電位と前記第2のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記制御パルス、前記第1の転送パルスがアクティブ状態のときにオフ状態となる第2のスイッチ手段と、
    前記第2の電源電位と前記第1のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記制御パルス、前記第1の転送パルスがアクティブ状態のときにオフ状態となる第3のスイッチ手段と、
    前記第1のクロック端子と前記第2のトランジスタのゲートとの間に接続された第1の容量素子とを有する
    請求項1記載のシフトレジスタ回路。
  3. 前記第1,第2のシフト回路は、
    前記第1のクロック端子と前記第1の容量素子との間に接続され、前記制御パルス、前記第1の転送パルスが非アクティブ状態のときに前記第1のクロック端子と前記第1の容量素子との間の電気的な接続を遮断する第4のスイッチ手段と、
    前記制御パルス、前記第1の転送パルスが非アクティブ状態のときに前記第4のスイッチ手段と前記第1の容量素子との接続ノードの電位を一定電位に固定する手段とをさらに有する
    請求項記載のシフトレジスタ回路。
  4. 前記第3,第4のシフト回路は、
    第1の電源電位と第2の電源電位との間に直列に接続された互いに逆導電型の第3,第4のトランジスタと、
    前記第1,第2のクロックパルスが入力される第2のクロック端子と、
    前記第2のクロック端子と前記第3のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記第2,第3の転送パルスがアクティブ状態のときにオン状態となる第5のスイッチ手段と、
    前記第2の電源電位よりも前記第1,第2のクロックパルスの振幅電圧だけ低い第3の電源電位と前記第4のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記第2,第3の転送パルスがアクティブ状態のときにオフ状態となる第6のスイッチ手段と、
    前記第1の電源電位と前記第1のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記第2,第3の転送パルスがアクティブ状態のときにオフ状態となる第7のスイッチ手段と、
    前記第2のクロック端子と前記第4のトランジスタのゲートとの間に接続された第2の容量素子とを有する
    請求項1記載のシフトレジスタ回路。
  5. 前記第3,第4のシフト回路は、
    前記第2のクロック端子と前記第2の容量素子との間に接続され、前記第2,第3の転送パルスが非アクティブ状態のときに前記第2のクロック端子と前記第2の容量素子との間の電気的な接続を遮断する第8のスイッチ手段と、
    前記第2,第3の転送パルスが非アクティブ状態のときに前記第8のスイッチ手段と前記第2の容量素子との接続ノードの電位を一定電位に固定する手段とをさらに有する
    請求項記載のシフトレジスタ回路。
  6. 前記第1、第2のシフト回路の各々は、自身段の入力と出力とに基づいて前記第1,第2の転送パルスを生成する
    請求項1記載のシフトレジスタ回路。
  7. 前記第3、第4のシフト回路の各々は、自身段の入力と出力とに基づいて前記第3,第4の転送パルスを生成する
    請求項1記載のシフトレジスタ回路。
  8. 電気光学素子を含む画素が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部と、前記画素アレイ部の各画素を行単位で選択する垂直駆動手段と、前記垂直駆動手段によって選択された行に映像信号を書き込む水平駆動手段とを具備し、前記垂直駆動手段および水平駆動手段の少なくとも一方がシフトレジスタ回路によって構成されてなる表示装置であって、
    前記シフトレジスタ回路は、
    入力される制御パルスがアクティブ状態のときで、かつ第1の振幅の第1のクロックパルスが低レベルのときに前記第1の振幅よりも大きい第2の振幅の第1の転送パルスを出力する第1のシフト回路と、
    前記第1の転送パルスがアクティブ状態のときで、かつ前記第1のクロックパルスと同一周波数でかつ当該第1のクロックパルスに対して位相が1/4周期ずれた前記第1の振幅の第2のクロックパルスが低レベルのときに前記第2の振幅の第2の転送パルスを出力する第2のシフト回路と、
    前記第2の転送パルスがアクティブ状態のときで、かつ前記第1のクロックパルスが高レベルのときに前記第2の振幅の第3の転送パルスを出力する第3のシフト回路と、
    前記第3の転送パルスがアクティブ状態のときで、かつ前記第2のクロックパルスが高レベルのときに前記第2の振幅の第4の転送パルスを出力する第4のシフト回路とを有し、
    前記第1のシフト回路と前記第2のシフト回路とを縦続接続して第1のシフト回路対とし、前記第3のシフト回路と前記第4のシフト回路とを縦続接続して第2のシフト回路対とし、前記第1のシフト回路対と前記第2のシフト回路対とを交互に縦続接続してなり、
    前記第1、第2、第3、第4のシフト回路は、第1の電源電位と第2の電源電位との間に直列に接続された互いに逆導電型の第1,第2のトランジスタからなる相補性回路を有し、前記第1の振幅から前記第2の振幅へのレベルシフト駆動時に前記第1のトランジスタのゲートに前記第1のクロックパルスまたは前記第2のクロックパルスを与え、前記第2のトランジスタのゲートに前記第1のクロックパルスまたは前記第2のクロックパルスを前記第1の電源電位側に相対的にシフトさせたクロックパルスを与える
    表示装置。
  9. 前記第1,第2のシフト回路は、
    第1の電源電位と第2の電源電位との間に直列に接続された互いに逆導電型の第1,第2のトランジスタと、
    前記第1,第2のクロックパルスが入力される第1のクロック端子と、
    前記第1のクロック端子と前記第1のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記制御パルス、前記第1の転送パルスがアクティブ状態のときにオン状態となる第1のスイッチ手段と、
    前記第2の電源電位と前記第2のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記制御パルス、前記第1の転送パルスがアクティブ状態のときにオフ状態となる第2のスイッチ手段と、
    前記第2の電源電位と前記第1のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記制御パルス、前記第1の転送パルスがアクティブ状態のときにオフ状態となる第3のスイッチ手段と、
    前記第1のクロック端子と前記第2のトランジスタのゲートとの間に接続された第1の容量素子とを有する
    請求項記載の表示装置。
  10. 前記第1,第2のシフト回路は、
    前記第1のクロック端子と前記第1の容量素子との間に接続され、前記制御パルス、前記第1の転送パルスが非アクティブ状態のときに前記第1のクロック端子と前記第1の容量素子との間の電気的な接続を遮断する第4のスイッチ手段と、
    前記制御パルス、前記第1の転送パルスが非アクティブ状態のときに前記第4のスイッチ手段と前記第1の容量素子との接続ノードの電位を一定電位に固定する手段とをさらに有する
    請求項記載の表示装置。
  11. 前記第3,第4のシフト回路は、
    第1の電源電位と第2の電源電位との間に直列に接続された互いに逆導電型の第3,第4のトランジスタと、
    前記第1,第2のクロックパルスが入力される第2のクロック端子と、
    前記第2のクロック端子と前記第3のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記第2,第3の転送パルスがアクティブ状態のときにオン状態となる第5のスイッチ手段と、
    前記第2の電源電位よりも前記第1,第2のクロックパルスの振幅電圧だけ低い第3の電源電位と前記第4のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記第2,第3の転送パルスがアクティブ状態のときにオフ状態となる第6のスイッチ手段と、
    前記第1の電源電位と前記第1のトランジスタのゲートとの間に接続され、前記第2,第3の転送パルスがアクティブ状態のときにオフ状態となる第7のスイッチ手段と、
    前記第2のクロック端子と前記第4のトランジスタのゲートとの間に接続された第2の容量素子とを有する
    請求項記載の表示装置。
  12. 前記第3,第4のシフト回路は、
    前記第2のクロック端子と前記第2の容量素子との間に接続され、前記第2,第3の転送パルスが非アクティブ状態のときに前記第2のクロック端子と前記第2の容量素子との間の電気的な接続を遮断する第8のスイッチ手段と、
    前記第2,第3の転送パルスが非アクティブ状態のときに前記第8のスイッチ手段と前記第2の容量素子との接続ノードの電位を一定電位に固定する手段とをさらに有する
    請求項11記載の表示装置。
  13. 前記第1、第2のシフト回路の各々は、自身段の入力と出力とに基づいて前記第1,第2の転送パルスを生成する
    請求項記載の表示装置。
  14. 前記第3、第4のシフト回路の各々は、自身段の入力と出力とに基づいて前記第3,第4の転送パルスを生成する
    請求項記載の表示装置。
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