JP4301538B2 - 電子機器制御システム及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両等の移動体に装着される電子機器の制御システムと制御方法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子機器では、例えば車両のインストルメントパネルに装着されるCD(Compact Disc)プレーヤ、DVDプレーヤ、MD(Mini Disc)プレーヤ、AM/FMチューナ等の種々のカーオーディオ装置、或いはこれらが一体として複合化されたカーオーディオ装置、更にこれらとナビゲーション装置とが一体化されたもの等が存在する。また、それら電子機器をリモートコントロールで操作する手段を備えた形態のものもある。
【0003】
上述したように、これらカーオーディオ装置等は益々操作機能が増え、操作が複雑になる方向である。この対策としては種々提案されているところであるが、例えば操作ユニットをカーオーディオ装置の前面に、相前後して二個設け、操作機能や表示機能をそれぞれの操作ユニットに分配して設けるものが提案されている。更にこのような装置に加えてリモートコントロールで操作するシステムも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら操作ユニットを二個用いるシステムでは、使用する操作ユニットは視認できる位置に配置される必要があるため、その都度、操作内容を確認してから、後側の操作ユニットの機能を利用する必要があればその操作ユニットが見え且つ操作できる位置に配置してから本来のカーオーディオ装置の操作をしなければならなかった。
【0005】
また、このように操作ユニットを二個用いると共にリモートコントロールが可能なシステムでは、リモートコントロール信号に対応する操作キーが、隠れた操作ユニット側に存在する場合、当該リモートコントロール信号は受信されないか又は無効とされることになる。若しくはこの場合、ユーザが、操作したい操作キーが、前側にあるか後側にあるかを目視により確認してからリモコン操作を実行する必要があり、更に必要とあれば、後側の操作ユニットを視認できるように前側の操作ユニットを移動させてから、リモコン操作を実行する必要がある。これらの結果、速やかなリモコン操作は困難になり、ドライバーの心理状態にも悪い影響を及ぼす。
【0006】
従って本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、隠れた側の操作ユニットを意識することなく、通常の前面に設けられている操作ユニットと同様の操作感覚でリモートコントロールにより電子機器の操作可能な電子機器制御システムとその制御方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子機器制御システムは上記課題を解決するために、前面パネルを有する電子機器本体と、該電子機器本体の操作の指示をするリモートコントロール端末とを備える電子機器制御システムであって、(i)前記電子機器本体は、リモートコントロール信号を受信する受信手段と、前記前面パネルの前方に設けられ、前記受信されたリモートコントロール信号に応じて前記電子機器本体を操作する第一操作ユニットと、前記前面パネルの前方において前記第一操作ユニットの背部に重なるように設けられ、前記受信されたリモートコントロール信号に応じて前記電子機器本体を操作する第二操作ユニットと、前記第一及び第二操作ユニットのうち少なくとも一方を移動し、前記第一及び第二操作ユニットが共に外部から視認できる状態に配置する配置手段と、前記受信されたリモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものであるか否かを判別する判別手段とを備え、前記判別手段により前記受信されたリモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものと判別した場合、前記配置手段を作動して前記第一操作ユニットを所定位置に移動させ、前記第一及び第二操作ユニットが共に外部から視認可能な状態にし、(ii)前記リモートコントロール端末は、
前記電子機器本体の操作を指示する入力キーと、前記入力キーにより入力された操作情報を前記電子機器本体に向けて前記リモートコントロール信号として送信する送信手段とを備える。
【0008】
本発明の電子機器制御システムによれば、例えばCD、DVDまたはMDを再生するオーディオ再生装置を含んでなる電子機器本体は、リモートコントロール端末で制御される。電子機器本体の前面パネル部位には電子機器を操作するための第一操作ユニットとその背面に設けられた第二操作ユニットがある。
【0009】
ここで、第二操作ユニットの機能を利用することに関する操作指示がリモートコントロール端末から送信される場合、配置手段によって、第二操作ユニットの操作面がユーザに視認されやすいように第一操作ユニットまたは第二操作ユニットが、或いは双方の操作ユニットが移動して、第二操作ユニットの操作面がユーザから見えるように配置すれば、第二操作ユニットを介してのリモートコントロール操作を好適に行うことが可能となる。更に、リモートコントロール端末から送られてきた操作信号が、第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものであるか否かを判別する。従って、その判別結果に応じて適宜、配置手段により第一操作ユニットや第二操作ユニットを移動することが可能となり、更に判別結果に応じて第二操作ユニットにおける電源のオンオフ制御等も可能となる。また、前記判別手段により前記受信されたリモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものと判別した場合、前記配置手段が作動して前記第二操作ユニットを外部から視認可能な状態にする。従って、判別手段によりリモートコントロール信号が、第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものと判別された場合、配置手段が作動して、第一操作ユニットが所定の位置に移動し、第二操作ユニットの表示装置が視認可能となる。また、第一操作ユニットに限らず、第二操作ユニットをも移動させてよりユーザが視認し易いように配置するようにしても良い。この場合、第二操作ユニットにも第一操作ユニットを移動する機構と同様或いは類似の機構を設ける必要がある。これらの結果、ユーザは、リモートコントロール信号が、第一操作ユニットが有する機能を利用するものであるか、第二操作ユニットが有する機能を利用するものであるかを意識することなく、第二操作ユニットを介してのリモートコントロール操作を好適に実行できる。
【0010】
従ってまた、電子機器本体における所定の前面部位に多くの操作キーや関連する操作手段更に比較的大型の表示装置等を設けることができ、例えば前面サイズが制限される車両搭載用のオーディオ装置等に好適に用いることができる。
【0011】
本発明の電子機器制御システムの一態様では、前記第一操作ユニットは、前記第一操作ユニットの操作或いは動作状態に関する情報を表示する表示手段を備える。
【0012】
この態様によれば、通常前面に配置している第一操作ユニットに備えられた、LCD(Liquid Crystal Display)装置、EL(Electro-Luminescence)表示装置等からなる表示手段の画面に、その操作ユニットに係わる情報或いは動作状態が表示される。第一操作ユニットには多くの操作キーや操作手段が設けられるものであって、狭いエリア内に多くの情報や詳細な情報を表示する表示手段を設けることは困難であるが、簡単な情報や要約された情報は第一操作ユニットの表示手段で確認することが可能となる。
【0013】
本発明の電子機器制御システムの他の態様では、前記第二操作ユニットは、前記第一及び第二操作ユニットのうち少なくとも一方の操作或いは動作状態に関する情報を表示する表示手段を備える。
【0014】
この態様によれば、通常第一操作ユニットの背部に設けられている第二操作ユニットに備えられた、LCD装置、EL表示装置等からなる表示手段の画面に、第一操作ユニットや第二操作ユニットの操作に関する情報或いは動作状態が表示される。第二操作ユニットは第一操作ユニットに比べて操作キー等は少なくてすむので、大型で細精度の表示装置を設けることが可能である。即ち、第一操作ユニットに相対的に小型の表示装置を設け、第二操作ユニットに相対的に大型の表示装置を設けるように構成してもよい。従って第二操作ユニットに設けられた表示装置に第二操作ユニットに係わる情報に限らず、第一操作ユニットに係わる詳しい情報を表示することが可能となり、ユーザは表示される詳細な情報を確認しながら電子機器の操作をすることができる。
【0015】
この態様では、前記リモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットに設けられた表示手段における表示を伴う操作に関するものである場合、前記配置手段は、前記第二操作ユニットが外部から視認可能な状態にないと、前記第二操作ユニットが外部から視認可能な状態になるように作動するように構成してもよい。
【0016】
このように構成すれば、ユーザは、第二操作ユニットに設けられた表示手段における表示を伴う操作に関するリモコン操作であるか否かを意識しなくてもよい。即ち、第二操作ユニットに設けられた表示手段における表示を伴う操作に関するリモコン操作であれば自動的に、配置手段により第二操作ユニットが視認可能な状態とされるので、ユーザとして大変便利である。
【0017】
或いはこの態様では、前記第二操作ユニットが外部から視認可能な状態にない場合、前記第二操作ユニットのうち少なくとも前記表示手段はその電源がオフされるように構成してもよい。
【0018】
このように構成すれば、第一操作ユニットの背後に隠れた状態のままで第二操作ユニットに電源が供給されることによる表示手段の経時劣化を効果的に防止でき、装置全体の延命化及び低消費電力化を図れる。
【0019】
本発明の電子機器制御システムの他の態様では、前記リモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものである場合、前記第二操作ユニットは、(i)外部から視認可能な状態にないと、前記リモートコントロール信号に対応する操作を行わず、(ii)外部から視認可能な状態にあると、前記リモートコントロール信号に対応する操作を行う。
【0020】
この態様によれば、リモートコントロール信号が、第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものである場合、第二操作ユニットが外部から視認可能な状態にある時には、リモートコントロール信号に対応する操作を行う。他方で、第二操作ユニットが外部から視認可能な状態にない時には、リモートコントロール信号に対応する操作を行わないので、第二操作ユニットが視認できない状態のまま、入力ミス等によって当該第二操作ユニットでユーザの意図しない動作が行われることを防止できる。
【0021】
更に好ましくは、リモートコントロール信号が、第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものである場合、第二操作ユニットが外部から視認可能な状態にない時には、第二操作ユニットが外部から視認可能なように配置手段を作動させる。その結果、第二操作ユニットが外部から視認可能な状態になった後には、このリモートコントロール信号に対応する又は再入力されるリモートコントロール信号に対応する操作を行う。
【0026】
本発明の電子機器制御システムの他の態様では、前記判別手段により前記受信されたリモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものと判別した場合、前記第二操作ユニットはその電源がオンされるように構成してもよい。
【0027】
このように構成すれば、判別手段によりリモートコントロール信号が、第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものと判別された場合、第ニ操作ユニットはその電源がオンされる。従って、第二操作ユニットによる操作がこの時以降可能となる。その後に、第二操作ユニットの電源は、その電源ボタンによるオフの操作されるまで引き続きオンでもよいし、一定期間の不使用を条件に自動的にオフされてもよい。これらの結果、ユーザは、リモートコントロール信号が、第一操作ユニットが有する機能を利用するものであるか、第二操作ユニットが有する機能を利用するものであるかを意識することなく、第二操作ユニットを介してのリモートコントロール操作を好適に実行できる。
【0028】
本発明の電子機器制御システムの他の態様では、前記第一操作ユニットに前記受信手段を設ける。
【0029】
この態様によれば、通常電子機器の前面に配置されている第一操作ユニットにリモートコントロール端末からのリモートコントロール信号を受信する受信手段を設けるので、電子機器の動作常態に係わらずリモートコントロール信号を受信することが可能となる。また、第二操作ユニットに係わる信号もこの受信手段により受信され、第二操作ユニットの操作に供されるように或いは配置手段による第一操作ユニットの移動に供されるように構成してもよい。
【0030】
本発明の電子機器制御システムの他の態様では、前記電子機器本体の筐体前部に前記受信手段を設ける。
【0031】
この態様によれば、常にユーザ側に露出している電子機器本体の前面に受信手段が設けられるので、第一操作ユニット及び第二操作ユニットの配置に係わらずリモートコントロール端末からのリモートコントロール信号を受信することが可能となる。
【0032】
本発明の電子機器制御システムの他の態様では、前記送信手段による前記リモートコントロールの送信は赤外線を用いて行う。
【0033】
この態様によれば、リモートコントロール端末からのリモートコントロール信号は赤外線変調されて電子機器本体に向けて放射される。変調に供される素子は赤外線を発光する半導体発光素子が、その低電圧動作、低消費電力、広帯域変調特性から好適に用いられる。
【0034】
本発明の電子機器制御システムの他の態様では、前記送信手段による前記リモートコントロール信号の送信は微弱電波を用いて行う。
【0035】
この態様によれば、リモートコントロール端末からのリモートコントロール信号は微弱電波を変調して電子機器本体に向けて放射される。微弱電波としては、例えばブルートゥース規格として知られている2Ghz帯の電波を用いることが可能である。また、電子機器本体における受信手段として小型のアンテナが用いられる。
【0036】
本発明の電子機器制御システムの他の態様では、前記電子機器本体は、音楽コンテンツ情報を再生する再生手段とラジオ放送受信手段とテレビ放送受信手段とのうちの少なくとも一つを備える。
【0037】
この態様によれば、本発明の電子機器制御システムの下で、音楽再生、ラジオ放送受信、テレビ放送受信を楽しむことができる。
【0038】
本発明の電子機器制御システムの他の態様では、記録媒体挿入用のスロットが、前記第二操作ユニットが移動された際に露出するように前記電子機器本体に設けられている。
【0039】
この態様によれば、第二操作ユニットが移動されることで、CD、DVD、MD、カセットテープ等の記録媒体挿入用のスロットが露出する。従って、ユーザは適宜、係るスロットが露出した状態で、このような記録媒体を挿入できる。
【0040】
本発明の電子機器制御システムの他の態様では、前記電子機器本体は、前記第二操作ユニットが移動された際に露出すると共に前記電子機器本体を操作する第三操作ユニットを更に備えており、前記リモートコントロール信号が、前記第三操作ユニットが有する機能を利用することに関するものである場合に、前記配置手段が第二操作ユニットを移動して前記第三操作ユニットが外部から視認可能な状態にする。
【0041】
この態様によれば、リモートコントロール信号が、第三操作ユニットが有する機能を利用することに関するものである場合に、配置手段が作動して第三操作ユニットが外部から視認可能な状態となり、第三操作ユニットを介してのリモートコントロール操作を好適に行うことが可能となる。
【0042】
本発明の電子機器制御方法は上記課題を解決するために、前面パネルを有する電子機器本体と、該電子機器本体の操作を指示するリモートコントロール端末とを備える電子機器制御システムにおける電子機器制御方法であって、(i)前記電子機器本体では、リモートコントロール信号を受信する受信工程と、前記電子機器本体を、前記受信されたリモートコントロール信号に応じて前記前面パネルの前方に設けられた第一操作ユニットにより操作する第一操作工程と、前記電子機器本体を、前記前面パネルの前方において前記第一操作ユニットの背部に重なるように設けられた第二操作ユニットにより前記受信されたリモートコントロール信号に応じて操作する第二操作工程と、前記第一及び第二操作ユニットのうち少なくとも一方を移動し、前記第一及び第二操作ユニットが共に外部から視認できる状態に配置する配置工程と、前記受信されたリモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものか否かを判別する判別行程とが実行され、前記判別行程により、前記受信されたリモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものと判別した場合、前記配置工程によって前記第一操作ユニットを所定位置に移動させ、前記第一及び第二操作ユニットが共に外部から視認可能な状態にし、(ii)前記リモートコントロール端末では、前記電子機器本体の操作を指示する入力キーにより指示入力する入力工程と、前記入力工程により指示入力された操作情報を前記電子機器本体に向けて前記リモートコントロール信号として送信する送信工程とが実行される。
【0043】
本発明の電子機器制御方法によれば、上述した本発明の電子機器制御システムの場合と同様に、第二操作ユニットの機能を利用することに関する操作指示がリモートコントロール端末から送信される場合、配置手段によって、第二操作ユニットの操作面がユーザに視認されやすいように第一操作ユニットまたは第二操作ユニットが、或いは双方の操作ユニットが移動して、第二操作ユニットの操作面がユーザから見えるように配置すれば、第二操作ユニットを介してのリモートコントロール操作を好適に行うことが可能となる。従ってまた、電子機器本体における所定の前面部位に多くの操作キーや関連する操作手段を設けることができ、例えば前面サイズが制限される車両搭載用のオーディオ装置等に好適に用いることができる。
【0045】
更に、判別工程によりリモートコントロール信号が、第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものと判別された場合、配置工程により、第一操作ユニットが所定の位置に移動し、第二操作ユニットの表示装置が視認可能となる。また、第一操作ユニットに限らず、第二操作ユニットをも移動させてよりユーザが視認し易いように配置するようにしても良い。この場合、第二操作ユニットにも第一操作ユニットを移動する機構と同様或いは類似の機構を設ける必要がある。これらの結果、ユーザは、リモートコントロール信号が、第一操作ユニットが有する機能を利用するものであるか、第二操作ユニットが有する機能を利用するものであるかを意識することなく、当該リモートコントロール操作を好適に実行できる。
【0046】
尚、本発明の電子機器制御方法においても、上述した本発明の電子機器制御システムにおける各種態様と同様の各種態様が可能である。
【0047】
本発明のこのような作用、及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図1〜図10を参照して説明する。ここで図1は本発明の電子機器制御システムを構成する電子機器本体とリモートコントロール端末を示す外観図である。図2は、一の状態にある電子機器本体の斜視図であり、図3はその可動部の部分断面側面図である。図4は、他の状態にある電子機器本体の斜視図であり、図5はその可動部の部分断面側面図である。図6は、更に他の状態にある電子機器本体の斜視図であり、図7はその可動部の部分断面側面図である。また、図8は本発明の電子機器制御システムのブロック構成図であり、図9はその動作の流れを示すフローチャートであり、図10はその構成要素の関係を示すシーケンスチャートである。
【0049】
まず、図1に示すように本発明の電子機器システムは電子機器本体1とリモートコントローラ端末2からなるシステムであって、電子機器本体1には電子機器の機能を担うための各種構成要素、例えばオーディオ再生装置であればCD再生機構やMD再生機構、CD、MD収納部等が、ラジオ受信装置であればAM/FM放送電波を受信するチューナ、受信電波から音声信号に変換する復調手段等が、テレビであれば映像電波を受信するチャンネルチューナ、受信した電波から映像信号や音声信号を復調する復調手段等が電子機器筐体5の内部に備えられている。テレビの映像表示に操作ユニットの表示装置を兼用することも可能である。
【0050】
電子機器を操作する操作キーは電子機器本体1の前面パネル15の前方に2つの操作ユニット部を重ねて配置されている。2つの操作ユニット部で前方に配置されているものを第一操作ユニット(以降、適宜、「可動操作ユニット3」と記す)、第一操作ユニットの後方に隠れて配置されているものを第二操作ユニット(以降、適宜、「固定操作ユニット4」と記す)とする。
【0051】
可動操作ユニット3の前面には表示装置9、各種操作キー10、受光部12、オープン/クローズキー16等が備わり、固定操作ユニット4には図6に示すように操作キー17、表示装置19等が備わる。オープン/クローズキー16はこのキーを操作することで手動により可動操作ユニット3を所定位置に移動させ、固定操作ユニット4を視認できるようにするためのものである。
【0052】
尚、表示手段として表示装置9には例えば液晶表示装置が、また、表示装置19には例えば有機EL(Electro-Luminescence)表示装置が用いられる。
【0053】
この可動操作ユニット3と固定操作ユニット4の2つの操作ユニットを設けることによって狭い電子機器本体の前面スペースで多くの操作キーを配置でき、また、大きな表示装置19を設けることが可能となっている。固定操作ユニット4を利用する必要がある場合は、後段で詳しく説明するが可動操作ユニット3が所定の位置に移動して、固定操作ユニット4がユーザに良く見えるように構成されている。
【0054】
一方、リモートコントロール端末2は各種操作キー11、赤外線14の発光部13等を備える。操作キー11が操作されると、それに応じたキーコマンドが発生し、図示しない変調部でキーコマンドは赤外線14で送信するために適したフォーマットによって変調され、その変調信号で発光部13における発光素子を点灯制御して電子機器本体1に対して放射される。この放射される赤外線14は電子機器本体1の可動操作ユニット3に設けられた受光部12で受信される。尚、送信に用いられる発光素子は赤外線発光ダイオードが好適に用いられる。
【0055】
ここで、リモートコントロール端末2の操作キー11は、可動操作ユニット3の操作と固定操作ユニット4の操作との区別無く、操作形態について指示するキーが設けられているだけで、特に可動操作ユニット3及び固定操作ユニット4を選択するキーは設けられていない。
【0056】
この点が本発明の大きな特徴であって、可動操作ユニット3の背面に隠れていて見えない固定操作ユニット4に関する操作指示であっても、その指示は可動操作ユニット3の受光部12で受信され、固定操作ユニット4に関する操作指示、あるいは固定操作ユニット4の表示装置19を利用する操作指示であると判別されると、自動的に可動操作ユニット3が所定位置に移動し、背部にあった固定操作ユニット4が視認可能な状態になって操作が続行されることになる。
【0057】
従ってユーザはその操作が可動操作ユニット3に関するものか或いは固定操作ユニット4に関するものかを意識することなく、電子機器本体1の操作をすることができるものである。
【0058】
次に、電子機器システムを構成する電子機器本体1の構成と動作について説明する。図2は電子機器本体1の可動操作ユニット3が電子機器本体1の前面パネル15の所定部位に収納されている図であって、可動操作ユニット3の背部に固定操作ユニット4も収納されている。図3は図2に示す電子機器本体1の矢印A−Aで示す部位の断面側面図である。可動操作ユニット3には表示装置9、多くの操作キー10、受光部12、オープン/クローズキー16等が配置されていて、スペース上、表示装置9は大きなものを設けることができない。従って所定機能のみを表示する小型のものが配置されている。この状態では固定操作ユニット4、可動操作ユニット3の背部にあり、その有する機能を直視して確認することができない状態である。
【0059】
次に、図4はリモートコントロール端末2からの指示を受け、その指示が固定操作ユニット4の機能を利用するものであった場合の可動操作ユニット3と固定操作ユニット4の移動途中の状態を示していて、同図では固定操作ユニット4も下方に若干移動し、ディスク挿入口7が使用可能となった状態である。尚、図5は図4に示す電子機器本体1の矢印B−Bで示す部位の断面側面図である。
【0060】
ラジオ等記録媒体を装着する必要のない装置では固定操作ユニット4を移動させる必要はないが、このように固定操作ユニット4の背部に更に操作機能を設ける装置では固定操作ユニット4も必要量移動し、加えて表示面が見やすい状態に傾ける等の動きをさせるようにしても良い。
【0061】
可動操作ユニット3の移動はアーム20と図示しないカムによって行われる。また、固定操作ユニット4の移動の必要があれば同様の機構によって行うことが可能である。
【0062】
図6は可動操作ユニット3が移動して最終位置に設定された状態を示している。尚、図7は図6に示す電子機器本体1の矢印C−Cで示す部位の断面側面図である。
【0063】
この状態では可動操作ユニット3はユーザが視認しやすいように、例えばドライバーから見てその操作面が良く見える方向にアーム20によって設定される。また、固定操作ユニット4もユーザから見てその操作面が良く見えるように、操作面が若干上方向に向くようにして設定されている。この状態でリモートコントロール端末2からの操作がなされる。また、この状態で可動操作ユニット3の操作キー10や固定操作ユニット4の操作キー11を操作して電子機器本体1の操作を行うことも可能である。
【0064】
電子機器の操作に関する操作キーを主に可動操作ユニット3のパネル面に設けることで固定操作ユニット4の表示装置19を大きく高精細なものとすることが可能となる。この表示装置19にはリモートコントロールの詳細を表示することができ、例えば可動操作ユニット3の機能に関する操作であってもその詳細を知るために固定操作ユニット4の表示装置19を用いることができるようにしている。従って直接固定操作ユニット4の操作機能を使う場合でなくても、電子機器側の判断により固定操作ユニット4の表示装置19が見えるように可動操作ユニット3を自動的に移動させるものである。
【0065】
次に、システムのブロック構成について説明する。図8に示すように、電子機器本体1の操作・制御系は可動操作ユニット3、固定操作ユニット4、装置全体のシステムコントローラ24、可動操作ユニット3を移動させる駆動部25、また電子機器本体1が例えばオーディオ再生装置であれば音声再生部26がある。可動操作ユニット3には受光部12、コントローラ20、表示装置9、操作キー10が備わり、固定操作ユニット4にはコントローラ23、表示装置19、操作キー17が備わっている。
【0066】
一方、リモートコントロールする装置としてリモートコントロール端末2があり、コントローラ21、操作キー11、送信部13が備わっている。
【0067】
ユーザが電子機器本体1の操作・制御をするためにリモートコントロール端末2から操作キー11を操作し入力すると、選択された操作信号はコントローラ21でその操作内容が判断され、その操作に対応したコードに変換する。コードに変換された信号はコントローラ21の制御下で送信部13に送られ、送信部13から電子機器本体1に向けて制御信号が発信される。
【0068】
信号の伝達手段として赤外線14が用いられる。光源として赤外線発光ダイオードが好適である。発光ダイオードは低電圧駆動が可能で変調が容易であり、また消費電力が少なく、コードレスのリモートコントロール端末2に適している。また、変調周波数も十分に高くとれるものである。
【0069】
リモートコントロール端末2から送信される変調された赤外線14は、電子機器本体1の可動操作ユニット3の受光部12で受光される。受光された信号は信号処理され、コントローラ22を経由してシステムコントローラ24に入力されて、その信号の意味が解読され、小さな表示装置9で表示できる程度のものについては、コントローラ22に入力し表示データに変換後、表示装置9に表示させる。
【0070】
また、操作キー10からユーザは直接操作情報を入力することも可能である。受光部12の受光素子として汎用のフォトダイオードやフォトトランジスタを用いることが可能である。低電圧駆動、低消費電力であり、周波数帯域も十分に高く取れるものである。
【0071】
ここで受光された信号がコントローラ22を経由し、システムコントローラ24の解読で固定操作ユニット4が有する操作機能を利用することに関していたり、または可動操作ユニット3が有する操作機能を利用することに関しているが詳細な情報表示が必要な場合は、固定操作ユニット4の表示装置19に情報が表示される。可動操作ユニット3には多くの操作キー10を配置する必要があるので大きな表示装置を設けることができず、従って、制御の詳細な情報等は固定操作ユニット4の表示装置19に表示するようにされている。
【0072】
このとき表示装置19がユーザの視界に入るために可動操作ユニット3を移動させる必要がある。そのためにシステムコントローラ24からコントローラ23に情報が伝達され、コントローラ23で表示装置19へ情報を入力し、また、システムコントローラ24により駆動部25が作動制御され、可動操作ユニット3は所定の位置まで移動して、固定操作ユニット4の表示装置19がユーザに視認されるように配置される。また、入力された操作指示に応じて音声再生部26は動作する。
【0073】
尚、上述したシステムは音声を扱う電子機器に限らず、映像を扱う電子機器に用いても良いものである。また、車両搭載用の機器に限ることなく一般家庭で用いられる電子機器に適用しても良いものである。
【0074】
次に、本発明の電子機器制御システムの動作の流れについて図9を参照して説明する。
【0075】
まず、リモートコントロール端末からの操作キー入力があるまで待機する(ステップS101)。操作キー入力があるとキーコマンドを判別する(ステップS102)。このキーコマンドはその操作内容を表示する必要があるものであるか否かを判別する(ステップS103)。操作内容を表示する必要が無い場合、固定操作ユニット4に関する入力であるか否かを判別する(ステップS104)。固定操作ユニット4に関する入力でなければキーコマンドに応じた動作をそのまま実行する(ステップS108)。
【0076】
一方、ステップS103及びステップS104でYesであれば固定操作ユニット4が視認可能であるか否かを判別する(ステップS105)。可能でなければ可動操作ユニット3が固定操作ユニット4の前面を覆う位置にあるということであり、可動操作ユニット3を移動させて固定操作ユニット4が視認できるようにする(ステップS106)。この移動は駆動部25を作動させ、この駆動部25と可動操作ユニット3と図示しない連結機構によって行われる。
【0077】
その後固定操作ユニット4の表示装置19の電源をONにする(ステップS107)。表示装置19の電源をONにした後、キーコマンドに応じた動作を実行する(ステップS108)。
【0078】
また、ステップS105で固定操作ユニット4が視認可能と判別された場合は、即、キーコマンドに応じた動作を実行する(ステップS108)。尚、ステップS104で固定操作ユニット4に関する入力であったとしても、表示装置19に表示する必要のない操作であれば可動操作ユニット3を移動させることなく、ステップS108の動作をするようにしても良い。
【0079】
以上、電子機器制御システムの動作の流れの一例について説明したが、本発明の技術思想が実現される他の動作の流れを構成しても良いことは当然である。
【0080】
次に、図10のシーケンスチャートを参照し、電子機器制御システムの構成要素間の相互作用について、時間の流れを追って説明する。図中矢印は作用する要素と作用の方向を示し、縦方向は時間の経過を表す。尚、構成要素はユーザ、リモートコントロール端末2、システムコントローラ24、可動操作ユニット3、固定操作ユニット4とする。
【0081】
まず、ユーザが電子機器本体1に対して目的の動作をさせるためにリモートコントロール端末2の所定の操作キー11を操作する(ステップS201)。リモートコントロール端末2から可動操作ユニット3に対して操作された操作キー11の内容を、送信部13から赤外線14を変調して送信し(ステップS202)、可動操作ユニット3の受光部12で受信する(ステップS203)。
【0082】
受信した内容はコントローラ22からシステムコントローラ24に伝達され(ステップS204)、操作内容を表示する必要があるか否かが判別される(ステップS205)。表示する必要がない場合、システムコントローラ24は可動操作ユニット3と固定操作ユニット4に対し表示装置19への表示なしで動作する状態であることを示し(ステップS206)、可動操作ユニット3と固定操作ユニット4は表示なしで操作キー11から入力された動作を行う(ステップS207、ステップS208)。
【0083】
次に、ステップS205で操作内容を固定操作ユニット4に表示する必要があると判別され、固定操作ユニット4が視認できない位置にあると判別された場合(ステップS205a:NO)、可動操作ユニット3に対し移動させる動作を開始する(ステップS209)。これは駆動部25を作動させ、この駆動部25と可動操作ユニット3と図示しない連結機構によって行われる(ステップS210)。
【0084】
可動操作ユニット3が移動して固定操作ユニット4が見える状態になった後(ステップS211)、システムコントローラ24から可動操作ユニット3と固定操作ユニット4に対し表示装置19への表示を伴う動作する状態であることを示し(ステップS212)、可動操作ユニット3と固定操作ユニット4は表示を伴った状態で操作キー11から入力された動作を行う(ステップS213、ステップS214)。
【0085】
以上詳述したように、本発明の電子機器制御システムとその方法では、可動操作ユニットが閉じていて固定操作ユニットが隠れて見えない状態であっても、固定操作ユニットの機能を必要とする操作がリモートコントロール端末から入力された場合、自動的に可動操作ユニットが移動し、固定操作ユニットが見える状態に設定され、電子機器の操作、制御を行うことが可能となる。即ち、ユーザは可動操作ユニットの機能を利用する操作であるか、または固定操作ユニットの機能を利用する操作であるかを意識する必要は無く、通常の電子機器本体の前面に設けられている操作ユニットと同様の操作感覚で操作することが可能となるものである。
【0086】
尚、上述した実施形態では、可動操作ユニットのメイン電源と固定操作ユニットとのメイン電源とを分割制御可能として、図2の如く固定操作ユニットが見えない状態では、固定操作ユニットの電源をオフしておき、図4及び図6の如く固定操作ユニットが見える状態では、固定操作ユニットの電源をオンするように構成してもよい。このように構成すれば、固定操作ユニットにおける消費電力を低減でき、更に固定操作ユニットの表示装置で無駄な表示を行わないことにより表示装置の寿命を延ばすことも可能となる。更に、図4及び図6の如く固定操作ユニットが見える状態から図2の如く固定操作ユニットが見えない状態へと可動された際には、固定操作ユニットの電源や少なくともその表示装置の電源を再びオフすることも可能である。
【0087】
加えて、上述の実施形態において、CD、DVD、MD、カセットテープ等の記録媒体挿入用のスロットが、奥側の操作ユニットが更に移動された際に露出するように電子機器本体を構成してもよい。或いは、奥側の操作ユニットが移動された際に第三操作ユニットが露出するように電子機器本体を構成してもよい。この場合、リモートコントロール信号が第三操作ユニットが有する機能を利用することに関するものである時に、第三操作ユニットが外部から視認可能な状態に配置変更すればよい。これにより、第三操作ユニットを介してのリモートコントロール操作をも好適に行える。
【0088】
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電子機器制御システム及びその制御方法もまた本発明の技術思想に含まれるものである。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電子機器制御システムとその方法によれば、可動操作ユニットが閉じていて固定操作ユニットが隠れて見えない状態であっても、固定操作ユニットに関する操作入力がリモートコントロール端末から入力された場合、自動的に可動操作ユニットが移動し、固定操作ユニットが見える状態に設定されるので、固定操作ユニットの表示装置に表示される情報を視認しながら電子機器の操作、制御を行うことが可能となる。
【0090】
また、可動操作ユニットが閉じた状態であって、可動操作ユニットに関して操作する場合であっても、その操作内容が固定操作ユニットの表示装置に表示される場合は自動的に可動操作ユニットが移動し、固定操作ユニットの表示装置に表示される操作内容を確認しながら電子機器の操作、制御を行うことが可能となる。
【0091】
従ってユーザはリモートコントロールする場合、特に可動操作ユニットの機能を利用する操作であるか、または固定操作ユニットの機能を利用する操作であるかを意識することなく電子機器の操作、制御を行うことが可能となる。即ち、隠れた側の操作ユニットを意識することなく、通常の前面に設けられている操作ユニットと同様の操作感覚で操作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器制御システムを構成する電子機器本体とリモートコントロール端末を示す外観図である。
【図2】本発明の電子機器制御システムを構成する電子機器本体の構成を示す斜視図である。
【図3】図2に示す電子機器本体の矢印A−Aにおける断面を示す部分断面側面図である。
【図4】本発明の電子機器制御システムを構成する電子機器の第一の動作形態を示す斜視図である。
【図5】図4に示す電子機器本体の矢印B−Bにおける断面を示す部分断面側面図である。
【図6】本発明の電子機器制御システムを構成する電子機器の第二の動作形態を示す斜視図である。
【図7】図6に示す電子機器本体の矢印C−Cにおける断面を示す部分断面側面図である。
【図8】本発明の電子機器制御システムの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の電子機器制御システムの動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の電子機器制御システムの構成要素の動作関係を示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1・・・電子機器本体
2・・・リモートコントロール端末
3・・・可動操作ユニット
4・・・固定操作ユニット
5・・・電子機器筐体
7・・・ディスク挿入口
9、19・・・表示装置
10、11、17・・・操作キー
12・・・受光部
13・・・送信部
14・・・赤外線
15・・・前面パネル
16・・・オープン/クローズキー
20・・・アーム
21、22、23・・・コントローラ
24・・・システムコントローラ
25・・・駆動部
26・・・音声再生部
Claims (15)
- 前面パネルを有する電子機器本体と、該電子機器本体の操作の指示をするリモートコントロール端末とを備える電子機器制御システムであって、
(i)前記電子機器本体は、
リモートコントロール信号を受信する受信手段と、
前記前面パネルの前方に設けられ、前記受信されたリモートコントロール信号に応じて前記電子機器本体を操作する第一操作ユニットと、
前記前面パネルの前方において前記第一操作ユニットの背部に重なるように設けられ、前記受信されたリモートコントロール信号に応じて前記電子機器本体を操作する第二操作ユニットと、
前記第一及び第二操作ユニットのうち少なくとも一方を移動し、前記第一及び第二操作ユニットが共に外部から視認できる状態に配置する配置手段と、
前記受信されたリモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものであるか否かを判別する判別手段とを備え、
前記判別手段により前記受信されたリモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものと判別した場合、前記配置手段を作動して前記第一操作ユニットを所定位置に移動させ、前記第一及び第二操作ユニットが共に外部から視認可能な状態にし、
(ii)前記リモートコントロール端末は、
前記電子機器本体の操作を指示する入力キーと、
前記入力キーにより入力された操作情報を前記電子機器本体に向けて前記リモートコントロール信号として送信する送信手段と
を備えることを特徴とする電子機器制御システム。 - 前記第一操作ユニットは、前記第一操作ユニットの操作或いは動作状態に関する情報を表示する表示手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器制御システム。 - 前記第二操作ユニットは、前記第一及び第二操作ユニットのうち少なくとも一方の操作或いは動作状態に関する情報を表示する表示手段を備える
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器制御システム。 - 前記リモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットに設けられた表示手段における表示を伴う操作に関するものである場合、前記配置手段は、前記第二操作ユニットが外部から視認可能な状態にないと、前記第二操作ユニットが外部から視認可能な状態になるように作動することを特徴とする請求項3に記載の電子機器制御システム。
- 前記第二操作ユニットが外部から視認可能な状態にない場合、前記第二操作ユニットのうち少なくとも前記表示手段はその電源がオフされることを特徴とする請求項3又は4に記載の電子機器制御システム。
- 前記リモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものである場合、前記第二操作ユニットは、(i)外部から視認可能な状態にないと、前記リモートコントロール信号に対応する操作を行わず、(ii)外部から視認可能な状態にあると、前記リモートコントロール信号に対応する操作を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。
- 前記判別手段により前記受信されたリモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものと判別した場合、前記第二操作ユニットはその電源がオンされること
を特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。 - 前記第一操作ユニットに前記受信手段を設けること
を特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。 - 前記電子機器本体の筐体前部に前記受信手段を設けること
を特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。 - 前記送信手段による前記リモートコントロール信号の送信は赤外線を用いて行うこと
を特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。 - 前記送信手段による前記リモートコントロール信号の送信は微弱電波を用いて行うこと
を特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。 - 前記電子機器本体は、音楽コンテンツ情報を再生する再生手段とラジオ放送受信手段とテレビ放送受信手段とのうちの少なくとも一つを備えること
を特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。 - 記録媒体挿入用のスロットが、前記第二操作ユニットが移動された際に露出するように前記電子機器本体に設けられていることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。
- 前記電子機器本体は、前記第二操作ユニットが移動された際に露出すると共に前記電子機器本体を操作する第三操作ユニットを更に備えており、
前記リモートコントロール信号が、前記第三操作ユニットが有する機能を利用することに関するものである場合に、前記配置手段が第二操作ユニットを移動して前記第三操作ユニットが外部から視認可能な状態にすることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。 - 前面パネルを有する電子機器本体と、該電子機器本体の操作を指示するリモートコントロール端末とを備える電子機器制御システムにおける電子機器制御方法であって、
(i)前記電子機器本体では、
リモートコントロール信号を受信する受信工程と、
前記電子機器本体を、前記受信されたリモートコントロール信号に応じて前記前面パネルの前方に設けられた第一操作ユニットにより操作する第一操作工程と、
前記電子機器本体を、前記前面パネルの前方において前記第一操作ユニットの背部に重なるように設けられた第二操作ユニットにより前記受信されたリモートコントロール信号に応じて操作する第二操作工程と、
前記第一及び第二操作ユニットのうち少なくとも一方を移動し、前記第一及び第二操作ユニットが共に外部から視認できる状態に配置する配置工程と、
前記受信されたリモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものか否かを判別する判別行程とが実行され、
前記判別行程により、前記受信されたリモートコントロール信号が、前記第二操作ユニットが有する機能を利用することに関するものと判別した場合、前記配置工程によって前記第一操作ユニットを所定位置に移動させ、前記第一及び第二操作ユニットが共に外部から視認可能な状態にし、
(ii)前記リモートコントロール端末では、
前記電子機器本体の操作を指示する入力キーにより指示入力する入力工程と、
前記入力工程により指示入力された操作情報を前記電子機器本体に向けて前記リモートコントロール信号として送信する送信工程とが実行される
ことを特徴とする電子機器制御方法。
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