JP4300967B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転ドラムを内包する水受け槽内に所定の水位に給水して洗濯する洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は図8および図9に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
図8および図9に示すように、回転ドラム81は、外周部に多数の通水孔82を全面に設け、水受け槽83内に回転自在に配設している。回転ドラム81の回転中心に略水平方向に回転軸84を設け、この回転軸84にモータ85を連結し、回転ドラム81を回転駆動する。回転ドラム81の内壁面に数個の突起板86を設けている。
水受け槽83は洗濯機本体87よりばね体88で揺動可能に吊り下げられており、水受け槽83の下部に排水ホース89の一端を接続し、ホース89の他端を排水ポンプ90に接続して水受け槽83内の洗濯水を排水するようにしている。給水弁91は水受け槽83内に水を給水するものである。水位検知手段92は水受け槽83内の水位を検知するものである。
制御装置93は、マイクロコンピュータで構成した制御手段94を有し、パワースイッチング手段95を介してモータ85、排水ポンプ90、給水弁91などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御する。入力設定手段96は、運転コース等を設定するもので、制御手段94は入力設定手段96からの情報を入力して、その情報を基に表示手段97を表示して使用者に知らせる。記憶手段98は、制御手段94により制御するのに必要なデータを記憶している。なお、99は商用電源、100は電源スイッチである(例えば、特許文献1参照)。
上記構成において洗濯行程の動作を説明すると、回転ドラム81内に洗濯物と洗剤を投入し、電源、スタートボタン(図示せず)を押し、洗濯行程を開始すると、給水弁91が動作して給水し、水位検知手段92により所定の水位N1を検知すると給水弁91の動作を停止しモータ85を駆動する。また、所定の水位N2(N1と同等以上)を検知すると給水を停止する。
洗濯行程では、洗濯物に水が含まれるため補給水しながら、回転ドラム81はモータ85によって所定の回転数および所定の時間において、正転、停止、反転、停止駆動し、回転ドラム81内の洗濯物は突起板86に引っかかり、持ち上げられて水面上に落下する。この動作によって洗剤を徐々に溶解して洗濯水となり、洗濯物の汚れに作用することとなる。洗濯行程が終了すると、排水ポンプ90を動作して水受け槽83内の洗濯水を排水する。
特開平10−272284号公報
このような従来の構成では、給水時に、水位検知手段92により所定の水位N1を検知して給水弁の動作を停止したとき、回転ドラム81内に投入した洗濯物には給水した水を含んでいない部分があり、この状態でモータ85を駆動し回転ドラム81を回転させると、回転ドラム81内の洗濯物が回転ドラム81内の水を吸い込み、水位検知手段92により検知する水位が低下し、モータ85を停止して給水する補給水を頻繁に行うという問題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、給水時に回転ドラム内の洗濯物に水を吸い込みやすくして給水終了後の補給水を少なくするとともに、水位検知精度を向上することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、略水平方向または略傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムを水受け槽に内包し、この回転ドラムをモータにより駆動し、水受け槽内に
給水手段により給水するとともに、水受け槽内の水位を水位検知手段により検知し、水位検知手段の出力を入力する制御手段によりモータ、給水手段を制御するよう構成し、制御手段は、回転ドラムを洗濯物が前記回転ドラムの内壁に張り付く回転数で回転させながら給水するとともに、回転ドラムの回転中に水位検知手段により第1の所定時間ごとに水位を検知し、回転ドラムの回転周期の整数倍である第2の所定時間ごとに水位の移動平均を計算し、計算した移動平均値を前記水受け槽内の水位としたものである。
これにより、給水時に回転ドラムを駆動することで、回転ドラム内の洗濯物に水を吸い込みやすくできて給水終了後の補給水を少なくすることができ、回転ドラムが回転中であっても精度よく水位を検知することができる。
本発明の洗濯機は、給水時に回転ドラム内の洗濯物に水を吸い込みやすくできて給水終了後の補給水を少なくすることができ、回転ドラムが回転中であっても精度よく水位を検知することができる。
第1の発明は、略水平方向または略傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包する水受け槽と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記水受け槽内に給水する給水手段と、前記水受け槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記水位検知手段の出力を入力し前記モータ、給水手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記回転ドラムを洗濯物が前記回転ドラムの内壁に張り付く回転数で回転させながら給水するとともに、前記回転ドラムの回転中に前記水位検知手段により第1の所定時間ごとに水位を検知し、前記回転ドラムの回転周期の整数倍である第2の所定時間ごとに水位の移動平均を計算し、計算した移動平均値を前記水受け槽内の水位としたものであり、給水時に回転ドラムを洗濯物が回転ドラムの内壁に張り付く回転数(例えば、100r/min)で駆動することで、洗濯物が回転ドラムの内壁に張り付いた状態で回転させながら給水するため回転ドラム内の洗濯物に水を吸い込みやすくでき、給水が終了したときは洗濯物に万遍なく水を吸い込ませることができて、給水終了後の補給水を少なくすることができ、洗濯物の量に適した水量をはやく給水することができて、洗浄時間を短くすることができるとともに洗濯物に洗濯液を作用させることができて洗浄性能を向上することができ、また、回転ドラムが回転中であっても、第1の所定時間ごとに水位を検知し、第2の所定時間ごとに求めた移動平均値を水受け槽内の水位とすることで、回転ドラムが回転していることによる水位の変動を除去することができ、精度よく水位を検知することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、制御手段は、モータの起動時、第3の所定時間経過後から水位検知手段により水位を検知するようにしたものであり、回転ドラムの回転中に水位を検知する際、モータの起動時、すなわち回転ドラムの起動時は、回転ドラムが回転することによる水位の変動が大きいため、これを除去することにより水位検知精度を向上することができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、制御手段は、モータの停止時、水位検知手段により水位を検知しないようにしたものであり、モータの停止時、すなわち、回転ドラムの停止時には、洗濯物に含まれる水がでてくるため、水位検知手段により検知する水位が高くなり、この上昇した水位は、回転ドラムの回転時の水位に対して誤差となるため、洗濯物に含まれる水により上昇したときの水位を検知しないことで、水位検知精度を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の
形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図2に示すように、回転ドラム1は、有底円筒形に形成し外周部に多数の通水孔2を全面に設け、水受け槽3内に回転自在に配設している。回転ドラム1の回転中心に略傾斜方向に回転軸(回転中心軸)4を設け、回転ドラム1の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設している。この回転軸4にモータ5を連結し、回転ドラム1を正転、逆転方向に回転駆動する。回転ドラム1の内壁面に数個の突起板6を設けている。
水受け槽3は洗濯機本体7よりばね体8で揺動可能に吊り下げており、水受け槽3の下部に排水ホース9の一端を接続し、排水ホース9の他端を排水ポンプ10に接続して水受け槽3内の洗濯水を排水するようにしている。給水弁(給水手段)11は水受け槽3内に水を給水するものである。水位検知手段12は水受け槽3内の水位を検知するものである。
なお、本実施の形態では、回転ドラム1の回転中心に略傾斜方向に回転軸4を設け、回転ドラム1の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設しているが、回転ドラム1の回転中心に略水平方向に回転軸4を設け、回転ドラム1の軸心方向を略水平方向に配設してもよい。
水位検知手段12は、水受け槽3に設けたエアートラップ(図示せず)からの圧力により上下動するタイヤフラムを有し、このダイヤフラム上にフェライトコアを設置し、フェライトコアの移動によりインダクタンスが変化するコイルを設け、このコイルを用いてCMOSインバータによるLC発振回路を構成し、フェライトコアの移動によるインダクタンスの変化によるLC発振回路の発振周波数の変化により水受け槽3の水位を検知するよう構成している。
制御装置13は、図1に示すように、モータ5、排水ポンプ10、給水弁11などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御するマイクロコンピュータからなる制御手段14等で構成している。制御手段14は、運転コース等を設定するための入力設定手段15からの情報を入力して、その情報を基に表示手段16で表示して使用者に知らせるとともに、入力設定手段15により運転開始が設定されると、水位検知手段12等からのデータを入力して負荷駆動手段17を介して、排水ポンプ10、給水弁11の動作を制御して洗濯運転を行う。
このとき、回転制御手段18は、モータ5のロータの位置を検出する位置検出手段19からの情報に基づいて、駆動回路20を介してインバータ21を制御することによりモータ5を回転制御するようにしている。モータ5は直流ブラシレスモータで、図示していないが、3相巻線を有するステータと、リング上に2極の永久磁石を配設しているロータとで構成し、ステータは3相巻線を構成する第1の巻線5a、第2の巻線5b、第3の巻線5cをスロットを設けた鉄心に巻き付けて構成している。
インバータ21は、パワートランジスタ(IGBT)と逆導通ダイオードの並列回路からなるスイッチング素子(スイッチング手段)で構成している。第1のスイッチング素子21aと第2のスイッチング素子21bの直列回路と、第3のスイッチング素子21cと第4のスイッチング素子21dの直列回路と、第5のスイッチング素子21eと第6のスイッチング素子21fの直列回路で構成し、各スイッチング素子の直列回路は並列接続している。
ここで、スイッチング素子の直列回路の両端は入力端子で、直流電源を接続し、スイッ
チング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の接続点に、それぞれ出力端子を接続している。出力端子は、3相巻線のU端子、V端子、W端子に接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子のオン・オフの組合せにより、U端子、V端子、W端子をそれぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にする。
スイッチング素子のオン・オフは、ホールICからなる3つの位置検出手段19a、19b、19cからの情報に基づいて回転制御手段18により制御される。位置検出手段19a、19b、19cは電気角で120度の間隔でロータが有する永久磁石に対向するように、ステータに配設されている。
ロータが1回転する間に、3つの位置検出手段19a、19b、19cは、それぞれ電気角で120度の間隔でパルスを出力する。回転制御手段18は、3つの位置検出手段19a、19b、19cのいずれかの信号の状態が変わったときを検知し、位置検出手段19a、19b、19cの信号を基に、スイッチング素子21a〜21fのオン・オフ状態を変えていくことで、U端子、V端子、W端子を正電圧、零電圧、解放の3状態にし、ステータの第1の巻線5a、第2の巻線5b、第3の巻線5cに通電して磁界を作り、ロータを回転させるよう構成している。
また、スイッチング素子21a、21c、21eはそれぞれパルス幅変調(PWM)制御され、例えば、繰り返し周波数10kHzでハイ、ローの通電比を制御することで、ロータの回転数を制御するようにしてあり、回転制御手段18は、3つの位置検出手段19a、19b、19cのいずれかの信号の状態が変わるたびにその周期を検出し、その周期よりロータの回転数を算出して、設定回転数になるようにスイッチング素子21a、21c、21eをPWM制御する。
抵抗22は電流を検知するもので、抵抗22の両端電圧でインバータ21の入力電流値を検知するものとする。商用電源23は、ダイオードブリッジ24、チョークコイル25、平滑用コンデンサ26からなる直流電源変換装置を介して、インバータ21に接続している。ただし、これは一例であり、直流ブラシレスモータ5の構成、インバータ21の構成等は、これに限定されるものではない。
ここで、制御手段14は、給水弁11により水受け槽3内に給水するとき、回転ドラム1を洗濯物が回転ドラム1の内壁に張り付く回転数(例えば、100r/min)で駆動し、回転ドラム1の回転中に水位検知手段12により第1の所定時間(例えば、0.3秒)ごとに水位を検知し、第2の所定時間(例えば、1.2秒)ごとに求めた移動平均値を水受け槽3内の水位として検知するようにしている。
このとき、第2の所定時間(1.2秒)は、回転ドラム1の回転周期(回転ドラム1を100r/minで回転させたときの回転周期は0.6秒)の整数倍(2倍)としている。
上記構成において洗濯行程の動作を図3および図4を参照しながら説明する。回転ドラム1内に洗濯物を投入し、洗剤ケース(図示せず)に洗剤を入れ、図3のステップ31で洗濯行程を開始すると、制御手段14はステップ32で回転ドラム1を右方向に、洗濯物が回転ドラム1の内壁に張り付く回転数(100r/min)で駆動し、ステップ33で給水弁11を動作して給水を開始し、洗剤ケースを通り、洗剤とともに水受け槽3内に給水する。
ステップ34で制御手段14内のカウンタn(図示せず)を0にセットし、ステップ35にて制御手段14内のタイマA(図示せず)をスタートさせる。ステップ36にて第1
の所定時間(0.3秒)経過したかどうか判断し、0.3秒経過していればステップ37でタイマAをクリアして0に戻す。ステップ38で再びタイマAをスタートさせ、ステップ39にて水位検知手段12により水受け槽3内に給水された水の水位Hnを測定する。
ここで、水受け槽3内の水位の変化について説明する。水受け槽3内に給水しつづけると、水位は徐々に高くなり、水位検知手段12を構成するコイルのインダクタンスが大きくなり、水位周波数(水位検知手段12を構成するLC発振回路の発振周波数)は徐々に低下する。水位が上昇すると水受け槽3内で100r/minで回転している回転ドラム1の外周部に水が接触する。回転ドラム1の外周部には多数の通水孔2を全面に設けており、さらに給水すると、通水孔2を通って水が回転ドラム1内に入る。
回転ドラム1の外周部に水が接触し始めてから、回転している回転ドラム1の外周部により水が掻き上げられるのと水自身の重力により落下するのを繰り返すので、水面は上下に変動し、水位周波数fwは、図4に示すように変動し、水位検知手段12により検知される水位Hnは上下に変動する。このため、この水位変動の影響により検知ばらつきが大きくなる。そこで、水位周波数fwの移動平均値fiを求めることで、水位Hnの移動平均値を求め、水位変動の影響が少ない水位検知を行う。
ステップ40でカウンタnが3以上か判断する。カウンタnが3より少ないときはステップ41でカウンタnをプラス1してカウントアップする。ステップ40でカウンタnが3以上ならば、ステップ42にて水位Hnの4個のデータの移動平均値を計算する。
ステップ36からステップ41を繰り返すことにより、給水開始から0.3秒ごとに水位Hnが検知され、0.3秒後の水位H、0.6秒後の水位H、0.9秒後の水位H、1.2秒後の水位Hとなる。ステップ42にて水位Hnの4個のデータの移動平均値Inを次式で計算する。
In=(H+Hn−1+Hn−2+Hn−3)/4
例えば、1.2秒後の水位の移動平均値Iは、
=(H+H+H+H)/4
となり、1.5秒後の水位の移動平均値Iは、
=(H+H+H+H)/4
となる。このように本実施の形態では、第1の所定時間(0.3秒)T1ごとに水位Hnを検知し、第2の所定時間(1.2秒)T2間の移動平均値を計算することで水位変動の影響を少なくすることができる。
また、移動平均値を求める時間を1.2秒としているのは、回転ドラム1を100r/minで回転させると、回転ドラム1の回転周期は0.6秒となるが、これは水位の変動周期(水が回転ドラム1により掻き上げられた後、重力により落下する時間)とほぼ同じになっているため、回転ドラム1の回転周期0.6秒以上の周期で移動平均を計算すれば水位変動の影響が小さくなるためである。本実施の形態では、0.6秒(回転ドラム1の回転周期)の2倍(整数倍)の1.2秒間の移動平均で目標水位を検知する。
ステップ43で水位の移動平均Inが38.5kHz以下(目標水位115mmに相当)ならば、ステップ44で給水を停止する。水位の移動平均Inが38.5kHz以上(目標水位115mmに達していない)ならば給水を続行し、ステップ41でカウンタnをカウントアップして、ステップ36からステップ43を繰り返す。
ステップ45で回転ドラム1の回転開始から2分経過していれば、ステップ46で回転ドラム1を停止させ、ステップ47の次行程(回転ドラム1を35r/minで回転させ
る攪拌行程)へ進めるが、2分経過していなければ経過するまで、回転ドラム1は回転をつづける。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段14は、回転ドラム1の回転中に水位検知手段12により第1の所定時間(0.3秒)ごとに水位を検知し、第2の所定時間(1.2秒)ごとに求めた移動平均値を水受け槽3内の水位としたので、給水時に回転ドラム1を洗濯物が回転ドラムの内壁に張り付く回転数(100r/min)で駆動することで、洗濯物が回転ドラム1の内壁に張り付いた状態で回転させながら給水するため回転ドラム1内の洗濯物に水を吸い込みやすくでき、給水が終了したときは洗濯物に万遍なく水を吸い込ませることができて、給水終了後の補給水を少なくすることができ、洗濯物の量に適した水量をはやく給水することができて、洗浄時間を短くすることができるとともに洗濯物に洗濯液を作用させることができて洗浄性能を向上することができ、また、回転ドラム1が回転中であっても、第1の所定時間ごとに水位を検知し、第2の所定時間ごとに求めた移動平均値を水受け槽内の水位とすることで、回転ドラム1が回転していることによる水位の変動を除去することができ、精度よく水位を検知することができる。
また、第2の所定時間(1.2秒)は、回転ドラム1の回転周期(0.6秒)の整数倍としたので、第2の所定時間は回転ドラム1の回転周期の整数倍と同じになるため、第2の所定時間ごとに水位の移動平均値を求めることで、回転ドラム1が回転していることによる水位の変動を除去することができ、精度よく水位を検知することができる。
(実施の形態2)
図1に示す制御手段14は、水受け槽3内に所定の水位まで給水した後、攪拌行程に入り、モータ5を駆動して回転ドラム1を右方向に35r/minで13秒間回転させた後2秒間停止し、左方向に35r/minで13秒間回転させた後2秒間停止する動作を繰り返す。ここで、モータ5の起動時、第3の所定時間(例えば、2秒)経過後から水位検知手段12により水位を検知するようにし、モータ5の停止時、水位検知手段12により水位を検知しないようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において洗濯行程の動作を図5〜図7を参照しながら説明する。なお、ステップ34からステップ42までの動作は上記実施の形態1の動作と同じであるので説明を省略する。
図5のステップ51で攪拌行程を開始すると、制御手段14はステップ52でタイマBをスターとし、ステップ53で回転ドラム1を右方向に35r/minで駆動し、ステップ54で第3の所定時間(2秒)経過したかどうか判断し、2秒経過していればステップ34で制御手段14内のカウンタn(図示せず)を0にセットし、ステップ34からステップ42にて水位Hnの移動平均値を求める。
ここで、モータ5の起動時、すなわち回転ドラム1の起動時は、図7に示すように、回転ドラム1が回転することによる水位の変動が大きいため、第3の所定時間(2秒)T3経過後から水位を検知することで、これを除去することができ水位検知精度を向上することができる。
ステップ55で13秒以内かどうか判断し、13秒以内であればステップ56で水位Hnの移動平均Inが38.5kHz以下ならば、ステップ41でカウンタnをカウントアップして、ステップ36からステップ42、ステップ55、56を繰り返す。ステップ56で水位Hnの移動平均Inが38.5kHz以上ならばステップ57へ進み補給水を開始する。
ステップ55で13秒経過すると、図6のステップ58へ進み、回転ドラム1を2秒間停止させる。回転ドラム1の停止時には、洗濯物に含まれる水がでてくるため、水位検知手段12により検知する水位が高く(水位周波数は図7に示すように低く)なり、この上昇した水位は、回転ドラム1の回転時の水位に対して誤差となるため、回転ドラム1の停止時T4に、洗濯物に含まれる水により上昇したときの水位を検知しないことで、水位検知精度を向上することができる。
ステップ58で2秒経過するとステップ59へ進み、制御手段14は回転ドラム1を左方向に35r/minで駆動し、ステップ60で第3の所定時間(2秒)経過したかどうか判断し、2秒経過していればステップ34からステップ42にて水位Hnの移動平均値を求める。
ステップ61で13秒以内かどうか判断し、13秒以内であればステップ62で水位Hnの移動平均Inが38.5kHz以下ならば、ステップ41でカウンタnをカウントアップして、ステップ36からステップ42、ステップ61、62を繰り返す。ステップ62で水位Hnの移動平均Inが38.5kHz以上ならばステップ63へ進み補給水を開始する。
ステップ61で13秒経過するとステップ64へ進み、回転ドラム1を2秒間停止させ、ステップ65にて洗濯時間15分を経過したかを判断し、15分経過していなければ図5のステップ53へ戻り、上述の動作を繰り返し、15分経過していればステップ66へ進み、タイマBをクリアし、ステップ67の次行程へ進む。
図5のステップ57にて補給水を開始すると、ステップ34からステップ42にて水位Hnの移動平均値を求める。ステップ68で13秒以内かどうか判断し、13秒以内であればステップ69で水位Hnの移動平均Inが38.5kHz以上ならば、ステップ41でカウンタnをカウントアップして、ステップ36からステップ42、ステップ68、69を繰り返す。ステップ69で水位Hnの移動平均Inが38.5kHz以下ならばステップ70へ進み補給水を停止し、ステップ54の後のステップ34へ戻る。
また、ステップ63にて補給水を開始すると、ステップ34からステップ42にて水位Hnの移動平均値を求める。ステップ71で13秒以内かどうか判断し、13秒以内であればステップ72で水位Hnの移動平均Inが38.5kHz以上ならば、ステップ41でカウンタnをカウントアップして、ステップ36からステップ42、ステップ71、72を繰り返す。ステップ72で水位Hnの移動平均Inが38.5kHz以下ならばステップ73へ進み補給水を停止し、ステップ60の後のステップ34へ戻る。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段14は、モータ5の起動時、第3の所定時間(2秒)経過後から水位検知手段12により水位を検知するようにしたので、回転ドラム1の回転中に水位を検知する際、モータ5の起動時、すなわち回転ドラム1の起動時は、回転ドラム1が回転することによる水位の変動が大きいため、これを除去することにより水位検知精度を向上することができる。
また、制御手段14は、モータ5の停止時、水位検知手段12により水位を検知しないようにしたので、モータ5の停止時、すなわち、回転ドラム1の停止時には、洗濯物に含まれる水がでてくるため、水位検知手段12により検知する水位が高くなり、この上昇した水位は、回転ドラム1の回転時の水位に対して誤差となるため、洗濯物に含まれる水により上昇したときの水位を検知しないことで、水位検知精度を向上することができる。
本発明にかかる洗濯機は、給水時に回転ドラム内の洗濯物に水を吸い込みやすくできて給水終了後の補給水を少なくすることができ、回転ドラムが回転中であっても精度よく水位を検知することができるので、回転ドラムを内包する水受け槽内に所定の水位に給水して洗濯する洗濯機として有用である。
本発明の実施の形態1の洗濯機の一部ブロック化した回路図 同洗濯機の断面図 同洗濯機の洗濯行程の給水時の動作フローチャート 同洗濯機の洗濯行程の給水時の水位周波数の変化を示すタイムチャート 本発明の実施の形態2の洗濯機の洗濯行程の動作フローチャート 同洗濯機の洗濯行程の図5につづく動作フローチャート 同洗濯機の洗濯行程の水位周波数の変化を示すタイムチャート 従来の洗濯機の断面図 従来の洗濯機のブロック回路図
符号の説明
1 回転ドラム
3 水受け槽
4 回転軸(回転中心軸)
5 モータ
11 給水弁(給水手段)
12 水位検知手段
13 制御手段

Claims (3)

  1. 略水平方向または略傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包する水受け槽と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記水受け槽内に給水する給水手段と、前記水受け槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記水位検知手段の出力を入力し前記モータ、給水手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記回転ドラムを洗濯物が前記回転ドラムの内壁に張り付く回転数で回転させながら給水するとともに、前記回転ドラムの回転中に前記水位検知手段により第1の所定時間ごとに水位を検知し、前記回転ドラムの回転周期の整数倍である第2の所定時間ごとに水位の移動平均を計算し、計算した移動平均値を前記水受け槽内の水位とした洗濯機。
  2. 制御手段は、モータの起動時、第3の所定時間経過後から水位検知手段により水位を検知するようにした請求項記載の洗濯機。
  3. 制御手段は、モータの停止時、水位検知手段により水位を検知しないようにした請求項1または2記載の洗濯機。
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