JP4840308B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラム内で、洗い、すすぎ、脱水を行うドラム式洗濯機に関するものである。
従来、この種のドラム式洗濯機は図10に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
図10に示すように、回転ドラム101は、外周部に多数の通水孔102を全面に設け、外槽103内に回転自在に配設している。回転ドラム101の回転中心に回転軸104の一端を略水平方向に固定し、回転軸104の他端に従動プーリー105を固定している。第1のモータ106は、回転ドラム101を第1の回転数N1(例えば、53r/min)で回転させて、洗濯またはすすぎをするものであり、第2のモータ107は、回転ドラム101を第2の回転数N2(例えば、1000r/min)で回転させて脱水する。
これら第1のモータ106および第2のモータ107は、それぞれベルト108、109を介して従動プーリー105に連結している。従動プーリー105は、2種の減速比を有しており、第1のモータ106をベルト108を介して減速比が大きい従動プーリー105aと連結し、回転ドラム101の低速回転を、第2のモータ107をベルト109を介して減速比が小さい従動プーリー105bと連結し回転ドラム高速回転を実現している。
外槽103は、断面が回転軸104を中心とした略真円形状の外槽本体103aと外槽本体103aの開口部を覆う略円状の外槽前板103bとで構成して回転ドラム101を内設すると共に、回転ドラム101と外槽103は、回転軸104と直行する方向の形状を回転軸104を中心として略同心円となるように構成し、底部側にヒータ114を収容する略凹状の加熱体収容室115を設けている。
この外槽103は、外箱110よりばね体111で揺動可能に吊り下げ、防振ダンパー112により脱水起動時の振動が低減され、かつ定常脱水時の振動が外箱110に伝達されないように防振支持するとともに、脱水時の振動を低減する重り113を設けている。さらに外槽103底部には排水用のホース116の一端を接続し、ホース116の他端を排水ポンプ117に接続して外槽103内の洗濯水を排水するようにしている。上記ヒータ114の下方近傍には、温度検知装置118と温度過昇防止装置119を、外槽本体103aの底部に固定している。
略筒状のパッキング部材120は、ゴム等の可撓性材料で構成され回転ドラム101の前面開口部に対応する外槽103の開口部とボデー前面開口部との間を連結するもので、外槽側端部を外槽前板103bに固着している。ボデー前面開口部に蓋121を開閉自在に設けている。給水弁122は外槽103内に水を給水するものである。制御装置123は、第1のモータ106、第2のモータ107、ヒータ114、排水ポンプ117、給水弁122などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御する(例えば、特許文献1参照)。
なお、制御装置123は行程の制御手段、入力設定、表示手段などで構成されている。
上記構成において動作を説明すると、蓋121を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、電源スイッチ(図示せず)をオンした後、制御装置123に設けたスタートスイッチ(図示せず)を操作して運転を開始すると、給水弁122が動作して給水し、水位検知手段(図示せず)により所定の水位を検知すると給水を停止し、第1のモータ106を駆動する。洗濯行程では、洗濯物に水が含まれるため補給水しながら、回転ドラム101は第1のモータ106によって第1の回転数N1で回転駆動され、回転ドラム101内の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下される。
洗濯行程が終了すると、排水ポンプ117が動作して外槽103内の洗濯水を排水する。すすぎ行程においても洗濯行程と同様の動作を行う。
脱水行程では、回転ドラム1は第2のモータ107によって第2の回転数N2で回転駆動され、洗濯物は遠心脱水される。このとき、回転ドラム101内の洗濯物の片寄り、すなわちアンバランスが生じると、回転ドラム101、外槽103などの揺動体は振動するが、脱水起動時は防振ダンパー112により揺動体の振動を減衰し、定常脱水時は防振ダンパー112の防振機構により外箱110に伝達されることはない。
特開平10−263285号公報
しかしながら、このような従来の構成では、洗濯行程において撹拌中に水位検知をする場合、水位の変動が大きいと正確な水位が検知できないため、洗濯使用水量、洗浄性能にバラツキを生じるという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、洗濯の撹拌行程において、回転ドラムの回転によって持ち上げられた洗濯物がその自重が勝る高さから落下する挙動を示す回転速度で正転、休止、反転、休止を繰り返し行う第1の撹拌行程と、回転ドラムを急弧回転させ、回転ドラムの急弧回転による遠心力にて洗濯物が回転ドラム内面に貼り付いて回転ドラムの最下位置から最大限90度を超え180度未満の位置まで持ち上げられた後、モータの回転の急制動により、洗濯物がその慣性および自重により回転ドラム内面から剥がされるとともに回転ドラムの下部範囲の持ち上げ側と反対の側に落下する動作を、正逆交互に繰り返し行う第2の撹拌行程とを交互に繰り返し行うように構成した場合、第2撹拌行程にて、洗濯物が絡むことを防ぎながら、機械力を及ぼすことができ、洗濯物の絡み、捩れ、皺より等が軽減するとともに、手もみ洗いの効果を付加して洗浄性能を向上することができるが、その反面、撹拌中の水位の変動が大きく、正確な水位検知を行えず、使用水量にバラツキを生じるという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、モータ駆動は急弧動と急制動を用い、回転ドラムの急弧回転による遠心力にて洗濯物が回転ドラム内面に貼り付いて回転ドラムの最下位置から最大限90度を超え180度未満の位置まで持ち上げられた後、モータの回転の急制動により、洗濯物がその慣性および自重により回転ドラム内面から剥がされるとともに回転ドラムの下部範囲の持ち上げ側と反対の側に落下する動作を、正逆交互に繰り返し行う第2撹拌行程において、水位の検知をしないようにすることで、正確な水位を検知でき、使用水量のバラツキを低減し、洗浄、すすぎ性能や製品の入力など性能に関わる品質を安定化したドラム式洗濯機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決しつつ、上記目的を達成するために本発明に係るドラム式洗濯機は、水平方向または傾斜方向に回転軸を有する有底円筒状の回転ドラムと、前記回転ドラムを回転自在に内包する有底円筒状の水受け槽と、前記水受け槽を揺動可能に支持する洗濯機本体と、前記洗濯機本体に設けられ前記回転ドラム内への洗濯物の出し入れのための開口部を開閉する扉体と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記水受け槽内への洗濯水の給水を制御する給水手段と、水受け槽内の洗濯水の水位を検知する水位検知手段と、前記水位検知手段からのデータを入力し前記モータ、給水手段および排水手段等を制御して一連の洗濯、すすぎ、脱水の行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗濯工程およびすすぎ工程の少なくとも一方において、前記回転ドラムの回転によって持ち上げられた洗濯物がその自重が勝る高さから落下する挙動を示す回転速度で、前記回転ドラムを連続して正転、休止、反転、休止を繰り返し行う第1の撹拌行程と、前記回転ドラムを急弧回転させ、前記回転ドラムの急弧回転による遠心力にて洗濯物が前記回転ドラム内面に貼り付いて前記回転ドラムの最下位置から最大限90度を超え180度未満の位置まで持ち上げられた後、前記モータの回転の急制動により、前記洗濯物がその慣性および自重により前記回転ドラム内面から剥がされるとともに前記回転ドラムの下部範囲の持ち上げ側と反対の側に落下する動作を、正逆交互に繰り返し行う第2の撹拌行程とを交互に繰り返し行うようにし、前記第2の撹拌行程で前記水位検知手段による水位の検知を行わないようにしたものである。
これによって、撹拌中の水位の変動が大きく、正確な水位検知を行えない第2撹拌行程において、水位の検知を行わないようにすることで正確な水位を検知でき、使用水量のバラツキを低減し、洗浄、すすぎ性能や製品の入力など性能に関わる品質を安定化することができる。
本発明のドラム式洗濯機は、回転ドラムの急弧回転による遠心力にて洗濯物が回転ドラム内面に貼り付いて回転ドラムの最下位置から最大限90度を超え180度未満の位置まで持ち上げられた後、モータの回転の急制動により、洗濯物がその慣性および自重により回転ドラム内面から剥がされるとともに回転ドラムの下部範囲の持ち上げ側と反対の側に落下する動作を、正逆交互に繰り返し行う第2の撹拌行程において、水位の検知を行わないようにすることで正確な水位を検知でき、使用水量のバラツキを低減し、洗浄、すすぎ性能や製品の入力など性能に関わる品質を安定化することができる。
第1の発明は、水平方向または傾斜方向に回転軸を有する有底円筒状の回転ドラムと、前記回転ドラムを回転自在に内包する有底円筒状の水受け槽と、前記水受け槽を揺動可能に支持する洗濯機本体と、前記洗濯機本体に設けられ前記回転ドラム内への洗濯物の出し入れのための開口部を開閉する扉体と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記水受け槽内への洗濯水の給水を制御する給水手段と、水受け槽内の洗濯水の水位を検知する水位検知手段と、前記水位検知手段からのデータを入力し前記モータ、給水手段および排水手段等を制御して一連の洗濯、すすぎ、脱水の行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗濯工程およびすすぎ工程の少なくとも一方において、前記回転ドラムの回転によって持ち上げられた洗濯物がその自重が勝る高さから落下する挙動を示す回転速度で、前記回転ドラムを連続して正転、休止、反転、休止を繰り返し行う第1の撹拌行程と、前記回転ドラムを急弧回転させ、前記回転ドラムの急弧回転による遠心力にて洗濯物が前記回転ドラム内面に貼り付いて前記回転ドラムの最下位置から最大限90度を超え180度未満の位置まで持ち上げられた後、前記モータの回転の急制動により、前記洗濯物がその慣性および自重により前記回転ドラム内面から剥がされるとともに前記回転ドラムの下部範囲の持ち上げ側と反対の側に落下する動作を、正逆交互に繰り返し行う第2の撹拌行程とを交互に繰り返し行うようにし、前記第2の撹拌行程で前記水位検知手段による水位の検知を行わないようにしたものであり、撹拌中の水位の変動が大きい第2撹拌行程で水位の検知を行わないようにすることで、正確な水位検知を行い、使用水量のバラツキを低減し、洗浄、すすぎ性能や製品の入力など性能に関わる品質を安定化することができる。
第2の発明は、第1の発明において、制御手段は、水位検知手段により所定水位を検知するまでは、第2の撹拌行程を行わないようにしたものであり、より正確に水位を検知できるとともに、洗濯行程の所定水位まで短時間で給水ができるため、洗剤液が衣類に早く浸透しやすく、より洗浄性能を向上することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、制御手段は、第2の撹拌行程において、所定時間ごとに停止時間を設け、前記停止時間に水位検知手段による水位の検知を行うようにしたものであり、第2の撹拌行程を連続する場合でも正確な水位検知を行い、使用水量のバラツキを低減し、洗浄、すすぎ性能や製品の入力など性能に関わる品質を安定化することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なおこの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯機の縦断面図、図2は、同ドラム式洗濯機の一部ブロック化した制御回路図、図3は、同ドラム式洗濯機の入力設定、および表示手段の拡大正面図である。
図1に示すように、回転ドラム24は、有底円筒形に形成し外周部に多数の通水孔25を全面に設け、水受け槽26内に回転自在に配設している。回転ドラム24の回転中心に略傾斜方向に回転軸(回転中心軸)27を設け、回転ドラム24の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設している。この回転軸27に、水受け槽26の背面に取り付けたモータ28を連結し、回転ドラム24を正転、逆転方向に回転駆動する。回転ドラム24の内壁面に数個の突起板29を設けて衣類の撹拌をしやすくしている。水受け槽26の正面側の上向き傾斜面に設けた開口部を蓋体30により開閉自在に覆い、この蓋体30を開くことにより衣類出入口31を通して回転ドラム24内に洗濯物21を出し入れできるようにしている。蓋体30を上向き傾斜面に設けているため、洗濯物21を出し入れする際、腰を屈めることなく行うことができる。なお、前記蓋体30は、運転動作中の使用者の安性を保持するためフタロック40を動作せしめて開かないようにすることが可能な構成を有する。
水受け槽26は洗濯機本体32よりばね33とダンパー34により揺動可能に吊り下げ防振支持すると共に、水受け槽26の下部の排水口35に一端を接続した排水経路35aは他端を排水弁(排水手段)36に接続して水受け槽26内の洗濯水を排水するようにしている。給水弁(給水手段)37は洗剤投入ケース37aおよび給水経路38aを通して水受け槽26内に水を給水するものである。なお、給水弁37には、第2の給水経路38cを経由して回転ドラム24の上方より内部へ給水が可能な第2の給水手段38bにも連通している。
水位検知手段39は水受け槽26内の水位を検知するものである。また、水受け槽26の下方内底部に洗濯水を加熱するシーズヒータ等からなるヒータ(加熱手段)41と洗濯水の温度を検知する温度検知手段42を備え、回転ドラム24内の洗濯物21の洗浄効果を高める温水洗浄する機能を有している。
水受け槽26の側壁には溢水口49を設け、水量がこの溢水口49の水位以上になると、溢水(オーバーフロー)するように構成している。溢水口49には、オーバーフロー経路(溢水経路)49aの一端が接続され、そのオーバーフロー経路(溢水経路)49aの他端は、排水弁36の下流側の排水経路35bに接続されている。
なお、本実施の形態では、回転ドラム24の回転中心に略傾斜方向に回転軸27を設け、回転ドラム24の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設しているが、回転ドラム24の回転中心に略水平方向に回転軸27を設け、回転ドラム24の軸心方向を略水平方向に配設してもよい。
制御装置43は、図2に示すような回路を構成しており、モータ28、排水弁36、給水弁37、ヒータ41などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御するマイクロコンピュータからなる制御手段44を有している。制御手段44は、運転コース等を設定するための入力設定手段45からの情報を入力して、その情報を基に表示手段46で表示して使用者に知らせるとともに、入力設定手段45により運転開始が設定されると、水受け槽26内の水位を検知する水位検知手段39等からのデータを入力して負荷駆動手段47を介して、排水弁36、給水弁37、ヒータ41などの動作を制御し、洗濯運転を行う。
入力設定手段45は、図3に示すように、洗い時間を設定する洗い時間設定スイッチ45a、すすぎ回数を設定するすすぎ回数設定スイッチ45b、脱水時間を設定する脱水時間設定スイッチ45c、スタート・一時停止スイッチ45e、電源入りスイッチ45f、電源切りスイッチ45g、水位変更入力設定スイッチ45h、水温変更入力スイッチ45iを有している。
表示手段46は、同じく図3に示すように、洗い時間表示部46a、すすぎ回数表示部46b、脱水時間表示部46c、第2のコース設定スイッチ45dで設定されるコースを表示するコース設定表示部46d、水位表示部(水位表示手段)46e、水温表示部46f、数字表示部46g、蓋ロック表示部46h、等を有している。なお数字表示部46gは通常の運転中は、残り時間等を表示しているが、運転中、動作に異常を生じた場合は、ある記号と数字をもちいて異常状態を表示する異常表示部としても機能するようになっている。上記異常の表示とは例えば、排水ができない異常表示、給水ができない異常表示、扉体が正しく閉じられていないことを知らせる異常表示、などである。
図4は、実施の形態1におけるドラム式洗濯機の要部動作フローチャートであり、図5は実施の形態1における洗濯行程の撹拌シーケンスを示す図である。
以下、図4および図5に従って動作を説明する。使用者が扉体30を開いて回転ドラム24内に洗濯物21を投入し、再び扉体30を閉じるとステップ100で動作を開始し、ステップ101で電源スイッチ45fをオンした後、ステップ102でコース設定スイッチ45dを操作してコースを設定する。更にステップ103で水位、水温、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間の設定に変更が有るか否かを判断し、変更が有る場合は、洗い時間設定スイッチ45a、すすぎ回数設定スイッチ45b、脱水時間設定スイッチ45c、水位変更入力設定スイッチ45h、水温変更入力スイッチ45iを操作して、各設定の変更を行い、ステップ104で表示手段46に変更内容の表示をする。変更がない場合はステップ105に移行する。ステップ105において、制御装置43に設けたスタートスイッチ45eを操作して運転を開始すると、ステップ106で制御手段44によりフタロック40を閉める。
ステップ107で給水弁37を動作して給水し、ステップ108では水位検知手段39により第1の所定水位W1(例えば60mm)まで給水されたか否かを判断する。所定水位W1まで給水されたと判定された場合、ステップ109にて、第1撹拌行程に入り、モータ28を駆動して回転ドラム24の撹拌回転を開始し撹拌1(例えば15秒運転、3秒停止、回転数N=45rpmの正転反転を繰り返す)を行う。撹拌1では回転ドラム24はモータ28によって回転数N(例えば45rpm)で回転駆動され、回転ドラム24内の洗濯物21は突起板29に持ち上げられて、水面上あるいは他の衣類や回転ドラム24内底部に落下して、洗濯を行う。また所定水位W1まで給水されていない場合はステップ107に戻る。ステップ110で水位が所定水位W2(例えば60mm)であるか否かを判断し、所定水位W2であれば、ステップ113に移行する。所定水位W2でなければステップ111に移り給水を行い、ステップ112にて洗濯に必要な所定水位W3(例えば80mm)であるか否かを判断する。所定水位W3であればステップ113に移行する。所定水位W3でなければステップ111に戻り給水を行う。このように、洗濯行程では、洗濯物21が水分を吸水するために水位が低下するので不足分を補給水しながら、洗濯に必要な第2の所定水位W3まで給水を行う。
ステップ113では撹拌1の撹拌時間が所定時間S1(例えば54秒)に達したか否かを確認し、達していなければステップ109に戻り撹拌1を継続する。所定時間S1に達していた場合、ステップ114に移行し、洗濯時間が所定時間T1(例えば25分)を経過したか否かを確認し、所定時間T1を経過していた場合には、ステップ118に移行してモータ28の駆動を止め、回転ドラム24を停止して洗濯行程を終了し、次のすすぎ行程に入る。所定時間T1を経過していなければ、ステップ115にて第2撹拌行程に移行し、モータ28を駆動して回転ドラム24の撹拌を開始して、撹拌2を行う。
ここで、第2撹拌行程の撹拌2について説明する。
撹拌2は、回転ドラム24の90度を超え180度未満での急速度での弧回転および急激な制動を行う弧回転駆動モードを行うものとしている。これによれば、回転ドラム24の90度を超え180度未満の急速度での弧回転および急激な制動により洗濯物21を最大限90度を超えて180度未満まで持ち上げられるし、洗濯物21の持ち上げの最終時段階の急激な制動により制動状態が生じて洗濯物21をその慣性および自重により回転ドラム24内面から剥がしてその自重によって落すことが確実に達成できるので、洗濯物21が絡むことを防ぎながら解し作用を高められるし、機械力を洗濯物21に及ぼすことができるので洗浄性能を高めることができる。さらに、弧回転駆動モードの正方向の急正弧回転と逆方向の急逆弧回転とを交互に繰り返すことで正逆弧回転駆動モードとし、これによって、正逆交互の急弧回転駆動によって洗濯物21の持ち上げ位置、落下位置を毎回の弧回転駆動において左右交互に入れ換えられるので、洗濯物21が絡むことを防ぎながら解し作用をさらに高められるとともに、機械力を洗濯物21に及ぼす回数を増やすことができるので洗浄性能を高めることができる。
上記の弧回転モードおよび正逆弧回転駆動モードについて、そのときの洗濯物21の動きを図6を用いて説明する。なお、この図6は、実際の洗濯物21の動きを説明するための模式図であり、特許請求の範囲の記載の内容を限定するものではない。このような回転ドラム24の90度を超え180度未満の弧回転により図6に示す洗濯物21を図6(a)の丸付き符号2、4、6に例示する破線位置から実線位置へと最大限90度を超えて180度未満まで持ち上げられる。また、この急弧回転駆動を図6(a)に示す丸付き符号2、4、6、4、6・・の順に交互に行うことで急正弧回転駆動と急逆弧回転駆動とし、図6(a)に示す丸付き符号3、5のように、洗濯物21の持ち上げの最終時段階で回転の反転のための制動状態が生じて洗濯物21をその慣性および自重により回転ドラム24の内面から確実に剥がしてその自重により破線位置から実線位置への矢印で示すような放物線を描いて持ち上げ側と左右反対の側に落すことができる。しかも、正逆交互の弧回転駆動によって洗濯物21の持ち上げ位置、落下位置を毎回の弧回転駆動において図6(b)に示すように左右交互に入れ換えられるので、洗濯物21の解し作用を高められるし、機械力を洗濯物21に及ぼすことができる。
この結果、回転ドラム24の弧回転により洗濯物21を回転ドラム24の左右片側上部まで持ち上げることを正逆交互に行い、洗濯物21の持ち上げの最終時点ないしはその近傍での減速ないしは制動状態にて洗濯物21をその慣性および自重により強制的に剥がし自重によって左右反対側に落すことの正逆反転した繰り返しにより、弧回転ごとに洗濯物21の持ち上げ位置、落下位置を左右交互に入れ換え、洗濯物21の解し作用を高めて絡みはもとより捩れや回転ドラム24の内面への貼り付きを防止し、洗濯物21の取り出しが容易で洗濯物21に皺が付くのを大幅に緩和することができる。また、洗濯物21に機械力を及ぼすことができるし叩き作用のある洗濯物21の落下回数を大幅に増大するので洗い効果を始めとする洗濯機が行う各工程での機能を実現できる。
また、回転ドラム24の弧回転は、洗濯物21が回転ドラム24の最下位置から90度付近に到達するまでに洗濯物21が回転ドラム24の内面に貼り付く急加速度で駆動することにより、洗濯物21が回転ドラム24の最下位置からの持ち上がりにより回転ドラム24の回転に追随できず自重により落下しやすくなる90度付近までに洗濯物21を回転ドラム24の内面に貼り付かせる急加速度によって、洗濯物21を所定の持ち上げ位置まで滑り無く、従って、回転ドラム24の回転速度に見合う慣性を付与して確実に持ち上げ、前記制動状態への変化時点での慣性および自重による剥がし、洗濯物21の自重で持ち上げ側と反対の側への落下、による洗濯物21の持ち上げ位置、落下位置の左右入れ換えをより確実に達成できる。
さらに、前記回転ドラム24の弧回転方向の正逆切り換えは、回転ドラム24の弧回転が90度を超え180度未満で急激な制動動作を挟んで行うことにより、洗濯物21の貼り付きを保証する急加速度を満足する条件においても弧回転方向を正逆に急反転させて、洗濯物21の弧回転最終段階にて急加速度時の慣性および自重により確実に剥がして持ち上げ側とは反対の側に落下させられ、洗濯物21に対する機械力付与のロスを抑制することができる。従って、より短時間に洗濯機の各工程効果を得ながら絡みや捩れを防止し、皺の付きを緩和することができる。
以上のような洗濯物21の挙動から見ると、本実施の形態の上記正逆弧回転駆動モードは、また、前記回転ドラム24の急弧回転による遠心力にて洗濯物21を回転ドラム24の内面に貼り付かせて上方に持ち上げた後、回転ドラム24の急制動により、この持ち上げた洗濯物21をその慣性により回転ドラム24の内面から剥がしてその自重により落下させる駆動を、正逆交互に繰り返す正逆弧回転駆動モードを備えたものとして捉えることができる。
また、よりよくは、回転ドラム24の急弧回転による遠心力にて洗濯物21を回転ドラム24の内面に貼り付かせて回転ドラム24の上部範囲まで持ち上げた後、回転ドラム24の急制動により、洗濯物21をその慣性により回転ドラム24の内面から剥がしてその慣性および自重により回転ドラム24の下部範囲の持ち上げ側と反対の側に落下させる駆動を、正逆交互に繰り返す正逆弧回転駆動モードを備えたものともなる。
これらの場合も、既述した理由によって回転ドラム24の正弧回転と逆弧回転とは180度未満で繰り返すのが好適であり、90度を超えて行うのが最良となる。
ここで、直径500±50mmの回転ドラム24での、重力をドラムの中心方向と接線方向に分解分解したときの、中心方向の力と遠心力が釣り合うドラム回転数につき、
mrω=mgcosθ
によって算出したところ、図7に示す通りである。図7の丸付き符号1で示す停止時から丸付き符号2で示す付近の回転数50rpm程度に至って洗濯物21の貼り付きが確実に達成される。また、それに必要な回転ドラム24の回転角θは90度弱であり、既述の条件を満足している。また、既述では、洗濯物21の貼り付けによる持ち上げは回転ドラム24の90度を超え180度までとしたが、ここでの例では、丸付き符号2で示す回転角125度付近としてあり、この125度付近で「張付きレベル」と記載した太い実線と回転ドラム24の回転の実線とが交わり、それ以降、回転ドラム24の回転の実線が「張付きレベル」と記載した太い実線とより下側にあるため、回転角125度付近から丸付き符号3に達する回転角140度付近で停止させる制動により洗濯物21に働く回転慣性および自重によって回転ドラム24の内面から剥がれる最大回転数45rpmと少しの減速状態によっても剥がれることが分かる。
このような算出および経験から、正逆弧回転駆動モードでの弧回転の最大回転速度は40rpm以上であり、洗濯物21の剥がしないしは制動は最大回転速度で行われることにより、正逆弧回転駆動モードによる実効が得られる。また、正逆弧回転駆動モードでの洗濯物21の剥がしないしは、例えば図示例のように回転角125度〜140度の範囲で行う制動で行うことができる。具体的には、40rpm以上で行う弧回転からの減速状態により40rpm以上での回転を続けようとする洗濯物21の回転慣性および自重によって40rpm未満への減速度に応じた強制剥がし力を洗濯物21に与え落下させられる。
さらに、正逆弧回転駆動モードでの図6(a)丸付き符号2で示すように初期弧回転は140度近傍で行い、図6(a)丸付き符号3〜6に示すそれ以降の弧回転は図7に実線で示すように140度近傍〜30度近傍の範囲で行うことにより、初期弧回転時に図6(a)の丸付き符号1に実線で示し、丸付き符号2に破線で示すように回転ドラム24の下部範囲に静止している洗濯物21を120度近傍の弧回転で左右の初期弧回転側の上部まで持ち上げて120度〜140度の間で制動し、回転ドラム24の左右の反対側、具体的には回転ドラム24のほぼ直径線上に落すことを確保し、それ以降の弧回転は140度近傍〜30度近傍の110度として回転ドラム24の左右一方側に寄って、具体的にはほぼ30度よって落ちた洗濯物21を回転ドラム24の同じ側の上部、具体的にはほぼ150度位置に持ち上げ、回転ドラム24の左右反対の側に落す挙動をほぼ対称的に、かつ回転ドラム24の直径分となる最大の落下距離を得て確実に達成することができる。これにより洗濯物21の解しと叩きの効果を高められる。
上記のような第2撹拌行程の撹拌2を実行しているときにおいては、水位検知手段39により所定の水位まで給水されたか否かを確認しない。ステップ116にて撹拌2の撹拌時間が所定時間S2(例えば8秒)に達したか否かを確認し、経過していなければステップ115に戻り撹拌2を継続する。所定時間S2を経過していた場合は、ステップ117に移行する。ステップ117では洗濯時間が所定時間T1を経過したか否かを判断し、経過している場合はステップ118にて洗濯行程を終了して、制御手段44でモータ28の駆動を止めて回転ドラム24の撹拌回転を停止して、次のすすぎ工程に移行する。所定時間T1を経過していなければステップ109に戻り、第1撹拌行程を行う。
以上のように、回転ドラム24の回転によって持ち上げられた洗濯物21がその自重が勝る高さから落下する挙動を示す回転速度で、回転ドラム24を連続して正転、休止、反転、休止を繰り返し行う第1撹拌行程と、回転ドラム24を急弧回転させ、回転ドラム24の急弧回転による遠心力にて洗濯物21が回転ドラム24内面に貼り付いて回転ドラム24の最下位置から最大限90度を超え180度未満の位置まで持ち上げられた後、モータの回転の急制動により、洗濯物21がその慣性および自重により回転ドラム24内面から剥がされるとともに回転ドラム24の下部範囲の持ち上げ側と反対の側に落下する動作を、正逆交互に繰り返し行う第2撹拌行程とを、交互に繰り返し行う洗濯行程において、第1撹拌行程より撹拌中の水位の変動が大きく、水位検知のバラツキが大きい第2撹拌行程において、水位の検知を行わないようにすることで、正確な水位検知を行い、使用水量のバラツキを低減し、洗浄、すすぎ性能や製品の入力など性能に関わる品質を安定化することができる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の第2の実施の形態のドラム式洗濯機の要部動作フローチャートである。本実施の形態2の縦断面図、ブロック制御回路図、入力設定手段および表示手段は、実施の形態1と同じ、図1、図2および図3を使用して説明する。
制御手段44は、水位検知手段39にて、洗濯に必要な所定水位を検知するまでは、第2の撹拌行程を行わないようにしたものである。他の構成および第1撹拌行程の撹拌1、第2撹拌行程の撹拌2の動作は、上記実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
上記構成において、図8を参照にして動作を説明する。なお実施の形態1と同じ部分は省略する。
第1撹拌行程のステップ114にて洗濯時間が所定時間T1(例えば25分)を経過していなかった場合、ステップ115に移行して、洗濯に必要な第2の所定水位W2(例えば60mm)に達しているか否かを確認する。所定水位W2に達していなかった場合には、ステップ116にて給水を行う。所定水位W2に達していた場合は、ステップ118に移行する。ステップ116で給水後、ステップ117にて所定水位W3(例えば80mm)に達しているか否かを判断する。所定水位W3に達していた場合はステップ118に移行し、第2撹拌行程に移り、撹拌2を行う。このとき、水位検知手段39により所定の水位まで給水され所定水位W3に達していなかった場合はステップ116に戻り、給水を行う。
以上のように、洗濯に必要な所定水位を検知するまでは、第2の撹拌行程を行わないようにしたものであり、より正確に水位を検知できるとともに、洗濯行程の所定水位まで短時間で給水ができるため、洗剤液が衣類に早く浸透しやすく、より洗浄性能を向上することができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の第3の実施の形態のドラム式洗濯機の要部動作フローチャートである。本実施の形態3の縦断面図、ブロック制御回路図、入力設定手段および表示手段は、実施の形態1と同じ、図1、図2および図3を使用して説明する。
図1、図2および図3に示すように、制御手段44は、第2の撹拌行程を連続して洗濯行程を行う場合は、所定時間ごとに停止時間を設け、水位検知手段39にて、洗濯に必要な第3の所定水位W3(80mm)を検知するようにしたものである。他の構成および第1撹拌行程の撹拌1、第2撹拌行程の撹拌2の動作は、上記実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
上記構成において、図9を参照にして動作を説明する。なお、実施の形態1および2と同じ部分は省略する。
第2撹拌行程に入ると、ステップ115で撹拌2を開始し、ステップ116にて撹拌2の時間が所定時間S2(例えば8秒)に達したか否かを確認し、達していた場合はステップ117にてモータ28の駆動を止め、回転ドラム24を停止する。所定時間S2に達していなかった場合はステップ115にもどり撹拌2を繰り返す。ステップ118にて洗濯水位が第2の所定水位W2(例えば60mm)に達しているか否かを確認して、達していなかった場合には、ステップ119にて給水を行う。所定水位W2に達している場合にはステップ121に移行する。ステップ120にて洗濯に必要な第3の所定水位W3(例えば80mm)に達しているか否かを判断して、所定水位W3に達していた場合は、ステップ121に移行して、洗濯時間が所定時間T1に達しているか否かを判断する。所定水位W3に達していなかった場合は、ステップ119に戻り、給水を継続する。ステップ121で所定時間T1に達している場合はステップ122で回転ドラム24を停止させ、次行程に移行する。所定時間T1に達していない場合は、ステップ109に戻り、撹拌1を行う。
以上のように、第2の撹拌行程を連続して洗濯行程を行う場合に、所定時間ごとに停止時間を設け、前記水位検知手段にて、洗濯に必要な所定水位を検知するようにしたものであり、第2の撹拌行程を連続する場合でも正確な水位検知を行い、使用水量のバラツキを低減し、洗浄、すすぎ性能や製品の入力など性能に関わる品質を安定化することができる。
以上のように、本発明のドラム式洗濯機は、回転ドラムの回転によって持ち上げられた洗濯物がその自重が勝る高さから落下する挙動を示す回転速度で、前記回転ドラムを連続して正転、休止、反転、休止を繰り返し行う第1の撹拌行程と、前記回転ドラムを急弧回転させ、前記回転ドラムの急弧回転による遠心力にて洗濯物が前記回転ドラム内面に貼り付いて前記回転ドラムの最下位置から最大限90度を超え180度未満の位置まで持ち上げられた後、前記モータの回転の急制動により、前記洗濯物がその慣性および自重により前記回転ドラム内面から剥がされるとともに前記回転ドラムの下部範囲の持ち上げ側と反対の側に落下する動作を、正逆交互に繰り返し行う第2の撹拌行程とを交互に繰り返し行うようにし、前記第2の撹拌行程で前記水位検知手段による水位の検知を行わないようにすることで正確な水位を検知でき、使用水量のバラツキを低減し、洗浄、すすぎ性能や製品の入力など性能に関わる品質を安定化することができるので、乾燥機能のついたドラム式洗濯機にも利用可能である。
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の縦断面図 同ドラム式洗濯機のブロック回路図 同ドラム式洗濯機の入力設定手段および表示手段の拡大正面図 同ドラム式洗濯機の要部動作フローチャート 同ドラム式洗濯機の洗濯行程のシーケンスを示す図 (a)同ドラム式洗濯機の正逆弧回転駆動モードの工程模式図(b)同ドラム式洗濯機の正逆弧回転駆動モードでの洗濯物の持ち上げ位置および落下位置の左右入れ替わりを示す説明用の模式図 同ドラム式洗濯機の正逆弧回転駆動モードを理想的に実現するための、回転ドラム内面への洗濯物の貼り付きと剥がしに対する回転特性図 本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯機の要部動作フローチャート 本発明の実施の形態3におけるドラム式洗濯機の要部動作フローチャート 従来のドラム式洗濯機の縦断面図
符号の説明
21 洗濯物
24 回転ドラム
28 モータ

Claims (3)

  1. 水平方向または傾斜方向に回転軸を有する有底円筒状の回転ドラムと、前記回転ドラムを回転自在に内包する有底円筒状の水受け槽と、前記水受け槽を揺動可能に支持する洗濯機本体と、前記洗濯機本体に設けられ前記回転ドラム内への洗濯物の出し入れのための開口部を開閉する扉体と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記水受け槽内への洗濯水の給水を制御する給水手段と、水受け槽内の洗濯水の水位を検知する水位検知手段と、前記水位検知手段からのデータを入力し前記モータ、給水手段および排水手段等を制御して一連の洗濯、すすぎ、脱水の行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗濯工程およびすすぎ工程の少なくとも一方において、前記回転ドラムの回転によって持ち上げられた洗濯物がその自重が勝る高さから落下する挙動を示す回転速度で、前記回転ドラムを連続して正転、休止、反転、休止を繰り返し行う第1の撹拌行程と、前記回転ドラムを急弧回転させ、前記回転ドラムの急弧回転による遠心力にて洗濯物が前記回転ドラム内面に貼り付いて前記回転ドラムの最下位置から最大限90度を超え180度未満の位置まで持ち上げられた後、前記モータの回転の急制動により、前記洗濯物がその慣性および自重により前記回転ドラム内面から剥がされるとともに前記回転ドラムの下部範囲の持ち上げ側と反対の側に落下する動作を、正逆交互に繰り返し行う第2の撹拌行程とを交互に繰り返し行うようにし、前記第2の撹拌行程で前記水位検知手段による水位の検知を行わないようにしたドラム式洗濯機。
  2. 制御手段は、水位検知手段により所定水位を検知するまでは、第2の撹拌行程を行わないようにした請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 制御手段は、第2の撹拌行程において、所定時間ごとに停止時間を設け、前記停止時間に水位検知手段による水位の検知を行うようにした請求項1または請求項2に記載のドラム式洗濯機。
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