JP4289196B2 - ボールペン用水性インキ - Google Patents
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Description
これら水可溶性樹脂及び界面活性剤は、その1種または2種以上を選択し、併用しても使用できる。その使用量は、顔料10重量部に対し0.05〜20重量部が好ましい。0.05重量部より少ない場合は添加する目的である分散効果が弱く、20重量部より多くしてもそれ以上の分散効果が望めず不経済である。
具体的には、SALCARE SC80(アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル共重合体、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)、SALCARE SC81(アクリル酸メタクリル酸エーテル共重合体、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)、SALCARE SC91(アクリル酸ナトリウムアクリル酸アルキル・メタクリル酸ナトリウム・メタクリル酸アルキル共重合体、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)、SALCARE SC95(メタクリル酸コリンエステル重合体、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)、SAALCARE SC96(メタクリル酸コリンエステル重合体、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)等がある。これらは1種または2種以上混合して使用できる。これらはそのままインキに添加しても良いし、インキ溶媒で分散希釈してから添加しても良い。
インキ中での高分子吸水体の粒子径の測定は、インキをガラス板上に薄く延ばし、株式会社キーエンス製デジタルマイクロスコープ VH−8000で測定した。
各実施例比較例中「部」とあるのは「重量部」を表す。
SP BLACK 8922(黒色水性顔料ベース、冨士色素(株)製)
25.00部
水 54.35部
グリセリン(溶媒) 20.00部
ケルザン(キサンタンガム、剪断減粘性付与剤、三晶(株)製) 0.30部
SALCARE SC91(高分子吸水体、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)
0.30部
1,2−ベンゾイソチアザリン−3−オン (防腐剤) 0.05部
水、グリセリンを混合攪拌しているところに、ケルザンをダマにならないように少量ずつ連続的に添加する。ホモジナイザにて5分間攪拌して、ケルザンを溶解する。次にSP BLACK 8922を加え、ホモジナイザで5分間攪拌する。次にSALCARE SC90を添加して、ホモジナイザで5分間攪拌する。1,2−ベンゾイソチアザリン−3−オンを添加して更にホモジナイザで2分間攪拌する。
次に遠心力で脱泡して、粘度1500mPaの黒色顔料水性インキを得た。インキ中の高分子吸水体は球形で粒子径は1μm以上15μm未満であった。
ポルックス レッド PM−R (赤色水性顔料ベース、住化カラー(株)製)
25.00部
水 44.35部
グリセリン(溶媒) 20.00部
プロピレングリコール(溶媒) 10.00部
CMCダイセル2260(カルボキシメチルセルロース、剪断減粘性付与剤、ダイセル化学工業(株)製) 0.60部
SALCARE SC95(高分子吸水体、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)
0.05部
水、グリセリン、プロピレングリコールを混合攪拌しているところに、CMCダイセル2260をダマにならないように少量ずつ連続的に添加する。プロペラ攪拌機にて60分攪拌して、CMCダイセル2260を溶解する。次にポルックス レッド PM−Rを加え、プロペラ攪拌機で30分間攪拌する。次にSALCARE SC91を添加して、ホモジナイザで2分間攪拌する。
次に遠心力で脱泡して、粘度2500mPaの赤色顔料水性インキを得た。インキ中の高分子吸水体は球形で粒子径は1μm以上15μm未満であった。
NKW2117(ピンク色水性顔料ベ−ス、日本蛍光化学(株)製) 50.00部
水 30.85部
グリセリン(溶媒) 15.00部
カーボポール 980(カルボキシビニルポリマー、剪断減粘性付与剤、米国NOVEON社製) 0.15部
SALCARE SC96(高分子吸水体、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)
3.00部
デモールN(界面活性剤、花王(株)製) 1.00部
水、グリセリン、デモールNを混合して30分間プロペラ攪拌機で攪拌する。次に攪拌しながらカーボポール 980をダマにならないように少量ずつ連続的に添加する。プロペラ攪拌機にて60分攪拌して、カーボポール 980を溶解する。次にNKW2117を加え、プロペラ攪拌機で60分間攪拌する。次にSALCARE SC80を添加して、ホモジナイザで2分間攪拌する。
次に遠心力で脱泡して、粘度1700mPaのピンク色顔料水性インキを得た。インキ中の高分子吸水体は球形で粒子径は1μm以上15μm未満であった。
ウォーターブラック250L(黒色染料ベース、オリエント化学工業(株)製)
20.00部
水 64.35部
エチレングリコール(溶媒) 15.00部
ケルザン(キサンタンガム、剪断減粘性付与剤、三晶(株)製) 0.30部
SALCARE SC80(高分子吸水体、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)
0.30部
1,2−ベンゾイソチアザリン−3−オン(防腐剤) 0.05部
水、エチレングリコールを混合攪拌しているところに、ケルザンをダマにならないように少量ずつ連続的に添加する。ホモジナイザにて5分間攪拌して、ケルザンを溶解する。次にウォーターブラック250Lを加え、ホモジナイザで2分間攪拌する。次にSALCARE SC90を添加して、ホモジナイザで5分間攪拌する。1,2−ベンゾイソチアザリン−3−オンを添加して更にホモジナイザで2分間攪拌する。
次に遠心力で脱泡して、粘度1400mPaの黒色染料水性インキを得た。インキ中の高分子吸水体は球形で粒子径は1μm以上15μm未満であった。
実施例1のSALCARE SC91を除き、その量だけ水を加えた以外は、実施例1と同様になして粘度1300mPaの黒色水性顔料インキを得た。
実施例1のSALCARE SC91を除き、その量だけレオジック250H(ポリアクリル酸ナトリウム、高分子吸水体、日本純薬(株)製)を加えた以外は、実施例1と同様になして粘度1500mPaの黒色水性顔料インキを得た。インキ中の高分子吸水体の粒子径は1μm以上15μm未満で、球形ではなく不定形であった。
Fuji SP Blue 6401(青色顔料ベース、富士色素(株)製)
26.00部
ケルザン AR(キサンタンガム、剪断減粘樹脂、三晶(株)製) 0.05部
レオジックGX205(架橋型ポリN−ビニルアセトアミド、高分子吸水体、日本純薬(株)
製) 10.0部
エチレングリコール 10.0部
グリセリン 10.0部
水 43.05部
ベンゾトリアゾール(防錆剤) 0.5部
プロクセル GXL (防腐剤、ゼネカ(株)製) 0.30部
アミノメチルプロパンジオール(pH調整剤) 0.10部
上記成分中、レオジックGX205と水をホモジナイザーにて30分間、高剪断力で撹拌した後、ケルザンARを加えてラボミキサーにて30分間撹拌して均一に溶解し、膨潤したレオジックGX205を含んだケルザン水溶液を調整した。これに残りの各成分を加えて、更に2時間混合撹拌して青色インキを得た。インキ中の高分子吸水体の粒子径は1μm以上15μm未満で、球形ではなく不定形であった。
実施例1のSALCARE SC91を除きその量だけKPM957(シリコンゴム微粒子、粒子径1μm以上15μm未満、信越化学(株)製)を加えた以外は実施例2と同様になして、粘度1500mPaの黒色水性顔料インキを得た。KMP957は非吸水性であるためインキ中でも粒子径は1μm以上15μm未満であった。
実施例1のSALCARE SC91を除きKPM957(シリコンゴム微粒子、粒子径1μm以上15μm未満、信越化学(株)製)を20.00部にし、水を34.65部にした以外は実施例1と同様になして、粘度1500mPaの黒色水性顔料インキを得た。KMP957は非吸水性であるためインキ中でも粒子径は1μm以上15μm未満であった。
実施例1のSALCARE SC91を除き、その量だけレオジック250H(ポリアクリル酸ナトリウム、高分子吸水体、日本純薬(株)製)を加えた。水、グリセリンを混合攪拌しているところに、ケルザンをダマにならないように少量ずつ連続的に添加する。ホモジナイザにて5分間攪拌して、ケルザンを溶解する。次にSP BLACK 8922を加え、ホモジナイザで5分間攪拌する。次にレオジック250H90を添加して、プロペラ攪拌機で30分間攪拌する。1,2−ベンゾイソチアザリン−3−オンを添加して更にプロペラ攪拌機で30分間攪拌する。次に遠心力で脱泡して、粘度1700mPaの黒色顔料水性インキを得た。インキ中の高分子吸水体は球形で粒子径は30μm以上250μm未満であった。
Claims (1)
- 少なくとも着色剤と、水と、剪断減粘性付与剤と、球状に膨潤した高分子吸水体を含み、剪断減粘性付与剤を水に溶解させた後に、高分子吸水体を添加するボールペン用水性インキの製造方法。
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