JP4285814B2 - 小型車両の駐車ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばゴルフカー等の小型車両に採用される駐車ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ゴルフ場内を移動する際に使用される乗用のゴルフカーでは、起伏の多いグリーン上で頻繁に駐停車することから、簡単な操作で駐車できるようにした駐車ブレーキ装置を備えるのが一般的である。
【0003】
このような駐車ブレーキ装置として、従来、例えば特許第2755942号に記載されているように、ブレーキペダルの踏み込み操作により車両を停止させ、この状態で駐車ペダルを踏み込み操作することにより、ブレーキペダルのロックアームをブレーキブラケットの係合片に係合させてブレーキアームをブレーキ作動位置にロックするとともに、駐車ペダルの操作ロッドをブレーキアームに取付けられた係止片に係合させて駐車ペダルを踏み込み位置にロックするようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の駐車ブレーキ装置では、ロックアームの係合と操作ロッドの係合とが別々に作動するようになっていることから、係合のタイミングがずれる場合があり、駐車ペダルを踏み込んだときのフィーリングが悪いという問題がある。
【0005】
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、駐車ペダルを踏み込んだときのフィーリングを改善できる小型車両の駐車ブレーキ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
駐車ブレーキ操作子の操作により駐車ブレーキ機構を作動状態に保持するようにした小型車両の駐車ブレーキ装置において、上記駐車ブレーキ機構を作動状態に保持する主係止機構と、上記駐車ブレーキ操作子を操作状態に保持する副係止機構と、上記駐車ブレーキ操作子の操作により主係止機構の係止動作を許容するように上記主係止機構と副係止機構とを関連付ける連動機構とを備え、上記主係止機構は、固定ブラケットに回動可能に軸支されたブレーキアームに配設されたロックアームと上記固定ブラケットに配設された係合部材とを係合させて該ブレーキアームをブレーキ作動位置に保持するように構成されており、上記副係止機構は、上記駐車ブレーキ操作子に連結された係合ロッドと上記ブレーキアームの係合部とを係合させて該駐車ブレーキ操作子を踏み込み位置に保持するように構成されており、上記連動機構は、上記係合部材を係合方向に付勢するばね部材と、該係合部材に連結されたカムロッドと、上記係合ロッドに固着され上記カムロッドの先端に当接して上記係合部材を反係合方向に押圧するカムプレートとを備えており、上記駐車ブレーキ操作子の踏み込み操作により上記係合ロッドが係合方向に移動すると、カムプレートがカムロッドの押圧を開放して上記係合部材の係合方向への移動を許容するように構成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項の発明は、請求項において、上記係合ロッドは、その一端部が回転軸により上記駐車ブレーキ操作子に軸支され他端部が直角に折り曲げ形成され、上記駐車ブレーキ操作子の操作により上記係合ロッドが該係合ロッドの軸方向に移動して、上記係合ロッドの他端部の折り曲げ形成された部分が上記係合部に接近して引っ掛かったのち上記回転軸回りに回動して上記係合部に係合するように構成され、上記係合ロッドの他端部が上記係合部に係合するよう上記回転軸回りに回動するにつれて、上記カムプレートが上記カムロッドの先端から離間する方向に移動し、上記係合ロッドの他端部が上記係合部から外れるよう上記回転軸回りに回動するにつれて、上記カムプレートが上記カムロッドの先端に対して接近する方向に移動するように構成されていることを特徴としている。
【0009】
【発明の作用効果】
本発明の駐車ブレーキ装置によれば、駐車ブレーキ操作子の操作により主係止機構による係合動作を許容する連動機構を設けたので、主係止機構が係合する場合には少なくともその係合の直前で副係止機構が係合することとなり、従って両係止機構による係合のタイミングを常に合わせることができ、駐車操作時のフィーリングを向上できる。
【0010】
また、駐車ブレーキ操作子の操作により副係止機構の係合ロッドを係合方向に移動させるとともに、該係合ロッドの移動に伴って主係止機構のロックアームと係合部材とを係合方向に移動させる連動機構を設けたので、副係止機構の係合行程の少なくとも係合直前に主係止機構が係合方向に移動することから、両機構を確実に連動させることができ、両機構の係合のタイミングを常に合わせることができ、駐車ペダルを操作したときのフィーリングを向上できる効果がある。
【0011】
請求項の発明では、上記連動機構を、係合部材に連結されたカムロッドを係合ロッドに固着されたカムプレートにより反係合方向に押圧し、駐車ブレーキ操作子の踏み込み操作により上記カムプレートの押圧を開放させることにより上記係合部材を係合方向に移動させるように構成したので、係合のタイミングを簡単な構造で合わせることができ、コストの上昇を抑制できる効果がある。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図6は、本発明の一実施形態による小型車両の駐車ブレーキ装置を説明するための図であり、図1,図2は駐車ブレーキ装置の側面図,平面図、図3〜図5は駐車ブレーキ装置の作動状態を示す側面図、図6は駐車ブレーキ装置が配設されたゴルフカーの側面図である。本実施形態における左右,前後とは、シートに着座した状態で見た左右,前後のことである。
【0013】
図において、1は乗用4輪ゴルフカーであり、これはパイプ製の車体フレーム2の前部に前輪3,3を配設するとともに、後部に後輪4,4を配設し、該車体フレーム2の前端にフロントバンパ5を、後端にリヤバンパ6をそれぞれ配設した概略構造のものである。
【0014】
上記車体フレーム2の前部はフロントカバー7により、また後部はリヤカバー8により覆われており、この両カバー7,8の間には乗員の足乗せ部としてのフロアパネル9が配設されている。上記リヤカバー8の前部上面にはベンチシート10が配設されており、該ベンチシート10の後側にはゴルフバッグ等を搭載するキャリヤ11が配設されている。
【0015】
上記車体フレーム2の前端部,及び中央部には上方に延びるフロントピラー12,センタピラー13が接続されており、この各ピラー12,13の上端間にはルーフ14が配設されている。上記ベンチシート10の運転席側前方には操向ハンドル16が配設され、該操向ハンドル16の操向軸17は左右操向機構を介して前輪3に連結されている。また上記ベンチシート10の下方のリヤカバー8内には後輪4を回転駆動する不図示のエンジンユニット及びVベルト式無段変速機構が搭載されている。なお、15は燃料タンクである。
【0016】
上記フロアパネル9の運転席前方に本実施形態の駐車ブレーキ装置20が配設されている。この駐車ブレーキ装置20は、アクセル操作部材とブレーキ操作部材とをユニット化したものであり、以下の構造となっている。
【0017】
上記車体フレーム2のフロアパネル9下方に矩形板状のベース部材21が固定されており、該ベース部材21には上向きに開口する横断面コ字状のブレーキブラケット22,アクセルブラケット23がそれぞれ左, 右に並列配置され、各ブラケット22,23は上記ベース部材21にボルト締め固定されている。
【0018】
上記アクセルブラケット23の左, 右側壁23a,23aの前端部間には円筒状のカラー部材25が固定されており、該カラー部材25内にはアクセル回動軸24が回転自在にかつ上記各側壁23aから外側に突出するように挿入されている。
【0019】
上記アクセル回動軸24の右側突出部にはアクセルペダル26のアーム部26aの下端部がスプライン結合され、さらにボルト締め固定されている。また上記アクセル回動軸24の左側突出部にはレバー部材27が固着されており、該レバー部材27にはスロットルケーブル28のインナケーブル28aの一端が連結されている。該インナケーブル28の他端は不図示のスロットルバルブに連結されている。また上記レバー部材27とアクセルブラケット23の後端壁23bとの間にはアクセルペダル26を復帰方向に回動付勢する復帰スプリング30が架設されている。
【0020】
上記レバー部材27とアクセルブラケット23との間にはアクセルペダル26を復帰位置に保持するストッパ部材31が配設されている。また上記レバー部材27の左端部には押圧子32が位置調整可能に螺挿され、ナット32aにより固定されている。該押圧子32は後述する係合部材45の当接部45cに当接して該係合部材45を回動させて駐車ブレーキ機構のロックを解除するためのものである。
【0021】
上記ブレーキブラケット22の左, 右側壁22a,22aの後端部間にはブレーキ支持軸35がボルト36により回転自在に軸支されている。このブレーキ支持軸35にはブレーキアーム37の下端基部37aが固着されており、上端部37bにはブレーキペダル38が固着されている。上記ブレーキアーム37の基部37aには後輪4を制動するブレーキ装置(不図示)に連結されたブレーキロッド39が連結されている。
【0022】
また上記ブレーキ支持軸35にはブレーキアーム37を復帰位置Aに回動付勢する復帰スプリング40,40が装着されており、この各復帰スプリング40の一端はブレーキアーム37に、他端はブレーキブラケット22の側壁22aに係止されている。
【0023】
上記ブレーキアーム37の長手方向略中央部には、主係止機構の一方側を構成するロックアーム41が下方に突出するようにリベットで固定されている。このロックアーム41の前面下部には側面視で大略V字状をなす複数の係合凹部41aが切り欠き形成されている。また上記ブレーキブラケット22の底壁22bの前部にはブレーキペダル38の踏み込みによりロックアーム41が干渉するのを回避する逃げ孔22cが形成されている。
【0024】
上記ブレーキブラケット22の左, 右側壁22aの前端部間には係合軸43がカラー43aを介してボルト44により回転自在に軸支されており、該係合軸43には上記主係止機構の他方側を構成する係合部材45が固着されている。また上記係合軸43には係合部材45を係合方向(反時計回り)に回動付勢するコイルスプリング46が装着されている。該コイルスプリング46の一端は上記係合部材45のボス部45aに他端は上記ボルト44に係止されている。
【0025】
上記係合部材45の係合軸43に固定されたボス部45aには下方に延びる係合アーム部45bが突出形成されている。また係合軸43のアクセル側には当接アーム部45cが固定されている。上記係合アーム部45bの後面には上記ロックアーム41の係合凹部41aに係脱可能の係合突起45dが形成されている。また上記当接アーム部45cには上述の押圧子32が当接する当接面45eが形成されており、アクセルペダル26を踏み込むと、当接面45eを押圧子32が当接移動させ、もって上記係合突起45dの係合凹部41aへの係合を解除させる。
【0026】
上記ブレーキアーム37のブレーキペダル38の下面には該下面に沿って前後方向に延びる駐車ブラケット50が配設されており、該駐車ブラケット50はブレーキアーム37の上端部37bに操作軸51により前後に回動可能に軸支されている。この駐車ブラケット50の前端部には駐車ペダル(駐車ブレーキ操作子)52が固着されており、後端部には上記ブレーキペダル38の下面に当接して駐車ペダル52の踏み込み量を規制するストッパ53が装着されている。また上記駐車ブラケット50は不図示のばね部材により復帰位置Aに時計回りに回動付勢されている。
【0027】
上記駐車ペダル52は、運転席から見て、ブレーキペダル38の左上コーナ部を切り欠いて形成された凹部38a内に位置するように配置されており、該駐車ペダル52の踏み面52aはブレーキペダル38の踏み面38bより前方ほど上方に位置するように斜めに突出している。また駐車ペダル52を踏み込んでストッパ53がブレーキペダル38の裏面に当接する踏み込み位置Cでは、駐車ペダル52の踏み面52aはブレーキペダル38の38bに略平行となるように回動可能角度が設定されている。
【0028】
上記駐車ブラケット50の前側突出部50aには副係止機構の一方側を構成する係合ロッド55の上端部が回転軸56により軸支されており、該係合ロッド55の下端には係合部55aが軸直角後ろ向きに折り曲げ形成されている。
【0029】
上記ブレーキブラケット22の右側壁22aには支柱57の下端部が固着されており、該支柱57の上端部には樹脂製パイプ58が装着されている。このパイプ58は上記係合ロッド55の上側に位置している。また上記係合ロッド55の上部にはコイルスプリング59の一端が係止されており、該スプリング59の他端はブレーキアーム37に植設されたピン37dに係止されている。これにより係合ロッド55は上記回転軸56を中心に反時計方向(係合方向)に常時回動付勢されており、かつパイプ58に当接して回動が阻止されている。
【0030】
また上記ブレーキアーム37の基部37aには副係止機構の他方側を構成する矩形状の係合片(係合部)60が固着されており、該係合片60には上記係合ロッド55の係合部55aが係脱可能になっている。
【0031】
そして上記主係止機構と副係止機構とは、本実施形態の特徴をなす連動機構61により連動するよう連結されている。この連動機構61は、上記係合ロッド55の下端部に固着された帯板状のカムプレート62と、上記係合部材45の係合アーム部45bの下端部に連結された棒状のカムロッド64とから構成されている。
【0032】
上記カムプレート62は係合ロッド55に固着された固定部62aと該固定部62aから略垂直に下方に延びるカム部62bとからなり、該カム部62bは上記カムロッド64の後端に対向している。
【0033】
上記カムロッド64の前端部は、上記係合アーム部45bに回転自在に挿入されたピン部材63の頭部63aに進退位置調整可能に螺挿され、ナット65で固定されている。なお、63bはピン部材63の抜け止め用ピンである。また上記カムロッド64の中央部は上記ブレーキブラケット22の右側壁22aにボルト締め固定されたガイド部材66により進退自在に支持されている。
【0034】
そして上記ブレーキアーム37が復帰位置Aにあるときに、上記カムプレート62はカムロッド64を介して係合部材45をコイルスプリング46の付勢力に抗して反係合方向に回動させている。
【0035】
行状態では、ブレーキペダル38のブレーキアーム37はコイルスプリング40により復帰位置Aに付勢保持され、駐車ペダル52の駐車ブラケット50はばね部材により復帰位置Aに付勢されている。また係合ロッド55はコイルスプリング59によりパイプ58に押圧付勢されており、主係止機構及び副係止機構は両方とも非係合状態となっている。
【0036】
上記走行状態においてブレーキペダル38を踏み込むと、ブレーキアーム37がブレーキ支持軸35を中心にブレーキ作動方向(前方)に回動し、これに伴ってブレーキロッド39が引っ張られて後輪4が制動され車両が停止する。この場合、係合ロッド55はブレーキアーム37に追従して回動し、かつコイルスプリング59によりパイプ58に当接するよう回転軸56回りに反時計方向に相対回転し、さらにブレーキペダル38を踏み込むと係合ロッド55の係合部55aの先端面が係合片60の下面に当接し、その後は上記パイプ58との間に隙間があくこととなる。そして上記係合ロッド55は軸方向に移動することはなく、従ってカムプレート62はカムロッド64を反係合方向に押圧保持している。またブレーキペダル38を踏み込んだ状態から足を離すと、コイルスプリング40により自動的に復帰位置Aに復帰する。
【0037】
そして上記ブレーキペダル38を踏み込んで車両を停止させた状態で駐車する場合には、駐車ペダル52を踏み込む。すると駐車ブラケット50が操作軸51を中心に前方に回動して係合ロッド55を下方の係合方向(軸方向)に移動させる。これにより係合部55aの先端面が係合片60の下面から後方に外れ、コイルスプリング59により係合ロッド55が上方に回動し、その結果係合部55aが係合片60に係合する。
【0038】
上記係合ロッド55が軸方向後方に移動するに伴ってカムプレート62も後方に移動することからカムロッド64は後方移動が許容されることとなる。これにより係合部材45がコイルスプリング46の付勢力により係合方向(反時計方向)に回動し、突起部45dがロックアーム41の係合凹部41aに係合する。これと同時に係合部材45の当接アーム部45cがアクセルペダル26の押圧子32に略当接する。このようにしてブレーキアーム37はブレーキ作動位置Bにロックされるとともに、駐車ペダル52は踏み込み位置Cにロックされることとなり、ゴルフカー1は駐車状態に保持される(図3,図4参照)。
【0039】
駐車状態から運転を開始するには、アクセルペダル26を踏み込む。するとアクセルペダル26の押圧子32が係合部材45を反係合方向に回動させて突起部45dとロックアーム41との係合を解除する。この係合解除によってブレーキアーム37がコイルスプリング40により復帰位置Aに回動し、さらにこのブレーキアーム37の回動によって係合ロッド55がパイプ58に当たり、該係合ロッド55の係合部55aが係合片60から外れて係合が解除される。すると駐車ブラケット50の復帰位置への回動によりカムプレート62がカムロッド64を押圧し、係合部材45を反付勢方向に押圧付勢する。このようにしてブレーキペダル38及び駐車ペダル52は復帰位置Aに自動的に復帰する(図5参照)。
【0040】
このように本実施形態によれば、駐車ペダル52を踏み込み操作することにより、係合ロッド55が係合方向に移動してブレーキアーム37の係合片60に係合するとともに、該係合ロッド55の係合方向への移動に伴って係合部材45を係合方向に移動させる連動機構61を設けたので、係合ロッド55の係合行程の略係合直前に連動機構61を介して係合部材45を係合方向に移動させることができることから、両方の係合を連動させることができ、係合のタイミングを常に合わせることができ、駐車ペダル52を踏み込んだときのフィーリングを向上できる。
【0041】
本実施形態では、上記連動機構61を、係合部材45を係合方向に回動付勢するコイルスプリング46と、該係合部材45に連結されたカムロッド64と、該カムロッド64を介して係合部材45を反係合方向に押圧付勢するカムプレート62とから構成したので、簡単な構造で連動機構を構成できる。
【0042】
また上記係合ロッド55が係合方向に少なくとも係合直前まで移動して始めて係合部材45を係合方向に移動させるようにしたので、係合部材45がロックアーム41に係合した状態では必ず係合ロッド55が係合片60に係合していることとなり、主係止機構がロックされている場合には副係止機構も確実にロックされていることとなり、駐車ブレーキを確実に作動させることができる。
【0043】
なお、上記実施形態では、ゴルフカーを例にとって説明したが、本発明は、例えば荷物を運搬する小型運搬車,あるいは観覧車等の小型車両にも適用でき、この場合にも上記実施形態と略同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるゴルフカーの駐車ブレーキ装置を説明するための側面図である。
【図2】上記駐車ブレーキ装置の平面図である。
【図3】上記駐車ブレーキ装置のブレーキ作動状態の側面図である。
【図4】上記駐車ブレーキ装置のブレーキ作動状態の側面図である。
【図5】上記駐車ブレーキ装置のブレーキ解除状態の側面図である。
【図6】上記駐車ブレーキ装置が配設されたゴルフカーの側面図である。
【符号の説明】
1 ゴルフカー(小型車両)
20 駐車ブレーキ装置
22 ブレーキブラケット(固定ブラケット)
37 ブレーキアーム
38 ブレーキペダル
41 ロックアーム
45 係合部材
46 コイルスプリング(ばね部材)
52 駐車ペダル
55 係合ロッド
60 係合片
61 連動機構
62 押圧部材
64 カムロッド
A 復帰位置
B ブレーキ作動位置
C 駐車ペダル踏み込み位置

Claims (2)

  1. 駐車ブレーキ操作子の操作により駐車ブレーキ機構を作動状態に保持するようにした小型車両の駐車ブレーキ装置において、上記駐車ブレーキ機構を作動状態に保持する主係止機構と、上記駐車ブレーキ操作子を操作状態に保持する副係止機構と、上記駐車ブレーキ操作子の操作により主係止機構の係止動作を許容するように上記主係止機構と副係止機構とを関連付ける連動機構とを備え、
    上記主係止機構は、固定ブラケットに回動可能に軸支されたブレーキアームに配設されたロックアームと上記固定ブラケットに配設された係合部材とを係合させて該ブレーキアームをブレーキ作動位置に保持するように構成されており、上記副係止機構は、上記駐車ブレーキ操作子に連結された係合ロッドと上記ブレーキアームの係合部とを係合させて該駐車ブレーキ操作子を踏み込み位置に保持するように構成されており、上記連動機構は、上記係合部材を係合方向に付勢するばね部材と、該係合部材に連結されたカムロッドと、上記係合ロッドに固着され上記カムロッドの先端に当接して上記係合部材を反係合方向に押圧するカムプレートとを備えており、
    上記駐車ブレーキ操作子の踏み込み操作により上記係合ロッドが係合方向に移動すると、カムプレートがカムロッドの押圧を開放して上記係合部材の係合方向への移動を許容するように構成されていることを特徴とする小型車両の駐車ブレーキ装置。
  2. 請求項1において、
    上記係合ロッドは、その一端部が回転軸により上記駐車ブレーキ操作子に軸支され他端部が直角に折り曲げ形成され、
    上記駐車ブレーキ操作子の操作により上記係合ロッドが該係合ロッドの軸方向に移動して、上記係合ロッドの他端部の折り曲げ形成された部分が上記係合部に接近して引っ掛かったのち上記回転軸回りに回動して上記係合部に係合するように構成され、
    上記係合ロッドの他端部が上記係合部に係合するよう上記回転軸回りに回動するにつれて、上記カムプレートが上記カムロッドの先端から離間する方向に移動し、
    上記係合ロッドの他端部が上記係合部から外れるよう上記回転軸回りに回動するにつれて、上記カムプレートが上記カムロッドの先端に対して接近する方向に移動するように構成されていることを特徴とする小型車両の駐車ブレーキ装置。
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