JPH075019U - 計器の文字板構造 - Google Patents

計器の文字板構造

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JPH075019U
JPH075019U JP3351293U JP3351293U JPH075019U JP H075019 U JPH075019 U JP H075019U JP 3351293 U JP3351293 U JP 3351293U JP 3351293 U JP3351293 U JP 3351293U JP H075019 U JPH075019 U JP H075019U
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JP
Japan
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light
dial
design
light source
instrument
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Application number
JP3351293U
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English (en)
Inventor
健次 八木
勝麿 佐野
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字板を裏面から照明する計器において、光
源を変更せずに照明を行う意匠部の光の透過量を増やし
て色むらの発生を防止することを目的とする。 【構成】 内部に設けた光源14からの光によって文字
板22の裏面を照射し、文字板22に設けた透光性の意
匠部23から表面側に抜ける光によって、この文字板の
意匠部23を明るく照らし出す指針式計器における文字
板22を構成する透明板体25の表面側に、光の反射層
11を形成すると共に、この反射層11の表面側に意匠
部を除いて遮光性の地色印刷層12を積層して形成し、
さらに、透明板体25の裏面側には、意匠部23に対向
する部分に夜間照明用の意匠色印刷層13を形成して文
字板22を構成する。この結果、従来と同じ光源を用い
て意匠部23を透過する光量を増やすことができ、輝度
バランスの調整が容易になって色むらの発生を抑えるこ
とができる一方、夜間照明用の意匠色印刷層13を大幅
に節減することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は計器の文字板構造に関し、特に、自動車のコンビネーションメータ等 に使用される文字板の裏面に光源が設けられ、この光源からの光で文字板に形成 された意匠が照明される指針式計器における文字板構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、指針により状態量を表示するアナログ式計器、例えば、自動車のコンビ ネーションメータに備えられている速度計やエンジン回転計等のアナログ式計器 においては、運転者等の目視者が計器の指針の先端部分に位置する文字板の目盛 を読むことによって、状態量を判断するようになっている。
【0003】 従って、従来の指針式計器ではその文字板に目盛意匠を形成し、この目盛意匠 の背面側にメータ内機、前面側に指針を取り付けて目盛意匠を指針によって表示 するようになっている。一方、このような指針式計器は、計器を取り付けた自動 車が夜間走行することがあるので、夜間の視認性の向上のために文字板や指針を 照明する必要がある。この文字板を照明するに際しては、文字板を正面側から照 明するものと、文字板を裏面側から照明するものがある。
【0004】 図2(a) はこのような文字板照明を行う従来の指針式計器の内、文字板を裏面 側から照明する計器21を備えたコンビネーションメータ20の正面図であり、 図2(b) は(a) のA部の断面構造を示すものである。
【0005】 図2(a) に示すように、コンビネーションメータ20に取り付けられた指針式 計器21には、その文字板22上に目盛や速度表示用の数字等の意匠23が印刷 されており、これらの意匠23を指針24によって示すようになっている。そし て、一般には夜間の視認性の向上のために文字板22の裏面側には光源が設けら れており、運転者が照明スイッチをオンすると、文字板22や指針24が光源か らの光で照明されるように構成されている。
【0006】 以上のような指針式計器21における文字板22の構成は、図2(b) に示すよ うに、透明部材からなるベース板25の表面に、意匠23の部分を除いて地色2 6が印刷されており、裏面側に夜間の照明色となる表示色27が全面に印刷され ている。なお、この例では意匠23の部分には昼間の表示色である白色が印刷さ れている。そして、地色26は、例えば、光を透過させない黒色の無地印刷であ り、表示色27はオレンジ色、青色、緑色等のカラー印刷である。
【0007】 以上のように構成された文字板22では、文字板22の裏面側に設けられた光 源が点灯すると、光源からの光が表示色27および意匠23の部分のみを透過し て文字板22の表面側に抜け、表示色27の色で発光する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の計器21では、光源は一般にバルブ(電球) を使用しており、バルブはそのフィラメントによって放射状に光が発せられるた め、図3に示すように、バルブ30からの距離が遠い文字板22上に暗い部分D ができたり、角度によって文字板22の中央部分に設けられている内機(図示せ ず)の影Sが文字板22上にでき、意匠部の夜間照明時に明暗の差ができて色む らが発生し易いという課題があった。
【0009】 一般に、計器の照明検討を行う場合は、文字板上の明暗の差が少ない程検討が 容易であり、品質の良い計器を作ることが可能になる。このため、まず、第1段 階として暗い部分の光量を増やすことを行うが、明るい部分の光量を落とすこと は容易でも、暗い部分を明るくすることは困難を極める。透明なアクリル樹脂で できた導光板を計器の文字板と光源との間に配置して、光源からの光を有効に利 用して光量を増やすことも試みられているが、直接光を遮られた分の光量を補う ことはできなかった。
【0010】 そこで、本考案は、文字板を裏面側から照明する計器において、従来の文字板 の照明用の光源からの直接光に加えて、光源から出た光の反射光が文字板の照明 を行う意匠部を通過するようにすることにより、光源の変更なしに光源からの光 が効率良く意匠部に届くようにし、文字板の表面側への光の透過量を増やして意 匠部の夜間照明時に色むらが発生しにくくすることができる計器の文字板構造を 提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本考案の計器の文字板構造は、ケース背面板と文字板との 間に内機と光源とを備え、少なくとも夜間においてこの光源からの光によって前 記文字板の裏面を照射し、この文字板に設けた透光性の意匠部から表面側に抜け る光によって、前記意匠部を視認可能とした指針式計器における文字板構造であ って、前記文字板を構成する透明板体の表面側に、光の反射層を形成すると共に 、この反射層の表面側に前記意匠部を除いて遮光性の地色印刷層を積層して形成 し、さらに、前記透明板体の裏面側には、前記意匠部に対向する部分に夜間照明 用の意匠色印刷層を形成したことを特徴としている。
【0012】
【作用】
本考案の計器の文字板構造によれば、光源から発せられた光が文字板の表面側 に形成された光の反射層で反射し、この反射光が計器の背面側のケースで文字板 側に反射するので、文字板に設けられた透光性の意匠部を裏面側から表面側へ抜 ける光が、光源からの直接光に反射層とケースで反射した反射光が加わったもの となるので、光源からの光の利用効率が増大し、意匠部の夜間照明時に色むらが 発生しにくくなる。また、夜間照明用の意匠色印刷層は、前記意匠部に対向する 部分にのみ形成するようにしたから、これを大幅に節減することができコストダ ウンを図ることができる。一方、この意匠色印刷層が反射層への光の入射を阻害 しないので、一層輝度バランスを向上することができる。
【0013】
【実施例】 以下添付図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0014】 図1(a) は本考案の計器の文字板構造の一実施例の構成を示すものであり、図 2(a) に示したコンビネーションメータ20に取り付けられた指針式計器21の 文字板22のA部を断面して示すものである。従って、図2と同じ構成部材につ いては同じ符号を付して説明する。
【0015】 この実施例の文字板22の構成では、図1(a) に示すように、透明部材からな る透明板体25の表面側に、全面に渡って光の反射層11が形成されており、こ の光の反射層11の表面側に、光の透過部Pである意匠部23の部分を除いて遮 光性の地色印刷層12が積層形成されている。一方、透明板体25の裏面側は、 意匠部23の部分に対向する部分に夜間の照明色となる夜間照明用の意匠色印刷 層13が部分的に印刷されている。
【0016】 光の反射層11は、例えば、文字板22の透明板体25の全面に白印刷を施す ことによって形成される。これは、文字板22の目盛、文字の昼間の表示に使用 する白印刷を利用したものである。そして、この光の反射層11の上すなわち表 面側に形成される遮光性の地色印刷層12としては、例えば、光を遮断する黒色 の印刷がなされる。一方、透明板体25の裏面に施す夜間照明用の意匠色印刷層 13は、光の反射層11が裏面側から透明板体25を通して見通せるように、意 匠部23のある光の透過部Pのみの必要最小限の部分にのみ印刷し、表示色とし てオレンジ色、青色、緑色等のカラー印刷とする。なお、上述した光の反射層1 1を形成するに際し、意匠部23をマスキングして印刷しないでも良く、また他 の透光性の色を意匠部23に施しても良いのは勿論である。
【0017】 以上のように構成された実施例の文字板22では、光源から発せられた光は、 図1(a) に示すように、透明な透明板体25を透過した後に地色印刷層12の内 側に形成された光の反射層11で反射することになる。
【0018】 次に、図1(b) を用いてさらに説明する。図において、14は光源、15は計 器ケースを示している。
【0019】 光源14から発せられた光は放射状であり、そのうちの一部は直接光Tとして 意匠色印刷層13、透明板体25、および光の透過部Pすなわち意匠部23部分 の反射層11を通って文字板22の表面側に抜ける。また、光源14から発せら れた光のうち、遮光性の地色印刷層12の内側に形成された光の反射層11に当 たった光は計器ケース15に反射し、更に、光の反射層11によって反射する。 そして、この反射光Kのうちの一部は夜間照明用の意匠色印刷層13、透明板体 25、および光の透過部Pすなわち意匠部23部分の反射層11を通って文字板 22の表面側に抜ける。
【0020】 よって、図1(a) の構成のように、透明板体25の表面側に、光の反射層11 と遮光性の地色印刷層12とを積層した文字板22を使用した計器では、図2(b ) に示すように光の反射層11のない文字板22を使用した計器に比べて光の透 過部Pを通過する光量が増え、意匠部23の輝度を大巾に上げることができる。 この結果、従来の計器に見られた暗い部分Dは、反射光Kにより輝度が向上する ため、夜間の照明時に文字板全体での輝度のバランスが確実に向上する。そして 、輝度の向上により、文字板22の照明バランスの調光時間を短縮することがで きる。
【0021】 なお、以上説明した実施例では、光の反射層11として、昼間の意匠部23の 表示色である白色を採用した例を説明したが、光の反射層11として銀色を使用 すれば反射効率が上がり、更に照明バランスが向上する。この銀色の光の反射層 11はホットスタンプや銀の蒸着印刷等によって形成することができる。この場 合、意匠部23のある光透過部Pには印刷を行なわないか他の透過性を有する色 で印刷を行うことが好ましい。
【0022】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば、文字板を裏面側から照明する計器にお いて、従来の文字板の照明用の光源からの直接光に加えて、光源から出た光の反 射光が文字板の照明を行う意匠部を通過するようにしたので、光源の変更なしに 光源からの光が効率良く意匠部に届き、文字板の表面側への光の透過量が増えて 意匠部の夜間照明時に色むらが発生しにくくなり、輝度バランスがとり易い。ま た、夜間照明用の意匠色印刷層は、前記意匠部に対向する部分にのみ形成するよ うにしたから、これを大幅に節減することができコストダウンを図ることができ る。一方、この意匠色印刷層が反射層への光の入射を阻害しないので、一層輝度 バランスを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本考案の一実施例の計器の文字板構造を
示す文字板単体の部分断面図であり、(b) は(a) の文字
板の機能を示す説明図である。
【図2】(a) 文字板を裏面側から照明する計器を備えた
コンビネーションメータの正面図であり、(b) は(a) の
文字板のA部における断面図である。
【図3】図2の文字板を照明した場合の問題点を示す説
明図である。
【符号の説明】
11 光の反射層 12 遮光性の地色印刷層 13 意匠色印刷層 14 光源 15 計器ケース 20 コンビネーションメータ 21 指針式計器 22 文字板 23 意匠部 24 指針 25 透明板体 K 反射光 P 光の透過部 T 直接光

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース背面板と文字板との間に内機と光
    源とを備え、少なくとも夜間においてこの光源からの光
    によって前記文字板の裏面を照射し、この文字板に設け
    た透光性の意匠部から表面側に抜ける光によって、前記
    意匠部を視認可能とした指針式計器における文字板構造
    であって、 前記文字板を構成する透明板体の表面側に、光の反射層
    を形成すると共に、この反射層の表面側に前記意匠部を
    除いて遮光性の地色印刷層を積層して形成し、さらに、
    前記透明板体の裏面側には、前記意匠部に対向する部分
    に夜間照明用の意匠色印刷層を形成したことを特徴とす
    る計器の文字板構造。
JP3351293U 1993-06-22 1993-06-22 計器の文字板構造 Pending JPH075019U (ja)

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JP (1) JPH075019U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10329581A (ja) * 1997-05-30 1998-12-15 Nippon Seiki Co Ltd 計器装置
JP2000111363A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Yazaki Corp 車両用計器の照明構造
JP2000180632A (ja) * 1998-12-16 2000-06-30 Kansei Corp 車両用計器
JP2002098557A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Calsonic Kansei Corp 計器の文字板構造
JP2008089462A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Calsonic Kansei Corp インサート成型文字板照明構造

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