JP3693175B2 - 指針式計器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車、オートバイ、農機、建機、船舶に搭載され、指針にて表示板上に形成された計測値表示部をアナログ表示する指針式計器に関し、特に表示板が例えばレッドゾーン表示部のごときゾーン表示部を有する指針式計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の指針式計器として、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。当該文献記載の指針式計器は、表示板の背後に反射体が配置され、この反射体には指針の照明室と表示板の照明室を形成する隔壁が形成され、この隔壁によって区画された各照明室に光源を収納し、光源の光を隔壁によって反射させて指針や表示板を効率良く照明するようにしている。この場合、表示板の照明室を構成する隔壁のうち、指針の照明室に近い隔壁は光源からの光を効率よく外側の隔壁に反射できるように外側に屈曲しており、従ってこの屈曲箇所に対応する表示板上領域に光源の光は届かず、照明のデッドエリアとなるが、通常の指針式計器の場合、このデッドエリアに計測値表示部が配置されることはないため、特に問題とならない。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−195858号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば表示板がタコメータの表示板のように、レッドゾーン表示部のごときゾーン表示部を有し、このゾーン表示部が指針の回転中心から放射状に延びる形状の場合、屈曲する隔壁が光源からの光を遮断する遮光要素となり、ゾーン表示部全体を透過照明することができない場合がある。この場合は、表示板が外光等の表面反射により視認される昼間時等の場合は、ゾーン表示部全体が視認されるが、夜間時等、光源の点灯時には、遮光要素の端部を境界として、光源の光によって透過照明され視認可能なエリアと、隔壁によって光が遮られて視認不可能なエリアとが存在し、この結果、昼と夜とでゾーン表示部の面積(視認面積)が変化してしまう。このような面積変化は、ゾーン表示部の形状不一致等の問題がなければ、不都合は生じにくいが、遮光要素の存在(影)にて生じる境界部での急激な輝度変化は、照明品位の低下や利用者に違和感を与えてしまうという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、照明品位の低下や利用者に与える違和感を抑えることが可能な指針式計器の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、計測量に応じて振れる指針と、この指針の指示対象となる計測値表示部と前記指針の所定振れ角分に相当する範囲を示すゾーン表示部とが形成された表示板と、少なくともこの表示板を背後から透過照明する光源とを備え、前記ゾーン表示部は前記表示板の前方から入射する光の表面反射によって全エリア視認可能に構成され、前記光源の点灯時には前記光源の光が透過する第1のエリアと前記光源の光が所定の遮光要素を通じて遮断される第2のエリアとを有し、少なくとも前記第1のエリアと前記第2のエリアの境界部を含む領域に透過光の光量を平面方向に従って変化させる透過光調整部を設けたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、前記透過光調整部が網点印刷層からなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図3に基づいて本発明を車輌用の指針式計器に適用した実施形態を説明するが、図1は指針式計器の平面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図、図4は図1中、点P1と点P2を結んだラインL上における透過光の強度を示す説明図である。
【0009】
図1,図2において、指針式指示計器は、駆動装置1の回転軸2の先端側に固着され、計測量に応じ回転軸2を中心に振れ角運動する指針3と、この指針3の背面側に位置し、計測値表示部4とゾーン表示部5とが施された表示板6と、この表示板6の背面側に位置するガラスエポキシ樹脂からなる硬質の回路基板7と、この回路基板7上に設けられ、それぞれ指針3と表示板6を照明する光源8と、指針3を照明する照明室と表示板6を照明する照明室とを区画する合成樹脂製の枠体9とで構成されている。
【0010】
指針3を照明する光源8として、例えば赤色光を照射する発光ダイオードが用いられ、枠体9に設けられた円筒形の隔壁91内であって、回転軸2の近傍に回転軸2を中心とした円形状に複数個設けられている。光源8からの光は、隔壁91内を指針3の回転中心部に進み、この場合、透光性材料からなる指針3を発光させる。
【0011】
表示板6を照明する光源8として、例えば白色光を照射する発光ダイオードが用いられ、隔壁91の外側を円形状に取り巻いて複数設けられている。
【0012】
光源8と表示板6との間には、隔壁91の途中から光源8の前方を覆うように外側に屈曲(傾斜)する円錐形の第1の反射部(遮光要素)92が形成され、またこの反射部92の外側には、光源8からの光を表示板6側に反射するパラボナアンテナ形の第2の反射部93が形成されている。光源8からの光は、第1,第2の反射部を通じて表示板6側に進み、表示板6の計測値表示部4とゾーン表示部5の双方を透過照明する。なおこれら計測値表示部4とゾーン表示部5以外の表示板6箇所は遮光性に形成されている。
【0013】
計測値表示部4は、図1に示すように、指針3の回転中心を中心として円弧状に配された数字や目盛からなり、ゾーン表示部5は、指針3の所定振れ角分に相当する範囲(この場合、警告振れ角範囲)を示す所謂レッドゾーンからなるもので、この実施形態では、指針3の所定振れ角分の幅を有して、指針3の回転中心外周箇所から計測値表示部4の一部(数字部)を含む領域に至るよう、回転軸1を基準とした放射方向に延びており、その全体形状は略扇形である。
【0014】
次に図3に基づいて表示板5の詳細構成について説明する。
表示板6は、例えばポリカーボネートやアクリル等の実質的に無色で透光性を有する合成樹脂からなる平板状の基板61と、この基板61にスクリーン印刷等の手段によって印刷形成された第1の着色層62、第2の着色層63、地色層64とを有する。
【0015】
このうち、第1の着色層62は、例えば白色の透光性インクを用いて、計測値表示部4に対応して設けられている。
【0016】
第2の着色層63は、例えば赤色の透光性インクを用いて、ゾーン表示部5に対応して設けられている。
【0017】
地色層64は、例えばシルバー色の遮光性をインクを用いて、各着色層62,63上であって、計測値表示部4及びゾーン表示部5となる領域を除く基板61の略全面に形成され、地色層64を除いた抜き部分、すなわちこの抜き部分から第1,第2の着色部62,63が露出することにより、計測値表示部4及びゾーン表示部5が形成されている。
【0018】
この地色層64の一部は、ゾーン表示部5上で網点パターン状の透過光調整部(網点印刷層)64aを形成し、網点パターンを形成する各ドットの濃淡(個々の大きさや密度)は、本実施形態では、指針3の回転中心から離れるに従って徐々に薄くなるようになっている。
【0019】
この結果、ゾーン表示部5の全体色調は、図1中、点P1と点P2とを結んで指針3の回転中心を基準とした放射方向に延びるラインLに従って、点Pa側の赤色が薄く、点Pb側の赤色が濃くなるように設定されている。これは、ドットの濃淡を変化させることにより、第2の着色層の露出度合が次第に変化するためである。また同時に透過光調整部64aは、ゾーン表示部5を透過する透過光の光量を平面方向に従って徐々に変化させる機能も有しており、本実施形態では、図4に示すように、点Pc側から点Pa側に向かうに従って、透過光の光量が徐々に増加するようになっており、これにより光源8が点灯した場合、ゾーン表示部5の照明色調は、点Pa側から点Pa側に向かうに従って徐々に赤色が濃くなるように設定されている。なお点Paから点Pcまでの範囲は不透過となり発光しないが、この点は以下に説明する。
【0020】
次に、ゾーン表示部5と、枠体9の反射部92、光源8の関係に着目すると、本実施形態では、図3に示すように、ゾーン表示部5の直下に反射部92が位置し、この際、反射部92はゾーン表示部5の略半分の面積を覆っており、光源8から発せられた光は、反射部92に遮られ、ゾーン表示部5全体を透過照明することはできず、この結果、光源8点灯の点灯時には、図1にも示すように、反射部92の端部を境界部Bd(境界点Pc)として、光源8の光によって透過照明され視認可能となる第1のエリアA1と、反射部92により光源8の光が遮られて視認不可能となる第2のエリアA2とが存在することになる。なお、ゾーン表示部5は、周囲が明るい昼間時等、前方から入射する光の表面反射によって表示板5を視認する場合は、第1,第2のエリア双方が視認される。
【0021】
ここで、境界部Bdに注目すると、境界部Bd上に位置するゾーン表示部5箇所は、透過光調整部64aが形成され、平面方向に従って透過の光量が徐々に変化するようになっているため、境界部Bd上での急激な輝度変化が抑えられる。
【0022】
以上のように、本実施形態では、計測量に応じて振れる指針3と、この指針3の指示対象となる計測値表示部4と指針3の所定振れ角分に相当する範囲を示すゾーン表示部5とが印刷形成された表示板6と、少なくともこの表示板6を背後から透過照明する光源8とを備えており、ゾーン表示部5は表示板6の前方から入射する光の表面反射によって全エリア視認可能に構成され、光源8の点灯時には光源8の光が透過する第1のエリアA1と光源8の光が反射部(所定の遮光要素)92を通じて遮断される第2のエリアA2とを有し、第1のエリアA1と第2のエリアA2の境界部Bdを含む領域に透過光の光量を平面方向に従って変化させる透過光調整部64aを設けたことにより、ゾーン表示部5内にアリアA1とエリアA2とが存在する場合であっても、照明品位の低下や利用者に与える違和感を抑えることができる。
【0023】
なお本実施形態では、ゾーン表示部5の略全体に透過光調整部64aを設けたが、透過光調整部64aは、少なくとも境界部Bdを含む領域に設けてあればよく、境界部Bd上での急激な輝度変化が抑えることができれば、透過光の変化方向も任意である。
【0024】
また本実施形態では、地色層64の一部によって透過光調整部64aを形成したことにより、透過光調整部を専用に設ける必要がないので、コスト低減、印刷工数低減を図ることができる。
【0025】
また本実施形態では、透過光調整部64aが印刷層からなることにより、制作が容易であり、特に既存の網点印刷技術を用いて透過光調整部64aを設けることができるので、制作が容易である。
【0026】
また本実施形態では、透過光調整部64aを印刷層によって設けたが、境界部Bd上での急激な輝度変化が抑えることができれば、その形成手段や位置は任意であり、例えば専用の光調整フィルムを表示板6の背面に設けてもよい。
【0027】
なお本実施形態では、反射部92が遮光要素となったが、遮光要素はゾーン表示部5に至る光を遮るものであれば任意であり、表示板6の照明室とは別途形成されるインジケータハウジング、回路基板7上に配置される電気・電子部品、指針3の駆動装置等が一例としてあげられる。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、初期の目的を達成することができ、照明品位の低下を抑えることが可能な指針式計器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による指針式計器の平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】図1中、点P1と点P2を結んだライン上における透過光の強度を示す説明図。
【符号の説明】
1 駆動装置
2 回転軸
3 指針
4 計測値表示部
5 ゾーン表示部
6 表示板
7 回路基板
8 光源
9 枠体
91 隔壁
92 第1の反射部(遮光要素)
93 第2の反射部
61 基板
62 第1の着色層
63 第2の着色層
64 地色層
64a 透過光調整部(網点印刷層)
L ライン
P1,P2,Pa,Pb 点
Pc 点(境界点)
Bd 境界部
A1 第1のエリア
A2 第2のエリア

Claims (2)

  1. 計測量に応じて振れる指針と、
    この指針の指示対象となる計測値表示部と前記指針の所定振れ角分に相当する範囲を示すゾーン表示部とが形成された表示板と、
    少なくともこの表示板を背後から透過照明する光源とを備え、
    前記ゾーン表示部は前記表示板の前方から入射する光の表面反射によって全エリア視認可能に構成され、前記光源の点灯時には前記光源の光が透過する第1のエリアと前記光源の光が所定の遮光要素を通じて遮断される第2のエリアとを有し、
    少なくとも前記第1のエリアと前記第2のエリアの境界部を含む領域に透過光の光量を平面方向に従って変化させる透過光調整部を設けたことを特徴とする指針式計器。
  2. 前記透過光調整部が網点印刷層からなることを特徴とする請求項1記載の指針式計器。
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