JP4275693B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗剤収容容器とこの洗剤収容容器に給水する給水部とを備える洗濯機に関するものである。
従来、洗濯機の洗濯兼脱水槽に水をシャワー状に噴射して、衣類等の洗濯物を湿らせて洗浄効果を高めるように構成された洗濯機が開発されており、このため、水道水からの給水口の直下流からそれぞれに給水弁を介して2つの給水路に分岐して、洗剤を収納する洗剤ケースを経由して洗濯兼脱水槽内に給水する第一の給水路と、直接洗濯兼脱水槽を臨む水槽の開口部周辺に給水する第二の給水路(シャワー給水用の給水路)とが洗濯機筐体内の上部に配設されている。このような洗濯機として、例えば、下記特許文献1に示されるような構成を有するものが知られている。
特許文献1に記載されたドラム式洗濯機60では、駆動モータ5で回転され略水平方向または傾斜方向に回転軸を有する回転ドラム62(洗濯兼脱水槽)と、回転ドラム62を内包した外槽61(水槽)と、洗剤を収納する洗剤ケース65と、洗剤ケース65を介して外槽61内に給水する第1の給水弁66と、回転ドラム62の前面開口部64から回転ドラム62の内部に向けて給水する第2の給水弁67とを備え、洗濯工程時の第1の所定水位よりも低い第2の所定水位まで第1の給水弁66で給水した後、回転ドラム62をモータ63で第1の所定回転速度で所定時間回転させ、その後、第2の給水弁67で第1の所定水位まで給水し、洗濯工程を実行している。そして、このような構成をとることにより、外槽61内に洗剤と水が投入された状態で、回転ドラム62を回転させるので、洗剤をすばやく溶解することができ、また、第2の給水手段67で水を素早く洗濯物に含ませることができ、早い段階でたたき洗いを実行することができる、としている。
上記のドラム式洗濯機60において、第2の給水弁67から回転ドラム62の前面開口部64に至る第二の給水路は、第3の給水ホース68の一端が第2の給水弁67に接続され、その他端が注水口金部69に接続され、注水口金部69が回転ドラム62の前面開口部64方向へ開口することにより構成されている。
しかしながら、この第二の給水路を構成する第3の給水ホース68には、注水口金部69から噴射し切れなかった水が残りやすく、この残水が、例えば、乾燥工程におけるモータ63の回転振動に伴って外部に漏出すると、回転ドラム62において乾燥中の衣類等の洗濯物を濡らし、乾燥が不十分な状態で終わってしまうといった不具合があった。
そこで、第3の給水ホース68の中に水が残らないよう、第二の給水路の途中に逆止弁を設けて給水路中での残水の逆流を防いだり、空気抜き孔を設けて給水路中の圧力を下げたりするなどの対策が講じられてきた。
特開2005−328873号公報
しかしながら、第二の給水路の途中に逆止弁を設けるものにあっては、部品点数や第二の給水路中での接続箇所が増加するという難点があり、逆止弁の接続箇所が給水路途中に位置するため、この接続部で水の漏出が起こると、漏出した水が飛散して電装部品等に付着した場合、洗濯機の機能上に障害を与えることにもなっていた。
また、第二の給水路の途中に逆止弁を設けるものにあっても、この空気抜き孔およびその接続部の構造が複雑なものとなり、接続箇所が増加するという難点があるとともに、この空気抜き孔やその接続部で水の漏出が起こると、やはり、漏出した水が飛散して電装部品等に付着した場合、洗濯機の機能上に障害を与えることにもなっていた。
本発明は、以上のような課題に鑑みて為されたものであり、第二の給水路において水の漏出が起こっても、洗濯機の機能上に支障を生じない部分に排出し、乾燥中の洗濯物を濡らしたり、機能上の障害を与えたりすることのない洗濯機を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に係る洗濯機は、洗濯物を収容して回転駆動される洗濯兼脱水槽を内包した水槽を洗濯機筐体内に収容して、水槽内への給水、排水、および洗濯兼脱水槽の回転を制御して、洗濯、すすぎ、脱水の各工程を実施する洗濯機において、洗剤を収容する洗剤収容容器と、洗剤収容容器を引き出し自在に収納する枠体と、枠体の上面に固定され給水配管からの水を洗剤収容容器に供給する第一の給水路が形成された給水部洗濯兼脱水槽の前面開口部から洗濯兼脱水槽内に向けて直接水を供給する第二の給水路と枠体に形成され洗剤収容容器に収容された洗剤に第一の給水路から供給された水が混合された洗剤混合液を水槽内に供給する洗剤液供給路と枠体の洗剤液供給路と水槽とを接続する第一の給水ホースと、を有する洗剤投入部を備え、第二の給水路は、給水部に設けられ、かつ第一の給水路と隔壁により隔離され給水配管からの水が入り込む給水路と、水槽の開口部周辺に設けられた注水口金部と、給水部に設けられ給水路の出口である通水口と注水口金部とを接続する第二の給水ホースとから構成され、給水部に設けられた給水路の一部に水抜き孔が設けられ、この水抜き孔から漏出した水が洗剤液供給路に排出されることを特徴とするものである。
本発明の洗濯機においては、洗剤投入部が、洗剤を収容する洗剤収容容器と、洗剤収容容器を引き出し自在に収納する枠体と、枠体の上面に固定され給水配管からの水を洗剤収容容器供給する第一の給水路が形成された給水部と、洗濯兼脱水槽の前面開口部から洗濯兼脱水槽内に向けて直接水を供給する第二の給水路と、枠体に形成され洗剤収容容器に収容された洗剤に第一の給水路から供給された水が混合された洗剤混合液を水槽内に供給する洗剤液供給路と、枠体の洗剤液供給路と水槽とを接続する第一の給水ホースとを備えて構成され、第二の給水路は、給水部に設けられ、かつ第一の給水路と隔壁により隔離され給水配管からの水が入り込む給水路と、水槽の開口部周辺に設けられた注水口金部と、給水部に設けられ給水路の出口である通水口と注水口金部とを接続する第二の給水ホースとから構成され、前記給水部に設けられた給水路の一部に水抜き孔が設けられ、この水抜き孔から漏出した水が洗剤液供給路に排出されるように構成されている。
したがって、本発明の請求項1に係る洗濯機によれば、洗濯兼脱水槽内に給水した後、第二の給水路において残留した水は水抜き孔を介して洗剤液供給路に排出されるため、第二の給水路で水の漏出が防止されるとともに、洗濯機の機能上に支障を生じない洗剤液供給路に排出されており、乾燥中の洗濯物を濡らしたり、機能上の障害を与えたりすることがない。
本発明の請求項2に係る洗濯機は、請求項1に記載の洗濯機において、第二の給水経路は、水抜き孔の上流側の一部に空気抜き孔が設けられ、この空気抜き孔から漏出した水が洗剤液供給路に排出されるものである。
本発明の請求項2に係る洗濯機によれば、洗濯兼脱水槽内に給水した後は、空気抜き穴から吸入される空気により、これより下流側に水が流れるのが防止される。また、万一この空気抜き孔から漏出した水は、洗剤液供給路に排出され、第一および第二の給水路から外部に漏れ出すことはない。したがって、空気抜き孔を通じて漏出した水は、洗濯機の機能上に支障を生じない洗剤液供給路に排出されて、乾燥中の洗濯物を濡らしたり、機能上の障害を与えたりすることがない。
本発明の請求項3に係る洗濯機は、請求項1または2に記載の洗濯機において、第二の給水ホースは、一部分が下方に湾曲して垂れ下がった湾曲部として形成されて、給水終了後、前記湾曲部に水が残留するものである。
本発明の請求項3に係る洗濯機によれば、第二の給水路に一端が接続される給水ホースは、その一部分において下方に湾曲して垂れ下がった湾曲部が形成されるようにして、他端が洗濯兼脱水槽に接続される。これにより、第二の給水路から洗濯兼脱水槽内に給水した後、給水ホース内に残留した水がこの垂れ下がった区間に停留することになり、高温の蒸気などが洗濯兼脱水槽から第二の給水ホースを介して洗剤投入部に入り込むのを防止することができる。
本発明によれば、第二の給水路において水の漏出が起こっても、洗濯機の機能上に支障を生じない部分に排出し、乾燥中の洗濯物を濡らしたり、機能上の障害を与えたりすることがない。
以下、本発明の洗濯機に係る最良の実施の形態について、図1〜図8に基づき詳細に説明する。図1は、本発明に係る洗濯機の構造を説明するための断面図であり、図2は、その給排水系統を説明するための断面図である。図3は、本発明に係る洗剤投入部が配設される上部前面の概要を説明するための斜視図である。また、図4は、本発明に係る洗濯機の洗剤投入部の概略構造を説明するための斜視図であり、図5は、洗剤投入部における洗剤収容容器および給水部の概略構造を説明するための側面断面図である。さらに、図6は、その給水部における給水経路を説明するための平面断面図であり、図7は、その給水部における導入口側の構造を説明するための斜視図である。なお、下記に開示される実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、実施の形態で開示された内容ではなく、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれると解されるべきである。
まず、本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯乾燥機1(洗濯機)は、洗濯乾燥機筐体2(洗濯機筐体)内に図示しないサスペンション構造によって水槽3が宙吊り状態に配設され、水槽3内に有底円筒形に形成された回転ドラム4(洗濯兼脱水槽)がその軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設されている。水槽3の正面側には回転ドラム4の開口端に通じる衣類出入口が形成され、洗濯乾燥機筐体2の正面側に形成された上向き傾斜面に設けられた開口部を開閉可能に閉じる扉5を開くことにより、衣類出入口を通じて回転ドラム4内に対して洗濯物を出し入れすることができる。扉5が上向き傾斜面に設けられているため、洗濯物を出し入れする作業を、腰を屈めることなく実施でき、一般には横向きにある開口部から洗濯物を出し入れするドラム式洗濯機の作業性の悪さが改善されている。
回転ドラム4には、その周面に水槽3内に通じる多数の透孔4aが形成され、内周面の複数位置に攪拌突起(図示せず)が設けられている。この回転ドラム4は水槽3の背面側に取り付けられたモータ6によって正転及び逆転方向に回転駆動される。また、水槽3には、給水管路7及び排水管路8が配管接続され、図示しない給水弁及び排水弁の制御によって水槽3内への給水及び排水がなされる。
扉5を開いて回転ドラム4内に洗濯物及び洗剤を投入してドラム式洗濯乾燥機1の運転を開始させると、水槽3内には給水管路7から所定量の注水がなされ、モータ6により回転ドラム4が回転駆動されて洗濯工程が開始される。回転ドラム4の回転により、回転ドラム4内に収容された洗濯物は回転ドラム4の内周壁に設けられた攪拌突起によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する攪拌動作が繰り返されるので、洗濯物には叩き洗いの作用が及んで洗濯がなされる。
所要の洗濯時間の後、汚れた洗濯液は排水管路8から排出され、回転ドラム4を高速回転させる脱水動作により洗濯物に含まれた洗濯液を脱水し、その後、水槽3内に給水管路7から給水してすすぎ工程が実施される。このすすぎ工程においても、回転ドラム4内に収容された洗濯物は回転ドラム4の回転により攪拌突起により持ち上げられて落下する攪拌動作が繰り返され、すすぎ洗いが実施される。
このドラム式洗濯乾燥機1には、回転ドラム4内に収容した洗濯物を乾燥する機能が設けられ、水槽3内の空気を排気して除湿し、加熱した乾燥した空気を再び水槽3内に送風する循環送風経路9が形成されている。この循環送風経路9の途中には蒸発器10などの除湿手段、凝縮器11などの加熱手段及び送風ファン12などの送風手段が設けられる。この送風ファン12を回転駆動することにより、循環送風経路10に空気の流れが発生して洗濯物を収容した回転ドラム4内の空気は透孔4aを通じて水槽3から送風ファン12側への循環空気導入管路13に排気され、送風ファン12の上流に位置する蒸発器10に水分を結露させて除湿することと、400℃程度に昇温する凝縮器11との熱交換により加熱することとで常に乾燥した高温の空気とされる。この乾燥した高温の空気は送風ファン12から水槽3への送風管路14に送り出されて水槽3内に送風される。水槽3内に送風された高温の乾燥空気は透孔8を通じて回転ドラム4内に入って衣類などの洗濯物に曝されながら水槽3へと抜け、再度、循環空気導入管路13へと導入され、以上の循環送風経路10での空気の循環の繰り返しにより乾燥工程が実施される。
このようなドラム式洗濯乾燥機1の洗濯機筐体2の上部(操作パネル15の左側)に、洗剤を収容する洗剤収容容器21と、給水配管7に接続されて、洗剤収容容器21に給水する第一の給水路31と回転ドラム4に給水する第二の給水路32とが一体に設けられた給水部30と、断面視略コ字状に形成され、その上面に給水部30を固定するとともに、この給水部30との間に形成された空間に洗剤収容容器21を引き出し自在に収納する枠体40と、を備えた洗剤投入部20が配設されている。
枠体40は、その上面に給水部30が固定され、この枠体40と給水部30とで囲まれた空間に洗剤収容容器21を収納し、引き出し自在に支持するとともに、その底部に洗剤液供給路41が形成されており、洗剤収容容器21(具体的には、後述の粉末洗剤収容部22、液体洗剤収容部23および液体仕上剤収容部24)に収容された洗剤(粉末合成洗剤、液体洗剤、液体仕上剤など)に第一の給水路31から供給された水が混合された各種の洗剤混合液は、この洗剤液供給路41およびこの洗剤液供給路41に接続された第一の給水ホース26を経由して、水槽3内に送給される。
洗剤収容容器21は、洗剤投入部20の枠体40に引き出し自在に収納され、洗剤収容容器21には、粉末合成洗剤を収容する粉末洗剤収容部22と、液体洗剤や液体漂白剤を収容する液体洗剤収容部23と、液体仕上剤(液体仕上剤)を収容する液体仕上剤収容部24とを備えて構成されている。粉末洗剤収容部22の下流側には粉末洗剤投入路22aが形成されており、また、液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24の下流側にはそれぞれ液体洗剤投入路23aと液体仕上剤投入路24aとが形成されている。
液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24に対向する位置にそれぞれ液体洗剤受入口25aと液体仕上剤受入口25bとが開口された収容部蓋板25が、液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24の上方を覆っている。そして、液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24の底部には、それぞれ管状の液体洗剤投入口23bと液体仕上剤投入口24bが上方に向けて立設されているとともに、収容部蓋板25には、それぞれ液体洗剤投入口23bと液体仕上剤投入口24bを外方より覆い、下端が液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24の底面に達する円筒形状の一対の管状突出部25cが下方に向けて立設されており、その管状突出部25cの下端部には、その側面が側面視コ字状に切り欠かれた流水口25dが形成されている。また、収容部蓋板25には、一対の管状突出部25cを挟んで、液体洗剤受入口25aと液体仕上剤受入口25bの反対側に、それぞれ液体洗剤収容部23と液体仕上剤収容部24に臨む受水口25eが開口されている。
また、給水部30は、ポリプロピレン樹脂からなる2枚の樹脂成形板が熱溶着されることにより、その間に洗剤収容容器21に水を供給する第一の給水路31と、回転ドラム4に水を供給する第二の給水路32とが一体に形成されている。
第一の給水路31は、洗濯工程において、粉末洗剤収容部22および液体洗剤収容部23に給水する給水路A31aと、すすぎ工程において、液体洗剤収容部23に給水する給水路B31bとの2つの系統に分かれており、第一の給水路31(給水路A31aおよび給水路B31b)の導入口31cには不図示の給水弁が取り付けられて、給水のタイミング・時間と給水量とが制御されている。
給水路A31a(第一の給水路)の中間部に当たる給水部30の下面には、この給水路A31aを経て供給される水を粉末洗剤収容部22に注水する注水口33が形成され、給水路A31a(第一の給水路)の終端部に当たる給水部30の下面には、液体洗剤収容部23に注水する注水口34が形成されている。また、給水路B31b(第一の給水路)の終端部に当たる給水部30の下面には、この給水路B31bを経て供給される水を液体仕上剤収容部24に注水する注水口35が形成されている。
また、第二の給水路32は、洗濯工程およびすすぎ工程において、回転ドラム4を臨む水槽3の開口部周辺に設けられた注水口金部36を介して回転ドラム4内に給水するものであり、注水口金部36から水をシャワー状に回転ドラム4内に向けて噴射し、回転ドラム4内の衣類等の洗濯物を水で濡らすとともに、回転ドラム4内に給水される水を所定の水位にまで満たすものである。第二の給水路32の導入口32aには給水弁が取り付けられて、給水のタイミング・時間と給水量とが制御されている。
第二の給水路32は、給水部30を構成する下方の樹脂成形板に設けられた受水口32bから水が導入され、通水口32cおよびこの通水口32cに接続された第二の給水ホース27を介して水槽3の注水口金部36に水を送給するものであり、第二の給水路32に高い水圧がかかったときに、水の一部を水抜き孔32dおよび排水口32eを介して洗剤収容容器21の粉末洗剤投入路22aから洗剤液供給路41に排出するとともに、回転ドラム4内に給水した後に、第二の給水路32に残留した水を水抜き孔32fを介して同じく洗剤液供給路41に排出する。第二の給水路32と第一の給水路31(給水路A31aおよび給水路B31b)の間は隔壁により互いに隔離されており、それぞれを流通する水が給水部30内において混じり合うことはない。
第二の給水路32の導入口32aから受水口32bに至る間には空気抜き孔32gが設けられており、回転ドラム4内への給水を終えた後、空気抜き孔32gから吸入される空気により第二の給水路内が負圧になるのが回避され、導入口32aと受水口32bとの間に残留した水は下方(給水弁側)に押し下げられ、受水口32bから上方(下流側)に流れ込むのが防止されている。また、この空気抜き孔32gから万一漏出した水は、洗剤液供給路41に排出される。さらに、回転ドラム4内への給水を終えた後に第二の給水路32(受水口32から通水口32cの間)に残留した水もまた、この空気抜き孔32gから吸入される空気により、確実に水抜き孔32fから排出されるように促される。
第二の給水路32の通水口32cに一端が接続される第二の給水ホース27は、その通水口32cの下方における一部分において下方に湾曲して垂れ下がった湾曲部27aが形成されるようにして、他端が注水口金部36に接続される。第二の給水路32から回転ドラム4内に給水した後、第二の給水ホース27内に残留した水は、この垂れ下がった区間に停留することになる。このことにより、すすぎ工程の後の乾燥工程等において、高温の蒸気などが注水口金部36から流入し、第二の給水ホース27を介して洗剤投入部20に入り込むのを防止することができる。仮に、洗剤投入部20に蒸気が入ってしまうと、その前面から漏れ出し、結露して前面に垂れ落ちてしまう可能性があるが、第二の給水ホース27内に残留水が停留することにより、このような事態に至るのが確実に防止されることになる。
注水口33は、粉末洗剤収容部22の上方に位置し、粉末洗剤収容部22に向けて均等に注水するため、給水部30を構成する下方の樹脂成形板を貫通する多数の孔で構成されている。注水口34は、収容部蓋板25の液体洗剤受入口25aおよび液体洗剤収納部23側の受水口25eを上方から臨む2箇所の位置に配設され、大量の水を急速に注水するため、大きな内径を有し、下方の樹脂成形板から液体洗剤収容部23に向けて垂直に突出した長い流路長を有する管状孔として形成されている。また、注水口35は、収容部蓋板25の液体仕上剤受入口25bおよび液体仕上剤収納部24側の受水口25eを上方から臨む2箇所の位置に配設され、注水口34と同様、大量の水を急速に注水するため、大きな内径を有し、下方の樹脂成形板から液体仕上剤収納部24に向けて垂直に突出した長い流路長を有する管状孔として形成されている。
このように構成された洗剤投入部20では、洗濯工程において、注水口33から粉末洗剤収容部22に、注水口34から液体洗剤受入口25aと受水口25eを介して液体洗剤収容部23に注水され、また、すすぎ工程において、注水口35から液体仕上剤受入口25bおよび受水口25eを介して液体仕上剤収容部24に注水される。そして、洗濯工程において、粉末洗剤収容部22で粉末合成洗剤を希釈拡散した洗剤液は、粉末洗剤投入路22aから洗剤液供給路41および第一の給水ホース26を通じて水槽3内に送給されるとともに、同時に、液体洗剤収容部23で液体洗剤を希釈拡散した洗剤液は、流水口25dから、管状突出部25cと液体洗剤投入口23bとの間に形成された隙間を介して、上述したサイフォンの原理により液体洗剤投入口23bに導入され、その下流側に形成された液体洗剤投入路23aから洗剤液供給路41および第一の給水ホース26を経由して、水槽3内に送給される。また、すすぎ工程において、液体仕上剤収容部24で液体仕上剤を希釈拡散した仕上液は、同様に、流水口25dから、管状突出部25cと液体仕上剤投入口24bとの間に形成された隙間を介して、液体仕上剤投入口24bに導入され、その下流側に形成された液体仕上剤投入路24aから洗剤液供給路41および第一の給水ホース26を経由して、水槽3内に送給される。
本実施の形態においては、上述したように、給水部30において、洗剤収容容器21に水を供給する第一の給水路31と、回転ドラム4に水を供給する第二の給水路32とが一体に形成されており、第二の給水路32に残留した水は、水抜き孔32fから洗剤収容容器21の粉末洗剤投入路22aを介して洗剤液供給路41に排出されるため、第二の給水路32で水の漏出が確実に防止されるとともに、洗濯機の機能上に支障を生じない洗剤液供給路41に排出されて、乾燥中の洗濯物を濡らしたり、機能上の障害を与えたりすることがない。
本実施の形態においては、第二の給水路32の一部に空気抜き孔32gが設けられており、空気抜き孔32gから吸入される空気により受水口32bから上方に水が流れるのを防止している。また、この空気抜き孔32gから万一漏出した水は、洗剤液供給路41に排出され、第一および第二の給水路31、32から外部に漏れ出すことはない。したがって、空気抜き孔32gを通じて漏出した水は、洗濯機の機能上に支障を生じない洗剤液供給路41に排出されて、乾燥中の洗濯物を濡らしたり、機能上の障害を与えたりすることがない。
なお、上記の水抜き孔32fおよび空気抜き孔32gは、第二の給水路32の一部であって、上記のような効果を生むものであれば、どこに設けられても良い。また、空気抜き孔32gは必ずしも設けられる必要はなく、上記のように第二の給水路32を第一の給水路31と一体に形成するとともに、第二の給水路32の一部に水抜き孔32fを設け、第二の給水路32において残留した水を水抜き孔32fから洗剤液供給路41に排出するように構成するだけであってもよい。ただ、空気抜き孔32gを設けることによって、より確実に第一および第二の給水路31、32からの漏水を防止することができる。
なお、上記の実施の形態では、回転ドラムを傾斜配置したドラム式洗濯乾燥機を例にとって、本発明の技術的内容を説明したが、回転ドラムを水平方向に配した(回転ドラムの軸心を鉛直方向に配した)洗濯機にも本発明の技術的内容を適用することができ、また、乾燥機を伴わない洗濯機にも適用することができる。
本発明の実施の形態に係る洗濯機の構造を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の給排水系統を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の洗剤投入部が配設される上部前面の概要を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の洗剤投入部の概略構造を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の洗剤投入部における洗剤収容容器および給水部の概略構造を説明するための側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の給水部における給水経路を説明するための平面断面図である。 本発明の実施の形態に係る洗濯機の給水部における導入口側の構造を説明するための斜視図である。 従来の洗濯機およびその洗剤投入部の構造を説明するための断面図である。
符号の説明
1 ドラム式洗濯乾燥機(洗濯機)
2 洗濯乾燥機筐体
3 水槽
4 回転ドラム(洗濯兼脱水槽)
20 洗剤投入部
21 洗剤収容容器
22 粉末洗剤収容部
23 液体洗剤収容部
24 液体仕上剤収容部
25 収容部蓋板
27 第二の給水ホース(給水ホース)
27a 湾曲部
30 給水部
31 第一の給水路
32 第二の給水路
32a 導入口
32b 受水口
32c 通水口
32d 水抜き孔
32e 排水口
32f 水抜き孔
32g 空気抜き孔
33,34,35 注水口
40 枠体
41 洗剤液供給路

Claims (3)

  1. 洗濯物を収容して回転駆動される洗濯兼脱水槽を内包した水槽を洗濯機筐体内に収容して、前記水槽内への給水、排水、および前記洗濯兼脱水槽の回転を制御して、洗濯、すすぎ、脱水の各工程を実施する洗濯機において、
    洗剤を収容する洗剤収容容器と、前記洗剤収容容器を引き出し自在に収納する枠体と、前記枠体の上面に固定され給水配管からの水を前記洗剤収容容器に供給する第一の給水路が形成された給水部前記洗濯兼脱水槽の前面開口部から前記洗濯兼脱水槽内に向けて直接水を供給する第二の給水路と前記枠体に形成され前記洗剤収容容器に収容された洗剤に前記第一の給水路から供給された水が混合された洗剤混合液を前記水槽内に供給する洗剤液供給路と前記枠体の洗剤液供給路と前記水槽とを接続する第一の給水ホースと、を有する洗剤投入部を備え、
    前記第二の給水路は、前記給水部に設けられ、かつ前記第一の給水路と隔壁により隔離され前記給水配管からの水が入り込む給水路と、前記水槽の開口部周辺に設けられた注水口金部と、前記給水部に設けられ前記給水路の出口である通水口と前記注水口金部とを接続する第二の給水ホースとから構成され、前記給水部に設けられた給水路の一部に水抜き孔が設けられ、前記水抜き孔から漏出した水が前記洗剤液供給路に排出されることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記第二の給水路は、前記水抜き孔の上流側の一部に空気抜き孔が設けられ、前記空気抜き孔から漏出した水が前記洗剤液供給路に排出されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記第二の給水ホースは、一部分が下方に湾曲して垂れ下がった湾曲部として形成されて、給水終了後、前記湾曲部に水が残留することを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯機。
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