JP4269834B2 - 多段変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、前進7段以上の変速が可能な多段変速機の改良に関するものである。
車両用の自動変速機として、複数の遊星歯車装置とクラッチおよびブレーキを用いたものが多用されている。そして、このような自動変速機として前進7段以上の多段変速が可能な多段変速機が提案されている。特許文献1に記載の自動変速機はその一例で、3組または4組の遊星歯車装置を用いることにより前進9段〜12段の多段変速が可能とされている。
特開2002−206601号公報 特開平8−105496号公報 特開2000−199549号公報 特開2000−266138号公報 特開2001−82555号公報 特開2002−227940号公報 特開2002−295609号公報 特許第2956173号公報
しかしながら、このような従来の多段変速機は、総ての遊星歯車装置が同一の軸線上に配設されているため、一般に軸方向寸法が長くなり、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車両などに横置き配置することが困難であった。
また、このような多段変速機は、(a) 全体の変速比幅が十分に広く、(b) 各変速比のステップが等比乃至はそれに近い形で並び、(c) 係合要素(クラッチやブレーキ)の数ができるだけ少なく、(d) それ等の係合要素の変速時の掴み替えが容易で、(e) 遊星歯車装置の数ができるだけ少なく、(f) コンパクトに構成する上で遊星歯車装置のギヤ比ρ(サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)は約0.3〜0.7程度の範囲内が望ましいが、これらの要求を総て満たすことは難しく、必ずしも十分に満足できるものではなかった。例えば、前記特許文献1に記載の多段変速機は、変速段の切換えに際して最大4つの係合要素を掴み替える必要があり、複雑で高精度の変速制御が必要であるとともに変速ショックを生じる可能性がある一方、遊星歯車装置のギヤ比ρは0.273〜0.778でコンパクトに構成することが難しいなどの問題があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、車両に対して横置き配置する場合に好適に用いられるとともに、変速比ステップや全体の変速比幅などの変速比特性、変速制御性、コンパクト性などの要求を高いレベルで満足させることができる多段変速機を提供することにある。
第1発明は、互いに平行な第1軸線および第2軸線に跨がって配設されている多段変速機であって、(a) 入力部材から前記第1軸線側へ入力された回転を所定の変速比で前記第2軸線側へ伝達する第1動力伝達機構と、(b) 前記第1軸線上に配設された変速装置を介して、前記入力部材の回転を前記第1動力伝達機構よりも大きい2つの変速比で切り換えて前記第2軸線側へ伝達する第2動力伝達機構と、(c) 前記第2軸線上に配設された複数の遊星歯車装置を有し、その複数の遊星歯車装置のサンギヤ、キャリア、およびリングギヤの一部が互いに連結されることによって4つの回転要素が構成されるとともに、その4つの回転要素の回転速度を直線で表すことができる共線図上においてその4つの回転要素を一端から他端へ向かって順番に第1回転要素、第2回転要素、第3回転要素、および第4回転要素とした時、第1回転要素は主第1ブレーキによって選択的に回転停止させられ、第2回転要素は主第2ブレーキによって選択的に回転停止させられ、第4回転要素は主第1クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、第1回転要素は主第2クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、第2回転要素は主第3クラッチを介して前記第1動力伝達機構に選択的に連結され、第3回転要素は出力部材に連結されて、それ等の第1動力伝達機構および第2動力伝達機構から伝達された回転を更に変速して出力する主変速部と、を有し、(d) 前記主第1クラッチ〜主第3クラッチおよび前記主第1ブレーキ、主第2ブレーキの係合、解放状態を切り換えるとともに、前記変速装置の変速比を切り換えることにより複数の変速段が成立させられることを特徴とする。
第2発明は、互いに平行な第1軸線および第2軸線に跨がって配設された多段変速機であって、(a) 入力部材から前記第1軸線側へ入力された回転を所定の変速比で前記第2軸線側へ伝達する第1動力伝達機構と、(b) 前記第1軸線上に配設された第1遊星歯車装置と、その第1遊星歯車装置の3つの回転要素の何れか2つを選択的に連結してその第1遊星歯車装置を一体回転させる第1クラッチと、その3つの回転要素の何れか1つを選択的に回転停止させる第1ブレーキとを有し、その3つの回転要素の他の1つが前記入力部材に連結されて回転駆動されるとともに、残りの1つから前記第2軸線側へ伝達する一方、その第1クラッチが係合させられるとともに第1ブレーキが解放されることにより、前記第1動力伝達機構よりも大きな第1変速比で前記入力部材の回転を前記第2軸線側へ伝達し、その第1クラッチが解放されるとともに第1ブレーキが係合させられることにより、前記第1変速比よりも更に大きな第2変速比でその入力部材の回転をその第2軸線側へ伝達する第2動力伝達機構と、(c) 前記第2軸線上に配設された複数の遊星歯車装置を有し、その複数の遊星歯車装置のサンギヤ、キャリア、およびリングギヤの一部が互いに連結されることによって4つの回転要素が構成されるとともに、その4つの回転要素の回転速度を直線で表すことができる共線図上においてその4つの回転要素を一端から他端へ向かって順番に第1回転要素、第2回転要素、第3回転要素、および第4回転要素とした時、第1回転要素は第2ブレーキによって選択的に回転停止させられ、第2回転要素は第3ブレーキによって選択的に回転停止させられ、第4回転要素は第2クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、第1回転要素は第3クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、第2回転要素は第4クラッチを介して前記第1動力伝達機構に選択的に連結され、第3回転要素は出力部材に連結されて回転を出力する主変速部と、を有し、(d) 前記第1クラッチ〜第4クラッチおよび前記第1ブレーキ〜第3ブレーキの係合、解放状態を切り換えることにより複数の変速段が成立させられることを特徴とする。
第3発明は、第2発明の多段変速機において、(a) 前記主変速部は、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置およびダブルピニオン型の第3遊星歯車装置を有するもので、(b) 前記第1回転要素は前記第2遊星歯車装置のサンギヤで、前記第2回転要素は互いに連結された前記第2遊星歯車装置のキャリアおよび前記第3遊星歯車装置のキャリアで、前記第3回転要素は互いに連結された前記第2遊星歯車装置のリングギヤおよび前記第3遊星歯車装置のリングギヤで、前記第4回転要素は前記第3遊星歯車装置のサンギヤであることを特徴とする。
第4発明は、互いに平行な第1軸線および第2軸線に跨がって配設された多段変速機であって、(a) 入力部材から前記第1軸線側へ入力された回転を所定の変速比で前記第2軸線側へ伝達する第1動力伝達機構と、(b) 前記第1軸線上に配設された第1遊星歯車装置と、その第1遊星歯車装置の3つの回転要素の何れか2つを選択的に連結してその第1遊星歯車装置を一体回転させる第1クラッチと、その3つの回転要素の何れか1つを選択的に回転停止させる第1ブレーキとを有し、その3つの回転要素の他の1つが前記入力部材に連結されて回転駆動されるとともに、残りの1つから前記第2軸線側へ伝達する一方、その第1クラッチが係合させられるとともに第1ブレーキが解放されることにより、前記第1動力伝達機構よりも大きな第1変速比で前記入力部材の回転を前記第2軸線側へ伝達し、その第1クラッチが解放されるとともに第1ブレーキが係合させられることにより、前記第1変速比よりも更に大きな第2変速比でその入力部材の回転をその第2軸線側へ伝達する第2動力伝達機構と、(c) 前記第2軸線上に配設されたシングルピニオン型の第2遊星歯車装置およびダブルピニオン型の第3遊星歯車装置を備えており、その第2遊星歯車装置のサンギヤによって第1回転要素が構成され、その第2遊星歯車装置のキャリアおよびその第3遊星歯車装置のキャリアが互いに連結されて第2回転要素が構成され、その第2遊星歯車装置のリングギヤおよびその第3遊星歯車装置のリングギヤが互いに連結されて第3回転要素が構成され、その第3遊星歯車装置のサンギヤによって第4回転要素が構成されているとともに、その第1回転要素は第2ブレーキによって選択的に回転停止させられ、その第2回転要素は第3ブレーキによって選択的に回転停止させられ、その第4回転要素は第2クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、その第1回転要素は第3クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、その第2回転要素は第4クラッチを介して前記第1動力伝達機構に選択的に連結され、その第3回転要素は出力部材に連結されて回転を出力する主変速部と、を有し、(d) 前記第1クラッチ〜第4クラッチおよび前記第1ブレーキ〜第3ブレーキの係合、解放状態を切り換えることにより複数の変速段が成立させられることを特徴とする。
第5発明は、第2発明〜第4発明の何れかの多段変速機において、(a) 前記第2クラッチ、前記第1ブレーキ、および前記第3ブレーキが係合させられることによって成立する最も大きい変速比の第1変速段、(b) 前記第2クラッチ、前記第1ブレーキ、および前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第1変速段よりも変速比が小さい第2変速段、(c) 前記第2クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第1ブレーキ、または前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第2変速段よりも変速比が小さい第3変速段、(d) 前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第3クラッチが係合させられることによって成立する、前記第3変速段よりも変速比が小さい第4変速段、(e) 前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第4クラッチが係合させられることによって成立する、前記第4変速段よりも変速比が小さい第5変速段、(f) 前記第2クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第4クラッチが係合させられることによって成立する、前記第5変速段よりも変速比が小さい第6変速段、(g) 前記第1クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第4クラッチ、または前記第3クラッチ、前記第4クラッチ、および前記第1ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第6変速段よりも変速比が小さい第7変速段、(h) 前記第4クラッチおよび前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第7変速段よりも変速比が小さい第8変速段、の8つの変速段を用いて変速が行われることを特徴とする。
第6発明は、第2発明〜第4発明の何れかの多段変速機において、(a) 前記第2クラッチ、前記第1ブレーキ、および前記第3ブレーキが係合させられることによって成立する最も大きい変速比の第1変速段、(b) 前記第2クラッチ、前記第1ブレーキ、および前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第1変速段よりも変速比が小さい第2変速段、(c) 前記第2クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第1ブレーキ、または前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第2変速段よりも変速比が小さい第3変速段、(d) 前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第3クラッチが係合させられることによって成立する、前記第3変速段よりも変速比が小さい第4変速段、(e) 前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第4クラッチが係合させられることによって成立する、前記第4変速段よりも変速比が小さい第5変速段、(f) 前記第2クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第4クラッチが係合させられることによって成立する、前記第5変速段よりも変速比が小さい第6変速段、(g) 前記第1クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第4クラッチ、または前記第3クラッチ、前記第4クラッチ、および前記第1ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第6変速段よりも変速比が小さい第7変速段、(h) 前記第4クラッチおよび前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第7変速段よりも変速比が小さい第8変速段、のうちの7つの変速段を用いて変速が行われることを特徴とする。
第7発明は、第2発明〜第6発明の何れかの多段変速機において、(a) 前記第3クラッチ、前記第1ブレーキ、および前記第3ブレーキが係合させられることによって成立する逆回転方向の第1変速段、(b) 前記第1クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第3ブレーキが係合させられることによって成立する逆回転方向の第2変速段、の少なくとも一方の変速段を用いて変速が行われることを特徴とする。
第8発明は、第2発明〜第7発明の何れかの多段変速機において、前記第2動力伝達機構の第1遊星歯車装置、および前記主変速部の複数の遊星歯車装置は、前記第1動力伝達機構を挟んで軸方向の反対側に配設されていることを特徴とする。
第9発明は、第8発明の多段変速機において、(a) 前記第1軸線上には、燃料の燃焼によって動力を発生するエンジン、およびそのエンジンの動力を流体を介して前記第1動力伝達機構、前記第2動力伝達機構へ伝達する流体継手が配設されており、そのエンジン、流体継手、第1動力伝達機構、第2動力伝達機構の順番で配設されている一方、(b) 前記第2軸線上の前記主変速部の隣であって前記第1動力伝達機構と反対側には差動歯車装置が配設され、一方の車軸はその主変速部の中心部を挿通させられるとともに、更にその第1動力伝達機構および前記第2動力伝達機構のそれぞれの被回転体の中心部を挿通させられて反対側へ突き出しており、(c) 車両に対して横置きに搭載されることを特徴とする。
第1発明の多段変速機によれば、第1軸線上に変速装置が設けられるとともに第2軸線上に複数の遊星歯車装置が配設されて変速するようになっているため、同一の軸線上に遊星歯車装置等の総ての変速機構を配設する場合に比較して軸方向寸法を短縮でき、FF車両などに横置きに搭載する場合に好適に用いられる。また、入力部材から第1軸線側へ入力された回転は、第1動力伝達機構を介して所定の変速比で第2軸線側へ伝達されるとともに、第2動力伝達機構により変速装置を介して第1動力伝達機構よりも大きい2つの変速比で切り換えて第2軸線側へ伝達され、第2軸線上に配設された複数の遊星歯車装置を有する主変速部により更に変速されて出力部材から出力されるため、正回転方向へ7段以上の変速が可能な多段変速機をコンパクトに構成できる。
また、主変速部は第2発明と同様に構成されているため、第2発明と同様に正回転方向へ7段或いは8段の多段変速が可能であるとともに逆回転方向についても複数の変速段を成立させることができる一方、2つの係合要素(クラッチまたはブレーキ)の掴み替えで殆どの変速を行うことができるため、変速制御が容易で変速ショックの発生が抑制される。
なお、主第1クラッチ〜主第3クラッチ、主第1ブレーキ、主第2ブレーキは、それぞれ第2発明、第4発明に記載の第2クラッチ〜第4クラッチ、第2ブレーキ、第3ブレーキに対応する。
第2発明以下の各発明は、第1軸線上に設けられる第2動力伝達機構の変速装置が第1遊星歯車装置、第1クラッチ、および第1ブレーキによって構成されている場合で、実質的に第1発明の一実施態様に相当し、第1発明と同様の作用効果が得られる。また、第5発明〜第7発明のように正回転方向へ7段或いは8段の多段変速が可能であるとともに逆回転方向についても複数の変速段を成立させることができる一方、第1軸線上の第1遊星歯車装置および第2軸線上の複数の遊星歯車装置と4つのクラッチおよび3つのブレーキによってその多段変速が達成されるため、軽量で且つコンパクトに構成できるとともに、2つの係合要素(クラッチまたはブレーキ)の掴み替えで殆どの変速を行うことができるため、変速制御が容易で変速ショックの発生が抑制される。第5発明の第1変速段〜第8変速段では、7⇔8変速を除いて2つの係合要素の掴み替えで変速を行うことができるが、7⇔8変速においても実質的に第3クラッチと第2ブレーキとの掴み替えだけで変速を行うことができる。
主変速部の第1回転要素〜第4回転要素について具体的に定められている第3発明、第4発明では、第1軸線上の第1遊星歯車装置を含む3つの遊星歯車装置のギヤ比ρを約0.3〜0.7程度の範囲内で適当に定めることにより、それ等の遊星歯車装置として比較的小型(小径)のものを使用しつつ、7段以上の変速段の変速比を等比に近い形で設定することができるとともに、トータルで例えば6程度以上の大きな変速比幅を確保でき、車両用多段変速機に好適に適用される。
また、第8発明のような位置関係で配置すれば、第1軸線上の遊星歯車装置と第2軸線上の遊星歯車装置が軸方向にずれるため、それ等の遊星歯車装置が互いに干渉することなく第1軸線および第2軸線を接近させて配置することが可能で、一層コンパクトに構成できる。
第9発明では、エンジンや流体継手、多段変速機、差動歯車装置を含む車両の駆動装置全体が、2軸でコンパクトに構成されるため、車両に対して好適に横置きに搭載できる。
本発明は車両用の自動変速機に好適に適用され、例えば第9発明のように内燃機関等のエンジンからトルクコンバータなどの流体継手を経て回転が入力され、所定の変速比で変速して出力歯車や出力軸などの出力部材から差動歯車装置を経て左右の駆動輪に伝達されるが、走行用駆動源としてモータジェネレータを有する電気自動車等の自動変速機や、車両用以外の自動変速機にも適用され得る。
本発明の多段変速機は、第1軸線および第2軸線が車両の幅方向となるFF(フロントエンジン・フロントドライブ)車両などの横置き配置に好適に適用されるが、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)車両などの縦置き型で使用することも可能である。
自動変速機は、アクセル操作量や車速などの運転状態に応じて自動的に変速段を切り換えるものでも良いが、運転者のスイッチ操作(アップダウン操作など)に従って変速段を切り換えるものでも良い。本発明の多段変速機は、正回転方向である前進7段以上の多段変速が可能で、前進8段の多段変速機として構成することもできる。第6発明の7段変速の場合、第1変速段〜第8変速段のうちの任意の7つの変速段を用いることができ、例えば第1変速段〜第7変速段、或いは第2変速段〜第8変速段が用いられるが、第7変速段を飛ばして第1変速段〜第6変速段+第8変速段で変速したり、第3変速段を飛ばして第1変速段、第2変速段、および第4変速段〜第8変速段で変速したりするなど、中間の変速段を飛ばして変速を行うことも可能で、種々の態様が可能である。なお、第5発明、第6発明以外では、第1変速段〜第8変速段のうちの6つ以下の変速段を用いて変速を行う6段以下の多段変速機として使用することもできる。
また、上記第1変速段〜第8変速段の他に、例えば第2クラッチ、第4クラッチ、および第1ブレーキを係合させて前記第4変速段と同程度の変速比の変速段を成立させることも可能で、変速段の設定は種々の態様が可能である。
主第1クラッチ〜主第3クラッチ、主第1ブレーキ、主第2ブレーキ、第1クラッチ〜第4クラッチ、第1ブレーキ〜第3ブレーキとしては、油圧シリンダによって摩擦係合させられる多板式や単板式、ベルト式などの油圧式摩擦係合装置が好適に用いられるが、電磁式等の他の形式の係合装置を採用することもできる。変速制御を容易にするため、それ等のブレーキやクラッチと並列に一方向クラッチを設けることもできる。例えば第3ブレーキと並列に一方向クラッチを設ければ、第1ブレーキおよび第2クラッチを係合させるだけで第1変速段が成立させられ、更に第2ブレーキを係合させるだけで第2変速段へ切り換えることができる。エンジンブレーキが必要無い場合には、第3ブレーキに代えて一方向クラッチを設けるだけでも良い。回転を停止する点で一方向クラッチはブレーキと同様の機能が得られるのである。この他、第2ブレーキと並列に、直列に接続されたブレーキおよび一方向クラッチを設けるなど、種々の態様が可能である。
主変速部は、例えば第3発明、第4発明のように構成されるが、他の連結形態を採用することもできる。
第1軸線側から第2軸線側へ動力伝達する第1動力伝達機構、第2動力伝達機構は、例えばカウンタギヤ対を用いて構成されるが、プーリおよびベルト、或いはスプロケットおよびチェーンなどの他の伝達機構を採用することもできる。
第1動力伝達機構は、例えば変速比(=第1軸線側の回転速度/第2軸線側の回転速度)が1.0で、第1軸線側の回転をそのまま第2軸線側へ伝達するように構成され、第2動力伝達機構の変速比はそれよりも大きく、第1軸線側の回転を減速して第2軸線側へ伝達するように構成される。第1動力伝達機構の変速比は1.0以外であっても良く、例えば1.0より小さくて第1軸線側の回転を増速して第2軸線側へ伝達するように構成することも可能で、第2動力伝達機構は、その第1動力伝達機構の変速比よりも大きな変速比、例えば1.0等で第2軸線側へ伝達するように構成される。
第2発明では、第2動力伝達機構が単一の第1遊星歯車装置を備えて構成されているが、第1発明の実施に際しては、単一の遊星歯車装置だけでなく複数の遊星歯車装置を用いて構成することもできるし、2組のカウンタギヤ対を噛合クラッチにより切り換えて変速するものなど、遊星歯車装置以外の変速装置を採用することも可能である。
第2動力伝達機構の第1遊星歯車装置としては、3つの回転要素としてサンギヤ、キャリア、およびリングギヤを有するダブルピニオン型、或いはシングルピニオン型の遊星歯車装置が好適に用いられる。シングルピニオン型の遊星歯車装置を用いる場合には、キャリアに配設されるピニオンギヤとして、大径部および小径部を有する段付きのものを採用することも可能で、その場合は、3つの回転要素がピニオンギヤの大径部、小径部の一方および他方に噛み合わされるサンギヤおよびリングギヤとキャリアにて構成される場合の他、ピニオンギヤの大径部、小径部にそれぞれ噛み合わされる一対の小径サンギヤおよび大径サンギヤとキャリアにて構成したり、ピニオンギヤの大径部、小径部にそれぞれ噛み合わされる一対の大径リングギヤおよび小径リングンギヤとキャリアにて構成したりすることもできる。
第3発明では、主変速部がシングルピニオン型の第2遊星歯車装置およびダブルピニオン型の第3遊星歯車装置を備えて構成されているが、第1発明、第2発明の実施に際しては、一対のシングルピニオン型の遊星歯車装置を用いて主変速部を構成したり、一対のダブルピニオン型の遊星歯車装置を用いて主変速部を構成したり、或いは3組以上の遊星歯車装置を用いて主変速部を構成したりするなど、種々の態様が可能である。
第8発明、第9発明の配置はあくまでも一例で、例えば第1軸線および第2軸線とは異なる第3軸線上に差動歯車装置を配置して左右の駆動輪に動力を分配するように構成することもできるなど、種々の態様が可能である。差動歯車装置としては傘歯車式のものが好適に用いられるが、遊星歯車装置を採用することもできる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、FF車両など車両に対して横置きに搭載される車両用駆動装置10の骨子図で、本発明の一実施例である多段変速機としての自動変速機12を備えており、図2はその自動変速機12の複数の変速段を成立させる際の係合要素および変速比を説明する作動表である。自動変速機12は、互いに平行な第1軸線L1および第2軸線L2に跨がって配設されており、第1軸線L1上には入力軸14が設けられ、燃料の燃焼によって動力を発生する内燃機関等のエンジン16から流体継手としてのトルクコンバータ18を経て動力が入力されるようになっている。入力軸14は入力部材に相当するもので、トルクコンバータ18のタービン軸である。
上記第1軸線L1および第2軸線L2に跨がって第1動力伝達機構20および第2動力伝達機構22が設けられているとともに、第2軸線L2上には主変速部24が配設されている。第1動力伝達機構20は、互いに噛み合わされた一対のカウンタギヤ26、28にて構成されており、入力軸14に相対回転不能に配設されたカウンタギヤ26から第2軸線L2上のカウンタギヤ28へ回転が伝達される。本実施例では、カウンタギヤ26、28の歯数は同じで、変速比1.0で入力軸14の回転が逆方向ではあるが同じ回転速度で第2軸線L2側へ伝達される。
第2動力伝達機構22は、互いに噛み合わされた一対のカウンタギヤ30、32と、第1軸線L1上に配設されたシングルピニオン型の第1遊星歯車装置34とを備えて構成されており、第1遊星歯車装置34のサンギヤS1およびキャリアCA1は第1クラッチC1により選択的に互いに連結されるとともに、リングギヤR1は入力軸14に相対回転不能に連結されて回転駆動され、サンギヤS1は第1ブレーキB1によりケース36に選択的に連結されて回転停止させられ、キャリアCA1には上記カウンタギヤ30が一体的に設けられている。カウンタギヤ30、32のギヤ比(=カウンタギヤ32の歯数/カウンタギヤ30の歯数)は約1.54で、第1クラッチC1が係合させられるとともに第1ブレーキB1が解放され、第1遊星歯車装置34が入力軸14と一体回転させられると、第2軸線L2側のカウンタギヤ32は、第1動力伝達機構22の変速比1.0よりも大きい第1変速比γ1(≒1.54)で入力軸14に対して減速回転させられる。また、第1クラッチC1が解放されるとともに第1ブレーキB1が係合させられると、キャリアCA1すなわちカウンタギヤ30は入力軸14に対して変速比(1+ρ1)で減速回転させられ、第2軸線L2側のカウンタギヤ32は、上記第1変速比γ1よりも更に大きい第2変速比γ2(≒1.54×(1+ρ1))で入力軸14に対して減速回転させられる。ρ1は第1遊星歯車装置34のギヤ比(サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)で、本実施例では約0.299であり、第2変速比γ2≒2.00になり、カウンタギヤ32は入力軸14に対して約1/2の回転速度で減速回転させられる。上記第1遊星歯車装置34、第1クラッチC1、および第1ブレーキB1により、請求項1の変速装置が構成されている。
一方、第2軸線L2上に配設された主変速部24は、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置38およびダブルピニオン型の第3遊星歯車装置40を主体として構成されている。第2遊星歯車装置38および第3遊星歯車装置40は、一部が互いに連結されることによって4つの回転要素RM1〜RM4が構成されており、具体的には、第2遊星歯車装置38のサンギヤS2によって第1回転要素RM1が構成され、第2遊星歯車装置38のキャリアCA2および第3遊星歯車装置40のキャリアCA3が互いに連結されて第2回転要素RM2が構成され、第2遊星歯車装置38のリングギヤR2および第3遊星歯車装置40のリングギヤR3が互いに連結されて第3回転要素RM3が構成され、第3遊星歯車装置40のサンギヤS3によって第4回転要素RM4が構成されている。
そして、第1回転要素RM1(サンギヤS2)は第2ブレーキB2によってケース36に選択的に連結されて回転停止させられ、第2回転要素RM2(キャリアCA2およびCA3)は第3ブレーキB3によってケース36に選択的に連結されて回転停止させられ、第4回転要素RM4(サンギヤS3)は第2クラッチC2を介して第2動力伝達機構22のカウンタギヤ32に選択的に連結され、第1回転要素RM1(サンギヤS2)は第3クラッチC3を介して同じく第2動力伝達機構22のカウンタギヤ32に選択的に連結され、第2回転要素RM2(キャリアCA2およびCA3)は第4クラッチC4を介して第1動力伝達機構20のカウンタギヤ28に選択的に連結され、第3回転要素RM3(リングギヤR2およびR3)は差動歯車装置42のデファレンシャルケース44に一体的に連結されて回転を出力するようになっている。デファレンシャルケース44は出力部材に相当する。また、上記第2ブレーキB2、第3ブレーキB3、第2クラッチC2、第3クラッチC3、第4クラッチC4は、それぞれ請求項1に記載の主第1ブレーキ、主第2ブレーキ、主第1クラッチ、主第2クラッチ、主第3クラッチに相当する。
図3は、第2動力伝達機構22および主変速部24の各回転要素の回転速度を直線で表すことができる共線図で、第2動力伝達機構22における下の横線が回転速度「0」で、上の横線が回転速度「1.0」すなわち入力軸14と同じ回転速度である。また、第2動力伝達機構22の各縦線は、左側から順番にサンギヤS1、キャリアCA1、リングギヤR1を表しており、それ等の間隔は第1遊星歯車装置34のギヤ比ρ1に応じて定められる。図は、ギヤ比ρ1≒0.299の場合である。主変速部24の4本の縦線は、左側から順番に第1回転要素RM1(サンギヤS2)、第2回転要素RM2(キャリアCA2およびCA3)、第3回転要素RM3(リングギヤR2およびR3)、第4回転要素RM4(サンギヤS3)を表しており、それ等の間隔は第2遊星歯車装置38のギヤ比ρ2、第3遊星歯車装置40のギヤ比ρ3に応じて定められる。図は、ギヤ比ρ2≒0.550、ρ3≒0.497の場合である。
そして、この共線図から明らかなように、第1ブレーキB1、第2クラッチC2、および第3ブレーキB3が係合させられて、第4回転要素RM4が第2動力伝達機構22を介して第2変速比γ2で減速回転させられるとともに第2回転要素RM2が回転停止させられると、デファレンシャルケース44に連結された第3回転要素RM3は「1st」で示す回転速度で回転させられ、最も大きい変速比(=入力軸14の回転速度/デファレンシャルケース44の回転速度)の第1変速段「1st」が成立させられる。第1ブレーキB1、第2クラッチC2、および第2ブレーキB2が係合させられて、第4回転要素RM4が第2動力伝達機構22を介して第2変速比γ2で減速回転させられるとともに第1回転要素RM1が回転停止させられると、第3回転要素RM3は「2nd」で示す回転速度で回転させられ、第1変速段「1st」よりも変速比が小さい第2変速段「2nd」が成立させられる。第1ブレーキB1、第2クラッチC2、および第3クラッチC3が係合させられて、主変速部24が第2動力伝達機構22を介して第2変速比γ2で一体的に減速回転させられると、第3回転要素RM3は「3rd」で示す回転速度で回転させられ、第2変速段「2nd」よりも変速比が小さい第3変速段「3rd」が成立させられる。第1クラッチC1、第2クラッチC2、および第3クラッチC3が係合させられて、主変速部24が第2動力伝達機構22を介して第1変速比γ1で一体的に減速回転させられると、第3回転要素RM3は「4th」で示す回転速度で回転させられ、第3変速段「3rd」よりも変速比が小さい第4変速段「4th」が成立させられる。
第1クラッチC1、第2クラッチC2、および第4クラッチC4が係合させられて、第4回転要素RM4が第2動力伝達機構22を介して第1変速比γ1で減速回転させられるとともに第2回転要素RM2が第1動力伝達機構20を介して変速比1.0で回転させられると、第3回転要素RM3は「5th」で示す回転速度で回転させられ、第4変速段「4th」よりも変速比が小さい第5変速段「5th」が成立させられる。第2クラッチC2、第3クラッチC3、および第4クラッチC4が係合させられて、主変速部24が第1動力伝達機構20を介して変速比1.0で一体回転させられると、第3回転要素RM3は「6th」で示す回転速度で回転させられ、第5変速段「5th」よりも変速比が小さい第6変速段「6th」が成立させられる。この第6変速段「6th」の変速比は1.0である。第1ブレーキB1、第3クラッチC3、および第4クラッチC4が係合させられて、第1回転要素RM1が第2動力伝達機構22を介して第2変速比γ2で減速回転させられるとともに第2回転要素RM2が第1動力伝達機構20を介して変速比1.0で回転させられると、第3回転要素RM3は「7th」で示す回転速度で回転させられ、第6変速段「6th」よりも変速比が小さい第7変速段「7th」が成立させられる。第4クラッチC4および第2ブレーキB2が係合させられて、第2回転要素RM2が第1動力伝達機構20を介して変速比1.0で回転させられるとともに第1回転要素RM1が回転停止させられると、第3回転要素RM3は「8th」で示す回転速度で回転させられ、第7変速段「7th」よりも変速比が小さい第8変速段「8th」が成立させられる。
また、第1ブレーキB1、第3クラッチC3、および第3ブレーキB3が係合させられると、第1回転要素RM1が第2動力伝達機構22を介して第2変速比γ2で減速回転させられるとともに第2回転要素RM2が回転停止させられることにより、第3回転要素RM3は「Rev1」で示す回転速度で逆回転させられ、逆回転方向で変速比が最も大きい第1後進変速段「Rev1」が成立させられる。第1クラッチC1、第3クラッチC3、および第3ブレーキB3が係合させられると、第1回転要素RM1が第2動力伝達機構22を介して第1変速比γ1で減速回転させられるとともに第2回転要素RM2が回転停止させられることにより、第3回転要素RM3は「Rev2」で示す回転速度で逆回転させられ、第1後進変速段「Rev1」よりも変速比が小さい第2後進変速段「Rev2」が成立させられる。第1後進変速段「Rev1」、第2後進変速段「Rev2」は、それぞれ請求項7の第1変速段、第2変速段に相当する。
図2の作動表は、上記各変速段とクラッチC1〜C4、ブレーキB1〜B3の作動状態との関係をまとめたもので、「○」は係合を表しており、空欄は解放である。各変速段の変速比は、第1遊星歯車装置34、第2遊星歯車装置38、第3遊星歯車装置40の各ギヤ比ρ1〜ρ3によって適宜定められ、例えばρ1=0.299、ρ2=0.550、ρ3=0.497とすれば、図2に示す変速比が得られ、ギヤ比ステップ(各変速段間の変速比の比)の値が略適切であるとともにトータルの変速比幅(=4.020/0.645)も6.231程度と大きく、後進変速段「Rev1」、「Rev2」の変速比も適当で、全体として適切な変速比特性が得られる。
上記第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1〜第3ブレーキB3は、何れも油圧シリンダによって摩擦係合させられる多板式等の油圧式摩擦係合装置である。
一方、第1軸線L1上には、前記エンジン16、トルクコンバータ18、第1動力伝達機構20のカウンタギヤ26、第2動力伝達機構22の第1遊星歯車装置34およびカウンタギヤ30が、その順番で配設されており、第2軸線L2上には、主変速部24の第2遊星歯車装置38および第3遊星歯車装置40が、軸方向において第1動力伝達機構20を挟んで第2動力伝達機構22と反対側、すなわちエンジン16やトルクコンバータ18側に配設されている。また、前記差動歯車装置42は、第2軸線L2上において主変速部24の隣であって第1動力伝達機構22と反対側に配設されており、主変速部24からデファレンシャルケース44に伝達された動力を、一対の車軸46、48を介して左右の駆動輪に分配する。一方の車軸48は、主変速部24の中心部を挿通させられるとともに、更に第1動力伝達機構20および第2動力伝達機構22のそれぞれの被回転体であるカウンタギヤ28、32の中心部を挿通させられて反対側へ突き出している。
ここで、本実施例の自動変速機12は、第1軸線L1上に第1遊星歯車装置34が配設され、第2軸線L2上に第2遊星歯車装置38および第3遊星歯車装置40が配設されているため、同一の軸線上に総ての遊星歯車装置を配設する場合に比較して軸方向寸法を短縮でき、第1軸線L1、第2軸線L2の軸方向が車両の幅方向となるようにFF車両に対して横置きに搭載することが可能となる。
また、エンジン16から入力軸14へ入力された回転は、第1動力伝達機構20を介して変速比1.0で第2軸線L2側へ伝達されるとともに、第2動力伝達機構22を介して第1クラッチC1および第1ブレーキB1の係合、解放状態により第1動力伝達機構22の変速比1.0よりも大きい第1変速比γ1および第2変速比γ2の2つの変速比で第2軸線L2側へ伝達され、第2軸線L2上に配設された一対の第2遊星歯車装置38および第3遊星歯車装置40を有する主変速部24により更に変速されて差動歯車装置42へ出力されるため、前進8段の変速が可能な自動変速機12をコンパクトに構成できる。
また、本実施例では前進8段の多段変速および後進2段が計3組の遊星歯車装置34、38、40と4つのクラッチC1〜C4および3つのブレーキB1〜B3によって得られるため、軽量で且つコンパクトに構成され、車両への搭載性が更に向上する。しかも、図2から明らかなように、7⇔8間の変速を除いてクラッチC1〜C4およびブレーキB1〜B3の何れか2つを掴み替えるだけで変速を行うことができるため、変速制御が容易で変速ショックの発生が抑制される。但し、7⇔8変速についても、第1ブレーキB1を係合させた状態で第3クラッチC3と第2ブレーキB2とを掴み替えるだけで容易に変速を行うことができる。
また、3組の遊星歯車装置34、38、40のギヤ比ρ1〜ρ3を約0.3〜0.7程度の範囲内として、それ等の遊星歯車装置34、38、40を比較的小型(小径)に維持しつつ、図2に示すように第1変速段「1st」〜第8変速段「8th」の変速比を等比に近い形で設定することができるとともに、トータルで6以上の大きな変速比幅を確保でき、且つ後進変速段「Rev1」、「Rev2」の変速比も適当で、全体として適切な変速比特性が得られる。
また、第1軸線L1上の第1遊星歯車装置34と、第2軸線L2上の第2遊星歯車装置38および第3遊星歯車装置40とが、軸方向において第1動力伝達機構20を挟んで反対側に配設され、軸方向にずれているため、それ等の遊星歯車装置34、38、40が互いに干渉することなく第1軸線L1および第2軸線L2を接近させて配置することが可能で、一層コンパクトに構成できる。
また、本実施例では差動歯車装置42が第2軸線L2上に配設されているため、エンジン16やトルクコンバータ18、自動変速機12、差動歯車装置42を含む車両用駆動装置10の全体が2軸でコンパクトに構成され、FF車両に対して横置きに好適に搭載できる。
なお、上記実施例では、第1ブレーキB1、第2クラッチC2、および第3クラッチC3が係合させられることにより第3変速段「3rd」が成立させられるようになっていたが、図4および図5に示すように、第1クラッチC1、第2クラッチC2、および第2ブレーキB2を係合させ、第4回転要素RM4を第2動力伝達機構22を介して第1変速比γ1で減速回転させるとともに第1回転要素RM1を回転停止させることにより第3変速段「3rd」を成立させることもできる。また、第1ブレーキB1、第3クラッチC3、および第4クラッチC4が係合させられることにより第7変速段「7th」が成立させられるようになっていたが、同じく図4および図5に示すように、第1クラッチC1、第3クラッチC3、および第4クラッチC4を係合させ、第1回転要素RM1を第2動力伝達機構22を介して第1変速比γ1で減速回転させるとともに第2回転要素RM2を第1動力伝達機構20を介して変速比1.0で回転させることにより第7変速段「7th」を成立させることもできる。第3変速段「3rd」および第7変速段「7th」の何れか一方を図4、図5のものに変更するだけでも良い。
上記図4および図5に記載の8段変速においても、7⇔8間の変速を除いてクラッチC1〜C4およびブレーキB1〜B3の何れか2つを掴み替えるだけで変速を行うことができるとともに、7⇔8変速についても、第1クラッチC1を係合させた状態で第3クラッチC3と第2ブレーキB2とを掴み替えるだけで容易に変速を行うことができる。
また、前記実施例では第2軸線L2上に差動歯車装置42が配設されていたが、図6に示すように第1軸線L1および第2軸線L2と平行な第3軸線L3上に差動歯車装置42を配設するとともに、互いに噛み合う出力歯車50およびリングギヤ52を介して主変速部24の出力を差動歯車装置42へ伝達するようにしても良い。出力歯車50は出力部材に相当するもので、前記第3回転要素RM3に相対回転不能に連結される。なお、図6は第1軸線L1、第2軸線L2、および第3軸線L3が同一の平面内に位置するように展開して示した図で、実際には第1軸線L1〜第3軸線L3が側面視において三角形を形成するように配置される。
また、前記実施例では前進8段変速の場合について説明したが、例えば第8変速段「8th」を省略して第1変速段「1st」〜第7変速段「7th」で変速したり、第7変速段「7th」を飛ばして第1変速段「1st」〜第6変速段「6th」+第8変速段「8th」で変速したり、第3変速段「3rd」を飛ばして第1変速段「1st」、第2変速段「2nd」、および第4変速段「4th」〜第8変速段「8th」で変速したりするなど、前進7段で変速を行うことも可能である。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が適用された自動変速機を備えている車両用駆動装置の骨子図である。 図1の自動変速機の各変速段を成立させるための作動表である。 図1の自動変速機の共線図である。 図1の実施例に比較して第3変速段および第7変速段の係合要素が異なる場合を説明する図で、図2に相当する図である。 図4の実施例の共線図である。 差動歯車装置が第3軸線L3上に配置された別の実施例を示す骨子図である。
符号の説明
10:車両用駆動装置 12:自動変速機(多段変速機) 12:入力軸(入力部材) 16:エンジン 18:トルクコンバータ(流体継手) 20:第1動力伝達機構 22:第2動力伝達機構 24:主変速部 34:第1遊星歯車装置(変速装置) 38:第2遊星歯車装置 40:第3遊星歯車装置 42:差動歯車装置 44:デファレンシャルケース(出力部材) 50:出力歯車(出力部材) L1:第1軸線 L2:第2軸線 RM1:第1回転要素 RM2:第2回転要素 RM3:第3回転要素 RM4:第4回転要素 C1:第1クラッチ C2:第2クラッチ(主第1クラッチ) C3:第3クラッチ(主第2クラッチ) C4:第4クラッチ(主第3クラッチ) B1:第1ブレーキ B2:第2ブレーキ(主第1ブレーキ) B3:第3ブレーキ(主第2ブレーキ)

Claims (9)

  1. 互いに平行な第1軸線および第2軸線に跨がって配設されている多段変速機であって、
    入力部材から前記第1軸線側へ入力された回転を所定の変速比で前記第2軸線側へ伝達する第1動力伝達機構と、
    前記第1軸線上に配設された変速装置を介して、前記入力部材の回転を前記第1動力伝達機構よりも大きい2つの変速比で切り換えて前記第2軸線側へ伝達する第2動力伝達機構と、
    前記第2軸線上に配設された複数の遊星歯車装置を有し、該複数の遊星歯車装置のサンギヤ、キャリア、およびリングギヤの一部が互いに連結されることによって4つの回転要素が構成されるとともに、該4つの回転要素の回転速度を直線で表すことができる共線図上において該4つの回転要素を一端から他端へ向かって順番に第1回転要素、第2回転要素、第3回転要素、および第4回転要素とした時、該第1回転要素は主第1ブレーキによって選択的に回転停止させられ、該第2回転要素は主第2ブレーキによって選択的に回転停止させられ、該第4回転要素は主第1クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、該第1回転要素は主第2クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、該第2回転要素は主第3クラッチを介して前記第1動力伝達機構に選択的に連結され、該第3回転要素は出力部材に連結されて、該第1動力伝達機構および該第2動力伝達機構から伝達された回転を更に変速して出力する主変速部と、
    を有し、前記主第1クラッチ〜主第3クラッチおよび前記主第1ブレーキ、主第2ブレーキの係合、解放状態を切り換えるとともに、前記変速装置の変速比を切り換えることにより複数の変速段が成立させられる
    ことを特徴とする多段変速機。
  2. 互いに平行な第1軸線および第2軸線に跨がって配設された多段変速機であって、
    入力部材から前記第1軸線側へ入力された回転を所定の変速比で前記第2軸線側へ伝達する第1動力伝達機構と、
    前記第1軸線上に配設された第1遊星歯車装置と、該第1遊星歯車装置の3つの回転要素の何れか2つを選択的に連結して該第1遊星歯車装置を一体回転させる第1クラッチと、該3つの回転要素の何れか1つを選択的に回転停止させる第1ブレーキとを有し、該3つの回転要素の他の1つが前記入力部材に連結されて回転駆動されるとともに、残りの1つから前記第2軸線側へ伝達する一方、該第1クラッチが係合させられるとともに該第1ブレーキが解放されることにより、前記第1動力伝達機構よりも大きな第1変速比で前記入力部材の回転を前記第2軸線側へ伝達し、該第1クラッチが解放されるとともに該第1ブレーキが係合させられることにより、前記第1変速比よりも更に大きな第2変速比で該入力部材の回転を該第2軸線側へ伝達する第2動力伝達機構と、
    前記第2軸線上に配設された複数の遊星歯車装置を有し、該複数の遊星歯車装置のサンギヤ、キャリア、およびリングギヤの一部が互いに連結されることによって4つの回転要素が構成されるとともに、該4つの回転要素の回転速度を直線で表すことができる共線図上において該4つの回転要素を一端から他端へ向かって順番に第1回転要素、第2回転要素、第3回転要素、および第4回転要素とした時、該第1回転要素は第2ブレーキによって選択的に回転停止させられ、該第2回転要素は第3ブレーキによって選択的に回転停止させられ、該第4回転要素は第2クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、該第1回転要素は第3クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、該第2回転要素は第4クラッチを介して前記第1動力伝達機構に選択的に連結され、該第3回転要素は出力部材に連結されて回転を出力する主変速部と、
    を有し、前記第1クラッチ〜第4クラッチおよび前記第1ブレーキ〜第3ブレーキの係合、解放状態を切り換えることにより複数の変速段が成立させられる
    ことを特徴とする多段変速機。
  3. 前記主変速部は、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置およびダブルピニオン型の第3遊星歯車装置を有するもので、
    前記第1回転要素は前記第2遊星歯車装置のサンギヤで、前記第2回転要素は互いに連結された前記第2遊星歯車装置のキャリアおよび前記第3遊星歯車装置のキャリアで、前記第3回転要素は互いに連結された前記第2遊星歯車装置のリングギヤおよび前記第3遊星歯車装置のリングギヤで、前記第4回転要素は前記第3遊星歯車装置のサンギヤである
    ことを特徴とする請求項2に記載の多段変速機。
  4. 互いに平行な第1軸線および第2軸線に跨がって配設された多段変速機であって、
    入力部材から前記第1軸線側へ入力された回転を所定の変速比で前記第2軸線側へ伝達する第1動力伝達機構と、
    前記第1軸線上に配設された第1遊星歯車装置と、該第1遊星歯車装置の3つの回転要素の何れか2つを選択的に連結して該第1遊星歯車装置を一体回転させる第1クラッチと、該3つの回転要素の何れか1つを選択的に回転停止させる第1ブレーキとを有し、該3つの回転要素の他の1つが前記入力部材に連結されて回転駆動されるとともに、残りの1つから前記第2軸線側へ伝達する一方、該第1クラッチが係合させられるとともに該第1ブレーキが解放されることにより、前記第1動力伝達機構よりも大きな第1変速比で前記入力部材の回転を前記第2軸線側へ伝達し、該第1クラッチが解放されるとともに該第1ブレーキが係合させられることにより、前記第1変速比よりも更に大きな第2変速比で該入力部材の回転を該第2軸線側へ伝達する第2動力伝達機構と、
    前記第2軸線上に配設されたシングルピニオン型の第2遊星歯車装置およびダブルピニオン型の第3遊星歯車装置を備えており、該第2遊星歯車装置のサンギヤによって第1回転要素が構成され、該第2遊星歯車装置のキャリアおよび該第3遊星歯車装置のキャリアが互いに連結されて第2回転要素が構成され、該第2遊星歯車装置のリングギヤおよび該第3遊星歯車装置のリングギヤが互いに連結されて第3回転要素が構成され、該第3遊星歯車装置のサンギヤによって第4回転要素が構成されているとともに、該第1回転要素は第2ブレーキによって選択的に回転停止させられ、該第2回転要素は第3ブレーキによって選択的に回転停止させられ、該第4回転要素は第2クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、該第1回転要素は第3クラッチを介して前記第2動力伝達機構に選択的に連結され、該第2回転要素は第4クラッチを介して前記第1動力伝達機構に選択的に連結され、該第3回転要素は出力部材に連結されて回転を出力する主変速部と、
    を有し、前記第1クラッチ〜第4クラッチおよび前記第1ブレーキ〜第3ブレーキの係合、解放状態を切り換えることにより複数の変速段が成立させられる
    ことを特徴とする多段変速機。
  5. 前記第2クラッチ、前記第1ブレーキ、および前記第3ブレーキが係合させられることによって成立する最も大きい変速比の第1変速段、
    前記第2クラッチ、前記第1ブレーキ、および前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第1変速段よりも変速比が小さい第2変速段、
    前記第2クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第1ブレーキ、または前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第2変速段よりも変速比が小さい第3変速段、
    前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第3クラッチが係合させられることによって成立する、前記第3変速段よりも変速比が小さい第4変速段、
    前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第4クラッチが係合させられることによって成立する、前記第4変速段よりも変速比が小さい第5変速段、
    前記第2クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第4クラッチが係合させられることによって成立する、前記第5変速段よりも変速比が小さい第6変速段、
    前記第1クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第4クラッチ、または前記第3クラッチ、前記第4クラッチ、および前記第1ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第6変速段よりも変速比が小さい第7変速段、
    前記第4クラッチおよび前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第7変速段よりも変速比が小さい第8変速段、
    の8つの変速段を用いて変速が行われる
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の多段変速機。
  6. 前記第2クラッチ、前記第1ブレーキ、および前記第3ブレーキが係合させられることによって成立する最も大きい変速比の第1変速段、
    前記第2クラッチ、前記第1ブレーキ、および前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第1変速段よりも変速比が小さい第2変速段、
    前記第2クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第1ブレーキ、または前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第2変速段よりも変速比が小さい第3変速段、
    前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第3クラッチが係合させられることによって成立する、前記第3変速段よりも変速比が小さい第4変速段、
    前記第1クラッチ、前記第2クラッチ、および前記第4クラッチが係合させられることによって成立する、前記第4変速段よりも変速比が小さい第5変速段、
    前記第2クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第4クラッチが係合させられることによって成立する、前記第5変速段よりも変速比が小さい第6変速段、
    前記第1クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第4クラッチ、または前記第3クラッチ、前記第4クラッチ、および前記第1ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第6変速段よりも変速比が小さい第7変速段、
    前記第4クラッチおよび前記第2ブレーキが係合させられることによって成立する、前記第7変速段よりも変速比が小さい第8変速段、
    のうちの7つの変速段を用いて変速が行われる
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の多段変速機。
  7. 前記第3クラッチ、前記第1ブレーキ、および前記第3ブレーキが係合させられることによって成立する逆回転方向の第1変速段、
    前記第1クラッチ、前記第3クラッチ、および前記第3ブレーキが係合させられることによって成立する逆回転方向の第2変速段、
    の少なくとも一方の変速段を用いて変速が行われる
    ことを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の多段変速機。
  8. 前記第2動力伝達機構の第1遊星歯車装置、および前記主変速部の複数の遊星歯車装置は、前記第1動力伝達機構を挟んで軸方向の反対側に配設されている
    ことを特徴とする請求項2〜7の何れか1項に記載の多段変速機。
  9. 前記第1軸線上には、燃料の燃焼によって動力を発生するエンジン、および該エンジンの動力を流体を介して前記第1動力伝達機構、前記第2動力伝達機構へ伝達する流体継手が配設されており、該エンジン、該流体継手、該第1動力伝達機構、該第2動力伝達機構の順番で配設されている一方、
    前記第2軸線上の前記主変速部の隣であって前記第1動力伝達機構と反対側には差動歯車装置が配設され、一方の車軸は該主変速部の中心部を挿通させられるとともに、更に該第1動力伝達機構および前記第2動力伝達機構のそれぞれの被回転体の中心部を挿通させられて反対側へ突き出しており、
    車両に対して横置きに搭載される
    ことを特徴とする請求項8に記載の多段変速機。
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