JP4262831B2 - 着色マスター用樹脂組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式情報記録媒体の基板から回収された芳香族ポリカーボネート樹脂からなる着色マスター用樹脂組成物に関するものである。更に詳しくは回収された芳香族ポリカーボネート樹脂中の異物量に大きな影響を受けることなく、より汎用的にリサイクルされた芳香族ポリカーボネート樹脂組成物に関する。コンパクトディスクに代表される光情報記録媒体は多くのユーザーに使用されており、生産される量も年々急増の一途をたどっている。したがって使用されなくなった不用の光情報記録媒体や、販売店から返却されてくる光情報記録媒体、あるいは生産時発生する不良品等いわゆるリサイクルすべき光情報記録媒体の量も急増しており、それらのリサイクル方法について種々の検討が行われている。本発明は、資源の有効利用ならびに環境保護の見地から、これら不用な光情報記録媒体のリサイクル利用を目的とするものである。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトディスクに代表される光情報記録媒体は、近年その生産量が大幅に急増し、今後もその増加が予想されている。その一方でユーザーで使用されなくなった光情報記録媒体、また生産時発生する不良品等も大幅に増えている。かかる光情報記録媒体のほとんどはその基板として芳香族ポリカーボネート樹脂を使用するものであるが、上記の使用されなくなった光情報記録媒体のリサイクル方法は、芳香族ポリカーボネート樹脂製品の大きな課題の1つであり、それらのリサイクル方法については種々の検討が行われている。
【0003】
特開平8−142054号公報および特開平8−311326号公報には、基板が芳香族ポリカーボネート樹脂であるコンパクトディスク材を、そのまま特定分子量の芳香族ポリカーボネート樹脂やABS樹脂等に配合した樹脂組成物が提案されている。かかる樹脂組成物は良好な機械的特性および綺麗なメタリック調の外観を有し、極めて低コストで有効なリサイクル方法ではあるが、かならずしも綺麗なメタリック調が望まれない分野もあることから、その点で使用には若干の制限がある。
【0004】
一方、特開平9−316316号公報には、基板が芳香族ポリカーボネート樹脂であるコンパクトディスク材をそのままの状態で、さらにABS樹脂、無機充填材等を配合した樹脂組成物が提案されている。かかる樹脂組成物は成形品表面に金属膜の観察されない良好な外観を有するものであり、汎用性の高いリサイクル方法であるが、急増する不用な光情報記録媒体の量を鑑みると無機充填剤を不用とする用途についても使用可能なものが望まれているのが現状である。
【0005】
一方、光情報記録媒体の情報記録層、反射層や保護コート層を樹脂基板から選択的に除去し、樹脂自体を回収しようとする提案も種々なされている。以下にそのいくつかの提案について示す。
【0006】
(i)特開平4−305414号公報(欧州特許第476,475号、米国特許第5,151,452号)、特開平5−200379号公報(欧州特許第537,567号、米国特許第5,214,072号)および特開平6−223416号公報(欧州特許第601,719号、米国特許第5,306,349号):これらの方法は被覆された樹脂板を、例えば酸またはアルカリの水溶液で化学的に処理する方法である。
【0007】
(ii)特開平5−345321号公報:この方法は、被覆された樹脂板を長時間熱水中に浸漬する方法である。
【0008】
(iii)特開平5−210873号公報および米国特許第5,203,067号:これらの方法は、被覆された樹脂板の被覆層表面を機械的に刃物や研磨材を用いて切削、研磨して除去する方法である。
【0009】
(iv)特開平10−52823号公報および特開平10−58450号公報:かかる方法は圧延した記録媒体を加熱水と接触させることにより塗膜を剥離、除去することにより、基板樹脂を回収する方法である。かかる方法は特に低コストであり、品質、回収率においても良好な方法である。
【0010】
上記の方法はいずれも光情報記録媒体に使用される樹脂自体をできるかぎり品質よく回収することにより、通常に製造された樹脂と同様の汎用的な使用を目的とするものである。
【0011】
しかしながら一方では、不十分な被覆層の除去の場合であっても、汎用性の高いリサイクル方法が求められている。近年の大量の光情報記録媒体に対応すべくより低コストでの処理を行おうとすると、品質面での最適条件からは外れる条件で処理が必要となり、被覆層等の異物が十分に除去されない場合もあるからである。
【0012】
異物がある程度残留した回収芳香族ポリカーボネート樹脂を種々の熱可塑性樹脂組成物の原料して使用すると、特に無機充填材等が配合されない組成物において成形品表面に回収された芳香族ポリカーボネート樹脂中の異物に由来するブツ(滑らかな表面に現れる凸状物)が目立ったり、場合によっては金属層がそのまま表面に現れることがあり、製品の品質上好ましくないことが多い。
【0013】
したがって、上述したように急増する光情報記録媒体のリサイクルには、ある程度保護コート層や反射層等の異物が樹脂中に残存した場合であっても、良好な成形品が得られ、かつ低コストで汎用性の高いリサイクル方法が求められているのが現状である。
【0014】
また、着色マスター用樹脂組成物としては、特開昭61−236854号公報に比較的低分子量の芳香族ポリカーボネート樹脂をベースとしたカーボンブラックのマスターバッチが記載されている。また、ポリカーボネートのホモ、またはコオリゴマーをベース樹脂として使用したマスターバッチも知られている(特開平6−345951号公報)。しかしながら、これらの公報は光情報記録媒体の基板樹脂を使用した場合におけるその有効性について示すものではなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、不用となった光情報記録媒体から回収された芳香族ポリカーボネート樹脂中の異物量に大きな影響を受けることなく、より汎用的にリサイクルされた芳香族ポリカーボネート樹脂組成物であり、耐熱性、物性に優れた熱可塑性樹脂用の着色マスター用樹脂組成物を提供するものである。
【0016】
本発明者は、上記問題に鑑み種々の検討をした結果、回収された芳香族ポリカーボネートに無機顔料を配合し溶融混練して着色マスター用樹脂組成物を作成し、かかるマスターを原料として熱可塑性樹脂組成物を作成すると、回収された芳香族ポリカーボネート樹脂中に若干の異物が残留している場合であっても、成形品表面上の異物に由来する外観悪化もないことを見出し本発明を完成するに至った。
【0017】
更に近年は、かかる光情報記録媒体の意匠性、他メーカーとの識別性、それに由来するブランド性等を付与するために、かかる光情報記録媒体の芳香族ポリカーボネート樹脂基板を染料等で着色することも多く行われているが、本発明はかかる場合にあっても影響を受けない良好なリサイクル方法を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(A)基板が芳香族ポリカーボネート樹脂である不用の光学式情報記録媒体から回収された芳香族ポリカーボネート樹脂であり、該回収された芳香族ポリカーボネート樹脂が、下記工程(1)光学式情報記録媒体を少なくとも1つの一対ローラー間を通過させて圧延する工程(A工程)、(2)圧延された記録媒体を加熱水と接触させる工程(B工程)、(3)該記録媒体から剥離した被覆成分の実質量を分離し、樹脂成分を回収し、取得する工程(C工程)、および(4)得られた記録媒体を粉砕、細片を回収する工程(D工程)よりなる方法により回収されたものであり、且つ該回収芳香族ポリカーボネート樹脂中の異物量が0.01〜0.1重量%である回収芳香族ポリカーボネート樹脂90〜30重量%(a成分)及び(B)無機顔料10〜70重量%(b成分)の合計100重量%よりなる着色マスター用樹脂組成物に係るものである。
なお、回収芳香族ポリカーボネート樹脂中の異物量(重量%)は、かかる樹脂サンプル50gを塩化メチレン600gに溶解し、ろ紙(メッシュオープニング20μm)を使って濾過し、ろ紙上に得られたものの重量を異物重量とし、サンプル50gに対する割合として算出されるものである。
【0019】
本発明でa成分として使用する、基板が芳香族ポリカーボネート樹脂である不用の光学式情報記録媒体としては、例えば再生専用方式のものでは、コンパクトディスク(CD)、ミニディスク(MD)、コンパクトディスクリードオンリーメモリー(CD−ROM)、ビデオコンパクトディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、デジタルバーサタイルディスクリードオンリーメモリー(DVD−ROM)等があり、記録および再生方式のものではコンパクトディスクレコーダブル(CD−R)、コンパクトディスクリライタブル(CD−RW)、デジタルバーサタイルディスクランダムアクセスメモリー(DVD−RAM)がある。本発明で使用する不用の光学式情報記録媒体とは、これらの光学式情報記録媒体の生産から販売後迄のあらゆる経路から発生するいわゆる不良品、返却品、回収品、廃棄品等の不用になった光学式情報記録媒体のことである。
【0020】
本発明のa成分として使用する回収された芳香族ポリカーボネート樹脂とは、かかる光情報記録媒体に付着している金属膜、インク、UVコート膜等の異物を取り除き回収されることにより、後述の本文中に規定する方法で測定された該回収芳香族ポリカーボネート樹脂中の異物が0.01〜0.1重量%、好ましくは0.02〜0.08重量である回収芳香族ポリカーボネート樹脂である。
【0021】
ここで回収された芳香族ポリカーボネート樹脂中の異物量(重量%)は、かかる樹脂サンプル50gを塩化メチレン600gに溶解し、ろ紙(メッシュオープニング20μm)を使って濾過し、ろ紙上に得られたものの重量を異物重量とし、サンプル50gに対する割合として算出されるものである。20μm未満の異物については、表面ブツに影響を与えない。
【0022】
光情報記録媒体に付着している金属膜、インク、UVコート膜等を取り除く方法としては、前記した(i)〜(iv)の方法の他、光情報記録媒体の表面にブラスト材を照射させる方法、光情報記録媒体に超音波を照射させる方法(特開平11−34057号)等を挙げることができる。
【0023】
これらの中でも、前記の(iv)の方法、すなわち下記工程(1)光学式情報記録媒体を少なくとも1つの一対ローラー間を通過させて圧延する工程(A工程)、(2)圧延された記録媒体を加熱水と接触させる工程(B工程)、(3)該記録媒体から剥離した被覆成分の実質量を分離し、樹脂成分を回収し、取得する工程(C工程)、および(4)得られた記録媒体を粉砕、細片を回収する工程(D工程)よりなることを特徴とする方法が望ましい方法として挙げられる。更にD工程の粉砕後細片を加熱水と接触させ、膜成分を除去し細片を回収し取得することもできる。かかる方法は低コストで、品質、回収率においても良好である。
【0024】
本発明のa成分の割合は、本発明の着色マスター用樹脂組成物100重量%中90〜30重量%であり、好ましくは80〜35重量%である。a成分の割合が90重量%を超えると、着色マスターとして配合する場合に添加量を多くする必要があり、そのためかかる着色マスターを配合した樹脂組成物における種々の特性に与える影響が大きくなるため汎用性が低下する。一方30重量%未満の場合は、a成分の量が少なくなるためリサイクルの効率が低下すると共に、マスターバッチにするための溶融混練、押出の技術上の困難性、およびb成分である顔料の分散性の悪化等もあるため好ましくない。
【0025】
光情報記録媒体の基板に使用される芳香族ポリカーボネート樹脂は、通常二価フェノールとカーボネート前駆体とを溶液法あるいは溶融法で反応させて製造される。二価フェノールの代表的な例としては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビスフェノールA]、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、4,4’−ビフェノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、4,4’−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−イソプロピルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、4,4’−(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール及び2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンが挙げられる。これらは単独でも2種以上の共重合体でもよく、また2種以上の芳香族ポリカーボネート樹脂を混合して使用することもできる。また適当な分子量調節剤、分岐剤も使用できる。
【0026】
本発明に用いられる芳香族ポリカーボネート樹脂は、通常の芳香族ポリカーボネート樹脂を製造するそれ自体公知の反応手段、例えば芳香族ジヒドロキシ成分にホスゲンや炭酸ジエステル等のカーボネート前駆物質を反応させる方法により製造される。次にこれらの製造方法について基本的な手段を簡単に説明する。
【0027】
カーボネート前駆物質として例えばホスゲンを使用する反応では、通常酸結合剤及び溶媒の存在下に反応を行う。酸結合剤としては例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物またはピリジン等のアミン化合物が用いられる。溶媒としては例えば塩化メチレン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素が用いられる。また反応促進のために例えば第三級アミンまたは第四級アンモニウム塩等の触媒を用いることもできる。その際、反応温度は通常0〜40℃であり、反応時間は数分〜5時間である。
【0028】
カーボネート前駆物質として炭酸ジエステルを用いるエステル交換反応は、不活性ガス雰囲気下所定割合の芳香族ジヒドロキシ成分を炭酸ジエステルと加熱しながら撹拌して、生成するアルコールまたはフェノール類を留出させる方法により行われる。反応温度は生成するアルコールまたはフェノール類の沸点等により異なるが、通常120〜300℃の範囲である。反応はその初期から減圧にして生成するアルコールまたはフェノール類を留出させながら反応を完結させる。また反応を促進するためにアルカリ金属化合物や含窒素塩基性化合物等の通常エステル交換反応に使用される触媒を使用することもできる。前記エステル交換反応に使用される炭酸ジエステルとしては、例えばジフェニルカーボネート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル)カーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジブチルカーボネート等が挙げられる。これらのうち特にジフェニルカーボネートが好ましい。また反応終了直前に通常使用される各種触媒失活剤を添加することも好ましく行われる。
【0029】
その重合反応において、末端停止剤として通常使用される単官能フェノール類を使用することができる。殊にカーボネート前駆物質としてホスゲンを使用する反応の場合、単官能フェノール類は末端停止剤として分子量調節のために一般的に使用され、また得られた芳香族ポリカーボネート樹脂は、通常末端の80モル%以上が単官能フェノール類に基づく基によって封鎖されているので、そうでないものと比べて熱安定性に優れている。
【0030】
かかる単官能フェノール類としては、芳香族ポリカーボネート樹脂の末端停止剤として使用されるものであればよく、一般にはフェノール或いは低級アルキル置換フェノールであって、下記一般式[1]で表される単官能フェノール類を示すことができる。
【0031】
【化1】
【0032】
[式中、Rは水素原子または炭素数1〜9のアルキル基及びアルアルキル基を示し、nは1〜5、好ましくは1〜3の整数を示す。]
前記単官能フェノール類の具体例としては、例えばフェノール、p−tert−ブチルフェノール、p−クミルフェノール及びイソオクチルフェノールが挙げられる。
【0033】
これら単官能フェノールは、得られた芳香族ポリカーボネート樹脂の全末端に対して少なくとも5モル%、好ましくは少なくとも10モル%末端に導入されることが望ましい。
【0034】
光情報記録媒体の基板に使用される芳香族ポリカーボネート樹脂の分子量は、通常14,000〜16,000程度のものが好ましく使用される。ここでいう粘度平均分子量(M)は塩化メチレン100mlにポリカーボネート樹脂0.7gを20℃で溶解した溶液から求めた比粘度(ηSP)を次式に挿入して求めたものである。
ηSP/C=[η]+0.45×[η]2C
[η]=1.23×10-4M0.83
(但し[η]は極限粘度、Cはポリマー濃度で0.7)
【0035】
本発明のb成分として使用する無機顔料としては、一般的に使用されているものでよく、様々なものがある。具体的には、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、リトポン、硫化亜鉛、鉛白等の白色顔料、その他の顔料として酸化鉄、群青、パールマイカ、カーボンブラック、炭酸カルシウム、モリブデンレッド、黄鉛、アルミナ、ジンクロメート、酸化クロム、銅フタロシアニン(フタロシアニンブルー)、ミネラルバイオレット、コバルトブルー、コバルトバイオレット等から選ばれた少なくとも一種が用いられる。これらの中で特にカーボンブラックが好ましく用いられる。
【0036】
ここで酸化鉄は、酸化第二鉄を主成分とし、赤茶色の顔料であって、ベンガラと通称されるものである。この酸化鉄は、粒子の大きさによって、橙赤色から紫色と巾広く色調が変わり、任意に選択することができる。また、群青は、シリカ、アルミナ、酸化ナトリウムおよび硫黄からなり、鮮明な青色の顔料である。合成法によって造られるものが主であって、粒子の大きさによって、青口群青や赤口群青がある。そして、パールマイカとしては、人工的にパール光沢を発現させるようにしたパール顔料がある。すなわち、パール顔料は、天然のマイカの表面を屈折率の高い金属酸化物である酸化チタン、酸化鉄あるいは酸化チタンと酸化鉄を混合して処理、被覆したものである。被覆される金属酸化物の膜厚を変えることによって、虹彩色の特定な色を強調させることができる。このようなパール顔料としては、例えば、メルク社製のIriodinを容易に入手することができる。さらに、炭酸カルシウムは、天然炭酸カルシウム(重質炭酸カルシウム)と合成炭酸カルシウム(沈降性炭酸カルシウム)に大別され、いずれでもよい。そして、顔料としては、粒子径が殆ど10μm以下の微粒子状の炭酸カルシウムが用いられる。このような炭酸カルシウムを用いる場合、粒子の大きさ、凝集と分散が重要な要素となる。
【0037】
また、カーボンブラックとしては、粒子の大きさ(粒子径,比表面積)、構造性、表面の化学性等によって、品質が左右される。粒子径が小さく、比表面積の大きい着色力の優れた品種から、種々のグレードのカーボンブラックが上市されている。具体的にはファーネスブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、ランプブラック、チャンネルブラック、ローラーブラック、ディスクブラック等が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上併用して使用することができる。
【0038】
本発明のb成分の量は、着色マスター用樹脂組成物100重量%中10〜70重量%、好ましくは20〜65重量%である。10重量%未満の場合には、かかる着色マスター用樹脂組成物を使用した熱可塑性樹脂組成物の成形品において異物に由来する外観悪化が生じやすくなる。また着色マスターの添加量が多くなるために、かかる着色マスターを配合した樹脂組成物における種々の特性に与える影響が大きくなり汎用性が低下する。一方70重量%を超える場合には着色マスター中におけるb成分の分散が悪化し、それにより着色マスターを配合した樹脂組成物の外観が悪化する。またa成分の量が少なくなるためリサイクルの効率が悪化するため好ましくない。
【0039】
本発明の着色マスター用樹脂組成物は、種々の製造方法により得ることができる。すなわち基板が芳香族ポリカーボネート樹脂である不用の光情報記録媒体から回収された芳香族ポリカーボネート樹脂と無機顔料を1軸または2軸の押出機で混錬し、またその他には加熱ロール、バンバリーミキサー等で混錬し、ペレット化あるいは粗粒子化する方法を好ましく挙げることができる。また、基板が芳香族ポリカーボネート樹脂である不用の光情報記録媒体から回収された芳香族ポリカーボネート樹脂の溶液にカーボンブラックを添加混合し、溶媒を除去する方法も用いることができる。
【0040】
本発明の着色マスター用樹脂組成物中には、所望により樹脂組成物に添加される公知の種々の添加剤類、充填剤、安定剤、離型剤、衝撃改質剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、流動性改質剤、無機顔料以外の着色剤、紫外線吸収剤やガラス系充填剤、タルク、ワラストナイト、その他無機フィラー等の補強剤等を配合することも可能である。これらのうち特に滑剤、離型剤、衝撃改質剤の添加はマスターバッチの粘度を低下させるのに好適である。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下に実施例を挙げてさらに詳しく説明する。この実施例で使用する光情報記録媒体は、一般に市販されているコンパクトディスクでありアルミ製の金属膜、インク、UVコートが付着したものである。
【0042】
[参考例1]
コンパクトディスクを大竹機械工業製2本ロール機でロール間隔0.3mm、ロール表面温度135℃、ロール回転数高速側16rpm、同低速側14rpm、ロール径12インチ、ロール幅24インチで圧延し、それを95℃の熱水中で印刷層、保護コート層、金属層を剥離および除去しながら45分攪拌した。その後粉砕機で粉砕し6時間熱風乾燥し(a−1)サンプルを得た。
【0043】
尚、得られたポリカーボネート樹脂基板細片中の異物量の測定方法は、上記方法で得られたサンプル50gを塩化メチレン600gで溶解し、ろ紙(村上スクリーン(株)製 品名ZBF monolen 185T、メッシュオープニング20μm)を使って濾過しろ紙上に得られたものを異物とし異物量を計算した。
【0044】
更に、上記で得られたポリカーボネート樹脂基板細片を、常法によりペレット化し、120℃で5時間乾燥した後、射出成形機(住友重機械工業S480/150)でシリンダー温度270℃、金型温度80℃で50mm×90mm×2mmの板状成形品を100枚成形した。成形品中に異物は観察されず、表面上にブツ(表面上の凸状物)も認められなかった。
【0045】
[参考例2]
コンパクトディスクを大竹機械工業製2本ロール機でロール間隔0.4mm、ロール表面温度130℃、とした以外は参考例1と同様に圧延処理を行い、その後65℃の熱水中で45分攪拌した以外は参考例1と同様の方法で印刷層等の剥離および除去をした後、粉砕機で粉砕し6時間熱風乾燥し(a−2)サンプルを得た。処理したコンパクトディスク材中の異物量は参考例1と同じ方法で測定した。
更に、上記で得られたポリカーボネート樹脂基板細片を、参考例1と同じ方法でペレット化および成形を行った。成形品中に異物が観察され、表面上にブツも認められたものが30枚あった。
【0046】
[参考例3]
コンパクトディスクを大竹機械工業製2本ロール機でロール間隔0.4mm、ロール表面温度100℃、とした以外は参考例1と同様に圧延処理を行い、その後65℃の熱水中で20分攪拌した以外は参考例1と同様の方法で印刷層等の剥離および除去をした後、粉砕機で粉砕し6時間熱風乾燥し(a−3)サンプルを得た。処理したコンパクトディスク材中の異物量は参考例1と同じ方法で測定した。
更に、上記で得られたポリカーボネート樹脂基板細片を、参考例1と同じ方法でペレット化および成形を行った。成形品中に著しい異物が観察され、ほぼ全数に表面上のブツが認められた。
【0047】
[実施例1〜3、比較例1〜5]
表1記載の各成分を表1記載の割合にて混合容器中で混合後、シリンダー温度を300℃に設定した2軸押出機(池貝鉄工(株)製PCM−30)に供給して、モーター電流が13〜15アンペアになるように、スクリュー回転数及び吐出量を調整しながら押出し着色マスター用ペレットを得た。但し、表1記載中の実施例4と比較例3は、押出機で押出ができなかったので、混合後加圧式ニーダーで200℃、30分混練し冷却後粉砕し、着色マスター用ペレットを得た。
【0048】
この着色マスター用ペレットを無機顔料純分が1.0重量%となるように、芳香族ポリカーボネート樹脂ペレット(帝人化成(株)製パンライトL−1225)に配合し、合わせてトリメチルホスフェートを0.01重量%となる量で配合してタンブラーで15分間混合後、2軸押出機(池貝鉄工(株)製PCM−30)で押出しペレット化した。尚、比較例4については、着色マスター用ペレットを作成せず、芳香族ポリカーボネート樹脂ペレット、回収ポリカーボネート、カーボンブラック、および安定剤をタンブラーで混合し同様に押出しペレット化した。
【0049】
得られたペレットを120℃の熱風乾燥機で6時間乾燥後、射出成形機(住友重機械工業S480/150)でシリンダー温度300℃、金型温度80℃で成形し作成した試験片を下記の方法で評価した。評価結果は表1に記載した。
【0050】
(1)分子量低下率:溶融押出後の芳香族ポリカーボネート樹脂原料ペレット、及び射出成形機中10分間滞留した後の成形品の粘度平均分子量を測定し分子量低下率を求めた。
分子量低下率=(Mv1−Mv2)/Mv1×100(%)
ここでMv1は、溶融押出後の芳香族ポリカーボネート樹脂原料ペレットの粘度平均分子量、Mv2は射出成形機中10分滞留後の粘度平均分子量である。
【0051】
(2)成形品外観:着色マスター用樹脂組成物を配合した樹脂組成物の50mm×90mm×2mmの板状成形品を100枚成形し、表面状態を目視で観察し、以下のように評価した。
○:ブツ、金属層の表面露出等がなく良好な成形品表面を有する
×:ブツ、金属層の表面露出等の発生がある。
【0052】
[a成分]
(a−1):コンパクトディスク材に付着している金属膜、インク、UVコート膜等を上記参考例1の方法で取り除き異物が0.008重量%のサンプル
(a−2):コンパクトディスク材に付着している金属膜、インク、UVコート膜等を上記参考例2の方法で取り除き異物が0.065重量%のサンプル
(a−3):コンパクトディスク材に付着している金属膜、インク、UVコート膜等を上記参考例3の方法で取り除き異物が0.20重量%のサンプル
(a−4):粘度平均分子量約30,000の芳香族ポリカーボネート樹脂
パンライトK−1300(帝人化成(株)製)
(a−5成分):平均重合度約7のポリカーボネートオリゴマー
ユーピロンAL071(三菱ガス化学(株)製)
(b成分)
(b−1):カーボンブラック C#900
(三菱化成(株)製、平均粒径約16μm、吸油量55ml/100g)
【0053】
【表1】
【0054】
上記表から明らかなように、本発明の光情報記録媒体から回収された特定の芳香族ポリカーボネートを使用したマスターペレットを配合して得られた成形品は回収した成形品に多少の異物が存在しても、成形品表面にブツのない良好な成形品が得られることがわかる。一方、着色用マスターペレットとしない場合には、成形品表面のブツを十分に抑制できないことがわかる。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、基板が芳香族ポリカーボネート樹脂である不用のコンパクトディスク等光情報記録媒体の金属膜、インク、UVコート膜を剥がした基板をベース樹脂とし、これにカーボンブラックをはじめとする着色剤を配合してなる熱可塑性樹脂用着色マスター用樹脂組成物に関するものであり、資源の有効利用ならびに環境保護の見地から、これら不用の光情報記録媒体のリサイクル性に優れたものであり、本発明の奏する工業的効果は格別なものである。
Claims (3)
- (A)基板が芳香族ポリカーボネート樹脂である不用の光学式情報記録媒体から回収された芳香族ポリカーボネート樹脂であり、該回収された芳香族ポリカーボネート樹脂が、下記工程(1)光学式情報記録媒体を少なくとも1つの一対ローラー間を通過させて圧延する工程(A工程)、(2)圧延された記録媒体を加熱水と接触させる工程(B工程)、(3)該記録媒体から剥離した被覆成分の実質量を分離し、樹脂成分を回収し、取得する工程(C工程)、および(4)得られた記録媒体を粉砕、細片を回収する工程(D工程)よりなる方法により回収されたものであり、且つ該回収芳香族ポリカーボネート樹脂中の異物量が0.01〜0.1重量%である回収芳香族ポリカーボネート樹脂90〜30重量%(a成分)及び(B)無機顔料10〜70重量%(b成分)の合計100重量%よりなる着色マスター用樹脂組成物。
なお、回収芳香族ポリカーボネート樹脂中の異物量(重量%)は、かかる樹脂サンプル50gを塩化メチレン600gに溶解し、ろ紙(メッシュオープニング20μm)を使って濾過し、ろ紙上に得られたものの重量を異物重量とし、サンプル50gに対する割合として算出されるものである。 - 無機顔料がカーボンブラックである請求項1に記載の着色マスター用樹脂組成物。
- 請求項1または2に記載された着色マスター用樹脂組成物を配合して得られた熱可塑性樹脂組成物を成形して得られた成形品。
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