JP4242358B2 - 断熱箱体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却貯蔵庫の本体等を構成する断熱箱体及びその製造方法に関する。
冷蔵庫本体を構成する断熱箱体の一例として、複数枚のパネルを組み付けて形成した外箱内に内箱が所定の間隔を開けて収納されることで外殻体が構成され、発泡治具にセットした状態で内外の箱の間に発泡断熱材が充填されることで形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで例えば、業務用の大型冷蔵庫になると、特に外箱の背面が大面積となることから、同背面を、2枚のパネルを端縁同士を重ねて繋ぐことにより形成したものも知られている。そして、両パネルの繋ぎ目をシールする手段としては、両パネルの重ね合わせ端縁の間にスポンジを挟み、適宜間隔を開けてリベットを打ち込む方法が取られていた。
特開平6−300429号公報
しかるに従来の方法では、スポンジを貼り、なおかつリベットを打ち込む必要があるために作業が煩雑となり、また、リベットが打ち込まれた位置から離れた箇所では、スポンジが十分に圧縮されないために、液状の発泡材が充填された際にそれを吸い込み、二次発泡等により却って隙間が広がるおそれもあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、簡単な構造でもってパネルの繋ぎ目のシール性を確保するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、外箱内に内箱を間隔を開けて収納することで形成された外殻体が発泡治具にセットされ、前記内外の箱の間に発泡断熱材が充填されて形成される断熱箱体であって、前記外箱又は/及び内箱の少なくとも一面が、複数のパネルを端縁同士を重ねて繋ぐことにより形成されているものにおいて、互いに繋がれる両パネルの重ね合わせ端縁の少なくとも一方には、相手のパネル側に向けて予め曲げ形成された屈曲部が設けられるとともに、前記両パネルのうち裏側に位置するパネルの重ね合わせ端縁付近と相手の箱との間にはスペーサが介設され、前記両パネルは、表側に位置するパネルの重ね合わせ端縁が前記裏側に位置するパネルの重ね合わせ端縁に押し付けられてその押し付け力が前記スペーサで受けられることにより、前記屈曲部を扁平に変形させつつ両重ね合わせ端縁同士が弾性的に密接した状態で組み付けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記表裏のパネルの重ね合わせ端縁には、先端が相手のパネル側に向けて鈍角で屈曲された屈曲部が対向して形成され、各屈曲部の先端が相手のパネルに弾性的に当接した状態で組み付けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記表裏のパネルの重ね合わせ端縁には、鈎形状をなす密着面が形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記表裏のパネルの重ね合わせ端縁には、ラビリンス構造を形成する凹凸嵌合部が形成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明に係る断熱箱体の製造方法は、外箱内に内箱を間隔を開けて収納することで形成された外殻体が発泡治具にセットされ、前記内外の箱の間に発泡断熱材が充填されて形成される断熱箱体であって、前記外箱又は/及び内箱の少なくとも一面が、複数のパネルを端縁同士を重ねて繋ぐことにより形成されているものの製造方法において、互いに繋がれる両パネルの重ね合わせ端縁の少なくとも一方には、相手のパネル側に向けて予め曲げ形成された屈曲部が設けられるとともに、前記外箱内に前記内箱を収納するに際しては、前記両パネルのうち裏側に位置するパネルの重ね合わせ端縁付近と相手の箱との間にスペーサが宛われ、両パネルは、表側に位置するパネルの重ね合わせ端縁が前記裏側に位置するパネルの重ね合わせ端縁に押し付けられ、かつその押し付け力が前記スペーサで受けられつつ組み付けられるところに特徴を有する。
<請求項1及び請求項5の発明>
発泡作業は、外箱内に内箱を間隔を開けて収納した外殻体を発泡治具にセットし、特に外箱の外面と内箱の内面とに発泡治具を当てた状態とする。係る状態から発泡液を内外の箱の間に注入する。このとき、外箱又は/及び内箱における複数枚のパネルが繋がれた面では、隣り合うパネルのうちの表側のパネルの重ね合わせ端縁が、裏側のパネルの重ね合わせ端縁に押し付けられ、それがスペーサで受けられることにより、屈曲部を変形させつつ両重ね合わせ端縁が密接された状態にあり、したがって繋ぎ目から発泡液が洩れることが防止される。そののち、内外の箱内で発泡断熱材が発泡するが、発泡治具で押さえられているために、発泡圧を受けて、屈曲部をさらに屈曲させつつ両重ね合わせ端縁がさらに密接する。したがって、断熱箱体の製造後におけるパネルの繋ぎ目のシール性も確保される。
すなわち、格別のシール材やリベット等の締結具を用いなくても、パネルの繋ぎ目におけるシール性を確保することができ、断熱箱体を製造するに当たり、低コストで対応することができる。
<請求項2の発明>
両パネルの繋ぎ目では、それぞれの重ね合わせ端縁に形成された屈曲部の先端が、相手のパネルに弾性的に密接した状態にあり、発泡液の注入時において、繋ぎ目から発泡液が洩れることが防止される。発泡した際には、発泡圧を受けて両屈曲部が扁平に変形しつつ両重ね合わせ端縁が密接し、断熱箱体完成後におけるパネルの繋ぎ目のシール性も確保される。
パネルの重ね合わせ端縁を鈍角に屈曲するだけのきわめて簡単な構造で対応できる。
<請求項3の発明>
両重ね合わせ端縁同士が鈎形状に密着できるようになっているから、パネルの繋ぎ目における発泡液の洩れの防止機能と、断熱箱体完成後の繋ぎ目のシール機能とが、ともにより向上する。
<請求項4の発明>
両重ね合わせ端縁同士がラビリンス構造を形成するように凹凸嵌合することで、パネルの繋ぎ目における発泡液の洩れの防止機能と、断熱箱体完成後の繋ぎ目のシール機能とが、ともにより向上する。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。この実施形態では、業務用の4ドア冷蔵庫を例示している。
図1において、符号10は、冷蔵庫本体を構成する前面開口の断熱箱体であって、その底面の四隅に設けられた脚11で支持されるようになっている。断熱箱体10の前面開口は、図示しないが4個の出入口に仕切られ、それぞれ断熱扉12が開閉可能に装着されているとともに、断熱箱体10の上面には、複数枚のパネルを組み付けることによって機械室14が形成され、冷凍装置等が収納されている。
続いて、断熱箱体10の構造並びに製造の手順を説明する。
本実施形態の断熱箱体10は大まかには、外箱20内に所定間隔を開けて内箱40が収納されることにより、前面開口の二重箱からなる外殻体15が形成され、この外殻体15が発泡治具HJにセットされたのち、内外の箱20,40内に、発泡ウレタン樹脂等の発泡断熱材45が発泡充填されることで形成されるようになっている。
外箱20は、図2及び図3に示すように、それぞれステンレス鋼板からなる天面パネル21、底面パネル22、左右の側面パネル23、上下の枠体24及び2枚に分割された背面パネル30L,30Rとから構成されている。
天面パネル21と底面パネル22とは平板状であって、それぞれの後縁には、下向きまたは上向きのフランジ21A,22Aが形成されている。左右の側面パネル23は浅皿状に形成され、それぞれの前縁部23A側が内向きに直角曲げされている。上下の枠体24は、後面側に開口した横方向に細長い箱状に形成されている。
図3に示すように、左右の側面パネル23の前縁部23Aにおける上下両端には、それぞれ枠体24がわたされるとともに、左右の側面パネル23の上面板23Bと上側の枠体24の上面側に天面パネル21が当てられ、また、左右の側面パネル23の下面板23Cと下側の枠体24の下面側に底面パネル22が当てられ、それぞれの重ね合わせ部分に適宜間隔を開けてリベット26が打ち込まれることにより、図2に示すように、前後両面が開口した箱状をなす外箱本体28が形成される。この外箱本体28の後面(図2の手前側)では、天面パネル21と底面パネル22のフランジ21A,22Aと、左右の側面パネル23の後面板23Dとによって、後面開口29の開口縁部29Aが構成されるようになっている。
そして、この外箱本体28の後面開口29を塞いで、左右2枚の背面パネル30L,30Rが張られるようになっている。
両背面パネル30L,30Rは方形状をなし、縦寸法は、上記した外箱本体28の後面の高さにほぼ匹敵し、横寸法は、同外箱本体28の後面における間口の半分よりも所定寸法長く取られている。したがって両背面パネル30L,30Rを、外箱本体28の後面の開口縁部29Aに合わせて張ると、左側の背面パネル30Lの右側縁部と、右側の背面パネル30Rの左側縁部とが所定寸法表裏に重なり合うようになっている。
この実施形態では、左側の背面パネル30Lの右側縁部の裏側に、右側の背面パネル30Rの左側縁部が重ねられるようになっている。以後、左側の背面パネル30Lの右側縁部を重ね合わせ端縁31、右側の背面パネル30Rの左側縁部を重ね合わせ端縁32と称する。そして、左右の背面パネル30L,30Rの重ね合わせ端縁31,32では、先端が相手の背面パネル30R,30L側に向けて鈍角で屈曲された、端的には「へ」の字形に屈曲された屈曲部33が対向して形成されている。
また、両背面パネル30L,30Rにおける重ね合わせ端縁31,32を除いた周縁には、リベット孔35が適宜間隔を開けて形成されている。一方、外箱本体28の後面の開口縁部29Aにも、リベット孔36が対応して形成されている。
続いて、断熱箱体10の製造手順の一例を説明する。まず図2に示すように、前後両面が開口した外箱本体28が形成される。この外箱本体28の後面に対して、右背面パネル30R、左背面パネル30Lの順に当てられ、両背面パネル30L,30Rの重ね合わせ端縁31,32を除いた周縁が、外箱本体28の開口縁部29Aにリベット26によって固定される。これにより、外箱20の組み付けが完了する。
ここで、両背面パネル30L,30Rの重ね合わせ端縁31,32は、その上下両端部では、図4に示すように、両屈曲部33がほぼ扁平に変形した状態で重ね合わされる。一方、上下方向の中央部では、図5に参照して示すように、左側(表側)の背面パネル30Lの重ね合わせ端縁31が、右側(裏側)の背面パネル30Rの重ね合わせ端縁32を押さえ付けた状態となる。
上記のように組み付けられた外箱20の内側に、この外箱20よりも一回り小さい前面開口の箱状をなす内箱40が、所定の間隔を開けて収納される。内箱40は、外箱20と同様に、ステンレス鋼板からなる複数のパネルを組み付けて形成されている。なお大きさによっては、一枚板から形成されたり、合成樹脂材で一体成形されていてもよい。
また、外箱20と内箱40との間に所定間隔を取るために、両箱20,40の間にスペーサ42が適宜間隔を開けて介装されるようになっている。スペーサ42は、断熱材でもある発泡スチロール等からブロック状に形成され、適度の剛性と弾性とを備えている。
例えば、外箱20と内箱40の背面同士の間には、図1に示すように、横幅方向の左右両端部と中央部とにおいて、それぞれ上中下の3位置の都合9箇所にスペーサ42が介設されており、例えば内箱40の背面側に予め貼り付けられる。中央部の3個のスペーサ42は、図5に参照して示すように、右側(裏側)の背面パネル30Rの重ね合わせ端縁32と対応した位置を取る。
このように、スペーサ42が貼り付けられた内箱40が外箱20内に収納されて外殻体15が組み付けられると、外箱20における左右の背面パネル30L,30Rの重ね合わせ端縁31,32が重ねられた部分では、図5に示すように、表側の背面パネル30Lの重ね合わせ端縁31が、裏側の背面パネル30Rの重ね合わせ端縁32を押さえ付け、それがスペーサ42で受けられることにより、スペーサ42を若干変形させ、また両屈曲部33を扁平に変形させつつ両重ね合わせ端縁31,32が密接された状態となる。
このように組み付けられた外殻体15が発泡治具HJにセットされ、例えば外殻体15の背面では、外箱20の背面の外側と、内箱40の背面の内側とに発泡治具HJが当てられる。係る状態から、外殻体15内すなわち内外の箱20,40の間に発泡液が注入される。このとき、外箱20における2枚の背面パネル30L,30Rが繋がれた部分では、上記したように、表側の背面パネル30Lの重ね合わせ端縁31が、裏側の背面パネル30Rの重ね合わせ端縁32に弾性的に押し付けられ、それがスペーサ42で受けられることにより、屈曲部33を変形させつつ両重ね合わせ端縁31,32が密接された状態にあり、したがって繋ぎ目から発泡液が洩れることはない。
そののち、内外の箱20,40内で発泡断熱材45が発泡するが、発泡治具HJで押さえられているために、図6に示すように、発泡圧を受けて、両屈曲部33がさらに扁平に変形しつつ両重ね合わせ端縁31,32がさらに密接する。したがって、断熱箱体10の製造後における両背面パネル30L,30Rの繋ぎ目のシール性も確保される。
以上のように本実施形態によれば、外箱20の背面を2枚の背面パネル30L,30Rを繋いで形成する場合において、格別のシール材やリベット等の締結具を用いなくても、両背面パネル30L,30Rの繋ぎ目からの発泡液の洩れ、及び同繋ぎ目のシール性を確保することができ、断熱箱体10を製造するに当たり低コストで対応することができる。
特に、両背面パネル30L,30Rの重ね合わせ端縁31,32を鈍角に屈曲するだけの構造であるから、簡単に対応できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図7及び図8によって説明する。
この実施形態2では、外箱20の背面が、左右2枚の背面パネル50L,50Rを繋いで張られていることは同様であるが、両背面パネル50L,50Rの重ね合わせ端縁の形状に変更が加えられている。
左右の背面パネル50L,50Rは、図8に示すように、それらの右側縁と左側縁のうち、外箱本体28の後面の開口縁部29Aにおける上縁と下縁とに当てられる上下両端部を除いた部分で、互いに重ね合わされるようになっている。
左側(表側)の背面パネル50Lの重ね合わせ端縁51には、前方と左方とに二度直角曲げされた小鈎部53が形成されているとともに、右側(裏側)の背面パネル50Rの重ね合わせ端縁52には、上記の小鈎部53を覆って嵌めることが可能なように、同じく前方と左方とに二度直角曲げされた一回り大きい大鈎部54が形成されている。そして、表側の背面パネル50Lの重ね合わせ端縁51では、図7の拡大図の鎖線に示すように、小鈎部53が若干裏側に突出した傾斜姿勢に予め屈曲形成されている。この傾斜部分が本発明の屈曲部55に相当する。また、スペーサ42は、裏側の背面パネル50Rの重ね合わせ端縁52に当てられるようになっている。
この実施形態2でも、スペーサ42が貼り付けられた内箱40が外箱20内に収納されて外殻体28が組み付けられ、その外殻体28が発泡治具HJにセットされたのち内外の箱20,40内に発泡液が注入されるが、外箱20における2枚の背面パネル50L,50Rが繋がれた部分では、表側の背面パネル50Lの重ね合わせ端縁51が、裏側の背面パネル50Rの重ね合わせ端縁52を弾性的に押さえ付けるのがスペーサ42で受けられることにより、屈曲部55が真直姿勢に変形しつつ両鈎部53,54が密着した状態にあり、したがって繋ぎ目から発泡液が洩れることはない。そののち、内外の箱20,40内で発泡断熱材45が発泡するが、発泡治具HJで押さえられているために、発泡圧を受けて両鈎部53,54がさらに密着し、断熱箱体10の製造後における両背面パネル50L,50Rの繋ぎ目のシール性も確保される。
両重ね合わせ端縁51,52同士が鈎形状に密着できるようになっているから、背面パネル50L,50Rの繋ぎ目における発泡液の洩れの防止機能と、断熱箱体10完成後の繋ぎ目のシール機能とがより向上する。
<実施形態3>
図9は本発明の実施形態3を示す。この実施形態3では、表側の背面パネル60Lの重ね合わせ端縁61には、前方に直角曲げされた差込片63が形成されているとともに、裏側の背面パネル60Rの重ね合わせ端縁62には、上記の差込片63が表側からほぼ緊密に差し込み可能な差込溝64が形成されている。そして表側の背面パネル60Lの重ね合わせ端縁61では、同図の拡大図の鎖線に示すように、差込片63が若干内方に突出した傾斜姿勢に予め屈曲形成されている。この傾斜部分が本発明の屈曲部65に相当する。同じくスペーサ42は、裏側の背面パネル60Rの重ね合わせ端縁62に当てられるようになっている。
この実施形態3では、外箱20における2枚の背面パネル60L,60Rが繋がれた部分において、表側の背面パネル60Lの重ね合わせ端縁61が、裏側の背面パネル60Rの重ね合わせ端縁62を弾性的に押さえ付けるのがスペーサ42で受けられることにより、屈曲部65が真直姿勢に変形しつつ、差込片63が差込溝64の溝面に一部を密着させつつ嵌合された状態にあり、したがって繋ぎ目から発泡液が洩れることはない。そののち、内外の箱20,40内で発泡断熱材45が発泡するが、発泡治具HJで押さえられているために、発泡圧を受けて差込片63と差込溝64の溝面とがさらに密着し、断熱箱体10の製造後における両背面パネル60L,60Rの繋ぎ目のシール性も確保される。
両重ね合わせ端縁61,62同士は、差込片63が差込溝64に嵌り、一部が密着する上にラビリンス構造を構成するようになっているから、背面パネル60L,60Rの繋ぎ目における発泡液の洩れの防止機能と、断熱箱体10完成後の繋ぎ目のシール機能とがより向上する。
<関連技術>
図10は本発明の関連技術を示す。この関連技術では、外箱20Aにおける背面側の角の部分、すなわち背面パネル70の左右の側縁と、側面パネル71の後縁とを直角に繋ぐ部分において、シール部材を用いなくても、発泡断熱材の洩れを防ぐ手段を示している。
背面パネル70の側縁には、先端側が前方に突出した傾斜部72が形成されている。一方、側面パネル71の後縁は、内方に直角曲げされたのち、その先に、上記した背面パネル70の傾斜部72と平行をなす傾斜部73が曲げ形成されている。
そして、両傾斜部72,73が対向するように外箱20Aを組み付け、さらにその内側に内箱(図示せず)を収納して外殻体を形成し、発泡治具HJにセットしたのち内外の箱内に発泡液を注入すると、背面パネル70が発泡治具HJで押さえられ、かつ発泡圧を受けることで、両傾斜部72,73が真直姿勢に変形しつつ互いに密着し、同繋ぎ部分から発泡断熱材が洩れることが防がれる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1において、屈曲部は表裏の背面パネルの重ね合わせ端縁のいずれか一方のみに形成されていてもよい。
(2)実施形態2と実施形態3において、屈曲部は裏側の背面パネルの重ね合わせ端縁側に設けられていてもよく、また表裏両方の重ね合わせ端縁に設けられていてもよい。
(3)分割されたパネルを繋いで形成する面は背面に限らず、他の面であってもよい。
(4)パネルの分割枚数は3以上であってもよい。
(5)本発明は、上記実施形態に例示した断熱箱体を構成する外箱側のみに限らず、内箱においてその少なくとも一面が分割されたパネルを繋いで形成されているものにも適用可能である。
(6)本発明は、業務用冷蔵庫の本体を構成する断熱箱体に限らず、要は外箱又は/及び内箱の少なくとも一面が、複数のパネルを端縁同士を重ねて繋ぐことにより形成されている断熱箱体全般に広く適用することができる。
本発明の実施形態1に係る断熱箱体の外観斜視図 外箱の分解斜視図 外箱本体の分解斜視図 外殻体における図1のX−X線断面図 外殻体における図1のY−Y線断面図 図1のX−X線断面図 実施形態2に係る外殻体の背面部分の断面図 図7のZ−Z線断面図 実施形態3に係る外殻体の背面部分の断面図 関連技術の断面図
符号の説明
10…断熱箱体 15…外殻体 20…外箱 26…リベット 28…外箱本体 29…後面開口 30L,30R…背面パネル 31,32…重ね合わせ端縁 33…屈曲部 40…内箱 42…スペーサ 45…発泡断熱材 50L,50R…背面パネル 51,52…重ね合わせ端縁 53,54…鈎部 55…屈曲部 60L,60R…背面パネル 61,62…重ね合わせ端縁 63…差込片 64…差込溝 65…屈曲部 HJ…発泡治具

Claims (5)

  1. 外箱内に内箱を間隔を開けて収納することで形成された外殻体が発泡治具にセットされ、前記内外の箱の間に発泡断熱材が充填されて形成される断熱箱体であって、前記外箱又は/及び内箱の少なくとも一面が、複数のパネルを端縁同士を重ねて繋ぐことにより形成されているものにおいて、
    互いに繋がれる両パネルの重ね合わせ端縁の少なくとも一方には、相手のパネル側に向けて予め曲げ形成された屈曲部が設けられるとともに、前記両パネルのうち裏側に位置するパネルの重ね合わせ端縁付近と相手の箱との間にはスペーサが介設され、前記両パネルは、表側に位置するパネルの重ね合わせ端縁が前記裏側に位置するパネルの重ね合わせ端縁に押し付けられてその押し付け力が前記スペーサで受けられることにより、前記屈曲部を扁平に変形させつつ両重ね合わせ端縁同士が弾性的に密接した状態で組み付けられていることを特徴とする断熱箱体。
  2. 前記表裏のパネルの重ね合わせ端縁には、先端が相手のパネル側に向けて鈍角で屈曲された屈曲部が対向して形成され、各屈曲部の先端が相手のパネルに弾性的に当接した状態で組み付けられていることを特徴とする請求項1記載の断熱箱体。
  3. 前記表裏のパネルの重ね合わせ端縁には、鈎形状をなす密着面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の断熱箱体。
  4. 前記表裏のパネルの重ね合わせ端縁には、ラビリンス構造を形成する凹凸嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の断熱箱体。
  5. 外箱内に内箱を間隔を開けて収納することで形成された外殻体が発泡治具にセットされ、前記内外の箱の間に発泡断熱材が充填されて形成される断熱箱体であって、前記外箱又は/及び内箱の少なくとも一面が、複数のパネルを端縁同士を重ねて繋ぐことにより形成されているものの製造方法において、
    互いに繋がれる両パネルの重ね合わせ端縁の少なくとも一方には、相手のパネル側に向けて予め曲げ形成された屈曲部が設けられるとともに、前記外箱内に前記内箱を収納するに際しては、前記両パネルのうち裏側に位置するパネルの重ね合わせ端縁付近と相手の箱との間にスペーサが宛われ、両パネルは、表側に位置するパネルの重ね合わせ端縁が前記裏側に位置するパネルの重ね合わせ端縁に押し付けられ、かつその押し付け力が前記スペーサで受けられつつ組み付けられることを特徴とする断熱箱体の製造方法。
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