JP4238879B2 - 照明装置及び液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置及び液晶表示装置に関し、光源部材が実装された配線基板が所定の
接着面部に接着されてなる照明装置及び液晶表示装置に関する。
一般に、光源である発光ダイオード(Light Emitting Diode ;
以下、LEDと称する。)等から出射される光を所定の方向へ出射する照明装置として、
光源からの光を、アクリル等の透光性を有する材料からなる導光部材により導くことによ
り、所定の方向へ出射する照明装置が知られている。
このような照明装置は、例えば液晶表示装置のサイドライト型のバックライトユニット
として用いられている。サイドライト型のバックライトユニットは、主に導光部材である
平板状の導光板の側面にLEDを配設することで構成されており、LEDから出射されて
導光板の側面から入射する光を、出射面である主面から導光板の厚さ方向(導光板の主面
の法線方向)に出射するものである。導光板の出射面上には、拡散板及びプリズムシート
等の光学シートが配設されており、導光板から出射された光を面状に略均一に拡散させる
また、液晶表示装置では、このバックライトユニットの観察者側に、透過型の液晶パネ
ルが配設されており、バックライトユニットから出射された光が、透過型の液晶パネルに
よって変調されて観察者側に出射されることで、液晶表示装置の表示が行われる。
上述のような照明装置であるバックライトユニットでは、小型軽量化を目的として、L
EDが実装面上に実装された可撓性を有する配線基板であるフレキシブルプリント基板(
以下、FPCと称する。)が用いられ、該FPCは、両面粘着シート(両面テープ)を介
してバックライトユニットの所定の箇所に接着される。このように光源であるLEDが実
装されたFPCを、両面テープを介して所定の箇所に接着する構成を有したバックライト
ユニットは、例えば特開2005−294172号公報に面状照明装置として開示されて
いる。
特開2005−294172号公報
特開2005−294172号広報に開示されているような、LEDが実装されたFP
Cを、両面テープを介して所定の箇所に接着する構成を有したバックライトユニットでは
、例えば、LEDの位置ずれに起因する輝度むらや、異物の混入、筐体の変形等の不良が
、FPCを接着した後に発見された場合、一度FPCを接着している両面テープから剥が
して不良箇所を修理するリワーク作業を行わなければならない。このように、両面テープ
からFPCを剥がす場合には、FPCは可撓性を有するため、剥がそうとする力に応じて
変形を起こす。しかしながら、FPC上に実装されたLED等の電子部品には一般に可撓
性がないため、FPCが変形した場合には、LEDの端子部とFPCとの半田による接合
部に過大な応力がかかり、該接合部が剥離してしまう、もしくはクラック(ひび)が入っ
てしまうという問題があった。
LEDの端子部との接合部に剥離又はクラックが生じた場合には、FPCを交換しなけ
ればならない。また、クラックが生じなくとも、LEDの端子部に過大な応力が加わるこ
とはLEDの点灯不良の原因となるため避けなければならない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、リワーク作業時にLEDの端子部
とFPCとの接合部に過大な応力がかかることのない照明装置及び液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。
本発明に係る照明装置は、光源と、前記光源が実装される可撓性の基板と、前記基板が接着される構造体と、を備えた照明装置であって、前記基板は、前記基板の一端の側に前記光源が実装されるとともに、前記基板の他端の側は前記構造体と重なる領域から外側に延在し、前記構造体とは、前記基板とは対向する一方の面の複数の接着領域に配置された接着部材で接着され、前記複数の接着領域における粘着力は、前記基板の一端の側に位置する接着領域よりも他の領域に位置する接着領域の方が強く設定されていることを特徴とする。
本発明のこのような構成によれば、構造体の接着面部に接着された配線基板を、リワー
ク時に配線基板を配線の一端の側(光源部材に接続された側)から剥がすことにより、接
着部材の粘着力が弱い側から剥がすこととなるため、光源部材であるLEDと配線基板と
の接合部に過大な応力をかけてしまうことがない。
また、本発明は、前記基板の最も他端の側に配設される前記接着部材が、前記構造体と前記基板に対して最も強い粘着力を有することが好ましい。
このような構成によれば、接着部材は、異なる粘着力を有する両面粘着シートを用いて
構成でき、より容易かつ安価に照明装置を構成することができるという効果を有する。
また、本発明は、前記基板の最も他端の側に配設される前記接着部材は、前記光源よりも前記基板の他端の側に配設されることが好ましい。
このような構成によれば、リワーク作業時に基板を剥がす場合に、最も強い粘着力を有する接着部材が、光源部材であるLEDが実装された箇所よりも後に剥がされるため、基板のLEDが実装された箇所が屈曲してしまうことがなく、LEDと基板との接合部に確実に過大な応力をかけてしまうことがない。
また、本発明は、複数の前記接着部材の前記基板及び前記構造体に粘着する面積を異ならせることにより、それぞれの前記接着領域における前記基板と前記構造体との粘着力を異ならせることを特徴とする
このような構成によれば、配線基板を接着する接着力を所定の値に変更することが可能
となるため、通常の使用時には配線基板が構造部材から剥がれてしまうことがなく、リワ
ーク時には剥がしやすいといった、より好適な配線基板に加えられる応力の均衡をとるこ
とができる。
また、本発明は、複数の前記接着部材の前記構造体と前記基板とを接着する粘着力は第1及び第2の粘着力を有する2種類の接着部材からなり、前記基板の最も他端の側に配設される前記接着部材が前記第1の粘着力を有し、前記第1の粘着力は、180度引きはがし粘着力が15〜20N/20mmであって、前記第2の粘着力は、180度引きはがし粘着力が1〜5N/20mmであることが好ましい。
このような構成によれば、2種類の粘着力を有する接着部材のみで本発明を構成することができるため、より安価に照明装置を構成することができる。
また、本発明は、前記基板は、前記基板の他端の側で前記構造体と重なる領域から外側に延在した後に前記構造体側に屈曲されていることが好ましい。
また、本発明は、複数の前記接着部材は両面粘着シートであり、それぞれの前記接着領域における前記基板と前記構造体との粘着力を異ならせることを特徴とする。
このような構成によれば、接着部材は、異なる粘着力を有する両面粘着シートを用いて構成でき、より容易かつ安価に照明装置を構成することができるという効果を有する。
また、本発明は、前記構造体が枠状フレームと前記光源からの光を導く導光部材とを少なくとも含み、前記基板は、前記枠状フレームと前記導光部材とに接着されることを特徴とする。

このような構成によれば、配線基板が弾性的に復元しようとする反発力により、配線基
板が接着面部から剥がれてしまうことを防ぐことができる。したがって、照明装置を使用
する過程において、光源部材が移動してしまうことによる照明装置の輝度むらの発生を防
ぐことができる。
また、本発明に係る液晶表示装置は、前記照明装置を備えたことを特徴とする。
本発明のこのような構成によれば、製造工程時におけるリワーク作業の失敗に起因する
不良品の廃棄個数を抑えることができるため、安価に液晶表示装置を製造することが可能
となる。また、照明装置に照明光の輝度むらが生じることがないため、安定して表示品位
の高い画像を提供することが可能となる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を液晶表示装置及びそのバックライトユニットとして適用した例を、第1
の実施形態として図1から図5を参照して説明する。なお、以下の説明に用いた各図にお
いては、各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異なら
せてある。図1は、液晶表示装置500の斜視図である。図2は、図1のII−II断面図で
ある。図3は、液晶表示装置500の分解斜視図である。
本実施形態の液晶表示装置500は、透過型の液晶パネル10と、光源部材である発光
ダイオード(Light Emitting Diode ;以下、LEDと称する。)
を光源とした照明装置であるバックライトユニット100とを具備した、いわゆる透過型
の液晶表示装置である。
本実施形態の液晶表示装置500は、液晶パネル10と、バックライトユニット100
とを具備して構成される。図3に示すように、液晶パネル10は、ガラスもしくは石英等
からなる第1基板11と第2基板12との間に液晶を挟持してなり、該液晶の配向状態を
変化させることにより、画像表示領域10aに第1基板11側から入射する光を変調して
第2基板12側から出射することで、矩形状の画像表示領域10aにおいて画像を表示す
るものである。
一方、本実施形態の照明装置であるバックライトユニット100は、光源部材であるL
ED900から出射される光を、液晶パネル10の画像表示領域10aよりも大きい矩形
状の領域内において面状に略均一に分布させて、照明光として液晶パネル10の方向へ出
射する装置である。
なお、以下の説明において、第2基板12の表面に平行な平面上において画像表示領域
10aの長手方向に平行な軸をY軸と称し、Y軸に直交し短手方向に平行な方向をX軸と
称する。また、第2基板12の表面の法線に平行な軸をZ軸と称する。また、液晶表示装
置500の各部材を、Z軸に平行であり、かつ液晶パネル10の第2基板12側から見る
場合の視点を、平面視と称する。
本実施形態の液晶パネル10は、駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方
式の液晶パネルである。第1基板11の液晶側の表面上には、画素スイッチング用能動素
子としてのTFTや走査線、データ線等の配線が形成された後の画素電極上に、配向膜が
形成されている。他方、第2基板12の液晶側の表面上には、対向電極及び最上層部分に
配向膜が形成されている。また、液晶は、これら一対の配向膜間に印加される電圧に応じ
て、所定の配向状態をとる。該液晶の配向状態に応じて、第1基板11側から入射し第2
基板12側から出射する光の偏光状態が変化する。
また、第1基板11の入射光が入射する側及び第2基板12の出射光が出射する側には
各々、例えば、TN(ツイステッドネマティック)モード、STN(スーパーTN)モー
ド、D−STN(ダブル−STN)モード、VA(垂直配向)モード等の動作モードや、
ノーマリーホワイトモード/ノーマリーブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位
相差フィルム、偏光板など(図示せず)が所定の方向で配置される。
なお、本実施形態では、液晶パネル10に透過型のTFTアクティブマトリクス駆動方
式の液晶パネルを用いているが、液晶パネル10は、任意の駆動方式及び採光方式によっ
て構成されてよい。例えば、液晶の駆動方式は単純マトリクス駆動方式であってもよく、
また採光方式は、半透過半反射型であってもよい。また、液晶パネルにアクティブマトリ
クス方式の駆動方式を採用した場合、液晶パネルは能動素子としてTFDを用いたもので
あってもよい。
また、第1基板11は、第2基板12の法線方向から見て(平面視で)、Y方向片側に
第2基板12よりも延出した箇所を有し、該延出した箇所の第2基板12側表面には、駆
動回路であるドライバIC13及び外部接続端子が形成されている。該外部接続端子上に
は、可撓性を有する配線基板であるフレキシブルプリント基板(以下、FPCと称する。
)200が実装されている。
FPC200は、ポリイミド等の多層の絶縁性フィルム部材の表面もしくは中間に所定
の導電パターンが形成されて構成された可撓性を有するフィルム状の配線基板である。F
PC200は、本実施形態では、片側の表面である実装面MF上にのみ導電パターンが露
出して形成され、中間層に配線が形成されてなる。FPC200は、液晶パネル10側の
基端部201aの実装面MF上に端子部が形成されており、該端子部が液晶パネル10の
外部接続端子部と異方性導電接着剤により接続されている。
図3に示すように、FPC200は、折り曲げずにXY平面上に展開し広げた状態にお
いては、平面視で基端部201aからY軸に平行であり、かつ液晶パネル10から遠ざか
る方向に延出する基部201と、基部201の先端部201bからX軸に平行な両方向に
それぞれ延出する箇所とを有した略T字状の形状を有する。
FPC200のX軸に平行な両方向に延出する箇所のうち、平面視でY軸に平行な方向
を上下方向とし、基部201の先端部201bを下方とした場合に、先端部201bから
一方である左方に延出する箇所がLED−FPC部210であり、先端部201bから他
方である右方に延出する箇所がコネクタ部220である。
FPC200のLED−FPC部210の実装面MF上には、LED900が、X軸に
平行な方向に一方向に配列されて3個実装されている。LED900は、発光面LSがF
PC200の実装面MFに対し略直交し、光の出射方向Lが実装面MFに対し平行となる
、いわゆるサイドビュー型(側面発光型)の表面実装型のチップLEDである。本実施形
態では、図3に示すように、FPC200を折り曲げずにXY平面上に広げた状態におい
て、LED900は、LED900の発光面LSをXZ平面と略平行に、かつFPC20
0の液晶パネル10側の基端部201aとは反対の方向を向くように実装されている。す
なわち、FPC200を折り曲げずにXY平面上に広げた状態においては、光源部材であ
るLED900が出射する光の出射方向Lは、Y方向と略平行であり、かつ液晶パネル1
0から遠ざかる方向である。LED900は、本実施形態では白色光を発する。
なお、LED900は、白色光に限らず、その他の波長の単色光を発するものであって
もよく、また1チップ中に複数の異なる波長の光を発する複数の発光ダイオードを内蔵し
た、いわゆるマルチカラー型のLEDチップであってもよい。
また、LED−FPC部210は、基端部に平面視でY軸と平行な方向についてLED
900が実装された箇所よりも細く形成された、折り返し部203を有している。FPC
200は、後述するように該折り返し部203において屈曲されて折り返される。
一方、FPC200のコネクタ部220の先端部の実装面MF上には、液晶パネル10
の外部接続端子部、及びLED−FPC部210のLED900に配線を介して電気的に
接続された外部コネクタ端子221が形成されている。該外部コネクタ端子221を介し
て、液晶パネル10及びLED900は外部装置に電気的に接続されて駆動される。
すなわち、LED−FPC部210の実装面MF上に実装されたLED900に一端の
側が電気的に接続されて終端された配線である複数のLED用配線230は、該一端の側
からコネクタ部220の方向へ延在し、他端の側が外部と電気的に接続される接続経路で
ある外部コネクタ端子部221に電気的に接続されている。よって、FPC200が屈曲
されて折り返される折り返し部203は、LED−FPC部210の実装面MF上に実装
されたLED900よりも、配線であるLED用配線230の他端の側に形成されている
と換言できる。
また、FPC200の、液晶パネル10からY軸に平行な方向に延出する箇所である基
部201の先端部201bには、X軸に平行な方向に距離Wだけ離間して穿設された円形
の貫通孔である二つの基準孔202が形成されている。さらに、LED−FPC部210
にも、X軸に平行な方向に距離Wだけ離間して二つの基準孔202が穿設されている。こ
れら4つの基準孔202は、X軸に平行な同一直線上に配列されている。
なお、FPC200のLED−FPC部210及び光源部材であるLED900は、後
述するように、照明装置であるバックライトユニット100を構成する部材の一部である
が、本実施形態では、液晶表示装置500の小型化、構成部品点数の削減及び組立工数の
低減を目的として、液晶パネル10のFPC200と一体化されて形成されているもので
ある。したがって、LED900及びLED900が配列されて実装される基板は、FP
C200とは別体として形成され、後述するバックライトユニット100に具備されるも
のであってもよい。
一方、図2及び図3に示すように、バックライトユニット100は、導光部材である導
光板40と、光学シート30と、反射シート34と、前述したLED−FPC部210と
、これらを保持し収容する構造体である枠状のフレーム300とを具備して構成されてい
る。
導光板40は、平面視で液晶パネル10の画像表示領域10aよりも大きく形成された
平面視略矩形状の略平板状の部材であり、透明もしくは半透明の透光性を有する材料によ
り主に構成されている。略平板上の導光板40は、一側面である入射面40aから入射さ
れた光を、平面視で面状に分布させて平板の主面である出射面40bから出射するための
ものであり、アクリル樹脂等により形成されている。また、Y軸に平行な導光板40の両
側面には、それぞれ後述するフレーム300に固定するための係止爪41が2箇所ずつ突
出して形成されている。
光学シート30は、それぞれが平面視略矩形状の同一形状に形成されたシート状の部材
である、拡散板33、プリズムシートX32及びプリズムシートY31が重ね合わされて
構成されている。拡散板33は、構成材料の性質もしくは表面形状により、透過する光を
拡散させることで、出射する光の輝度分布をXY平面方向に均一化するためのものである
。また、プリズムシートX32及びプリズムシートY31は、それぞれX軸及びY軸に直
線状に沿って延在する断面が略三角形のプリズムが並列に配列されて形成されており、透
過する光の出射方向を整えることで、所定の方向に対する光の出射強度を高める目的を有
する。
光学シート30は、拡散板33とプリズムシートY31との間にプリズムシートX32
を挟持してなり、拡散板33側から入射された光を、XY平面方向に輝度分布を均一化し
、さらに出射方向を整えてプリズムシートY31側から出射する。また、反射シート34
は、導光板40側の表面に光を反射する鏡面部が形成されたシート状の部材である。
なお、導光板40に、光学シート30と同等の機能を持たせることで、光学シート30
を具備しないバックライトユニット100を構成することも可能である。
構造体であるフレーム300は、平面視で前記導光板40の外周形状と略同一形状の貫
通孔である開口部301を有した樹脂製の枠状の部材であり、樹脂成型により形成されて
いる。略矩形状の開口である開口部301のY軸に平行な両側面には、それぞれ2つの貫
通孔である係止孔304が形成されている。該係止孔304に、導光板40の係止爪41
を係合させることで、導光板40が、フレーム300の開口部301内に収容され固定さ
れる。
フレーム300に導光板40が固定された状態で、導光板40の出射面10b側には光
学シート30が貼り付けられ、導光板40の出射面10bとは反対側の主面側には反射シ
ート34が鏡面部を導光板40側に向けて貼り付けられている。
また、フレーム300は、平面視で開口部301のY軸に平行な方向の一方の側に、導
光板40の出射面40bと略同一平面上に位置する平面部であるFPC固定面303が形
成されている。FPC固定面303は、LED−FPC部210を接着手段である両面粘
着シートを介して接着する接着面部である。また、フレーム300の、平面視でFPC固
定面303内には、円形の貫通孔である二つの基準孔310がX軸に平行な方向に距離W
だけ離間して形成されている。基準孔310の内径は、FPC200に形成された基準孔
202と略同一である。
また、バックライトユニット100のフレーム300には、液晶パネル10の外周が内
嵌される液晶嵌合部305が形成されている。該液晶嵌合部305に液晶パネル10を嵌
め合わせた状態で、液晶パネル10の画像表示領域10aと、導光板40の出射面40b
とが平面視で重なり合う。
ここで、液晶パネル10と、バックライトユニット100とを組み付ける場合の、FP
C200の取り回し方法を、図4を参照して説明する。図4は、液晶パネル10とFPC
200との組付け方を説明する説明図である。
液晶パネル10と、バックライトユニット100との組み付けには、図4(a)に示す
形態の冶具800を使用する。冶具800は、平面である冶具上面800a上に、冶具上
面800aに略直交する方向に突設され、距離Wだけ離間して配置された2本の円柱状の
位置決めピン801を備えている。位置決めピン801は、バックライトユニット100
のフレーム300に形成された基準孔310、及び液晶パネル10のFPC部200に形
成された基準孔202内に所定のクリアランスを有して嵌め合わされる外径を有する。
液晶パネル10と、バックライトユニット100とを組み付ける場合には、まず、液晶
パネル10を、第2基板12を下向きにして、すなわち第2基板12の液晶とは反対側の
表面を冶具上面800aに対向させて、冶具上面800a上に載置する。このとき、FP
C200の基部201の先端部201bに形成された2つの基準孔202内に、それぞれ
冶具800の位置決めピン801が挿通されるようにしておく。この状態において、FP
C200の実装面MFは、上方を向いている。
次に、FPC200の実装面MF側であり、かつ基部201の2つの基準孔202間に
、両面粘着シート810を貼り付ける。
次に、バックライトユニット100の導光板40の出射面40bを上側として、フレー
ム300の2つの基準孔310内に、それぞれ位置決めピン801が挿通されるように、
バックライトユニット100を、液晶パネル10のFPC200の上方に載置する。この
とき、液晶パネル10の第1基板11と、バックライトユニット100の導光板40とが
、平面視で2本の位置決めピン801を結ぶ線分を挟んで両側に位置するように、バック
ライトユニット100を載置する。この作業により、FPC200の基部201の先端部
201bの実装面MFと、バックライトユニット100のフレーム300の下面とが、位
置決めピン801により相対的な位置を決められた状態で、両面粘着シート810を介し
て接着される。
次に、図4(b)に示すように、FPC200のLED−FPC部210を、実装面M
Fが内側となるように折り返し部203において折り返し(図中矢印F1方向)、LED
−FPC部210を、所定の接着面部であるFPC固定面303及び導光板40の出射面
40b上に、複数の両面粘着シート820を介して接着し固定する。このとき、LED−
FPC部210の2つの基準孔202内に、それぞれ位置決めピン801が挿通されるよ
うにして、LED−FPC部210を固定する。これにより、LED900が導光板40
の入射面40aに対して位置決めされる。
次に、液晶パネル10を、第1基板11が内側となるようにFPC200の基部201
において折り返し(図中矢印F2方向)、液晶パネル10を、フレーム300の液晶嵌合
部305内に嵌合し、固定する。
以上の方法により、FPC200を折り曲げて取り回すことにより、液晶パネル10の
第1基板に接続されているFPC200のLED−FPC部210が、バックライトユニ
ット100の所定の接着面部に接着されて固定され、さらに液晶パネル10と、バックラ
イトユニット100とが組み合わされ、図1に示した液晶表示装置500が完成するので
ある。
以上に説明したように取り回されたFPC200のLED−FPC部210は、実装面
MFを液晶パネル10とは反対側に向けた状態、すなわち実装面MFを導光板40の出射
面40bに対向させた状態で、所定の接着面部であるFPC固定面303及び導光板40
の出射面40b上に、両面粘着シートを介して接着され固定されている。この状態で、図
2に示すように、LED−FPC部210の実装面MF上に実装されたLED900の発
光面LSは、導光板40の入射面40aに対向する。
上述の本実施形態のバックライトユニット100では、光源であるLED900の発光
面LSから出射方向Lに出射された光が、導光板40内に入射面40aから入射される。
導光板40に入射された光は、導光板40内で導光され、さらに分散されて出射面40b
から面状に出射される。導光板40から出射された光は、さらに光学シート30によりX
Y平面方向についての輝度分布を略均一化されて、液晶パネル10方向へ照明光として出
射される。
本実施形態の液晶表示装置500は、図1に示すように、バックライトユニット100
の液晶嵌合部305内に、液晶パネル10が嵌め合わされ、両面粘着シート等により固定
されて構成される。バックライトユニット100から出射されるXY平面方向に略均一な
輝度分布を有した照明光により、照明光の出射方向に配設された液晶パネル10の画像表
示領域10aが照明されるのである。
ここで、本実施形態の照明装置であるバックライトユニット100の、光源部材である
LED900が実装された配線基板であるLED−FPC部210が、所定の接着面部で
あるFPC固定面303及び導光板40の出射面40b上に接着されて固定される構成を
、図5を参照して詳細に説明する。図5は、バックライトユニット100を出射面40b
の法線方向から見た部分拡大図である。
図5において、右上がり及び右下がりの斜線のハッチングにより示した領域は、LED
−FPC部210と、FPC固定面303及び導光板40の出射面40bとの間に介装さ
れ両者を接着する接着部材である両面粘着シートが配設されている箇所を示している。ま
た、図5における2点鎖線は、一端がLED900に電気的に接続された配線230を示
している。
図5に示すように、平面視で導光板40の入射面40aが形成された辺の両側には、該
辺に接し、フレーム300に形成された所定の接着面部であるFPC固定面303が配設
されている。FPC固定面303は、前述のようにフレーム300に収容され固定された
導光板40の出射面40bと略同一の平面上に位置している。
LED−FPC部210は、基準孔202と、フレーム300のFPC固定面303に
形成された基準孔310とを略同心状に位置決めすることにより、平面視でFPC固定面
303及び出射面40bのそれぞれの一部に重なるように配設される。
LED−FPC部210と、所定の接着面部であるFPC固定面303及び出射面40
bとの間であり、かつ両者が平面視で重なる領域内の4箇所に、両面ともに粘着力を有す
る両面粘着シートである弱粘着シート821及び強粘着シート822が介装されており、
LED−FPC部210と、FPC固定面303及び出射面40bとが接着されている。
すなわち、LED−FPC部210は、構造体であるフレーム300、及び同じく構造体
である導光板40のそれぞれの接着面部であるFPC固定面303及び出射面40bに、
接着部材である両面粘着シートにより接着されている。該両面粘着シートは複数個所に配
設され、弱粘着シート821及び強粘着シート822により構成される、
より具体的には、FPC固定面303上の平面視でLED−FPC部210と重なる2
箇所の領域のうち、LED−FPC部210の折り返し部203側となる箇所に強粘着シ
ート822が配設され、他方のLED−FPC部210の先端部211側となる箇所に弱
粘着シート821が配設される。また、導光板40の出射面40bと、LED−FPC部
210とが平面視で重なる領域内であって、X軸と平行な方向に3個配列されたLED9
00のそれぞれの間となる2箇所に、それぞれ弱粘着シート821が配設されている。
すなわち、平面視でX軸と平行な方向に3個配列されたLED900は、それぞれのX
軸に平行な方向の両側に弱粘着シート821もしくは強粘着シート822が配設されてお
り、これら4箇所の両面粘着シートによりLED−FPC部210は接着され固定されて
いる。このように、LED900の両側おいてLED−FPC部210を接着することに
より、LED−FPC部210が、フレーム300及び出射面40bから浮き上がること
を防止することができ、LED900を導光板40の入射面40aに対して確実かつ強固
に位置決めすることが可能となる。
ここで、弱粘着シート821及び強粘着シート822は、それぞれ異なるLED−FP
C部210に対する粘着面の粘着力を有し、強粘着シート822のほうが強い粘着力を有
するものである。本実施形態では、具体的には粘着力を、JIS Z 0237に規定され
た180度引きはがし粘着力により定義する。弱粘着シート821の180度引きはがし
粘着力は1〜5N/20mmであって、強粘着シート822の180度引きはがし粘着力
は15〜20N/20mmである。このように、粘着力が異なる両面粘着シートは一般に
販売されているものから選択することが可能であり、公知のものである。
すなわち、本実施形態においては、光源部材であるLED900が実装された配線基板
であるLED−FPC部210は、複数箇所で接着部材である両面粘着シートを介して構
造体の接着面部であるFPC固定面303及び同じく構造体の接着面部である出射面40
b上に接着されて固定されており、該複数の接着箇所のうち、折り返し部203に最も近
い箇所が、最も強い粘着力を有する強粘着シート822により接着されているのである。
LED−FPC部210の配線230に着目して換言すれば、LED900が実装され、
LED900に一端の側が電気的に接続されて終端された配線230を有するLED−F
PC部210は、複数箇所で接着部材である両面粘着シートを介して構造体の接着面部で
あるFPC固定面303及び同じく構造体の接着面部である出射面40b上に接着されて
固定されており、複数の接着箇所のうち、前記配線230の最も他端の側となる箇所が、
最も強い粘着力を有する強粘着シート822により接着されている。
上述した構成によりLED−FPC部210を所定の接着面部に接着した、本実施形態
のバックライトユニット100では、LED−FPC部210をリワーク作業により所定
の接着面部から剥がす場合に、以下のような作用及び効果を有する。
例えば、導光板40に異物の混入が見つかり、導光板40を交換するリワーク作業を行
う場合、FPC固定面303及び出射面40b上に接着されて固定されているLED−F
PC部210を剥がさなければならない。この場合、LED−FPC部210は、折り返
し部203側は液晶パネル10に接続されているため、先端部211側から剥がすことに
なる。
折り返し部203に最も近いLED900よりも先端部211側に配設された両面粘着
シートは、すべて比較的剥がすことが容易な弱粘着シート821により構成されている。
このため、LED−FPC部210のLED900が実装された領域はすべて弱粘着シー
ト821により接着されているため、LED900の端子部とLED−FPC部210と
の接合部に過大な応力がかからない。
また、最も折り返し部203に最も近い箇所には粘着力の強い強粘着シート822が配
設されているが、強粘着シート822により接着された箇所をLED−FPC部210の
先端部211を引っ張って剥がす場合には、LED900の端子部とLED−FPC部2
10との接合部近傍はすでに剥がされた後であるため、当該箇所が屈曲されることがない
。したがって、本実施形態によれば、LED−FPC部210を所定の接着面部から剥が
す場合に、LED900の端子部とLED−FPC部210との接合部に過大な応力がか
かることがなく、接合部に剥離又はクラックが生じることがない。
また、本実施形態では、LED−FPC部210を所定の接着面部に接着する複数の接
着箇所のうち、折り返し部203に最も近い箇所が、最も強い粘着力を有する強粘着シー
ト822により接着されている。LED−FPC部210の折り返し部203近傍には、
折り返し部203が弾性的に復元しようとする反発力により、LED−FPC部210を
所定の接着面部であるFPC固定面303から引き離す方向に力が加えられる。しかしな
がら、本実施形態では、LED−FPC部210の折り返し部203近傍は強粘着シート
822により接着されているため、折り返し部203の反発力により剥がれてしまうこと
がない。
従来は、LED−FPC部210を所定の接着面部に、すべて同一の粘着力を有する両
面粘着シートを介して接着していたものであるが、この場合、リワーク作業時におけるL
ED−FPC部210とLED900の端子部との接合部にかかる応力を考慮した場合、
折り返し部203近傍に配設される両面粘着シートの粘着力も弱くなってしまい、通常の
使用時にLED−FPC部210が剥がれてしまうという問題があった。また、逆に、折
り返し部203近傍においてLED−FPC部210が剥がれないように、両面粘着シー
トの粘着力を強めた場合は、リワーク作業時においてLED−FPC部210とLED9
00の端子部との接合部に過大な応力がかかり剥離やクラックが生じてしまうという問題
があった。
しかしながら、本実施形態によれば、LED−FPC部210を所定の接着面部に接着
する両面粘着シートは、折り返し部203に最も近い箇所に配設される両面粘着シートの
粘着強度が、最も強くなるように構成されている。よって上述のように、折り返し部20
3近傍においてLED−FPC部210が剥がれることもなく、また、リワーク作業時に
おいてLED−FPC部210とLED900の端子部との接合部に過大な応力がかかり
剥離やクラックが生じてしまうこともないのである。言い換えれば、本実施形態では、L
ED−FPC部210を所定の接着面部に接着する両面粘着シートの粘着力を、場所によ
り異ならせることにより、LED−FPC部210に加えられる応力の均衡を得ているの
である。
なお、LED−FPC部210を所定の接着面部に複数の箇所で接着する両面粘着シー
トについて、接着する箇所によりLED−FPC部210に粘着する面積を異ならせるこ
とで、LED−FPC部210を接着する接着力を所定の値に変更することが可能となる
。このような構成によれば、より好適なLED−FPC部210に加えられる応力の均衡
をとることができる。
そして、上記バックライトユニット100を備えた液晶表示装置500によれば、製造
工程時におけるリワーク作業の失敗に起因する不良品の廃棄個数を抑えることができるた
め、結果として安価に液晶表示装置を製造することが可能となる。
また、LED−FPC部210が、折り返し部203近傍において剥がれてしまう事が
ないため、LED900と導光板40の入射面40aとの位置決めがずれることがない。
よって、バックライトユニット100に照明光の輝度むらが生じることがないため、安定
して表示品位の高い画像を提供することが可能となる。
なお、本実施形態では、LED−FPC部210は、液晶パネル10のFPC200と
一体化されて形成されているものであるが、図6に示すように、FPC200とは別体と
して形成されてもよい。その例を変形例として以下に説明する。
本変形例では、LED−FPC部210は、LED900に一端が電気的に接続された
配線230の他端側が、コネクタ部240に電気的に接続されている。そして、本変形例
においても図5で説明した第1の実施形態と同様に、LED900に一端が電気的に接続
された配線230を有するLED−FPC部210は、複数箇所で両面粘着シートを介し
てFPC固定面303及び出射面40b上に接着されて固定されており、複数の接着箇所
のうち、前記配線230の最も他端側となる箇所が、最も強い粘着力を有する強粘着シー
ト822により接着されている。
このように、LED−FPC部210が液晶パネル10等の他の部材に一体的に接続さ
れる形態ではなくても、バックライトユニット100が組み立てられて使用される状態で
は、LED−FPC部210のコネクタ部240はLED点灯回路等に接続される。よっ
て、本変形例においてもコネクタ部240付近でLED−FPC部210は屈曲されるた
め、LED−FPC部210をFPC固定面303に接着する複数の接着箇所のうち、L
ED900に一端が電気的に接続された配線230の最も他端側の接着箇所には、LED
−FPC部210を剥がそうとする力が加えられる。また、リワーク時にLED−FPC
部210を所定の接着面部から剥がす場合には、コネクタ部240とは反対側である先端
部211から剥がすこととなる。
したがって、本変形例においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を有するので
ある。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について、図7から図9を参照して説明する。図7は、
第2の実施形態の液晶表示装置500aの分解斜視図である。図8は、図7のB矢視図で
ある。図9は、図8のIX−IX断面図である。
第2の実施形態の液晶表示装置500aは、光源部材であるLED900が実装された
FPC600の取り回し及び、FPC600を所定の接着面部に接着する構成が異なる。
以下ではこの相違点のみを説明するものとし、また、第1の実施形態と同様の構成要素に
ついては同一の符号を付し、その説明を適宜に省略するものとする。
FPC600は、液晶パネル10側の基端部601aの実装面MF上に端子部が形成さ
れており、該端子部が液晶パネル10の外部接続端子部と異方性導電接着剤により接続さ
れている。
図7に示すように、FPC600は、折り曲げずにXY平面上に展開し広げた状態にお
いては、平面視で基端部601aからY軸に平行であり、かつ液晶パネル10から遠ざか
る方向に延出するLED−FPC部610と、基端部601aからX軸に平行に延出する
コネクタ部620とを有する略L字状の形状を有する。
LED−FPC部610の先端部611の実装面MF上には、光源部材であるLED9
00が、X軸に平行な方向に一方向に配列されて3個実装されている。本実施形態では、
図7に示すように、FPC600を折り曲げずにXY平面上に広げた状態において、LE
D900は、LED900の発光面LSをXZ平面と略平行に、かつFPC600の液晶
パネル10側の基端部601aとは反対の方向を向くように実装されている。すなわち、
FPC600を折り曲げずにXY平面上に広げた状態においては、光源部材であるLED
900が出射する光の出射方向Lは、Y方向と略平行であり、かつ液晶パネル10から遠
ざかる方向である。
一方、FPC600のコネクタ部620の先端部の実装面MF上には、液晶パネル10
の外部接続端子部、及びLED−FPC部610のLED900に配線を介して電気的に
接続された外部コネクタ端子621が形成されている。該外部コネクタ端子621を介し
て、液晶パネル10及びLED900は外部装置に電気的に接続されて駆動される。
すなわち、LED−FPC部610の実装面MF上に実装されたLED900に一端の
側が電気的に接続された複数のLED用配線630は、該一端からコネクタ部620の方
向へ延在し、他端の側が外部と電気的に接続される接続経路である外部コネクタ端子部6
21に電気的に接続されている。
上述のように構成された本実施形態のFPC600は、実装面を内側にして折り返し部
600aにおいて折りたたまれる(図7の矢印F3方向)。
図8及び図9に示すように、LED−FPC部610の先端部611の実装面MFは、
反射シート34の反射面とは反対側の表面上に両面粘着シートである弱粘着シート821
aを介して接着される。また、LED−FPC部610の、LED900よりも折り返し
部600aに近い側であり、平面視でフレーム300に重なる領域において、両面粘着シ
ートである強粘着シート822aを介してフレーム300に接着される。この状態におい
て、LED900の発光面LSは導光板40の入射面40aに密着する。
本実施形態では、LED−FPC部610が接着される所定の接着面部は、バックライ
トユニット100aを液晶パネル10側から見た場合に、反射シート34の裏面と、フレ
ーム300の裏面300bの、LED−FPC部610と重なる領域である。
ここで、弱粘着シート821a及び強粘着シート822aは、それぞれ異なるLED−
FPC部610に対する粘着面の粘着力を有し、強粘着シート822のほうが強い粘着力
を有するものである。
上述の構成を有する、本実施形態のバックライトユニット100aにおいても、第1の
実施形態と同様に、光源部材であるLED900が実装された配線基板であるLED−F
PC部610は、複数箇所で両面粘着シートを介して構造部材の接着面部である反射シー
ト34の裏面及びフレーム300の裏面300b上に接着されて固定されており、複数の
接着箇所のうち、折り返し部600aに最も近い箇所が、最も強い粘着力を有する強粘着
シート822aにより接着されているのである。LED−FPC部610の配線630に
着目して換言すれば、LED900が実装され、LED900に一端の側が電気的に接続
されて終端された配線630を有するLED−FPC部610は、複数箇所で両面粘着シ
ートを介して反射シート34及びフレーム300の裏面300b上に接着されて固定され
ており、複数の接着箇所のうち、前記配線630の最も他端の側となる箇所が、最も強い
粘着力を有する強粘着シート822aにより接着されている。
したがって、本実施形態においても、LED−FPC部610を、リワーク時において
先端部611から剥がすことにより、第1の実施形態のバックライトユニット100及び
液晶表示装置500と同一の作用及び効果を有する。よって、その説明を省略する。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から
読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更
を伴う照明装置及び液晶表示装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、透過型の液晶パネルの照明装置としてのバックライト
ユニットに本発明を適用して説明しているが、本発明は反射型の液晶パネルを観察者側か
ら照明する照明装置であるフロントライトユニットにも適用可能である。
液晶表示装置の斜視図である。 図1のII−II断面図である。 液晶表示装置の分解斜視図である。 液晶パネルとFPCとの組付け方を説明する説明図である。 バックライトユニットを出射面の法線方向から見た部分拡大図である。 第1の実施例の変形例を説明する説明図である。 第2の実施形態の液晶表示装置の分解斜視図である。 図7のB矢視図である。 図8のIX−IX断面図である。
符号の説明
40 導光板、 40a 入射面、 100 バックライトユニット、 202 基準
孔、 203 折り返し部、 210 LED−FPC部、 211 先端部、 配線
230、 300 フレーム、 303 FPC固定面、 310 基準孔、 821
弱粘着シート、 822 強粘着シート

Claims (9)

  1. 光源と、前記光源が実装される可撓性の基板と、前記基板が接着される構造体と、を備えた照明装置であって、
    前記基板は、前記基板の一端の側に前記光源が実装されるとともに、前記基板の他端の側は前記構造体と重なる領域から外側に延在し、
    前記構造体と前記基板とは、対向する一方の面の複数の接着領域に配置された接着部材で接着され、前記複数の接着領域における粘着力は、前記基板の一端の側に位置する接着領域よりも他の領域に位置する接着領域の方が強く設定されていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記基板の最も他端の側に配設される前記接着部材が、前記構造体と前記基板に対して最も強い粘着力を有すること特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記基板の最も他端の側に配設される前記接着部材は、前記光源よりも前記基板の他端の側に配設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 複数の前記接着部材の前記基板及び前記構造体に粘着する面積を異ならせることにより、それぞれの前記接着領域における前記基板と前記構造体との粘着力を異ならせることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 複数の前記接着部材の前記構造体と前記基板とを接着する粘着力は第1及び第2の粘着力を有する2種類の接着部材からなり、
    前記基板の最も他端の側に配設される前記接着部材が前記第1の粘着力を有し、
    前記第1の粘着力は、180度引きはがし粘着力が15〜20N/20mmであって、
    前記第2の粘着力は、180度引きはがし粘着力が1〜5N/20mmであること特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記基板は、前記基板の他端の側で前記構造体と重なる領域から外側に延在した後に前記構造体側に屈曲されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 複数の前記接着部材は両面粘着シートであり、それぞれの前記接着領域における前記基板と前記構造体との粘着力を異ならせることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 前記構造体が枠状フレームと前記光源からの光を導く導光部材とを少なくとも含み、前記基板は、前記枠状フレームと前記導光部材とに接着されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明装置を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
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