JP4236306B2 - 合成樹脂製キャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体等の内容物が収容されたガラス製又は合成樹脂製容器の開口部に打栓して使用される合成樹脂製キャップ(含む合成樹脂製ヒンジキャップ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体等の内容物が収容された容器に適用される合成樹脂製キャップの従来例としては、例えば、実公昭47−13109号公報に開示されたものを挙げることができる。上記公報に開示された合成樹脂製キャップは、天面壁と、天面壁の周囲から下方に延びるスカート壁とを備えている。天面壁の中央には下方に突出する中栓部(凹部)が形成されている。中栓部は天面壁の中央から垂下する環状の側壁と側壁の下端を閉じる底壁とからなり、側壁の上面及び底壁の内周面は天面壁の上面の一部をなしている。以上のように形成された中栓部の側壁の外周面は容器開口部の内周面に嵌合される、環状のシール突条(インナーシール)をなしている。スカート壁の内周面には容器開口部の外周面に形成された環状の被係止あご部に係止される係止突条(肉厚隆条凸条及び肉厚隆条凸片)が形成されている。スカート壁の開口端部における外周面には半径方向外方に突出するつまみ部が周方向の一部にわたって形成されている。スカート壁の、つまみ部の周方向両側端縁には破断可能な薄肉部(肉薄溝)が形成されている。上記キャップは打栓によって、シール突条の外周面が容器開口部の内周面に嵌合されかつ係止突条が容器開口部の外周面に形成された被係止あご部に係止され、容器開口部に装着される。また開栓時にはつまみ部を容器開口部から離れる方向に引っ張ることにより、薄肉部に沿ってスカート壁が破断させられ、キャップは容器開口部から離脱させられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、上記の如く構成された従来の合成樹脂製キャップを容器に適用した場合には次のような問題が存在する。すなわち、例えば牛乳等の飲料用の液体が容器内に充填された後、容器開口部は上記キャップを打栓することにより閉じられる。このような容器が夏季の外部温度、例えば40℃に曝された場合には容器の内圧が上昇せしめられ、これにより上記キャップが持ち上げられてシール機能が低下する現象が認められる。シール機能が低下すると、容器開口部から液体がしみ出て開口部を濡らす、あるいは開口部から外部に完全に漏れ出す、等の不具合が発生する。この問題を解消するため、容器開口部の被係止あご部に係止する係止突条の突出量を増大した場合には、シール機能は向上するものの、開栓が著しく困難となる。またそれ自体は周知の合成樹脂製ヒンジキャップにおいては、比較的高温に加熱された調味料等の内容液が容器に充填された後、ヒンジキャップが打栓されたとき該高温に起因する圧力上昇によって、上蓋が容器に装着されているヒンジキャップ本体から開いてしまうおそれがある。また打栓のため容器に対しヒンジキャップを供給するときにも、外力の作用で上蓋がヒンジキャップ本体から開いてしまうおそれがある。このようにして上蓋が不本意に開いてしまうのを防止するため、上蓋とヒンジキャップ本体との間の係止力を強くする必要があるが、このように係止力を強くすると、ヒンジキャップ本体に対するシール機能は向上するものの、上蓋をヒンジキャップ本体から開く操作が著しく困難となる。
【0004】
特に消費者が力の弱い、子供、女性、あるいは病人である場合には、開栓の困難性は回避しなければならない。したがって、上記従来の合成樹脂製キャップを容器に打栓した場合には、スカート壁内周面の係止突条による容器開口部外周面の被係止あご部に対する係止力を制限することによって開栓の困難性を防止すると共に、該係止力の制限は、決して過剰となることなく、液体の内圧上昇に充分に対抗できる程度にせしめ、上記の如き液体のしみ出しあるいは漏出を確実に防止することが必要となる。他方、上記従来の合成樹脂製ヒンジキャップを容器に打栓した場合においても、上蓋とヒンジキャップ本体との間の係止力を制限することによって、上蓋をヒンジキャップ本体から開く操作が著しく困難となることを防止すると共に、該係止力の制限は、決して過剰となることなく、上記の如き不本意に上蓋が開くことのない程度にせしめしかも所望のシール性を確保する必要がある。
【0005】
したがって本発明の目的は、内容物が外部に漏出しないよう容器開口部に対して充分確実な密封状態を維持しながらしっかりと装着され、しかも人手による容器開口部からの開栓時には、力の弱い消費者であっても容器開口部から充分容易に離脱せしめることができる、新規な合成樹脂製キャップを提供することである。
【0006】
本発明の更に他の目的は、容器開口部に対する全体の係止力を充分に保持することによってシール性を充分に確保しながら、人手による容器開口部からの最初の開栓力を、力の弱い消費者であっても充分容易に開栓できる程度に弱くすることができる、新規な合成樹脂製キャップを提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、構造が簡単で成形が容易であり、したがって低コストで大量生産することができる、新規な合成樹脂製キャップを提供することである。
【0008】
本発明の更に他の目的は、内容物が外部に漏出しないよう本体に対して充分確実な密封状態を維持しながらしっかりと装着され、しかも人手によって上蓋を本体から開くときには、力の弱い消費者であっても充分容易に開くことができる、新規な合成樹脂製ヒンジキャップを提供することである。
【0009】
本発明の更に他の目的は、本体に対する全体の係止力を充分に保持することによってシール性を充分に確保しながら、人手によって上蓋を本体から開くときには、最初に開くときの力を、力の弱い消費者であっても充分容易に開くことができる程度に弱くすることができる、新規な合成樹脂製ヒンジキャップを提供することである。
【0010】
本発明のその他の目的及び特徴は、本発明に従って構成された合成樹脂製キャップ及び合成樹脂製ヒンジキャップの実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の一局面によれば、天面壁と、該天面壁の周囲から下方に延びるスカート壁とを備え、該スカート壁の内周面には容器開口部の外周面に形成された被係止あご部に係止される係止突条が形成され、該スカート壁の開口端における外周面には半径方向外方に突出するタブが周方向の一部の領域にわたって形成されている合成樹脂製キャップにおいて、該係止突条が該被係止あご部に係止されたとき、該スカート壁の内周面の、該タブが形成されている該一部の領域に対応するタブ存在領域に形成された該係止突条及び/又は該タブ存在領域の周方向の両側における周方向の一部領域であるタブの両側領域に存在する該係止突条、の該被係止あご部に対する半径方向の係止深さは、他の周方向領域に存在する該係止突条の該係止深さよりも少なくなるよう構成され、該係止突条の各々の該スカート壁の内周面からの突出量は同一に形成され、該タブ存在領域に存在する該係止突条及び/又は該タブの両側領域に存在する該係止突条の、該天面壁側に存在する該スカート壁の内周面には、少なくとも1個の補助突部が形成され、該補助突部の該突出量は、該係止突条の該突出量よりも少なく規定されている、ことを特徴とする合成樹脂製キャップ、が提供される。
【0012】
本発明の他の局面によれば、本体と、該本体にヒンジ部を介して開閉自在に一体成形された上蓋とからなり、該本体は、頂面壁、該頂面壁の周囲から下方に延びる環状の外側装着壁、該頂面壁に形成された開封予定部、該頂面壁の、該開封予定部の周囲から上方に延びる環状の排出案内壁及び該頂面壁の、該排出案内壁の外側から上方に延びる環状係止壁の外周面の全周にわたって形成された被係止突条、を備え、該上蓋は、天面壁、該天面壁の周囲から下方に延びるスカート壁、該スカート壁の内周面に形成されて該本体の該被係止突条に係止される係止突条及び該係止突条の該天面壁側に連続して形成されかつ該本体の該被係止突条に嵌合する環状係止凹部を備え、該上蓋の該スカート壁の開口端における外周面には半径方向外方に突出するタブが周方向の一部の領域にわたって形成され、該本体の該外側装着壁の内周面には容器開口部の外周面に形成された係止あご部に係止される係止突部が形成されている合成樹脂製ヒンジキャップにおいて、該係止突条が該被係止突条に係止されたとき、該上蓋の該スカート壁の内周面の、該タブが形成されている該一部の領域に対応するタブ存在領域に存在する該係止突条及び/又は該タブ存在領域の周方向の両側における周方向の一部領域であるタブの両側領域に存在する該係止突条の、該本体の該被係止突条に対する半径方向の係止深さは、他の周方向領域に存在する該係止突条の該係止深さよりも少なくなるよう構成され、該上蓋の該係止突条の該スカート壁の内周面からの突出量は同一に形成され、該タブ存在領域に存在する該環状係止凹部及び/又は該タブの両側領域に存在する該環状係止凹部には、少なくとも1個の補助突部が形成され、該補助突部の該突出量は該係止突条の該突出量よりも少なく規定されている、ことを特徴とする合成樹脂製ヒンジキャップ、が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製キャップ及び合成樹脂製ヒンジキャップの好適実施形態を、図1〜図22を参照して更に詳細に説明する。なお図1〜図22において、実質上同一部分は同一符号で示す。
【0014】
先ず図1〜図6を参照して、全体を番号2で示す合成樹脂製キャップは、実質上円板形状をなす天面壁4と、天面壁4の周囲から下方に延びるスカート壁6とを備えている。天面壁4の内面には下方に延びる環状のシール突条(インナーリング)8が形成されている。シール突条8の外周面は、図7〜図9に示す容器であるびん100の開口部の内周面102に離脱自在に嵌合される。スカート壁6の内周面には、周方向に間隔をおいて複数個(図1〜図6の実施形態では8個)の係止突条10が形成されている。係止突条10の各々は、びん100の開口部の外周面に形成された被係止あご部104(図7〜図9参照)に離脱自在に係止される。天面壁4の下面であってシール突条8の半径方向外方位置と、天面壁4の下面とスカート壁6の内周面とが接続される、断面が曲面からなる角部11とには、それぞれ環状のリブ4a及び4bが形成されている。スカート壁6の開口端における外周面には半径方向外方に突出するタブ12が周方向の一部の領域にわたって形成されている。タブ12の根元とスカート壁6との間には、周方向に間隔をおいて3個のリブ13が一体に形成されている。図1に示されているように、リブ13の各々は、スカート壁6の周方向に所定の厚さを有すると共にスカート壁6の軸線方向の断面が三角形をなすよう形成されている。スカート壁6の外周面における、タブ12が存在しない周方向の領域には、周方向に間隔をおいて軸線方向に延びる複数個のリブ14が形成されている。
【0015】
図5に示されているように、スカート壁6は、天面壁4寄りの上部領域S1に形成された、比較的肉厚の厚い厚肉部16と、開口端寄りの下部領域S2に形成された、比較的肉厚の薄い薄肉部18とから構成されている。そしてスカート壁6の薄肉部18の、上記係止突条10より下方位置であって、開口端側における下端部内周面18a(もちろん係止突条10を除く内周面)の内径は、スカート壁6の厚肉部16の内周面の内径より大きく形成されている。この構成は、キャップ2の、びん100の開口部に対する打栓性を良好にせしめるのに寄与する。
【0016】
図3に明確に示されているように、上記係止突条10は、上記したように、スカート壁6の内周面に、周方向に間隔をおいて8個形成されているが、実施形態ではスカート壁6の内周面における、タブ12が存在する周方向のタブ12存在領域には形成されていない。また係止突条10のうちの2個は、タブ12存在領域の周方向の両側における周方向の一部領域であるタブ12の両側領域に形成されている。そして相互に周方向に実質上分離された係止突条10の各々の周方向の両端は、図2から明らかなように、軸心から半径方向に見て、少なくとも軸線方向に延びる直線状ではなく、湾曲状をなしている。係止突条10はまた、図5から明らかなように、軸線方向の断面がスカート壁6の内周面に対し略放物線状の山形をなしている。係止突条10の各々の、スカート壁6の内周面(上部領域S1に形成された厚肉部16の内周面16a)から半径方向内側への突出量は実質上同一に形成されている。したがって、係止突条10の各々の頂部は、図示しない一つの内接円上に位置付けられる。
【0017】
係止突条10が被係止あご部104に係止されたとき、スカート壁6の内周面のタブ12の両側領域に存在する係止突条10、のびん100の被係止あご部104に対する半径方向の係止深さは、他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止深さよりも少なくなるよう構成されていることが重要である。更に具体的に説明すると、スカート壁6の内周面の、上記タブ12の両側領域に存在する係止突条10の各々の、天面壁4側に存在するスカート壁6の内周面には、キャップ2の軸線方向に延在するリブ20(補助突部を構成する)が、少なくとも1個形成されている。リブ20は、実施形態では3個、周方向に間隔をおいて形成されている。リブ20の各々の、スカート壁6の内周面(上部領域S1に形成された厚肉部16の内周面16a)から半径方向内側への突出量は、各々実質上同一でありかつ係止突条10の各々の突出量よりも少なく規定されている。実施形態では、リブ20の各々の突出量は、係止突条10の各々の突出量の1/2以下に規定されている。
【0018】
以上のように構成されたキャップ2は、全体として構造が簡単であり、適宜の合成樹脂、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)から射出成形ないし圧縮成形により容易に一体成形することができる。したがって低コストで大量生産することができる。そして上記の如く構成されたキャップ2は、図7〜図9に示すように、打栓によって、シール突条8の外周面がびん100の開口部の内周面102に離脱自在に嵌合され、係止突条10が開口部の外周面に形成された被係止あご部104に離脱自在に係止されることにより、びん100の開口部に装着される。
【0019】
図7〜図9を参照して、キャップ2がびん100の開口部に打栓された状態において、スカート壁6の、係止突条10よりも天面壁4側の内周面、すなわち厚肉部16の内周面16aであって、上記リブ20が存在しない周方向の領域の、リブ20の近傍を除く大部分は、びん100の開口部における被係止あご部104と開口端との間の外周面106に実質上密着せしめられる(図8参照)。そして上記リブ20が存在しない6個の係止突条10は、びん100の被係止あご部104に対し、半径方向の所定の係止深さ(びん100の上記外周面106から係止突条10の頂部までの半径方向の長さ)D1をもって係止される。他方、スカート壁6の厚肉部16の内周面16aであって、上記リブ20が存在するタブ12の両側領域及びそれらの近傍の領域は、リブ20の各々の頂部が、びん100の上記外周面106に圧接せしめられる(図9参照)。その結果、リブ20が存在するタブ12の両側領域及びそれらの近傍の領域は、リブ20の各々によって拡大され、上記リブ20が存在する2個の係止突条10は、びん100の被係止あご部104に対し、半径方向の所定の係止深さD1よりもリブ20の突出量だけ少ない(浅い)係止深さD2をもって係止される(図9参照)。またリブ20が存在するタブ12の両側領域及びそれらの近傍の領域は、びん100の上記外周面106に対してリブ20の頂部が圧接せしめられるので、略線接触に近い状態となり、密着度が少なくなる。
【0020】
キャップ2のシール突条8の外周面がびん100の開口部の内周面102に嵌合されることにより、ビン100内の飲料が外部に漏出しないよう開口部の内周面102に対して充分確実な密封状態が維持される。上記キャップ2においては更に、天面壁4の下面であってシール突条8の半径方向外方位置と、天面壁4の下面とスカート壁6の内周面とが接続される、断面が曲面からなる角部11とには、それぞれ環状のリブ4a及び4bが形成されている。図7〜図9に示すように、キャップ2が上記の如くびん100の開口部に装着された状態で、リブ4aは開口部の上端面に密着させられ、リブ4bは開口部の、断面が曲面をなす周縁部の表面に密着させられる。この状態でびん100が冷蔵庫内に収容され、飲料の温度が充填温度5℃よりも低い温度、例えば4℃に低下すると、びん100内が負圧となり外気を吸引しようとする。しかしながら上記リブ4a及び4bが上記開口部の表面に一層強く密着してシール機能が向上し、外気の吸引は確実に防止される。
【0021】
上記説明から明らかなように、上記キャップ2において、係止突条10がびん100の被係止あご部104に係止されたとき、タブ12の両側領域に存在する係止突条10の係止深さD2は、他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止深さD1よりも少なくなるよう構成されているので、タブ12の両側領域に存在する係止突条10の被係止あご部104に対する係止力は、他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止力よりも弱くせしめられる。しかもスカート壁6の内周面の、タブ12の両側領域におけるびん100の外周面106に対する密着度は、他の周方向領域の密着度よりも少なくせしめられる。したがって、開栓のため、指によってタブ12に、びん100の開口部から離れる方向に力を加えたとき(持ち上げると)、最初にタブ12の両側領域に存在する係止突条10が、びん100の被係止あご部104を乗り越え易くなる。その結果、開栓が著しく容易となり、子供、女性、あるいは病人等の力の弱い消費者であっても、びん100の開口部から容易に離脱せしめることができる。タブ12の両側領域以外の他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の、びん100の被係止あご部104に対する係止力は、タブ12の両側領域に存在する係止突条10の係止力よりも強く規定されているので、キャップ2の、びん100の開口部に対する全体の係止力は充分確実に保持される。したがって、内圧の上昇によるキャップ2の持ち上がりは確実に防止され、シール突条8の、開口部の内周面102に対するシール機能は充分に確保される。その結果、びん100の開口部からの飲料のしみ出しあるいは漏出の発生は充分確実に防止される。このような作用効果は、シール突条8が存在しないキャップ、例えば図1〜図6に示すキャップ2からシール突条8を除去した形態のキャップ、あるいは上記リブ4a及び4bを除去しかつ天面壁4の下面にそれ自体周知のライナを配設した形態のキャップにおいても、同じ如くに達成されることは充分可能である。例えば、上記他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止深さD1を若干多くする(深くする)ことによって、全体の係止力をアップする手段を施すことにより、上記作用効果の達成は容易に可能である。しかしながら、シール性と開栓性のバランスを最もとり易いという点ではシール突条8との組合せが最も好ましい。
【0022】
次に図10〜図13を参照して本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの他の実施形態について説明する。キャップ200のスカート壁6には、周方向に間隔をおいて開口端から天面壁4に向かって延びる合計9個の弱化ライン、すなわち、2個の比較的幅広の薄肉部からなる弱化ライン30(a及びb)と、7個の比較的幅狭の薄肉部からなる弱化ライン40(a〜g)が、それぞれ周方向に間隔をおいて形成されている。スカート壁6をキャップ200の軸線方向に見て、タブ12が周方向の実質***に位置付けられるスカート壁6の180°のタブ側領域Xと、スカート壁6の他の180°の反タブ側領域Yとに分けたとき、タブ側領域Xには、上記比較的幅広の薄肉部からなる弱化ライン30が2個(30a及び30b)形成され、かつ上記比較的幅狭の薄肉部からなる弱化ライン40が2個(40a及び40b)形成されている。他方反タブ側領域Yには、上記比較的幅狭の薄肉部からなる弱化ライン40だけが5個(40c〜40g)形成されている。
【0023】
タブ側領域Xにおいて、比較的幅狭の薄肉部からなる弱化ライン40a及び40bは、タブ12の周方向の両側に近接してかつ両側から等間隔で配設され、また比較的幅広の薄肉部からなる弱化ライン30a及び30bは、タブ12の周方向の両側に弱化ライン40a及び40bよりタブ12の両側から周方向に離れた位置であって、タブ12の両側から等間隔で配設されている。反タブ側領域Yにおいて、比較的幅狭の薄肉部からなる弱化ライン40c〜40gは、相互に等間隔で配設されている。弱化ライン40のうちの1個40gは、タブ12の周方向中心位置に対して直径方向正反対側に配設されている。スカート壁6の外周面における、上記弱化ライン30及び40が存在しない部位に、上記リブ14が形成されている。なお図11において、符号L1はタブ側領域Xと反タブ側領域Yを仕分ける線(キャップ200の軸心を通る線)、符号L2はキャップ200の軸心を通り線L1に直交する線である。上記説明から明らかなように、弱化ライン40gは線L2上に位置付けられている。
【0024】
比較的幅広の薄肉部からなる弱化ライン30a及び30bはそれぞれ実質上同一の構成を有するので、ここでは一方の弱化ライン30aについて説明する。比較的幅広の薄肉部からなる弱化ライン30aは、図13に明確に示されているように、スカート壁6における天面壁4寄りの上部領域S1に形成された、残留肉厚の比較的厚い第一の薄肉部32と、開口端寄りの下部領域S2に形成された、上記第一の薄肉部32より残留肉厚の薄い第二の薄肉部34とから構成されている。上記弱化ライン30aは、スカート壁6の外周面の軸線方向全域にわたって直線状に延在するよう形成された溝36を含んでいる。溝36は所定の周方向幅及び深さを有している。
【0025】
第一の薄肉部32は溝36の深さだけスカート壁6の厚さよりも薄く形成される。第一の薄肉部32及び第二の薄肉部34の半径方向外方側の面は同一面上(溝36の底面上)にあり、そして第一の薄肉部32の内周面(もちろん係止突条10を除く内周面)はスカート壁6の対応する内周面と同一面上(同一内周面上)にあるので、第二の薄肉部34の半径方向内方側の面は、第一の薄肉部32の半径方向内方側の面より半径方向外方に位置付けられる。そして第二の薄肉部34の、上記係止突条10より下方位置であって、開口端側における下端部内周面34a(もちろん係止突条10を除く内周面)は、スカート壁6の対応する下端部内周面と同一面上(同一内周面上)に位置付けられている。したがって、スカート壁6の第二の薄肉部34が存在する下端部内周面34aの内径は、スカート壁6の第一の薄肉部32が存在する部位の内周面の内径より大きい。
【0026】
図12に明確に示されているように、上記弱化ライン30aを構成する比較的幅広の薄肉部は周方向幅W1を有している。スカート壁6における薄肉部の周方向の両端部には、薄肉部の周方向両端から周方向に離れるに従って半径方向の厚さが外径側に向かって徐々に増大する傾斜部分が存在するが、薄肉部の周方向両端はこれらの傾斜部分との二つの境界により規定され、薄肉部の周方向幅W1はすなわち薄肉部の上記周方向両端間の幅である。弱化ライン30aを構成する比較的幅広の薄肉部の周方向幅W1は、上記実施形態においては溝36の底部の周方向幅である。図12において符号W2は溝36の、半径方向外側の周方向幅(スカート壁6の外周面と上記傾斜部分の各々との二つの境界間の幅)を示している。なお、図示の如くW1とW2との寸法関係はW1<W2である。
【0027】
比較的幅狭の薄肉部からなる弱化ライン40a〜40gはそれぞれ実質上同一の構成を有するので、ここでは1個の弱化ライン40cについて説明する。比較的幅狭の薄肉部からなる弱化ライン40cが、比較的幅広の薄肉部からなる上記弱化ライン30aに対して相違するところは、上記周方向幅W2及びW1が弱化ライン30aよりも小さく規定されていることであり、その他の構成は弱化ライン30aと実質上同一であるので説明は省略する。
【0028】
上記係止突条10は、弱化ライン30a及び30b、弱化ライン40a〜40gの各々の形成部位において周方向に複数個に実質上分離される。係止突条10の各々の、スカート壁6の内周面32aから半径方向内側への突出量は実質上同一に形成されている。したがって、係止突条10の各々の頂部は、図示しない一つの内接円上に位置付けられる。そして上記キャップ2と同じ如く、スカート壁6の内周面の、上記タブ12の両側領域に存在する係止突条10の各々の、天面壁4側に存在するスカート壁6の内周面には、キャップ2の軸線方向に延在するリブ20が、周方向に間隔をおいて3個形成されていることが重要である。リブ20の各々の、スカート壁6の内周面(上部領域S1に形成された第一の薄肉部32の内周面32a)から半径方向内側への突出量は、各々実質上同一でありかつ係止突条10の各々の突出量よりも少なく規定されている。
【0029】
以上のように構成されたキャップ200は、全体として構造が簡単であり、適宜の合成樹脂、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)から射出成形ないし圧縮成形により容易に一体成形することができる。したがって低コストで大量生産することができる。そして上記の如く構成されたキャップ200は、キャップ2と同じ如く、打栓によって、シール突条8の外周面がびん100の開口部の内周面102に離脱自在に嵌合され、係止突条10が開口部の外周面に形成された被係止あご部104に離脱自在に係止されることにより、びん100の開口部に装着される。
【0030】
上記キャップ200において、タブ側領域Xのスカート壁6に周方向に間隔をおいて形成されている2個の弱化ライン30a及び30bは、開口端から天面壁4に向かって延びる薄肉部からなり、これら薄肉部の各々は周方向幅W1を有する比較的幅広の薄肉部からなる。このような比較的幅広の薄肉部からなる弱化ライン30a及び30bはスカート壁6の周方向への弾性変形(伸び)が比較的容易に遂行されるので、打栓時にスカート壁6の係止突条10がびん100の開口部の被係止あご部104を打栓方向に乗り越える際にスカート壁6の径が比較的拡がり易く、したがって弱化ライン30a及び30bが破断されることはないので、破断のない打栓を容易に遂行することが可能となり、打栓時におけるキャップ200の信頼性(安定性)が充分確保される。またスカート壁6には、タブ側領域X及び反タブ側領域Yにわたって周方向幅W1を有する比較的幅狭の薄肉部からなる他の弱化ライン40a〜40gが形成されているので、スカート壁6を拡大する力は弱化ライン全体(弱化ライン30a及び30b、弱化ライン40a〜40g)の弾性変形によりバランス良く一層容易に吸収されるので、比較的幅広の薄肉部からなる弱化ライン20a及び20bはもちろんのこと、比較的幅狭の薄肉部からなる他の弱化ライン40a〜40gの破断も確実に防止され、打栓時におけるキャップ200の信頼性(安定性)が充分確保される。
【0031】
また打栓後においては、上記の如く一時的に弾性変形させられた比較的幅広の薄肉部からなる弱化ライン30a、30b及び比較的幅狭の薄肉部からなる他の弱化ライン40a〜40gはその弾性力により直ちに元の形状に戻るので、係止突条10の、びん100の開口部の外周面に形成された被係止あご部104に対する所定の係止力(保持力)が確保されてしっかりと装着され、内圧の上昇によるキャップ200の持ち上がりは確実に防止され、シール突条8の、開口部の内周面102に対するシール機能は充分に確保される。その結果、びん100の開口部からの飲料のしみ出しあるいは漏出の発生は充分確実に防止される。
【0032】
更に上記キャップ200においては、上記キャップ2と同じ如く、係止突条10の各々がびん100の被係止あご部104に係止されたとき、タブ12の両側領域に存在する係止突条10の係止深さD2(図9参照)は、他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止深さD1(図8参照)よりも少なくなるよう構成されている。すなわち係止突条10の各々のスカート壁6の内周面からの突出量は実質上同一に形成され、タブ12の両側領域に存在する係止突条10の、天面壁4側に存在するスカート壁32の内周面32aには、軸線方向に延在しかつ突出量が係止突条10の各々の突出量よりも少ないリブ20が3個形成されているので、キャップ2と実質上同一の作用効果が、上記作用効果に加えて達成される。したがって上記キャップ200においても、シール性を充分に確保しながら、最初の開栓力を更に弱くすることができ、子供、女性、あるいは病人等の力の弱い消費者であっても、びん100の開口部から容易に離脱せしめることができる。
【0033】
次に、図14〜図17を参照して本発明に従って構成された合成樹脂製ヒンジキャップの実施形態について説明する。先ず図14及び図15を参照して、全体を番号300で示す合成樹脂製ヒンジキャップは、本体304と、本体304にヒンジ部305を介して開閉自在に一体成形された上蓋306とからなる。本体304と上蓋306とは、ポリプロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から一体成形することができる。本体304は、実質上水平に延在する頂面壁308を備えている。頂面壁308には、破断可能なスコア310が形成されている。スコア310は、図14に示されているように、軸線方向から見て適宜の形状をなすループ状に形成されて、開封予定部312を構成している。開封予定部312には上方に延在する開封用のプルリング314が形成されている。頂面壁308には、更に、開封予定部312の周囲から上方に延びる環状の排出案内壁316、排出案内壁316の周囲から上方に延びる環状係止壁318、頂面壁308の周囲から下方に延びる環状の外側装着壁320、頂面壁308における、外側装着壁320の内側から下方に延びる環状の内側装着壁322が形成されている。上記環状係止壁318の外周面にはその全周にわたって被係止突条324が形成されている。外側装着壁320と内側装着壁322との間には環状の隙間が形成されている。
【0034】
上蓋306を、図15の2点鎖線で示す如く本体304を閉じた状態を想定して説明すると、上蓋306は、実質上水平に延在する天面壁330を備えている。天面壁330には、その周囲から下方に延びるスカート壁332、天面壁330の内側から下方に延びる円筒形状のシール壁334が形成されている。スカート壁332の内周面には、その全周にわたって延在する係止突条336と、係止突条336の天面壁330側に連続する環状係止凹部338とが形成されている。上蓋306のスカート壁332の一部周域の下端外縁部と、本体304の頂面壁308の周縁の、対応する一部周域の上端外縁部との間には上記ヒンジ部305が介在されている。スカート壁332の開口端における外周面には、上蓋306を開くためのタブ340が形成されている。タブ340は、ヒンジ部305と半径方向に対峙する周方向の一部領域において半径方向外方に突出するよう形成されている。
【0035】
係止突条336が本体304の被係止突条324に係止されたとき、上蓋306のスカート壁332の内周面の、タブ340が形成されている周方向の一部の領域に対応するタブ340存在領域に存在する係止突条336及びタブ340存在領域の周方向の両側における周方向の一部領域であるタブ340の両側領域に存在する係止突条336の、本体304の被係止突条324に対する半径方向の係止深さは、他の周方向領域に存在する係止突条336の係止深さよりも少なくなるよう構成されていることが重要である。更に具体的に説明すると、上蓋306の係止突条336のスカート壁332の内周面からの突出量は実質上同一に形成されている。そして、上記タブ340存在領域に存在する環状係止凹部338及び上記タブ340の両側領域に存在する環状係止凹部338には、軸線方向に延在しかつ上記突出量が係止突条336の突出量よりも少ないリブ342(補助突部を構成する)が少なくとも1個、実施形態では2個形成されている。図14に示すように、上蓋306を軸線方向から見て、タブ340存在領域に存在する環状係止凹部338に形成されたリブ342は、タブ340存在領域の周方向の中央と上蓋306の軸心Oを通る直線L3の両側A及びBに配設され、タブ340の両側領域に存在する環状係止凹部338に形成されたリブ342は、直線L3の両側A及びBの更に両側C及びDに配設されている。
【0036】
上記本体4の外側装着壁320の内周面にはその全周にわたって係止突部337が形成されている。図15において2点鎖線で示す示すように、上蓋306は、これをヒンジ305のまわりに図15の反時計方向に回動させ、そのスカート壁332の係止突条336を本体304の被係止突条324に係止させ、かつ環状係止凹部338を被係止突条324に嵌合させることにより、本体304に装着され、本体304の上方が開自在に閉じられる。図15において2点鎖線で示すように、ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂あるいはガラス等から形成されている容器150は、容器開口部152を備えている。容器開口部152の外周面には係止あご部154が形成されている。ヒンジキャップ300は、容器150内に液体等の内容物が収容された後に、その容器開口部152に打栓することにより装着される。ヒンジキャップ300の打栓により、内側装着壁322の外周面は容器開口部152の内周面に圧入され、外側装着壁320の係止突部337は容器開口部152の外周面に形成された係止あご部154を乗り越えた位置に位置付けられる。上蓋306のシール壁334の外周面が本体304の排出案内壁316の内周面に密着して嵌合せしめられる。使用時には上蓋306を開き、プルリング314を指で引き上げて開封予定部312を開封する。
【0037】
上記した如く、タブ340存在領域に存在する環状係止凹部338には2個のリブ342が、また上記タブ340の両側領域に存在する環状係止凹部338にはそれぞれ1個のリブ342が形成されているので、上蓋306の係止突条336が本体304の被係止突条324に係止させられ、かつ環状係止凹部338が被係止突条324に嵌合させられたとき、図14のA、B、C及びDの部位における環状係止凹部338はリブ342によって被係止突条324に密着して嵌合することができないので、上記A、B、C及びDの部位における係止突条336の係止深さは、他の領域の係止突条336の係止深さよりも小さくせしめられる。その他の領域においては環状係止凹部338は被係止突条324に密着して嵌合せしめられる。その結果、キャップ2と同じ如く、本体304に対する全体の係止力は充分に確保され、上蓋306のシール壁334の外周面と本体304の排出案内壁316の内周面との間のシール機能は確実に維持される。しかしながら、開栓においては、上記構成に起因して、最初にタブ340存在領域及びタブ340の両側領域に存在する係止突条336が被係止突条324を乗り越え易くなり、子供、女性、あるいは病人等の力の弱い消費者であっても、上蓋306を本体304に対し開くことが著しく容易となる。リブ342は、図14のA、Bの部位のみ、あるいはC、Dの部位のみに形成される実施形態もある。タブ340存在領域、タブ340の両側領域において、リブ342は少なくとも1個形成される。
【0038】
図18には、本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの他の実施形態が示されている。図18に示されているキャップ400の基本構成は、図1〜図6に示すキャップ2と実質上同一である。キャップ400がキャップ2と相違するところは、キャップ400において、タブ12の両側領域に存在する係止突条10の各々の、天面壁4側に存在するスカート壁6の内周面に上記リブ20が形成されていないこと、及びスカート壁6の内周面の、タブ12存在領域に1個の係止突条10が形成され、この係止突条10の、天面壁4側に存在するスカート壁6の内周面に上記リブ20が周方向に間隔をおいて3個形成されていることである。係止突条10の各々の上記突出量は実質上同一に形成されている。したがって、係止突条10の各々の頂部は、図示しない一つの内接円上に位置付けられる。キャップ400は上記の如く構成されているので、その係止突条10がびん100の被係止あご部104に係止されたとき、タブ12存在領域に存在する係止突条10の係止深さは、他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止深さよりも少なくせしめられるので、タブ12存在領域に存在する係止突条10の被係止あご部104に対する係止力は、他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止力よりも弱くせしめられる。したがって、開栓のため、指によってタブ12に、びん100の開口部から離れる方向に力を加えたとき、最初にタブ12存在領域の係止突条10が、びん100の被係止あご部104を乗り越え易くなる。その結果、開栓が著しく容易となる。タブ12の存在領域以外の他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の、びん100の被係止あご部104に対する係止力は、タブ12の存在領域に存在する係止突条10の係止力よりも強く規定されているので、キャップ2の、びん100の開口部に対する全体の係止力は充分確実に保持され、シール性は充分確保される。
【0039】
図19には、本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの更に他の実施形態が示されている。図19に示されているキャップ500の基本構成は、図1〜図6に示すキャップ2と実質上同一である。キャップ500がキャップ2と相違するところは、キャップ500において、係止突条10は、スカート壁6の内周面の、タブ12存在領域を除く周方向の全領域にわたって形成されていること、及びタブ12の両側領域に存在する係止突条10の、天面壁4側に存在するスカート壁6の内周面に上記リブ20が周方向に間隔をおいて3個形成されていることである。係止突条10の上記突出量は実質上同一に形成されている。したがって、係止突条10の頂部は、図示しない一つの内接円上に位置付けられる。キャップ500は上記の如く構成されているので、その係止突条10がびん100の被係止あご部104に係止されたとき、タブ12の両側領域に存在する係止突条10の係止深さは、その他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止深さよりも少なくせしめられるので、タブ12の両側領域に存在する係止突条10の被係止あご部104に対する係止力は、他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止力よりも弱くせしめられる。したがって、開栓のため、指によってタブ12に、びん100の開口部から離れる方向に力を加えたとき、最初にタブ12の両側領域の係止突条10が、びん100の被係止あご部104を乗り越え易くなる。その結果、開栓が著しく容易となる。しかもタブ12存在領域に係止突条10は形成されていないので、最初の開栓力は一層低下せしめられ、開栓が一層容易となる。タブ12の両側領域以外の他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の、びん100の被係止あご部104に対する係止力は、タブ12の存在領域に存在する係止突条10の係止力よりも強く規定されているので、キャップ2の、びん100の開口部に対する全体の係止力は充分確実に保持され、シール性は充分確保される。
【0040】
図20には、本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの更に他の実施形態が示されている。図20に示されているキャップ600の基本構成は、図1〜図6に示すキャップ2と実質上同一である。キャップ600がキャップ2と相違するところは、キャップ600において、タブ12存在領域及びタブ12の両側領域に、他の周方向領域の係止突条10の各々の突出量よりも少なく規定された突出量を有する係止突条11が形成されていることである。係止突条10の各々の上記突出量は実質上同一に形成されている。図20において、2点鎖線で示す円は突出量の多い上記他の該係止突条10の各々の頂部を通る内接円を示しており、タブ12存在領域に存在する係止突条11及びタブ12の両側領域に存在する係止突条11の頂部はこの内接円よりも半径方向外方に位置付けられていることが理解されるであろう。キャップ600は上記の如く構成されているので、その係止突条10がびん100の被係止あご部104に係止されたとき、タブ12存在領域の係止突条11及びタブ12の両側領域の係止突条11の係止深さは、その他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止深さよりも少なくせしめられるので、タブ12存在領域の係止突条11及びタブ12の両側領域の係止突条11の被係止あご部104に対する係止力は、他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止力よりも弱くせしめられる。したがって、開栓のため、指によってタブ12に、びん100の開口部から離れる方向に力を加えたとき、最初にタブ12存在領域の係止突条11及びタブ12の両側領域の係止突条11が、びん100の被係止あご部104を乗り越え易くなる。その結果、開栓が著しく容易となる。タブ12存在領域及びタブ12の両側領域以外の他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の、びん100の被係止あご部104に対する係止力は、タブ12存在領域及びタブ12の両側領域の係止突条11の係止力よりも強く規定されているので、キャップ600の、びん100の開口部に対する全体の係止力は充分確実に保持され、シール性は充分確保される。係止突条11は、タブ12存在領域のみ(少なくとも1個)、あるいはタブ12の両側領域のみに形成される実施形態もある。
【0041】
図21及び図22には、本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの更に他の実施形態が示されている。図21に示されているキャップ700の基本構成は、図1〜図6に示すキャップ2と実質上同一である。キャップ700がキャップ2と相違するところは、キャップ700において、タブ12の両側領域に存在する係止突条10の、天面壁4側に存在するスカート壁6の内周面には、補助突条702(補助突部を構成する)が形成されていることである。係止突条10の各々の上記突出量は実質上同一に形成されている。補助突条702の形状自体は係止突条10と実質上同一であるが、補助突条702の上記突出量は、係止突条10の各々の突出量よりも少なく規定されている。キャップ700は上記の如く構成されているので、その係止突条10がびん100の被係止あご部104に係止されたとき、スカート壁6の厚肉部16の内周面16aであって、上記補助突条702が存在するタブ12の両側領域及びそれらの近傍の領域は、補助突条702の頂部が、びん100の上記外周面106に圧接せしめられる。その結果、補助突条702が存在するタブ12の両側領域は、補助突条702によって拡大され、補助突条702が存在する2個の係止突条10は、びん100の被係止あご部104に対し、半径方向の所定の係止深さよりも補助突条702の突出量だけ少ない(浅い)係止深さをもって係止される。これによりタブ12の両側領域の係止突条10の被係止あご部104に対する係止力は、他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の係止力よりも弱くせしめられる。したがって、開栓のため、指によってタブ12に、びん100の開口部から離れる方向に力を加えたとき、最初にタブ12の両側領域の係止突条10が、びん100の被係止あご部104を乗り越え易くなる。その結果、開栓が著しく容易となる。タブ12の両側領域以外の他の周方向領域に存在する係止突条10の各々の、びん100の被係止あご部104に対する係止力は、タブ12の両側領域の係止突条10の係止力よりも強く規定されているので、キャップ700の、びん100の開口部に対する全体の係止力は充分確実に保持され、シール性は充分確保される。
【0042】
以上、添付図面を参照して、本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの好適実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形ないし修正が可能である。例えば、本発明は打栓式の合成樹脂製キャップ(含む合成樹脂製ヒンジキャップ)であればいずれの形態のキャップにも適用することができる。また上記実施形態において、補助突部としては、リブ20、係止突条11及び補助突条702が示されているが、その他の実施形態として、図示はされていないが、軸線方向及び周方向に延在しかつスカート壁6の内周面16a、32aよりも小径の内周面を有する小径部からなる補助突部もある。更に具体的に説明すると、この補助突部は、図5及び図6において、3個のリブ20の各々の頂部を通る図示しない内接円までスカート壁6の内周面16aが突出せしめられた如き形状をなすものである。図示しないで説明した上記小径部、係止突条11及び補助突条702は、もちろん、キャップ2、キャップ200及びヒンジキャップ300にも適用しうることはいうまでもない。なおヒンジキャップ300に適用される小径部は、軸線方向及び周方向に延在しかつ環状係止凹部338の底部よりも小径の内周面を有するよう構成される。更にはまた、本発明は様々な組合せが可能である。例えば図1〜図6に示すキャップ2及び図11〜図13に示すキャップ200において、タブ12存在領域にも係止突条10を形成し、この係止突条10の、天面壁4側のスカート壁6の内周面に上記リブ20を3個形成する実施形態もある(図3に示す構成と図18に示す構成とを組合せた如き実施形態)。したがって、キャップ2、キャップ200は、係止突条10がびん100の被係止あご部104に係止されたとき、スカート壁6の内周面の、タブ12存在領域に形成された係止突条10及び/又はタブ12の両側領域に存在する係止突条10、の被係止あご部104に対する半径方向の係止深さは、他の周方向領域に存在する係止突条10の係止深さよりも少なくなるよう構成される。またタブ12存在領域及び/又はタブ12の両側領域の係止突条10の係止深さを小さくする手段ないし被係止あご部104に対する係止力を弱くする手段は、上記リブ20の他、図21に示す補助係止突条702であってもよいし、リブ20や補助係止突条702を配設することなく、それ自体の突出量が少ない係止突条11を形成する手段であってもよく、また上記の如く図示しないで説明した小径部であってもよく、更には、それらの組合せであってもよい。
【0043】
一つの係止突条10に関連して形成されるリブ20は少なくとも1個でよい。タブ12存在領域に係止突条10が形成される場合、この係止突条10は少なくとも1個でよい(通常は1個か2個)。更にはまた、係止突条10をスカート壁6の内周面の全周にわたって形成し、タブ12存在領域に存在する係止突条10及び/又はタブ12の両側領域に存在する係止突条10、の被係止あご部104に対する半径方向の係止深さを、他の周方向領域に存在する係止突条10の係止深さよりも少なくなるよう構成する実施形態もある。その場合、タブ12存在領域及び/又はタブ12の両側領域の係止突条10の係止深さを小さくする手段ないし被係止あご部104に対する係止力を弱くする手段として、タブ12存在領域及び/又はタブ12の両側領域の係止突条10それ自体の突出量を小さくする実施形態も考えられる。この実施形態は、他の形態の係止突条10に対しても適用可能であるし、またヒンジキャップ300の係止突条336に対しても適用可能である。係止突条10それ自体の突出量を小さくする周方向の範囲は適宜に設定することができる。なお、タブ12存在領域及び/又はタブ12の両側領域の係止突条10の係止深さを小さくする手段は、その係止突条10の少なくとも周方向の一部に施されていればよい。例えば、図18において、タブ12存在領域の係止突条10に関連して配設された3個のリブ20に代えて、係止突条10の周方向の中央に1個のリブ20を形成した場合には、係止突条10の周方向の中央部における上記係止深さは他の係止突条10のそれより小さくせしめられるが、係止突条10の周方向の両端部における上記係止深さは他の係止突条10のそれと同一になる場合もありうる(特にタブ12存在領域の係止突条10の周方向長さが比較的長い場合)。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係る合成樹脂製キャップによれば、内容物が外部に漏出しないよう容器開口部に対して充分確実な密封状態を維持しながらしっかりと装着され、しかも人手による容器開口部からの開栓時には、力の弱い消費者であっても容器開口部から充分容易に離脱せしめることができる。また、容器開口部に対する全体の係止力を充分に保持することによってシール性を充分に確保しながら、人手による容器開口部からの最初の開栓力を、力の弱い消費者であっても充分容易に開栓できる程度に弱くすることができる。更にはまた、構造が簡単で成形が容易であり、したがって低コストで大量生産することができる。
本発明に係る合成樹脂製ヒンジキャップによれば、内容物が外部に漏出しないよう本体に対して充分確実な密封状態を維持しながらしっかりと装着され、しかも人手によって上蓋を本体から開くときには、力の弱い消費者であっても充分容易に開くことができる。また、本体に対する全体の係止力を充分に保持することによってシール性を充分に確保しながら、人手によって上蓋を本体から開くときには、最初に開くときの力を、力の弱い消費者であっても充分容易に開くことができる程度に弱くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの実施形態を示す斜視図。
【図2】図1に示すキャップの正面図であって軸線から半径方向の一方側を破断して示す正面図。
【図3】図1に示すキャップを開口端側から見た下面図。
【図4】図3のA部拡大図。
【図5】図4のB−B矢視断面図。
【図6】図5のC−C矢視断面図。
【図7】図1に示すキャップをびんに装着した状態を一部を破断して示す正面図。
【図8】図7の破断部分を拡大して示す断面図。
【図9】図7の他の破断部分(キャップは図5に示す破断部分)を拡大して示す断面図。
【図10】本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの他の実施形態を示す斜視図。
【図11】図10に示すキャップを開口端側から見た下面図。
【図12】図11のD部拡大図。
【図13】図12のE−E矢視断面図。
【図14】本発明に従って構成された合成樹脂製ヒンジキャップの実施形態を、その上蓋を開いた状態で示す平面図。
【図15】図14のF−F矢視断面図。
【図16】図15のG部拡大図。
【図17】図16のH−H矢視断面図。
【図18】本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの他の実施形態を開口端側から見た下面図。
【図19】本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの更に他の実施形態を開口端側から見た下面図。
【図20】本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの更に他の実施形態を開口端側から見た下面図。
【図21】本発明に従って構成された合成樹脂製キャップの更に他の実施形態を開口端側から見た下面図。
【図22】図21のI−I矢視断面図。
【符号の説明】
2、200、400、500、600、700 合成樹脂製キャップ
4 天面壁
6 スカート壁
8 シール突条
10、11 係止突条
12 タブ
100 びん
102 開口部
104 被係止あご部
106 びんの開口部の外周面
300 合成樹脂ヒンジキャップ
304 本体
306 上蓋
324 被係止突条
336 係止突条
338 環状係止凹部
342 リブ
702 補助突条

Claims (4)

  1. 天面壁と、該天面壁の周囲から下方に延びるスカート壁とを備え、該スカート壁の内周面には容器開口部の外周面に形成された被係止あご部に係止される係止突条が形成され、該スカート壁の開口端における外周面には半径方向外方に突出するタブが周方向の一部の領域にわたって形成されている合成樹脂製キャップにおいて、
    該係止突条が該被係止あご部に係止されたとき、該スカート壁の内周面の、該タブが形成されている該一部の領域に対応するタブ存在領域に形成された該係止突条及び/又は該タブ存在領域の周方向の両側における周方向の一部領域であるタブの両側領域に存在する該係止突条、の該被係止あご部に対する半径方向の係止深さは、他の周方向領域に存在する該係止突条の該係止深さよりも少なくなるよう構成され、
    該係止突条の各々の該スカート壁の内周面からの突出量は同一に形成され、該タブ存在領域に存在する該係止突条及び/又は該タブの両側領域に存在する該係止突条の、該天面壁側に存在する該スカート壁の内周面には、少なくとも1個の補助突部が形成され、該補助突部の該突出量は、該係止突条の該突出量よりも少なく規定されている、
    ことを特徴とする合成樹脂製キャップ。
  2. 本体と、該本体にヒンジ部を介して開閉自在に一体成形された上蓋とからなり、該本体は、頂面壁、該頂面壁の周囲から下方に延びる環状の外側装着壁、該頂面壁に形成された開封予定部、該頂面壁の、該開封予定部の周囲から上方に延びる環状の排出案内壁及び該頂面壁の、該排出案内壁の外側から上方に延びる環状係止壁の外周面の全周にわたって形成された被係止突条、を備え、該上蓋は、天面壁、該天面壁の周囲から下方に延びるスカート壁、該スカート壁の内周面に形成されて該本体の該被係止突条に係止される係止突条及び該係止突条の該天面壁側に連続して形成されかつ該本体の該被係止突条に嵌合する環状係止凹部を備え、該上蓋の該スカート壁の開口端における外周面には半径方向外方に突出するタブが周方向の一部の領域にわたって形成され、該本体の該外側装着壁の内周面には容器開口部の外周面に形成された係止あご部に係止される係止突部が形成されている合成樹脂製ヒンジキャップにおいて、
    該係止突条が該被係止突条に係止されたとき、該上蓋の該スカート壁の内周面の、該タブが形成されている該一部の領域に対応するタブ存在領域に存在する該係止突条及び/又は該タブ存在領域の周方向の両側における周方向の一部領域であるタブの両側領域に存在する該係止突条の、該本体の該被係止突条に対する半径方向の係止深さは、他の周方向領域に存在する該係止突条の該係止深さよりも少なくなるよう構成され、
    該上蓋の該係止突条の該スカート壁の内周面からの突出量は同一に形成され、該タブ存在領域に存在する該環状係止凹部及び/又は該タブの両側領域に存在する該環状係止凹部には、少なくとも1個の補助突部が形成され、該補助突部の該突出量は該係止突条の該突出量よりも少なく規定されている、
    ことを特徴とする合成樹脂製ヒンジキャップ。
  3. 該補助突部は軸線方向に延在するリブからなる、請求項1記載の合成樹脂製キャップ又は請求項2記載の合成樹脂製ヒンジキャップ
  4. 該補助突部は周方向に延在する補助突条からなる、請求項1記載の合成樹脂製キャップ又は請求項2記載の合成樹脂製ヒンジキャップ
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