JP4233503B2 - アーク溶接ロボットのトーチケーブル処理構造 - Google Patents

アーク溶接ロボットのトーチケーブル処理構造 Download PDF

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Description

本発明は、アーク溶接を行う産業用ロボット(以下、「アーク溶接ロボット」あるいは、単に「ロボット」と言う)のためのトーチケーブル処理構造に関し、特に、壁掛け方式で設置されたアーク溶接ロボットにおけるトーチケーブルの処理構造に関する。
アーク溶接ロボットにおいては、ワーク、治具、周辺機器の間の狭い隙間に入り込んで溶接作業を行うことが多い。その場合、ロボット先端部のアームや溶接トーチは周辺との干渉する領域が狭く特に問題とはならないが、トーチケーブルには、干渉の問題を起し易い。なぜならば、トーチケーブルは溶接トーチの送給安定性を確保するために緩やかに取回しがされており、その分、周辺との干渉する領域が広くなるからである。
これを防ぐための一つの方策として、下記特許文献1では、床面設置方式のアーク溶接ロボットにおいて、溶接トーチを、ロボット最終回転軸に対し一定量オフセットした軸回りで回転可能に設ける一方、ロボットの前腕基部上にスライド機構を設け、トーチケーブルの途中個所をスライド機構のスライダに取付け、同スライダを溶接トーチと反対の方向に引き寄せる力を付与するようにする手法が提案されている。図1はこの手法の概略を説明する図で、符号1は6軸構成のアーク溶接ロボットを表わしている。アーク溶接ロボット1は床面に設置されており、ロボットベース15から上腕14は上方へ延びている。上腕14の上端付近に取付けられた前腕基部10の先端には、第1軸線Aの回りで回転可能に第1手首要素11が設けられ、同第1手首要素11に、第2軸線Bの回りで回転可能に第2手首要素12が設けられている。
そして、第2手首要素12に、伝動機構13を介して溶接トーチ2が、第2軸線Bと略垂直であり、且つ、第1軸線Aと所定距離隔てた第3軸線Cの回りで回転可能に支持されている。換言すれば、溶接トーチ2は、ロボット最終回転軸に対し一定量オフセットした平行な軸C回りに回転可能に支持されている。
符号4はトーチケーブル3を用いて溶接トーチ2に溶接ワイヤを送給するワイヤ送給装置で、ロボット1の旋回胴16上に固定されたワイヤ供給装置支持部17を介して設置されている。また、前腕基部10上には支持ベース5を介してスライド機構6が設けられている。スライド機構6は、リニアガイド6aと、該リニアガイド6a上で第1軸線Aに略平行な方向に沿って可動に取付けられたスライダ7を有し、スライダ7にトーチケーブル3の中途部がクランプ(固定)されている。トーチケーブル3は、この中途取付部3aから、第1手首要素11の上方空間を通り、挿通ガイド3hをくぐって溶接トーチ2に接続されている。
スライド機構6には、スライダ7を常時後方へ引き寄せる力を加える機構が付設されている。ここに示した例では、スライダ7の後端付近に線材81の一端が接続され、線材81の他端が張力発生装置80に接続されている。符号82は線材81を折り返してガイドする滑車で、支持ベース5の後端付近に取付けられている。張力発生装置80自体はバネ、エアシリンダ等を利用したもので、例えば前腕基部10の後部に取付けられる。符号3dはスライダ7が前腕基部10の後方側へ引き寄せられた時に生じ得るトーチケーブル3の弛みを表わしている。
溶接ワイヤ及びワイヤ送給装置4への給電は、溶接電源装置21によって給電ケーブル22を介して行なわれる。給電の制御内容(溶接電圧/電流の制御、ワイヤ給送の制御)は、ロボット制御装置20から溶接電源装置21に送られる指令に基づいて行なわれる。溶接実行時にロボット1は、ロボット制御装置20からの指令に従い、手首先端に装着された溶接トーチ2が指定された姿勢で溶接ワイヤを溶接対象物の溶接位置に繰り出されるような目標位置まで移動する。また、同時に溶接電源装置21への溶接指令も出力し、溶接電源装置21はロボット1の動作と同期し、溶接トーチ先端溶接ワイヤ部の溶接電圧、溶接電流を制御する。
床面設置方式のアーク溶接ロボットにおいては、このような構成により、溶接トーチ2の姿勢が変化した場合でも、トーチケーブル3の挙動が大きく変化せず、トーチケーブル3とワーク、治具、周辺機器との干渉を最小に抑えることができ、且つ、安定した溶接ワイヤ送給を実現することができる。しかし、システムの省スペース化や自由度の高い冶具交換などの目的で、ロボットを天吊り状態で設置した溶接システムにおいては、ワークがロボットに対し、下方にある為、溶接時のロボット手首軸姿勢が床置き状態で設置した場合と反対となる。一方、上記のような構成でロボットベース15を天井に固定し、ロボット全体を倒立させた状態で設置すると、手首軸動作範囲の制限により困難が生じる。つまり、トーチケーブルの柔軟性による制限から、第1手首要素、第2手首要素の動作範囲が±180度より狭く制限され、ロボットが天吊り設置された場合には、トーチの先端を下上方を向いた状態での作業が困難になるという問題があり、解決が望まれている。
また、作業現場の事情等から、床面から天井方向に延びる立壁にロボットを設置する場合もあり、「壁掛け設置方式」などと呼ばれている。そのような壁掛け設置方式を採用した場合についても、上記特許文献1に示されて手法の利点を生かしながら、壁掛け設置方式のロボットに好適なトーチケーブル処理構造の提案が待たれていたところである。
特願2004−194593に添付された明細書及び図面
そこで本発明の目的は、特許文献1に示された技術の方式(溶接トーチの回転軸をロボット最終軸の回転軸からシフトさせる方式)を生かして、トーチケーブルの挙動を安定に保ち、トーチケーブルとワーク、治具、周辺機器との干渉を最小に抑えることができ、且つ、安定した溶接ワイヤ送給を実現することができるトーチケーブル処理構造を、壁掛け方式のアーク溶接ロボットについて実現することにある。
本発明は、壁掛け方式のアーク溶接ロボットについて、上記特許文献1に示された技術の考え方と利点を生かしながら、天吊り方式あるいは壁掛け方式においても、溶接トーチの先端を床面側に向けた状態で無理なく溶接作業を行えるように修正したトーチケーブル処理構造を採用することで上記課題を解決したものである。
より具体的に言えば、請求項1〜請求項4に記載された発明において、アーク溶接ロボットは、立壁部に設置されたロボットベースと、前記立壁部から離隔する方向に延びる上腕と、前腕基部と第1手首要素を含む前腕と、第2手首要素と、溶接トーチとを備え、前記第1手首要素は、前腕基部の先端に、前記前腕の長手方向に沿った第1軸線回りで回転可能に設けられており、前記第2手首要素は、前記第1手首要素に、前記第1軸線と略垂直に交わる第2軸線回りに回転可能に設けられる。また、前記溶接トーチは、前記第2軸線の位置が前記前腕基部よりも方にあり、且つ、前記第2手首要素の先端が前記第2軸線よりも前記立壁部から離隔した側にあるロボット姿勢において該溶接トーチの先端が前記立壁部から離隔する方向を向くように、且つ、前記第2軸線と略垂直であるとともに前記第1軸線と所定距離隔てた第3軸線回りに回転可能に設けられる。
そして、請求項1に記載の発明では、前記前腕基部上に、スライド機構が設けられ、該スライド機構は、前記第1軸線に沿って移動自在なスライダを、前記第2手首要素の先端が前記第2軸線よりも前記立壁部から離隔した側にあり且つ前記溶接トーチの先端が前記立壁部から離隔する方向を向くロボット姿勢において、前記立壁部側に来る位置に有している。そして、前記トーチケーブルは、その途中個所を前記スライダに取り付けられているとともに、該スライダに取り付けられた位置から、前記ロボット姿勢において前記第1手首要素よりも前記立壁部側の空間を通るように、前記トーチまで配設されており、更に、前記スライダを前記第1軸線に平行で前記溶接トーチと反対の方向に引き寄せる力を付与する手段が設けられている。
ここで、前記トーチケーブルは、前記スライダに対して取付けられた前記途中個所において、前記スライド機構の取付面に対して垂直な軸回りで姿勢変更自在とすることができる(請求項2)。
また、請求項3に記載の発明では、前記前腕基部上に、スライド機構が設けられ、該スライド機構は、前記第1軸線に沿って移動自在なスライダを、前記第2手首要素の先端が前記第2軸線よりも前記立壁部から離隔した側にあり且つ前記溶接トーチの先端が前記立壁部から離隔する方向を向くロボット姿勢において、前記立壁部側に来る位置に有している。このスライダには、溶接ワイヤ送給装置が、前記スライド機構に対して前記立壁部側に位置するように取付けられている。そして、前記トーチケーブルは、前記溶接ワイヤ送給装置を経由し、該溶接ワイヤ送給装置から、前記ロボット姿勢において前記第1手首要素よりも前記立壁部側の空間を通るように、前記トーチまで配設されており、更に、前記スライダを前記第1軸線に平行で前記溶接トーチと反対の方向に引き寄せる力を付与する手段が設けられている。
ここで、前記溶接ワイヤ送給装置は、前記スライド機構の取付面に対して垂直な軸回りで姿勢変更自在とすることができる(請求項4)。
本発明によれば、壁掛け方式のアーク溶接ロボットにおいて、トーチケーブルが過剰に引っ張られず前腕に絡まらず、且つ、トーチケーブルが過剰に弛んでその曲率が大きく変化しないようにすることで、溶接ワイヤの安定送給が可能となり、溶接作業が安定して行えるようになる。また、壁掛け方式の採用によっても、溶接トーチが溶接に適した位置・姿勢をとり難くなるといった事態が回避されるようになる。更に別の利点として、本発明を適用したケーブル処理構造で使用する諸要素の殆どは、上記特許文献1に記載したものと共通して使用可能なものである。従って、ロボットの設置状態に応じて、最低限の部材を追加・交換することで、トーチケーブル処理構造を最適化した形態を提供することが可能となり、経済的に有利である。
説明の便宜上、ここでは先ず参考形態について述べ、次いで、本発明の実施形態について述べる。図2は第1参考形態に係るアーク溶接ロボットの全体構成を正面図(a)、右側面図(b)で示したものである。符号1は6軸構成のアーク溶接ロボットで、そのロボットベース15が床面部90ではなく、天井部100に設置されており、上腕14はロボットベース15から下方へ延びている。上腕14の先端付近に取付けられた前腕基部10の先端には、第1軸線Aの回りで回転可能に第1手首要素11が設けられ、同第1手首要素11に、第2軸線Bの回りで回転可能に第2手首要素12が設けられている。
第2手首要素12には、伝動機構13を介して溶接トーチ2が、第2軸線Bと略垂直であり、且つ、第1軸線Aと所定距離隔てた第3軸線Cの回りで回転可能に支持されており、溶接トーチ2は、ロボット最終回転軸に対し一定量オフセットした平行な軸C回りに回転可能となっている。なお、伝動機構13の具体例については後述する。
また、第2手首要素12に対する溶接トーチ2の取付け姿勢(トーチ先端の向き)は、図示されているように、第2手首要素12の先端が第2軸線Bの位置よりも下方にあるロボット姿勢において溶接トーチ2の先端が下方を向くように選ばれている。これにより、床面部90側にあるワーク(図示省略)に対する溶接を無理のないロボット姿勢で実行することができる。
符号4はトーチケーブル3を用いて溶接トーチ2に溶接ワイヤを送給するワイヤ送給装置で、ロボット1の旋回胴16上に固定されたワイヤ供給装置支持具17を介して設置されている。また、前腕基部10上であって、その上面側には支持ベース5を介してスライド機構が設けられている。スライド機構は、リニアガイド6aと、該リニアガイド6a上で第1軸線Aに略平行な方向に沿って可動に取付けられたスライダ7を有し、スライダ7にトーチケーブル3の中途部がクランプ(固定)されている。トーチケーブル3は、図示されたロボット姿勢(第2軸線Bの位置が前記前腕基部よりも上方にあり、且つ、第2手首要素12の先端が第2軸線Bの位置よりも下方にあるロボット姿勢)において、この中途取付部3aから、第1手首要素11の上方空間を通り、挿通ガイド3hをくぐって溶接トーチ2に接続されている。なお、スライド機構に首振り自在のスライダ7を用いて、トーチケーブル3の運動の自由度を増やすこともできる。そのようなスライダ機構の例については、後述する。
スライド機構には、スライダ7を常時後方へ引き寄せる力を加える機構が付設されている。そのような機構には種々の形態があり得るが、ここでは、スライダ7の後端付近には線材81の一端が接続され、線材81の他端を張力発生装置80に接続して引き寄せる機構が示されている。符号82は線材81を折り返してガイドする滑車で、支持ベース5の後端付近に取付けられている。張力発生装置80自体はバネ、エアシリンダ等を利用したもので、例えば前腕基部10の後部に取付けられる。このようなスライダ機構の存在により、トーチケーブル3は、手首軸が大きく動作しても、大きな余長を発生しなくなる。
なお、符号101は天井部100に取付けられた溶接ワイヤ保持ガイドで、溶接ワイヤドラム(図示省略)から引き出された溶接ワイヤを保持するとともに挿通ガイドする機能を有している。溶接ワイヤ保持ガイド101を経た溶接ワイヤは、ワイヤ送給装置4内で、給電ケーブル22、アシストガスホース(図示省略)等と合体し、トーチケーブル3となる。既述の通り、トーチケーブル3は、スライダ7、挿通ガイド3hを経て溶接トーチ2の基部に接続されている。
溶接ワイヤ及びワイヤ送給装置4への給電は、溶接電源装置21によって給電ケーブル22を介して行なわれる。給電の制御内容(溶接電圧/電流の制御、ワイヤ給送の制御)は、ロボット制御装置20から溶接電源装置21に送られる指令に基づいて行なわれる。溶接実行時にロボット1は、ロボット制御装置20からの指令に従い、手首先端に装着された溶接トーチ2が指定された姿勢で溶接ワイヤを溶接対象物の溶接位置に繰り出されるような目標位置まで移動する。また、同時に溶接電源装置21への溶接指令も出力し、溶接電源装置21はロボット1の動作と同期し、溶接トーチ先端溶接ワイヤ部の溶接電圧、溶接電流を制御する。
天吊り方式のアーク溶接ロボットにおいても、このような構成により、溶接トーチ2の姿勢が変化した場合でも、トーチケーブル3の挙動が大きく変化せず、トーチケーブル3とワーク、治具、周辺機器との干渉を最小に抑えることができ、且つ、安定した溶接ワイヤ送給を実現することができる。
次に、図3は第2参考形態に係るアーク溶接ロボットの全体構成を正面図(a)、右側面図(b)で示したものである。ロボットの設置形態、及び、溶接トーチの取付け姿勢については第1参考形態と同様である。即ち、アーク溶接ロボット1のロボットベース15は床面部90ではなく、天井部100に設置されており、上腕14はロボットベース15から下方へ延びている。上腕14の先端付近に取付けられた前腕基部10の先端には、第1軸線Aの回りで回転可能に第1手首要素11が設けられ、同第1手首要素11に、第2軸線Bの回りで回転可能に第2手首要素12が設けられている。
第2手首要素12には、伝動機構13(具体例については後述)を介して溶接トーチ2が、第2軸線Bと略垂直であり、且つ、第1軸線Aと所定距離隔てた第3軸線Cの回りで回転可能に支持されており、溶接トーチ2は、ロボット最終回転軸に対し一定量オフセットした平行な軸C回りに回転可能となっている。
また、第2手首要素12に対する溶接トーチ2の取付け姿勢(トーチ先端の向き)は、図示されているように、第2手首要素12の先端が第2軸線Bの位置よりも下方にあるロボット姿勢において溶接トーチ2の先端が下方を向くように選ばれている。これにより、床面部90側にあるワーク(図示省略)に対する溶接を無理のないロボット姿勢で実行することができる。
符号4はトーチケーブル3を用いて溶接トーチ2に溶接ワイヤを送給するワイヤ送給装置で、本参考形態では、前腕基部10上に支持ベース5を介して設けられたスライド機構上に設置されている。スライド機構は、第1参考形態で用いたものと同様で、リニアガイド6aと、該リニアガイド6a上で第1軸線Aに略平行な方向に沿って可動に取付けられたスライダ7を有している。なお、スライダ7は、図示されている通り、リニアガイド6aの上側にある。そして、スライダ7に溶接ワイヤ送給装置4が固定されている。また、溶接ワイヤ送給装置4は、リニアガイド6aとスライダ7を含むスライド機構の上側に位置している。なお、溶接ワイヤ送給装置4自身がスライダを兼ねるようにしても良い。
トーチケーブル3は、図示されたロボット姿勢(第2軸線Bの位置が前記前腕基部よりも上方にあり、且つ、第2手首要素12の先端が第2軸線Bの位置よりも下方にあるロボット姿勢)において、この溶接ワイヤ送給装置4から、第1手首要素11の上方空間を通り、挿通ガイド3hをくぐって溶接トーチ2に接続されている。また、第1参考形態と同じく、スライド機構に首振り自在のスライダ7を用いて、トーチケーブル3の運動の自由度を増やすこともできる(具体例は後述)。
第1参考形態と同様に、スライダ7の後端付近には線材81の一端が接続され、線材81の他端を張力発生装置80に接続して引き寄せる機構が示されている。符号82は線材81を折り返してガイドする滑車で、支持ベース5の後端付近に取付けられている。張力発生装置80自体はバネ、エアシリンダ等を利用したもので、例えば前腕基部10の後部に取付けられる。このようなスライダ機構の存在により、トーチケーブル3は、手首軸が大きく動作しても、大きな余長を発生しなくなる。
なお、符号101は天井部100に取付けられた溶接ワイヤ保持ガイドで、溶接ワイヤドラム(図示省略)から引き出された溶接ワイヤを保持するとともに挿通ガイドする機能を有している。溶接ワイヤ保持ガイド101を経た溶接ワイヤは、ワイヤ送給装置4内で、給電ケーブル22、アシストガスホース(図示省略)等と合体し、トーチケーブル3となる。既述の通り、トーチケーブル3は、溶接ワイヤ送給装置4から挿通ガイド3hを経て溶接トーチ2の基部に接続されている。
溶接ワイヤ及びワイヤ送給装置4への給電やその制御についても、第1参考形態と同様で、溶接電源装置21によって給電ケーブル22を介して行なわれる。給電の制御内容(溶接電圧/電流の制御、ワイヤ給送の制御)は、ロボット制御装置20から溶接電源装置21に送られる指令に基づいて行なわれる。溶接実行時にロボット1は、ロボット制御装置20からの指令に従い、手首先端に装着された溶接トーチ2が指定された姿勢で溶接ワイヤを溶接対象物の溶接位置に繰り出されるような目標位置まで移動する。また、同時に溶接電源装置21への溶接指令も出力し、溶接電源装置21はロボット1の動作と同期し、溶接トーチ先端溶接ワイヤ部の溶接電圧、溶接電流を制御する。
天吊り方式で、溶接ワイヤ送給装置をスライド機構上に設けた本参考形態のアーク溶接ロボットにおいても、第1実施形態と同様、溶接トーチ2の姿勢が変化した場合でも、トーチケーブル3の挙動が大きく変化せず、トーチケーブル3とワーク、治具、周辺機器との干渉を最小に抑えることができ、且つ、安定した溶接ワイヤ送給を実現することができる。
図4は本発明に従った第実施形態に係るアーク溶接ロボットの全体構成を正面図(a)、上面図(b)で示したものである。本実施形態では、アーク溶接ロボット1のロボットベース15は、床面部90から天井部100に向かって延在する立壁部110に設置されており、上腕14はロボットベース15から側方へ延びている。上腕14の先端付近に取付けられた前腕基部10の先端には、第1軸線Aの回りで回転可能に第1手首要素11が設けられ、同第1手首要素11に、第2軸線Bの回りで回転可能に第2手首要素12が設けられている。
第2手首要素12には、伝動機構13(具体例については後述)を介して溶接トーチ2が、第2軸線Bと略垂直であり、且つ、第1軸線Aと所定距離隔てた第3軸線Cの回りで回転可能に支持されており、溶接トーチ2は、ロボット最終回転軸に対し一定量オフセットした平行な軸C回りに回転可能となっている。
また、第2手首要素12に対する溶接トーチ2の取付け姿勢(トーチ先端の向き)は、図示されているように、第2手首要素12の先端が第2軸線Bよりも立壁部110から離隔した側にあるロボット姿勢において、溶接トーチ2の先端が立壁部110から離隔する方向を向くように、選ばれている。これにより、ロボット1よりも立壁部110から遠い側(作業がし易い側)にあるワーク(図示省略)に対する溶接を無理のないロボット姿勢で実行することができる。
符号4はトーチケーブル3を用いて溶接トーチ2に溶接ワイヤを送給するワイヤ送給装置で、本実施形態では、上腕14の側部に位置するように、スライド機構上に設置されている。即ち、前腕基部10の側部に支持ベース5を介してリニアガイド6aと、該リニアガイド6a上(立壁部110に近い側)で第1軸線Aに略平行な方向に沿って可動に取付けられたスライダ7を設け、スライダ7に溶接ワイヤ送給装置4を固定する。図示されているように、溶接ワイヤ送給装置4は、リニアガイド6aとスライダ7を含むスライド機構に対して立壁部110側にある。なお、溶接ワイヤ送給装置4自身がスライダを兼ねるようにしても良い。
トーチケーブル3は、図示されたロボット姿勢(第2手首要素12の先端が第2軸線Bよりも立壁部110から離隔した側にあるロボット姿勢)において、この溶接ワイヤ送給装置4から、第1手首要素11の立壁部110側の空間(溶接トーチ2の先端が向く側と反対側の空間)を通り、溶接トーチ2に接続されている。なお、第1、第2参考形態と同じく、スライド機構に首振り自在のスライダ7を用いて、トーチケーブル3の運動の自由度を増やすこともできる(具体例は後述)。
第1参考形態と同様に、スライダ7の後端付近には線材81の一端が接続され、線材81の他端を張力発生装置80に接続して引き寄せる機構が示されている。符号82は線材81を折り返してガイドする滑車で、支持ベース5の後端付近に取付けられている。張力発生装置80自体はバネ、エアシリンダ等を利用したもので、例えば前腕基部10の後部に取付けられる。このようなスライダ機構の存在により、トーチケーブル3は、手首軸が大きく動作しても、大きな余長を発生しなくなる。
なお、符号111は、立壁部110に取付けられた溶接ワイヤ保持ガイドで、溶接ワイヤドラム(図示省略)から引き出された溶接ワイヤを保持するとともに挿通ガイドする機能を有している。溶接ワイヤ保持ガイド111を経た溶接ワイヤは、ワイヤ送給装置4内で、給電ケーブル22、アシストガスホース(図示省略)等と合体し、トーチケーブル3となる。
溶接ワイヤ及びワイヤ送給装置4への給電やその制御については、第1、第2参考形態と同様で、溶接電源装置21によって給電ケーブル22を介して行なわれる。給電の制御内容(溶接電圧/電流の制御、ワイヤ給送の制御)は、ロボット制御装置20から溶接電源装置21に送られる指令に基づいて行なわれる。溶接実行時にロボット1は、ロボット制御装置20からの指令に従い、手首先端に装着された溶接トーチ2が指定された姿勢で溶接ワイヤを溶接対象物の溶接位置に繰り出されるような目標位置まで移動する。また、同時に溶接電源装置21への溶接指令も出力し、溶接電源装置21はロボット1の動作と同期し、溶接トーチ先端溶接ワイヤ部の溶接電圧、溶接電流を制御する。
壁掛け方式で、溶接ワイヤ送給装置をスライド機構上に設けた本実施形態のアーク溶接ロボットにおいても、第1参考形態と同様、溶接トーチ2の姿勢が変化した場合でも、トーチケーブル3の挙動が大きく変化せず、トーチケーブル3とワーク、治具、周辺機器との干渉を最小に抑えることができ、且つ、安定した溶接ワイヤ送給を実現することができる。
図5は本発明に従った第実施形態に係るアーク溶接ロボットの全体構成を正面図(a)、上面図(b)で示したものである。本実施形態は、第実施形態に若干の修正を加えたもので、ロボットの形態とその設置方式、溶接トーチの取付け形態等は第実施形態と同じである。そこで、第1実施形態との相違点のみ簡単に説明する。
本実施形態では、トーチケーブル3を用いて溶接トーチ2に溶接ワイヤを送給するワイヤ送給装置4は、ロボット1の旋回胴16上に固定されたワイヤ供給装置支持具17を介して設置されている。また、前腕基部10の側部には支持ベース5を介してスライド機構が設けられている。スライド機構は、リニアガイド6aと、該リニアガイド6a上(立壁部110に近い側)で第1軸線Aに略平行な方向に沿って可動に取付けられたスライダ7を有し、スライダ7にトーチケーブル3の中途部がクランプ(固定)されている。トーチケーブル3は、図示されたロボット姿勢(第2手首要素12の先端が第2軸線Bよりも立壁部110から離隔した側にあるロボット姿勢)において、この中途取付部3aから、第1手首要素11の立壁部110側の空間(溶接トーチ2の先端が向く側と反対側の空間)を通り、溶接トーチ2に接続されている。スライダ7の後端付近には線材81の一端が接続され、線材81の他端を張力発生装置80に接続して引き寄せる機構が設けられていることは、第実施形態と同様である。また、スライド機構に首振り自在のスライダ7を用いて、トーチケーブル3の運動の自由度を増やすこともできる(具体例は後述)。
壁掛け方式で、トーチケーブルをスライド機構上でクランプした本実施形態のアーク溶接ロボットにおいても、第実施形態と同様、溶接トーチ2の姿勢が変化した場合でも、トーチケーブル3の挙動が大きく変化せず、トーチケーブル3とワーク、治具、周辺機器との干渉を最小に抑えることができ、且つ、安定した溶接ワイヤ送給を実現することができる。
なお、第、第実施形態のように、ロボットが壁掛け状態で設置されている場合は、上腕14が後方に大きく回転動作したり、また、溶接トーチ2の姿勢はロボットの旋回胴16の回転中心に対し垂直な軸方向に姿勢を取る場合が多くなる。上述した第、第実施形態ではこれを避けるため、溶接トーチ2および溶接ワイヤ送給装置4の搭載位置を前腕基部10の側面に移動することにより、上腕14が後方に動作した場合の干渉回避および溶接トーチ2の姿勢を旋回胴16の回転中心に対し垂直な軸方向に大きく確保できるようにしている。
また、図示はしていないが、溶接時の旋回胴16の動作が大きくない場合は、溶接ワイヤ送給装置4をロボット可動アーム以外の場所に固定した構成も採用可能である。
次に図6は、溶接トーチ2の支持・回転機構の例を示している。図示されているように、第2手首要素12に第6軸駆動用のサーボモータMが設けられ、このサーボモータMに減速装置50が結合されている。減速装置50は、出力側のフランジ(以下、出力フランジという)50aを支持するベアリングを内蔵しており、これらサーボモータMと減速装置50を介して軸Dの周りで回転制御される出力フランジ50aには入力ギヤ51が結合されている。
また、出力フランジ50aのベース部分にはギヤボックス筐体52が装着されており、溶接トーチ2が軸線Bと垂直で、且つ、軸線A(図2参照)から所定距離隔てた軸線Cの周りでベアリング54を介し回転可能に装着されている。
溶接トーチ回転軸と一体化された出力ギヤ55が、入力ギヤ51と噛合う様に装着されている。これにより、ロボット制御装置20からの指令に応じ、溶接トーチ2の向きを自由に回転制御できるようになっている。この例では、ギヤでの回転力伝達を示したが、もちろん、ベルトとプーリを使った構成など他の動力伝達要素を用いても良い。
なお、溶接トーチ2の長さ方向の軸回りで姿勢を変更するケースに備えて、溶接トーチ2とトーチケーブル3の結合部は、周知の回転自在継ぎ手構造を利用して回転可能な状態に支持することが好ましい。このようにすれば、溶接トーチ2を溶接トーチ軸D回りに回転させても、トーチケーブル3に捻れが生じないようにすることができる。
最後に図7(a)、(b)を参照して、スライド機構の例について補足説明を行なっておく。図7は、溶接ワイヤ送給装置のスライド機構の例について説明するための図で、(a)はスライダ機構が直線的に動作する例を示し、(b)はスライダ機構が首振り式に動作する例を示している。
図7(a)において、符号6aは前腕基部10上に設置されたリニアガイドで、リニアガイド6a上でスライダ7が滑動する。ここでは、ワイヤ送給装置の図示は省略されており、既述のように、トーチケーブル3はこのワイヤ送給装置を介してスライダ7を図中下方に引っ張る一方、この力と反対方向(図中上方)に引っ張る力がワイヤ送給装置を介してスライダ7に作用している。そして、スライダ7はこれらの力がバランスした位置をとることになる。そして、既述の通り、溶接トーチ2の姿勢が第2軸線B周りあるいは第3軸線C周りで変化すると、それに応じて力の平衡点が変わり、スライダ位置が7a、7b等に変化する。但し、このような変化があっても、トーチケーブル3の姿態はわずかしか変化しない。
図7(b)に示した首振り式のスライド機構においては、スライダ7に、図中上下方向に沿った運動自由度に加えて、首振り運動の自由度が与えられている。このような運動自由度を持ったスライド機構自体は周知なので、詳細の図示は省略した。このような首振り式のスライド機構を用いた場合には、溶接トーチ2の姿勢が第2軸線B周りあるいは第3軸線C周りで変化すると、トーチケーブル3がスライダ7に対して及ぼす力の大きさと方向が変化し、スライダ位置がそれに応じて7c、7d等に変化する。但し、図中上下方向に沿った位置については、図7(a)のケースと同様に、図中上方に引っ張る力(張力発生装置80に由来)との平衡点に決まる。従って、溶接トーチ2の姿勢が変化しても、トーチケーブル3の姿態はわずかしか変化しない。
床面設置方式を採用したアーク溶接ロボットについて、従来技術を説明する図である。 第1参考形態に係るアーク溶接ロボットの全体構成を正面図(a)、右側面図(b)で示したものである。 第2参考形態に係るアーク溶接ロボットの全体構成を正面図(a)、右側面図(b)で示したものである。 本発明に従った第実施形態に係るアーク溶接ロボットの全体構成を正面図(a)、上面図(b)で示したものである。 本発明に従った第実施形態に係るアーク溶接ロボットの全体構成を正面図で示したものである。 溶接トーチ2の支持・回転機構の例を示した断面図である。 溶接ワイヤ送給装置のスライド機構の例について説明するための図で、(a)はスライダ機構が直線的に動作する例を示し、(b)はスライダ機構が首振り式に動作する例を示している。
符号の説明
1 アーク溶接ロボット
2 溶接トーチ
3 トーチケーブル
3a 中途取付部
3d 弛み
3h 挿通ガイド
4 ワイヤ送給装置
5 支持ベース
6 スライド機構
6a リニアガイド
7 スライダ
10 前腕基部
11 第1手首要素
12 第2手首要素
13 伝動機構
14 上腕
15 ロボットベース
16 旋回胴
17 ワイヤ供給装置支持部
20 ロボット制御装置
21 溶接電源装置
22 給電ケーブル
50 減速装置
50a 出力フランジ
51 入力ギヤ
52 ギヤボックス筐体
54 ベアリング
55 出力ギヤ
80 張力発生装置
81 線材
82 滑車
90 床面部
100 天井部
101、111 溶接ワイヤ保持ガイド
110 立壁部
A 第1軸線
B 第2軸線
C 第3軸線
D ロボット最終軸の回転軸線
M サーボモータ(第6軸駆動用)

Claims (4)

  1. 立壁部に設置されたロボットベースと、前記立壁部から離隔する方向に延びる上腕と、前腕基部と第1手首要素を含む前腕と、第2手首要素と、溶接トーチとを備え、
    前記第1手首要素は、前腕基部の先端に、前記前腕の長手方向に沿った第1軸線回りで回転可能に設けられており、
    前記第2手首要素は、前記第1手首要素に、前記第1軸線と略垂直に交わる第2軸線回りに回転可能に設けられており、
    前記溶接トーチは、前記第2軸線の位置が前記前腕基部よりも方にあり、且つ、前記第2手首要素の先端が前記第2軸線よりも前記立壁部から離隔した側にあるロボット姿勢において該溶接トーチの先端が前記立壁部から離隔する方向を向くように、且つ、前記第2軸線と略垂直であるとともに前記第1軸線と所定距離隔てた第3軸線回りに回転可能に設けられている、アーク溶接ロボットにおけるトーチケーブル処理構造であって、
    前記前腕基部上に、スライド機構が設けられ、
    該スライド機構は、前記第1軸線に沿って移動自在なスライダを、前記第2手首要素の先端が前記第2軸線よりも前記立壁部から離隔した側にあり且つ前記溶接トーチの先端が前記立壁部から離隔する方向を向くロボット姿勢において、前記立壁部側に来る位置に有しており、
    前記トーチケーブルは、その途中個所を前記スライダに取り付けられているとともに、該スライダに取り付けられた位置から、前記ロボット姿勢において前記第1手首要素よりも前記立壁部側の空間を通るように、前記トーチまで配設されており、
    更に、前記スライダを前記第1軸線に平行で前記溶接トーチと反対の方向に引き寄せる力を付与する手段が設けられていることを特徴とする、アーク溶接ロボットのトーチケーブル処理構造。
  2. 前記トーチケーブルは、前記スライダに対して取付けられた前記途中個所において、前記スライド機構の取付面に対して垂直な軸回りで姿勢変更自在であることを特徴とする、請求項1に記載のアーク溶接ロボットのトーチケーブル処理構造。
  3. 立壁部に設置されたロボットベースと、前記立壁部から離隔する方向に延びる上腕と、前腕基部と第1手首要素を含む前腕と、第2手首要素と、溶接トーチとを備え、
    前記第1手首要素は、前腕基部の先端に、前記前腕の長手方向に沿った第1軸線回りで回転可能に設けられており、
    前記第2手首要素は、前記第1手首要素に、前記第1軸線と略垂直に交わる第2軸線回りに回転可能に設けられており、
    前記溶接トーチは、前記第2軸線の位置が前記前腕基部よりも方にあり、且つ、前記第2手首要素の先端が前記第2軸線よりも前記立壁部から離隔した側にあるロボット姿勢において該溶接トーチの先端が前記立壁部から離隔する方向を向くように、且つ、前記第2軸線と略垂直であるとともに前記第1軸線と所定距離隔てた第3軸線回りに回転可能に設けられている、アーク溶接ロボットにおけるトーチケーブル処理構造であって、
    前記前腕基部上に、スライド機構が設けられ、
    該スライド機構は、前記第1軸線に沿って移動自在なスライダを、前記第2手首要素の先端が前記第2軸線よりも前記立壁部から離隔した側にあり且つ前記溶接トーチの先端が前記立壁部から離隔する方向を向くロボット姿勢において、前記立壁部側に来る位置に有しており、
    該スライダには、溶接ワイヤ送給装置が、前記スライド機構に対して前記立壁部側に位置するように取付けられており、
    前記トーチケーブルは、前記溶接ワイヤ送給装置を経由し、該溶接ワイヤ送給装置から、前記ロボット姿勢において前記第1手首要素よりも前記立壁部側の空間を通るように、前記トーチまで配設されており、
    更に、前記スライダを前記第1軸線に平行で前記溶接トーチと反対の方向に引き寄せる力を付与する手段が設けられていることを特徴とする、アーク溶接ロボットのトーチケーブル処理構造。
  4. 前記溶接ワイヤ送給装置は、前記スライド機構の取付面に対して垂直な軸回りで姿勢変更自在であることを特徴とする、請求項3に記載のアーク溶接ロボットのトーチケーブル処理構造。
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