JP4230831B2 - 画像読取装置、画像処理システムおよび画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリおよびそれらの複合機等の画像形
成装置と、当該画像形成装置に適用され、原稿を自動搬送して読み取る画像読取
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動原稿送り装置により原稿を所定の原稿トレイから搬送路に自動搬送し、搬送中の原稿の画像を読み取る画像読取装置が知られている。また、画像形成装置においては、上記の画像読取装置を備えるものがある。
【0003】
上記画像読取装置では画像を読み取るための露光ランプの光源として、一般的にハロゲンランプ、キセノンランプ、蛍光灯などが用いられる。しかしながら、これらの光源は点灯時間の経過と共に光量が変化することが知られている。この点灯時間の経過には、累積の点灯時間と、点灯開始から消灯になるまで継続して点灯した時間の2種類の意味合いがある。前者では露光ランプの劣化によって光量が変化し、後者では露光ランプの発光に伴う温度の上昇により光量が変化する。
【0004】
複数の原稿が連続して読み取られる場合、露光ランプは点灯し続けるが、上記のように光量が変化すると、原稿によって画像データも変化してしまい、適切な画像データを出力することができなかった。さらに、ある原稿の読み取りが終了してから次の原稿の読み取りが開始されるまでの間、すなわち露光ランプの点灯が必要ないときも点灯しているので、露光ランプの劣化を必要以上に進め、無駄な電力消費もあった。
【0005】
光量変化が画像データに及ぼす影響を取り除く方法の一つとして、シェーディング補正が行われている。また、露光ランプの無駄な点灯を無くすためには、所定のタイミングで露光ランプを消灯するように画像読取装置を制御することが試みられている。
【0006】
また、特許文献1に記載の画像読取装置は、カラー原稿など大きなメモリ容量が必要な場合に、画像メモリ内の画像データをハードディスクへ退避または印刷終了などで画像メモリが読み取り用に確保できるまで時間が掛かるため、シェーディング補正のための基準データ採取を行ってから実際に読み取りが開始されるまでに間が空く場合の問題を解消したものである。すなわち、上記のような状況では上記基準データ採取から光量が変化しているので、当該画像読取装置ではシェーディング補正後、原稿読み取り動作に要した時間の累積が規定時間を経過したときに露光ランプを消灯し、原稿の読込動作を行う時点で再度シェーディング補正するようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−330269号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
画像形成装置の印刷モードのひとつにグループコピーモードがある。このグループコピーモードは、画像読取装置の原稿トレイにセットされた原稿を自動搬送して読み取る度に、当該原稿に対応する画像データを設定枚数ずつ印刷するモードである。上記グループコピーモードでは、原稿毎に印刷を行うので、画像メモリに格納される画像データは1ページ分だけ良い。このため、原稿の枚数が多い場合、またカラー画像や高画質を必要とする場合に、画像メモリを節約することができる。しかしながら、上記グループコピーモードにおいては、ある原稿を読み取り画像メモリへ出力し終わった後、設定枚数の印刷を行っている間、次の原稿の読み取りは開始されないにもかかわらず、露光ランプは点灯されたままとなる。
【0009】
また、画像形成装置によっては、多数の原稿がある場合に所定枚数の原稿を読み取る度に画像データの印刷を行うことがある。この場合も、所定枚数分の画像データを画像メモリに格納できれば良いので、画像メモリを節約することができる。しかしながら、画像メモリに格納された所定枚数分の画像データを印刷している間、次の所定枚数原稿の読み取りが開始されるまで、露光ランプが点灯されたままとなる。ここで、印刷部数が2以上ある場合は、その分、原稿読み取りに関係ない点灯時間が長くなってしまう。
【0010】
これらのことは、画像データを印刷する場合だけでなく、他の画像データ処理、例えばファクシミリ送信する場合、サーバ等のデータベースに登録する場合にも同様のことが言える。すなわち、原稿を読み取る度に対応する画像データを複数のファクシミリ装置に同時に送信する(複数のデータベースに同時に登録する)場合、所定枚数の原稿を読み取る度に画像データをファクシミリ送信する(データベースに登録する)場合、所定枚数の原稿を読み取る度に画像データを複数のファクシミリ装置に同時に送信する(複数のデータベースに同時に登録する)場合に上記と同様の問題が発生する。
【0011】
また、複数の原稿を連続して読み取りながら画像データを処理(印刷、ファクシミリ送信またはデータベース登録)している最中に、画像形成装置の処理手段の要因により露光ランプの点灯が不必要に継続されることがある。具体的には、トナーエンプティが検知された場合、ファクシミリが発呼する場合、サーバへの接続確認が行われる場合、画像処理プロセスの定期的な調整モード(例えば、帯電器の電流調整、トナー濃度調整、定着温度調整など)に入った場合等である。
【0012】
従って、上記画像データ処理のモード、および上記処理手段での要因により、露光ランプが長時間点灯することになり、画像劣化や消費電力増加の原因となる。これらの問題点は特許文献1に記載の画像読取装置を用いても、解消することができなかった。特許文献1においては、原稿の読み取り動作に要した時間のみ計測しているので、上記のように読み取り動作のない時間に露光ランプが点灯す
るような場合、露光ランプは必要以上に継続的に点灯し、さらに累積の点灯時間
も増加してしまう。
【0013】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、原稿読み取りの光源である露光ランプの点灯時間の経過による光量変化を抑制し、読み取り画像の劣化および無駄な電力消費を防止する画像読取装置を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明の他の目的は、原稿読み取りの光源である露光ランプの点灯時間の経過による光量変化を抑制し、読み取り画像の劣化を防止して、適切な印刷物、送信データまたは登録データを得るだけでなく、無駄な電力消費をも防止する画像処理システムまたは画像形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
【0016】
【0017】
上記目的を達成するために本発明の画像読取装置は、ノードと接続される画像読取装置であって、複数の原稿を所定の原稿トレイから、上記原稿の画像を読み取るための読み取り位置へ搬送する原稿搬送手段と、上記原稿搬送手段から搬送された搬送中の上記原稿の画像を露光ランプの照射により上記読み取り位置にて上記原稿の画像を読み取る読み取り手段と、上記露光ランプの点灯および消灯を切り替える制御手段とを有し、上記読み取り手段が上記複数の原稿を連続して読み取る際、上記ノードが上記1枚の原稿を読み取る度に当該原稿に対応する画像データをプリセット枚数分ずつ印刷するモードであって、かつ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上である場合には、上記1枚の原稿が上記読み取り位置を通過し終わった後、上記制御手段は上記露光ランプを消灯し、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数未満である場合には、上記制御手段は上記露光ランプの点灯を継続することを特徴とする。
【0018】
また、ノードと接続される画像読取装置であって、複数の原稿を所定の原稿トレイから待機位置へ搬送して一旦待機させることが可能であり、上記待機位置から上記原稿の画像を読み取るための読み取り位置へ原稿を搬送する原稿搬送手段と、上記原稿搬送手段から搬送された搬送中の上記原稿の画像を露光ランプの照射により上記読み取り位置にて上記原稿の画像を読み取る読み取り手段と、上記露光ランプの点灯および消灯を切り替える制御手段とを有し、上記読み取り手段が上記複数の原稿を連続して読み取る際、上記ノードが上記1枚の原稿を読み取る度に当該原稿に対応する画像データをプリセット枚数分ずつ印刷するモードであって、かつ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上である場合には、上記制御手段は上記露光ランプを消灯した後、上記1枚の原稿の次の原稿を上記原稿搬送手段の搬送路内にある待機位置にて待機させ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数未満である場合には、上記制御手段は上記露光ランプの点灯を継続する構成とすることができる。
【0020】
また、上記制御手段は更に上記原稿搬送手段における上記原稿の上記読み取り位置への搬送を許可するものであって、当該制御手段により上記読み取り手段によって読み取った原稿の次の原稿の上記読み取り位置への搬送が許可されたときに、上記露光ランプが消灯していれば、上記制御手段は上記露光ランプを点灯し、上記読み取り手段による上記次の原稿の読み取りに先立って、上記読み取り手段によるシェーディング補正のための基準データ採取を行い、上記露光ランプが消灯していなければ、上記読み取り手段によるシェーディング補正のための基準データの採取を行わずに、上記読み取り手段によって読み取った原稿の次の原稿を上記読み取り位置に搬送することができる。
【0021】
本発明の画像処理システムは、上記の画像読取装置と、上記読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データを格納する記憶装置と、上記記憶装置に格納された画像データを印刷するノードとを有することを特徴とする
【0022】
【0023】
【0024】
本発明の他の画像形成装置は、複数の原稿を所定の原稿トレイから、上記原稿の画像を読み取るための読み取り位置へ搬送する原稿搬送手段と、上記原稿搬送手段から搬送された搬送中の上記原稿の画像を露光ランプの照射により上記読み取り位置にて上記原稿の画像を読み取る読み取り手段と、上記露光ランプの点灯および消灯を切り替える制御手段と、上記読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データを格納する記憶手段と、上記記憶手段から出力された画像データを印刷する印刷手段とを有し、上記読み取り手段が上記複数の原稿を連続して読み取る際、上記1枚の原稿を読み取る度に当該原稿に対応する画像データをプリセット枚数分ずつ印刷するモードであって、かつ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上である場合には、上記1枚の原稿が上記読み取り位置を通過し終わった後、上記制御手段は上記露光ランプを消灯し、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数未満である場合には、上記制御手段は上記露光ランプの点灯を継続することを特徴とする。
【0025】
また、複数の原稿を所定の原稿トレイから自動搬送する原稿搬送手段と、上記原稿搬送手段から搬送された搬送中の上記原稿の画像を露光ランプの照射により読み取り位置にて上記原稿の画像を読み取る読み取り手段と、上記露光ランプの点灯および消灯を切り替える制御手段と、上記読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データを格納する記憶手段と、上記記憶手段から出力された画像データを印刷する印刷手段とを有し、上記読み取り手段が上記複数の原稿を連続して読み取る際、上記1枚の原稿を読み取る度に当該原稿に対応する画像データをプリセット枚数分ずつ印刷するモードであって、かつ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上である場合には、上記制御手段は上記露光ランプを消灯した後、上記1枚の原稿の次の原稿を上記原稿搬送手段の搬送路内にある待機位置にて待機させ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数未満である場合には、上記制御手段は上記露光ランプの点灯を継続する構成とすることができる。
【0026】
さらに、上記他の画像形成装置において、上記モードが上記画像データの処理を同一原稿に対して規定回数以上行うものであることができる。
【0027】
また、以上説明した画像形成装置は、上記制御手段は更に上記原稿搬送手段による上記原稿の上記読み取り位置への搬送を許可するものであって、当該制御手段により上記読み取り手段によって読み取った原稿の次の原稿の上記読み取り位置への搬送が許可されたときに、上記露光ランプが消灯していれば、上記制御手段は上記露光ランプを点灯し、上記読み取り手段による上記次の原稿の読み取りに先立って、上記読み取り手段によるシェーディング補正のための基準データ採取を行い、上記露光ランプが消灯していなければ、上記読み取り手段によるシェーディング補正のための基準データの採取を行わずに、上記読み取り手段によって読み取った原稿の次の原稿を上記読み取り位置に搬送する構成とすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0029】
図1は本発明の実施形態に係る画像読取装置および画像処理システムの構成を表すブロック図である。同図において画像読取装置1は、原稿搬送手段10、読み取り手段11、制御手段14および計時手段15で構成されている。さらに、画像読取装置1はノードとしての印刷装置3および記憶装置4と接続されており、画像処理システム5を構成している。
【0030】
原稿搬送手段10は、図2に示すような機構になっており、次のような動作で原稿116を搬送する。まず、原稿搬送手段10は、原稿トレイ100上に載置された原稿116の内、一番上にあるものを捌きローラ101によって分離し、給紙ローラ102aおよび102bにより搬送路103内に導く。さらに、送りローラ104〜108は原稿116を待機位置Aに移動させる。そして、原稿116をこの待機位置Aで一旦停止させて、前原稿が画像を読み取るための読み取り位置Bを通過し終わって、原稿116の画像読み取りの準備ができるまで待機させる。上記で読み取られた前原稿の画像データは記憶装置4に格納されて更に印刷装置3に送られて印刷されるが、当該画像データが印刷し終わるか、記憶装置4から画像データの送信が終了すれば、次原稿116の画像読み取りの準備が完了する。画像読み取りの準備ができると原稿116を再び移動させて、読み取り位置Bを通過させる。
【0031】
読み取り手段11は、原稿116が読み取り位置Bに達するのを待って、読み取り位置Bを通過する原稿116の画像データを読み取っていく。露光ランプ112が点灯して原稿116に向かって光を照射し、その反射光を反射板111および113aが反射して、レンズ114を通過させた後、CCDラインセンサ115に導く。CCDラインセンサ115は受けた光を電気信号に変換して、画像データを生成する。
【0032】
また、シェーディング補正のための基準データ採取時には、露光ランプ112および反射板111がシェーディング板110の直下に移動する。そして、露光ランプ112が点灯して白色および黒色2枚のシェーディング板110に向かって光を照射して、シェーディング板110からの反射光をCCDラインセンサ115に導く。このとき、露光ランプ112の光の変化による原稿画像の読み取り濃度のばらつき、CCDラインセンサ115の1ピクセルの感度ばらつき、および露光ランプ112の配光特性を補正(シェーディング補正)するための基準データを作成する。シェーディング補正自体は、画像データ読み取り前に、原稿毎または部毎などに適宜行われる。
【0033】
なお、図2はシートスルー方式の自動原稿搬送装置を例に上げて、原稿搬送手段10および読み取り手段11を説明するものであって、複数の原稿を連続的に読み取る機構を有するものであれば本発明に適用することができる。
【0034】
以上、原稿116の読み取りが完了したら、原稿トレイ100上の次の原稿116が自動的に搬送路に搬送され、上記と同様の動作を原稿116がなくなるまで続ける。
【0035】
計時手段15は、上記のように原稿116を連続的に読み込む際、画像形成プロセスの調整モードおよびグループコピーモードなどで、原稿116が待機位置Aで待機する場合に、露光ランプ112消灯までのタイミングを計時する。計時手段15の動作タイミングの詳細については後述で詳しく説明する。
【0036】
記憶装置4は画像読取装置1および印刷装置3と接続されており、互いにデータの受け渡しができるようになっている。当該接続はLAN、シリアルケーブルまたはバス接続など従来公知の手段により行われる。記憶装置4は読み取り手段11で読み取られた画像データを格納するもので、RAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、ハードディスクなどが使用できる。また、記憶装置4は格納した画像データを印刷装置3に出力する。この際、印刷装置3の種類に応じて、画像データを印刷用に加工して出力することもできる。なお、図1において、記憶装置4は画像読取装置1および印刷装置3の外部に設置された構成となっているが、画像読取装置1または印刷装置3の内部に設置しても良い。
【0037】
印刷装置3は記憶装置4から出力された画像データを転写紙などの記録媒体に印刷する。印刷装置3としては、例えば電子写真、インクジェット、昇華型、熱転写など従来公知の方式によるものを使用できる。図1の印刷装置3は、電子写真方式のものを示している。
印刷(画像形成)のプロセスとしては、まず帯電手段30により図示しない感光体を帯電させ、露光手段31(原稿読取時の露光とは異なる。)により上記画像データに応じて当該感光体を露光して静電潜像を形成する。次に現像手段32により感光体上の上記静電潜像にトナーを付着させ顕像化する。その後、転写手段33により感光体上のトナーを紙などの転写媒体に転写し、定着手段34により転写媒体上のトナー像を定着させて印刷が完了する。
【0038】
なお、上記では印刷装置3を用いた場合を説明したが、他のノード、例えばファクシミリ装置、サーバなどを用いても良い。ファクシミリ装置を用いる場合は、画像データを印刷する変わりにファクシミリ送信を行う。また、サーバの場合は印刷の変わりにデータベースへの登録を行う。更に、記憶装置4をデータベースの登録場所として併用することも可能である。
【0039】
制御手段14は、上記原稿の上記読み取り位置への搬送を許可する他、露光ランプ112の点灯、消灯を含め、以上に述べた画像読取装置1の動作全般を制御する。さらに、印刷装置3、記憶装置4も含め、画像印刷システム全体を制御させても良い。
【0040】
本発明の他の実施形態に係る画像読取装置は、上記画像読取装置1から計時手段15を省いて構成することができる。その他の構成については、上記画像読取装置1と同様である。当該他の画像形成装置は印刷装置3および記憶装置4と接続されており、画像処理システムを構成している。ここで、印刷装置3は所定枚数の原稿を読み取る度に当該原稿に対応する画像データを処理するモードを備えている。詳細には、当該所定枚数が1枚で原稿を読み取る度にプリセット枚数分ずつ印刷するモード(以下、グループコピーモードと記載する。)、上記所定枚数が複数で原稿を読み取る度に1枚または複数枚印刷するモードがある。
【0041】
本発明の画像処理システムは、印刷装置3を用いる場合だけでなく、他のノード、例えばファクシミリ装置、サーバ等を用いる場合にも同様に適用できる。すなわち、原稿を読み取る度に対応する画像データを複数のファクシミリ装置に同時に送信する(複数のデータベースに同時に登録する)モード、所定枚数の原稿を読み取る度に画像データをファクシミリ送信する(データベースに登録する)モード、所定枚数の原稿を読み取る度に画像データを複数のファクシミリ装置に同時に送信する(複数のデータベースに同時に登録する)場合に上記と同様のモードが設定できる。
【0042】
図3は本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を表すブロック図である。同図において画像形成装置2は、原稿搬送手段20、読み取り手段21、制御手段24、計時手段25、印刷手段26および記憶手段27で構成されている。ここで、原稿搬送手段20および読み取り手段21は、それぞれ上記原稿搬送手段10および上記読み取り手段11と同様の構成を有しており、例えば図2に示す機構をなしている。
【0043】
計時手段25は、上記計時手段15と同様の構成を有している。計時手段25の動作タイミングの詳細については後述で詳しく説明する。
【0044】
記憶手段27は読み取り手段21によって読み取られた画像データを格納するもので、RAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、ハードディスクなどが使用できる。また、記憶手段27は格納した画像データを印刷手段26に出力する。この際、印刷手段26の種類に応じて、出力する画像データを印刷用に加工して出力することもできる。
【0045】
印刷手段26は記憶手段27から出力された画像データを転写紙などの記録媒体に印刷する。印刷手段26としては、例えば電子写真、インクジェット、昇華型、熱転写など従来公知の方式によるものを使用できる。図3の印刷手段26は、電子写真方式のものを示している。同図において、帯電手段260、露光手段261、現像手段262、転写手段263および定着手段264は、それぞれ帯電手段30、露光手段31、現像手段32、転写手段33および定着手段34と同様のものである。
【0046】
制御手段24は、露光ランプ112の点灯、消灯を含め、以上に述べた画像形成装置1の動作全般を制御する。
【0047】
本発明の他の実施形態に係る画像形成装置は、上記画像形成装置2から計時手段25を省いて構成することができ、さらに、所定枚数の原稿を読み取る度に当該原稿に対応する画像データを処理するモードを備えている。その他の構成については、上記画像形成装置2と同様である。
【0048】
なお、上記では印刷手段26を用いた場合を説明したが、他の画像処理手段、例えばファクシミリ、サーバなどの手段を用いても良い。ファクシミリ手段を用いる場合は、画像データを印刷する変わりにファクシミリ送信を行う。また、サーバ手段の場合は印刷の変わりにデータベースへの登録を行う。更に、記憶手段27をデータベースの登録場所として併用することも可能である。
【0049】
次に、本発明の画像読取装置の画像読取手順を説明する。図4は本発明の実施形態に係る画像読取装置の画像読取手順の具体例を示すフローチャートである。
【0050】
同図において、まず、ステップS10でユーザによる原稿116の画像読み取り操作が開始されるのを待って、開始されればステップS20へ移行する。
【0051】
次に、ステップS20において、原稿搬送手段10が原稿116を待機位置Aまで搬送する一次給紙を行い、この待機位置Aで待機させる。次に、読み取り手段11において、露光ランプ112および反射板111をシェーディング板100の直下に移動させて点灯させ(ステップS30)、シェーディング補正のための基準データ採取を行う(ステップS40)。次に、ステップS50で原稿116の画像を読み取る。詳細には待機位置Aで待機中の原稿116を読み取り位置Bへ向けて搬送し、同時に露光ランプ112および反射板111を読み取り位置Bの直下に移動させる。原稿116の画像領域が読み取り位置Bに達したら、露光ランプ112により原稿116を露光して、反射光をCCDラインセンサ115で受光して画像を読み取る。CCDラインセンサ115は受けた光を電気信号に変換して、画像データを生成する。生成された画像データは記憶装置4に出力される。次にステップS60にて、原稿116が読み取り位置Bを通過し終わったかどうかを確認して、通過していればステップS70へ移行して計時手段15がリセットされたのち計時が開始される。原稿116が読み取り位置Bを通過し終わっていなければ、読み取り位置Bを通過し終わるまで確認を続ける。
【0052】
次にステップS80で先ほど読み取った原稿116が最終原稿であったかを確認する。その結果、最終原稿であればステップS140に移行して露光ランプ112を消灯し、ステップS10に移行して新たな原稿の画像読み取り操作が開始されるまで待機する。逆に最終原稿でなければ、ステップS100に移行して次の原稿116を一次給紙して次の原稿116の搬送再開、すなわち読み取り位置Bへの搬送が許可されたかどうかが確認される。ここで、原稿116は搬送再開が許可され、ステップS50に移行するまで待機位置Aで待機される。但し、原稿116が一時給紙された時点で、既に搬送再開が許可されていれば、待機位置Aで待機されることなく読み取り位置Bへ搬送される。
【0053】
ここで、搬送が再開許可されなければ、ステップS110で計時手段15による計時開始から規定時間経過したかどうかを確認し、経過してなければステップS100に戻って次の原稿116の搬送が再開されたかどうかを確認する。ステップS110で規定時間経過していれば、ステップS120に移行して露光ランプ112を消灯した後、ステップS130に移行して次原稿116の搬送再開許可を待つ。ここで、搬送再開が許可されればステップS30に移行して露光ランプを点灯して、シェーディング補正のための基準データ採取を改めて行った後(ステップS40)、画像読み取り及び出力を行う(ステップS50)。
【0054】
ステップS100で次原稿116の搬送が再開許可された場合は、露光ランプ112の点灯時間が少ないということなので、シェーディング補正のための基準データ採取無しにステップS50の画像読み取り処理に移行する。
【0055】
なお、原稿搬送手段10による次原稿116の読み取り位置Bへの搬送が許可されるタイミングは、通常、前原稿116の画像データの印刷など出力処理が終了して、次原稿116の画像読み取りの準備ができたときである。例えばグループコピーモードにおいて、読み取られた原稿116に対応する画像データが、印刷装置3によって設定枚数分印刷された後に、また通常コピーモードにおいては画像データが印刷される度に、記憶装置3の印刷データ領域に空きができるので、当該空き領域に次原稿116の画像データを格納可能になったときである。また、印刷中にトナーエンプティや画像形成プロセスの定期的な調整のモードに入った場合は、当該モードが終了したときである。
【0056】
これらの内、グループコピーモード、ファクシミリの発呼、サーバへの接続確認、トナーエンプティ、調整モードにおいては、次原稿116の読み取り位置への搬送が許可されるまで時間が掛かるため、このような場合に要する時間を考慮して上記規定時間を設定することが好ましい。詳細には、グループコピーモードに対しては、作業効率を考慮して原稿の読み取り速度を優先する場合は規定時間を大きく、印刷物の画質を優先する場合には規定時間を小さく設定すれば良い。また、ファクシミリの発呼、サーバへの接続確認、トナーエンプティおよび調整モードに対しては、少なくともそれぞれのモードが終了するまでの時間を規定時間とする必要があり、通常のコピーモードでシェーディング補正のための基準データ採取が入らない程度に短いほうが良い。具体的には、10秒〜1分程度に設定すれば良い。
【0057】
以上のように、本発明の実施形態に係る画像読み取り装置は、原稿116が上記読み取り位置Bを通過し終わったときを基点として、規定時間、露光ランプ112の点灯が継続すると、当該露光ランプ112を一旦消灯する。従って、露光ランプ112の継続的な点灯および累計点灯時間の増加による光量の変化を抑制し、読み取り画像の劣化および無駄な電力消費を防止することが可能となる。また、このとき次原稿画像の読み取りに先立ってシェーディング補正のための基準データ採取を行うので、上記光量変化による影響をより抑えることができる。
【0058】
図5は本発明の実施形態に係る画像読み取り装置における、画像読取手順の他の具体例を示すフローチャートである。
【0059】
同図において、ステップS210〜ステップS260は、上記ステップS10〜ステップS60と同様である。ステップS260にて原稿116が読み取り位置Bを通過し終わっていれば、ステップS270へ移行して最終原稿画像の読み取りが終了したかどうかが確認される。その結果、最終原稿画像の読み取りが終了していればステップS340に移行して露光ランプ112を消灯し、ステップS210に移行して新たな原稿の画像読み取り操作が開始されるまで待機する。逆に最終原稿画像の読み取りが終了していなければ、ステップS280に移行して次の原稿116を一次給紙して搬送再開の要求があるか確認される。ここで、既に搬送再開要求があればステップS250に移行して、次の原稿116は停止することなく読み取り位置Bへ搬送される。また、ステップS280で搬送再開要求がなければ、次の原稿116は待機位置Aで待機される。次にステップS290で計時手段15がリセットされたのち計時が開始され、ステップS300に移行する。上記ステップS260で原稿116が読み取り位置Bを通過し終わっていなければ、読み取り位置Bを通過終わるまで確認を続ける。
【0060】
ステップS300〜ステップS330は上記ステップS100〜ステップS130と同様である。
【0061】
なお、出力要求手段13が画像データの出力を行うタイミングは、上記と同様である。また、規定時間についても上記と同様に設定すれば良い。
【0062】
以上の画像読取手順においては、次原稿を一次給紙して待機させたときを基点として、規定時間、露光ランプ112の点灯が継続すると、当該露光ランプ112を一旦消灯する。従って、露光ランプ112の継続的な点灯および累計点灯時間の増加による光量の変化を抑制し、読み取り画像の劣化および無駄な電力消費を防止することが可能となる。また、このとき次原稿画像の読み取りに先立ってシェーディング補正のための基準データ採取を行うので、上記光量変化による影響をより抑えることができる。
図6は本発明の他の実施形態に係る画像読取装置の画像読取手順の具体例を示す
フローチャートである。
【0063】
同図において、ステップS410〜ステップS470は、上記ステップS210〜ステップS270と同様である。ステップS470にて最終原稿画像の読み取りが終了していればステップS510に移行して露光ランプ112を消灯し、ステップS410に戻って新たな原稿の画像読み取り操作が開始されるまで待機する。逆に最終原稿画像の読み取りが終了していなければ、ステップS480に移行して、印刷装置3がグループコピーモードで尚且つ原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上であるかどうかが確認される。ここで、グループコピーモードで尚且つ原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上であった場合は、ステップS520に移行して露光ランプ112を消灯した後、ステップS530に移行して次の原稿を一次給紙し、待機位置Aに待機させて搬送が再開許可されるのを待つ。ここで、次の原稿116の搬送が再開許可されればステップS430に移行して露光ランプを点灯して、シェーディング補正のための基準データ採取を改めて行った後(ステップS440)、画像読み取りを行う(ステップS450)。
【0064】
ステップS480でグループコピーモードでないか規定枚数未満の場合、ステップS500に移行して次の原稿116を一次給紙して制御手段14からの次の原稿116の搬送が再開許可されるのを待つ。このとき既に搬送再開要求が来ていれば、ステップS450に移行して原稿116は停止することなく読み取り位置Bへ搬送される。逆に搬送再開要求が来ていなければ原稿116を待機位置Aで待機させる。その後、画像データの搬送再開要求があった場合でも、露光ランプ112の点灯時間が少ないということなので、シェーディング補正のための基準データ採取無しにステップS450の画像読み取り及び出力処理に移行する。
【0065】
なお、原稿搬送手段10による次原稿116の読み取り位置Bへの搬送が許可されるタイミングは、上記と同様である。また、上記規定枚数については、記憶装置4に格納する画像データ、または印刷装置3による印刷物の画像劣化が大きくならない枚数に設定すれば良い。詳細には、作業効率を考慮して原稿の読み取り速度を優先する場合は規定枚数を大きく、印刷物の画質を優先する場合には規定枚数を小さく設定すれば良い。いずれの場合も、規定枚数の設定がない場合に比べて、生産効率が向上する。
【0066】
以上のように、本発明の他の実施形態に係る画像読み取り装置は、グループコピーモードにおいて原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上の場合、原稿116が上記読み取り位置Bを通過し終わった後、露光ランプ112を一旦消灯する。従って、生産効率を落とすことなく、露光ランプ112の継続的な点灯および累計点灯時間の増加による光量の変化を抑制し、読み取り画像の劣化および無駄な電力消費を防止することが可能となる。また、このとき次原稿画像の読み取りに先立ってシェーディング補正を行うので、上記光量変化による影響をより抑えることができる。
【0067】
図7は本発明の他の実施形態に係る画像読取装置における、画像読取手順の他の具体例を示すフローチャートである。
【0068】
同図において、ステップS610〜ステップS670は、上記ステップS410〜ステップ
S470と同様である。ステップS670にて最終原稿画像の読み取りが終了していればステップS710に移行して露光ランプ112を消灯し、ステップS610に戻って新たな原稿の画像読み取り操作が開始されるまで待機する。逆に最終原稿画像の読み取りが終了していなければ、ステップS690に移行して、印刷装置3がグループコピーモードで尚且つ原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上であるかどうかが確認される。ここで、グループコピーモードで尚且つ原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上であった場合は、ステップS720に移行して露光ランプ112を消灯した後、ステップS730に移行して次の原稿116を一次給紙し、待機位置Aで待機させて搬送が再開許可されるのを待つ。ここで、次の原稿116の搬送が再開許可されればステップS630に移行して露光ランプを点灯して、シェーディング補正のための基準データ採取を改めて行った後(ステップS640)、画像読み取りを行う(ステップS650)。
【0069】
ステップS690でグループコピーモードでないか規定枚数未満の場合、ステップS700に移行して次の原稿116を一次給紙して搬送が再開許可されるのを待つ。このとき、既に搬送再開要求が来ていれば、ステップS650に移行して原稿116は停止することなく読み取り位置Bへ搬送される。逆に出力要求が来ていなければ原稿116を待機位置Aで待機させる。その後、ステップS700で再開許可があった場合でも、露光ランプ112の点灯時間が少ないということなので、シェーディング補正のための基準データ採取無しにステップS650の画像読み取り及び出力処理に移行する。
【0070】
なお、原稿搬送手段10による次原稿116の読み取り位置Bへの搬送が許可されるタイミングは、上記と同様である。また、上記規定枚数についても上記と同様に設定すれば良い。
【0071】
以上のように、本発明の他の実施形態に係る画像読み取り装置は、グループコピーモードにおいて原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上の場合、次原稿が画像読み取りのために待機状態となったら、露光ランプ112を一旦消灯する。従って、露光ランプ112の継続的な点灯および累計点灯時間の増加による光量の変化を抑制し、読み取り画像の劣化および無駄な電力消費を防止することが可能となる。また、このとき次原稿画像の読み取りに先立ってシェーディング補正のための基準データ採取を行うので、上記光量変化による影響をより抑えることができる。
【0072】
本発明の画像処理システムでは、上記の画像読取装置1の各実施形態において、出力手段より出力された画像データが記憶手段4に格納され、当該格納された画像データを印刷装置3に出力して画像の印刷が行なわれる。
【0073】
本発明の画像形成装置は、上記の画像読取手順の各具体例と同様の手順で画像読み取りが行われる。具体的には、上記画像形成装置の原稿搬送手段20、読み取り手段21、制御手段24および計時手段25が、それぞれ上記画像読取手順の各具体例における原稿搬送手段10、読み取り手段11、制御手段14および計時手段15と同様に作用する。また、本発明の画像形成装置では、読み取り手段21により読み取られた原稿116の画像データが記憶手段27に格納され、当該格納された画像データを印刷手段26に出力して画像の印刷が行なわれる。また、印刷手段26において、帯電手段260、露光手段261、現像手段262、転写手段263および定着手段264は、それぞれ帯電手段30、露光手段31、現像手段32、転写手段33および定着手段34と同様に作用する。
【0074】
上記本発明の画像処理システムおよび画像形成装置においては、画像読み取りに関して上記各具体例と同様の効果を奏するものである。
【0075】
なお、図4〜図7に示された各判断および各処理手順の制御は、画像読取装置および画像処理システムにおいては制御手段14が、画像形成装置においては制御手段24がそれぞれ行う。
【0076】
また、上記画像読取装置、画像印刷システムおよび画像形成装置の実施形態では、原稿116を一次給紙して待機位置Aで次の画像読取のために待機させるものとしたが、この待機位置Aは読み取り位置Bの手前であればどの位置でも良い。また、必ずしも原稿116を一次給紙する必要はなく、原稿116を原稿トレイ100上で待機させても良い。
【0077】
【発明の効果】
本発明の画像読取装置はグループコピーモード、トナーエンプティ、ファクシミリの発呼、サーバへの接続確認、画像形成プロセスの定期調整モードなど、次原稿の画像読取まで時間が掛かる場合に、原稿読み取りの光源である露光ランプを消灯するので、露光ランプの点灯時間の経過による光量変化を抑制し、読み取り画像の劣化および無駄な電力消費を防止することができる。
【0078】
本発明の画像処理システムおよび画像形成装置は、上記画像読取装置と同様に露光ランプを消灯するので、露光ランプの点灯時間の経過による光量変化を抑制し、読み取り画像の劣化を防止して適切な画像の印刷物を得るだけでなく、無駄な電力消費をも防止することができる。
【0079】
さらに、本発明の画像読取装置、画像処理システムおよび画像形成装置は、露光ランプの上記消灯操作をグループコピーモード時に原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上の場合にのみ行う場合、生産効率を落とすことなく、露光ランプの点灯時間の経過による光量変化を抑制することができる。
【0080】
また、本発明の画像読取装置、画像処理システムおよび画像形成装置は、次原稿画像の読み取りに先立ってシェーディング補正のための基準データ採取を行う場合、上記光量変化による影響をより抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る画像読取装置および画像処理システムの構成を表すブロック図である。
【図2】 原稿搬送手段および画像読取手段の機構を示す図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を表すブロック図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る画像読取装置の画像読取手順の具体例を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施形態に係る画像読み取り装置における、画像読取手順の他の具体例を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の他の実施形態に係る画像読取装置の画像読取手順の具体例を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の他の実施形態に係る画像読取装置における、画像読取手順の他の具体例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像読取装置
2 画像形成装置
3 印刷装置
4 記憶装置
5 画像処理システム
10、20 原稿搬送手段
11、21 読み取り装置
14、24 制御手段
15、25 計時手段
26 印刷手段
27 記憶手段
110 シェーディング板
112 露光ランプ
Claims (7)
- ノードと接続される画像読取装置であって、複数の原稿を所定の原稿トレイから、上記原稿の画像を読み取るための読み取り位置へ搬送する原稿搬送手段と、
上記原稿搬送手段から搬送された搬送中の上記原稿の画像を露光ランプの照射により上記読み取り位置にて上記原稿の画像を読み取る読み取り手段と、
上記露光ランプの点灯および消灯を切り替える制御手段とを有し、
+ 上記読み取り手段が上記複数の原稿を連続して読み取る際、上記ノードが上記1枚の原稿を読み取る度に当該原稿に対応する画像データをプリセット枚数分ずつ印刷するモードであって、かつ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上である場合には、上記1枚の原稿が上記読み取り位置を通過し終わった後、上記制御手段は上記露光ランプを消灯し、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数未満である場合には、上記制御手段は上記露光ランプの点灯を継続することを特徴とする画像読取装置。 - ノードと接続される画像読取装置であって、複数の原稿を所定の原稿トレイから待機位置へ搬送して一旦待機させることが可能であり、上記待機位置から上記原稿の画像を読み取るための読み取り位置へ原稿を搬送する原稿搬送手段と、
上記原稿搬送手段から搬送された搬送中の上記原稿の画像を露光ランプの照射により上記読み取り位置にて上記原稿の画像を読み取る読み取り手段と、
上記露光ランプの点灯および消灯を切り替える制御手段とを有し、
上記読み取り手段が上記複数の原稿を連続して読み取る際、上記ノードが上記1枚の原稿を読み取る度に当該原稿に対応する画像データをプリセット枚数分ずつ印刷するモードであって、かつ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上である場合には、上記制御手段は上記露光ランプを消灯した後、上記1枚の原稿の次の原稿を上記原稿搬送手段の搬送路内にある待機位置にて待機させ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数未満である場合には、上記制御手段は上記露光ランプの点灯を継続することを特徴とする画像読取装置。 - 上記制御手段は更に上記原稿搬送手段における上記原稿の上記読み取り位置への搬送を許可するものであって、当該制御手段により上記読み取り手段によって読み取った原稿の次の原稿の上記読み取り位置への搬送が許可されたときに、上記露光ランプが消灯していれば、上記制御手段は上記露光ランプを点灯し、上記読み取り手段による上記次の原稿の読み取りに先立って、上記読み取り手段によるシェーディング補正のための基準データ採取を行い、上記露光ランプが消灯していなければ、上記読み取り手段によるシェーディング補正のための基準データの採取を行わずに、上記読み取り手段によって読み取った原稿の次の原稿を上記読み取り位置に搬送することを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の画像読取装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の画像読取装置と、
上記読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データを格納する記憶装置と、上記記憶装置に格納された画像データを印刷するノードとを有することを特徴とする画像処理システム。 - 複数の原稿を所定の原稿トレイから、上記原稿の画像を読み取るための読み取り位置へ搬送する原稿搬送手段と、
上記原稿搬送手段から搬送された搬送中の上記原稿の画像を露光ランプの照射により上記読み取り位置にて上記原稿の画像を読み取る読み取り手段と、
上記露光ランプの点灯および消灯を切り替える制御手段と、
上記読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データを格納する記憶手段と、
上記記憶手段から出力された画像データを印刷する印刷手段とを有し、
上記読み取り手段が上記複数の原稿を連続して読み取る際、上記1枚の原稿を読み取る度に当該原稿に対応する画像データをプリセット枚数分ずつ印刷するモードであって、かつ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上である場合には、上記1枚の原稿が上記読み取り位置を通過し終わった後、上記制御手段は上記露光ランプを消灯し、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数未満である場合には、上記制御手段は上記露光ランプの点灯を継続することを特徴とする画像形成装置。 - 複数の原稿を所定の原稿トレイから自動搬送する原稿搬送手段と、 上記原稿搬送手段から搬送された搬送中の上記原稿の画像を露光ランプの照射により読み取り位置にて上記原稿の画像を読み取る読み取り手段と、
上記露光ランプの点灯および消灯を切り替える制御手段と、
上記読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データを格納する記憶手段と、
上記記憶手段から出力された画像データを印刷する印刷手段とを有し、
上記読み取り手段が上記複数の原稿を連続して読み取る際、上記1枚の原稿を読み取る度に当該原稿に対応する画像データをプリセット枚数分ずつ印刷するモードであって、かつ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数以上である場合には、上記制御手段は上記露光ランプを消灯した後、上記1枚の原稿の次の原稿を上記原稿搬送手段の搬送路内にある待機位置にて待機させ、当該原稿毎の印刷枚数が規定枚数未満である場合には、上記制御手段は上記露光ランプの点灯を継続することを特徴とする画像形成装置。 - 上記制御手段は更に上記原稿搬送手段による上記原稿の上記読み取り位置への搬送を許可するものであって、当該制御手段により上記読み取り手段によって読み取った原稿の次の原稿の上記読み取り位置への搬送が許可されたときに、上記露光ランプが消灯していれば、上記制御手段は上記露光ランプを点灯し、上記読み取り手段による上記次の原稿の読み取りに先立って、上記読み取り手段によるシェーディング補正のための基準データ採取を行い、上記露光ランプが消灯していなければ、上記読み取り手段によるシェーディング補正のための基準データの採取を行わずに、上記読み取り手段によって読み取った原稿の次の原稿を上記読み取り位置に搬送することを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
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