JP4229032B2 - 車両用指針計器 - Google Patents

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Description

本発明は、加飾部を有する車両用指針計器に関するものである。
近年、車両用指針計器では、見映えのある斬新な表示をするため、様々な方法が提案され、その一つとして、加飾部を有する車両用指針計器が知られている。
具体的には、速度計、回転計の円弧面に沿ってその外周にリング状の加飾部を形成し、光源の点灯、消灯により昼間と夜間とで該加飾部の色調を変化させるようにしている(特許文献1を参照)。
特開2001−41779号公報
本発明者は、上記従来技術に対して一歩進んで、上記加飾部に、車両の機器の作動状態を報知するインジケータや車両の異常を警告するウォーニングなどの指標部を追加することを検討した。
しかし、昼間時に指標部の光源を消灯してもこれら指標部が乗員に直接目視されるため、見映えが悪いという問題があり、加飾部による見映えのある斬新な表示が達成できないという難点を有している。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、加飾部における指標部の表示を行わない状態において、本来の加飾部としての加飾機能が発揮されるようにした車両用指針計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の車両用指針計器は、表示意匠が表示され外周部が円弧面とされた文字盤と文字盤の前面に沿って回動する指針とを備える表示部と、表示部の外周部であって円弧面に沿って形成されて表示部の外周部を加飾する加飾部とを備え、加飾部はその背面側に数字、目盛、記号、文字等の指標部に対応する開口部を形成する不透光層を有し、表面側に表示部の外周部を加飾する透光性であってかつ表示部の表示意匠の背景部とは異なる表示色を有する加飾表示層を有しており、加飾部の背面側に光源が設けられており、光源が点灯した際には加飾部の指標部が表示され、光源が消灯した際には加飾部の加飾表示層が表示部の表示衣装の背景部とは異なる表示色により表示される構成とする。
この構成では、加飾部の背面側の光源を消灯した際にはその加飾部の加飾表示層が表示部の表示意匠の背景部とは異なる表示色により表示されるから、光源の消灯時には加飾部の指標部が目視されることが無くなる。従って、加飾部としての加飾機能が損なわれることがない。
請求項2に記載の車両用指針計器は、表示意匠が形成された文字盤と文字盤の前面に沿って回動する指針とを備える表示部と、表示部の外周に透光性と光反射性とを有する半透光層および半透光層の背後に不透光層を備える加飾部と、加飾部の背後に加飾部を透過照明する光源とを備え、不透光層が数字、目盛、記号、文字等の指標部の形状を有する開口部を備え、加飾部が光源を点灯させることにより指標部を表示し、加飾部が光源を消灯させることにより加飾部の全領域で表示部の表示意匠の背景部の色と異なる色で表示されるように構成される構成とする。
この構成では、半透光層の存在により、加飾部の背後の光源を消灯した際において太陽光が加飾部の表面に直接入射しても半透光層の表面で反射される。これにより、加飾部の指標部が目視されにくくなり、従って、加飾部としての加飾機能が損なわれることがない。
請求項3に記載の車両用指針計器は、指標部が自車両に備わる機器の作動状態を知らせるインジケータと自車両の異常を警告するウォーニングの少なくとも一つである構成とする。
この構成では、指標部がインジケータとウォーニングの少なくとも一つであるため、第2表示部のスペースを利用して、自車両に関する多くの情報を表示することが可能となる。
請求項4に記載の車両用指針計器は、表示意匠が目盛を備え、指標部が目盛から延長した延長目盛である構成とする。
この構成では、指標部が延長目盛であるため、第2表示部のスペースを利用して、第1表示部を大きく見せる等のより加飾性に富む表示が可能となる。
請求項5に記載の車両用指針計器は、光源を点灯させることによる延長目盛の発光表示を指針の回動に連動させる制御手段を備える構成とする。
この構成では、延長目盛の発光表示を指針の回動に連動させるため、指針の回動をより見易くすることができる。
請求項6に記載の車両用指針計器は、加飾部が文字盤より目視側の前面側に配置される構成とする。
この構成では、加飾部が表示部より目視側の前面側に配置されるため、表示部と加飾部とにより立体感が得られ、より加飾性に富む表示が可能となる。
請求項7に記載の車両用指針計器は、加飾部と前記文字盤とが透光性樹脂基盤により一体成型される構成とする。
この構成では、表示部と加飾部とが、透光性樹脂基盤により一体成型されるため、上述の立体感が、低コストで得られる。
以下、本発明による車両用指針計器を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(構成)
図1は、本発明の一実施形態による車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。図1の矢印が示す上下方向が自動車の上下方向と同じである。
図2は、図1中のII−II断面図である。
図3は、図2中のIII部の拡大模式図である。
図4は、図3で示す半透光層の変形例を示す図2中のIV部の拡大模式図である。
図5は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
車両用指針計器であるコンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方に配置されて当該自動車に関する各種情報を表示し、図1の紙面の上側から運転者により視認される。
本実施形態によるコンビネーションメータ1は、図1に示すように、走行速度を表示する表示部である速度計3、エンジン回転数を表示する表示部である回転計4、および、表示部である燃料計/水温計5により構成される。
燃料計/水温計5は、残存燃料量を表示する燃料計51とエンジンの冷却水温度を表示する水温計52により構成される。
コンビネーションメータ1は、情報を表示して運転者に視認させるための文字盤2を備え、文字盤2は、透光性を有する材料、例えば透明なポリカーボネート樹脂等の板材から形成される。文字盤2には、速度計3、回転計4および、燃料計/水温計5としての表示意匠である文字(数字を含む)と表示意匠である目盛が設けられる。
また、文字盤2には、速度計3の外周に、速度計3を加飾する加飾部である第1加飾部31が設けられ、回転計4の外周に、回転計4を加飾する加飾部である第2加飾部41が設けられ、燃料計/水温計5の外周には、燃料計/水温計5を加飾する加飾部である第3加飾部53が設けられる。
すなわち、加飾部31,41,53は、文字盤2の前面(図2の矢印が示す上側の面)および裏面(図2の矢印が示す下側の面)に、後述するように印刷あるいはホットスタンプ等を施して形成される。また、文字盤2の前面または裏面に、速度計3と回転計4と燃料計/水温計5の各文字と各目盛は、光が透過可能な状態に、これらの文字と目盛の背景部分は、つや消しの不透光状態(または、つや消しの透光性が低い状態)になるように印刷あるいはホットスタンプ等を施して形成される。
印刷等が施された後、文字盤2の加飾部31,41,53は、リング状に前面側(図2の矢印が示す上側)へ突出する形状で、圧空成型(絞り成型の一種)等される。
以下、速度計3について詳細に説明する。
文字盤2には、図2に示すように、後述するムーブメント34のシャフト34aを挿通させるための貫通孔33が設けられ、文字盤2の背後(図2の矢印が示す下側)には、リフレクタ6、導光部32、ムーブメント34、発光ダイオード37、38、およびプリント基板7が配置される。プリント基板7は、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成するものであり、ムーブメント34と発光ダイオード37、38は、プリント基板7に実装される。
ムーブメント34は、例えば交差コイル式アクチュエータ、あるいはステッピングモータ等から構成され、外部からの電気信号(本実施形態においては車速信号)に対応した角度だけシャフト34aを回動させるものである。シャフト34aは、文字盤2の貫通孔33を通して前面側、つまり図2の矢印が示す上側へ延出し、その先端には指針35が固定される。
リフレクタ6は、発光ダイオード37からの例えば白色光を指針35へ導く働き等をするものであり、指針35は、リフレクタ6に導かれた光により、例えば赤色で発光表示されるように形成される。
指針35には、遮光キャップ36が装着される。遮光キャップ36は、例えば遮光性を有する樹脂あるいは金属等から形成され、発光ダイオード37の光が、運転者の目に直接入射することを防止するものである。
導光部32は、光源である発光ダイオード38からの例えば白色光を、第1加飾部31を含む文字盤2へ導くものである。この導かれた光により、第1加飾部31は、後述する如く発光表示されるように、文字3aと目盛3b(図1)は、例えば白色で発光表示されるように、それぞれ構成される。
この場合、文字盤2は、発光ダイオード38が消灯されている時に、太陽光等の白色光によって、文字3aと目盛3bが白色表示され、文字3aと目盛3bの背景部分が例えば青色表示されるように構成される。
導光部32は、透明なアクリル樹脂等で形成され、その下面(図2の矢印が示す下側の面)には、拡散反射層32aとして、たとえばシボ面あるいは塗装面が形成されている。この拡散反射層32aは、発光ダイオード38からの光を文字盤2の文字3aと目盛3bへ導き、これらを透過照明するものである。また、導光部32は、発光ダイオード38からの光を文字盤2の第1加飾部31へ導き、これを透過照明するものでもある。
第1加飾部31では、図3に示すように、第1光拡散層31fと半透光層31aとが、透明なポリカーボネート樹脂等の板材である文字盤母材31eの前面(図3の矢印が示す上側)に形成され、第2光拡散層31gと不透光層31bが、文字盤母材31eの裏面(図3の矢印が示す下側)に形成される。上述したように、これらは、印刷あるいはホットスタンプ等により形成される。
第1光拡散層31fは、図3の矢印が示す上側から太陽光等が入射した場合に、その光を拡散して、運転者がまぶしさを感じないようにさせるものである。第2光拡散層31gは、図3の矢印が示す下側から発光ダイオード38の光が入射した場合に、その光を拡散して、第1加飾部31を均一に透過照明させるものである。光拡散層31f、31gは、例えば透光性樹脂に不透光性粒を混入させた材料で形成される。
不透光層31bは、光を透過しない例えば黒色の樹脂系材料で形成されるもので、不透光層31bには、不透光層31bが形成されない開口部31cが設けられている。開口部31cは、図1に示すように、第1加飾部31中で目盛3bから延長した延長目盛31dに対応するものである。この指標部である延長目盛31dは、速度計3を大きく見せるという加飾を行うものである。
半透光層31aは、いわゆるハーフミラー特性を有するものであり、光を透過する性質と光を反射する性質の両方の性質を有するものである。半透光層31aは、例えば透光性樹脂に所定の粒径や形状を有する所定量のアルミ粉末を混入させた材料で印刷等により形成される。
尚、第1加飾部31は、発光ダイオード38の白色光が第1加飾部31を透過照明することにより、延長目盛31dが例えば白色発光表示されるように構成される。
一方、速度計3と異なり、回転計4と燃料計/水温計5では、図1に示すように、延長目盛31dの代わりに、当該自動車に備わる機器の作動状態を知らせる指標部であるインジケータ41a、53aと当該自動車の異常を警告する指標部であるウォーニング41a、53a(以下、インジケータ/ウォーニング41a、53aと称する)とが、第2加飾部41と第3加飾部53に設けられる。
尚、インジケータ/ウォーニング41a、53a中の各白抜き矢印は、当該自動車の図示しないウィンカーの点滅を運転者に知らせるターンシグナルインジケータである。
又、第2加飾部41と第3加飾部53も、第1加飾部31と同様に、図3に示すように形成される。
回転計4では、速度計3と異なり、図2において、光源である発光ダイオード42を、各インジケータ/ウォーニング41aに対応させて設ける。図示しないが、リフレクタ6は、各インジケータ/ウォーニング41aに対応する発光ダイオード42の光が、このインジケータ/ウォーニング41aに隣接するインジケータ/ウォーニング41aを透過照明しないように、形成される。
尚、第2加飾部41は、これを発光ダイオード42の例えば赤色光が透過照明することにより、各インジケータ/ウォーニング41aが例えば赤色発光表示されるように構成される。
また、導光部32を設けないで、文字盤2を透過照明する発光ダイオード43を設けると共に、これに合わせてリフレクタ6を形成する。発光ダイオード44からの例えば白色光は、指針45へ導かれ、例えば赤色で発光表示されるように構成される。図示はしないが、これらの点は、燃料計/水温計5でも同様である。
回転計4と燃料計/水温計5は、他の点では、速度計3と同様であり、これらの説明を省略する。
以上説明した本実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図5に基づいて説明する。
マイクロコンピュータ等から構成される制御装置8には、バッテリ10から電力が常時供給され、イグニッションスイッチ9がその操作ポジション(オフポジション、オンポジション)を検出可能に接続され、当該自動車の走行速度を検出する車速センサ11や図示しないセンサやスイッチ等がそれらの信号を入力可能に接続される。
また、制御装置8には、ライトコントロールスイッチ12がその操作ポジション(オフポジション、スモールランプポジション、ヘッドランプポジション)を検出可能に接続される。オフポジションでは、車幅灯と尾灯と前照灯が全て消灯し、スモールランプポジションでは、車幅灯と尾灯のみ点灯し、オンポジションでは、車幅灯と尾灯と前照灯が全て点灯する。
また、車速センサ11からの検出信号に応じて制御装置8によって駆動されるムーブメント34や回転計4と燃料計/水温計5の図示しない各ムーブメント、および、発光ダイオード37,38,42、43、44や燃料計/水温計5の図示しない各発光ダイオードも、制御装置8に接続される。
(作動)
上述したように構成された、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の作動について説明する。
イグニッションスイッチ9がオンされると、図5において、制御装置8は、それを検出して作動を開始する。即ち、速度センサ10からの出力信号に基づき、当該自動車の車速を算出し、これに対応した角度だけシャフト34aを回動させるように、ムーブメント34を駆動する。
昼間等の当該自動車の周囲が明るい時は、ライトコントロールスイッチ12は、オフポションに操作されて、車幅灯と尾灯と前照灯が全て消灯されている。このオフポションで、制御装置8は、発光ダイオード37,38,43や回転計4と燃料計/水温計5の図示しない各発光ダイオードを消灯させている。
一方、夕暮時等の当該自動車の周囲が薄暗い時は、ライトコントロールスイッチ12は、スモールランプポジションに操作されて、車幅灯と尾灯のみ点灯される。夜間等の当該自動車の周囲が暗い時は、ライトコントロールスイッチ12は、ヘッドランプポジションに操作されて、車幅灯と尾灯と前照灯が全て点灯される。
これらのスモールランプポジションとヘッドランプポジションで、制御装置8は、発光ダイオード37,38,43や回転計4と燃料計/水温計5の図示しない各発光ダイオードを点灯させる。
尚、イグニッションスイッチ9がオンされると、これらの各発光ダイオードを点灯させる様にする自発光メータとしても良いが、スモールランプポジッションとヘッドランプポジッションで、これらの各発光ダイオードを点灯させる場合について以下に説明する。
但し、インジケータ/ウォーニング41aを発光表示させる発光ダイオード42やインジケータ/ウォーニング53aを発光表示させる図示しない発光ダイオードについては、制御装置8は、当該自動車に備わる機器の作動状態を知らせる場合や当該自動車に関する異常内容を告知する場合に、これに対応する発光ダイオードを点灯させる。
以下、ライトコントロールスイッチ12の各操作ポジションに対し、速度計3と回転計4と燃料計/水温計5及びこれらをそれぞれ加飾する加飾部31、41,53の視認状態について説明する。
(1)オフポジション
第1加飾部31では、図3の矢印が示す上側からの太陽光は、矢印Pの光路に従って、第1光拡散層31fを透過するが、半透光層31aで反射される。これにより、第1加飾部31は、図1において、前面で銀色表示される。
ここで、半透光層31aがハーフミラー特性を有するため、図3の矢印が示す上側からの太陽光等の光の一部は、半透光層31aを透過するが、この透過光が不透光層31bで反射して再び半透光層31aを透過するためには、この半透光層31aを2回透過する必要がある。このため、矢印Pの光路による反射光の強度に比較して、不透光層31bによる反射光の強度は無視できるものとなる。
また、太陽光によって、文字盤2の文字3aと目盛3bは、図1において、白色表示され、これらの背景部分は、青色表示される。これにより、第1加飾部31は、半透光層31aによる銀色表示によって、白色と青色で表示された速度計3を加飾する。即ち、加飾部である第1加飾部31は、その全域で、背景部分の青色と異なる銀色を表示する。
一方、加飾部41,53も、第1加飾部31の場合と同様に、図1において、それぞれ、全域で、銀色表示する。
これにより、加飾部41,53は、それぞれ、半透光層31aによって、表示部である回転計4と燃料計/水温計5を加飾する。即ち、加飾部である加飾部41,53は、その全域で、それぞれ、背景部分の青色と異なる銀色を表示する。
又、当該自動車に備わる機器の作動状態を知らせる場合や当該自動車に関する異常内容を告知する場合は、これに対応する発光ダイオードを点灯させることによって、これに対応するインジケータ/ウォーニング41a、53aを、銀色表示された加飾部41,53中に赤色で発光表示させる。
(2)スモールランプポジションとヘッドランプポジション
点灯された発光ダイオード37の白色光は、図2に示すように、リフレクタ6によって、矢印Qの光路に従って、指針35へ導かれ、指針35を赤色で発光表示させる。
一方、点灯された発光ダイオード38の白色光は、導光部32によって、矢印Qの光路に従って、その一部が第1加飾部31へ導かれ、第1加飾部31を透過照明する。その残部は、拡散反射層32aによって反射され、矢印の光路に従って、文字盤2へ導かれこれを透過照明する。
第1加飾部31へ導かれた発光ダイオード38の光は、図3に示すように、不透光層31bが形成されない開口部31cでは、矢印Qの光路に従って、第2光拡散層31g、文字盤母材31e、半透光層31a、および、第1光拡散層31fをこの順序で透過する。
しかし、第1加飾部31へ導かれた発光ダイオード38の光は、不透光層31bが形成されている領域では、これを透過できない。
これにより、不透光層31bが形成されていない開口部31cに対応する第1加飾部31の延長目盛31dは、図1において、白色で発光表示され、第1加飾部31の残部は黒色(暗い状態)となる。また、指針35は赤色で発光表示され、文字盤2の文字と目盛3bは白色で発光表示され、文字盤2の背景部分は黒色(暗い状態)となる。その結果、第1加飾部31の延長目盛31dは、速度計3を大きく見せることができる。
即ち、加飾部である第1加飾部31は、その全域で、不透光層31bの開口部31cによって、表示部である速度計3の目盛3bから延長した延長目盛31dを発光表示する。
一方、加飾部41,53では、当該自動車に備わる機器の作動状態を知らせる場合や当該自動車に関する異常内容を告知する場合、これに対応する発光ダイオードを点灯することによって、これに対応するインジケータ/ウォーニング41a、53aを、黒色(暗い状態)の加飾部41,53中に赤色で発光表示させる。
以上説明した本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1では、光源である発光ダイオード38,42および図示しない発光ダイオードの消灯時に、加飾部31,41,53の全領域が表示部3,4,5の表示意匠である文字3aと目盛3bの背景部の色と異なる色で表示される。
これにより、加飾部31,41,53における延長目盛31dやインジケータ/ウォーニング41a、53aの表示を行わない状態において、本来の加飾部31,41,53としての加飾機能を発揮できる。
又、加飾部31,41,53は、それぞれ、半透光層31aとその背後に不透光層31bとを備え、この不透光層31bは、指標部である延長目盛31dとインジケータ/ウォーニング41a、53aの形状を有する開口部31cを備える。このため、加飾部31,41,53は、発光ダイオード38,42および図示しない発光ダイオードの点灯時に延長目盛31dやインジケータ/ウォーニング41a、53aを表示することができる。
即ち、加飾部31,41,53は、加飾機能を充分に発揮しつつ、加飾部31,41,53のスペースを有効に活用して多くの指標部である延長目盛31dとインジケータ/ウォーニング41a、53aを必要に応じて表示できる。
さらに、加飾部31,41,53は、表示部3,4,5より前面側(図1の紙面の上側)に配置されるため、加飾部31,41,53による表示と表示部3,4、5の表示とにより立体感が得られ、より見映えのある斬新な表示を実現できる。
尚、半透光層31aの代わりに、図4に示すように、透光層31hとしても良い。透光層31hは、光を透過する性質を有すると共に、文字3aと目盛3bの背景部分の青色と異なる例えば灰色を有する。即ち、透光層31hは、無色透明層よりも低い光透過性を有する。尚、第1光拡散層31fと透光層31hとにより構成される加飾表示層が、光を透過する性質を有すると共に、文字3aと目盛3bの背景部分の青色と異なる表示色を有すれば良いので、第1光拡散層31fと透光層31hとの各色の組み合わせは上述した場合に限定されない。
この場合、発光ダイオード38が消灯されている際、図4の矢印に示す上側からの太陽光は、第1光拡散層31fを透過するが、灰色の透光層31hを透過して不透光層31bまで到達する光の強度は、無色透明層の場合に比較して小さくなる。さらに、この透過光が不透光層31bで反射して再び透光層31hを透過するためには、この透光層31hを2回透過する必要がある。
このため、透光層31hを透過して不透光層31bで反射して、さらに透光層31hを透過する光の強度は無視できるものとなり、第1加飾部31は、全面で灰色表示される。
発光ダイオード38が点灯されと、その光は、矢印Qの光路に従って、透光層31h等を透過するが、発光ダイオード38が点灯されている際、および、その他の部分は、上述した場合と同様であるため、説明を省略する。
また、半透光層31a(または透光層31h)は、文字盤2に形成されたが、文字盤2と別体に図示しない加飾リングを設け、半透光層31aをこの加飾リングに形成しても良い。この場合は、半透光層31aが形成された加飾リングを文字盤2に引っ掛けや溶着などで固定する。
又、上述した場合と逆に、インジケータ/ウォーニング41a、53aを、第1加飾部31に形成し、延長目盛31dを、第2加飾部41と第2加飾部53に形成しても良い。
又、制御装置8は、イグニッションスイッチ9がONされると同時に、全発光ダイオード37,38,42,43を同時点灯、または、時差点灯して、その後すぐに同時消灯するように構成しても良い。
又、制御装置8は、延長目盛31dの発光表示を指針35の回動に連動させる制御手段を備えるように構成しても良い。
例えば、指針35は、図1において、50km/hを指示するが、この時、制御装置8は、これ以下の延長目盛31dを発光表示させ、これ以上の延長目盛31dを発光表示させないように制御する。これにより、指針35の回動をより見易くすることができる。
この場合、上述の場合と異なり、図2において、導光部32を設けないで、第1加飾部31を透過照明する光原である図示しない発光ダイオードを新たに設けると共に、発光ダイオード38を文字盤2の透過照明のみに用いる構成とする。
具体的には、第1加飾部31を透過照明する図示しない発光ダイオードは、第2加飾部41と同様に、各延長目盛31dに対応させて設ける。図示しないが、リフレクタ6は、各延長目盛31dに対応する図示しない発光ダイオードの光が、この延長目盛31dに隣接する延長目盛31dを透過照明しないように、形成される。
尚、指針計器として速度計と回転計と燃料計/水温計を形成しているが、これらに限る必要は無く、他の計器、例えば電圧計等と置き換える、あるいは追加しても良い。
図1は、本発明の一実施形態による車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。 図2は、図1中のII−II断面図である。 図3は、図2中のIII部の拡大模式図である。 図4は、図3で示す半透光層の変形例を示す図2中のIV部の拡大模式図である。 図5は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(車両用指針計器)
2 文字盤
3 速度計(表示部)
3a 文字(表示意匠)
3b 目盛(表示意匠)
31 第1加飾部(加飾部)
31a 半透光層
31b 不透光層
31c 開口部
31d 延長目盛(指標部)
31e 文字盤母材
31f 第1光拡散層(加飾表示層)
31g 第2光拡散層
31h 透光層(加飾表示層)
32 導光部
32a 拡散反射層
33 貫通孔
34 ムーブメント
34a シャフト
35 指針
36 遮光キャップ
37 発光ダイオード
38 発光ダイオード(光源)
4 回転計(表示部)
41 第2加飾部(加飾部)
41a インジケータ/ウォーニング(指標部)
42 発光ダイオード(光源)
43 発光ダイオード
44 発光ダイオード
45 指針
5 燃料計/水温計(表示部)
51 燃料計
52 水温計
53 第3加飾部(加飾部)
53a インジケータ/ウォーニング(指標部)
6 リフレクタ
7 プリント基板
8 制御装置(制御手段)
9 イグニッションスイッチ
10 バッテリ
11 車速センサ
12 ライトコントロールスイッチ

Claims (7)

  1. 表示意匠が表示され外周部が円弧面とされた文字盤と前記文字盤の前面に沿って回動する指針とを備える表示部と、
    前記表示部の外周部であって前記円弧面に沿って形成され、前記表示部の前記外周部を加飾する加飾部とを備え、
    前記加飾部はその背面側に数字、目盛、記号、文字等の指標部に対応する開口部を形成する不透光層を有し、表面側に前記表示部の前記外周部を加飾する透光性であってかつ前記表示部の前記表示意匠の背景部とは異なる表示色を有する加飾表示層を有しており、
    前記加飾部の前記背面側に光源が設けられており、
    前記光源が点灯した際には前記加飾部の前記指標部が表示され、前記光源が消灯した際には前記加飾部の前記加飾表示層が前記表示部の前記表示意匠の背景部とは異なる表示色により表示されることを特徴とする車両用指針計器。
  2. 表示意匠が形成された文字盤と前記文字盤の前面に沿って回動する指針とを備える表示部と、
    前記表示部の外周に、透光性と光反射性とを有する半透光層および前記半透光層の背後に不透光層を備える加飾部と、
    前記加飾部の背後に前記加飾部を透過照明する光源とを備え、
    前記不透光層は、数字、目盛、記号、文字等の指標部の形状を有する開口部を備え、
    前記加飾部は、前記光源を点灯させることにより前記指標部を表示し、
    前記加飾部は、前記光源を消灯させることにより前記加飾部の全領域で前記表示部の前記表示意匠の背景部の色と異なる色で表示されるように構成されることを特徴とする車両用指針計器。
  3. 前記指標部は、自車両に備わる機器の作動状態を知らせるインジケータと前記自車両の異常を警告するウォーニングの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用指針計器。
  4. 前記表示意匠は、目盛を備え、
    前記指標部は、前記目盛から延長した延長目盛であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用指針計器。
  5. 前記光源を点灯させることによる前記延長目盛の発光表示を前記指針の回動に連動させる制御手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の車両用指針計器。
  6. 前記加飾部は、前記文字盤より目視側の前面側に配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の車両用計器。
  7. 前記加飾部と前記文字盤とは、透光性樹脂基盤により一体成型されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の車両用指針計器。
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