JP2008209351A - 指針計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】指針の発光部分のデザインおよび輝度を一様として指針の見映えを良好なものとしつつ、指針の一部を透明として文字盤の視認性を高められる指針計器を提供する
【解決手段】指針7照明用の光を指針7の側面7bから指針7内に入射させるとともに、指針7の底面7aに赤色着色層Rを設け、それを途中で中断して透明な中断部Mを設け、中断部Mを文字盤2の数字2aと視認方向に重なるように形成した。これにより、指針7の発光部分の見映え、つまり赤色着色層Rの明るさを一様とし且つその見映えを連続した一体的なデザインとして、指針7の見映えを良好なものとしつつ、文字盤2の表示意匠である数字2aの視認性を高めることができるスピードメータSを提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば自動車の運転席に設置される指針計器に関するものであり、特に指針が光源からの光によって発光表示される発光指針を備えるものに関する。
従来の指針計器として、たとえば、文字盤の表面側に指針を配置し、指針の回転中心側に光源を内蔵し、この指針はその長手方向に伸びる溝と該溝の底部に施された透光性着色層とを備え、指針内を長手方向に進行する光源からの光を溝の底部で反射して発光させる構造のものがある(特許文献1参照)。
この指針計器においては、溝の指針の先端側端部を視認方向において文字盤の表示意匠と重なる直前までとし、指針の先端に指針内を進行してきた光源からの光を前面側に反射させる反射面を設けている。これにより、指針の溝、つまり発光表示される部分が文字盤の表示意匠と重なり表示意匠の視認性が低下することを抑制している。また、指針の先端部の反射面が発光表示されることにより、指針はその先端まで指針として認識されるので、指針自体の視認性も良好なものにできる。
特開2003−83777号公報
上述の従来の指針計器においては、溝部と先端の反射部との見映え、たとえば輝度が異なるため、指針全体が一様な見映え、つまり指針の発光表示される部分が統一されたデザインとして見えず、指針計器全体の見映えが低下する可能性がある。
この問題を解決するために、従来の指針計器において、指針の先端側の表示意匠と重ならない部分に元の溝の延長上に同様の溝を形成して、発光表示される部分の形状を統一することが考えられる。しかしながら、従来の指針計器では、光源からの光が指針内を指針の長手方向に進行する。そのため、指針の溝が途切れた部分、すなわち文字盤の表示意匠と重なる部分において、指針内を進行してきた光がそこから外部へ出射してしまい、先端側の溝の発光輝度が低下してしまう。この場合、発光表示部分のデザイン、特に形状や色は統一できるものの発光輝度が異なり、やはり指針計器全体の見映えが低下する可能性がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、発光指針の発光表示部分のデザインおよび発行輝度を一様なものとして指針の見映えを良好なものとしつつ、指針の一部を透明として文字盤の表示意匠の視認性を高めることができる指針計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の指針計器は、表示意匠を備えた文字盤と、文字盤の前面側に配置され文字盤の表面に沿って回動する透光性材質から形成された指針と、光源とを備え、光源からの光を文字盤の前面側且つ文字盤の指針の回動範囲外から指針の側面から指針に入射させて指針を発光表示する指針計器であって、指針は指針の長手方向に沿って形成され且つ光源から発せられ指針内に入射した光を前面側へ反射する反射手段を備え、指針は反射手段が指針の長手方向において中断され反射手段が施されていない中断部を備え、中断部を透過して文字盤を視認可能であることを特徴としている。
このような構成によれば、指針の反射手段は、文字盤の表面に沿って進行し指針の側面から指針内に入射した光源からの光を反射して発光表示される。この場合、指針側面への入射光量、つまり側面の単位面積当たりの入射光量はほぼ一様となるので、反射手段の発光輝度もその全長にわたりほぼ一様となる。すなわち、反射手段が施されていない中断部の両側の反射手段の発光輝度が同一となるので、指針の発光表示される部分のデザイン的見映えを連続した一体的なものとして視認させることができる。また、中断部を透過して文字盤を視認可能としたことにより、指針の反射手段に遮られずに文字盤、たとえば表示意匠等を視認させることができる。
以上により、発光指針の発光表示部分のデザインおよび発行輝度を一様なものとして指針の見映えを良好なものとしつつ、文字盤の表示意匠の視認性を高めることができる指針計器を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の指針計器は、中断部は表示意匠の内少なくとも数字と文字盤の視認方向において重なることを特徴としている。
これにより、指針計器の表示意匠、少なくとも特に重要な表示意匠の要素である数字が指針の発光表示される部分に遮られて見え難くなることを確実に防止することができる。
本発明の請求項3に記載の指針計器は、反射手段は指針の文字盤と対向する面である底面に設けられた凹部であることを特徴としている。
このような構成によれば、指針に入射した光は凹部の壁面で反射し、その反射光が指針として視認される。また、凹部は、指針を透光性樹脂材料により成型加工して形成する場合、型により容易に形成することができる。したがって、反射手段を容易に指針に設けることができる。
本発明の請求項4に記載の指針計器は、反射手段は指針の文字盤と対向する面である底面に設けられた拡散反射層であることを特徴としている。
このような構成によれば、指針に入射した光は拡散反射層で反射し、その反射光が指針として視認される。また、拡散反射層は、指針の底面に容易に施すことができる。したがって、反射手段を容易に指針に設けることができる。
この場合、本発明の請求項5に記載の指針計器のように、拡散反射層を着色層またはシボとすれば、着色層は、塗装あるいは印刷により形成でき、シボは成型加工等により形成できるので、反射手段を容易に指針に設けることができる。
本発明の請求項6に記載の指針計器は、指針の側面において中断部に対応する部分に透光性着色層を施したことを特徴としている。
指針側面の中断部に対応した部分から指針内に光源からの光が入射すると、この光は中断部内で拡散反射して、その一部は指針の底面から出射して文字盤を照射する。ここで、中断部が文字盤に設けられた表示意匠、たとえば数字等と重なる位置に形成されている場合は、指針と重なる、つまり中断部と重なる数字は上述した光に照射される。これにより、中断部と重なった数字、つまり指針により指示される数字は、指針と重ならない他の数字と明るさ等が異なる見映えとなる。これにより、指針計器の見映えを斬新なものとすることができる。
この場合、本発明の請求項7に記載の指針計器のように、表示意匠が白色等の明色で表示され且つ文字盤の表示意匠の背景部分が黒色等の暗色で表示される構成とすれば、中断部と重なった数字、つまり指針により指示される数字を、指針と重ならない他の数字とは異なる見映えにできる効果をより顕著なものにできる。すなわち、中断部から出射して文字盤を照射する光は、指針の透光性着色層の色に着色されている。しかし、指針が文字盤の背景部部上にあるときは、背景部分が暗色であるため中断部から出射する着色光の色はほとんど視認されず、他の背景部分と見映えが変わらない。ところが、指針が表示意匠、たとえば数字等と重なると、数字が明色のため、数字は透光性着色層による着色光に照射されて着色光の色で視認される。つまり指針計器と重なった数字のみ色が変わって見える。これにより、指針計器の見映えを、さらに斬新なものとすることができる。
以下、本発明による指針計器を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ100に組み込まれたスピードメータSに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
コンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に設置されている。スピードメータSは、このコンビネーションメータ100内に形成され、当該自動車の走行速度を指針の回動角度により指示するものである。
以下に、スピードメータSの構成について説明する。
スピードメータSは、大きくは、文字盤2、文字盤2の前面側に配置された指針7、指針を発光表示するための光源である発光ダイオード4、発光ダイオード4からの光を指針7へ導く導光板3、指針7を回転させるムーブメント6等から構成されている。
文字盤2は、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等の薄板から形成されている。文字盤2は、自動車の走行速度を指示するための表示意匠である数字2aおよび目盛2bを備えている。数字2aおよび目盛2bは、文字盤2の表面2c(図2において左側の面)に印刷あるいはホットスタンプ等を施すことにより形成されている。すなわち、文字盤2の数字2aおよび目盛2b以外の部分である背景部分2eに不透光性着色層あるいは半透光性着色層を設けると共に、数字2aおよび目盛2bを透明なままとする、あるいは半透光性着色層を設ける等の処理を施している。本発明の第1実施形態によるスピードメータSにおいては、背景部分2eは暗色とされる、つまり不透光性黒色着色層が施されるとともに、数字2aおよび目盛2bは明色とされる、つまり半透光性白色着色層が施されている。これにより、文字盤2が、その裏側から光源が発する光により照射されて透過照明されると、背景部分2eはこの光を遮断するので黒色で視認され、一方、数字2aおよび目盛2bは白色で発光表示される。本発明の第1実施形態よるスピードメータSでは、文字盤2照明専用の光源は設けず、後述する指針7照明用の光源である発光ダイオード4を文字盤2の照明用としても兼用している。なお、指針7照明用の発光ダイオード4を文字盤2照明に兼用せずに、文字盤2照明専用の独立した光源を別に設けてもよい。文字盤2の中央部には、後述するムーブメント6のシャフト6aあるいは指針7のボス部を挿通させるための貫通孔2dが設けられている。指針7の回動範囲はこの貫通孔2dとほぼ同軸上の円形(正確には扇型)となるが、文字盤2の外周は、上述した指針7の回動範囲の外側に位置している。
文字盤2の背後には、図2に示すように、指針7を照明する光源である発光ダイオード4が配置されている。発光ダイオード4としては、たとえば発光色が白色の白色発光ダイオードが用いられている。
文字盤2の背後には、図2に示すように、発光ダイオード4が発する光を文字盤2の前面側且つ文字盤2の指針7の回動範囲外へ導き、そこから指針7の側面7aに向けて光を出射させる導光板3が配置されている。導光板3は、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から、文字盤2と同心上の略円盤状に形成されている。導光板3の外周側には環状の壁が、図2に示すように、文字盤2の前面側に突き出しており、この突き出し部分には、図2に示すように、出射面3bが形成されている。出射面3bは円筒面状に形成され、その直径は文字盤2の直径とほぼ等しく形成されている。すなわち、文字盤2の外周縁が円筒面状の出射面3bに嵌合している。したがって、出射面3bは、文字盤2の表示意匠である目盛2bよりも外周側に配置されていることになる。導光板3の裏面、つまり文字盤2と反対側の面の中央部付近には、図2に示すように、発光ダイオード4が発する光を導光板3内へ導入する受光部3aが設けられている。受光部3aは、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、略球面状に形成されている。これにより、発光ダイオード4から放射状に発せられた光の大部分を導光体3の反射面3cに導くことができる。受光部3aは、発光ダイオード4に対向して設けられている。発光ダイオード4から発せられた光は、図2中において矢印で示すように進行して、導光体3内を経て、一部は上述した出射面3bから出射し文字盤2の表面2cに沿って文字盤2の中心に向かって進行する。また、一部は導光体3内で反射を繰り返して文字盤2の裏面へ入射して、文字2aおよび目盛2bを透過照明する。受光部3aの個数、すなわち発光ダイオード4の個数は、後述する指針7の良好な視認性が得られること、つまり出射面3bから文字盤2の中心に向けて出射する光量が円筒面状の出射面3bの全域に亘って均一であること、数字2aおよび目盛2bが均一な明るさで発光表示されことが実現できるように設定されている。
文字盤2の背後には、図2に示すように、指針7を回動させるムーブメント6が配置されている。ムーブメント6は、ステッピングモータ、あるいは交差コイル式回転機等の電気アクチュエータからなり、外部からの電気信号(スピードメータSの場合は、自動車の速度信号)に対応した角度だけシャフト6aを回動させるものである。ムーブメント6のシャフト6aの先端には、図2に示すように、指針7が固定されている。
指針7は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等により形成されている。指針7は、図2に示すように、ボス部7cを介してムーブメント6のシャフト6aに固定されている。指針7は、図1に示すように、ボス部7cを挟んで両側に延出されている。
指針7の文字盤2と対向する面である底面7aには、図2および図3に示すように、指針7の長手方向に沿って形成された反射手段であり拡散反射層としての赤色着色層Rが帯状に設けられている。赤色着色層Rは遮光性である。赤色着色層Rは、印刷あるいはホットスタンプ等を施して設けられている。指針7のボス部7cから目盛2bと重なる側の先端までに施された赤色反射層Rは、連続した1本ではなく、図1に示すように、その途中で中断されて2つの部分に分かれている。指針7において、赤色着色層Rは、図1に示すように、合わせて3つの部分から構成され、それらは一直線上に配置されるとともに、帯状の幅寸法は同一に形成されている。指針7において赤色着色層Rが中断された部分である中断部M、すなわち図1においてハッチングを施した部分は、視認方向から見て、その全体が無色透明であり、したがって、視認者は、中断部Mを透過して背後の文字盤2を明瞭に視認することができる。指針7が回転すると、中断部Mも一体的に回転する。視認方向から見た中断部Mの掃引領域Kは、図1中において二点差線で示された略馬蹄形の範囲内となる。文字盤2が備える表示領域の一つである数字2aは、その全部が視認方向から見て掃引領域K内に含まれる。これにより、自動車の作動中において指針7と数字2aが重なった時には、数字2aは必ず中断部Mを透過してその全体形状が良好に視認される。
指針7の側面7bの中断部Mに対応部分には、図4に示すように、透光性着色層である透光性黄色着色層Yが設けられている。透光性黄色着色層Yは、印刷あるいはホットスタンプ等を施して設けられている。
指針7は、そのボス部7cの前面側に、図2に示すように、装飾手段7dを備えている。装飾手段7dは、指針7とは別部材から形成して指針7に装着してもよいし、あるいは指針7に印刷、ホットスタンプ、コーティング、メッキ等を施して形成してもよい。
以上説明した、発光ダイオード4、ムーブメント6は、図2に示すように、文字盤2の裏側(図2において右側)に配置されたプリント基板5に実装されている。プリント基板5は、たとえばガラスエポキシ基板等からなり、スピードメータSを含むコンビネーションメータ100の電気回路部を形成している。
プリント基板5には、発光ダイオード4の点灯・消灯制御、ムーブメント6の駆動制御を行なうコントローラ10が実装されている。コントローラ10は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されている。
以上説明した、文字盤2、導光板3、プリント基板5、ムーブメント6等は、図2に示すように、樹脂材料から成形されるケーシング11内に収容保持されている。
また、文字盤2の前面側には、図2に示すように、略枠状の見返し板12が装着され、さらに見返し板12の先端部には透明カバー13が装着されている。見返し板12は、たとえば樹脂材料から形成されている。透明カバー13は、透明な樹脂の薄板あるいはガラス等から形成されている。見返し板12および透明カバー13は、コンビネーションメータ1の見映えを整えると同時に、コンビネーションメータ1内部への埃、水分等の侵入を防止している。
一方、ケーシング11の背後には、図2に示すように、ロアカバー14が装着されている。ロアカバー14は、たとえば樹脂材料から形成されている。
次に、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成および作動について、図6の電気回路構成図に基づいて説明する。
図6に示すように、コントローラ10には、バッテリ17から電力が常時供給されている。また、コントローラ10は、イグニッションスイッチ16が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。
コントローラ10には、当該自動車の走行速度を検出する速度センサ15が検出信号を入力可能に接続されている。
一方、コントローラ10には、その制御対象である、発光ダイオード4、ムーブメント6が接続されている。
運転者によりイグニッションスイッチ16がONされると、コントローラ10はイグニッションスイッチ16がONされたことを検知して、コンビネーションメータ1の表示制御作動を開始する。コントローラ10は、発光ダイオード4を点灯させ、それにより指針7が赤色で、文字盤2の文字2aおよび目盛2bが白色で発光表示される。同時に、コントローラ10は、速度センサ15からの検出信号に基づきムーブメント6を駆動してシャフト6aを所定角度、すなわち当該自動車の走行速度に対応する角度に回動させて自動車の走行速度を指示する。
運転者によりイグニッションスイッチ16がOFFされると、コントローラ10は、そのことを検知して、発光ダイオード4を消灯状態させる。同時に、コントローラ10は、ムーブメント6の駆動を停止する。
次に、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の特徴である指針7の構成がスピードメータSの視認性におよぼす作用効果について説明する。
指針7が、導光板3の出射面3bから出射し文字盤2の表面2cに沿って進行してきた発光ダイオード4が発した光により照射されると、この光は指針7の側面7bから指針7内に入射し、図5中に矢印で示すように進行して、赤色着色層Rで反射して図3中における上方に、つまり視認方向に進行する。これにより、赤色着色層Rが明るく赤色で発光して指針として視認される。
このとき、指針7の側面7bは、文字盤2の外周全周から発光ダイオード4からの光によって照射されているので、指針7の側面7bに入射する光の光量、つまり側面7bにおける単位面積当たりの入射光量は、指針7の全長にわたってほぼ一様となる。これにより、指針7の3個の赤色着色層Rの発光輝度はすべて一様となる。これにより、指針7の3個の赤色着色層R、すなわち、指針7の発光表示される部分のデザイン的見映えを連続した一体的なものとして視認させることができる。同時に、中断部Mを透過して文字盤2の表示意匠である数字2aの全体を視認させることができる。したがって、指針7の発光表示部分の見映え、つまり赤色着色層Rのデザインおよび発行輝度を一様なものとして指針7の見映えを良好なものとしつつ、文字盤2の表示意匠である数字2aの視認性を高めることができるスピードメータSを提供することができる。
また、指針7の側面7bにおいて透光性黄色着色層Yに入射した光は、透光性黄色着色層Yを透過することにより黄色光となる。この黄色光は、図4中に矢印で示すように進行して、指針7の底面7aから文字盤2に向かって出射して文字盤2を照射する。ここで、指針7が数字2aと重ならない角度位置、言い換えると背景部分2eと重なっているときは、背景部分2eが黒色であるので、指針7の中断部Mから黄色光により照射されても、中断部Mを透過して見える背景部分2eの色は変わらずに黒色である。一方、指針7が数字2aと重なる角度位置にあるときは、数字2aは白色であるので、中断部Mを透過して見える数字2aは、指針7の中断部Mから照射された黄色光により着色されて、黄色で視認される。すなわち、文字盤2において、数字2aが白色で発光表示されるとともに、指針7と重なった数字2a、言い換えると指針7により指示された物理量を示す数字2aの発光色を黄色に変化させることができる。これにより、スピードメータSの見映えを斬新なものとすることができる。
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態によるスピードメータSにおいては、指針7の裏面7aに形成される反射手段としての拡散反射層を赤色着色層Rとしているが、赤色に限る必要はなく、他の色、たとえば白色、橙色等であってもよい。また、拡散反射層を着色層に限定する必要はなく、他の種類の拡散反射層、たとえばシボ等を形成してもよい。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態によるスピードメータSの指針7の断面図である。部分拡大図であり、図1中のIII−III線断面図に相当する。
本発明の第2実施形態によるスピードメータSは、本発明の第1実施形態によるスピードメータSに対して、指針7が備える反射手段を変更している。本発明の第2実施形態によるスピードメータSでは、反射手段として底面7aに、図6に示すように、凹部Tを設けている。凹部Tは、図6に示すように、断面形状逆V字状に形成され、指針7の長手方向に伸びる2つの反射面7fから構成されている。本発明の第2実施形態によるスピードメータSは、指針7の赤色着色層Rを凹部Tに置き換えた以外の構成は、本発明の第1実施形態によるスピードメータSと同一である。
この場合、導光板3の出射面3bから出射し文字盤2の表面2cに沿って進行してきた光が指針7の側面7bから指針7内に入射すると、この光は反射面7fで反射して図6における上方に向かって、つまり視認者に向かって進行する。これにより、凹部Tを形成する反射面7fが発光ダイオード4の発光色、すなわち白色で発光して指針として視認される。また、凹部Tの明るさは、指針7の全長に亘って一様である。
本発明の第2実施形態によるスピードメータSにおいても、本発明の第1実施形態によるスピードメータSの場合と同様の効果が得られる。すなわち、指針7の3個の凹部Tのデザイン的見映えを連続した一体的なものとして視認させると同時に、中断部Mを透過して文字盤2の表示意匠である数字2aの全体を視認させて、指針7の発光表示部分の見映え、つまり凹部Tのデザインおよび発行輝度を一様なものとして指針7の見映えを良好なものとしつつ、文字盤2の表示意匠である数字2aの視認性を高めることができるスピードメータSを提供することができる。さらに、文字盤2において、指針7と重なった数字2a、言い換えると指針7により指示された物理量を示す数字2aの発光色を黄色に変化させて、スピードメータSの見映えを斬新なものとすることができる。
なお、以上説明した本発明の第2実施形態によるスピードメータSにおいては、反射手段として底面7aに設けた凹部Tの断面形状を略逆V字状としているが、これに限る必要はなく、他の形状、例えば半円形上、逆U字状等としてもよい。
なお、以上説明した本発明の第1、第2実施形態によるスピードメータSにおいては、指針7の側面7bに施した透光性着色層の色を黄色としているが、他の色としてもよい。
また、以上説明した本発明の第1、第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、指針7および文字盤2照明用の光源として発光ダイオード4を用いているが、他の種類の光源、たとえば電球、放電管、ELパネル等を用いても良い。
また、以上説明した本発明の第1、第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、指針計器をスピードメータSとしているが、他の計器、たとえばエンジンの回転速度を指示するタコメータあるいは残存燃料量を表示する燃料計等としてもよい。
本発明の第1実施形態によるスピードメータSの正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 図1中のIII矢視図である。 図1中のIV−IV線断面図である。 図1中のV−V線断面図である。 本発明の第1実施形態によるスピードメータSの電気回路構成図である。 本発明の第2実施形態によるスピードメータSの指針7の断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(指針計器)
2 文字盤
2a 数字
2b 目盛
2c 表面
2d 貫通孔
3 導光板
3a 受光部
3b 出射面
3c 反射面
4 発光ダイオード(光源)
5 プリント基板
6 ムーブメント
6a シャフト
7 指針
7a 底面
7b 側面
7c ボス部
7d 装飾手段
7f 反射面
10 コントローラ
11 ケーシング
12 見返し板
13 透明カバー
14 ロアカバー
15 エンジン回転センサ
16 イグニッションスイッチ
17 バッテリ
K 掃引領域
M 中断部
R 赤色着色層(反射手段、拡散反射層、着色層)
S スピードメータ(指針計器)
T 凹部(反射手段、拡散反射層、着色層)
Y 透光性黄色着色層(透光性着色層)

Claims (7)

  1. 表示意匠を備えた文字盤と、
    前記文字盤の前面側に配置され前記文字盤の表面に沿って回動する透光性材質から形成された指針と、
    光源とを備え、
    前記光源からの光を文字盤の前面側且つ前記文字盤の前記指針の回動範囲外から前記指針の側面から前記指針に入射させて前記指針を発光表示する指針計器であって、
    前記指針は前記指針の長手方向に沿って形成され且つ前記光源から発せられ前記指針内に入射した光を前面側へ反射する反射手段を備え、
    前記指針は前記反射手段が前記指針の長手方向において中断され前記反射手段が施されていない中断部を備え、
    前記中断部を透過して前記文字盤を視認可能であることを特徴とする指針計器。
  2. 前記中断部は前記表示意匠の内少なくとも数字と前記文字盤の視認方向において重なることを特徴とする請求項1に記載の指針計器。
  3. 前記反射手段は前記指針の前記文字盤と対向する面である底面に設けられた凹部であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指針計器。
  4. 前記反射手段は前記指針の前記文字盤と対向する面である底面に設けられた拡散反射層であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指針計器。
  5. 前記拡散反射層は着色層またはシボであることを特徴とする請求項4に記載の指針計器。
  6. 前記指針の前記側面において前記中断部に対応する部分に透光性着色層を施したことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の指針計器。
  7. 前記文字盤において前記表示意匠は白色等の明色で表示され且つ前記表示意匠の背景部分は黒色等の暗色で表示されることを特徴とする請求項6に記載の指針計器。
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