JP4226230B2 - 両面記録媒体に対して情報の記録または再生を行う記録再生装置、および、該両面記録媒体のカートリッジ - Google Patents

両面記録媒体に対して情報の記録または再生を行う記録再生装置、および、該両面記録媒体のカートリッジ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表裏両面に高密度な情報の記録が可能であり、かつ、可撓性を有する光ディスク等の両面記録媒体に対して情報の記録または再生を行う記録再生装置、および、該両面記録媒体のカートリッジに関する。
【0002】
なお、ここで「記録再生装置」とは、記録および再生の少なくとも一方を行う装置を意味する。
【0003】
【従来の技術】
記録媒体である光ディスクの高密度化を実現するため、光ディスク上に集光される光ビームスポット径を小さくすることが必要となる。そのためには、記録再生(「記録および/または再生」の意味。以下同じ)に使用する光の波長を短くすることと、対物レンズの開口数NAを大きくすることが有効である。しかし、光の波長を短くしたり、対物レンズの開口数NAを大きくすると、光ディスク基板が傾くことにより、大きなコマ収差が発生し、光ビームを精度良く集光することができなくなってしまう。
【0004】
これを補うために、光ディスク基板の薄型化が進められてきた。例えば、CD−ROMの場合、対物レンズの開口数NAが0.45であり、光の波長が780nmであり、基板の厚さが1.2mmであるのに対して、対物レンズの開口数NAが0.6であり、光の波長が655nmであるDVD−ROMにおいては、基板の厚さを0.6mmとして、記録容量の増大と光ディスク基板の傾きに対する許容量の拡大とを図っている。
【0005】
しかしながら、さらに光ディスク基板が薄くなると、剛性の低下により光ディスク基板自体の面振れにともなう基板の傾きが大きくなり逆効果となる。したがって、光の波長を短くすることと、対物レンズの開口数NAを大きくすることには限界がある。
【0006】
特開平10−308059号公報には、光の波長を短くし、対物レンズの開口数NAを大きくすることを目的として、図13に示すような可撓性を有するディスク基板を用いた光ディスク記録再生装置が提案されている。
【0007】
上記装置は、可撓性を有する光ディスク101に対して記録再生を行う記録再生装置に、光ディスク101の回転状態を安定化させる安定化板102を設け、光ピックアップ103からの光ビームが光ディスク101上に集光照射される構成になっている。この構成によれば、光の波長が650nm以下であり、対物レンズ群102の開口数NAが0.7以上である記録再生装置での記録再生が実現可能とされている。
【0008】
さらに、上記公報には、図14に示すように、安定化板102をディスクカートリッジ106と一体的に構成することが提案されている。この場合、光ピックアップ103は、ディスクカートリッジ106の図示しない開口部から挿入されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報によれば、図13に示される構成では、センターハブ104に固定された可撓性を有する光ディスク101が、スピンドル105により回転駆動されることにより、可撓性を有する光ディスク101と安定化板102とにより挟まれる空間が減圧状態となり、光ディスク101が安定化板102に吸い寄せられ、安定化板102と一定の間隔を保ちながら安定して回転することが可能となり、光ディスク101の回転時の面振れが抑制されることにより、良好な記録再生が行われるものである。
【0010】
しかしながら、情報の記録再生を行うために、安定化板102に対向して配置される集光手段(対物レンズ群)を含む光ピックアップ103が、可撓性を有する光ディスク101に近接することにより、光ピックアップ103と光ディスク101との間に圧力変動が発生し、光学ピックアップ103周辺において、圧力変動に伴う光ディスク101のバタツキが発生し、良好な記録再生を行うことが困難となる。
【0011】
すなわち、上記構成の場合、光ピックアップ103の光ディスク101に対向する面がレンズ素子等の集光手段を有する面となり、比較的凹凸の大きな面となるため、光ピックアップ103が光ディスク101に近接することにより、光ピックアップ103と光ディスク101との間に圧力変動が発生し、光学ピックアップ103周辺において、圧力変動に伴う光ディスク101のバタツキが発生し、安定なフォーカシング動作を維持することができず、良好な記録再生を行うことが困難となる。
【0012】
図14に示される構成の場合も同様に、光ピックアップ103が、可撓性を有する光ディスク101に近接することにより、良好な記録再生を行うことが困難となる。
【0013】
したがって、信号記録容量の増加と信号転送速度の高速化とを目的に、両面ディスクの表裏両面を同時に記録・再生出来るようにした両面記録媒体の記録再生装置に対して、上記構成を適用しても、良好な記録再生を行うことは同様に困難である。
【0014】
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、可撓性を有する両面記録媒体に対して、回転時の面振れを抑制して、良好な記録再生を実現する記録再生装置、および、該記録再生装置で使用される両面記録媒体のカートリッジを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る両面記録媒体のカートリッジは、上記の課題を解決するために、記録再生装置で使用される両面記録媒体が収納されたカートリッジであって、前記記録再生装置は、表裏両面に情報の記録が可能であり、かつ、可撓性を有する両面記録媒体に対して情報の記録または再生を行うものであるとともに、前記両面記録媒体を回転駆動する回転駆動手段と、前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配され、光源からの光を該両面記録媒体上に集光する一対の集光手段と、前記一対の集光手段のそれぞれと前記両面記録媒体との間に配され、該一対の集光手段のそれぞれに直接的または間接的に固定された一対の安定化板とを備えており、前記一対の安定化板は、透明であるとともに、前記光の光路上に開口部が設けられていないものであり、前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配された一対の安定化板が、前記カートリッジの2つの壁面で構成され、前記両面記録媒体と前記カートリッジの2つの壁面との距離が、それぞれ10μm以上200μm以下であることを特徴としている。
【0016】
また、本発明に係る記録再生装置は、上記の課題を解決するために、表裏両面に情報の記録が可能であり、かつ、可撓性を有する両面記録媒体に対して情報の記録または再生を行う記録再生装置において、前記両面記録媒体を回転駆動する回転駆動手段と、
前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配され、光源からの光を該両面記録媒体上に集光する一対の集光手段と、前記一対の集光手段のそれぞれと前記両面記録媒体との間に配され、該一対の集光手段のそれぞれに直接的または間接的に固定された一対の安定化板とを備えており、前記両面記録媒体は、カートリッジに収納されており、前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配された一対の安定化板が前記カートリッジの2つの壁面で構成されており、前記両面記録媒体と前記カートリッジの2つの壁面との距離が、それぞれ10μm以上200μm以下であり、前記両面記録媒体が前記カートリッジに収納された状態で前記記録再生装置で使用されることを特徴している。
【0017】
本発明に係る記録再生装置は、上記の課題を解決するために、表裏両面に情報の記録が可能であり、かつ、可撓性を有する両面記録媒体に対して情報の記録または再生を行う記録再生装置において、前記両面記録媒体を回転駆動する回転駆動手段と、前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配され、光源からの光を該両面記録媒体上に集光する一対の集光手段と、前記一対の集光手段のそれぞれと前記両面記録媒体との間に配され、該一対の集光手段のそれぞれに直接的または間接的に固定された一対の安定化板(第1の安定化板)とを備えている
【0018】
上記構成によれば、可撓性を有する両面記録媒体(例えば、両面光ディスク)が2枚の安定化板の間に挟まれ、両面記録媒体と一方の安定化板との間の空気圧力と、両面記録媒体と他方の安定化板との間の空気圧力とが釣り合う状態で両面記録媒体が回転することにより、(光ピックアップ等に含まれる)上記一対の集光手段の周辺において発生する圧力変動を抑制することが可能となり、可撓性を有する両面記録媒体の回転時の面振れが抑制されることにより、良好な記録再生を実現することができる。
【0019】
なお、上記「一対の集光手段のそれぞれに直接的または間接的に固定された」とは、一対の安定化板が、集光手段に直接結合し固定された構成であってもよいし、アクチュエーターや光ピックアップ筐体などの他の部材を介して間接的に結合し固定された構成であってもよい、ことを意味する。
【0020】
本発明に係る記録再生装置は、表裏両面に情報の記録が可能であり、かつ、可撓性を有する両面記録媒体に対して情報の記録または再生を行う記録再生装置において、前記両面記録媒体を回転駆動する回転駆動手段と、前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配され、光源からの光を該両面記録媒体上に集光する一対の集光手段と、前記一対の集光手段のそれぞれと前記両面記録媒体との間に配され、該一対の集光手段のそれぞれに直接的または間接的に固定された一対の安定化板とを備えており、前記一対の安定化板は、透明であり、前記光の光路上に開口部が設けられていないことが好ましい。これによって、安定化板に開口部を設ける必要がなくなるので、ディスクの回転に伴うディスク近傍の圧力変動を良好に抑止することができる。
【0021】
ただし、前記一対の安定化板が、集光手段と両面記録媒体との間の記録再生のための光路上に開口部を有する構成であってもよい。このように、記録再生のための光路上に安定化板が配置されない構成とすることによって、安定化板は透明である必要がなくなり、材料選択の幅が広がる等の利点がある。
【0022】
両面記録媒体としては、例えば、一対の光ディスクを貼り合わせてなる可撓性を有する貼り合わせ型光ディスクが挙げられるが、これ以外の構成であってもよい。
【0023】
本発明の記録再生装置において、前記一対の安定化板が、前記一対の集光手段のそれぞれにバネ等の弾性部材を介して間接的に固定されている構成とすることは好ましい。これにより、可撓性を有する両面記録媒体の回転時の面振れが抑制されることにより、良好な記録再生を実現することができると共に、可撓性を有する両面記録媒体と安定化板とが接触することによる両面記録媒体の損傷を抑制することが可能となる。
【0024】
また、本発明の記録再生装置において、前記一対の集光手段が、2つ以上のレンズを組み合わせたレンズ群により構成されることは好ましい。これにより、レンズ群を用いて集光手段の開口数NAを大きくすることにより、高密度記録再生に適した記録再生装置を提供することが可能となる。
【0025】
また、本発明の記録再生装置において、前記一対の安定化板が、磁界発生素子を備えている構成、例えば、一対の安定化板のそれぞれに磁界発生素子が埋め込まれている構成とすることは好ましい。これにより、光磁気記録媒体のように、記録に磁界が必要な記録媒体を用いた両面記録媒体に対しても、本発明の記録再生装置を適用することが可能となる。
【0026】
また、本発明の記録再生装置において、さらに、前記両面記録媒体の少なくとも一方の面に対向するように配された安定化板(第2の安定化板)を備える構成とすることは好ましい。このように安定化板を備えることにより、可撓性を有する両面記録媒体の回転時の面振れがさらに抑制されることにより、より安定して良好な記録再生を実現することができる。
【0027】
また、本発明に係る両面記録媒体のカートリッジは、上記の課題を解決するために、上述した本発明のいずれかの記録再生装置で使用される両面記録媒体が収納されたカートリッジであって、前記両面記録媒体の少なくとも一方の面に対向するように配された安定化板(第3の安定化板)がカートリッジの1つの壁面で構成されている。
【0028】
上記構成によれば、カートリッジの1つの壁面で構成された安定化板により、可撓性を有する両面記録媒体の回転時の面振れがさらに抑制されることにより、より安定して良好な記録再生を実現することができる。しかも、このように安定化板の機能をカートリッジの1つの壁面に持たせることにより、記録再生装置に同様の機能を有する安定化板が不要となる。
【0029】
また、本発明に係る両面記録媒体のカートリッジは、上記の課題を解決するために、上述した本発明のいずれかの記録再生装置で使用される両面記録媒体が収納されたカートリッジであって、前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配された一対の安定化板(第4の安定化板)がカートリッジの2つの壁面で構成されていることを特徴としており、好ましくは、前記両面記録媒体とカートリッジの2つの壁面との距離が、それぞれ10μm以上200μm以下である。
【0030】
上記構成によれば、カートリッジの2つの壁面で構成された一対の安定化板により、可撓性を有する両面記録媒体の回転時の面振れがさらに抑制されることにより、より安定して良好な記録再生を実現することができる。しかも、このように安定化板の機能をカートリッジの2つの壁面に持たせることにより、記録再生装置に同様の機能を有する安定化板が不要となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1〜図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0032】
図1は、本実施形態に係る記録再生装置の概略構成を示す図であり、図2は、その記録再生部分である光ピックアップ部を拡大して示す図である。
【0033】
本実施形態の記録再生装置は、両面記録媒体に対して記録再生を行う装置であり、両面記録媒体としては、例えば図1・2に示されるような、一対の光ディスクを貼り合わせてなる可撓性を有する貼り合わせ型の光ディスク1が挙げられる。ただし、本発明の記録再生装置は、両面記録媒体だけでなく、片面記録媒体に対しても記録再生することができる構成であってもよい。
【0034】
本実施形態の記録再生装置は、図1に示されるように、スピンドル(回転駆動手段)3、一対の透明安定化板(一対の安定化板)5a・5bを有する光ピックアップ4a・4b、および支持台6a・6bを備えた構成になっている。
【0035】
上記各光ピックアップ4a・4bは、さらに図2に示されるように、対物レンズ(一対の集光手段)12a・12b、レンズホルダー13a・13b、2軸アクチュエーター14a・14b、および光ピックアップ筐体15a・15bを備えた構成になっており、上記一対の透明安定化板5a・5bは、それぞれ光ピックアップ筐体15a・15bに固定されており、光ディスク1と対物レンズ12a・12bとの間に配置されている。
【0036】
再び図1を参照して、光ディスク1は、磁性を有するセンターハブ2を有しており、磁気結合によりスピンドル3にチャッキングされる。光ディスク1は、図示しないモータ等によりスピンドル3を回転駆動することによって、回転駆動される。
【0037】
透明安定化板5aを有する光ピックアップ4aは支持台6aに固定され、透明安定化板5aに対向する位置に配置された透明安定化板5bを有する光ピックアップ4bは支持台6bに固定されている。支持台6a・6bは、図示しないリニアモータにより矢符A方向に駆動され、光ピックアップ4a・4bをそれぞれ光ディスク1の所定位置へと導く。
【0038】
光ディスク1は、表裏両面に情報の記録が可能な両面記録媒体であれば、基板表面に凹部からなるピット列が形成されたROMディスクであってもよいし、記録媒体として有機色素材料が用いられた追記型の光ディスクであってもよいし、あるいは、記録媒体として相変化材料が用いられた書き換え可能型光ディスクであってもよい。
【0039】
追記型および書き換え可能型光ディスクの場合には、光ディスク1は、例えば、図2に示されるように、表面に凹凸の案内溝が形成されたディスク基板7a・7bと、凹凸の案内溝を有する面に形成された記録媒体8a・8bと、ディスク基板7aおよび記録媒体8aとディスク基板7bおよび記録媒体8bとを接着する接着樹脂層9とで構成することができる。
【0040】
光ディスク1を記録再生する際には、光ディスク1の記録媒体8a・8bに対して、それぞれ発光検出光学系10a・10b内の発光素子(光源)からのレーザ光11a・11bが対物レンズ12a・12bにより集光照射され、記録媒体8a・8bからの反射光の状態が発光検出光学系10a・10b内の受光素子により検出されることにより、情報の記録再生が行われる。
【0041】
対物レンズ12a・12bは、それぞれレンズホルダー13a・13bに固定されており、レンズホルダー13a・13bがそれぞれ光ピックアップ筐体15a・15bに対して、2軸アクチュエーター14a・14bを介して固定されることにより、対物レンズ12a・12bは、光ディスク1の凹凸の案内溝に対して、フォーカシング駆動およびトラッキング駆動される。
【0042】
なお、レーザ光11aの光ディスク1上での集光スポットとレーザ光11bの光ディスク1上での集光スポットは、重なっていてもずれていてもどちらでもよい。
【0043】
本実施形態の記録再生装置においては、光ディスク1が光ピックアップ筐体15aに固定された透明安定化板5aと光ピックアップ筐体15bに固定された透明安定化板5bとに挟まれた状態で回転駆動されることにより、光ディスク1と透明安定化板5aとの間の空気圧力と、光ディスク1と透明安定化板5bとの間の空気圧力とが釣り合う状態で、可撓性を有する光ディスク1が安定に回転駆動されることになる。
【0044】
つまり、光ディスク1が可撓性を有することから、光ディスク1が撓んで安定位置で回転することになり、光ディスク1は、透明安定化板5a・5bそれぞれに対して、ほぼ等間隔を維持して回転することになり、従来に比べて光軸方向へのディスク位置の変動が小さくなり、フォーカシングが容易となる。
【0045】
このように、可撓性を有する光ディスク1は、透明安定化板5aと透明安定化板5bとの間で、安定して回転駆動され面振れが抑えられているため、既存のサーボ技術を用いた2軸アクチュエーター14a・14bを用いても、良好なフォーカシングおよびトラッキングが実現し、十分に情報信号の記録再生が可能となる。
【0046】
なお、一対の透明安定化板5a・5bは、対物レンズ12a・12bと光ディスク1との間の、レーザ光11a・11bの光路上を除く部分に配置される構成であってもよい。このように、記録再生のための光路上に透明安定化板5a・5bが配置されない構成とすることによって、透明安定化板5a・5bは透明である必要がなくなり、材料選択の幅が広がる等の利点がある。ただし、ディスクの回転に伴うディスク近傍の圧力変動を抑止するという観点からは、透明安定化板5a・5bにこのような開口部を設けない構成とするほうが好ましい。
【0047】
図3は、本実施形態の記録再生装置の他の構成における光ピックアップ部を拡大して示す図である。同図に示される構成では、一対の透明安定化板5a・5bにそれぞれ記録磁界を印加するための磁気ヘッド(磁界発生素子)16a・16bが埋め込まれている。
【0048】
上記構成によれば、両面記録媒体である光ディスク1として、光磁気記録媒体が用いられた場合にも、良好な記録再生が可能である。換言すれば、光磁気ディスクに対して記録を行うためには記録磁界が必要となるため、上記構成では、光ビーム11a・11bが集光される部分に記録磁界を印加することが可能となるように、それぞれ透明安定化板5a・5bに磁気ヘッド16a・16bが埋め込まれている。
【0049】
ここで、両面記録の際に磁気ヘッド16aによる記録磁界と磁気ヘッド16bによる記録磁界とが互いに影響を及ぼさないように、レーザ光11aの光ディスク1上での集光スポットとレーザ光11bの光ディスク1上での集光スポットとは、ずれている必要があるため、光ピックアップ筐体15a・15bはそれぞれ片側の壁が厚くなるという構成になっている。
【0050】
図3に示される構成において、磁気ヘッド16a・16bおよび光ピックアップ筐体15a・15bの厚さ以外の構成は、図2に示す構成と同一であり、可撓性を有する光ディスク1は、透明安定化板5aと透明安定化板5bとの間で、安定して回転駆動され面振れが抑えられている。
【0051】
そのため、既存のサーボ技術を用いた2軸アクチュエーター14a・14bを用いても、フォーカシングおよびトラッキングが可能となるとともに、透明安定化板5a・5bにそれぞれ埋め込まれた磁気ヘッド16a・16bから、光ビーム集光位置に記録磁界が印加されることにより、情報信号の記録再生が可能となる。
【0052】
次に、図4は、本実施形態の記録再生装置のさらに他の構成を示す図であって、対物レンズの開口数NAを大きくすることを目的として、対物レンズ12a・12bの代わりに、それぞれ2つのレンズを組み合わせたレンズ群17a・18aとレンズ群17b・18bとからなる構成、つまり、それぞれ2群レンズを使用した構成を示している。
【0053】
上記構成では、記録媒体8a・8bとして光磁気記録媒体を用いた例を示しており、透明安定化板5a・5bに磁気ヘッド16a・16bがそれぞれ埋め込まれた構成となっている。
【0054】
上記2群レンズは、2つのレンズ17aと18a、17bと18bをそれぞれ組み合わせることにより、開口数NAを大きくすることを可能としたレンズである。具体的には、この2群レンズの開口数NAは、0.7以上であることが望ましく、より好ましくは、0.8〜0.95程度とする。なお、単レンズを用いても開口数を大きくすることは可能であるが、2群レンズとすることにより製造が容易となる。本実施形態のように、開口数NAを0.7以上とするような場合には、2群レンズを用いることが好ましい。
【0055】
上記構成によれば、光ディスク1と透明安定化板5aとの間の空気圧力と、光ディスク1と透明安定化板5bとの間の空気圧力とが釣り合う状態で、光ディスク1が安定に回転駆動されることにより、安定なフォーカシング動作を維持することができ、良好な記録再生を行うことが可能となる。
【0056】
図4に示される構成は、記録媒体8a・8bとして光磁気記録媒体が用いられ、磁気ヘッド16a・16bが透明安定化板5a・5bにそれぞれ埋め込まれた構成となっているが、記録媒体として有機色素材料が用いられた追記型の光ディスク、または、記録媒体として相変化材料が用いられた書き換え可能型光ディスクの場合、この磁気ヘッド16a・16bは不要である。
【0057】
また、2群レンズに限らず、一対の集光手段にそれぞれ3枚以上のレンズ群を用いることも可能である。
【0058】
次に、図5は、本実施形態の記録再生装置のさらに他の構成を示す図であって、図3に示される構成において、透明安定化板5a・5bが板バネ(弾性部材)19a・19bを介して光ピックアップ筐体15a・15bに固定されている構成を示している。
【0059】
図3に示される構成においては、透明安定化板5a・5bが光ピックアップ筐体15a・15bにそれぞれ直接固定されているため、外部からの振動により透明安定化板5a・5bが振動した場合、光ディスク1が透明安定化板5a・5bの振動に伴い振動し、最悪の場合、光ディスク1が透明安定化板5a・5bに衝突し、光ディスク1の表面に傷等の損傷が発生してしまうおそれがある。
【0060】
これに対して、図5に示される構成においては、透明安定化板5a・5bが板バネ19a・19bを介して光ピックアップ筐体15a・15bに固定されているため、外部からの振動により透明安定化板5a・5bが振動し、光ディスク1が透明安定化板5a・5bの振動に伴い振動した場合においても、板バネ19a・19bが光ディスク1の振動を吸収すべく働くため、外部振動に伴う光ディスク1と透明安定化板5a・5bとの衝突による光ディスク1の損傷を抑制することが可能となる。
【0061】
なお、図5には、図2に示される構成に対して、板バネ19a・19bを用いた場合について示しているが、図4に示すような集光手段に2群レンズを用いた構成、あるいは3つ以上のレンズを組み合わせたレンズ群を用いた構成においても、透明安定化板5a・5bを板バネ19a・19bを介して光ピックアップ筐体15a・15bにそれぞれ固定することにより、同様な効果を得ることが可能となる。
【0062】
次に、図6および図7は、本実施形態の記録再生装置のさらに他の構成を示す図であって、可撓性を有する光ディスク1の回転駆動をさらに安定化することを目的として、光ディスク1の一方の面に対向するように配された安定化板20を備えた構成について説明する断面図と平面図である。
【0063】
安定化板20は、光ディスク1のセンターハブ2をスピンドル3にチャックするための第1開口部22と、透明安定化板5aを有する光ピックアップ4aを光ディスク1に近接配置するための第2開口部21aとを有しており、図6は、第2開口部21aを通る中心線における断面図を示している。
【0064】
このように安定化板20を設けることにより、センターハブ2に固定された可撓性を有する光ディスク1が、スピンドル3により回転駆動されることにより、可撓性を有する光ディスク1と安定化板20とにより挟まれる空間が減圧状態となり、光ディスク1が安定化板20に吸い寄せられ、安定化板20と一定の間隔を保ちながら安定して回転することが可能となり、光ディスク1の回転時の面振れがさらに抑制されることになる。
【0065】
図6および図7に示す構成では、図1および図2に示す構成と同様に、支持台6aと支持台6bとに適切な力をかけ、透明安定化板5aと透明安定化板5bとを光ディスク1の方向に押圧させることにより、光ディスク1と透明安定化板5aとの間の空気圧力と、光ディスク1と透明安定化板5bとの間の空気圧力とが釣り合う状態で、光ディスク1が安定に回転駆動されるが、透明安定化板5a・5bから離れた位置での回転駆動が安定化されることにより、透明安定化板5aと透明安定化板5bとで挟まれた位置において、より安定した回転駆動が実現し、より良好な記録再生を実現することが可能となる。
【0066】
次に、図8および図9は、本実施形態の両面記録媒体のカートリッジの構成を示す図であって、可撓性を有する光ディスク1の回転駆動をさらに安定化することを目的として、安定化板20を記録再生装置に設けた図6および図7に示す構成に対して、安定化板20を光ディスクカートリッジケース23と一体的に形成した構成について説明する断面図と平面図である。
【0067】
両面記録媒体のカートリッジである光ディスクカートリッジケース23は、光ディスク1のセンターハブ2をスピンドル3にチャックするための第1開口部22と、透明安定化板5aを有する光ピックアップ4aを光ディスク1に近接配置するための第2開口部21aと、第2開口部21aに対向する位置に透明安定化板5bを有する光ピックアップ4bを光ディスク1に近接配置するための第3開口部21bとを有しており、図8は、第2開口部21aおよび第3開口部21bを通る中心線における断面図を示している。また、光ディスクカートリッジケース23には、防塵の目的で、矢符B方向に開閉可能なスライドシャッター24が設けられている。
【0068】
上記構成の場合、安定化板20が、光ディスクカートリッジケース23の1つの壁面(内壁面)で構成されており、このように光ディスクカートリッジケース23と一体的に形成された安定化板20が、図6および図7に示す構成の安定化板20と同様に働くことにより、光ディスク1は、透明安定化板5aと透明安定化板5bとで挟まれた位置において、より安定した回転駆動が実現し、より良好な記録再生を実現することが可能となる。
【0069】
さらに、光ディスク1が光ディスクカートリッジケース23の中に配置され、かつ、光ディスクカートリッジケース23を記録再生装置から取り出す際、開閉可能なスライドシャッター24を閉めることにより、光ディスク1の防塵効果を向上させることができる。
【0070】
次に、図10および図11は、本実施形態の両面記録媒体のカートリッジの他の構成を示す図であって、さらに安定な光ディスク1の回転駆動を実現するためと、薄型の光ディスクカートリッジを実現するために、新たに考案した光ディスクカートリッジケース25の構成について説明する断面図と平面図である。
【0071】
両面記録媒体のカートリッジである光ディスクカートリッジケース25は、光ディスクカートリッジケース23と同様に、光ディスク1のセンターハブ2をスピンドル3にチャックするための第1開口部22と、透明安定化板5aを有する光ピックアップ4aを光ディスク1に近接配置するための第2開口部21aと、第2開口部21aに対向する位置に透明安定化板5bを有する光ピックアップ4bを光ディスク1に近接配置するための第3開口部21bとを有しており、図10は、第2開口部21aおよび第3開口部21bを通る中心線における断面図を示している。また、光ディスクカートリッジケース25には、防塵の目的で、矢符B方向に開閉可能なスライドシャッター24が設けられている。
【0072】
図8および図9に示す構成の場合、可撓性を有する光ディスク1が安定化板20に吸い寄せられ、安定化板20と一定の間隔を保ちながら安定して回転することが可能となり、光ディスク1の回転時の面振れが抑制されることになるが、可撓性を有する光ディスク1と安定化板20を構成しない側の光ディスクカートリッジケース23との距離が離れていると、外部からの振動等の影響を受けることにより、可撓性を有する光ディスク1が光ディスクカートリッジケース23内の空間でバタツキを発生し、安定した回転駆動が阻害されるおそれがある。
【0073】
図10および図11に示す構成においては、このようなバタツキを抑制するため、光ディスクカートリッジケース25内の空間をディスク面の垂直方向に制限する構成になっている。このように光ディスクカートリッジケース25内の空間を制限することにより、光ディスクカートリッジケース25の上下の壁面(内壁面)が安定化板として働き、光ディスク1の回転時の面振れが抑制され、さらに安定な光ディスク1の回転駆動が可能となる。
【0074】
ここで、透明樹脂からなる光ディスク1に可撓性を持たせるため、光ディスク1の厚さは20μm以上200μm以下とすることが望ましい。光ディスク1の厚さが20μmより薄くなると、光ディスク1が回転に耐える強度を維持することが困難となるおそれがあり、光ディスク1の厚さが200μmより厚くなると例えば光磁気ディスクの場合、磁気ヘッド16a ・16bからの記録磁界が記録媒体8a ・8bに対して影響を及ぼさなくなるおそれがあり、さらに光ディスク1の可撓性が弱くなり、安定化板による光ディスク1の回転時の面振れ抑制効果が低減してしまうおそれがある。
【0075】
また、光ディスクカートリッジケース25の上下の壁面(内壁面)を安定化板として良好に働かせるためには、光ディスク1と光ディスクカートリッジケース25の上内壁との間の距離、および、光ディスク1と光ディスクカートリッジケース25の下内壁との間の距離を、それぞれ、1 0μm以上200μm以下とすることが望ましい。
【0076】
光ディスク1と光ディスクカートリッジケース25の上下内壁との距離が10μmより小さくなると、光ディスク1が光ディスクカートリッジケース25の上下内壁と衝突し、光ディスク1表面に傷が発生する可能性が大きくなる。
【0077】
また、光ディスク1と光ディスクカートリッジケース25の上下内壁との距離が200μmより大きくなると、もはや光ディスクカートリッジケース25の上下内壁が安定化板として良好に働かなくなるおそれがあり、光ディスクカートリッジケース25内の光ディスク1の回転が不安定なものとなってしまうおそれがある。
【0078】
最後に、ローディングおよびアンローディングについて説明する。本実施形態の記録再生装置においては、透明安定化板5a・5bと光ディスク1とが近接して配置されるため、光ディスク1の記録再生装置へのローディングまたはアンローディングは、透明安定化板5a・5bと光ディスク1との間隔を広くした状態で行われることが望ましい。
【0079】
特に、光ディスクカートリッジケース23・25を用いる場合、ローディングまたはアンローディングを行う際、一対の透明安定化板5a・5bの間隔を光ディスクカートリッジケース23・25の厚みよりも大きくすることが必要である。そこで、例えば図12に示すように、光ディスクカートリッジケース25に対して、透明安定化板5a・5bを、それぞれ、上下(矢符C方向)に駆動可能な図示しない駆動機構を本実施形態の記録再生装置に備えつけることにより、良好なローディングおよびアンローディングを実現することが可能である。
【0080】
また、光ディスク1の停止状態で透明安定化板5a・5bを光ディスク1へと近接させると、光ディスク1と透明安定化板5a・5bとの間に空気圧力が働かない状態で、光ディスク1と透明安定化板5a・5bとが近接するため、光ディスク1と透明安定化板5a・5bとが接触し、光ディスク1に傷が発生する危険がある。したがって、ローディング時には、光ディスク1が回転駆動された後に、透明安定化板5a・5bと光ディスク1とが互いに近接するように、透明安定化板5a・5bまたは光ディスク1を矢符D方向に駆動することが望ましい。また、アンローディング時には、透明安定化板5a・5bを光ディスク1から相対的に離した後に、光ディスク1の回転駆動を停止することが望ましい。
【0081】
【発明の効果】
本発明の記録再生装置は、以上のように、前記両面記録媒体を回転駆動する回転駆動手段と、前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配され、光源からの光を該両面記録媒体上に集光する一対の集光手段と、前記一対の集光手段のそれぞれと前記両面記録媒体との間に配され、該一対の集光手段のそれぞれに直接的または間接的に固定された一対の安定化板とを備えており、前記一対の安定化板は、透明であり、前記光の光路上に開口部が設けられていない構成である。
【0082】
それゆえ、可撓性を有する両面記録媒体が2枚の安定化板の間に挟まれ、両面記録媒体と一方の安定化板との間の空気圧力と、両面記録媒体と他方の安定化板との間の空気圧力とが釣り合う状態で両面記録媒体が回転することにより、上記一対の集光手段の周辺において発生する圧力変動を抑制することが可能となり、可撓性を有する両面記録媒体の回転時の面振れが抑制されることにより、良好な記録再生を実現することができる、という効果を奏する。
【0083】
本発明の記録再生装置において、さらに、前記一対の安定化板が、前記一対の集光手段のそれぞれにバネ等の弾性部材を介して間接的に固定されている構成とすることで、可撓性を有する両面記録媒体の回転時の面振れが抑制されることにより、良好な記録再生を実現することができると共に、可撓性を有する両面記録媒体と安定化板とが接触することによる両面記録媒体の損傷を抑制することが可能となる、という効果を奏する。
【0084】
また、本発明の記録再生装置において、さらに、前記一対の集光手段が、2つ以上のレンズを組み合わせたレンズ群により構成されることで、レンズ群を用いて集光手段の開口数NAを大きくすることにより、高密度記録再生に適した記録再生装置を提供することが可能となる、という効果を奏する。
【0085】
また、本発明の記録再生装置において、さらに、前記一対の安定化板が、磁界発生素子を備えている構成とすることで、光磁気記録媒体のように、記録に磁界が必要な記録媒体を用いた両面記録媒体に対しても、本発明の記録再生装置を適用することが可能となる、という効果を奏する。
【0086】
また、本発明の記録再生装置において、さらに、前記両面記録媒体の少なくとも一方の面に対向するように配された安定化板を備える構成とすることで、可撓性を有する両面記録媒体の回転時の面振れがさらに抑制されることにより、より安定して良好な記録再生を実現することができる、という効果を奏する。
【0087】
また、本発明に係る両面記録媒体のカートリッジは、本発明の記録再生装置で使用される両面記録媒体が収納されたカートリッジであって、前記両面記録媒体の少なくとも一方の面に対向するように配された安定化板がカートリッジの1つの壁面で構成されている。
【0088】
それゆえ、カートリッジの1つの壁面で構成された安定化板により、可撓性を有する両面記録媒体の回転時の面振れがさらに抑制されることにより、より安定して良好な記録再生を実現することができる、という効果を奏する。
【0089】
また、本発明に係る両面記録媒体のカートリッジは、本発明の記録再生装置で使用される両面記録媒体が収納されたカートリッジであって、前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配された一対の安定化板がカートリッジの2つの壁面で構成されており、好ましくは、前記両面記録媒体とカートリッジの2つの壁面との距離が、それぞれ10μm以上200μm以下である。
【0090】
それゆえ、カートリッジの2つの壁面で構成された一対の安定化板により、可撓性を有する両面記録媒体の回転時の面振れがさらに抑制されることにより、より安定して良好な記録再生を実現することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係る記録再生装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】 上記記録再生装置の光ピックアップ部を拡大して示す断面図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る記録再生装置の他の構成を示す図であって、光ピックアップ部を拡大して示す断面図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る記録再生装置のさらに他の構成を示す図であって、光ピックアップ部を拡大して示す断面図である。
【図5】 本発明の実施形態に係る記録再生装置のさらに他の構成を示す図であって、光ピックアップ部を拡大して示す断面図である。
【図6】 本発明の実施形態に係る記録再生装置のさらに他の構成を示す図であって、光ピックアップ部を拡大して示す断面図である。
【図7】 上記記録再生装置に設けられる安定化板を示す平面図である。
【図8】 本発明の実施形態に係る記録再生装置および両面記録媒体のカートリッジの概略構成を示す断面図である。
【図9】 上記両面記録媒体のカートリッジを示す平面図である。
【図10】 本発明の実施形態に係る両面記録媒体のカートリッジの他の構成を記録再生装置と共に示す断面図である。
【図11】 上記両面記録媒体のカートリッジを示す平面図である。
【図12】 本発明の実施形態に係る記録再生装置における透明安定化板の移動等について説明する断面図である。
【図13】 従来の記録再生装置を示す断面図である。
【図14】 従来の記録再生装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク(両面記録媒体)
3 スピンドル(回転駆動手段)
4a・4b 光ピックアップ
5a・5b 透明安定化板(一対の安定化板)
7a・7b 光ディスク基板
8a・8b 記録媒体
9 接着樹脂層
12a・12b 対物レンズ(集光手段)
16a・16b 磁気ヘッド(磁界発生素子)
19a・19b 板バネ(弾性部材)
20 安定化板
23・25 光ディスクカートリッジケース(カートリッジ)

Claims (2)

  1. 記録再生装置で使用される両面記録媒体が収納されたカートリッジであって、
    前記記録再生装置は、
    表裏両面に情報の記録が可能であり、かつ、可撓性を有する両面記録媒体に対して情報の記録または再生を行うものであるとともに、
    前記両面記録媒体を回転駆動する回転駆動手段と、
    前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配され、光源からの光を該両面記録媒体上に集光する一対の集光手段と、
    前記一対の集光手段のそれぞれと前記両面記録媒体との間に配され、該一対の集光手段のそれぞれに直接的または間接的に固定された一対の安定化板とを備えており、
    前記一対の安定化板は、透明であるとともに、前記光の光路上に開口部が設けられていないものであり、
    前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配された一対の安定化板が、前記カートリッジの2つの壁面で構成され、前記両面記録媒体と前記カートリッジの2つの壁面との距離が、それぞれ10μm以上200μm以下であることを特徴とする両面記録媒体のカートリッジ。
  2. 表裏両面に情報の記録が可能であり、かつ、可撓性を有する両面記録媒体に対して情報の記録または再生を行う記録再生装置において、
    前記両面記録媒体を回転駆動する回転駆動手段と、
    前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配され、光源からの光を該両面記録媒体上に集光する一対の集光手段と、
    前記一対の集光手段のそれぞれと前記両面記録媒体との間に配され、該一対の集光手段のそれぞれに直接的または間接的に固定された一対の安定化板とを備えており、
    前記両面記録媒体は、カートリッジに収納されており、前記両面記録媒体の両面にそれぞれ対向するように配された一対の安定化板が前記カートリッジの2つの壁面で構成されており、前記両面記録媒体と前記カートリッジの2つの壁面との距離が、それぞれ10μm以上200μm以下であり、
    前記両面記録媒体が前記カートリッジに収納された状態で前記記録再生装置で使用されることを特徴とする記録再生装置。
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