JP4210280B2 - ワークのクランプ装置 - Google Patents
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Description
他方、構成を簡易にするため、ばねだけでクランプし、駆動源をパレットに設けないパレット治具も知られている(例えば、特許文献1)。
また、特許文献1に記載の技術では、パレットに駆動源は不要であるものの、機種ごとに寸法の異なるワークに対応できないという問題があった。
また、切り換え機構部をロータリーテーブル側のパレットユニットに設け、切り換え機構部を作動させる切り換え駆動部をベースに設けたことで、ロータリーテーブル側の機構を小型化するとともに、加工中の切削液等による駆動源の不具合を防止することができる。
さらに、ロータリーテーブル側のクランク機構部は、ばねによる押圧力でワークを保持することで、駆動源を必要としない簡易な構成となり、ロータリーテーブル側の機構を小型化するとともに、加工中の切削液等による駆動源の作動不良を防止することができる。
そして、昇降ユニットにより、クランプ駆動部および切り換え駆動部をパレットユニットに対して進退させて係合離脱させることで、必要なステーションではクランプ機構部および切り換え機構部を作動させることができる。
また、抜き差し駆動部をベースに設け、必要なステーションではパレット側と係合させて、位置決めピンを抜くことができるように構成したため、ロータリーテーブル側の機構を小型化するとともに、加工中の切削液等による駆動源の作動不良を防止することができる。
かかる構成によれば、コンロッドは小端穴と大端穴を有し、これらの穴の位置関係、並びに穴加工およびこれに付随する油穴等の加工精度が要求されるところ、小端穴を基準穴とすることで、位置決めが容易で、小端穴を基準とした加工精度を確保することができる。また、エンジンの機種の相違により、コンロッドの小端穴の内径が異なる場合であっても、位置決めピンを機種に対応して切り換えることで、機種変更が可能となる。
また、ワークの回転を規制し、ワークの長さ方向は自由とすることで、機種の相違によるワークの長さの違いに対応しやすい。
参照する図面において、図1は本発明の実施形態に係るワークのクランプ装置のロータリーテーブル周りの平面図であり、図2は本発明の実施形態に係るワークのクランプ装置のパレットにワークが載置された状態を示す平面図であり、図3は本発明の実施形態に係るワークのクランプ装置の駆動ユニットとパレットユニットとの係合が解除された状態を示す断面図であり、図4は本発明の実施形態に係るワークのクランプ装置の駆動ユニットがパレットユニットと係合された状態を示す断面図であり、図5は本発明の実施形態に係るワークのクランプ装置の可動パレット周りの構成を説明するための要部断面図であり、図6は可動パレットの分解斜視図である。
本発明の実施形態に係るワークのクランプ装置は、図1に示すように、ロータリーテーブル方式の加工機R/Mに適用されるものである。この加工機R/Mは、ベースとしての基板1(図3参照)に対して回転送りされるロータリーテーブル2に配置された各工程に対応するパレット31にワークであるコンロッドWがクランプされている。第1ステーションである投入払出ステーションから右回りに順次各ステーションの工程が行われ、各ステーションには、油穴や油溝、面取り等の加工機M/Cの他、洗浄機C/M等が適宜配置されている。
なお、本発明の実施形態に係るクランプ装置が使用されるロータリーテーブル方式の加工機R/Mにおいては、一例として、投入ステーションと払い出しステーションが共通化されて第1ステーションを構成し、図示しないロボットでワークWの投入および払い出しを行なう。また、第6および第8ステーションで小端穴W21(図2参照)の内径側から油穴のばり取りや洗浄が行われるが、その他のステーションの詳細な説明は重要ではないので省略する。
また、ワークであるコンロッドWは、小端穴W21に挿入された位置決めピン4aと、柄部W3を上方からパレット31に押し付けて保持するクランプアーム341aと、大端部W1を両側から挟持するクランプ爪342aと、によってパレット31に保持されている。なお、後記するが、クランプアーム341aは、クランプ位置CRからアンクランプ位置UCまで90度回転可能に構成されている。
なお、本実施形態においては、2つのパレット31,31で構成したが、これに限定されるものではなく、1つであってもよい。また、コンロッドW,Wは同一であっても、機種の異なるものであってもよいし、加工機M/C等のレイアウトによっては例えば左右対称に配置してもよい。
固定パレット31aは、平面視で大端穴W11の内部に対応する部分が貫通された矩形の枠状に形成され、可動パレット31bは、平面視で円形に形成され、ロータリーテーブル2に対して、同一円上に配置された位置決めピン4a,4b,4cと一体になって回転自在に設置されている。
また、可動パレット31bは、図5に示すように、載置台31b1とガイドポスト31b2を備え、後記する回転リング321上にガイドポスト31b2を立設し、ガイドポスト31b2の上部に載置台31b1を設けて構成されている。
なお、凸形係合片324と、後記する凹形係合部材521とを係合させた状態で両者は一体として回転するため、切り換えシリンダ52a(図8参照)でラック523を往復移動させて、ピニオンギア522を介して凹形係合部材521を回転させることで、可動パレット31bを回転し、位置決めピン4aの切り換えを可能としている。
位置決めピン4a,4b,4cのロック機構38は、回転自在な回転リング321とロータリーテーブルに固定されたリングホルダ322とをロックピン381で結合して回転リング321の回転を阻止する構成としている(図6参照)。
具体的には、ロックピン381の下端と、ロックピン381を抜き差しする操作ピン382の下端とをプレート383で結合し、操作ピン382をばね384でロックピン381のロック機構38が働く上方向に付勢することで、ロック状態となるようにしている。
具体的には、位置決めピン4a,4b,4cが設置されたホルダプレート331は、ガイドポスト31b2に上下動可能に支持されて、ばね331aでコンロッドWに位置決めピン4aが入り込む方向に付勢されている。このため、位置決めピン4aは、外力が作用しなければコンロッドWに挿入された状態で各工程を移動している。
そして、ホルダプレート331の底部にはガイドピン332が固定されて、ロータリーテーブル2の下方まで延設されている。ガイドピン332は、ガイドブッシュ333で上下動自在に支持され、ガイドピン332には連結バー334を介してローラ335が回転自在に固定されている。
したがって、ローラ335が第6ステーションに到達したときに、ローラ335に後記する係合部材531(図10参照)を係合させて、係合部材531を下方に引き下げれば、位置決めピン4aをコンロッドWから抜くことができる。
図7は本発明の実施形態に係るワークのクランプ装置のクランプ機構を説明するための要部断面図であり、図8は本発明の実施形態に係るワークのクランプ装置の駆動部を説明するための平面図であり、図9は本発明の実施形態に係るワークのクランプ装置の図7におけるクランプ爪機構をZ方向から見た要部側面図であり、(a)はクランプ状態を、(b)はアンクランプ状態を示す。
具体的には、クランプアーム341aは、板状の部材で構成され、2つのコンロッドWの間の中央上部に配置されている(図2参照)。そして、クランプ時にはクランプアーム軸341bを下方に付勢するばね341eでコンロッドWを載置台31b1に押し付けて保持している。そして、アンクランプ時には、昇降シリンダ55a(図3参照)を上昇させながら、図7に示すように、クランプアーム軸341bの下端に結合された凸形係合片341fと、リフタプレート55bに設けられた凹形係合部材54cを係合させて、クランプアーム341aを上昇させる。
ここで、凸形係合片341fと凹形係合部材54cとは、その係合部が板状に形成され、係合部の凸形状部が凹形状部に嵌入されて一体に回転されるため、後記するクランプアーム回転駆動部541bを作動させて、凹形係合部材54cを介して凸形係合片341fを回転させることで、クランプアーム341aをコンロッドWに平行となるアンクランプ位置UC(図2参照)まで90度回転させて、コンロッドWを開放できるように構成されている。
具体的には、図9(a)に示すように、L形のアングル材で構成されたクランプ爪342a,342aを左右対称に向かい合わせて、対面する下端部をヒンジピン342bで連結し、ヒンジピン342bにクランプロッド342cを結合して、クランプロッド342cをクランプ爪342aが閉じる方向に付勢するばね342dを装着して、コンロッドWの大端部W1を挟持してクランプするように構成されている。そして、図9(b)に示すように、クランプロッド342cを後記するクランプ爪シリンダ54bで押し上げることでアンクランプ可能に構成されている。
そして、駆動ユニット5は、切り換え機構部32を作動させる切り換え駆動部52と、位置決めピン4aを抜く方向に移動させる抜き差し駆動部53と(図10参照)、クランプ機構部34を作動させるクランプ駆動部54と(図7参照)、クランプ駆動部54および切り換え駆動部52をパレットユニット3に対して進退自在に係合可能な昇降ユニット55と、を備えている。
かかる構成により、後記する昇降シリンダ55aでリフタプレート55bを上昇させ、凸形係合片324と凹形係合部材521とを係合させた状態で、切り換えシリンダ52aを作動させてラック523を前進後退させることで、凸形係合片324を回転させて、可動パレット31bを回転させることが可能となる(図6参照)。
位置決めピンの抜き差し駆動部53は、第6および第8ステーション(図1参照)の基板1側に設けられ、図10に示すように、ローラ335と係合可能な係合部材531と、係合部材531に連結された抜き差し駆動源としての抜き差しシリンダ53aと、を備えて構成されている。
かかる構成により、ローラ335が係合部材531に係合された状態で、抜き差しシリンダ53aを作動させて、係合部材531を下方に引き下げることで、位置決めピン4aを抜くことができる。
具体的には、ガイドピン332の下端に連結バー334を介して設けられたローラ335がロータリーテーブル2の回転送りに伴って第6および第8ステーションに到達したときに、ローラ335と係合可能な位置に係合部材531を基板1に配置している。
そして、係合部材531に抜き差しシリンダ53aを連結させて、係合部材531と係合された状態でローラ335を下方に引き下げることで、位置決めピン4aをコンロッドWから抜くことができる(図11参照)。
また、リフタプレート55bには、クランプ駆動部54としてのクランプ爪シリンダ54b、前記した切り換え駆動部52の切り換えシリンダ52a等(図8参照)が設置されている。
かかる構成により、昇降シリンダ55aを作動させて、後記するクランプ駆動部54をクランプ機構部34に係合させ、切り換え駆動部52を切り換え機構部32に係合させることで、クランプ機構部34および切り換え機構部32を作動させることができる(図4参照)。
クランプアーム駆動部541は、クランプアーム341aを上昇させてコンロッドWから離間させるクランプアーム昇降駆動部541a(昇降ユニット55、図4参照)と、クランプアーム341aを90度回転させるクランプアーム回転駆動部541bと、を備えている。
かかる構成により、クランプアーム回転シリンダ54aのロッドの伸縮により、クランプアーム軸341bを90度回転させて、クランプ位置CRおよびアンクランプ位置UCの間を移動させることができる(図2参照)。
第1ステーションでは、ワークであるコンロッドWが図示しないロボットで位置決めピン4aが設置されたパレット31に投入される(図1参照)。
コンロッドWが投入される際には、基板1側の駆動ユニット5がロータリーテーブル2側のパレットユニット3に係合され(図4参照)、クランプアーム341aはパレット31から離間された上方のアンクランプ位置UC(図2参照)で保持され、クランプ爪342aも開放されている(図9(b)参照)。
すなわち、昇降シリンダ55a(図3参照)でリフタプレート55bを上昇させて、リフタプレート55bに設置された凹形係合部材54cをクランプアーム軸341bの下端に結合された凸形係合片341fに係合させて、クランプアーム軸341bをばね341eの付勢力に抗して上昇させることで、クランプアーム341aがコンロッドWから離間された上方の位置で保持されている(図7参照)。
そして、クランプアーム回転シリンダ54aで回転レバー54dを介してクランプアーム軸341bを回転させて、クランプアーム341aがコンロッドWに平行となるアンクランプ位置UCで保持されている。また、クランプ爪シリンダ54bでクランプロッド342cを押して、クランプ爪342aは開放された状態で保持されている。このように、クランプアーム341aおよびクランプ爪342aが開放された状態で、コンロッドWが投入される。
このため、図示しないロボットで操作ピン382の頭部382aを押し下げて、操作ピン382と結合されたロックピン381を下方へ押し下げ、回転リング321とリングホルダ322との結合を解除する。そして、切り換えシリンダ52aを駆動させてラック523を前進後退させ、凸形係合片324を回転させて、可動パレット31bを回転することで、位置決めピン4a,4b,4cを切り換える。
位置決めピン4a,4b,4cを切り換えたら、操作ピン382の頭部382aを押し下げていた図示しないロボットを操作ピン382から解放することで、ばね384の戻り力を作用させロックピン381を上方に押し上げて、ロックピン381で回転リング321をロックする。その後、ワークWが投入される。
最初に、図7に示すように、凹形係合部材54cをクランプアーム回転シリンダ54aで回転させて、クランプアーム341aをコンロッドWと直交する位置CR(図2参照)まで90度回転させる。この状態で、昇降シリンダ55aを作動させてリフタプレート55bを下降させ、駆動ユニット5とパレットユニット3の係合を解除する。
そうすると、それまで昇降シリンダ55aにより、凸形係合片341fを介して上方に押し上げられていたクランプアーム軸341bには、下方に付勢するばね341eの付勢力が作用するから、クランプアーム341aが下降して、クランプアーム341aでコンロッドWを上方から押圧してクランプする(図3参照)。
また、クランプ爪342aは、図9(a)に示すように、クランプ爪シリンダ54bを作動させ、そのシリンダロッドを後退させて、クランプ爪342aのヒンジピン342bに結合されたクランプロッド342cを上方に押し上げていた推力を開放することで、ばね342dの戻り力がクランプ爪342aを閉じる方向に作用するから、コンロッドWの大端部W1を挟持してクランプする。
かかる構成により、ロータリーテーブル2側には、駆動源を設けていないため、ロータリーテーブル2側の機構を小型化するとともに、加工中の切削液等による駆動源の不具合を防止することができる。
このようにすることで、他のステーションでは、クランプ駆動部54および切り換え駆動部53を設ける必要がないため、装置全体を小型化することができるとともに、加工中の切削液等による駆動源の不具合を排除することができる。
このため、図10に示すように、ガイドピン332の下端に設けられたローラ335がロータリーテーブル2の回転に伴って第6ステーションに到達したときに、ローラ335が係合される位置に係合部材531を待機させ、ローラ335と係合部材531が係合された状態で、抜き差しシリンダ53aを駆動させて、ローラ335を引き下げ、クランプアーム341aでコンロッドWを保持したまま、位置決めピン4aをコンロッドWから抜いてから加工を行う(図11参照)。
そして、第6ステーションの加工が終了すれば、ローラ335がロータリーテーブル2の回転に伴って次のステーションに移動するから、ローラ335と係合部材531との係合が解除されて、再びコンロッドWに位置決めピン4aが挿入される。
なお、第8ステーションでは、小端穴W21に加工された油穴の洗浄が小端穴W21の内径側から行われるため、第6ステーションと同様の動作で位置決めピン4の抜き差しが行われる。
このため、昇降シリンダ55aでリフタプレート55bを上昇させて、リフタプレート55bに設置された凹形係合部材54cをクランプアーム軸341bの下端に結合された凸形係合片341fに係合させて、クランプアーム軸341bをばね341eの付勢力に抗して上昇させて、クランプアーム341aをコンロッドWから離間させる(図7参照)。そして、凹形係合部材54cをクランプアーム回転シリンダ54aで回転させて、クランプアーム341aをコンロッドWに平行となるアンクランプ位置UC(図2参照)まで90度回転させる。また、クランプ爪シリンダ54bでクランプロッド342cを押して、クランプ爪342aをコンロッドWから開放する(図9(b))。
なお、払出ステーションは、第1ステーションと同じステーションで行われ、位置決めピン4aは挿入されたままで、コンロッドWの払い出しおよび投入が行われている。
例えば、本実施形態においては、クランプ駆動部、切り換え駆動部、および昇降ユニットの駆動源として「シリンダ」を用いているが、エアシリンダでも油圧シリンダでもよいし、サーボモータ等を駆動源としてリンク機構や送りねじ機構、歯車等を利用してもよい。また、本実施形態においては、「ばね」として、コイルばねを使用しているが、これに限定されるものではなく、ゴムや発泡ウレタン等の弾性部材であってもよい。
2 ロータリーテーブル
3 パレットユニット
31 パレット
31a 固定パレット
31b 可動パレット
32 切り換え機構部
324 凸形係合片(係合片)
33 抜き差し機構部
335 ローラ(係合片)
34 クランプ機構部
341 クランプアーム機構
341f 凸形係合片(係合片)
342 クランプ爪機構
342a クランプ爪
38 ロック機構
4 位置決めピン
4a,4b,4c 位置決めピン
5 駆動ユニット
52 切り換え駆動部
52a 切り換えシリンダ
521 凹形係合部材(係合部材)
53 抜き差し駆動部
53a 抜き差しシリンダ
531 係合部材
54 クランプ駆動部
54a クランプアーム回転シリンダ
54b クランプ爪シリンダ
54c 凹形係合部材(係合部材)
541 クランプアーム駆動部
541a クランプアーム昇降駆動部
541b クランプアーム回転駆動部
542 クランプ爪駆動部
55 昇降ユニット
55a 昇降シリンダ
55b リフタプレート
W11 大端穴
W21 小端穴(基準穴)
CR クランプ位置
UC アンクランプ位置
W ワーク(コンロッド)
Claims (7)
- ベースと、このベースに対して順次工程ごとに回転送りされるロータリーテーブルと、このロータリーテーブルの各工程に対応して配置され、基準穴を有するワークを保持するパレットユニットと、を有するワークのクランプ装置であって、
前記パレットユニットは、
前記基準穴に挿入される複数の機種に対応した複数の位置決めピンが設置された前記ワークを載置するパレットと、
前記ワークをばねによる押圧力で保持するクランプ機構部と、
前記位置決めピンを切り換え可能とする切り換え機構部と、を備え、
前記クランプ機構部を作動させるクランプ駆動部と、
前記切り換え機構部を作動させる切り換え駆動部と、
前記クランプ駆動部および前記切り換え駆動部を前記パレットユニットに対して進退させて係合離脱させる昇降ユニットと、
を前記ベースに備えたことを特徴とするワークのクランプ装置。 - 前記クランプ駆動部および切り換え駆動部を、前記ワークの投入払出ステーションにおいて前記パレットユニットに係合離脱させる構成としたことを特徴とする請求項1に記載のワークのクランプ装置。
- 前記位置決めピンを、前記ワークの基準穴に対して抜き差し可能に前記パレットに保持するホルダと、
このホルダを、前記位置決めピンが前記ワークの基準穴に対して入り込む方向に付勢する支持ばねと、
前記ホルダに連結して設けられた係合片と、
予め定められたステーションで、前記係合片に係合可能に前記ベースに配置された係合部材と、
この係合部材と連結され、前記係合部材を前記位置決めピンを抜く方向に移動させる前記ベースに設置された抜き差し駆動部と、
を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワークのクランプ装置。 - 前記パレットは、前記ワークの基準穴を備えた部位を載置する可動パレットと、
前記基準穴を備えていない部位を載置する固定パレットと、を有し、
前記可動パレットに前記複数の位置決めピンを設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワークのクランプ装置。 - 前記ワークはコンロッドであり、前記基準穴は前記コンロッドの小端穴であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワークのクランプ装置。
- 前記クランプ機構部は、前記ワークをばねの押圧力により前記パレットに押し付けて保持するクランプアームと、
前記基準穴を回転軸とした回転を規制するように、前記ワークを挟持してばねの押圧力により保持するクランプ爪と、
を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワークのクランプ装置。 - 前記切り換え機構部は、前記複数の位置決めピンを同一円上で回転自在に保持するとともに、前記複数の位置決めピンと一体として回転可能な係合片を備え、
前記切り換え駆動部は、前記係合片と係合可能な係合部材と、
この係合部材を回転させる切り換え駆動源と、
を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワークのクランプ装置。
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