JP4203159B2 - 神経機能調節剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は神経機能調節剤、とりわけ、有効成分として糖転移ビタミンPを含んでなる神経機能調節剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
神経系は神経細胞と神経繊維によって構成され、それらの持つ興奮を受容し、伝達する能力と、その独特にして高度に複雑な組織により、身体における諸部分の機能的相関と個体的行動の統一性を保っている。神経機能の不調や障害は、運動能力、知覚能力、さらには、循環器系及び消化器系の異常として顕現し、神経機能の不調や障害が続くと、神経疾患を含む種々の疾患の原因ともなりかねない。したがって、平素より神経機能を正常に保っておくことは、なにかと多忙な現代人が毎日を壮快に過ごすためにも、また、神経疾患を予防するためにも、極めて大切なことである。しかるに、従来より推奨されている神経疾患の予防方法は、バランスのとれた食事を心掛けるとか、過度の刺激やストレス、過労を避けつつ規則正しい生活をするとかの、いわば、生活訓的なものでしかなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
斯かる状況に鑑み、この発明の課題は、手軽に常用できる、安全にして効果的な神経機能調節剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
斯かる課題を解決すべく、本発明者がビタミン類に着目して検索したところ、糖転移ビタミンPは、ヒトが摂取すると、その神経機能を本来あるべき状態、すなわち、正常な状態に調節するという、全く予想外の作用を発揮する事実を突き止めるに至った。加えて、糖転移ビタミンPのこの作用は、二糖類の1種であるトレハロースにより有意に促進されることも見出した。すなわち、この発明は、上記課題を、有効成分として糖転移ビタミンPを含んでなる神経機能調節剤を提供することによって解決するものである。
【0005】
糖転移ビタミンPは公知の物質であり、ビタミンPと同様、毛細管の浸透性を抑制する作用のあることが知られている。この発明は、神経機能調節作用という、毛細管の浸透性抑制とは全く無関係の、糖転移ビタミンPの意外な生理作用の発見に基づくものであって、糖転移ビタミンPの神経機能調節剤としての用途はこの発明をもって嚆矢とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明は、有効成分として糖転移ビタミンPを含んでなる神経機能調節剤に関するものである。糖転移ビタミンPとしては、通常、α−モノグルコシル・ヘスペリジン、α−ジグルコシル・ヘスペリジン、α−トリグルコシル・ヘスペリジン、α−テトラグルコシル・ヘスペリジン及びα−ペンタグルコシル・ヘスペリジンを初めとする一連の糖転移ヘスペリジンや、α−モノグルコシル・ルチン、α−ジグルコシル・ルチン、α−トリグルコシル・ルチン、α−テトラグルコシル・ルチン及びα−ペンタグルコシル・ルチンを初めとする一連の糖転移ルチンが用いられる。これらはヒトにおいてほぼ同様の神経機能調節作用を発揮するので、この発明の神経機能調節剤においては、上記に例示したごとき神経機能調節作用ある糖転移ビタミンPの1又は複数が全体として有効量含まれていればよい。ちなみに、神経機能の不調や障害を改善したり、神経疾患を予防する効果についてみると、糖転移ルチンより糖転移ヘスペリジンの方が勝っている。
【0007】
糖転移ビタミンPは種々の方法で調製することができる。経済性を問題にするのであれば、糖転移酵素を用いる生化学的方法が有利であり、例えば、澱粉部分加水分解物やマルトオリゴ糖などのα−グルコシル糖化合物の存在下で、ヘスペリジンやルチンなどのビタミンPにα−グルコシダーゼ、シクロマルトデキストリン・グルカノトランスフェラーゼ及びα−アミラーゼを初めとする糖転移酵素を作用させると、上記のごとき糖転移ビタミンPが高収量で得られる。斯くして得られる反応物は、主たる成分として、通常、転移部分のグルコース重合度が1乃至5の範囲又はそれ以上に分布する一連の糖転移ビタミンPを含有する。この一連の糖転移ビタミンPは、グルコアミラーゼと、必要に応じて、ラムノシダーゼを作用させることにより、α−モノグルコシル・ビタミンPとすることができる。同じ特許出願人による特開平3−7593号公報、特開平3−27293号公報、特開平3−58790号公報及び特開平3−115292号公報、特開平10−70994号公報や、同じ特許出願人による特願平9−22667号明細書及び特願平10−63396号(特願平9−69588号に基づく優先権主張出願)明細書には、糖転移酵素を用いる種々の方法が詳述されている。斯かる方法により調製された市販品としては、粉末糖転移ルチン(商品名『αGルチン』(固形分重量当りの全ルチン含量40乃至82%)、株式会社林原商事販売)及び粉末糖転移ヘスペリジン(商品名『αGヘスペリジン』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量22乃至84%)、株式会社林原商事販売)がある。なお、使用方法にもよるが、この発明においては、糖転移ビタミンPは必ずしも高度に精製されておらずともよく、調製方法に特有の他の物質との未分離組成物としての形態であってもよい。
【0008】
先述のとおり、糖転移ビタミンPの神経機能調節作用は、トレハロースを共存させることによって有意に促進することができる。しかも、トレハロースは神経機能調節作用の促進だけではなく、糖転移ビタミンPを安定化するとともに、摂取を容易ならしめ、吸収を促進する作用も兼備している。糖転移ビタミンPとトレハロースが共存する天然の系は未だ知られていないことから、糖転移ビタミンPの有用な作用がトレハロースによって促進されるという事実は全く予想外の知見であった。人為的に調製される糖転移ビタミンPとトレハロースを人為的に組合せて用いるこの発明の実施の形態は、この点において顕著な新規性がある。
【0009】
この発明を実施するうえで有用なトレハロースについて説明すると、周知のとおり、トレハロースには、互いに結合様式が相違するα,α体、α,β体及びβ,β体と呼ばれる3種類の異性体が存在する。これらは糖転移ビタミンPに対して同様の促進作用を発揮するので、この発明の神経機能調節剤においては、これらの異性体の1又は複数が全体として有効量含まれてさえいれば、その調製方法、純度及び性状は問わない。
【0010】
トレハロースは種々の方法で調製することができる。この発明はトレハロースの調製に関するものではないので詳細な説明は割愛するけれども、経済性を問題にするのであれば、同じ特許出願人による特開平7−143876号公報、特開平7−213283号公報、特開平7−322883号公報、特開平7−298880号公報、特開平8−66187号公報、特開平8−66188号公報、特開平8−336388号公報及び特開平8−84586号公報のいずれかに開示された非還元糖質生成酵素及びトレハロース遊離酵素を澱粉部分加水分解物に作用させる方法が好適である。この方法によるときには、廉価な材料である澱粉から、トレハロースのα,α体が高収量で得られる。ちなみに、斯かる方法により調製された市販品としては、結晶性トレハロース粉末(商品名『トレハオース』(固形分重量当りのトレハロース含量98%以上)、株式会社林原商事販売)及びトレハロース含有シロップ(商品名『トレハスター』(固形分重量当りのトレハロース含量28%以上)、株式会社林原商事販売)がある。なお、トレハロースのα,α体は、マルトースに、例えば、同じ特許出願人による特開平8−149980号公報及び特開平9−9986号公報に開示されたマルトース/トレハロース変換酵素を作用させるか、公知のマルトース・フォスフォリラーゼとトレハロース・フォスフォリラーゼを組合せて作用させることによっても得ることができる。
【0011】
トレハロースのα,β体を調製するには、同じ特許出願人による特開平4−144694号公報及び特開平4−179490号公報に記載された方法にしたがって澱粉部分加水分解物と乳糖の混合物にシクロマルトデキストリン・グルカノトランスフェラーゼとβ−ガラクトシダーゼをこの順序で作用させればよい。また、β,β体は公知の化学合成により得ることができる。なお、この発明においては、トレハロースは、糖転移ビタミンPの場合と同様、必ずしも高度に精製されておらずともよく、調製方法に特有の他の糖質との未分離組成物としての形態であってもよい。使用目的にもよるが、この発明の神経機能調節剤は、固形分重量当り、糖転移ビタミンPに対してトレハロースを5倍以上、望ましくは、50倍以上含有する。
【0012】
この発明の神経機能調節剤は糖転移ビタミンP単独の形態であっても、糖転移ビタミンPと糖転移ビタミンPの摂取を容易ならしめる他の成分との組成物の形態であってもよい。糖転移ビタミンPの摂取を容易ならしめた組成物は、通常、液状、ペースト状又は固状の食品又は医薬品の形態で提供される。すなわち、食品としての形態の場合には、例えば、水、アルコール、澱粉質、蛋白質、繊維質、糖質、脂質、必須脂肪酸をはじめとする脂肪酸、アスコルビン酸や糖転移アスコルビン酸をはじめとするビタミン類、マグネシウム塩やカルシウム塩をはじめとするミネラル類、六君子湯や補中益気湯をはじめとする漢方薬、着香料、着色料、甘味料、調味料、安定剤、防腐剤のごとき食品に通常用いられる原料及び/又は素材との組成物とすればよい。また、医薬品としての形態の場合には、例えば、担体、賦形剤、希釈剤、安定剤などの他、必要に応じて、神経疾患の治療に通常用いられる精神神経用剤、自律神経用剤、感覚器官用剤や、上記の如き脂肪酸、ビタミン類、ミネラル類、漢方薬、さらには、インターフェロン−αをはじめとするインターフェロン類から選ばれる1又は複数との組成物とすればよい。上記のうちのいずれの形態にあっても、この発明の神経機能調節剤は、通常、糖転移ビタミンPを0.001%(w/w)以上、望ましくは、0.01乃至10%(w/w)含有する。なお、トレハロースに糖転移ビタミンPの摂取を容易ならしめる性質が顕著であることは、先述のとおりである。
【0013】
この発明の神経機能調節剤の使用方法について説明すると、この発明の神経機能調節剤は経口的に摂取しても非経口的に摂取しても顕著な神経機能調節作用を発揮する。使用目的にもよるが、例えば、正常な神経機能の維持・増進や神経疾患の予防を目的とする場合には、通常、食品の形態にして経口的に摂取し、一方、神経疾患の治療や神経機能の回復を目的とする場合には、通常、医薬品又は食品の形態にして経口的又は注射、外用剤などにより非経口的に摂取する。用量としては、通常、糖転移ビタミンPの摂取量が約0.1mg乃至10g/回/成人、望ましくは、1mg乃至1g/回/成人になるようにして、通常、1乃至20回/日の頻度で毎日又は適宜の日数の間隔をおいて摂取する。
【0014】
この発明の神経機能調節剤の適用対象となる疾患としては、例えば、鬱病、神経症、メニエール病、神経衰弱、慢性疲労症候群、神経性消化器疾患、神経性の胃炎及び自律神経失調症を含む神経疾患一般が挙げられ、この発明の神経機能調節剤は、斯かる疾患の患者が摂取すると、神経疾患に伴う食欲不振、不眠、感情障害、倦怠感、易労感、不安感、情緒不安定、運動失調、知覚障害、言語障害、麻痺、頭痛、めまい、吐き気、下痢、動悸、肩こり、腰痛等の緩和に著効を発揮する。一方、この発明の神経機能調節剤は、例えば、社会的ストレスや、過度の刺激を含む物理的ストレス若しくは化学的ストレスに起因する健常者の疲労感、倦怠感、易労感、食欲不振、不眠、精力減退などの緩和にも著効を発揮する。このように、この発明の神経機能調節剤は、神経機能に失調や障害ある患者が摂取すると、その失調又は障害ある神経機能を本来あるべき正常な状態に戻す方向に作用し、一方、健常者が摂取すると、正常な神経機能を維持又は増進する方向に作用するという独特の作用効果を発揮する。
【0015】
次に、実験例に基づき、この発明の神経機能調節剤の有効性と安全性について説明する。
【0016】
【実験1】
〈臨床実験〉
慢性疲労症候群又は軽度の鬱病と判断される年齢24乃至73歳の被験者50名に対して臨床実験を行った。すなわち、無作為に選出した被験者10名からなる5群を構成し、それぞれの群に対して、後記実施例5の方法により調製した錠剤(被験試料1)、糖転移ヘスペリジン粉末を等量の糖転移ルチン粉末(商品名『αGルチンPS』(固形分重量当りの全ルチン含量80乃至82%)、株式会社林原商事販売)で置換した以外は実施例5におけると同様にして調製した錠剤(被験試料2)、結晶性トレハロース粉末を等量の蔗糖で置換した以外は実施例5におけると同様にして調製した錠剤(被験試料3)、糖転移ヘスペリジン粉末及び結晶性トレハロース粉末をそれぞれ等量の『αGルチンPS』及び蔗糖で置換した以外は実施例5におけると同様にして調製した錠剤(被験試料4)又は糖転移ヘスペリジン粉末を省略した以外は実施例5におけると同様にして調製した偽薬(対照)のいずれかを毎食後3錠ずつ、経過を診ながら最大1箇月間に亙って毎日経口摂取させた。実験には臨床検査技師が当り、最後の摂取から24時間後に施術の効果及び副作用について被験者を問診するとともに、両疾患に伴う疲労感、倦怠感、食欲不振及び不眠の緩解を指標に施術の効果及び副作用について被験者を問診した。施術の効果は、「大変効果があった」、「効果があった」、「変わらなかった」及び「悪化した」の4段階で評価し、被験者全員に対する「大変効果があった」又は「効果があった」と答えた被験者の割合をもって奏効率(%)とした。結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
Figure 0004203159
【0018】
表1の結果は、糖転移ビタミンPが慢性疲労症候群や軽度の欝病に効果があり、また、実験に供した糖転移ビタミンPのうちで、糖転移ヘスペリジンは糖転移ルチンに勝っていることを示している。慢性疲労症候群及び軽度の鬱病は、いずれも低年齢層から高年齢層に頻発する、社会的ストレスや物理的ストレス若しくは化学的ストレスに起因する神経機能の典型的な失調乃至障害の症状である。糖転移ビタミンPがこれらの諸症状の緩解に効果があったことは、糖転移ビタミンPを含んでなるこの発明の神経機能調節剤が、健常者及び神経疾患の患者において、神経機能を正常な状態に維持したり、失調又は障害ある神経機能を正常な状態に戻したりする作用のあることを裏付けている。また、慢性疲労症候群や軽度の鬱病以外に、神経性消化器疾患の患者について予備実験したところ、胃腸無力症、便秘、下痢などが緩解され、この発明の神経機能調節剤の有効性を窺わせる結果を得た。ちなみに、ビタミンPについても同様の実験をしたところ、対照と比較して顕著な有効性は認められなかった。これは、ビタミンPが低水溶性であるが故に、有効量のビタミンPが体内に吸収されなかったことによるものと考えられる。
【0019】
【実験2】
〈急性毒性試験〉
5%(w/w)アラビアガムを含む生理食塩水に結晶性トレハロース粉末(商品名『トレハオース』、株式会社林原商事販売)の適量を溶解した後、常法にしたがって滅菌した。これを体重20乃至25gのddyマウス(10匹/群)の腹腔内に注射投与するか、胃ゾンデにより経口投与した後、7日間に亙って経過を観察した。その結果、いずれの投与経路によっても、試みた最大投与量である、マウス体重1kg当り約16gのトレハロース投与の場合においてすら死亡例が認められなかった。並行して、糖転移ビタミンPとしての糖転移ヘスペリジン粉末(商品名『αGヘスペリジンPA』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量74乃至78%)、株式会社林原商事販売)及び糖転移ルチン粉末(商品名『αGルチンPS』(固形分重量当りの全ルチン含量80乃至82%)、株式会社林原商事販売)につき、上記と同様に試験したところ、試みた最大投与量である、マウス体重1kg当り約5gまで死亡例が認めらなかった。
【0020】
実験1乃至2の結果は、この発明の神経機能調節剤がヒトに用いて安全且つ効果的であることを裏付けている。
【0021】
次に、この発明の神経機能調節剤の適用例を示す。
【0022】
【適用例1】
〈神経症〉
神経症と判断され、日常的に頭痛、背部痛、腰痛、倦怠感の症状を主訴する36歳の男性に、この発明の神経機能調節剤としての、後記実施例4の方法で調製した健康補助食品(以下、適用例1乃至3においては、「当該健康補助食品」という。)を、1回当たり約1gの用量で、1日当たり最高10回までの適宜の頻度で服用させた。服用頻度は症状の程度に応じて加減し、症状が軽い時には少なめに、逆に重い時には多めにした。当該健康補助食品の服用を開始した直後には症状の緩和が見られ、一旦服用頻度を少なくしたが、その後、一時的に症状が再燃したため、頻度を多くして服用を続けた。その結果、服用を始めて2ヶ月後には、それ以前に見られていた諸症状が全般的に緩和され、充実感をもって仕事に従事できるまでになった。なお、本適用例において、当該健康補助食品による副作用は認められなかった。
【0023】
【適用例2】
〈メニエール病〉
メニエール病と判断され、めまい、不眠、肩こり、下痢の症状を主訴し、ほとんど家事ができない状態にあった45歳の女性に、当該健康補助食品を、1回当たり約1gの用量で、1日当たり最高15回までの適宜の頻度で服用させた。服用頻度は症状の程度に応じて加減し、症状が軽い時には少なめに、逆に重い時には多めにした。当該健康補助食品の服用開始後、諸症状は急速に緩和され、2ヶ月後には充分に家事ができる状態にまで症状が改善された。なお、本適用例において、当該健康補助食品による副作用は認められなかった。
【0024】
【適用例3】
〈神経衰弱〉
神経衰弱と判断され、全身倦怠、不眠、無気力感の症状を主訴し、精神科で処方された抗不安剤及び精神神経用剤を服用していた33歳の女性に、当該健康補助食品を、1回当たり約1gの用量で、1日当たり最高10回までの適宜の頻度で服用させた。服用頻度は症状の程度に応じて加減し、症状が軽い時には少なめに、逆に重い時には多めにした。当該健康補助食品の服用を開始して1ヶ月後には、無気力感の低減が自覚されるようになり、3ヶ月後には意欲的に仕事ができるまでに症状が改善された。なお、本適用例において、当該健康補助食品による副作用は認められなかった。
【0025】
以上に示した3例の適用例は、糖転移ビタミンPを含んでなるこの発明の神経機能調節剤が、顕著な副作用なく、失調又は障害ある神経機能を正常な状態に戻すとともに、神経疾患に伴う食欲不振、不眠、感情障害、倦怠感、易労感、不安感、情緒不安定、運動失調、知覚障害、言語障害、麻痺、頭痛、めまい、吐き気、下痢、動悸、肩こり、腰痛等の緩和に著効を発揮することを示している。
【0026】
以下、実施例に基づき、この発明の実施の形態について説明する。
【0027】
【実施例1】
〈健康食品〉
トレハロース含有シロップ(商品名『トレハスター』、株式会社林原商事販売)150重量部を加熱し、減圧下で水分含量約15%(w/w)まで濃縮した後、常法にしたがって、ゼラチン13重量部を水18重量部に溶解したものと、糖転移ヘスペリジン粉末(商品名『αGヘスペリジンH』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量22乃至26%)、株式会社林原商事販売)1重量部、クエン酸2重量部及び適量の着色料、着香料をそれぞれ混合し、成型し、包装してグミキャンデーを得た。
【0028】
テキスチャー、風味ともに良好な本品は、正常な神経機能を維持・増進したり、神経疾患を予防するための健康食品として有用である。
【0029】
【実施例2】
〈健康食品〉
ガムベース3重量部を柔らかくなるまで加熱融解し、これにトレハロース含量約50%(w/w)の粉末緑黄色野菜(商品名『ニューミックス』、株式会社H+Bライフサイエンス販売)を7重量部加え、さらに、適量の着色料及び着香料とともに、糖転移ルチン粉末(商品名『αGルチンP』(固形分重量当りの全ルチン含量40乃至46%)、株式会社林原商事販売)を固形分重量含量0.1%になるように加えた後、常法により練り合わせ、成型し、包装して糖転移ビタミンPを含有するチューインガムを得た。
【0030】
テキスチャー、呈味ともに良好な本品は、正常な神経機能を維持・増進したり、神経疾患を予防するための健康食品として有用である。
【0031】
【実施例3】
〈健康食品〉
脱脂乳86重量部、脱脂粉乳3重量部、トレハロース含有シロップ(商品名『トレハスター』、株式会社林原商事販売)9重量部、寒天0.1重量部、糖転移ヘスペリジン粉末(商品名『αGヘスペリジンPA』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量74乃至78%)、株式会社林原商事販売)0.1重量部及び水1.8重量部を調合タンクにとり、攪拌しながら55℃に加熱して完全に溶解した。次に、常法にしたがって均質化し、殺菌冷却器により殺菌し、スターターを3%(w/w)接種し、プラスチック容器に充填した後、37℃で5時間発酵させて糖転移ビタミンPを含有するヨーグルトを得た。
【0032】
風味、呈味ともに良好な本品は、正常な神経機能を維持・増進したり、神経疾患を予防するための健康食品として有用である。
【0033】
【実施例4】
〈健康補助食品〉
粉末糖転移ヘスペリジン(商品名『αGヘスペリジンPA』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量74乃至78%)、株式会社林原商事販売)1重量部と結晶性トレハロース粉末(商品名『トレハオース』、株式会社林原商事販売)99重量部を均一に混合した後、ガラス瓶に50gずつ充填した製品とした。
【0034】
匙などにより本品を1g前後抄いとり、これをそのまま食するか、あるいは、水に溶解して飲むことにより、糖転移ビタミンPを約10mg補給することができる。溶解性と取扱い性に優れた本品は、正常な神経機能を維持・増進したり、神経疾患を予防するための健康補助食品として有用である。
【0035】
【実施例5】
〈錠剤〉
糖転移ビタミンC粉末(商品名『AA−2G』、株式会社林原商事販売)10重量部に糖転移ヘスペリジン粉末(商品名『αGヘスペリジンPA』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量74乃至78%)、株式会社林原商事販売)3重量部、結晶性トレハロース粉末(商品名『トレハオース』、株式会社林原商事販売)17重量部をそれぞれ均一に混合した後、常法により打錠して、1錠当り糖転移ビタミンPを10mg含有する錠剤を得た。
【0036】
摂取し易く、溶解性に優れ、ビタミンCの補給作用も兼備する本品は、正常な神経機能を維持・増進したり、神経疾患を治療・予防するための錠剤として有用である。
【0037】
【実施例6】
〈液剤〉
塩化ナトリウム6重量部、塩化カリウム0.3重量部、塩化カルシウム0.2重量部、乳酸ナトリウム3.1重量部、結晶性トレハロース粉末(商品名『トレハオース』、株式会社林原商事販売)44重量部、糖転移ヘスペリジン(商品名『αGヘスペリジンPS』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量80乃至84%)、株式会社林原商事販売)1.5重量部及び糖転移ビタミンC(商品名『AA−2G』、株式会社林原商事販売)0.5重量部を蒸留水1,000重量部にそれぞれ溶解し、常法にしたがって精密濾過した後、滅菌したプラスチック製容器に25mlずつ充填して糖転移ビタミンPを含有する液剤を得た。
【0038】
ビタミン、カロリー及びミネラルの補給作用を兼備する本品は、神経疾患を治療するための注射剤として有用である。
【0039】
【実施例7】
〈パップ剤〉
水浴上にクロタミトン1重量部及び糖転移ヘスペリジン(商品名『αGヘスペリジンPS』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量80乃至84%)、株式会社林原商事販売)0.3重量部を加温し、攪拌しながら混合して溶解液とする一方、蒸留水45.2重量部、結晶性トレハロース粉末(商品名『トレハオース』、株式会社林原商事販売)10重量部、ゼラチン5重量部、カオリン7重量部を混合機にとり、約50℃に加温して均一な分散液とした。この分散液にあらかじめ調製しておいたグリセリン25重量部、ポリアクリル酸ナトリウム3重量部及びカルボキシメチルセルロース3.5重量部をそれぞれ含む分散液を投入し、攪拌しつつ混合して均一な練合物を得た。
【0040】
その後、この練合物を上記溶解液に投入し、攪拌しつつ均一に練り合わせた。新たに得られた練合物を展延機を用いて不織布上に厚さ1mmになるように塗布し、不織布における練合物の塗布側をポリプロピレンシートで覆った後、所定の大きさに切断して製品とした。
【0041】
皮膚に貼付して異和感なく、効果が長時間持続する本品は、神経疾患を治療するためのパップ剤として有用である。
【0042】
【発明の効果】
叙上のとおり、この発明は、糖転移ビタミンPがヒトの神経機能を正常な状態に調節するという独自の知見に基づくものである。この発明の神経機能調節剤は、例えば、鬱病、慢性疲労症候群及び神経性消化器疾患などの神経疾患の患者が摂取すると、神経疾患に伴う食欲不振、不眠、感情障害、倦怠感、不安感、情緒不安定、易労感、運動失調、知覚障害、言語障害、麻痺、頭痛、めまい、吐き気、動悸、肩こり、腰痛の緩和に著効を発揮する。また、この発明の神経機能調節剤は、健常者が摂取すると、社会的、物理的若しくは化学的ストレスに起因する疲労感、易労感、倦怠感、食欲不振、不眠、精力減退などの緩和に著効を発揮する。

Claims (1)

  1. 有効成分として糖転移ヘスペリジン及び/又は糖転移ルチン0.01乃至10%(w/w)含有し、トレハロースを糖転移ヘスペリジン及び/又は糖転移ルチンの固形分重量当り5倍以上含んでなる神経機能調節剤。
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