JP4193047B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被記録媒体をスタックする被記録媒体スタッカと、被記録媒体を排出する排出ローラから外れた被記録媒体後端を前記被記録媒体スタッカへ案内するガイド面とを備えた記録装置に関する
【0002】
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体と前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
【0003】
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
【0004】
【従来の技術】
FAX、プリンタ等に代表される記録装置には、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドの下流に設けられ、記録の行われた被記録媒体を排出する排出ローラと、該排出ローラの下流に設けられ、前記排出ローラによって排出される被記録媒体をスタックする被記録媒体スタッカとを備えたものがある。この様な構成において、記録の行われた被記録媒体は排出ローラによって順次被記録媒体スタッカ上に排出され、そして順次積重される様になっている。
【0005】
また、記録装置によっては排出ローラの直ぐ下に何らかの構成要素、例えば、縁無し記録を行った際に被記録媒体の側端から打ち捨てられたインク滴を貯留する廃液タンク等が配置される場合がある。この様な構成であると、排出ローラから排出された被記録媒体の後端は被記録媒体スタッカに落下せず、廃液タンクの縁に載ったままの状態となり、被記録媒体を適切な状態で被記録媒体スタッカ上に積重させることができない虞がある。そこで、この様な問題を解消する為には、排出ローラから外れた被記録媒体の後端を被記録媒体スタッカへ落とすガイド部材を設けることが有効である(特許文献1参照)。即ち、排出ローラ近傍から被記録媒体スタッカに向けて延びる傾斜面により成されたガイド面により、被記録媒体後端を滑り落とす様に構成することで、被記録媒体を適切に被記録媒体スタッカ上に積重させることが可能となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−112459号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上述したガイド部材は、それ単体で構成されるとともに記録装置の基体を構成するフレーム等に別途取り付けられていた為、コストアップの一要因となっていた。また、前記排出ローラに対する前記ガイド面の位置精度が得られ難い結果、被記録媒体を、被記録媒体スタッカに向けて真っ直ぐに滑り落とすことができなくなる虞もあった。
そこで本発明はこの様な問題に鑑みなされたものであり、その課題は、被記録媒体を被記録媒体スタッカに向けて適切に落下させるガイド部材を、低コスト且つ高精度に配設することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体と前記記録ヘッドとの距離を規定するとともに被記録媒体の端部から外れた部分に吐出されるインク滴を受ける凹部が形成されたプラテンと、前記プラテンの下部に設けられ、前記凹部から排出されるインク滴を貯留する廃液トレイと、前記記録ヘッドの下流に設けられ、記録の行われた被記録媒体を排出する排出ローラと、前記排出ローラの下流に設けられ、前記排出ローラによって排出される被記録媒体をスタックする被記録媒体スタッカと、前記排出ローラと前記被記録媒体スタッカとの間に設けられ、前記排出ローラから外れた被記録媒体後端を前記被記録媒体スタッカへ案内するガイド面と、を備えた記録装置であって、前記排出ローラの下流側において前記排出ローラの下部に位置する前記廃液トレイから上方に立ち上がるとともに被記録媒体の幅方向に延びる壁部と、該壁部の頂部から前記被記録媒体スタッカに向かう様に前記ガイド面を形成するガイド部とが前記廃液トレイと一体的に形成されていることを特徴とする。
【0009】
上記第1の態様によれば、排出ローラから外れた被記録媒体後端を被記録媒体へ案内するガイド面を形成するガイド部が、プラテンから排出されるインク滴を貯留する廃液トレイと一体的に設けられているので、前記ガイド面を低コストに設けることができるとともに、前記ガイド面を、排出ローラに対して高精度に位置決めすることができ、被記録媒体後端を適切に被記録媒体スタッカに向けて落下させることができる。加えて、廃液トレイから上方に立ち上がるとともに被記録媒体の幅方向に延びる壁部により、前記ガイド面(ガイド部)の被記録媒体幅方向の剛性を高めることができ、前記ガイド面(ガイド部)の変形等を招くことがなく、これによっても被記録媒体後端を適切に被記録媒体スタッカに向けて落下させることができる。
【0010】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記ガイド面が、前記排出ローラの下流側近傍から前記被記録媒体スタッカに向かう傾斜面によって成されていることを特徴とする。
上記第2の態様によれば、前記ガイド面が、前記排出ローラの下流側近傍から前記被記録媒体スタッカに向かう傾斜面によって成されているので、被記録媒体後端を確実に被記録媒体スタッカに向けて落下させることができる。
【0011】
本発明の第3の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体と前記記録ヘッドとの距離を規定するプラテンと、前記記録ヘッドの下流に設けられ、記録の行われた被記録媒体を排出する排出ローラと、前記排出ローラの下流に設けられ、前記排出ローラによって排出される被記録媒体をスタックする被記録媒体スタッカと、前記排出ローラと前記被記録媒体スタッカとの間に設けられ、前記排出ローラから外れた被記録媒体後端を前記被記録媒体スタッカへ案内するガイド面と、を備えた記録装置であって、前記排出ローラの下流側において下方から上方に立ち上がるとともに被記録媒体の幅方向に延びる壁部と、該壁部の頂部から前記被記録媒体スタッカに向かう様に前記ガイド面を形成するガイド部と、が前記プラテンと一体的に形成されていることを特徴とする。
【0012】
上記第3の態様によれば、排出ローラから外れた被記録媒体後端を被記録媒体へ案内するガイド面が、プラテンと一体的に設けられているので、上述した第1の態様と同様に、前記ガイド面を低コストに設けることができるとともに、前記ガイド面を、排出ローラに対して高精度に位置決めすることができ、被記録媒体後端を適切に被記録媒体スタッカに向けて落下させることができる。加えて、廃液トレイから上方に立ち上がるとともに被記録媒体の幅方向に延びる壁部により、前記ガイド面の被記録媒体幅方向の剛性を高めることができ、前記ガイド面の変形等を招くことがなく、これによっても被記録媒体後端を適切に被記録媒体スタッカに向けて落下させることができる。
【0013】
本発明の第4の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドと対向して設けられ、被噴射媒体と前記液体噴射ヘッドとの距離を規定するとともに被噴射媒体の端部から外れた部分に噴射される液体を受ける凹部が形成されたプラテンと、前記プラテンの下部に設けられ、前記凹部から排出される液体を貯留する廃液トレイと、前記液体噴射ヘッドの下流に設けられ、液体噴射の行われた被噴射媒体を排出する排出ローラと、前記排出ローラの下流に設けられ、前記排出ローラによって排出される被噴射媒体をスタックする被噴射媒体スタッカと、前記排出ローラと前記被噴射媒体スタッカとの間に設けられ、前記排出ローラから外れた被噴射媒体後端を前記被噴射媒体スタッカへ案内するガイド面と、を備えた液体噴射装置であって、前記排出ローラの下流側において前記排出ローラの下部に位置する前記廃液トレイから上方に立ち上がるとともに被噴射媒体の幅方向に延びる壁部と、該壁部の頂部から前記被噴射媒体スタッカに向かう様に前記ガイド面を形成するガイド部とが前記廃液トレイと一体的に形成されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。ここで、図1は本発明に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の装置本体の外観斜視図、図2は同側断面概略図、図3は廃液トレイ31及びガイド部33の外観斜視図、図4(A)、(B)はガイド部33及びスタッカ35の側面図である。
【0015】
先ず、図1及び図2を参照しながらプリンタ1の構成について概説する。プリンタ1は、「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としてのハガキ、L判サイズ等の記録用紙Pへの記録に適した小型サイズに構成され、A4サイズの記録に好適である一般的なインクジェットプリンタと同様に、装置後部に記録用紙Pを傾斜姿勢で複数枚セット可能な給紙装置2を、装置中程に主走査方向に往復動可能に設けられるキャリッジ25を、装置前部に記録の行われた記録用紙Pをスタックするスタッカ35を備えている。
【0016】
給紙装置2は、ホッパ10と、可動ガイド9と、固定ガイド8と、給送ローラ11と、摩擦分離材13と、紙戻しレバー12と、を備えている。ホッパ10は揺動支点10aを中心に図示しない駆動手段によって揺動駆動される様に設けられ、記録用紙Pを傾斜姿勢に支持するとともに、記録用紙Pの給送時には、給送ローラ11に記録用紙Pを圧接させる。ホッパ10に設けられた固定ガイド8と可動ガイド9とは記録用紙Pの側端位置を規制し、また、可動ガイド9は、記録用紙Pの各サイズに対応する様に、記録用紙Pの幅方向にスライド可能に設けられている。
【0017】
給送ローラ11は側面視略D形の形状をなし、外周にはゴム材が巻回され、図示しない駆動モータによって用紙給送時に選択的に回転駆動される。用紙給送時には、その円弧部分によって給送ローラ11に圧接した記録用紙Pの最上位のものを下流側へ給送し、用紙給送が終了すると、下流側の搬送駆動ローラ21による搬送動作の際に搬送負荷を生じさせない様、図示する様に側面視略D形の形状における平坦部が摩擦分離材13と対向する様に制御される。尚、符号14で示すローラは自由回転可能なアイドルローラであり、搬送中の記録用紙Pが給送ローラ11に接して搬送負荷を生じさせない様、搬送中の記録用紙Pと接して従動回転する。このアイドルローラ14は、本実施形態では給送ローラ11を挟む様に給送ローラ11の両側に設けられている。
【0018】
給送ローラ11と対向する位置には摩擦分離材13が設けられている。摩擦分離材13は用紙給送時に給送ローラ11の円弧部分と圧接して圧接点を形成し、これにより、給送されるべき最上位の記録用紙Pと、重送されようとする次位以降の記録用紙Pとを分離する。また、給送ローラ11と対向する位置には紙戻しレバー12が設けられている。紙戻しレバー12は揺動支点12aを中心に揺動可能に設けられ、給送ローラ11の1回転動作中に、図2に示す待機状態から記録用紙Pの給送経路を開放する様に一旦倒れ、そして再び図2に示す様に起き上がることにより、重送されようとした次位以降の記録用紙Pをホッパ10上に戻す。
【0019】
以上が給紙装置2であり、給紙装置2の下流側には、搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とが設けられている。搬送駆動ローラ21は図示しない駆動モータによって回転駆動され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21に圧接して従動回転する。搬送駆動ローラ21は軸芯線方向に長い金属棒体の外周に塗装膜が付着されることによって成され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21の軸方向に、所定の間隔で複数個設けられる。そして、給送ローラ11によって給送された記録用紙Pは搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とにニップされ、記録ヘッド26へと搬送される。
【0020】
また、搬送従動ローラ22を軸支する搬送従動ローラホルダ20の下流側端部には、自由回転可能なガイドローラ23が設けられている。ガイドローラ23は、記録用紙Pのプラテン28からの浮き上がりを防止する為のローラであり、これにより、記録用紙Pと記録ヘッド14との距離が一定に保たれる。
【0021】
給送ローラ11と搬送駆動ローラ21との間には、検出レバー15と検出部16とを備えて成る紙検出器17が設けられている。検出レバー15は揺動支点15aを中心に揺動可能に設けられ、且つ、揺動支点15aから上側部分が、給送される記録用紙Pと接触可能に構成されている。検出部16は光学センサであり、検出レバー15の揺動支点15aから下側部分が図示する様に検出部16に入り込むことにより、発光部から受光部へ向かう光が遮断され、記録用紙Pの未通過状態が検出される。そして、検出レバー15が、記録用紙Pの通過に伴って揺動すると、検出レバー15の揺動支点15aから下側部分が検出部16から外れ、これにより、記録用紙P先端の通過を検出することができる様になっている。また、記録用紙P後端が通過すると、再び検出レバー15の下端部が検出部16に入り込み、これにより、記録用紙P後端の通過を検出可能となる。
【0022】
次に、搬送駆動ローラ21の下流側には、記録ヘッド26とプラテン28とが上下に対向する様に設けられている。記録ヘッド26はキャリッジ25の底部に設けられ、液体の一例としてのインク滴を記録用紙Pに向けて吐出(噴射)することにより、記録を実行する。キャリッジ25には主走査方向に延びるキャリッジガイド軸27が挿通し、また、主走査方向に延びる無端ベルト24(図1)の一部に固定されている。そして、キャリッジモータ19(図1)の動力を受けて、キャリッジガイド軸27にガイドされながら、主走査方向に往復駆動される。尚、本実施形態では、キャリッジ25はインクカートリッジを搭載せず、プリンタ1の装置本体底部に固設されるインクカートリッジ(図示せず)から、図示を省略するインクチューブを介して記録ヘッド26へとインクが供給される様に構成されている。
【0023】
プラテン28は、記録用紙Pを下から支持することにより、記録用紙Pと記録ヘッド25との間のギャップを規定するが、記録ヘッド25と対向する面には、凹部28aが形成されている。これは、記録用紙Pに余白無く印刷を行う為のものであり、記録用紙Pの端部にインク滴を吐出する際に、記録用紙P端部から外れた部分にもインク滴を吐出し、そして凹部28aへと打ち捨てることにより、所謂縁無し印刷が実行される。尚、凹部28aには、インク滴を吸収するインク吸収材36(図1)が配設されている。
凹部28aに打ち捨てられたインク滴は図示しない排出孔から下部へ排出され、そしてプラテン28の下部には、この排出されたインク滴を受ける廃液トレイ31が設けられている。廃液トレイ31の内部には廃液吸収材34が設けられ、廃液トレイ31内のインク廃液を確実に保持する。
【0024】
続いて、記録ヘッド26の下流側には、排出駆動ローラ29と、排出従動ローラ30とが設けられている。排出駆動ローラ29は図示しない駆動モータによって回転駆動され、排出従動ローラ30は、排出駆動ローラ29に接して従動回転する。そして、記録が行われた記録用紙Pは、これらローラにニップされることにより、スタッカ35へ向けて排出される。
【0025】
スタッカ35は、図示する様に回動軸35aを中心に回動可能(開閉可能)に設けられ、非使用時には、仮想線で示す様に略垂直姿勢となる様に閉じた状態とされる。また、使用時には、実線で示す様に(図1も参照)やや斜め上方を向く様に開いた状態とされ、排出される記録用紙Pが順次積重される。
【0026】
ここで、スタッカ35と排出駆動ローラ29との間には、排出駆動ローラ29からスタッカ35へと斜め下方に向かうガイド面33aを形成するガイド部33が配置され、これにより、排出される記録用紙Pの後端が、円滑にスタッカ35へと滑り落ちる様になっている。
以上がプリンタ1の概略であり、以下、ガイド面33aについて詳説する。図4(A)、(B)はガイド面33aの機能を示すものである。図4(A)、(B)に示す様に、排出駆動ローラ29によって排出される記録用紙Pの後端は、排出駆動ローラ29から外れた後に、ガイド面33aを滑り落ちることで、記録用紙Pがスタッカ35上に正しくスタックされる。即ち、ガイド面33aが記録用紙Pの後端をスタッカ35へガイドする。また、記録用紙Pの後端がガイド面33aに残ったままとなっても、以降順次排出される記録用紙Pの影響を受けて、やがてスタッカ35上に落下し、正しくスタックされる。尚、この様にガイド面33aは記録用紙Pの後端をスタッカ35に向けて滑り落とす機能を果たすべく、スタッカ35の位置関係や排出される記録用紙Pのサイズ等の諸条件との関係でその傾斜角度や形状を決定することが望ましく、また、その面が滑らかな面に形成されていることが望ましい。更に、ガイド面33aは、本実施形態の様な傾斜面に限られず、例えば曲面によって形成しても構わない。
【0027】
ここで、本実施形態においては、図3又は図4に示す様に、排出駆動ローラ29の下流側において排出駆動ローラ29の下に位置する廃液トレイ31から上方に立ち上がるとともに記録用紙Pの幅方向に延びる壁部32と、壁部32の頂部からスタッカ35に向かうようにガイド面33aを形成するガイド部33が、廃液トレイ31と樹脂成形によって一体的に形成されている。
【0028】
これは、以下の理由による。即ち、ガイド部33がそれ単体で構成されていると、その様なガイド部33をプリンタ1の基体を構成するフレーム等に別途取り付ける必要があり、コストアップの一要因となるとともに、排出駆動ローラ29に対するガイド面33aの位置精度が得られ難い結果、記録用紙Pを、スタッカ35に向けて真っ直ぐに滑り落とすことができなくなる虞がある。しかし、上述の様にガイド部33は廃液トレイ41と一体的に形成されているので、ガイド面33aを低コストに設けることができるとともに、それ単体で形成した上で配設する場合と比して、排出駆動ローラ29に対して高精度に位置決めすることができ、記録用紙Pを適切にスタッカ35に向けて落下させることができる。加えて、廃液トレイ31から上方に立ち上がるとともに記録用紙Pの幅方向に延びる壁部32により、ガイド面33a(ガイド部33)の記録用紙P幅方向の剛性を高めることができ、ガイド面33a(ガイド部33)の変形等を招くことがなく、これによっても記録用紙Pを適切にスタッカ35に向けて落下させることが可能となる。
【0029】
尚、トレイ部33は本実施形態では廃液トレイ31に一体的に設けているが、例えば図5に示す様にプラテン28に一体的に設けても良い。即ち、記録用紙Pの側端に余白無く記録を実行する構成を有しないプリンタにおいては、廃液トレイ31を備えていないことから、この様な場合には図5に示す様に壁部32、ガイド部33をプラテン28’に一体的に設け、これにより、本実施形態と同様に、ガイド面33aを低コストに設けることができるとともに、排出駆動ローラ29に対して高精度に位置決めすることができ、記録用紙Pを適切にスタッカ35に向けて落下させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプリンタの本体の外観斜視図である。
【図2】 本発明に係るプリンタの側断面概略図である。
【図3】 廃液トレイ及びガイド部の外観斜視図である。
【図4】 ガイド部及びスタッカの側面図である。
【図5】 プラテンの他の実施形態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ、2 給紙装置、8 固定ガイド、9 可動ガイド、10 ホッパ、11 給送ローラ、12 紙戻しレバー、13 摩擦分離材、14 アイドルローラ、15 紙検出レバー、16 検出部、17 紙検出器、19 キャリッジモータ、20 搬送従動ローラホルダ、21 搬送駆動ローラ、22 搬送従動ローラ、23 ガイドローラ、24 キャリッジベルト、25キャリッジ、26 記録ヘッド、27 キャリッジガイド軸、28 プラテン、28a 凹部、29 排出駆動ローラ、30 排出従動ローラ、31 廃液トレイ、32 壁部、33 ガイド部、33a ガイド面、34 廃液吸収材、35 スタッカ、36 インク吸収材、P 記録用紙

Claims (1)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体と前記記録ヘッドとの距離を規定するとともに被記録媒体の端部から外れた部分に吐出されるインク滴を受ける凹部が形成されたプラテンと、
    前記プラテンの下部に設けられ、前記凹部から排出されるインク滴を貯留する廃液トレイと、
    前記記録ヘッドの下流に設けられ、記録の行われた被記録媒体を排出する排出ローラと、
    前記排出ローラの下流に設けられ、前記排出ローラによって排出される被記録媒体をスタックする被記録媒体スタッカと、
    前記排出ローラと前記被記録媒体スタッカとの間に設けられ、前記排出ローラから外れた被記録媒体後端を前記被記録媒体スタッカへ案内するガイド面と、を備えた記録装置であって、
    前記排出ローラの下流側において前記排出ローラの下部に位置する前記廃液トレイから上方に立ち上がるとともに被記録媒体の幅方向に延びる第1の壁部と、該壁部の頂部から前記被記録媒体スタッカに向かう様に前記ガイド面を形成するガイド部とが前記廃液トレイと一体的に形成され
    前記ガイド面が、前記排出ローラの下流側近傍から前記被記録媒体スタッカに向かって斜め下方に傾斜する第1の斜面によって形成され、
    前記被記録媒体スタッカは、被記録媒体を支持する支持面が、下流側方向に向かって上向きとなる第2の斜面により形成されるとともに、当該支持面の上流側端部から、上流側方向に向かって上向きとなる第3の斜面を備え、
    前記ガイド面の下流側端部は、前記第3の斜面の上方に位置するとともに、前記ガイド面の下流側端部から前記第3の斜面に向かって下がる第2の壁部が前記ガイド部に設けられ、
    前記第2の壁部の下端部は、前記第3の斜面の上流側端部より下方に位置しており、
    前記支持面は、前記排出ローラより下方に位置するとともに、その下流側端部が、前記ガイド面の下流側端部より下方に位置している、
    ことを特徴とする記録装置。
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