JP2004269124A - 給送装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

給送装置、記録装置及び液体噴射装置 Download PDF

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Yasuharu Harada
泰晴 原田
Shinichiro Yoshikawa
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Abstract

【課題】容易かつ確実に被記録媒体を手差し給送可能な給送装置、該給送装置を具備した記録装置、及び液体噴射装置を提供すること。
【解決手段】被記録媒体Pと接触し、回動することにより該被記録媒体Pを下流側に給送する第1給送ローラ25と、被記録媒体Pを略水平姿勢で複数枚セット可能に構成され、揺動することにより当該第1給送ローラ25に対して圧接及び離間動作可能なホッパ203と、前記ホッパ203の上部に配設され、被記録媒体Pを前記第1給送ローラ25下まで手差しでセット可能な手差しトレイ60と、を備え、前記ホッパ203にセットされた被記録媒体を前記第1給送ローラ25によって給送する通常給送経路と、前記手差しトレイ60にセットされた被記録媒体Pを前記第1給送ローラ25によって給送する手差し給送経路とを有し、前記手差しトレイ60の下流側が可撓性部材100により構成されている。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給送装置、記録装置及び液体噴射装置に関する。
より詳しくは、本発明はインク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録媒体(被噴射媒体)に記録を実行する(液体を付着させる)インクジェットプリンタなどの記録装置(液体噴射装置)に具備される給送装置、該給送装置を具備した記録装置(液体噴射装置)に関するものである。
【0002】
なお液体噴射装置とは、インクジェット式の記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに換えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
【0003】
液体噴射ヘッドとして前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
【0004】
【従来の技術】
記録装置及び液体噴射装置の一例であるインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」という。)は、被記録媒体(液体噴射媒体)の一例である印刷用紙(以下、「用紙」という。)を記録実行手段(液体噴射実行手段)の一例である記録ヘッド下に向けて給送し、この記録ヘッドから液体の一例であるインクを吐出することにより、用紙に記録(印刷)を実行するものである。
【0005】
印刷対象である用紙は、給紙トレイに複数枚スタックできるように構成されており、前記プリンタには、記録実行前にこの給紙トレイから用紙を1枚ずつ下流側に向けて給送する給送装置(給紙装置)が備え付けられている。
【0006】
この給送装置には、用紙を複数枚支持する用紙セット部と、この用紙セット部にセットされた用紙を下流側に給送する給送ローラが設けられており、さらに同一の給送ローラを利用して手差し給紙する手差し給紙部が、前記用紙セット部の上部に構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
このように上部に手差し給紙部、その下部に用紙セット部が構成された給送装置においては、手差し給紙部にセットされるべき用紙が用紙セット部に垂れ落ちて給紙できなくなるなど、用紙のセット性に問題があった。
【0008】
また、特に手差し給紙部から給送された用紙が湾曲姿勢となって給紙される場合には、その用紙の剛性(いわゆる、「コシ」)により用紙後端が手差し給紙部に強く押しつけられ、給送時の負荷となることがあった。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−68535号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような実情に鑑みなされたものであって、その課題は、容易かつ確実に被記録媒体を手差し給送可能な給送装置、該給送装置を具備した記録装置、及び液体噴射装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、被記録媒体と接触し、回動することにより該被記録媒体を下流側に給送する第1給送ローラと、被記録媒体を略水平姿勢で複数枚セット可能に構成され、揺動することにより前記第1給送ローラに対して圧接及び離間動作可能なホッパと、前記ホッパの上部に配設され、被記録媒体を前記第1給送ローラ下まで手差しでセット可能な手差しトレイと、を備え、前記ホッパにセットされた被記録媒体を前記第1給送ローラによって給送する通常給送経路と、前記手差しトレイにセットされた被記録媒体を前記第1給送ローラによって給送する手差し給送経路とを有し、前記手差しトレイの下流側が可撓性部材により構成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、手差しトレイの下流側が可撓性部材により構成されているため、ホッパにセットされた被記録媒体に当該手差しトレイとの接触痕を残すことがないとともに、被記録媒体の通常給送経路を経た給送動作を妨げることがない。
【0013】
すなわち、手差しトレイの下流側、つまり被記録媒体給送動作時におけるホッパの第1給送ローラに対する圧接によって、このホッパと接触する箇所であり、また、手差しトレイまたはホッパにセットされた被記録媒体先端部分に対応する箇所が可撓性部材により構成されているので、ホッパの圧接動作に伴って当該ホッパにセットされた被記録媒体が持ち上げられ手差しトレイに下側から接触しても、この可撓性部材が撓むことにより被記録媒体に接触痕などの不具合を生じさせることがない。また、ホッパにセットされた被記録媒体が通常給送経路を経て給送される場合に、被記録媒体は上述したようにホッパの圧接動作によって可撓性部材に下側から接触してホッパとの間で狭持されるが、可撓性部材が撓むことによってその狭持力が弱められる。従って、給送負荷(バックテンション)を生じさせること無く被記録媒体をスムーズに給送できる。
【0014】
また、手差しトレイに被記録媒体をセットする場合には、可撓性部材の上面に沿ってガイドさせることにより、容易かつ確実に被記録媒体を正規な位置にセットすることができる。従って、給送不良などの不具合を生じることがなく、被記録媒体を確実に給送できる。
【0015】
また、本発明の第2の態様は、前記第1の態様において、前記可撓性部材は前記ホッパの圧接動作によって、前記手差しトレイにセットされた被記録媒体を前記手差し給送経路下流側の被記録媒体給送経路へとガイドするように撓み変形可能に構成されていることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、可撓性部材はホッパの圧接動作によって、手差しトレイにセットされた被記録媒体を手差し給送経路下流側の被記録媒体給送経路へとガイドするように撓み変形可能に構成されているので、手差し給送経路とその下流側の被記録媒体給送経路とが直線上に構成されていなくても、手差しトレイにセットされた被記録媒体を確実に被記録媒体給送経路へとガイドしてこれを下流側に給送することができる。
【0017】
また、本発明の第3の態様は、前記第1または第2の態様において、前記第1給送ローラの下流側近傍には、前記通常給送経路または前記手差し給送経路を経て給送された被記録媒体をより下流側に給送する被記録媒体給送手段が配設され、この被記録媒体給送手段によって、当該被記録媒体がガイド部材のガイド面に沿って斜め上方に向けて給送される構成であることを特徴とする。
【0018】
通常搬送経路または手差し搬送経路を経て給送された被記録媒体が被記録媒体給送手段によってガイド部材のガイド面に沿って斜め上方に向けて給送される構成であると、この被記録媒体は湾曲姿勢に変形されて下流側に給送されることとなる。そのため湾曲姿勢である被記録媒体には復元作用に基づく反力が生じ、これにより被記録媒体後端が手差しトレイに強く押しつけられ給送負荷(バックテンション)を生じさせることがある。この給送負荷は、給送対象である被記録媒体の剛性(いわゆる、「コシ」。)、または被記録媒体の湾曲姿勢が大になるほど大になる。
しかし本発明においては、前記したように手差しトレイの下流側が可撓性部材により構成されているため、湾曲姿勢に変形されて給送される被記録媒体後端が手差しトレイに押しつけられても、その下流側の可撓性部材が撓むことにより当該被記録媒体に生じる反力が吸収され、もって給送負荷(バックテンション)を低減させることができる。従って、湾曲姿勢となって給送される被記録媒体をスムーズに給送することができる。
【0019】
また、本発明の第4の態様は、前記第1から第3のいずれかの態様において、前記可撓性部材は、前記第1給送ローラの配置位置より下流側であり、かつ、前記ホッパまたは前記手差しトレイにセットされる被記録媒体の先端位置より上流側まで延在して設けられていることを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、可撓性部材は第1給送ローラの配置位置より下流側であり、かつ、ホッパまたは手差しトレイにセットされる被記録媒体の先端位置より上流側まで延在して設けられているので、手差しトレイに被記録媒体をセットする場合にこの可撓性部材の上面に沿って差し込むことで被記録媒体を確実に正規な位置まで手差しセットすることができ、この被記録媒体を確実に給送することができる。すなわち、例えば可撓性部材が短い場合には手差しトレイにセットしようとする被記録媒体の先端が垂れ落ち、正規位置にセットできずに給送されなくなる虞があるが、本発明ではこのような虞がなく、被記録媒体を確実に手差しトレイにセットして下流側に給送することができる。
【0021】
また、ホッパにセットされた被記録媒体は、ホッパの圧接動作により第1給送ローラに押しつけられてホッパと手差しトレイとの間で挟まれるが、可撓性部材は被記録媒体の先端より上流側に位置するので、この被記録媒体は可撓性部材より下流側を通って給送される。そのため可撓性部材が被記録媒体の搬送経路を妨げることが無く、当該被記録媒体をスムーズに給送することが可能である。
【0022】
また、例えば可撓性部材が短い場合(すなわち、自己の剛性によって充分に撓むことができない場合)には、可撓性部材がもつ剛性により、ホッパと手差しトレイとの間で被記録媒体が強く挟み込まれてしまい、給送負荷が大になる虞がある。しかし本発明では充分な可撓性が得られる程度に可撓性部材が構成されているので、このような不具合を生じることがない。
【0023】
また、本発明の第5の態様は、前記第3または第4の態様において、前記ガイド部材は前記ホッパまたは前記手差しトレイにセットされる被記録媒体の先端が当接する略垂直な当接面を有し、当該当接面が前記ガイド面と連続して設けられていることを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、ホッパまたは手差しトレイに被記録媒体をセットする場合に、その先端がガイド部材の当接面に当接する位置に被記録媒体をセットすればよく、もって容易に被記録媒体をセットすることができユーザーによる操作性(セット性)が良い。また、当接面がガイド面と連続して設けられているので、給送される被記録媒体を当接面からガイド面へとスムーズに移行させることができ、被記録媒体の給送動作をより一層スムーズに行うことができる。
【0025】
また、本発明の第6の態様は、前記第1から第5のいずれかの態様において、前記ホッパの下流側であって、前記第1給送ローラと接触する箇所に摩擦部材が設けられていることを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、ホッパに設けられた摩擦部材の摩擦作用によって、このホッパにセットされた被記録媒体をセット位置で確実に保持することができ、給紙動作時に重送されようとする被記録媒体を規制することができる。また、摩擦部材を第1給送ローラと接触する箇所に配設したことにより、特にホッパにセットされた被記録媒体が少量である場合に、この被記録媒体を第1給送ローラと摩擦部材との間で狭持させることで最上位の被記録媒体を確実に給送させ、下位の被記録媒体の重送を規制することが可能となる。さらに、その配置箇所によって種々のサイズの被記録媒体に対応させることができる。
【0027】
また、本発明の第7の態様は、前記第1から第6のいずれかの態様において、前記手差しトレイには被記録媒体の幅方向にスライド移動可能に構成され、当該手差しトレイにセットされた被記録媒体の側辺を規制するエッジガイドが設けられていることを特徴とする。
【0028】
本発明によれば、エッジガイドをスライド移動させることにより、種々のサイズの被記録媒体を手差しトレイにセットすること可能であるとともに、被記録媒体の側辺を規制することで精度良く位置決めすることができ、その姿勢で該被記録媒体を給送させることができる。
【0029】
また、本発明の第8の態様は、前記第1から第7のいずれかの態様において、前記ホッパの揺動支点は、前記第1ローラとの圧接点から上流側に設けられていることを特徴とする。
【0030】
本発明によれば、第1給送ローラへの圧接動作によって、ホッパにセットされた被記録媒体の下流側、すなわち被記録媒体先端側を前記第1給送ローラに押圧させることができる。また、手差しトレイにセットされた被記録媒体においては、第1給送ローラへの専用の押圧手段を構成することなく、ホッパの圧接動作によってこの被記録媒体を第1給送ローラに押圧させることができる。すなわち、手差しトレイにセットされた被記録媒体を第1給送ローラに押圧させるにあたり、ホッパにセットされた被記録媒体の場合と同じく、このホッパを兼用して利用することができる。
【0031】
また、本発明の第9の態様は、前記第8の態様において、前記手差しトレイにおける前記可撓性部材の上流側近傍位置に突出形成された一対の軸を支持する軸受穴が、当該手差しトレイの被記録媒体載置面に対して略垂直方向に延びる長穴で構成されていることを特徴とする。
【0032】
ホッパは圧接動作により手差しトレイに接触するが、このとき手差しトレイが変位不能(すなわち不動状態)であるとホッパにセットされた被記録媒体が手差しトレイとの間で挟み込まれ、給送負荷を生じさせたり、また手差しトレイによりホッパが押し戻されて被記録媒体の第1給送ローラへの押圧が充分でなくなり、搬送力が不充分になるなどの不具合を生じる虞がある。
しかし本発明によれば、手差しトレイの軸を支持する軸受穴を当該手差しトレイの被記録媒体載置面に対して略垂直方向に延びる長穴で構成することにより、軸が軸受穴中を移動することで手差しトレイをその軸受穴方向(ホッパから離れる方向)に変位させることができる。従って、ホッパの圧接動作によって手差しトレイが押し上げられても上述した不具合を生じることがなく、ホッパまたは手差しトレイにセットされた被記録媒体を確実に給送することができる。
【0033】
また、本発明の第10の態様は、前記第9の態様において、前記手差しトレイは、前記軸を支点として揺動可能に構成されていることを特徴とする。
【0034】
本発明によれば、手差しトレイを揺動させることにより、その上流側を持ち上げることができ、手差しトレイ下の空間、すなわちホッパ上の空間を通常時より大きく確保することができる。従って、ホッパへの被記録媒体のセット作業を容易に行うことができるとともに、セットした被記録媒体に不具合が生じた場合に適切な処理を容易に行うことができる。
【0035】
また、本発明の第11の態様は、被記録媒体に記録を行う記録装置であって、前記第1から第10のいずれかの態様の給送装置を具備していることを特徴とする。
【0036】
また、本発明の第12の態様は、被噴射媒体と接触し、回動することにより該被噴射媒体を下流側に給送する第1給送ローラと、被噴射媒体を略水平姿勢で複数枚セット可能に構成され、揺動することにより前記第1給送ローラに対して圧接及び離間動作可能なホッパと、前記ホッパの上部に構成され、被噴射媒体を前記第1給送ローラ下まで手差しでセット可能な手差しトレイと、を備え、前記ホッパにセットされた被噴射媒体を前記第1給送ローラによって給送する通常給送経路と、前記手差しトレイにセットされた被噴射媒体を前記第1給送ローラによって給送する手差し給送経路とを有し、前記手差しトレイの下流側が可撓性部材により構成されていることを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の「給送装置」を具備した「記録装置」及び「液体噴射装置」の一実施形態であるインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」という。)1の構成について図面に沿って説明する。
ここで、図1はプリンタの外観斜視図であり、図2はプリンタの外観を構成するカバー体を取り外した状態における外観斜視図であり、図3はプリンタの用紙搬送経路の説明に供する側断面概略図であり、図4はプリンタの用紙搬送経路の説明に供する平面図であり、図5はプリンタの給紙部を示す要部斜視図であり、図6から図8は通常給送経路を経た用紙給送動作を示す給紙部の側面図であり、図9から図11は手差し給送経路を経た用紙給送動作を示す給紙部の側面図であり、図12は手差しトレイ回動状態における給紙部の側面図であり、図13及び図14は用紙排出経路の説明に供する要部側断面図である。
【0038】
図1において、「被記録媒体」及び「被噴射媒体」の一例としての印刷用紙(以下、「用紙」という。)Pにインク滴を吐出することによって記録(印刷)を行うプリンタ1は、装置本体部2と、この装置本体部2の下にオプション給紙ユニット(以下、「OPTユニット」という。)3とを連結可能に構成されている。装置本体部2は給紙部、記録部、排紙部等(詳細は後述)を有し、一方OPTユニット3は、上部の装置本体部2に向けてセットされた用紙Pを1枚ずつ給紙する給紙部(図示せず)を備えている。
【0039】
このプリンタ1は、装置本体部2に給紙トレイ200を、OPTユニット3に給紙トレイ300を有し、双方の給紙トレイに複数枚(本実施形態では、それぞれ普通紙500枚程度)の用紙Pを略水平姿勢として積層状態でセットできるようになっている。そして、装置本体部2の側においては、給紙トレイ200が装置本体部2に対して着脱可能に設けられている。この給紙トレイ200の上部には用紙Pを手差しでセットして給送可能な手差しトレイ60が構成されている。また、OPTユニット3の側においては、給紙トレイ300がOPTユニット3に対して着脱可能に設けられ、OPTユニット3から取り外した状態で用紙Pのセットが可能となっている。
【0040】
プリンタ1は、記録の行われた用紙Pを排出する排出部として装置本体部2の上部に、記録面を下向きにして用紙Pを装置前方側に向けて排出するフェイスダウン(以下、「Fd」と略称する。)用紙排出口400と、これとは別に記録面を上向きにして装置後方側に向けて排出するフェイスアップ(以下、「Fu」と略称する。)用紙排出口500とを有している。
【0041】
Fd用紙排出口400の側においては、装置手前側に設けられた回動軸を中心にして回動することにより、装置手前側に向けて開くことのできるカバー450が設けられている。図1は、このカバー450を開いた状態を示すものであり、このように開いた状態においてカバー450は、Fd用紙排出口400から排出される用紙Pをスタックする排紙スタッカとして機能する。また、閉じた状態においては、装置上部の外観を構成するとともに装置内部への塵埃等の浸入を防止する機能を果たす。さらに、Fu用紙排出口500の側においては、排紙スタッカ550が傾斜姿勢で設けられていて、Fu用紙排出口500から排出された用紙Pは、この排紙スタッカ550上に傾斜姿勢で順次積層される。
【0042】
また、装置本体部2の上部には、用紙搬送経路を開放可能な開閉蓋410が設けられている。これにより、用紙搬送経路において紙ジャムなどの不具合が生じた場合に適切に処理できるようになっている。
【0043】
続いて、図2は、プリンタ1の外観を構成するカバー体を取り外した状態を示すものである。図2において、装置本体部2の上部前方側には、インクカートリッジ132をプリンタ1の幅方向に複数個(本実施形態では4個)セットするためのカートリッジ取付フレーム130が設けられている。本実施形態に係るプリンタ1においては、このカートリッジ取付フレーム130にブラック色、シアン色、マゼンダ色、イエロー色の、計4個のインクカートリッジ132を着脱可能に装着できるようになっている。このインクカートリッジ132は、プリンタ1の外観を構成するカートリッジカバー138(図1参照)を開放させることで露呈されるように構成され、カートリッジカバー138を開放した状態において装置前方側から後方側に向けて差し込むようにして装着可能であり、装置前方側に引き出すことで取り外すことができるようになっている。そして、各インクカートリッジ132中のインクは図示しないインクチューブを介して、後述する記録ヘッド10からインク滴として吐出される。
【0044】
次に、図3を参照しながらプリンタ1の用紙搬送経路について概説する。図3において右手側が装置前方側、左手側が装置後方側である。
プリンタ1は、装置下部前方側から装置上部後方側に向けて斜めに用紙Pを搬送する用紙搬送経路を有し、傾斜した搬送経路上において用紙Pに記録を行い、記録の行われた用紙Pを斜め上方(装置前方側又は装置後方側)に向けて排出する構成を有している。また、プリンタ1は用紙Pの表面と裏面との両面にインクジェット記録を行うべく、表面に記録の行われた用紙Pを反転させ、そして再び記録部へと搬送するための両面記録用の反転経路を有している。
【0045】
より詳しくは、プリンタ1の用紙搬送経路は、給紙部7と、記録部8と、フェイスダウン(Fd)排出部5と、フェイスアップ(Fu)排出部6と、用紙反転部4と、から大略構成される。なお、図3での図示及び説明を省略するが、給紙部7の下には上述したOPTユニット3が装着されることにより、記録部8へと用紙を給紙する給紙部が更に追加される。
【0046】
以下、本実施形態に係るプリンタの構成部ごとに説明する。なお、ここでは用紙反転部4についての説明は省略する。さらに、以下では用紙搬送経路の上流側を「上流側」と言い、用紙搬送経路の下流側を「下流側」と言うこととする。
【0047】
[給紙部]
ここで、給紙部7の構成について図3から図12を参照しつつ説明する。
給紙部7は、ホッパ203と、このホッパ203の上部に配設された手差しトレイ60と、ガイド部材50と、「第1給送ローラ」の一例であるピックアップローラ25と、「被記録媒体給送手段」を構成する給紙ローラ21及びリバースローラ23とを有している。
【0048】
ホッパ203は、積層状態で給紙トレイ200(図1)にセットされる複数枚の用紙Pを略水平姿勢で支持し、ピックアップローラ25との圧接点から上流側に設けられた回動軸203aを中心にして揺動することにより、ホッパ駆動手段(図示せず)によってピックアップローラ25に対して圧接及び離間動作可能に構成されている。この圧接動作によりホッパ203または手差しトレイ60にセットされた用紙Pをピックアップローラ25に押圧させることができる。すなわち、ホッパ203は、ホッパ203にセットされた用紙Pをピックアップローラ25に押圧させる手段と、手差しトレイ60にセットされた用紙Pをピックアップローラ25に押圧させる手段と、を兼用するように構成されている。従って、手差しトレイにセットされた用紙Pをピックアップローラ25に押圧させる手段を別に設けることを要しないため、装置構成を簡易にすることが可能である。
【0049】
また、ピックアップローラ25と接触する箇所には、「摩擦部材」の一例であるコルク部材204が設けられており、ホッパ203にセットされた用紙Pをその摩擦作用によって保持しているとともに、給送動作時には用紙Pをこのコルク部材204とピックアップローラ25とで狭持することにより、重送されようとする用紙Pを規制する。さらに、図示するようにコルク部材204をホッパ203の下流側に設けたことにより、種々のサイズの用紙Pに対応させることができる。
【0050】
ホッパ203の上部には手差しトレイ60が配設されており、用紙Pを手差し給紙できるようになっている。この手差しトレイ60は、上流側のトレイ本体部61と、下流側の「可撓性部材」の一例であるルミナー100により構成されている。このルミナー100は、図6に示す如く、トレイ本体部61の下流端部からピックアップローラ25より下流側であり、かつ、ホッパ203または当該手差しトレイ60にセットされる用紙P先端位置より上流側まで延在して設けられている。すなわち、ホッパ203のピックアップローラ25に対する圧接によってこのホッパ203と接触する箇所であり、また、手差しトレイ60またはホッパ203にセットされた用紙P先端位置に対応する箇所にルミナー100が配設されている。また、ピックアップローラ25とは接触することがないように、その周囲は切欠されている(図5参照)。
【0051】
このような構成により、手差しトレイ60に用紙Pをセットする場合に、トレイ本体部61の用紙載置面61aからルミナー100の上面に沿って案内させることにより、用紙Pを容易にピックアップローラ25下にセットすることができる。なお、可撓性部材であるルミナー100の可撓性の程度は、ルミナー100の素材、厚み、トレイ本体部61下流端部から先端までの長さなどにより適宜調整することができる。
【0052】
さらに、手差しトレイ60には用紙Pの幅方向(図6における紙面前後方向)にスライド移動可能に構成され、セットされた用紙Pの側辺を規制するエッジガイド62が設けられている。これにより手差しトレイ60にセットされた用紙Pは、その一側辺を固定側エッジガイドとして機能する図示しないフレームにあてがわれ、他側辺をこのエッジガイド62によって規制されることにより精度良く位置決めされ、その姿勢を維持したまま給送される。なお、このエッジガイド62は、後述する偏倚して設けられたピックアップローラ25と反対側に設けられている。すなわち、ピックアップローラ25が設けられている側がセットされる用紙Pの基準となるものである。
【0053】
また、本実施形態に係る手差しトレイ60は、図6に示す如く、トレイ本体部61から用紙載置面61aに沿って突出形成された一対の回動軸63及びスライド軸64によってフレーム(図示せず)に取り付けられている。回動軸63は手差しトレイ60を側視して円形に形成され、トレイ本体部61の下流側位置に設けられ、当該手差しトレイ60の用紙載置面61aに対して略垂直方向(図6において上下方向)に延びる長穴に形成された軸受穴73によって支持されている。このような構成により、回動軸63が軸受穴73中を移動することで手差しトレイ60をその軸受穴73方向に変位させることができる。
【0054】
一方、スライド軸64は手差しトレイ60を側視して略長方形に形成され、トレイ本体部61の上流側位置に設けられ、当該手差しトレイ60の用紙載置面61aに対して略垂直方向(図6において上下方向)に延びる長穴に形成されたスライド穴74によって支持されている。このような構成により、スライド軸64がスライド穴74中を移動することで手差しトレイ60を、回動軸63を支点として回動させることができる。これにより図12に示す如く手差しトレイ60を持ち上げることができ当該手差しトレイ60の下、すなわちホッパ203上の空間を大きく確保することができる。従って、ホッパ203への用紙Pのセットを容易に行うことができるとともに、セットした用紙Pに不具合が生じた場合に適切な処理をすることができる。なお、通常時では手差しトレイ60の自重によって回動軸63及びスライド軸64は、軸受穴73及びスライド穴74の下端に位置決めされている(図6参照)。
【0055】
ホッパ203の下流側には用紙Pの幅方向に長く形成された側面視略「への字形」のガイド部材50が設けられている。このガイド部材50には、ホッパ203または手差しトレイ60にセットされる用紙Pの先端が当接することによって位置決めされる、略垂直な当接面50aが構成されている。これにより用紙Pをホッパ203または手差しトレイ60にセットする場合に容易に精度良く位置決めすることができ、操作性を高めることができる。また、この当接面50aは給送される用紙Pをガイドするガイド面50bと連続して設けられているとともに、用紙P幅方向に所定の間隔をもって形成されたリブ51が、当接面50aからガイド面50bまで連続して構成されている。このような構成により、用紙Pをリブ51に沿ってスムーズに給送させることができる。
【0056】
ピックアップローラ25は、円柱状に形成され、その外周面が高摩擦材(例えば、ゴム材)によって構成されている。そして、ホッパ203が圧接することにより、ホッパ203上にセットされた最上位の用紙Pと接触し、この接触状態で回動することにより該用紙Pを下流側の給紙ローラ21及びリバースローラ23に向けて送り出す。また、手差しトレイ60に用紙Pがセットされている場合には、ホッパ203の圧接によってこの用紙Pと接触し、この接触状態で回動することにより、手差しトレイ60にセットされた用紙Pを下流側に向けて送り出す。
【0057】
すなわち、本実施形態のプリンタ1は、ホッパ203にセットされた用紙Pをピックアップローラ25によって給送する通常給送経路と、手差しトレイ60にセットされた用紙Pをピックアップローラ25によって給送する手差し給送経路とを有しており、手差しトレイ60にセットされた用紙Pがホッパ203にセットされた用紙Pより優先的に給送されるように構成されている。ここで、「通常給送経路」における「通常」とは、手差しトレイ60に用紙Pをセットしない限りにおいて使用されるものであり、また使用頻度が大であることによる。従って、例えばホッパ203にセットされている用紙Pと異なる用紙Pに記録(印刷)したい場合に、その異なる用紙Pを手差し給送経路を経て給送させることができ、利便性が高い。
【0058】
ピックアップローラ25の下流側近傍には、給紙ローラ21及びこの給紙ローラ21に対置したリバースローラ23が配設されており、通常給送経路または手差し給送経路を経て給送された用紙Pをガイド部材50のガイド面50bに沿わせて斜め上方下流に向けて給送する。これらのローラは、ピックアップローラ25と同様に円柱状に形成され、外周面は高摩擦材(例えば、ゴム材)によって構成されている。また、給紙ローラ21及びリバースローラ23は、図4及び図5に示すように偏倚した位置に配設され、ピックアップローラ25も同様に、図4及び図5に示すように偏倚した位置に設けられている。また、給紙ローラ21の回動軸21aには回転板24,24が設けられ、幅広の用紙Pを給送する場合にその上面に接触することにより浮き上がりを規制している。
【0059】
給紙ローラ21は用紙Pを下流側に給送する回転方向(図6において時計方向)に回転駆動され、一方、リバースローラ23は用紙Pを上流側に戻すような回転方向(図6において時計方向)に回転駆動可能に構成されている。ピックアップローラ25によって送り出された用紙Pは、給紙ローラ21とリバースローラ23との間で狭持された状態で給紙ローラ21が回転することにより、最上位の用紙Pが次位以降の用紙Pから分離され、最上位の用紙P(すなわち、1枚の用紙)のみがガイド面50bに沿って斜め上方に向けて給送されて下流側の搬送駆動ローラ28に至る。すなわち、用紙Pはホッパ203または手差しトレイ60に支持された略水平姿勢から、湾曲姿勢となって下流側に給送される。
【0060】
また、リバースローラ23は給紙ローラ21に圧接した状態(図3の状態)と、給紙ローラ21から離間した状態とをとり得るように構成されている。そして、用紙Pを上流側に戻す方向に回転することにより重送されようとする次位以降の用紙Pを確実に規制し、最上位の用紙Pのみを下流側に給紙する。そして、リバースローラ23は、用紙Pの先端が搬送駆動ローラ28と搬送従動ローラ29とに狭持された後は、搬送駆動ローラ28による用紙Pの搬送動作を阻害しないように、つまり搬送負荷(バックテンション)を与えることがないように、給紙ローラ21から離間する。
【0061】
ここで、通常給送経路を経る用紙Pの給送動作について図6から図8を参照しつつ説明する。
まず、図6に示す如く、その先端がガイド部材50の当接面50aに当接するように複数枚の用紙Pが積層状態でホッパ203に略水平姿勢となってセットされる。そして用紙Pの後辺がバックストッパー206により、側辺がサイドストッパー207により規制され、正確に位置決めされる(図5参照)。このホッパ203にセットされた用紙Pは、ホッパ203の圧接動作により押し上げられ、ピックアップローラ25に押圧(接触)される。この接触状態でピックアップローラ25が用紙Pを下流側に給送する方向に回転駆動することにより、図7に示す如く、1枚または複数枚の用紙Pが給送され始め、斜め上方に延びるガイド部材50のガイド面50bに沿って湾曲姿勢となり下流側(給紙ローラ21及びリバースローラ23に向けて)に給送される。このホッパ203の圧接動作によって用紙Pが手差しトレイ60に接触するが、その接触箇所は可撓性部材であるルミナー100により構成されているので用紙Pが接触することで撓み変形し、この用紙Pに接触痕などの不具合を残すことがないようになっている。また同様に、用紙Pは下側からホッパ203によって上側からルミナー100によって狭持されるが、ルミナー100が撓み変形することによりその狭持力が弱まり、給送される用紙Pに負荷を生じさせることがない。さらに、上述したように手差しトレイ60は、軸受穴74の方向(すなわち、ホッパ203から離れる方向)に変位可能であるので、ルミナー100の可撓性に加えてホッパ203の圧接による不具合をより一層確実に防ぐことができる。
【0062】
また、上述したようにルミナー100をガイド部材50の当接面50aに当接した用紙P先端より上流側に配設した構成であるので、用紙Pは、ルミナー100とガイド部材50との間を通って給送される。すなわち、ルミナー100によってホッパ203にセットされた用紙Pの給送がなんら妨げられることがないようになっている。
【0063】
そして、用紙Pが給紙ローラ21とリバースローラ23とによって狭持され、給紙ローラ21が用紙Pを下流側に給送する方向に回転駆動することにより、図8に示す如く、更に下流側に給送される。ピックアップローラ25により複数枚の用紙Pが給送された場合には、それらの用紙Pが給紙ローラ21とリバースローラ23とで狭持されることにより、最上位の用紙Pが次位以降の用紙Pから分離され、この最上位の用紙Pのみが下流側に給送される。
【0064】
次に、手差し給送経路を経る用紙Pの給送動作について図9から図11を参照しつつ説明する。なお、ここでは1枚の用紙Pを手差しトレイ60にセットした場合について説明する。
まず、図9に示す如く手差しトレイ60に用紙Pがセットされる。この手差しトレイ60にセットされる用紙Pは、トレイ本体部61の用紙載置面61aからその下流側のルミナー100の上面に沿って装置後方(すなわち下流側)に向けて差し込まれ、その先端が当接面50aに当接する位置にセットされる。そして、エッジガイド62をスライド移動させることによりこの用紙Pの側辺が規制され、正確に位置決めされる。
【0065】
この手差しトレイ60にセットされた用紙Pは、ホッパ203の圧接動作によってコルク部材204とピックアップローラ25との間で狭持される。このとき、ルミナー100は、図10に示す如く撓み変形して、用紙P先端を当接面50aから離間させてガイド面50bに向けさせる。すなわち、用紙Pに給送力が付与されたならば、その用紙Pをガイド面50bに向けて給送できるようにその姿勢を準備する。このような構成により、本実施形態にように手差しトレイ60からの手差し給送経路とその下流側のガイド面50bに沿った用紙給送経路とが直線上に構成されていない場合であっても、用紙Pをその用紙給送経路へと確実にガイドすることができるようになっている。
【0066】
そして、ピックアップローラ25に用紙Pが押圧された状態でこのピックアップローラ25が用紙Pを下流側に給送する方向に回転駆動することにより、図10に示す如く給送され始め、斜め上方に延びるガイド部材50のガイド面50bに沿って下流側(給紙ローラ21及びリバースローラ23に向けて)給送される。このように用紙Pのピックアップローラ25への押圧は、ホッパ203によりなされるため、手差しトレイ60にセットされた用紙Pをピックアップローラ25に押圧させる特別の機構を要せず、装置構成を簡易にできる。
【0067】
そして、用紙Pが給紙ローラ21とリバースローラ23とによって狭持され、給紙ローラ21が用紙Pを下流側に給送する方向に回転駆動することにより、図11に示す如く更に下流側に給送される。このとき用紙Pは図11に示すように湾曲姿勢に変形されて給送されるため復元作用(用紙が有する剛性。いわゆる、「コシ」。)に基づく反力が生じ、その後端が手差しトレイ60に押しつけられる。しかし、手差しトレイ60の下流側が可撓性部材であるルミナー100により構成されているため用紙Pの押圧によって撓み変形し、この用紙Pに生じる反力を弱めることができる。従って、用紙Pの手差しトレイ60への押圧による給送負荷(バックテンション)を低減させることができ、この用紙Pをスムーズに給送させることができるようになっている。
【0068】
[記録部]
次に、記録部7の構成について図3及び図4を参照しつつ説明する。
給紙部7の下流側に設けられた記録部8は、搬送駆動ローラ28と、搬送従動ローラ29と、「液体噴射ヘッド」の一例としての記録ヘッド10と、プラテン20と、排紙駆動ローラ32と、排紙従動ローラ33と、排紙補助ローラ35a,35bとを有している。搬送駆動ローラ28は図示しない駆動モータによって回転駆動され、搬送従動ローラ29は搬送駆動ローラ28に接して従動回転する。搬送従動ローラ29は、図4に示すように1つの搬送従動ローラホルダ26の下流側(図4における上側)に2つ、自由回転可能に軸支されている。また、この搬送従動ローラホルダ26は、主走査方向(図4の左右方向)に4つ配設されている。
【0069】
さらに、搬送従動ローラホルダ26において搬送従動ローラ29の下流側近傍には、ガイドローラ30が自由回転可能に軸支されている。このガイドローラ30は、用紙Pのプラテン20からの浮き上がりを防止する機能を果たすものであり、これにより用紙Pと記録ヘッド10との距離が安定し、適切な記録品質を得ることが可能となる。
【0070】
搬送駆動ローラ28の下流側には、記録ヘッド10とプラテン20とが傾斜姿勢で上下に対向するように設けられている。ここで、記録部8における用紙搬送経路は図3に示すように傾斜角を有し、本実施形態においては、水平面に対して約60°の傾斜角を有するように用紙搬送経路が構成されている。従って、プラテン20と記録ヘッド10とは、図示するように傾斜姿勢で設けられている。記録ヘッド10はキャリッジ11の下部に設けられ、このキャリッジ11は主走査方向(図3の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸13に取り付けられ、このキャリッジガイド軸13によってガイドされながら主走査方向に往復移動する。
【0071】
プラテン20には、図4に示すように、副走査方向(用紙搬送方向)に延びるリブ20aが、主走査方向に所定の間隔をおいて形成されている。そして、用紙Pはこのリブ20aによって記録ヘッド10との距離が規制される。また、プラテン20には、隣接するリブ20aの間に用紙Pのサイズ(幅寸法)を検出するための主走査方向に延びる長孔20bが形成されている。そして、キャリッジ11のプラテン20との対向面には、プラテン20に向けて放射する光の反射成分を検出する光センサ(図示せず)が設けられていて、用紙Pとプラテン20との反射率差を利用して用紙Pの幅寸法を検出することができるようになっている。しかし、用紙Pとプラテン20との反射率差が小さい場合には、用紙Pの幅寸法を適切に検出することができない場合がある。このような場合に本実施形態では、光を長孔20bに向けて放射するように構成し、これによって用紙Pの幅寸法をより一層正確に検出できるようにしている。
【0072】
キャリッジ11は、本実施形態においてはインクカートリッジを搭載せず、インクカートリッジ取付フレーム130に装着されたインクカートリッジ132から、インクチューブ(図示せず)を介して記録ヘッド10へとインクが供給されるように構成されている。また、各色のインクカートリッジ132には、インクの色などの固定情報の他、インク残量などの変動情報の各インクカートリッジに関する情報を記憶したチップ135が装着されており、主走査方向に往復移動するキャリッジ11に設けられたアンテナ基板19との間で信号の交換を行っている。これにより、チップ135に記憶された各種情報を、プリンタ1の制御部(図示せず)へと伝達できるようになっている。
【0073】
記録ヘッド10の下流側には、回転駆動される排紙駆動ローラ32と、該排紙駆動ローラ32に接して従動回転する排紙従動ローラ33とが設けられている。そして、記録ヘッド10によって記録の行われた用紙Pは、排紙駆動ローラ32の回転によって下流側へ排紙される。また、排紙従動ローラ33の上流側には、排紙補助ローラ35a,35bが設けられていて、これにより、用紙Pのプラテン20からの浮き上がりがより一層防止される。なお、排紙従動ローラ33と、排紙補助ローラ35a,35bとは、インク滴が吐出された用紙Pの記録面と接触するため、記録面と点接触する歯付きローラによって構成されている。
【0074】
ここで、排紙駆動ローラ32及び排紙従動ローラ33は、図4に示すように主走査方向の配置位置が、リブ20aの形成位置と一致するように設けられている。さらに、補助ローラ35bの主走査方向の配置位置は、隣接する2つのリブ20aのほぼ中間となるように設けられ、かつ、用紙Pの記録面と接触する接触点がリブ20aの上面よりもやや下に位置するように構成されている。このような構成により、用紙Pがインク滴を吸収することにより膨潤しても、その伸び分が隣接するリブ20aの間に逃げ、結果として用紙Pには規則的な波打ち状態(コックリング)が形成される。すなわち、リブ20aの位置で山となり、補助ローラ35bの位置で谷となる波打ち状態が形成され、これによって用紙Pと記録ヘッド10との距離が著しく不均一となるといった不具合を防止している。
【0075】
[排出部]
次に、記録の行われた用紙Pを排出する排出部について図3、図13及び図14を参照しつつ説明する。本実施形態に係るプリンタ1は、用紙Pをフェイスダウン(Fd)用紙排出口400から排出させるフェイスダウン(Fd)排出部5と、フェイスアップ(Fu)用紙排出口500から排出させるフェイスアップ(Fu)排出部6とを有している。まず、フェイスダウン(Fd)排出部5から説明する。
【0076】
[フェイスダウン(Fd)排出部]
Fd排出部5は、記録部8の下流側に設けられ、屈曲ローラ37と、Fd排出駆動ローラ41と、Fd排出従動ローラ43と、を備えている。排紙駆動ローラ32の下流側には、該排紙駆動ローラ32によって記録部8から排紙された用紙Pを、フェイスダウン(Fd)経路またはフェイスアップ(Fu)経路のいずれかに切り替えるFd/Fu切替部材90が設けられている。Fd経路は用紙PをFd用紙排出口400から排出するための用紙搬送経路であり、Fu経路はFu用紙排出口500から排出するための用紙搬送経路である。
Fd/Fu切替部材90は、揺動軸90aを中心にして、用紙搬送経路を側視して揺動可能(図3の時計方向及び反時計方向)に設けられ、揺動することにより、記録部8から排紙された用紙Pの進行方向を切り替える。
【0077】
図13は、Fd/Fu切替部材90が、記録部8から排紙された用紙Pの進行方向をFd経路に切り替えた状態を示している。記録部8から排紙された用紙P先端は、Fd/Fu切替部材90に形成された滑らかな湾曲面90bに当接する。そして、用紙P先端は、湾曲面90bと、該湾曲面90bの下流側に設けられた外側ガイド部材91とに接しながら進み、やがてFd排出駆動ローラ41とFd排出従動ローラ43とによって狭持される。Fd排出駆動ローラ41はゴムローラからなり、図示しない駆動手段によって回転駆動され、一方のFd排出従動ローラ43は歯付きローラからなり、Fd排出駆動ローラ41に接して従動回転する。そして、Fd排出駆動ローラ41が回転駆動されることにより、Fd排出口400(図1)から装置前方(矢印「Fd」で示す方向)に向けて記録の行われた用紙Pが排出される。
【0078】
用紙Pが上記Fd経路を進行して排出される場合には、用紙Pは記録面を内側にして略U字形の形状に湾曲させられて排出される。従って、Fd経路を進行して排出される場合には、排紙スタッカ450(図1)に積重される用紙Pは、記録(印刷)した順に順序良く積み重ねられる。
【0079】
[フェイスアップ(Fu)排出部]
次に、フェイスアップ(Fu)排出部6について説明する。このFu排出部6は、記録部8の下流側であって装置本体部2の後方側(図3の左側)に設けられており、Fu排出駆動ローラ45と、Fu排出従動ローラ47とを備えている。用紙PがFu経路を進行して排出される場合には、Fd/Fu切替部材90は、図13に示す状態から揺動軸90aを中心として反時計方向に揺動することにより、図14に示すように、記録部8から排紙された用紙Pが斜め上方(図14の左上方向)に真っ直ぐに進む用紙搬送経路が形成される。そして記録部8から排紙された用紙P先端は、Fu排出駆動ローラ45とFu排出従動ローラ47とによって狭持される。
【0080】
そして、Fu排出駆動ローラ45が回転駆動されることにより、Fu用紙排出口500(図1参照)から装置後方(矢印「Fu」で示す方向)に向けて排出される。なお、Fu排出従動ローラ47は歯付きローラからなり、ゴムローラによって形成されたFu排出駆動ローラ45に接して従動回動するように構成されている。また、Fu排出従動ローラ47の下流側近傍には歯付きローラからなるFu排出補助ローラ49が設けられ、Fu排出駆動ローラ45による用紙Pの排出動作を補助する。また、このとき屈曲ローラ37は、用紙Pの記録面の、Fd/Fu切替部材90への接触を防止する機能を果たす。
【0081】
用紙PがFu経路を進行して排出される場合には、用紙Pには湾曲状態は形成されず、記録面を上にして記録部8からほぼ真っ直ぐに排出される。従って、上記Fu経路を利用することにより、厚手の用紙やコシの強い用紙でも無理なく記録を行い、かつ適切に排出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るインクジェットプリンタの外観斜視図。
【図2】同プリンタの外観斜視図。
【図3】同プリンタの用紙搬送経路を示す側断面概略図。
【図4】同プリンタの用紙搬送経路を示す平面図。
【図5】同プリンタの給紙部を示す要部斜視図。
【図6】通常給送経路を経る用紙給送動作を示す給紙部の側面図。
【図7】通常給送経路を経る用紙給送動作を示す給紙部の側面図。
【図8】通常給送経路を経る用紙給送動作を示す給紙部の側面図。
【図9】手差し給紙経路を経る用紙給紙動作を示す給紙部の側面図。
【図10】手差し給紙経路を経る用紙給紙動作を示す給紙部の側面図。
【図11】手差し給紙経路を経る用紙給紙動作を示す給紙部の側面図。
【図12】手差しトレイ回動状態を示す給紙部の側面図。
【図13】同プリンタの用紙搬送経路を示す要部拡大側断面図。
【図14】同プリンタの用紙搬送経路を示す要部拡大側断面図。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ、 2 装置本体部、
3 オプション給紙ユニット、 4 用紙反転部、
5 フェイスダウン排出部、 6 フェイスアップ排出部、7 給紙部、
8 記録部、 10 記録ヘッド、 11 キャリッジ、
13 キャリッジガイド軸、 19 アンテナ基板、 20 プラテン、
21 給紙ローラ、 23 リバースローラ、 24 回転板、
25 ピックアップローラ、 26 搬送従動ローラホルダ、
28 搬送駆動ローラ、 29 搬送従動ローラ、 30 ガイドローラ、
32 排紙駆動ローラ、 33 排紙従動ローラ、
35a,35b 排紙補助ローラ、 37 屈曲ローラ、
41 Fd排出駆動ローラ、 43 Fd排出従動ローラ、
45 Fu排出駆動ローラ、 47 Fu排出従動ローラ、
49 Fu排出補助ローラ、 50 ガイド部材、 51 リブ、
60 給紙トレイ、 61 トレイ本体部、 62 エッジガイド、
63 回動軸、 64 スライド軸、 73 軸受穴、 74 スライド穴、
90 Fd/Fu切替部材、 91 外側ガイド部材、 100 ルミナー、
130 カートリッジ取付フレーム、 132 インクカートリッジ、
135 チップ、 138 カートリッジカバー、 200 給紙トレイ、
203 ホッパ、 204 コルク部材、 206 バックストッパー、
207 サイドストッパー、 300 給紙トレイ、
400 Fd用紙排出口、 410 開閉蓋、 450 カバー、
500 Fu用紙排出口、 550 排紙スタッカ、 P 用紙

Claims (12)

  1. 被記録媒体と接触し、回動することにより該被記録媒体を下流側に給送する第1給送ローラと、
    被記録媒体を略水平姿勢で複数枚セット可能に構成され、揺動することにより前記第1給送ローラに対して圧接及び離間動作可能なホッパと、
    前記ホッパの上部に配設され、被記録媒体を前記第1給送ローラ下まで手差しでセット可能な手差しトレイと、を備え、
    前記ホッパにセットされた被記録媒体を前記第1給送ローラによって給送する通常給送経路と、前記手差しトレイにセットされた被記録媒体を前記第1給送ローラによって給送する手差し給送経路とを有し、
    前記手差しトレイの下流側が可撓性部材により構成されていることを特徴とする、給送装置。
  2. 請求項1において、前記可撓性部材は前記ホッパの圧接動作によって、前記手差しトレイにセットされた被記録媒体を前記手差し給送経路下流側の被記録媒体給送経路へとガイドするように撓み変形可能に構成されていることを特徴とする、給送装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記第1給送ローラの下流側近傍には、前記通常給送経路または前記手差し給送経路を経て給送された被記録媒体をより下流側に給送する被記録媒体給送手段が配設され、
    この被記録媒体給送手段によって、当該被記録媒体がガイド部材のガイド面に沿って斜め上方に向けて給送される構成であることを特徴とする、給送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項において、前記可撓性部材は、前記第1給送ローラの配置位置より下流側であり、かつ、前記ホッパまたは前記手差しトレイにセットされる被記録媒体の先端位置より上流側まで延在して設けられていることを特徴とする、給送装置。
  5. 請求項3または請求項4において、前記ガイド部材は前記ホッパまたは前記手差しトレイにセットされる被記録媒体の先端が当接する略垂直な当接面を有し、当該当接面が前記ガイド面と連続して設けられていることを特徴とする、給送装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項において、前記ホッパの下流側であって、前記第1給送ローラと接触する箇所に摩擦部材が設けられていることを特徴とする、給送装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項において、前記手差しトレイには被記録媒体の幅方向にスライド移動可能に構成され、当該手差しトレイにセットされた被記録媒体の側辺を規制するエッジガイドが設けられていることを特徴とする、給送装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項において、前記ホッパの揺動支点は、前記第1ローラとの圧接点から上流側に設けられていることを特徴とする、給送装置。
  9. 請求項8において、前記手差しトレイにおける前記可撓性部材の上流側近傍位置に突出形成された一対の軸を支持する軸受穴が、当該手差しトレイの被記録媒体載置面に対して略垂直方向に延びる長穴で構成されていることを特徴とする、給送装置。
  10. 請求項9において、前記手差しトレイは、前記軸を支点として揺動可能に構成されていることを特徴とする、給送装置。
  11. 被記録媒体に記録を行う記録装置であって、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の給送装置を具備していることを特徴とする、記録装置。
  12. 被噴射媒体と接触し、回動することにより該被噴射媒体を下流側に給送する第1給送ローラと、
    被噴射媒体を略水平姿勢で複数枚セット可能に構成され、揺動することにより前記第1給送ローラに対して圧接及び離間動作可能なホッパと、
    前記ホッパの上部に構成され、被噴射媒体を前記第1給送ローラ下まで手差しでセット可能な手差しトレイと、を備え、
    前記ホッパにセットされた被噴射媒体を前記第1給送ローラによって給送する通常給送経路と、前記手差しトレイにセットされた被噴射媒体を前記第1給送ローラによって給送する手差し給送経路とを有し、
    前記手差しトレイの下流側が可撓性部材により構成されていることを特徴とする、液体噴射装置。
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