JP4182353B2 - 被記録媒体給送装置、記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置において、複数枚の被記録媒体をセット可能であるとともに1枚ずつ下流側へ給送する被記録媒体給送装置およびこれを備えた記録装置に関する。
記録装置の一例としてのプリンタには、被記録媒体としての用紙を複数枚傾斜姿勢でセット可能な給送装置(ASF)が設けられている。給送装置は、例えば、給送ローラと、用紙を支持するとともに支持した用紙を前記給送ローラに圧接させる姿勢と離間させる姿勢とを切換可能なホッパと、傾斜姿勢にセットされる用紙の先端を支持する先端支持面を備えたガイド部と、給送ローラと接することにより給送されるべき最上位の用紙と次位以降の用紙とを分離する分離手段と、給送時に重送されようとする用紙を前記先端支持面の側へと戻す戻しレバーとを備えている。
この戻しレバーは従来、大略的に2つの姿勢をとる様に駆動制御されていた。即ち、給送待機時においては、用紙給送経路を塞ぐ第1の姿勢をとっている。そして、用紙の給送動作が開始すると、用紙給送経路から退避する様に用紙給送経路の下流側に回動して第2の姿勢をとる様に駆動制御される。その後、給送されるべき最上位の用紙が一定量給送されると、これに伴って重送されようとする次位以降の用紙を上流側に戻す方向に回動して上記第1の姿勢に戻る様に駆動制御される。
また、特開平2003−26349号公報(特許文献1)には、戻しレバーが3つの姿勢(ポジション)をとる様に駆動制御される給送装置が開示されている。第1のポジションは上記と同様に待機時のポジションであり、第2のポジションは、上記第1のポジションよりもやや上流側に回動したポジションである。これは、給送待機中に新たにシート材を積載された場合に、当該新たに積載されたシート材を所定の位置(前記先端支持面)まで戻す為である。第3のポジションは、上記第2の姿勢と同様に、用紙給送経路から退避する様に最も下流側に回動したポジションである。給送時には、戻しレバーは、上記第1〜第3のポジションに順に遷移したする様に駆動制御される。
特開平2003−26349号公報
ところで、装置のより一層の小型化を図る場合、最大用紙セット枚数時における最上位の用紙と給送ローラとの間隔を、可能な限り縮小せざるを得ない事態が発生する。この場合、特に最大用紙セット枚数時においては、最上位の用紙と給送ローラとの間隔が最も小さくなり、用紙の積層状態によっては、最上位の用紙と給送ローラとが給送待機時において接触した状態となる場合もあり、給送ローラの回転開始と同時に直ちに用紙の給送が開始されてしまうことになる。
ここで、側面視略D形の形状を成す給送ローラを備える給送装置においては、給送ローラを回転させて分離手段(例えば、摩擦分離材)と給送ローラの円弧部分で圧接点を形成し、これによって重送防止が可能な状態を形成した後に用紙先端が前記分離手段に突入する様、ホッパの上昇タイミングを決定している。しかし、上述の様に給送ローラの回転開始と同時に直ちに用紙の給送が開始されると、給送ローラと分離手段とで圧接点が形成されないまま用紙先端が前記分離手段に突入し、これによって重送が発生してしまうといった問題が生じる虞がある。
上記特許文献1に開示された給送装置においては、戻しレバーが上記第1のポジションから第2のポジションへ遷移する際に新たに積載されたシート材が所定の位置まで戻されるものの、上述した給送ローラと最上位の用紙との間隔が小さいことによって生ずる重送防止の問題を解決することはできなかった。
また、装置のより一層の小型化を図る場合には特に、前記先端支持面が寸法的に余裕が無いので、用紙セット枚数が最大セット枚数近傍にあるときに更に用紙を追加してセットすると、用紙先端が前記先端支持面に当接せずに下流側に落ち込み易い。この場合、用紙先端は待機時の姿勢にある戻しレバーに直接当接してそれ以上の落ち込みが防止されるものの、追加でセットされた用紙と既にセットされた用紙との先端(及び後端)が揃わず、外観上好ましくないとともにセットする際のユーザの操作感を低下させることになる。
そこで本発明はこの様な問題に鑑みなされたものであり、その課題は、給送装置の小型化を図る際の弊害を防止すること、特に、用紙の重送を確実に防止し、また、用紙のセット性を維持することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、前記ホッパの下端と対向して設けられ、セットされた被記録媒体の先端を支持する先端支持面を有するガイド部と、前記給送ローラと接することにより給送されるべき最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する分離手段と、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体の先端を前記先端支持面の側へと戻す被記録媒体戻しレバーと、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記被記録媒体戻しレバーが、被記録媒体給送時に第1乃至第3の姿勢に変化する様に構成され、前記第1の姿勢は、被記録媒体の給送経路を塞ぐ姿勢であって被記録媒体の給送経路を側視したときに前記被記録媒体戻しレバーが前記先端支持面とオーバーラップしない姿勢であり、前記第2の姿勢は、前記第1の姿勢から上流側に回動した姿勢であるとともに、被記録媒体の給送経路を側視したときに前記被記録媒体戻しレバーが前記先端支持面とオーバーラップする姿勢であり、前記第3の姿勢は、被記録媒体の給送経路から退避する様に前記第2の姿勢から下流側に回動した姿勢であることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体戻しレバーは第1乃至第3の姿勢に順に変化した後に第1の姿勢に戻る様に駆動制御されるが、給送待機時の姿勢である第1の姿勢から上流側に回動した第2の姿勢が、前記先端支持面とオーバーラップする姿勢であるので、これによって給送待機時に被記録媒体戻しレバーの上に載っていた被記録媒体はその先端が前記先端支持面に一旦戻されるとともに、積層状態にある被記録媒体の束の先端部が前記ホッパに向けて押圧されることとなる。従ってこれにより、給送待機時における最上位の被記録媒体と給送ローラとの接触が防止され、適切な給送動作(重送防止)を実行することができる。
本発明の第2の態様は、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、前記ホッパの下端と対向して設けられ、セットされた被記録媒体の先端を支持する先端支持面を有するガイド部と、前記給送ローラと接することにより給送されるべき最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する分離手段と、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体の先端を前記先端支持面の側へと戻す被記録媒体戻しレバーと、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記被記録媒体戻しレバーが、被記録媒体給送時に第1乃至第3の姿勢に変化する様に構成され、前記第1の姿勢は、被記録媒体の給送経路を塞ぐ姿勢であって被記録媒体の給送経路を側視したときに前記被記録媒体戻しレバーが前記先端支持面とオーバーラップしない姿勢であり、前記第2の姿勢は、前記第1の姿勢から上流側に回動した姿勢であるとともに、セットされた被記録媒体の先端部に接して当該先端部を前記ホッパに向けて押圧する姿勢であり、前記第3の姿勢は、被記録媒体の給送経路から退避する様に前記第2の姿勢から下流側に回動した姿勢であることを特徴とする。
上記態様によれば、上述した第1の態様と同様に、被記録媒体戻しレバーは第1乃至第3の姿勢に順に変化した後に第1の姿勢に戻る様駆動制御されるが、第2の姿勢が、セットされた被記録媒体の先端部に接して当該先端部を前記ホッパに向けて押圧する姿勢であるので、これによって給送待機時に被記録媒体戻しレバーの上に載っていた被記録媒体はその先端が前記先端支持面に一旦戻されるとともに、積層状態にある被記録媒体の束の先端部が前記ホッパに向けて押圧されることとなる。従ってこれにより、給送待機時における最上位の被記録媒体と給送ローラとの接触が防止され、適切な給送動作(重送防止)を実行することができる。
本発明の第3の態様は、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、前記ホッパの下端と対向して設けられ、セットされた被記録媒体の先端を支持する先端支持面を有するガイド部と、前記給送ローラと接することにより給送されるべき最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する分離手段と、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体の先端を前記先端支持面の側へと戻す被記録媒体戻しレバーと、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記被記録媒体戻しレバーが、被記録媒体給送時に第1乃至第4の姿勢に変化する様に構成され、前記第1の姿勢は、被記録媒体の給送経路を塞ぐ姿勢であって被記録媒体の給送経路を側視したときに前記被記録媒体戻しレバーが前記先端支持面とオーバーラップしない姿勢であり、前記第2の姿勢は、前記第1の姿勢から上流側に回動した姿勢であるとともに、被記録媒体の給送経路を側視したときに前記被記録媒体戻しレバーが前記先端支持面とオーバーラップする姿勢であり、前記第3の姿勢は、被記録媒体の給送経路から退避する様に前記第2の姿勢から下流側に回動した姿勢であり、前記第4の姿勢は、被記録媒体の給送経路を塞ぐ様に前記第3の姿勢から上流側に回動した姿勢であるとともに、被記録媒体の給送経路を側視して前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間に位置する姿勢であることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体戻しレバーの姿勢は4つの姿勢を有し、第1乃至第4の姿勢に順に変化する様駆動制御されるので、より一層適切に給送動作を実行することができる。即ち、第1の姿勢は給送待機状態の姿勢であり、これに続く第2の姿勢は、前記先端支持面とオーバーラップする姿勢であるので、これによって給送待機時に被記録媒体戻しレバーの上に載っていた被記録媒体はその先端が前記先端支持面に一旦戻されるとともに、積層状態にある被記録媒体の束の先端部が前記ホッパに向けて押圧されることとなる。従ってこれにより、給送待機時における最上位の被記録媒体と給送ローラとの接触が防止され、適切な給送動作(重送防止)を実行することができる。
そして続く第3の姿勢は被記録媒体給送経路から退避する様に下流側に回動した姿勢であり、これに続く第4の姿勢は、上記第1の姿勢と第2の姿勢との間に位置する姿勢であるので、上記第1の姿勢に戻る場合に比して被記録媒体を確実に前記先端支持面に戻すことができるとともに、上記第2の姿勢に比してセットされた被記録媒体の先端部に与える負荷を小さくすることができる。
本発明の第4の態様は、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、前記ホッパの下端と対向して設けられ、セットされた被記録媒体の先端を支持する先端支持面を有するガイド部と、前記給送ローラと接することにより給送されるべき最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する分離手段と、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体の先端を前記先端支持面の側へと戻す被記録媒体戻しレバーと、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記被記録媒体戻しレバーが、被記録媒体給送時に第1乃至第4の姿勢に変化する様に構成され、前記第1の姿勢は、被記録媒体の給送経路を塞ぐ姿勢であって被記録媒体の給送経路を側視したときに前記被記録媒体戻しレバーが前記先端支持面とオーバーラップしない姿勢であり、前記第2の姿勢は、前記第1の姿勢から上流側に回動した姿勢であるとともに、セットされた被記録媒体の先端部に接して当該先端部を前記ホッパに向けて押圧する姿勢であり、前記第3の姿勢は、被記録媒体の給送経路から退避する様に前記第2の姿勢から下流側に回動した姿勢であり、前記第4の姿勢は、被記録媒体の給送経路を塞ぐ様に前記第3の姿勢から上流側に回動した姿勢であるとともに、被記録媒体の給送経路を側視して前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間に位置する姿勢であることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体戻しレバーは上述した第3の態様と同様に第1乃至第4の姿勢に順に変化する様に駆動制御されるが、給送待機状態の姿勢である第1の姿勢に続く第2の姿勢は、セットされた被記録媒体の先端部に接して当該先端部を前記ホッパに向けて押圧する姿勢である。従ってこれにより、給送待機時に被記録媒体戻しレバーの上に載っていた被記録媒体はその先端が前記先端支持面に一旦戻されるとともに、積層状態にある被記録媒体の束の先端部が前記ホッパに向けて押圧されることで、給送待機時における最上位の被記録媒体と給送ローラとの接触が防止され、適切な給送動作(重送防止)を実行することができる。
そして、続く第3の姿勢は被記録媒体給送経路から退避する様に下流側に回動した姿勢であり、これに続く第4の姿勢は、上記第1の姿勢と第2の姿勢との間に位置する姿勢であるので、上記第1の姿勢に戻る場合に比して被記録媒体を確実に前記先端支持面に戻すことができるとともに、上記第2の姿勢に比してセットされた被記録媒体の先端部に与える負荷を小さくすることができる。
本発明の第5の態様は、上記第3の又は第4の態様において、前記第4の姿勢は、被記録媒体の給送経路を側視したときに前記被記録媒体戻しレバーが前記先端支持面とオーバーラップしない姿勢であるので、前記被記録媒体戻しレバーがセットされた被記録媒体の先端部に接触せず、以て当該セットされた被記録媒体の先端部に負荷を与えることが無い。
本発明の第6の態様は、上記第1乃至第5の態様のいずれかにおいて、前記被記録媒体戻しレバーが、前記第1の姿勢において、前記先端支持面とともに被記録媒体先端を支持する支持面を形成する様に成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記被記録媒体戻しレバーが、前記第1の姿勢において、前記先端支持面とともに被記録媒体先端を支持する支持面を形成する様に成されていることから、給送待機状態においてセットされる被記録媒体の先端が前記先端支持面から外れた場合でも、当該被記録媒体が下流側に落ち込まず、先端を揃えることができるので外観上好ましいとともに、被記録媒体をセットする際のユーザの操作感を向上させることができる。特に、装置が小型である場合には、前記先端支持面が寸法的に余裕が無く、被記録媒体セット枚数が最大枚数近傍にあるときに更に被記録媒体を追加してセットすると、先端が前記先端基準面に当接せずに下流側に落ち込み易いが、上記態様によればこの様な問題を解消可能となる。
本発明の第7の態様は、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、前記ホッパの下端と対向して設けられ、セットされた被記録媒体の先端を支持する先端支持面を有するガイド部と、前記給送ローラと接することにより給送されるべき最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する分離手段と、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体の先端を前記先端支持面の側へと戻す被記録媒体戻しレバーと、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記被記録媒体戻しレバーが、給送待機時の姿勢において、前記先端支持面とともに被記録媒体先端を支持する支持面を形成する様に成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記被記録媒体戻しレバーが、給送待機時の姿勢において、前記先端支持面とともに被記録媒体先端を支持する支持面を形成する様に成されていることから、上述した第6の態様と同様に、給送待機状態においてセットされる被記録媒体の先端が前記先端支持面から外れた場合でも、当該被記録媒体が下流側に落ち込まず、先端を揃えることができるので外観上好ましいとともに、被記録媒体をセットする際のユーザの操作感を向上させることができる。
本発明の第8の態様は、被記録媒体に記録を行う記録装置であって、上記第1から第7の態様のいずれかに記載された前記被記録媒体給送装置を備えていることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体に記録を行う記録装置上述した第1から第7の態様のいずれかに記載された前記被記録媒体給送装置を備えているので、上述した第1から第7の態様と同様な作用効果を得ることができる。
以下、図1乃至図9を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。ここで、図1は本発明に係る記録装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図、図2は同装置本体の斜視図、図3は同側断面概略図である。また、図4はホッパ10及び給送ローラ11の正面図、図5は給送ローラ11及び給送ローラ軸11aの斜視図、図6は給送装置2の側面図、図7−1〜図7−4は戻しレバー12の動作推移図(戻しレバー12の側面図)、図8は給送ローラ11の回転角度に対する戻しレバー12及びホッパ10の動作を示す為のタイミングチャートである。更に、図9は戻しレバーの他の実施形態を示す為の同側面図である。
尚、以下では、用紙搬送(給送)経路の上流側(図3の右側)を単に「上流側」と言い、用紙搬送(給送)経路の下流側(図3の左側)を単に「下流側」と言うこととする。
先ず、図1乃至図5を参照しながらプリンタ1の構成について概説する。プリンタ1は、被記録媒体の一例としての、比較的サイズの小さいハガキ、L判サイズ等の記録用紙(以下「記録用紙P」と言う)への記録に適した小型サイズに構成されたものである。
図1において、プリンタ1はハウジング3によって外観が構成され、A4サイズの記録に好適であるインクジェットプリンタと同様に、装置後部に記録用紙Pを傾斜姿勢で複数枚セット可能な「被記録媒体給送装置」としての給送装置2を、装置中程に主走査方向に往復動可能に設けられるキャリッジ25を、装置前部には記録の行われた記録用紙Pをスタックするスタッカ6を備えている。
装置上面中央には電源ボタン、印刷設定ボタン等によって構成された操作部5と、印刷設定内容や現在の動作ステータス等を表示する表示部4が配置され、装置前方右上には、画像データ等が記憶された半導体メモリ媒体を装着可能なカードスロット(図示せず)を覆う開閉自在なカバー3aが設けられている。即ち、プリンタ1は、外部のホスト・コンピュータと接続して印刷データを受信するのみならず、画像データを記憶した半導体メモリから直接画像データを読み込み、そして印刷用のデータを生成して自ら印刷実行可能に構成されている。
次に、プリンタ1の内部構成について説明する。図2及び図3において、給送装置2は、ホッパ10と、可動ガイド9と、固定ガイド8と、給送ローラ11と、アイドルローラ14と、摩擦分離材13と、戻しレバー12と、ガイド部38と、を備えている。ホッパ10は記録用紙Pを傾斜姿勢に支持するとともに、揺動支点10aを中心に図示しない駆動手段によって揺動駆動され、給送ローラ11に記録用紙Pを圧接させる姿勢と、離間させる姿勢とを切換可能となっている。ホッパ10に設けられた固定ガイド8と可動ガイド9とは記録用紙Pの側端位置を規制し、また、可動ガイド9は、記録用紙Pの各サイズに対応する様に、記録用紙Pの幅方向にスライド可能に設けられている。
給送ローラ11は側面視略D形の形状を成し、図5に詳しく図示する様に給送ローラ軸11aと一体的に形成されたローラ本体部11b(鍔部を備えたドラム形状を成している)に、ゴム材11cが巻回されることによって構成されている。尚、ローラ本体部11bとゴム材11cの関係が、円弧部においてはゴム材11cが記録用紙Pと接触し、平坦部においてはローラ本体部11bが記録用紙Pと接触する様に成されている。そして、当該給送ローラ11(給送ローラ軸11a)は、図示しない駆動モータによって用紙給送時に回転駆動される。
用紙給送時には、給送ローラ11はその円弧部分によって給送ローラ11に圧接した記録用紙Pの最上位のものを下流側へ給送し、用紙給送が終了すると、下流側の搬送駆動ローラ21による用紙搬送動作の際に搬送負荷を生じさせない様、図3に示す様に側面視略D形の形状における平坦部が摩擦分離材13と対向する様に駆動制御される。
ここで、給送ローラ11は図4に示す様にホッパ10の幅方向において中央からやや0桁側(図4の右側)に偏倚した位置に設けられていることから、用紙サイズが例えば最大用紙幅の場合には給送ローラ11が用紙幅の中心に位置せず、従ってこれにより用紙給送中における記録用紙Pの湾曲姿勢が用紙幅方向で不均一となる虞がある。この様な問題を防止する為に、給送ローラ軸11aには、給送ローラ11と同様に側面視略D形の形状を成すとともにほぼ同一サイズに形成されたD形円盤11d、11dが設けられている。従ってこれにより、用紙給送中の記録用紙Pの姿勢が幅方向で均一となり、給送時におけるスキュー等の発生を防止することが可能となる。
また、下流側の搬送駆動ローラ21による用紙搬送中に、記録用紙Pがローラ本体11bやD形円盤11d、11dに接触すると、搬送負荷が生じる他、記録面に搬送方向に延びる様な接触痕が形成されてしまう虞がある。従ってこれを防止する為に、本実施形態では符号14で示すアイドルローラを設けている。アイドルローラ14は、図4及び図5に示す様に給送ローラ11の両側近傍及び、D形円盤11d、11dの間に挟まれる位置に自由回転可能に設けられ、これにより、用紙搬送中におけるローラ本体11b及びD形円盤11dへの接触を防止して、上述した搬送負荷や接触痕の発生を防止している。また、アイドルローラ14は用紙幅方向において大凡均等に配置されていることから、これによって用紙幅方向における姿勢を均一化することができ、用紙搬送中(印刷中)におけるスキュー等の発生を防止することが可能となる。
続いて、図2及び図3に戻ってホッパ5の下端と対向する位置には、セットされた記録用紙Pの先端を支持する先端支持面38aを備えたガイド部38が設けられていて、ホッパ5の給送ローラ11への近接及び離間動作に伴って、用紙先端は先端支持面38a上を摺接する。尚、ガイド部38において、給送ローラと対向する側の面は、用紙先端を下流側へ案内する機能を果たす。
一方、給送ローラ11と対向する位置には、「分離手段」としての摩擦分離材13が設けられている。摩擦分離材13は用紙給送時に給送ローラ11の円弧部分と圧接して圧接点を形成し、これにより、給送されるべき最上位の記録用紙Pと、重送されようとする次位以降の記録用紙Pとを分離する。
更に、給送ローラ11と対向する位置には戻しレバー12が設けられている。戻しレバー12は、その回動範囲が給送ローラ11と摩擦分離材13との圧接点とオーバーラップする様に、回動支点12aを中心に回動可能に設けられ、そして図示しない駆動手段によって駆動制御される。戻しレバー12は、給送ローラ11の1回転動作中に、図3に示す待機状態から記録用紙Pの給送経路から退避する様に一旦倒れ、そして再び図3に示す様に起き上がることにより、重送されようとした次位以降の記録用紙Pをホッパ10上に戻す。尚、戻しレバー12の動作については後に詳しく説明する。
以上が給送装置2であり、給送装置2の下流側には、給送ローラ11と搬送駆動ローラ21との間に、レバー15と検出部16とを備えて成る紙検出器17が設けられている。レバー15は揺動軸15aを中心に揺動可能に設けられ、且つ、揺動軸15aから上側部分が、給送される記録用紙Pと接触可能に構成されている。検出部16は光学センサであり、レバー15の揺動軸15aから下側部分が図示する様に検出部16に入り込むことにより、発光部から受光部へ向かう光が遮断され、記録用紙Pの未通過状態が検出される。そして、レバー15が、記録用紙Pの通過に伴って揺動すると、レバー15の揺動軸15aから下側部分が検出部16から外れ、これにより、記録用紙P先端の通過を検出することができる様になっている。また、記録用紙P後端が通過すると、再びレバー15の下端部が検出部16に入り込み、これにより、記録用紙P後端の通過を検出可能となる。
次に、紙検出器17の下流側には、搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とが設けられている(以下当該ローラ対を適宜「搬送ローラ」と言う)。搬送駆動ローラ21は図示しない駆動モータによって回転駆動され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21に圧接して従動回転する。搬送駆動ローラ21は回転軸芯線方向に長い金属棒体の外周に塗装膜が付着されることによって成され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21の軸方向に、所定の間隔で複数個設けられる。そして、給送ローラ11によって給送された記録用紙Pは搬送ローラにニップされ、記録ヘッド26の下へと搬送される。
搬送従動ローラ22を軸支する搬送従動ローラホルダ20の下流側端部には、自由回転可能なガイドローラ23が設けられている。ガイドローラ23は、記録用紙Pのプラテン28からの浮き上がりを防止する為のローラであり、これにより、記録用紙Pと記録ヘッド14との距離が一定に保たれ、記録品質の低下やヘッド擦れを防止する。
次に、搬送ローラの下流側には、記録ヘッド26とプラテン28とが対向する様に設けられている。記録ヘッド26はキャリッジ25の底部に設けられ、インク滴を記録用紙Pに向けて吐出することにより、記録(印刷)を実行する。キャリッジ25には主走査方向に延びるキャリッジガイド軸27が挿通し、また、主走査方向に延びる無端ベルト24(図2)の一部に固定されている。そして、キャリッジモータ19(図2)の動力を受けて、キャリッジガイド軸27にガイドされながら、主走査方向に往復駆動される。尚、本実施形態では、キャリッジ25はインクカートリッジを搭載せず、プリンタ1の装置本体底部に固設されるインクカートリッジ(図示せず)から、図示を省略するインクチューブを介して記録ヘッド26へとインクが供給される様に構成されている。
プラテン28は、記録用紙Pを下から支持することにより、記録用紙Pと記録ヘッド25との間のギャップを規定するが、記録ヘッド25と対向する面には、凹部28aが形成されている。これは、記録用紙Pに余白無く印刷を行う為のものであり、記録用紙Pの端部にインク滴を吐出する際に、記録用紙P端部から外れた部分にもインク滴を吐出し、そして凹部28aへと打ち捨てることにより、所謂縁無し印刷が実行される。尚、凹部28aには、インク滴を吸収するインク吸収材36(図2)が配設されている。
凹部28aに打ち捨てられたインク滴は図示しない排出孔から下部へ排出され、そしてプラテン28の下部には、この排出されたインク滴を受ける廃液トレイ31が設けられている。廃液トレイ31の内部には廃液吸収材34が設けられ、廃液トレイ31内のインク廃液を確実に保持する。
続いて、記録ヘッド26の下流側には、排出駆動ローラ29と、排出従動ローラ30とが設けられている(以下当該ローラ対を適宜「排出ローラ」と言う)。排出駆動ローラ29は図示しない駆動モータによって回転駆動され、排出従動ローラ30は、排出駆動ローラ29に接して従動回転する。そして、記録が行われた記録用紙Pは、これらローラにニップされることにより、図示しないスタッカへ向けて排出される。
排出駆動ローラ29の下流側には、排出補助ローラ37が設けられている。排出補助ローラ37は、その回転軸37aと、排出駆動ローラ29の回転軸29aとに係回されたベルト38によって、排出駆動ローラ29の回転に従って回転する。この排出補助ローラ37は、排出駆動ローラ29及び排出従動ローラ30にニップされて排出される記録用紙Pの後端を、スタッカに向けて確実に落とす機能を果たすものである。
続いて、図6〜図9を参照しながら戻しレバー12について詳説する。
プリンタ1は上述の通りハガキサイズ近傍及びそれ以下のサイズの記録用紙Pに特化した小型プリンタであることから、最大用紙セット枚数時における最上位の記録用紙Pと、給送ローラ11との間隔を可能な限り縮小している。従って、記録用紙Pの積層状態によっては、最上位の記録用紙Pと給送ローラ11とが給送待機時において接触した状態となる場合もあり、この様な場合には給送ローラ11の回転開始と同時に直ちに給送が開始されてしまうことになる。この様に給送ローラ11の回転開始と同時に直ちに給送が開始されると、給送ローラ11と分離パッド13とで圧接点が形成されないまま分離パッド13に用紙先端が突入し、そして重送が発生する虞がある。
そこで、本実施形態においては、戻しレバー12の姿勢(ポジション)として4つの姿勢、即ち第1〜第4の姿勢を設定し、より適切に給送動作を実行する様構成している。
この第1〜第4の姿勢は、図6の符号12−1〜12−4で示す姿勢であり、それぞれの添字は、例えば「戻しレバー12−1」であれば戻しレバー12が第1の姿勢であることを示している。
以下、主として図8のタイミングチャートをもとに戻しレバー12の動作を説明する。尚、図8は、横軸が給送ローラ11の回転角を示している。
給送待機時(図8のa位置)には、給送ローラ11と分離パッド13とは圧接解除状態(給送ローラ11の平坦部と分離パッド13とが対向した状態)にある。またこの時、ホッパ10は最も下がった状態(Down)にあり、更に戻しレバー12は第1の姿勢にある(図7−1に示す状態)。この戻しレバー12の第1の姿勢は、用紙給送経路を塞ぐ姿勢であるので、従ってこの状態では、セットされた記録用紙Pが下方に落ち込まない様になっている。また、当該第1の姿勢は給送経路を側視して図示する様に先端支持面38aとオーバーラップしない姿勢であるので、記録用紙Pのセット性を低下させない(先端支持面38aに突き当たろうとする用紙先端を邪魔しない)状態となっている。
次に、給送ローラ11の回転が開始すると、間もなく戻しレバー12は上記第1の姿勢から上流側に回動して第2の姿勢をとる(図7−2に示す状態:図8のb位置)。この第2の姿勢は、給送経路を側視した時に図7−2に示す様に先端支持面38aとオーバーラップする姿勢である。
この様に給送時に一旦上流側に起き上がるのは、第1に前回の紙戻し動作(後述する第3の姿勢から第4の姿勢に変化する動作)の際に、先端支持面38aへ戻そうとした記録用紙Pの先端が完全に先端支持面38aまで戻されず、戻しレバー12の上に載ったままの状態となっている場合や、給送待機時に追加でセットされた際に戻しレバー12の上に先端が載った状態となった場合に、戻しレバー12をそのまま下流側に倒れる方向に回動させると、上記戻しレバー12の上に載った記録用紙Pがそのまま下方に落ち込んでしまい、重送を招く虞があるからである。
また第2に、この様に先端支持面38aとオーバーラップする程度にまで起き上がることで、セットされた記録用紙Pの先端部をホッパ10に向けて押圧することができる。従ってこれにより、給送待機時の様にホッパ10が給送ローラ11に対して近接(Up)動作していないにも拘わらず、セットされた最上位の記録用紙Pと給送ローラ11とが接触する事態が回避され、適切な用紙給送動作(重送防止)を実行することができる。
続いて、戻しレバー12は給送経路から退避する様に下流側に回動し、第3の姿勢をとる。そしてホッパ10が給送ローラ11に対して近接する動作を開始し、給送ローラ11の回転に伴って給送ローラ11の円弧部分と摩擦分離材13とが圧接して圧接点を形成する(図7−3に示す状態:例えば、図8のc位置)。
続いて、戻しレバー12が、先端が摩擦分離材13の上に滞留した記録用紙Pを先端支持面38aへ戻す為に上流側への回動動作(起き上がり動作)を開始するとともに、ホッパ10も給送ローラ11からの離間(Down)動作を開始し、そして給送ローラ11の回転に従って摩擦分離材13との間の圧接状態が解除される。
ここで、戻しレバー12はそのまま待機時の姿勢(第1の姿勢)に戻るのではなく、第4の姿勢をとる(図7−4に示す状態:図のd位置)。この第4の姿勢は、前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間に位置する姿勢であり、これによって重送されようとした記録用紙Pを確実に先端支持面38aへ戻すことができるとともに、セットされた記録用紙Pの先端部に与える負荷を小さくすることができる。尚、この第4の姿勢は、戻しレバー12が先端支持面38aとオーバーラップしない様な姿勢とすることで、より確実に記録用紙Pの先端部に与える負荷を小さくすることができる。
尚、本実施形態では摩擦分離材13或いはその近傍に滞留した記録用紙Pの先端を先端支持面38aへと戻す際に、上述の通り第4の姿勢をとる様に駆動制御しているが、給送待機時の姿勢である第1の姿勢をとる様に駆動制御しても、上述した第2の姿勢による作用効果、即ちセットされた記録用紙Pの先端部をホッパ10へと押圧することで、給送ローラ11の回転開始とともに直ちに記録用紙Pの給送が開始される事態を防止する効果を得ることができる。また、上記第4の姿勢の代替として、上記第2の姿勢をとる様に駆動制御することも可能である。
更に、戻しレバー12の形状は、図9の様にすることも有効である。図9に示す戻しレバー12’(符号12−1〜12−3は、上記第1〜第3の姿勢に対応した姿勢を示している)は、給送経路を側視して、先端支持面38aとともに記録用紙Pの先端を支持する支持面(符号12’bで示す部分:先端支持面38aと同様に、記録用紙Pとほぼ直交する様な面)を形成する様に成されている。これは、以下の理由による。例えば、用紙セット時には符号P’で示す様に、セットされる記録用紙Pの先端が先端支持面38aから外れる場合があるが、図7−1に示す様な状態即ち戻しレバー12と先端支持面38aの端部とでV字形の形状を成す隙間が存在する場合には、当該隙間に上記先端支持面38aから外れた記録用紙Pの先端が落ち込むことになる。この場合、前記隙間の程度によっては、用紙先端を揃えることができないので外観上好ましくないとともに、セットする際のユーザの操作感(用紙先端を確実に突き当てることができたという感覚)を低下させてしまうことになる。従って、上述の様に給送経路を側視して、先端支持面38aとともに記録用紙Pの先端を支持する支持面12b’を形成することで、上述の問題を解消させることが可能となる。
本発明は、FAX、プリンタ等に代表される記録装置や、液体噴射装置、即ち液体を噴射するヘッドから被噴射媒体に液体を噴射して前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置に利用可能である。
本発明に係るインクジェットプリンタの外観斜視図。 同装置本体の斜視図。 同側断面概略図。 ホッパ及び給送ローラの正面図。 給送ローラ及び給送ローラ軸の斜視図。 給送装置の側面図。 戻しレバーの側面図(動作推移図)。 戻しレバーの側面図(動作推移図)。 戻しレバーの側面図(動作推移図)。 戻しレバーの側面図(動作推移図)。 給送ローラ、戻しレバー、ホッパの動作を示すタイミングチャート。 戻しレバーの他の実施形態を示す側面図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 給紙装置、3 ハウジング、4 表示部、5 操作部、6 スタッカ、7 付勢ばね、8 固定ガイド、9 可動ガイド、10 ホッパ、11 給送ローラ、12 紙戻しレバー、13 摩擦分離材、14 アイドルローラ、15 レバー、16 検出部、17 紙検出器、18 紙案内部材、19 キャリッジモータ、20 搬送従動ローラホルダ、21 搬送駆動ローラ、22 搬送従動ローラ、23 ガイドローラ、24 無端ベルト、25 キャリッジ、26 記録ヘッド、27 キャリッジガイド軸、28 プラテン、29 排出駆動ローラ、30 排出従動ローラ、31 廃液トレイ、34 廃液吸収材、36 インク吸収材、37 排出補助ローラ、38a 先端支持面、38b ガイド面、38 ガイド部、P 記録用紙

Claims (5)

  1. 被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、
    被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、
    前記ホッパの下端と対向して設けられ、セットされた被記録媒体の先端を支持する先端支持面を有するガイド部と、
    前記給送ローラと接することにより給送されるべき最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する分離手段と、
    被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体の先端を前記先端支持面の側へと戻す被記録媒体戻しレバーと、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    前記被記録媒体戻しレバーが、被記録媒体給送時に第1乃至第4の姿勢の順に変化した後に前記第1の姿勢に戻る様に構成され、
    前記第1の姿勢は、被記録媒体の給送経路を塞ぐ姿勢であって被記録媒体の給送経路を側視したときに前記被記録媒体戻しレバーが前記先端支持面とオーバーラップしない姿勢であり、
    前記第2の姿勢は、前記第1の姿勢から上流側に回動した姿勢であるとともに、被記録媒体の給送経路を側視したときに前記被記録媒体戻しレバーが前記先端支持面とオーバーラップする姿勢であり、
    前記第3の姿勢は、被記録媒体の給送経路から退避する様に前記第2の姿勢から下流側に回動した姿勢であり、
    前記第4の姿勢は、被記録媒体の給送経路を塞ぐ様に前記第3の姿勢から上流側に回動した姿勢であるとともに、被記録媒体の給送経路を側視して前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間に位置する姿勢である、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  2. 被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、
    被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、
    前記ホッパの下端と対向して設けられ、セットされた被記録媒体の先端を支持する先端支持面を有するガイド部と、
    前記給送ローラと接することにより給送されるべき最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する分離手段と、
    被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体の先端を前記先端支持面の側へと戻す被記録媒体戻しレバーと、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    前記被記録媒体戻しレバーが、被記録媒体給送時に第1乃至第4の姿勢の順に変化した後に前記第1の姿勢に戻る様に構成され、
    前記第1の姿勢は、被記録媒体の給送経路を塞ぐ姿勢であって被記録媒体の給送経路を側視したときに前記被記録媒体戻しレバーが前記先端支持面とオーバーラップしない姿勢であり、
    前記第2の姿勢は、前記第1の姿勢から上流側に回動した姿勢であるとともに、セットされた被記録媒体の先端部に接して当該先端部を前記ホッパに向けて押圧する姿勢であり、
    前記第3の姿勢は、被記録媒体の給送経路から退避する様に前記第2の姿勢から下流側に回動した姿勢であり、
    前記第4の姿勢は、被記録媒体の給送経路を塞ぐ様に前記第3の姿勢から上流側に回動した姿勢であるとともに、被記録媒体の給送経路を側視して前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間に位置する姿勢である、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  3. 請求項又は記載の被記録媒体給送装置において、前記第4の姿勢は、被記録媒体の給送経路を側視したときに前記被記録媒体戻しレバーが前記先端支持面とオーバーラップしない姿勢である、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の被記録媒体給送装置において、前記被記録媒体戻しレバーが、前記第1の姿勢において、前記先端支持面を延長する、前記先端支持面と略平行な支持面を形成する様に成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  5. 被記録媒体に記録を行う記録装置であって、請求項1からのいずれか1項に記載された前記被記録媒体給送装置を備えていることを特徴とする記録装置。
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