JP4186549B2 - 車両管理方法、車両管理システム及び車両制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載された車両制御装置に対して前記車両を制御するための制御情報を送信する携帯端末装置、及び、前記車両に関する情報を管理する中央管理装置により前記車両を管理する車両管理方法、その方法を適用した車両管理システム、及びそのシステムに用いられる車両制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
輸送車両において、積み荷として現金等の貴重品を輸送する場合、積み荷が盗難される可能性があるため、盗難を防止する様々な方法が提案されている。
例えば、特開平11−345374号公報において、暗証情報を用いた輸送車両の施解錠方法が提案されている。この方法は輸送車両における荷役コンテナの施解錠を行う方法であって、輸送車両の位置情報を確認し、その位置情報を所定の情報センタへ送信することにより該情報センタから与えられる暗証情報を記憶装置が記憶し、荷受人が認識している暗証情報を入力操作部へ入力し、入力された暗証情報と記憶装置が記憶する暗証情報とが一致する場合にのみ荷役コンテナの施解錠部を解錠する指示を与えることにより、施解錠部は解錠される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平11−345374号公報の輸送車両の施解錠方法では、上述した入力操作部を備えるので、第三者による不正な入力の結果、入力された暗証情報と記憶装置が記憶する暗証情報とが偶然一致する場合等に施解錠部が解錠されることにより、積み荷が盗難される可能性がある。
【0004】
また、輸送車両の1種であるトレーラは、トラクタに連結されて運送されるが、長距離の輸送等の場合には、荷物の集荷地点から配達地点間での間に中継地点を経由し、その中継地点において、荷物が積み込まれたトレーラの運送を、ある運送会社が管理するトラクタから他の運送会社が管理するトラクタに、又は、同じ運送会社に所属する異なる運転手が運転するトラクタに引き継ぐ場合がある。
このように複数の運送会社等が1つのトレーラの運送を引き継いで行う場合等には、中継地点において保管中のトレーラごと盗まれるという問題が発生する可能性がある。
【0005】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、車両に搭載された車両制御装置に対して前記車両を制御するための制御情報を送信する携帯端末装置が、前記車両に関する情報を管理する中央管理装置から送信されて記憶する暗証情報を前記車両制御装置へ送信し、前記車両制御装置において、前記中央管理装置から送信されて記憶する暗証情報と、携帯端末装置から受信した暗証情報とが一致すると判定する場合に、前記携帯端末装置から送信された制御情報に基づき前記車両を制御することにより、第三者による不正な操作による車両内の荷物等の盗難又は車両自体の盗難を防止することができる車両管理方法、その方法を適用した車両管理システム、及びそのシステムに用いられる車両制御装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明の他の目的は、前記車両制御装置において、記憶する暗証情報と、携帯端末装置から受信した暗証情報とが一致しない等の異常事態が発生した場合に、異常事態が発生した旨を報知を受けた中央管理装置は、暗証情報を変更して変更した暗証情報を前記車両制御装置へ送信することにより、異常事態が発生して暗証情報を変更した後も、不正な操作による盗難等の発生をほぼ確実に防止することができる車両管理システム等を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車両管理方法は、車両に搭載された該車両の盗難を防止する車両制御装置、該車両制御装置に対して前記車両を制御するための制御情報を送信する携帯端末装置、及び、前記車両に関する情報を管理する中央管理装置により前記車両を管理する車両管理方法であって、前記車両制御装置に接続され前記車両の位置及び時刻を検出する位置時刻情報検出装置から出力された時点の前記車両の位置情報及び時刻情報を前記車両制御装置が受信する位置時刻情報受信ステップと、該位置時刻情報受信ステップにより受信した前記位置情報及び前記時刻情報と、解錠により前記車両の移動及び、またはドアの開放が可能となる施解錠部に対する解錠制御を行うための前記中央管理装置から予め車両制御装置に送信され記憶部に記憶されている前記車両の予定された位置情報及び時刻情報とが一致するか否かを前記車両制御装置が判断する判断ステップと、前記中央管理装置から前記携帯端末装置及び前記車両制御装置へ、暗証情報を送信する暗証情報送信ステップと、前記中央管理装置から前記携帯端末装置が受信した前記暗証情報を、前記車両制御装置へ送信する送信ステップと、前記車両制御装置が、前記中央管理装置から受信した前記暗証情報と、前記携帯端末装置から受信した前記暗証情報とが一致するか否かを前記車両制御装置が判定する判定ステップと、該判定ステップにより前記両暗証情報が一致すると判定し、かつ、前記判断ステップにより前記両位置情報及び前記両時刻情報が一致すると判断した場合、前記車両制御装置は、前記携帯端末装置から送信された前記両暗証情報に基づき、前記施解錠部の解錠制御を行う施解錠制御部に対し制御を行うよう指示し、前記施解錠部を解錠するステップとを備えることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る車両管理システムは、車両に搭載された該車両の盗難を防止する車両制御装置、該車両制御装置に対して前記車両を制御するための制御情報を送信する携帯端末装置、及び、前記車両に関する情報を管理する中央管理装置により前記車両を管理する車両管理システムであって、前記中央管理装置は、前記車両の予定された位置情報、時刻情報及び暗証情報を前記携帯端末装置及び前記車両制御装置へ送信する手段を備え、前記携帯端末装置は、前記中央管理装置から受信した前記暗証情報を記憶する手段と、記憶した前記暗証情報を前記車両制御装置へ送信する手段とを備え、該車両制御装置は、該車両制御装置に接続された車両位置及び時刻情報検出装置から出力された時点の前記車両の位置情報及び時刻情報を受信する位置時刻情報受信部と、前記車両の移動及び、またはドアの開放を、解錠により可能となる施解錠部に対し、解錠または施錠の制御を行う施解錠制御部と、前記施解錠制御部が解錠制御を行うための前記中央管理装置から予め送信された前記車両の前記予定された位置情報及び前記時刻情報を記憶した記憶部と、前記位置時刻情報受信部により受信した前記車両位置情報及び前記時刻情報と前記記憶部に予め記憶した上記予定された位置情報及び時刻情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、前記中央管理装置から受信した前記暗証情報を記憶する手段と、記憶した前記暗証情報と、前記携帯端末装置から受信した前記暗証情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、該判定手段により前記両暗証情報が一致すると判定し、かつ、前記判断手段により前記両位置情報及び前記時刻情報が一致すると判断した場合、前記携帯端末装置から送信された前記暗証情報に基づき前記施解錠制御部により前記施解錠部を解錠する手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る車両管理システムは、前記車両制御装置は、前記判定手段により両暗証情報が一致しないと判定した場合、前記中央管理装置へ異常事態が発生した旨を報知する手段をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る車両管理システムは、前記中央管理装置は、異常事態が発生した旨の報知を前記車両制御装置から受けて前記暗証情報を変更する手段と、変更した暗証情報を前記車両制御装置へ送信する手段とをさらに備えることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る車両管理システムは、前記車両は扉施解錠部を備え、前記制御情報は前記扉施解錠部を解錠する制御情報であることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る車両制御装置は、車両に搭載され、携帯端末装置から送信される暗証情報を含む制御情報に基づき前記車両の盗難を防止制御する車両制御装置であって、前記車両制御装置は、前記車両に関する情報を管理する中央管理装置から送信される暗証情報を記憶する手段と、前記車両制御装置に接続された位置情報検出装置から出力された時点の前記車両の位置情報及び時刻情報を受信する位置時刻情報受信部と、前記車両の移動及び、またはドアの開放を解錠により可能となる施解錠部に対し、解錠または施錠の制御を行う施解錠制御部と、前記施解錠制御部が解錠制御を行うため、前記中央管理装置から予め送信された前記車両の予定された位置情報及び時刻情報を記憶した記憶部と、前記位置時刻情報受信部により受信した前記位置情報及び時刻情報と前記記憶部に予め記憶した前記車両の予定された位置情報及び時刻情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、記憶した前記暗証情報と、前記携帯端末装置から送信された前記暗証情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、該判定手段により前記両暗証情報が一致すると判定し、かつ、前記判断手段により前記両位置情報及び前記両時刻情報が一致すると判断した場合、前記携帯端末装置から送信された前記暗証情報に基づき前記施解錠制御部により前記施解錠部を解錠する手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
本発明においては、携帯端末装置が車両に搭載された車両制御装置に対して前記車両を制御するための制御情報を送信する場合、まず、中央管理装置から前記携帯端末装置及び前記車両制御装置へ暗証情報を送信し、受信した暗証情報を、前記携帯端末装置から前記車両制御装置へ送信し、該車両制御装置が、前記中央管理装置から受信した暗証情報と、前記携帯端末装置から受信した暗証情報とが一致するか否かを判定し、両暗証情報が一致すると判定した場合に前記車両制御装置は、前記携帯端末装置から送信された制御情報に基づき前記車両を制御する。これにより、携帯端末装置を用いて暗証情報を送信するため、前記車両自体は暗証情報の入力を受け付ける入力操作部を備えないので、入力操作部を備える場合の不正な入力による操作の結果発生しうる盗難等を防止することができる。さらに、前記中央管理装置から前記携帯端末装置への暗証情報の受け渡しを、直接携帯端末装置へ送信することにより行うので、暗証情報の漏洩の危険性がほとんどない。
【0022】
本発明においては、前記車両制御装置は、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段が検出した位置情報を受信し、受信した位置情報と予め設定された位置情報とが一致するか否かを判定し、両位置情報が一致すると判定した場合に前記制御手段が制御するように構成してあることにより、車両が予定とは異なる位置に存在する場合に制御情報に基づく制御は行われないので、予定外の位置情報において前記携帯端末装置から制御情報が送信されて車両の制御が行われることによる盗難等の発生をさらに防ぐことができる。
【0023】
本発明においては、前記車両制御装置は、時刻情報を検出する時刻情報検出手段が検出した時刻情報を受信し、受信した時刻情報と、予め設定された時刻情報とが一致するか否かを判定し、両時刻情報が一致すると判定した場合に前記制御手段が制御するように構成してあることにより、予定とは異なる時刻において制御情報に基づく車両の制御は行われないので、予定外の時刻情報において前記携帯端末装置から制御情報が送信されて車両の制御が行われることによる盗難等の発生をさらに防ぐことができる。
【0024】
本発明においては、前記車両制御装置は、前記中央管理装置から受信して記憶した暗証情報と、前記携帯端末装置から受信した暗証情報とが一致しないと判定した場合、前記中央管理装置へ異常事態が発生した旨を報知することにより、前記中央管理装置において、異常事態が発生したことを知ることができ、適宜対処することができる。
【0025】
本発明においては、前記中央管理装置は、異常事態が発生した旨の報知を前記車両制御装置から受けて前記暗証情報を変更し、変更した暗証情報を前記車両制御装置へ送信する。これにより、前記中央管理装置から受信して記憶した暗証情報と、前記携帯端末装置から受信した暗証情報とが一致しないと判定した場合等、前記車両制御装置が何らかの異常を検知した場合、異常事態が発生した旨を前記中央管理装置へ報知することで、報知後は、前記車両制御装置において、前記中央管理装置から受信した変更後の暗証情報と、暗証情報の変更後に前記携帯端末装置から受信する暗証情報とは決して一致しない。よって、異常事態が発生して暗証情報を変更した後も、不正に制御情報が送信されて車両の制御が行われることによる盗難等の発生をほぼ確実に防止することができる。
【0026】
本発明においては、前記携帯端末装置が扉施解錠部を解錠する制御情報を送信する場合、記憶した暗証情報を前記車両制御装置へ送信し、該車両制御装置において、記憶した暗証情報と、前記携帯端末装置から受信した暗証情報とが一致する場合、前記車両制御装置は前記扉施解錠部の解錠を行うべく制御することにより、前記携帯端末装置から送信される制御情報に基づき前記扉施解錠部が解錠されるので、車両自体に暗証情報の入力を受け付ける入力操作部を備える場合の、前記扉施解錠部が不正に解錠するように制御された結果発生する積み荷の盗難等を防ぐことができる。
【0027】
本発明においては、車両に関する情報を管理する中央管理装置は、暗証情報を、前記車両を制御するための制御情報を車両制御装置に対して送信する携帯端末装置、及び、前記車両に搭載される前記車両制御装置へ送信し、前記中央管理装置が、外部装置から異常事態が発生した旨の報知を受けると前記暗証情報を変更し、変更した暗証情報を前記車両制御装置へ送信する。これにより、前記車両制御装置において両暗証情報が一致する場合にのみ、前記携帯端末装置から送信される制御情報に基づき車両の制御を行うようにすることで、車両の不正な制御による盗難等の発生を防止することができる。また、前記中央管理装置が前記携帯端末装置、前記車両制御装置又はその他の装置から異常事態が発生した旨の報知を受けた後には、前記車両制御装置が前記中央管理装置から受信した変更後の暗証情報と、前記携帯端末装置が変更前に前記中央管理装置から受信した暗証情報とは決して一致しないので、異常事態が発生して暗証情報を変更した後も、車両の不正な制御による盗難等の発生をほぼ確実に防止することができる。
【0028】
本発明においては、車両に搭載される車両制御装置は、前記車両に関する情報を管理する中央管理装置から送信される暗証情報を記憶し、記憶した暗証情報と、前記携帯端末装置から受信した暗証情報とが一致するか否かを判定し、両暗証情報が一致すると判定した場合、前記携帯端末装置から送信される制御情報に基づき車両を制御することにより、前記車両自体は暗証情報の入力を受け付ける入力操作部を備えないので、入力操作部を備える場合の不正な入力による操作の結果発生しうる盗難等を防止することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。本実施の形態においては、管理対象の車両として、複数の運送会社夫々が管理するトラクタにより連結されうるトレーラを用いて説明する。また、本実施の形態のトレーラは、その荷台が箱型であり、荷台には荷物等を積み降ろしするためのドアを備えているタイプのトレーラとする。
【0030】
図1は本発明に係る車両管理システムの概念を示す説明図であり、図2は本発明に係る中央管理装置の構成を示すブロック図であり、図4は本発明に係る車両制御装置及び該車両制御装置に接続する外部装置の構成を示すブロック図であり、図5は携帯端末装置としての携帯電話機の構成を示すブロック図である。
1は本発明に係るコンピュータを用いてなる中央管理装置であり、トレーラTを管理するトレーラ会社等に設置されている。中央管理装置1は、通信網NWを介して、トレーラTに搭載される、本発明に係るコンピュータを用いてなる車両制御装置2から、トレーラTに関する情報を受信して管理する。携帯電話機3は、車両制御装置2に対してトレーラTを制御するための制御情報を送信する装置であり、トレーラTを連結して運送するトラクタを運転する運転手により携帯される。
【0031】
中央管理装置1は、予め、適宜の暗証情報を携帯電話機3及び車両制御装置2の両方へ通信網NWを介して送信しておく。携帯電話機3は、中央管理装置1から受信した暗証情報を、赤外線通信により車両制御装置2へ送信する。車両制御装置2は、携帯電話機3から受信した暗証情報と、中央管理装置1から受信した暗証情報とを照合し、両暗証情報が一致するか否かの判定等を行ってから、携帯電話機3から送信された制御情報に基づきトレーラTを制御する。本実施の形態においては、暗証情報として、運転手を特定する運転手IDに対応する運転手パスワードを用いる。
なお、本実施の形態においては、携帯電話機3と車両制御装置2との間において赤外線通信による情報の送受信を行うが、赤外線通信に限定するものでなく、近距離無線通信として、例えばBluetooth による情報の送受信を行うようにしてもよい。
【0032】
また、本実施の形態においては、トレーラTを制御するための制御情報として、トレーラTの適宜の箇所に設けられる以下のロック(施解錠部)の解錠を行うための制御情報を、携帯電話機3から車両制御装置2へ送信する。
本実施の形態のトレーラTが備える、荷物を積み降ろしするための荷台のドアに設けられるドアロックL1を解錠するための制御情報を、携帯電話機3により送信する。さらに、トラクタがトレーラTを連結して走行するのを制限するための車両走行ロックL2を解錠するための制御情報を、携帯電話機3により送信する。車両走行ロックL2は適宜の箇所に設けられる施解錠部であってよく、例えば、トレーラTがトラクタにより連結される連結部に設けられる施解錠部である場合、施錠した状態ではトラクタがトレーラTを連結できず、解錠することによりトラクタがトレーラTを連結できるようにしておくことにより、トレーラTがトラクタに連結された状態で走行するのを制限することができる。
【0033】
図2に示すように、中央管理装置1は、演算を行うCPU11と、RAM12と、CD−ROMドライブ等の外部記憶部13と、ハードディスク等の内部記憶部14とを備えている。本発明に係るCD−ROM等の記録媒体4から本発明に係るコンピュータプログラム40を外部記憶部13にて読み取り、読み取ったコンピュータプログラム40を内部記憶部14に記憶し、RAM12にコンピュータプログラム40をロードし、CPU11はコンピュータプログラム40に基づいて中央管理装置1に必要な処理を実行する。
【0034】
中央管理装置1は、キーボード又はマウス等の入力部15と、CRTディスプレイ又は液晶ディスプレイ等の表示部16とを備えており、トレーラTの位置を示す地図等を表示する。
また、中央管理装置1は、通信部17を備えることによって、通信網NWと接続する。
【0035】
さらに、中央管理装置1は、内部記憶部14に、トレーラTの位置を示すための地図情報を記憶する地図情報データベース14a、制御予定情報としてのドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠が夫々行われる予定のトレーラTの位置情報及び時刻情報を記憶する制御予定情報データベース14b、ドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠を行うための制御情報を携帯電話機3により送信する運転手に関する情報を記憶する運転手情報データベース14c、及び、車両制御装置2から受信するドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠の履歴を記憶する制御履歴データベース14d等の各種のデータベースを備えている。
【0036】
運転手情報データベース14cは図3に示すように、トレーラTを特定するトレーラID、運転手ID、運転手パスワード及び許可する制御(ドアロック解錠、車両走行ロック解錠)を対応付けて記憶する。許可する制御とは、携帯電話機3から制御情報を送信することにより行われるトレーラTの制御のうち、輸送計画上、運転手にとって行われる必要がある制御である。
例えば、荷物の集荷又は配達を行うように予定されている運転手は、ドアロックL1の解錠が行われる必要があるので、許可する制御としてドアロック解錠が記憶される。また、複数の運転手が引き継いでトレーラTをトラクタにより運送する場合に、中継地点等で保管中のトレーラTをトラクタに連結して運送するように予定されている運転手は、車両走行ロックL2の解錠が行われる必要があるので、許可する制御として車両走行ロック解錠が記憶される。
制御予定情報データベース14bの記憶内容、及び、運転手情報データベース14cの記憶内容等は、運行情報として車両制御装置2へ送信される。
【0037】
車両制御装置2は、図4に示すように外部装置として、ドアロックL1、車両走行ロックL2、位置時刻情報検出装置G及びランディングギアセンサSにより接続される。
ドアロックL1は、上述したように、荷物を積み降ろしするためのドアに設けられ、また、車両走行ロックL2は、トラクタにより連結される連結部に設けられる。ドアロックL1の解錠及び車両走行ロックL2の解錠は、携帯電話機3により送信される制御情報に基づいてのみ行われる。
位置時刻情報検出装置Gは、GPS(Global Positioning System )衛星から伝送されるGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて位置情報及び時刻情報を算出することにより、トレーラTの位置情報及び時刻情報を検出する。
【0038】
ランディングギアセンサSは、本実施の形態のトレーラTが備える、トラクタから切り離された状態において自立するための補助脚としてのランディングギアに設けられるセンサである。このランディングギアは手動で昇降の操作が行われ、トラクタにより運送される際には地面と接触しないように上げて適宜の部位に格納され、ランディングギアセンサSは、ランディングギアの昇降状態を検知する。なお、ランディングギアセンサSは、ランディングギアの昇降状態を、適宜の方法、例えば、光学的又は磁気的に検知する。
【0039】
一方、車両制御装置2は、演算を行うCPU21と、RAM22と、CD−ROMドライブ等の外部記憶部23と、ハードディスク等の内部記憶部24とを備えている。CD−ROM等の記録媒体5から本発明に係るコンピュータプログラム50を外部記憶部23にて読み取り、読み取ったコンピュータプログラム50を内部記憶部24に記憶し、RAM22にコンピュータプログラム50をロードし、CPU21はコンピュータプログラム50に基づいて車両制御装置2に必要な処理を実行する。
【0040】
また、車両制御装置2は、通信網NWに接続する通信網通信部25と、近距離無線通信としての赤外線通信を行うための赤外線通信部26とを備えている。また、車両制御装置2は、ドアロックL1へ解錠又は施錠を指示する制御を行うドアロック施解錠制御部27、車両走行ロックL2へ解錠又は施錠を指示する制御を行う車両走行ロック施解錠制御部28、位置時刻情報検出装置GからトレーラTの位置情報及び時刻情報を受信する位置時刻情報受信部29、ランディングギアセンサSから検知結果を受信するランディングギアセンサ検知結果受信部30を備えている。
【0041】
さらに、車両制御装置2は、内部記憶部24に、中央管理装置1から運行情報として受信する、制御予定情報としてのドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2が行われる予定のトレーラTの位置情報及び時刻情報を記憶する制御予定情報データベース24a、中央管理装置1から運行情報として受信する、ドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠を行うための制御情報を携帯電話機3により送信する運転手に関する情報を記憶する運転手情報データベース24b、ドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠の履歴を記憶する制御履歴データベース24c、トレーラTの状態情報を記憶する状態情報データベース24d等の各種のデータベースを備えている。
【0042】
なお、車両制御装置2は、ドアロック解錠又は車両走行ロック解錠を行うための制御情報、運転手ID及び運転手パスワードを携帯電話機3から受信し、受信した情報等を照合する。
よって、制御履歴データベース24cは、制御情報等を受信した時点に位置時刻情報検出装置Gが検出したトレーラTの位置情報及び時刻情報、制御情報に基づいて行う制御(ドアロック解錠又は車両走行ロック解錠)、受信した運転手ID及び運転手パスワード、照合結果(OK又はNG)を対応付けて記憶する。
【0043】
制御履歴データベース24cの記憶内容は、新しい制御履歴を記憶する度に中央管理装置1へ送信される。照合結果がNGである場合には、異常事態が発生した旨を報知する異常事態発生通知もまた、制御履歴データベース24cの記憶内容と共に中央管理装置1へ送信される。
【0044】
また、車両制御装置2は、運行情報として、トレーラTによる荷物を輸送する輸送予定経路及び中継地点等の位置情報も中央管理装置1から受信して内部記憶部24に記憶し、位置時刻情報検出装置Gが数分等の所定時刻間隔で検出したトレーラTの位置情報及び時刻情報、及び、ランディングギアセンサSが数分等の所定時刻間隔で検知した検知結果を状態情報データベース24dに記憶する。さらに、検出したトレーラTの位置情報及び時刻情報、ランディングギアセンサSの検知結果と、記憶する輸送予定経路及び中継地点等の位置情報とを照合した照合結果も状態情報データベース24dに記憶する。
【0045】
例えば、位置時刻情報検出装置Gが検出したトレーラTの位置情報と、記憶する輸送予定経路とを照合し、検出したトレーラTの位置情報が記憶する輸送予定経路と一致しない場合、トレーラTが輸送予定経路を逸脱しているとして照合結果をNGとする。また、ランディングギアセンサSの検知結果と、記憶する中継地点等の位置情報とを照合し、ランディングギアセンサSがランディングギアが下りていると検知した時点に位置時刻情報検出装置Gが検出したトレーラTの位置情報が、中継地点等のランディングギアが下ろされる予定の地点の位置情報と一致しない場合、不正にランディングギアが下ろされたとして照合結果をNGとする。
【0046】
状態情報データベース24dの記憶内容はリアルタイムで中央管理装置1へ送信される。照合結果がNGである場合には、異常事態が発生した旨を報知する異常事態発生通知もまた、状態情報データベース24dの記憶内容と共に中央管理装置1へ送信される。これにより、中央管理装置1は、トレーラTの状態情報をリアルタイムで受信し管理する。
なお、トレーラTが、冷凍用トレーラ等、荷物が積み込まれているその内部の状態を監視すべきトレーラである場合には、温度、湿度又は振動等の適宜の物性も検出するようにし、さらにその検出結果もリアルタイムで中央管理装置1へ送信するようにする。
【0047】
携帯電話機3は、図5に示すように、演算を行うCPU31と、RAM32と、ROM33とを備えている。携帯電話機3は、車両制御装置2に対してドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠の制御情報を送信するためのコンピュータプログラムを中央管理装置1等からダウンロードしてROM33に記憶し、前記コンピュータプログラムをCPU31がRAM32にロードし、前記コンピュータプログラムに基づいて処理を実行する。また、ROM33は、中央管理装置1から受信する運転手パスワード等を記憶する。
【0048】
さらに携帯電話機3は、液晶ディスプレイ等の表示部34と、各種のキーからなる入力部35とを備えており、トレーラTの各種のロックの解錠を行うための制御情報を送信するための操作画面等を表示部34に表示させ、運転手による操作画面への入力を入力部35において受け付ける。また、通信網NWに接続する無線通信部36と、近距離無線通信である赤外線通信を行うための赤外線通信部37とを備えている。
【0049】
次に、本発明に係るトレーラ管理システムにおいて、トレーラTを管理する方法について説明する。
携帯電話機3は、通信網NWを介して中央管理装置1に接続して運転手IDを送信し、運転手パスワードの送信を要求する。中央管理装置1は、受信した運転手IDに対応付けて運転手情報データベース14cに記憶する運転手パスワードを携帯電話機3へ送信し、携帯電話機3は、受信した運転手パスワードをROM33に記憶する。中央管理装置1は、運行情報として、制御予定情報データベース14b及び運転手情報データベース14cの記憶内容等を車両制御装置2へ送信し、車両制御装置2は、受信した運行情報を制御予定情報データベース24a及び運転手情報データベース24b等に記憶する。
以上の運転手パスワードの登録の処理は、トレーラTの運送の開始前に行われる。
【0050】
運送が開始した後、運転手の入力操作により、携帯電話機3は、ドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠を行うための制御情報と、運転手IDと、ROM33に記憶する運転手パスワードとを、車両制御装置2へ送信する。制御情報、運転手ID及び運転手パスワードを受信した車両制御装置2は、受信したその時点に位置時刻情報検出装置Gが検出したトレーラTの位置情報及び時刻情報と、制御予定情報データベース24aに記憶する、制御情報に基づく制御が行われる予定のトレーラTの位置情報及び時刻情報との照合を行う。さらに、車両制御装置2は、携帯電話機3から送信された運転手ID及び運転手パスワードと、運転手情報データベース24bに記憶する運転手ID及び運転手パスワードとの照合を行う。さらに、車両制御装置2は、制御情報に基づく制御と、運転手情報データベース24bに記憶する、運転手に許可する制御との照合を行う。以上の照合の結果、両位置情報、両時刻情報、両運転手ID、両運転手パスワード、及び、制御情報に基づく制御と許可する制御とが全て一致する場合に、車両制御装置2は、要求された操作を行うべく制御する。
【0051】
なお、本実施の形態においては、位置時刻情報検出装置Gが検出したトレーラTの位置情報が、制御予定情報データベース24aに記憶するロックの解錠の制御が行われる予定のトレーラTの位置情報から半径が所定距離以内である場合は、制御予定情報データベース24aの記憶内容と一致すると判定する。時刻情報についても同様に、位置時刻情報検出装置Gが検出した時刻情報が、制御予定情報データベース24aに記憶する予定の時刻情報から所定時間以内である場合は、制御予定情報データベース24aの記憶内容と一致すると判定する。
【0052】
以下、本発明に係るトレーラ管理システムにおける中央管理装置1、車両制御装置2、及び携帯電話機3による、運転手パスワードの登録の処理手順を、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0053】
中央管理装置1は、制御予定情報としてのドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠が行われる予定のトレーラTの位置情報及び時刻情報、運転手に関する運転手情報としての運転手パスワード以外の、トレーラID、運転手ID及び許可する制御等の運行情報の入力を受け付け、受け付けた運行情報を制御予定情報データベース14b及び運転手情報データベース14c等に記憶し(ステップS101)、運転手IDに対応する運転手パスワードを生成し(ステップS102)、生成したパスワードを運転手IDと対応付けて運転手情報データベース14cに記憶する(ステップS103)。ステップS103の処理後、中央管理装置1は、運転手パスワードを登録するように要求する情報(パスワード登録要求)を、携帯電話機3へ送信する(ステップS104)。
【0054】
パスワード登録要求を受信した携帯電話機3は、運転手IDを含む、運転手パスワードを送信するように要求する情報(パスワード送信要求)を、中央管理装置1へ送信する(ステップS105)。
パスワード送信要求を受信した中央管理装置1は、受信したパスワード送信要求に含まれる運転手IDと対応付けて運転手情報データベース14cに記憶する運転手パスワードを、携帯電話機3へ送信する(ステップS106)。
運転手パスワードを受信した携帯電話機3は、受信した運転手パスワードをROM33に記憶する(ステップS107)。
【0055】
そして、中央管理装置1は、運行情報として、制御予定情報データベース14bに記憶する制御予定情報(トレーラTの位置情報及び時刻情報)、運転手情報データベース14cに記憶する運転手に関する運転手情報等を、車両制御装置2へ送信する(ステップS108)。
運行情報(制御予定情報及び運転手情報等)を受信した車両制御装置2は、受信した運行情報を、制御予定情報データベース24a及び運転手情報データベース24b等に記憶し(ステップS109)、処理を終了する。
【0056】
次に、本発明に係るトレーラ管理システムにおける中央管理装置1、車両制御装置2、及び携帯電話機3による、各種のロックの解錠(ドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠)の処理手順を、図7、図8及び図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0057】
携帯電話機3は、表示部34に表示される操作画面への運転手による運転手ID等の入力を受け付け、ドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠を行うための制御情報と、運転手IDと、ROM33に記憶する運転手パスワードとを、車両制御装置2へ送信する(ステップS201)。
なお、制御情報には、行うべき制御がドアロック解錠か車両走行ロック解錠かを示す情報が含まれている。
【0058】
制御情報、運転手ID及び運転手パスワードを受信した車両制御装置2は、制御情報等を受信した時点に位置時刻情報検出装置Gが検出したトレーラTの位置情報と、制御予定情報データベース24aに記憶する、制御情報に基づく制御が行われる予定の位置情報とが一致するか否かを判定する(ステップS202)。ステップS202において両位置情報は一致すると判定した場合(ステップS202:YES)、車両制御装置2は、制御情報等を受信した時点に位置時刻情報検出装置Gが検出した時刻情報と、制御予定情報データベース24aに記憶する、制御情報に基づく制御が行われる予定の時刻情報とが一致するか否かを判定する(ステップS203)。
【0059】
ステップS203において両時刻情報は一致すると判定した場合(ステップS203:YES)、車両制御装置2は、携帯電話機3から受信した運転手IDと、運転手情報データベース24bに記憶する運転手IDとが一致するか否かを判定する(ステップS204)。ステップS204において両運転手IDは一致すると判定した場合(ステップS204:YES)、携帯電話機3から受信した運転手パスワードと、受信した運転手IDに対応付けて運転手情報データベース24bに記憶する運転手パスワードとが一致するか否かを判定する(ステップS205)。
【0060】
ステップS205において両運転手パスワードが一致すると判定した場合(ステップS205:YES)、車両制御装置2は、受信した制御情報に基づく制御と、受信した運転手IDに対応付けて運転手情報データベース24bに記憶する許可する制御とが一致するか否かを判定する(ステップS206)。ステップS206において制御情報に基づく制御と許可する制御とが一致すると判定した場合(ステップS206:YES)、車両制御装置2は、制御情報に基づく制御を行うように指示する(ステップS207)。なお、ステップS207においては、制御情報に基づく制御がドアロックL1の解錠である場合、ドアロック施解錠制御部27からドアロックL1へ解錠するように指示する。また、制御情報に基づく制御が車両走行ロックL2の解錠である場合、車両走行ロック施解錠制御部28から車両走行ロックL2へ解錠するように指示する。これにより、ドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠が行われる。
【0061】
ステップS207の処理後、車両制御装置2は、制御情報に基づく制御を行った旨の通知(制御実行通知)を携帯電話機3へ送信する(ステップS208)。
制御実行通知を受信した携帯電話機3は、表示部34に受信した制御実行通知の内容を表示させる(ステップS209)。
【0062】
そして、車両制御装置2は、制御情報等を受信した時点に位置時刻情報検出装置Gが検出したトレーラTの位置情報及び時刻情報、受信した制御情報に基づく制御、受信した運転手ID及び運転手パスワード、照合結果としてのOKを、制御履歴として制御履歴データベース24cに記憶する(ステップS210)。ステップS210の処理後、車両制御装置2は、ステップS210において記憶した制御履歴を中央管理装置1へ送信する(ステップS211)。
制御履歴を受信した中央管理装置1は、受信した制御履歴を制御履歴データベース14dに記憶し(ステップS212)、各種のロックの解錠(ドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠)の処理を終了する。
【0063】
これにより、位置情報、時刻情報、運転手ID、運転手パスワード及び制御(制御情報に基づく制御及び許可する制御)の全てが一致する場合に、制御情報に基づく制御が行われる。
【0064】
一方、ステップS202において位置情報は一致しないと判定した場合(ステップS202:NO)、ステップS203において時刻情報は一致しないと判定した場合(ステップS203:NO)、ステップS204において運転手IDは一致しないと判定した場合(ステップS204:NO)、ステップS205において運転手パスワードは一致しないと判定した場合(ステップS205:NO)、又は、ステップS206において制御情報に基づく制御と許可する制御とが一致しないと判定した場合(ステップS206:NO)、車両制御装置2は、制御情報に基づく制御を拒否する旨の通知(制御拒否通知)を携帯電話機3へ送信する(ステップS213)。
制御拒否通知を受信した携帯電話機3は、表示部34に受信した制御拒否通知の内容を表示させる(ステップS214)。
【0065】
そして、車両制御装置2は、制御情報等を受信した時点に位置時刻情報検出装置Gが検出したトレーラTの位置情報及び時刻情報、受信した制御情報に基づく制御、受信した運転手ID、受信した運転手パスワード、及び照合結果としてのNGを、制御履歴として制御履歴データベース24cに記憶する(ステップS215)。ステップS215の処理後、車両制御装置2は、ステップS215において記憶した制御履歴と、異常事態が発生した旨を報知するための異常事態発生通知とを、中央管理装置1へ送信する(ステップS216)。
【0066】
制御履歴及び異常事態発生通知を受信した中央管理装置1は、受信した制御履歴を制御履歴データベース14dに記憶する(ステップS217)。ステップS217の処理後、中央管理装置1は、運転手パスワードを変更するか否かを判定し(ステップS218)、変更しないと判定した場合(ステップS218:NO)、処理を終了する。この判定は状況に応じて行う。例えば、運転手による誤操作により照合結果がNGとなったことが明らかである場合等は、運転手パスワードの変更が必要ないとして、変更しないと判定する。
【0067】
ステップS218において運転手パスワードを変更すると判定した場合(ステップS218:YES)、中央管理装置1は、制御履歴データベース14dに照合結果としてのNGと対応付けて記憶する運転手IDに対応する運転手パスワードとは異なる新たな運転手パスワードを生成し(ステップS219)、生成した新たな運転手パスワードを前記運転手IDと対応付けて運転手情報データベース14cに記憶する(ステップS220)。ステップS220の処理後、中央管理装置1は、生成した新たな運転手パスワードを、車両制御装置2へ送信する(ステップS221)。
新たな運転手パスワードを受信した車両制御装置2は、受信した新たな運転手パスワードを前記運転手IDと対応付けて運転手情報データベース24bに記憶し(ステップS222)、処理を終了する。
【0068】
これにより、位置情報、時刻情報、運転手ID、運転手パスワード、制御(制御情報に基づく制御及び許可する制御)の何れか1つでも一致しない場合は、不正に制御情報が送信されたとして、制御情報に基づく制御は行われない。これに加えて、車両制御装置2が運転手情報データベース24bに記憶する運転手パスワードが変更される場合には、例えば、運転手パスワード変更後、携帯電話機3が各種のロックの解錠を行うための制御情報等を送信し、位置情報等が一致する場合であっても、運転手パスワードは決して一致しないので、不正に制御情報が送信されても各種ロックの解錠の制御は行われない。
【0069】
また、車両制御装置2が、位置時刻情報検出装置Gが数分等の所定時刻間隔で検出したトレーラTの位置情報及び時刻情報、及び、ランディングギアセンサSが数分等の所定時刻間隔で検知した検知結果と、内部記憶部24に記憶する輸送予定経路及び中継地点等の位置情報とを照合し、照合の結果がNGであるために異常事態発生通知を中央管理装置1へ送信する場合にも、図9のステップS218以降の処理が行われる。また、車両制御装置2が、その他に異常を検知した場合にも、図9のステップS218以降の処理が行われる。
さらに、運転手が携帯電話機3又はその他の装置を用いて異常事態が発生した旨を通知した場合、又は、車両制御装置2から制御履歴データベース24c及び状態情報データベース24dの記憶内容を受信する中央管理装置1が異常事態が発生したことを検知した場合等にも、図9のステップS218以降の処理が行われる。
【0070】
これにより、携帯電話機3により不正な制御情報が送信された場合以外にも、異常事態が発生した場合には、運転手パスワードを変更することができるので、運転手パスワード変更後に携帯電話機3が各種のロックの解錠を行うための制御情報等を送信しても、制御情報に基づく制御は決して行われない。
【0071】
次に、本発明に係るトレーラ管理システムにおける中央管理装置1、車両制御装置2、及び携帯電話機3による、運転手パスワードの削除の処理手順を、図10に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0072】
携帯電話機3は、表示部34に表示される操作画面への運転手による入力を受け付け、運転手IDを含む、トレーラTの運送が完了した旨の通知(運送完了通知)を中央管理装置1へ送信する(ステップS301)。
運送完了通知を受信した中央管理装置1は、運転手パスワードを削除するように要求する情報(パスワード削除要求)を携帯電話機3へ送信する(ステップS302)。
パスワード削除要求を受信した携帯電話機3は、ROM33に記憶する運転手パスワードを削除する(ステップS303)。
【0073】
そして、中央管理装置1は、運行情報(制御予定情報及び運転手情報等)を削除するように要求する情報(運行情報削除要求)を車両制御装置2へ送信する(ステップS304)。
運行情報削除要求を受信した車両制御装置2は、運行情報として、制御予定情報データベース24a及び運転手情報データベース24bの記憶内容等を削除し(ステップS305)、処理を終了する。
【0074】
なお、本実施の形態においては、トレーラTの位置情報、時刻情報、運転手ID、運転手パスワード、制御(制御情報に基づく制御及び許可する制御)の各項目夫々が一致するか否かの判定を行うようにしたが、これらの全ての項目について判定を行わず、運転手パスワードを含む適宜の項目について一致するか否かの判定を行うものであってもよい。例えば、許可する制御を設定せず、運転手ID、運転手パスワードのみが夫々一致するか否かを判定するようにしてもよい。
【0075】
また、本実施の形態においては、運転手の入力により携帯電話機3から1回送信された制御情報等の照合結果がNGである場合に、制御拒否通知を車両制御装置2から携帯電話機3へ送信し(図9のステップS213)、異常事態が発生したとして異常事態発生通知を中央管理装置1へ送信する(ステップS216)構成としたが、次のように処理するように構成してもよい。
【0076】
照合結果がNGである場合、照合結果がNGであるのは連続して所定回数(例えば3回)未満であるか否かを車両制御装置2が判定する。連続して所定回数以上であると判定した場合、制御拒否通知を車両制御装置2から携帯電話機3へ送信し(図9のステップS213)、異常事態が発生したとして異常事態発生通知を中央管理装置1へ送信する(ステップS216)。
一方、照合結果がNGであるのが所定回数未満であると判定した場合には、入力内容を確認して再入力するように要求する情報を車両制御装置2から携帯電話機3へ送信する。これによって、運転手の再入力により携帯電話機3は制御情報等を再度車両制御装置2へ送信し(図7のステップS201)、その後の照合結果がOKである場合には、各種のロックの解錠が行われる。これにより、運転手の誤操作である場合にはすぐに運転手パスワードを変更せずに、運転手に所定回数まで操作しなおすことを許可することができる。
【0077】
また、本実施の形態においては、車両として、トラクタにより連結されて運送されるトレーラTを管理する形態について述べたが、これに限定するものではなく、どのような種類の車両を管理する形態であってもい。例えば、他の車両に連結されずに単体で走行する車両を管理する形態であってもよい。この場合、車両走行ロックを、例えば、エンジンのスタータに設けられる施解錠部とし、施錠した状態ではエンジンをかけることができず、解錠することによりエンジンをかけることができるようにすることにより、車両の走行を制限することができる。
また、ドアロックを、車両が備える人間等が乗り降りするドア等に設けられる施解錠部とするようにしてもよい。
【0078】
また、本実施の形態においては、中央管理装置1から携帯電話機3及び車両制御装置2の両方へ送信する暗証情報として運転手パスワードを用いる形態としたが、これに限定するものではなく、例えば、暗証情報として、トレーラT等の車両の制御対応する制御パスワードを用いる形態であってもよい。例えば、本実施の形態と同様に、車両制御装置2に対してドアロックL1の解錠又は車両走行ロックL2の解錠を行うための制御情報を送信する場合、中央管理装置1は、ドアロックL1の解錠に対応する制御パスワードと、車両走行ロックL2の解錠に対応する制御パスワードとを生成し、携帯電話機3へは、運転手IDと対応付けて記憶する許可する制御に対応する制御パスワードのみを送信する。一方、車両制御装置2へは、中央管理装置1が生成した制御パスワードを全て送信する。そして、携帯電話機3は、制御情報及び制御パスワードを車両制御装置へ送信し、車両制御装置2は、携帯電話機3から送信された制御パスワードと、中央管理装置1から送信された制御パスワードとの照合等を行って、照合の結果がOKであれば、制御情報に基づく制御を行う。
【0079】
さらに、本実施の形態において、中央管理装置1が異常事態の発生を検知した場合に、パスワードを変更するようにしたが、さらに、単体で走行する車両の場合、その車両が備えるブレーキを遠隔的に制御し、走行中の車両を停止させるようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯端末装置を用いて暗証情報(パスワード)を送信するため、前記車両自体は暗証情報の入力を受け付ける入力操作部を備えないので、入力操作部を備える場合の不正な入力による操作の結果発生しうる盗難等を防止することができる。さらに、前記中央管理装置から前記携帯端末装置への暗証情報の受け渡しを、直接携帯端末装置へ送信することにより行うので、暗証情報の漏洩の危険性がほとんどない。
【0081】
また、本発明によれば、携帯端末装置から送信される暗証情報(パスワード)に加えて、車両の位置情報又は時刻情報を、制御が行われる予定の位置情報又は時刻情報と照合することにより、車両が予定とは異なる位置に存在する場合、又は、予定とは異なる時刻である場合、制御情報に基づく制御は行われないので、予定外の位置情報又は時刻情報において前記携帯端末装置から制御情報が送信されて車両の制御が行われることによる盗難等の発生をさらに防ぐことができる。
【0082】
さらに、本発明においては、暗証情報(パスワード)等の照合結果が一致しない場合に異常事態が発生した旨を車両制御装置から中央管理装置へ報知する等によって、外部装置から異常事態が発生した旨の報知を受けた中央管理装置は前記暗証情報を変更し、変更した暗証情報を車両制御装置へ送信することにより、異常事態が発生して暗証情報を変更した後も、携帯端末装置から不正に制御情報が送信されて車両の制御が行われることによる盗難等の発生をほぼ確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両管理システムの概念を示す説明図である。
【図2】本発明に係る車両管理システムにおける中央管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】運転手情報データベースの記憶内容を示す概念図である。
【図4】本発明に係る車両管理システムにおける車両制御装置及び該車両制御装置に接続する外部装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る車両管理システムにおける携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明に係るトレーラ管理システムにおける中央管理装置、車両制御装置及び携帯電話機による運転手パスワードの登録の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るトレーラ管理システムにおける中央管理装置、車両制御装置及び携帯電話機による各種のロックの解錠の処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るトレーラ管理システムにおける中央管理装置、車両制御装置及び携帯電話機による各種のロックの解錠の処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るトレーラ管理システムにおける中央管理装置、車両制御装置及び携帯電話機による各種のロックの解錠の処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係るトレーラ管理システムにおける中央管理装置、車両制御装置及び携帯電話機による運転手パスワードの削除の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 中央管理装置
2 車両制御装置
3 携帯電話機(携帯端末装置)
11、21、31 CPU
24 内部記憶部
33 ROM
4、5 記録媒体
40、50 コンピュータプログラム
NW 通信網
Claims (6)
- 車両に搭載された該車両の盗難を防止する車両制御装置、該車両制御装置に対して前記車両を制御するための制御情報を送信する携帯端末装置、及び、前記車両に関する情報を管理する中央管理装置により前記車両を管理する車両管理方法であって、
前記車両制御装置に接続され前記車両の位置及び時刻を検出する位置時刻情報検出装置から出力された時点の前記車両の位置情報及び時刻情報を前記車両制御装置が受信する位置時刻情報受信ステップと、
該位置時刻情報受信ステップにより受信した前記位置情報及び前記時刻情報と、解錠により前記車両の移動及び、またはドアの開放が可能となる施解錠部に対する解錠制御を行うための前記中央管理装置から予め車両制御装置に送信され記憶部に記憶されている前記車両の予定された位置情報及び時刻情報とが一致するか否かを前記車両制御装置が判断する判断ステップと、
前記中央管理装置から前記携帯端末装置及び前記車両制御装置へ、暗証情報を送信する暗証情報送信ステップと、
前記中央管理装置から前記携帯端末装置が受信した前記暗証情報を、前記車両制御装置へ送信する送信ステップと、
前記車両制御装置が、前記中央管理装置から受信した前記暗証情報と、前記携帯端末装置から受信した前記暗証情報とが一致するか否かを前記車両制御装置が判定する判定ステップと、
該判定ステップにより前記両暗証情報が一致すると判定し、かつ、前記判断ステップにより前記両位置情報及び前記両時刻情報が一致すると判断した場合、前記車両制御装置は、前記携帯端末装置から送信された前記両暗証情報に基づき、前記施解錠部の解錠制御を行う施解錠制御部に対し制御を行うよう指示し、前記施解錠部を解錠するステップと
を備えることを特徴とする車両管理方法。 - 車両に搭載された該車両の盗難を防止する車両制御装置、該車両制御装置に対して前記車両を制御するための制御情報を送信する携帯端末装置、及び、前記車両に関する情報を管理する中央管理装置により前記車両を管理する車両管理システムであって、
前記中央管理装置は、
前記車両の予定された位置情報、時刻情報及び暗証情報を前記携帯端末装置及び前記車両制御装置へ送信する手段
を備え、
前記携帯端末装置は、
前記中央管理装置から受信した前記暗証情報を記憶する手段と、
記憶した前記暗証情報を前記車両制御装置へ送信する手段と
を備え、
該車両制御装置は、
該車両制御装置に接続された車両位置及び時刻情報検出装置から出力された時点の前記車両の位置情報及び時刻情報を受信する位置時刻情報受信部と、
前記車両の移動及び、またはドアの開放を、解錠により可能となる施解錠部に対し、解錠または施錠の制御を行う施解錠制御部と、
前記施解錠制御部が解錠制御を行うための前記中央管理装置から予め送信された前記車両の前記予定された位置情報及び前記時刻情報を記憶した記憶部と、
前記位置時刻情報受信部により受信した前記車両位置情報及び前記時刻情報と前記記憶部に予め記憶した上記予定された位置情報及び時刻情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、
前記中央管理装置から受信した前記暗証情報を記憶する手段と、
記憶した前記暗証情報と、前記携帯端末装置から受信した前記暗証情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により前記両暗証情報が一致すると判定し、かつ、前記判断手段により前記両位置情報及び前記時刻情報が一致すると判断した場合、前記携帯端末装置から送信された前記暗証情報に基づき前記施解錠制御部により前記施解錠部を解錠する手段と
を備えることを特徴とする車両管理システム。 - 前記車両制御装置は、
前記判定手段により両暗証情報が一致しないと判定した場合、前記中央管理装置へ異常事態が発生した旨を報知する手段
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の車両管理システム。 - 前記中央管理装置は、
異常事態が発生した旨の報知を前記車両制御装置から受けて前記暗証情報を変更する手段と、
変更した暗証情報を前記車両制御装置へ送信する手段と
をさらに備える
ことを特徴とする請求項2または3に記載の車両管理システム。 - 前記車両は扉施解錠部を備え、
前記制御情報は前記扉施解錠部を解錠する制御情報である
ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか一つに記載の車両管理システム。 - 車両に搭載され、携帯端末装置から送信される暗証情報を含む制御情報に基づき前記車両の盗難を防止制御する車両制御装置であって、
前記車両制御装置は、前記車両に関する情報を管理する中央管理装置から送信される暗証情報を記憶する手段と、
前記車両制御装置に接続された位置情報検出装置から出力された時点の前記車両の位置情報及び時刻情報を受信する位置時刻情報受信部と、
前記車両の移動及び、またはドアの開放を解錠により可能となる施解錠部に対し、解錠または施錠の制御を行う施解錠制御部と、
前記施解錠制御部が解錠制御を行うため、前記中央管理装置から予め送信された前記車両の予定された位置情報及び時刻情報を記憶した記憶部と、
前記位置時刻情報受信部により受信した前記位置情報及び時刻情報と前記記憶部に予め記憶した前記車両の予定された位置情報及び時刻情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、
記憶した前記暗証情報と、前記携帯端末装置から送信された前記暗証情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により前記両暗証情報が一致すると判定し、かつ、前記判断手段により前記両位置情報及び前記両時刻情報が一致すると判断した場合、前記携帯端末装置から送信された前記暗証情報に基づき前記施解錠制御部により前記施解錠部を解錠する手段と
を備えることを特徴とする車両制御装置。
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