JP2005081995A - 車載端末装置及び車両の運行管理システム - Google Patents

車載端末装置及び車両の運行管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 予め車載機に登録されている識別番号の運転免許証を所持している人物にのみ車両の運転を許可することができ、車両を複数の運転者が共用する場合であってもエンジンキーの受け渡しが不要となり、エンジンキーの管理あるいは車両自体の管理が簡単になり、車両の運転者及び車両の管理者の利便性を改善することができる。
【解決手段】 ICカード型運転免許証と相互に情報の授受を行う車載機に予め運転者の運転免許証の識別番号をメモリに記録しておき、上記車載機は、運転者が所持するICカード型運転免許証から識別番号情報を読み取って予めメモリに登録されている記録内容と照合を行い、運転者の運転免許証の識別番号情報と予めメモリに登録されている記録内容とが一致すればエンジンキーを必要とせずに当該自動車の運転操作が可能になるようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、一台若しくは複数台の自動車を、複数の運転者が共有して使用するシステムに於いて、ICカード型運転免許証を用いて効率的で高度な自動車の運用管理を行う車載端末装置および車両の運行管理システムに関する。
従来、例えば、レンタカー、トラック、バス、タクシー等の運輸業などでは、1台若しくは複数台の自動車を複数の運転者が共有して使用することがある。また、自治体等がマイカーの運行を規制するために用意した自動車を複数の運転者が共同で使用することもある。このように、1台もしくは複数台の自動車を複数の運転者が共用する場合、自動車と運転者とを関連付けて自動車を管理する車両の運行管理システムが必要である。
従来、上記のような複数の運転者が共用する自動車を管理する車両の運行管理システムでは、管理者が運転者を一人一人確認した上で自動車のエンジンキーを手渡す方法によって自動車の運用を管理することが一般的である。
しかしながら、自動車を管理者の下で集中管理する必要があるため、運転手が交代したりする都度、自動車を管理者のいる場所まで回送しなければならず、時間や燃料等のコストが余分に発生する。また、管理者が運転者と1対1で本人確認やキーの受け渡しを行うため、一時に多数の処理を行うことが困難であるという問題点もある。さらには、エンジンキーを悪意有る第三者に複製され、自動車を不正に使用される危険があるという問題点もある。
上記のような問題点を解決するため、この発明は、1台もしくは複数台の車両を複数の運転者が共用する場合において、確実かつ安全に車両と運転者とを関連付けて管理することができるとともに、人手による管理作業を省力化し、かつ、効率良く車両を運用することができる車載端末装置および車両の運行管理システムを提供することを目的とする。
この発明の車載端末装置は、車両に搭載されるものにおいて、当該車両の使用が許可されている運転者の運転免許証の識別番号情報を含む運行情報が記録されている記憶手段と、運転者が所持している運転免許証から識別番号情報を読み取る読取手段と、この読取手段により読み取った運転免許証の識別番号情報と前記記憶手段に記録されている運行情報とを比較し、当該運転免許証を所持している運転者による当該車両の使用の可否を判定する判定手段と、この判定手段により当該運転免許証を所持している運転者による車両の使用が可であると判定した場合、当該車両を使用可能な状態とする制御手段とを有する。
この発明の車載端末装置は、車両に搭載されるものにおいて、運転者が所持している運転免許証から運転が許可されている車両に設置されている車載端末装置の識別情報を読み取る読取手段と、この読取手段により読み取った運転免許証に記録されている車載端末装置の識別情報と当該車載機の識別情報とが一致するか否かにより当該運転免許証を所持している運転者による当該車両の使用の可否を判定する判定手段と、この判定手段により当該運転免許証を所持している運転者による車両の使用が可であると判定した場合、当該車両を使用可能な状態とする制御手段とを有する。
この発明の車両の運行管理システムは、車両に搭載される車載端末装置と、この車載端末装置との通信が可能な管理者端末とを有するシステムにおいて、前記管理者端末は、前記車載端末装置が搭載されている車両の運転を可能とする運転者が所持している運転免許証の識別情報を含む運行情報を入力する入力手段と、この入力手段により入力した車両の運行情報を当該車両の車載端末装置へ送信する送信手段とを有し、前記車載端末装置は、前記送信手段により前記管理者端末から供給された当該車両の運転を可能とする運転者が所持している運転免許証の識別番号情報を含む車両の運行情報を記憶手段に登録する登録手段と、運転者が所持している運転免許証から識別番号情報を読み取る読取手段と、この読取手段により読み取った運転免許証の識別番号情報と前記記憶手段に記録されている運行情報とを比較し、当該運転免許証を所持している運転者による車両の使用の可否を判定する判定手段と、この判定手段により当該運転免許証を所持している運転者による車両の使用が可であると判定した場合、当該車両を使用可能な状態とする制御手段とを有する。
この発明の車両の運行管理システムは、車両に搭載される車載端末装置と、この車載端末装置により読み取り可能なキーカードとを有するシステムにおいて、前記キーカードは、前記車載端末装置が搭載されている車両の使用が許可されている運転者が所持している運転免許証の識別情報を含む運行情報が記録されるメモリを有し、前記車載端末装置は、前記キーカードのメモリに記録されている運行情報を読み取る第1の読取手段と、この第1の読取手段によりキーカードから読み取った当該車両の使用が許可されている運転者の運転免許証の識別番号情報を含む運行情報を記憶手段に登録する登録手段と、運転者が所持している運転免許証から識別番号情報を読み取る第2の読取手段と、この第2の読取手段により読み取った運転免許証の識別番号情報と前記記憶手段に記録されている運行情報とを比較し、当該運転免許証を所持している運転者による当該車両の使用の可否を判定する判定手段と、この判定手段により当該運転免許証を所持している運転者による車両の使用が可であると判定した場合、当該車両を使用可能な状態とする制御手段とを有する。
1台もしくは複数台の車両を複数の運転者が共用する場合において、確実かつ安全に車両と運転者とを関連付けて管理することができるとともに、人手による管理作業を省力化し、かつ、効率良く車両を運用することができる車載端末装置および車両の運行管理システムを提供することを目的とする。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る車両の運用管理システムの構成例を概略的に示す図である。
図1に示すように、車両の運行管理システムは、自動車M内に設置される車載機1と自動車Mを管理する管理者が使用する管理者端末2とを有している。上記自動車Mには、上記車載機1側から制御可能なドアロック4とエンジン5とが設けられている。
上記車載機1は、制御部11、メモリ12、操作部13、ドアロック制御機構14、エンジン起動機構15、免許証リーダ16、無線通信部17、表示部18、及び音声部19を有している。
上記制御部11は、車載機1全体の制御を司るものである。上記制御部11は、図示しない内部メモリに記憶されている制御プログラムや制御データに基づいて種々の処理を行う機能を有している。例えば、上記制御部11は、上記管理者端末2との無線通信によって上記管理者端末2との相互認証を行う機能を有している。また、上記制御部11は、上記管理者端末2との無線通信によって送受信されるデータの暗号化及び復号化を行う機能も有している。また、上記制御部11は、現在の日時を計時するクロック11aを有している。このクロック11aは、上記管理者端末2からのデータに基づいて正確に日時に設定する機能を有している。
上記メモリ12は、当該車載機1が設置される車両に関する情報などが記憶される。例えば、車両に関する情報としては、当該車両の車種、当該車両を運転可能な免許種別などのデータが記録されている。また、上記メモリ12は、上記管理者端末2から指定される当該自動車Mの運行情報(予約情報あるいは運行スケジュール情報など)が記憶されるデータベース12aを有している。上記操作部13は、当該車載機1を直接操作するためのものである。上記ドアロック制御機構14は、当該自動車Mのドアロック4の開錠及び施錠を行う機能を有している。上記エンジン起動機構15は、当該自動車Mのエンジン5の起動(始動)させる機能を有している。
上記免許証リーダ16は、運転者が所持している免許証Cの内容を読み取るものである。上記免許証リーダ16は、免許証CとしてのICカードに形式に対応し、ICカードから記録内容を読み取ることが可能なICカードリーダにより構成される。上記免許証Cは、例えば、個人情報や免許条件などが図示しない内部メモリに記録されているICカードからなる。さらに、上記免許証Cとしては、上記免許証リーダ16の接触部と接触して記録内容が読み取られる接触式のICカード、あるいは、免許証リーダ16との無線によるデータ通信にて記録内容が読み取られる無線式のICカードなどが用いられる。
上記無線通信部17は、上記管理者端末2との無線通信を行うものである。上記無線通信部17は、例えば、携帯電話用の無線通信方式などの広域で無線通信が可能な無線通信方式により上記管理者端末2との無線通信を行う。上記表示部18は、運転者に対して当該車両の利用案内などを表示するものである。上記音声部19は、運転者に対して音声案内を行うものである。
また、上記管理者端末2は、制御部21、メモリ22、表示部23、操作部24、及び無線通信部25などを有している。
上記制御部21は、管理者端末2全体の制御を司るものである。また、上記制御部21は、図示しない内部メモリに記憶されている制御プログラムや制御データに基づいて種々の処理を行う機能を有している。例えば、上記制御部21は、上記車載機1との無線通信によって上記車載機1との相互認証を行う機能を有している。また、上記制御部21は、上記車載機1との無線通信によって送受信されるデータの暗号化及び復号化を行う機能も有している。
上記メモリ22は、当該管理者端末2の管理対象となる車両あるいは車載機に関する情報、あるいは、当該管理者端末2を使用可能な管理者に関する情報などが記憶されている。上記表示部23は、操作案内などが表示される表示装置により構成されている。上記操作部24は、管理者が当該管理者端末2を操作するためのものである。上記無線通信部25は、上記車載機1との無線通信を行うものである。上記無線通信部25は、例えば、携帯電話用の無線通信方式などの広域で無線通信が可能な無線通信方式により上記車載機1との無線通信を行う。
次に、上記のような車両の運行管理システムを用いた第1の運用例について説明する。
この第1の運用例では、営業所においてレンタカーを運用管理する場合について説明する。図2及び図3は、車両の運行管理システムの第1の運用例としてのレンタカーの運用手順を説明するためのフローチャートである。
まず、レンタカーの営業所では、担当者が電話、ファクシミリあるいはインターネット等によりレンタカーの予約を受付ける。例えば、レンタカーの予約者は、営業所の担当者に対して、予約者の氏名、住所、電話番号などの個人情報とともに、運転者の免許証番号及びレンタカーの使用期間などの情報を告げる(ステップS11)。
すると、営業所の担当者は、予約者が聞いた情報に基づいてレンタカーの貸し出しが可能か否かを判断する。この判断によりレンタカーの貸し出しが可能であると判断すると、営業所の担当者は、予約者に予約が可能である旨を告げて、当該予約を受付ける(ステップS12)。なお、上記判断によりレンタカーの貸し出しが不可能である場合、担当者は、予約者にレンタカーの貸し出しが不可能である旨を知らせる。
予約者からのレンタカーの予約を受付けると、営業所の担当者は、上記管理者端末2の操作部24にて受付けた予約情報を入力する(ステップS13)。上記したように、予約情報には、運転者の免許証番号(免許証の識別番号情報)、及びレンタカーの使用期間情報などの情報が含まれる。なお、PC等とのインターフェースを設け、PC等で入力した予約情報を管理者端末2に取り込むようにしても良い。
上記管理者端末2に予約情報を入力すると、営業所の担当者は、上記操作部24にて当該予約者に対して貸し出す自動車を選択して予約情報の登録開始を指示する。すると、上記管理者端末2の制御部21は、上記車載機1との相互認証処理を行う。また、この相互認証処理中、上記車載機1側には上記管理者端末2から正確な日時情報が供給され、その管理者端末2からの日時情報に基づいて上記クロック11aの現在時刻が設定されるようになっている。なお、上記車載機1のクロック11aの現在時刻の設定は、相互認証処理後に行っても良い。
上記のような相互認証処理により上記管理者端末2と車載機1とが相互認証できなかった場合(ステップS15、NO)、上記管理者端末2の制御部21は、当該車載機への予約情報の登録が不可であった旨を表示部23に表示し、予約情報の登録を不可とする(ステップS16)。
また、上記相互認証処理により上記管理者端末2と上記車載機1とが相互認証できた場合(ステップS15、YES)、上記管理者端末2の制御部21は、当該予約情報に基づく登録用のデータを暗号化して上記無線通信部25により上記車載機1へ送信する(ステップS17)。
これに対して、上記車載機1では、上記無線通信部17により上記管理者端末2からの暗号化された登録用のデータを受信する。上記車載機1の制御部11は、上記管理者端末2から受信した登録用のデータを復号化し、上記メモリ12のデータベース12aに予約情報として登録する(ステップS18)。
上記ステップS13〜S18の処理により、レンタカーに設置されている車載機1への予約情報の登録が完了する。
一方、レンタカーを予約した運転者は、予約した使用期間に合わせて予約時に指定された営業所あるいは指定場所へ出向く(ステップS19)。レンタカーの営業所を訪れた運転者は、予約したレンタカーの駐車場所へ行き、自身が所持している運転免許証を車載機1の免許証リーダ16に読み取らせる。例えば、運転免許証が接触式のICカードからなっている場合、運転者は、免許証を免許証リーダ16の挿入部に運転免許証を挿入する。また、運転免許証が無線通信機能を有する無線式のICカードからなっている場合、運転免許証を免許証リーダ16の所定の読取位置に運転免許証を翳す。
運転者から運転免許証が提示されると、上記車載機1の免許証リーダ16は、運転者から提示された運転免許証の記録内容を読み取る(ステップS20)。上記免許証リーダ16が運転免許証の記録内容を読み取ると、上記車載機1の制御部11は、運転免許証から読み取った免許証番号と上記メモリのデータベース12aに登録されている予約情報との照合を行う(ステップS21、S22)。
例えば、予約情報との照合として、上記制御部11は、運転免許証の免許証番号と一致する免許証番号の予約情報が存在するか否かを判定する(ステップS21)。この判定により免許証の免許証番号と一致する免許証番号の予約情報が存在すると判定した場合(ステップS21、YES)、上記制御部11は、現在時刻が当該予約情報の使用期間内か否かを判定する(ステップS22)。この判定により現在時刻が当該予約情報の使用期間内であると判定した場合(ステップS22、YES)、上記制御部11は、運転者が提示した運転免許証の免許情報と予約情報との照合が成功したものと判断する。これにより、運転免許証の免許情報と予約情報との照合が成功すると、次に、上記制御部11は、当該運転免許証に記録されている免許条件の確認を行う(ステップS23〜S25)。
すなわち、上記制御部11は、免許条件の確認として、運転免許証に記録されている免許種別が当該車両の車種に適合するか否かを判定する(ステップS26)。この判定では、例えば、2輪免許の免許証で普通自動車を運転しようとしていないかを確認する。上記判定により運転免許証に記録されている免許種別が当該車両の車種に適合していると判定した場合(ステップS26、YES)、上記制御部11は、現在日時と運転免許証の有効期限とを比較することにより運転免許証の期限が有効であるか否かを判定する(ステップS27)。
この判定により運転免許証の期限が有効であると判定した場合(ステップS27、YES)、上記制御部11は、運転免許証の記録内容により当該運転免許証が行政処分等によって失効中でないか否かを判定する(ステップS28)。この判定により運転免許証が失効中でないと判定した場合、上記制御部11は、運転免許証に記録されている免許条件が当該車両を運転する条件に適合しているものと判断する。
このような免許条件の確認によって運転免許証の免許条件が当該車両を運転する条件に適合していると判断すると、上記制御部11は、上記ドアロック制御機構14によりドアロック4を開錠し、上記エンジン起動機構15によりエンジン5を始動させる(ステップS26)。これにより、当該車両は、運転可能な状態になり、当該運転免許証の人物への貸し出しが開始される(ステップS27)。
また、運転免許証の免許証番号が予約情報と一致していないと判定した場合(ステップS21、NO)、使用期間内でないと判定した場合(ステップS22、NO)、免許種別が適合していないと判定した場合(ステップS23、NO)、免許証の期限が有効でないと判定した場合(ステップS24、NO)、あるいは、運転免許証が失効中であると判定した場合(ステップS25、NO)、上記制御部11は、上記表示部18等に使用不可である旨を表示し、当該運転免許証での当該車両の使用(運転)を不可とする(ステップS28)。
上記ステップS20〜S28の処理により運転免許証の記録内容と予約情報とに基づくレンタカーの貸し出し時の処理が完了する。
上記のような処理によって貸し出されたレンタカーを使用期限内に返却する場合(ステップS29、NO、ステップS30、YES)、当該車両の運転者は、上記操作部13によりレンタカーの使用終了を指示してエンジンを停止し、ドアロックを施錠する(ステップS31)。
上記のような処理によって貸し出されたレンタカーの使用期間は、運転者からの使用期間の延長要求に応じて延長することが可能である。例えば、電話などによる運転者からの使用期間の延長要求に対して営業所(レンタカー会社)の担当者がそれを認めた場合、担当者は、上記管理者端末2により延長期間を入力し、当該車両の車載機1へ送信する。これを受信した車載機1側では、予約情報の使用期間を更新することにより使用期間を延長する。この際、上記管理者端末2と上記車載機1間の通信では、相互認証や送受信データの暗号化処理を行うことによりセキュリティを確保できる。
また、上記レンタカーを返却しないままレンタカーの使用期限が超過し(ステップS29、YES)、かつ、使用期間の延長処理が行われていない場合(ステップS32、NO)、上記車載機1の制御部11は、当該車両の機能を制限する(ステップS33)。車両の機能制限としては、例えば、走行中にエンジン停止などの機能制限を行うと危険であるため、運転者によるエンジン停止後にはエンジンを再始動させないなどの制限を行う。なお、車両の機能が制限された後に上記のような使用期間の延長処理を行われた場合(ステップS32、YES)、上記制御部11は、当該車両に対する機能制限を解除し、当該車両の通常の使用を可能とするようにしても良い(ステップS27)。
また、上記制御部11は、使用期間の期限が迫った場合、上記表示部18あるいは上記音声部19を用いて運転者に注意を促すようにしても良い。これにより、運転者に使用期限の終了時期を予め認識させることができる。
上記のように、第1の運用例によれば、レンタカーとしての車両に搭載した車載機と、車載機とのデータ通信が可能な管理者端末とを有する車両の運行管理システムにおいて、管理者端末では、レンタカーの予約内容に基づく予約情報を車載機に登録し、車載機では運転者が所持する運転免許証の記録内容と予め登録されている予約情報とに基づいて当該運転者への当該車両の貸し出しの可否を判定し、当該車両の貸し出しが可であると判定した場合にはエンジンの起動あるいはドアロックの開錠を行って、当該運転者に当該車両の利用を許可するようにしたものである。
これにより、レンタカーの貸し出し時において、レンタカー会社の営業所の営業時間内に出向く必要がなく、営業所以外の場所へ予めレンタカーを配所することが可能となる。また、営業所に多くの客がいても待ち時間が発生することなく、円滑なレンタカーの貸し出しを行うことができる。さらに、営業所の営業時間外であってもレンタカーを貸し出すことが可能となるため、営業所の営業時間に拘束されることなく、レンタカーの貸し出しが可能となる。
さらには、レンタカーの返却時において、レンタカーを運転する運転者に車両のエンジンキーを渡す(貸し出す)必要がないため、エンジンキーを返却するために、レンタカー会社の営業所に当該車両を回送する必要がなく、営業所の営業時間内に返却する必要もないため、営業所の営業時間に拘束されずに、レンタカーの返却が可能となる。
次に、上記のような車両の運行管理システムを用いた第2の運用例について説明する。
この第2の運用例では、運送会社のトラックなどの車両を複数の運転手が交代(リレー方式)で運転するシステムに本発明の車両の運行管理システムを適用した場合について説明する。図4及び図5は、車両の運行管理システムの第2の運用例としてのトラックの運用手順を説明するためのフローチャートである。
まず、運送会社で車両(以下の説明では、トラックとする)を管理する管理者は、管理している各トラックの運行スケジュールを作成する(ステップS41)。この運行スケジュールでは、どこで、誰が、トラックを運転するかを決める。つまり、運送会社の管理者は、運転者が交代する指定場所を示す情報と、各指定場所から当該トラックを運転する各運転者の運転免許証の免許証番号とを対応させた運行スケジュールを作成する。この際、各指定場所において各運転者が当該トラックの運転を開始する時間(期間)を指定するようにしても良い。
運行スケジュールを作成すると、管理者は、上記管理者端末2の操作部24にて作成した運行スケジュールに基づく運行スケジュール情報を入力する(ステップS42)。上記したように、運行スケジュール情報には、少なくとも、運転者が交代する指定場所を示す情報及び各運転者の運転免許証の免許証番号(免許証の識別番号情報)などの情報が含まれる。なお、上記管理者端末2にPC等とのインターフェースを設け、PC上で作成した運行スケジュール情報を管理者端末2に取り込むようにしても良い。
上記管理者端末2に運行スケジュール情報を入力すると、管理者は、上記操作部24にて当該運行スケジュール情報を適用するトラックを選択して運行スケジュール情報の登録開始を指示する。すると、上記管理者端末2の制御部21は、上記車載機1との相互認証処理を行う(ステップS43)。また、この相互認証処理中、上記車載機1側には上記管理者端末2から正確な日時情報が供給され、その管理者端末2からの日時情報に基づいて上記クロック11aの現在時刻が設定されるようになっている。なお、上記車載機1のクロック11aの現在時刻の設定は、相互認証処理後に行っても良い。
上記のような相互認証処理により上記管理者端末2と車載機1とが相互認証できなかった場合(ステップS44、NO)、上記管理者端末2の制御部21は、当該トラックの車載機1への運行スケジュール情報の登録が不可であった旨を表示部23に表示し、運行スケジュール情報の登録を不可とする(ステップS45)。
また、上記相互認証処理により上記管理者端末2と上記車載機1とが相互認証できた場合(ステップS45、YES)、上記管理者端末2の制御部21は、当該運行スケジュール情報に基づく登録用のデータを暗号化して上記無線通信部25により上記車載機1へ送信する(ステップS46)。
これに対して、上記車載機1では、上記無線通信部17により上記管理者端末2からの暗号化された登録用のデータを受信する。上記車載機1の制御部11は、上記管理者端末2から受信した登録用のデータを復号化し、上記メモリ12のデータベース12aに予約情報として登録する(ステップS47)。
上記ステップS41〜S48の処理により、トラックに設置されている車載機1への運行スケジュール情報の登録が完了する。この際、上記管理者は、運行スケジュールに含まれる各運転者に、指定場所とその指定場所へ行くべき時間と運転すべきトラックを知らせる。
一方、トラックを運転する各運転者は、それぞれ指定された時間に指定場所へ出向く(ステップS48)。指定場所を訪れた運転者は、運転すべきトラックの到着を待ち、そのトラックが到着した場合、あるいは既に到着している場合、当該トラックの車載機1の免許証リーダ16に自身が所持している運転免許証を提示する。例えば、運転免許証が接触式のICカードからなっている場合、運転者は、免許証を免許証リーダ16の図示しない挿入部に運転免許証を挿入する。また、運転免許証が無線通信機能を有する無線式のICカードからなっている場合、運転免許証を免許証リーダ16の所定の読取位置に運転免許証を翳す。
運転者から運転免許証が提示されると、上記車載機1の免許証リーダ16は、運転者から提示された運転免許証の記録内容を読み取る(ステップS49)。上記免許証リーダ16が運転免許証の記録内容を読み取ると、上記車載機1の制御部11は、運転免許証から読み取った免許証番号と上記メモリのデータベース12aに登録されている運行スケジュール情報との照合を行う(ステップS50)。
例えば、運行スケジュール情報の照合として、上記制御部11は、運転免許証の免許証番号と上記データベース12aに登録されている運行スケジュール情報の当該指定場所における運転者の免許証番号とが一致する否かを判定する(ステップS50)。この判定により免許証の免許証番号と一致する免許証番号の予約情報が存在すると判定した場合(ステップS50、YES)、上記制御部11は、運転者が提示した運転免許証の免許情報と運行スケジュール情報との照合が成功したものと判断する。
なお、上記運行スケジュール情報との照合において、運行スケジュール情報で各運転者に対して当該トラックの運転開始時間が指定されている場合、上記制御部11は、現在時刻が運行スケジュール情報で指定された運転開始時間と一致するか否かを判定する。この判定により現在時刻が当該予約情報の使用期間内であると判定した場合、上記制御部11は、運転者が提示した運転免許証の免許情報と運行スケジュール情報との照合が成功したものと判断するようにすれば良い。
上記のような運転免許証の免許情報と運行スケジュール情報との照合が成功すると、次に、上記制御部11は、当該運転免許証に記録されている免許条件の確認を行う(ステップS51〜S53)。
すなわち、上記制御部11は、免許条件の確認として、運転免許証に記録されている免許種別が当該車両の車種に適合するか否かを判定する(ステップS51)。この判定では、例えば、2輪車の免許証や普通車の免許証で大型車を運転しようとしていないかなどを確認する。上記判定により運転免許証に記録されている免許種別が当該車両の車種に適合していると判定した場合(ステップS51、YES)、上記制御部11は、現在日時と運転免許証の有効期限とを比較することにより運転免許証の期限が有効であるか否かを判定する(ステップS52)。
この判定により運転免許証の期限が有効であると判定した場合(ステップS52、YES)、上記制御部21は、運転免許証の記録内容により当該運転免許証が行政処分等によって失効中でないか否かを判定する(ステップS53)。この判定により運転免許証が失効中でないと判定した場合(ステップS53、YES)、上記制御部11は、運転免許証に記録されている免許条件が当該車両を運転する条件に適合しているものと判断する。
このような免許条件の確認によって運転免許証の免許条件が当該車両を運転する条件に適合していると判断すると、上記制御部11は、上記ドアロック制御機構14によりドアロック4を開錠し、上記エンジン起動機構15によりエンジン5を始動させる(ステップS54)。これにより、当該トラックは、当該運転免許証の人物による運転が可能な状態となる(ステップS55)。
また、運転免許証の免許情報が運行スケジュール情報と一致していないと判定した場合(ステップS50、NO)、免許種別が当該車両の車種と適合していないと判定した場合(ステップS51、NO)、免許証の期限が有効でないと判定した場合(ステップS52、NO)、あるいは、運転免許証が失効中であると判定した場合(ステップS53、NO)、上記制御部11は、上記表示部18等に使用不可である旨を表示し、当該運転免許証での当該車両の使用(運転)を不可とする(ステップS56)。
上記ステップS49〜S56の処理により運転免許証の記録内容と運行スケジュール情報とに基づく当該トラックの運転開始の処理が完了する。
上記のような処理によって運転が開始されたトラックを次の指定場所まで運転すると、その運転者は、例えば、上記操作部13により当該トラックの運転終了を指示し、エンジン5を停止してドアロック4を施錠する(ステップS57)。この際、上記制御部11は、運行スケジュール情報に基づいて当該トラックの運行が完了したか否か判断する(ステップS58)。この判断により当該トラックの運行が完了していない場合(ステップS58、NO)、上記制御部11は、次の運転者からの運転免許証の提示を待つ。これにより、次の運転者からの運転免許証の提示があった場合、上記制御部11は、上記ステップS49からの処理を実行する。
なお、上記運行スケジュール情報は、当該トラックの運行を管理する管理者によって変更することが可能である。例えば、運行スケジュール情報で当該トラックの運転者として予定されている運転者を変更する場合、上記管理者は、上記管理者端末2により運行スケジュール情報の変更内容を入力し、当該車両の車載機1へ送信する。この管理者端末2からの運行スケジュール情報の変更内容を車載機1が受信すると、上記車載機1の制御部11は、上記データベース12aに登録されている運行スケジュール情報を更新する。この際、上記管理者端末2と上記車載機1間の通信では、相互認証や送受信データの暗号化処理を行うことによりセイキュリティを確保できる。これにより、運転者の変更などの急な運行スケジュールの変更にも対応できる。
また、上記運行スケジュール情報にて指定されている指定場所が近づいてきた場合に、上記表示部18あるいは上記音声部19を用いて運転者に注意を促すようにしても良い。これにより、運転者に指定場所の接近を認識させることができる。
上記のように、第2の運用例によれば、複数の運転者が運転する車両に搭載した車載機と、車載機とのデータ通信が可能な管理者端末とを有する車両の運行管理システムにおいて、管理者端末では、当該車両の運行スケジュールに基づく各運転者の免許証番号を含む運行スケジュールを車載機に登録し、車載機では、各運転者が所持する運転免許証の記録内容と予め登録されている運行スケジュール情報とに基づいて各運転者による当該車両の運転の可否を判定し、当該車両の運転が可であると判定した場合にはエンジンの起動あるいはドアロックの開錠を行って、各運転者に当該車両の運転を許可するようにしたものである。
これにより、運転者が交代する際にエンジンキーの受け渡しを行う必要がないため、営業所や運転を交代する指定場所に管理者が不在であっても、安全に運転者の交代ができる。さらには、エンジンキーの受け渡しが不要であるため、車両の運転者が交代する場合に、運転者同士が時間を決めて会合する必要がなく、各運転者に対する利便性が向上する。
次に、本実施の形態の第1の変形例について説明する。
この第1の変形例は、運転免許証にデータが書込めることが前提とし、運転免許証に記録された運転可能な車両に設置されている車載機の識別情報を記録しておき、その車載機の識別情報と車載機自身の識別情報とが一致する場合に当該車両の運転を許可するようにしたものである。
すなわち、上記第1、第2の運用例では、車両に搭載された車載機のメモリに運行情報(予約情報あるいは運行スケジュール情報)を登録しておくようにしたが、第1の変形例では、運転者の運転免許証に運転可能な車両に搭載されている車載機の識別情報を記録しておき、上記第1の運用例で説明した予約情報との照合処理、あるいは上記第2の運用例で説明した運行スケジュール情報との照合処理の代わりに、運転免許証に記録されている車載機の識別情報とその運転免許証の記録内容を読み取った車載機の識別情報とが一致するか否かを判定する照合処理を行い、両者が一致した場合に当該運転者に対して当該車両の使用を許可するものである。この第1の変形例によれば、車載機に対する運行情報の登録処理などを不要とすることができる。
次に、本実施の形態の第2の変形例について説明する。
この第2の変形例では、車載機への運行情報(予約情報あるいは運行スケジュール情報)の登録をICカードなどのメモリカードを用いて行う場合の動作例について説明する。上記第1、第2の運用例では、上記管理者端末2から無線通信を用いて車載機に運行情報(予約情報あるいは運行スケジュール情報)を登録するようにしたが、第2の変形例では、上記車載機により読み込みが可能なICカードなどのメモリカード(例えば、キーカードと称する)を介して上記運行情報を上記車載機に登録するものである。
例えば、管理者が操作するPCなどにキーカードにデータを書込むカードライタを装着し、上記PCにて入力した運行情報をキーカードのメモリに書込む。次に、その運行情報を書込んだキーカードのメモリの記録内容を車載機に設けたカードリーダ(第2の読取手段)により読み取って、キーカードに記録されている運行情報を上記メモリ12のデータベース12aに登録する。また、キーカードのメモリの記録内容を読み取る手段は、上記免許証リーダと兼用のものであっても良いし、上記免許証リーダとは別に設けても良い。
さらに、車載機1では、セキュリティ確保のため、キーカードとの相互認証を行って、相互認証が成功した場合に上記キーカードの記録されている運行情報の登録を行うようにしても良い。さらに、暗号を用いた通信によってキーカードから運行情報を読み出して登録するようにしても良い。また、上記キーカードとして用いるICカードは、上記車載機の免許証リーダにてデータが読み取り可能なものであれば良く、接触式のICカードであっても、無線式のICカードであっても実現可能である。
上記のように、この発明の車両の運行管理システムでは、ICカード型運転免許証と相互に情報の授受を行う車載機に予め運転者の運転免許証の識別番号をメモリに記録しておき、上記車載機は、運転者が所持するICカード型運転免許証から識別番号情報を読み取って予めメモリに登録されている記録内容と照合を行い、運転者の運転免許証の識別番号情報と予めメモリに登録されている記録内容とが一致すればエンジンキーを必要とせずに当該自動車の運転操作が可能になるようにしたものである。
これにより、予め車載機に登録された識別番号の運転免許証を所持している人物にのみ車両の運転を許可することができ、車両を複数の運転者が共用する場合であってもエンジンキーの受け渡しが不要となり、エンジンキーの管理あるいは車両自体の管理が簡単になり、車両の運転者及び車両の管理者の利便性を改善することができる。
また、ICカード型運転免許証内部のメモリに運転が可能な自動車に搭載されている車載機の識別番号を予め記録しておき、車載機は、運転者が所持するICカード型運転免許証内部のメモリに記録されている車載機の識別番号を読み取って車載機自身の識別番号と照合し、運転免許証に記録されている車載機の識別情報と車載機自身の識別番号とが一致すればエンジンキーを必要とせずに当該自動車の運転操作が可能になるようにしても良い。
また、車載機への通行情報の登録は、当該システムを運用する管理者が操作可能な管理者端末によるPHSデータ通信等の無線通信手段を介して行う。さらに、その場合の上記管理者端末と車載機との無線通信では、安全性を保つために、相互認証または暗号化処理を行うようにしても良い。
さらに、車載機は、上記管理者端末との無線通信によって正確な日時情報を上記管理者端末から取得するようにしても良い。
また、車載機への運行情報の登録は、当該システムを運用する管理者が利用可能なキーカードと称するICカード内のメモリをデータ搬送媒体として使用することにより行いようにしても良い。さらに、上記キーカードと上記車載機とのデータ送受信では、安全性を保つために、相互認証または暗号化処理を行うようにしても良い。
また、車載機では、運転者に運転を許可する前に、ICカード型運転免許証に記録されている免許種別、有効期限、行政処分情報等の免許条件を読み出して、当該運転者が当該車両を運転するための条件を満たしているかどうかを確認し、条件を満たしていないない場合は当該車両の運転操作が可能としないようにする。
また、車載機に運転操作が可能である期間(期限)に関する情報が登録されている場合、期限が近くなると、車載機は表示、音、音声等の報知手段を用いて運転手に注意を促すようにしても良い。
また、車両の運転者が予め車載機に登録されている当該車両の使用期限を超過して運転した場合、当該運転者による当該車両の運転機能を制限するようにしても良い。さらに、車両の運転機能が制限された場合、当該車両の運転機能の制限を解除するため、管理者が上記管理者端末によって上記車載機に登録されている使用期限を延長できるようにしても良い。
本発明の実施の形態に係る車両の運行管理システム全体の構成を概略的に示すブロック図。 車両の運行管理システムの第1の運用例としてのレンタカーの運用手順を説明するためのフローチャート。 車両の運行管理システムの第1の運用例としてのレンタカーの運用手順を説明するためのフローチャート。 車両の運行管理システムの第2の運用例としてのトラックの運用手順を説明するためのフローチャート。 車両の運行管理システムの第2の運用例としてのトラックの運用手順を説明するためのフローチャート。
符号の説明
M…自動車(車両)、C…運転免許証、1…車載機(車載端末装置)、2…管理者端末(管理装置)、4…ドアロック、5…エンジン、11…制御部、11a…クロック、12…メモリ、12a…データベース、13…操作部、14…ドアロック制御機構、15…エンジン起動機構、16…免許証リーダ、17…無線通信部、18…表示部、19…音声部、21…制御部、22…メモリ、23…表示部、24…操作部、25…無線通信部

Claims (12)

  1. 車両に搭載される車載端末装置において、
    当該車両の使用が許可されている運転者の運転免許証の識別番号情報を含む運行情報が記録されている記憶手段と、
    運転者が所持する運転免許証から識別番号情報を読み取る読取手段と、
    この読取手段により読み取った運転免許証の識別番号情報と前記記憶手段に記録されている運行情報とを比較し、当該運転免許証を所持している運転者による当該車両の使用の可否を判定する判定手段と、
    この判定手段により当該運転免許証を所持している運転者による車両の使用が可であると判定した場合、当該車両を使用可能な状態とする制御手段と、
    を具備することを特徴とする車載端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記判定手段により当該車両の使用が可であると判定した場合に、当該車両のエンジンを始動するエンジン制御手段である、ことを特徴とする前記請求項1に記載の車載端末装置。
  3. 前記制御手段は、前記判定手段により当該車両の使用が可であると判定した場合に、ドアロックを開錠するドアロック制御手段である、ことを特徴とする前記請求項1に記載の車載端末装置。
  4. 前記記憶手段には、運行情報として運転免許証の識別番号に対応して当該運転免許証の運転者が当該車両を運転が可能な使用期間を示す使用期間情報が記録されており、
    前記判定手段は、前記読取手段により読み取った運転免許証の識別番号情報と前記記憶手段に記録されている運行情報とを比較し、前記読取手段により読み取った運転免許証の識別番号情報に対応する使用期間内であるか否かにより当該運転者の車両の使用の可否を判定する、ことを特徴とする前記請求項1に記載の車載端末装置。
  5. さらに、当該車両を運転中に使用期間を超過しそうになった場合に、使用期限が近づいていることを運転者に報知する報知手段を有する、ことを特徴とする前記請求項4に記載の車載端末装置。
  6. さらに、前記読取手段により運転免許証に記録されている免許条件を読み取り、前記運転免許証の免許条件に基づいて当該車両が運転可能な条件を有しているか否かを確認する確認手段を有し、
    前記制御手段は、前記判定手段により当該運転免許証の運転者の車両の使用が可であると判定し、かつ、前記確認手段により運転免許証に記録されている免許条件が当該車両を運転する条件に適合していると確認した場合に、当該運転者による当該車両の運転を可能とする、ことを特徴とする前記請求項1に記載の車載端末装置。
  7. 車両に搭載される車載端末装置において、
    運転者が所持している運転免許証から運転が許可されている車両に設置されている車載端末装置の識別情報を読み取る読取手段と、
    この読取手段により読み取った運転免許証に記録されている車載端末装置の識別情報と当該車載端末装置の識別情報とが一致するか否かにより当該運転免許証を所持している運転者による当該車両の使用の可否を判定する判定手段と、
    この判定手段により当該運転免許証を所持している運転者による車両の使用が可であると判定した場合、当該車両を使用可能な状態とする制御手段と、
    を具備することを特徴とする車載端末装置。
  8. 車両に搭載される車載端末装置と、この車載端末装置との通信が可能な管理者端末とを有する車両の運行管理システムにおいて、
    前記管理者端末は、
    前記車載端末装置が搭載されている車両の運転を可能とする運転者が所持している運転免許証の識別情報を含む運行情報を入力する入力手段と、
    この入力手段により入力した車両の運行情報を当該車両の車載端末装置へ送信する送信手段と、を有し、
    前記車載端末装置は、
    前記送信手段により前記管理者端末から供給された当該車両の運転が許可される運転者が所持している運転免許証の識別番号情報を含む車両の運行情報を記憶手段に登録する登録手段と、
    運転者が所持する運転免許証から識別番号情報を読み取る読取手段と、
    この読取手段により読み取った運転免許証の識別番号情報と前記記憶手段に記録されている運行情報とを比較し、当該運転免許証を所持している運転者による当該車両の使用の可否を判定する判定手段と、
    この判定手段により当該運転免許証を所持している運転者による当該車両の使用が可であると判定した場合、当該車両を使用可能な状態とする制御手段と、
    を具備することを特徴とする車両の運行管理システム。
  9. さらに、前記管理者端末と前記車載端末装置とは、それぞれ無線通信を行う無線通信手段を有し、前記車載端末装置は、前記無線通信手段により前記管理者端末から前記記憶手段に記録されている運行情報に対する更新用のデータを受信した場合、前記記憶手段に記録されている運行情報を更新する更新手段を有する、ことを特徴とする前記請求項8に記載の車両の運行管理システム。
  10. さらに、前記管理者端末と前記車載端末装置とは、それぞれ相互認証を行う相互認証手段を有する、ことを特徴とする前記請求項8に記載の車両の運行管理システム。
  11. さらに、前記管理者端末は、前記送信手段により前記車載端末装置へ送信する車両の運行情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記車載端末装置は、前記管理者端末から受信した暗号化された車両の運行情報を復号化する復号化手段を有する、ことを特徴とする前記請求項8に記載の車両の運行管理システム。
  12. 車両に搭載される車載端末装置と、この車載端末装置により読み取り可能なキーカードとを有する車両の運行管理システムにおいて、
    前記キーカードは、
    前記車載端末装置が搭載されている車両の使用が許可されている運転者が所持している運転免許証の識別情報を含む運行情報が記録されるメモリを有し、
    前記車載端末装置は、
    前記キーカードのメモリに記録されている運行情報を読み取る第1の読取手段と、
    この第1の読取手段によりキーカードから読み取った当該車両の使用が許可されている運転者の運転免許証の識別番号情報を含む運行情報を記憶手段に登録する登録手段と、
    運転者が所持している運転免許証から識別番号情報を読み取る読取手段と、
    この読取手段により読み取った運転免許証の識別番号情報と前記記憶手段に記録されている運行情報とを比較し、当該運転免許証を所持している運転者による当該車両の使用の可否を判定する判定手段と、
    この判定手段により当該運転免許証を所持している運転者による当該車両の使用が可であると判定した場合、当該車両を使用可能な状態とする制御手段と、
    を具備することを特徴とする車両の運行管理システム。
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