JP4181319B2 - シリンダの充填を制御する方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可変のバルブ制御を行う内燃機関における複数のシリンダのガス充填を制御する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
慣用の内燃機関は、所定の行程曲線をもつエンジンバルブを制御するために1つまたは複数のカムシャフトを有している。カムシャフトの設計により、エンジンバルブにおけるバルブ調整器の行程曲線が決定される。とはいえ、決定された行程曲線によってどのような動作状態においても内燃機関の最適な動作が生じるというわけではなく、その理由は一般には様々な内燃機関動作状態のために種々の行程曲線が必要とされるからである。
【0003】
行程曲線が固定されていることに起因して、カム操作されるバルブを備えた慣用の内燃機関におけるガス交換制御すなわちシリンダへのガスの充填ならびにガスの排出の制御は、制約されたかたちでしか実現できず、あらゆる動作状態に合わせて最適化することはできない。ガス充填とは、空気およびそれに付加された燃料さらには動作状態や内燃機関の形式に応じてフィードバックされた燃焼排気ガスをシリンダ燃焼室へ充填することである。
【0004】
カムのない内燃機関におけるガス交換(これをチャージ交換とも称する)の制御は、これとは基本的に異なるものである。電気液圧式にカムなしでバルブが駆動される内燃機関の場合、エンジンバルブ過程はフレキシブルである。吸気バルブおよび排気バルブの開放時点および/または閉鎖時点の変更により、各シリンダ内の吸入空気および残留ガスの量を制御することができる。電気液圧式にカムなしでバルブを駆動することによりフレキシビリティが高まる一方、機械的なカムシャフトを用いた装置構成では現れない欠点が生じる。
【0005】
可変のバルブ制御を行うシステムの場合、バルブ調整器の行程曲線は調整器ごとに所定の公差ないしは許容差をもっている。行程曲線のこのような隔たりの原因は、バルブ調整器における機械的、液圧的、磁気的または電気的なコンポーネントの許容差にある。さらに行程曲線は消耗程度がそれぞれ違うことによっても異なるかたちで変化する。
【0006】
けれども行程曲線が異なることで個々のシリンダ間の充填度が異なってしまう。その結果、内燃機関の円滑な動作が劣化するし騒音も大きくなり、燃料消費も増えるし、さらには内燃機関の可動部材の負荷も増大し、そのことで摩耗がいっそう激しくなってしまう。
【0007】
DE 195 11 320 C2 には、電気液圧式バルブ調整器における電磁バルブを制御するためにシリンダ固有に補正値を形成することが提案されている。新しいガスと残留ガスの充填が、シリンダ固有に測定された新しい空気とシリンダ固有に測定された燃焼室圧力と温度とから求められ、まえもって定められた目標値と比較される。したがって補正値を適切に求めることにより、それぞれ異なる行程曲線を補償することができる。
【0008】
DE 195 11 320 C2 にはこれらの量の測定のために、吸気流中にただ1つの空気質量流センサを用いることおよび/または排気ガス流中にただ1つの酸素センサを用いることが提案されており、これは時間分解能ベースで動作する。この場合、捕捉された空気量によって、特定のピストン基準位置および温度でシリンダ固有に測定された燃焼室圧力も計算に入れることで、残留ガス成分を求めることができる。
【0009】
しかしながら DE 195 11 320 C2 に開示されている装置の場合、上述の測定量をシリンダ個別に求める必要がある。つまりシリンダごとに少なくとも1つの燃焼室圧力センサを設置しなければならない。これは非常に煩雑であり、なぜかといえば圧力センサをシリンダ燃焼室の入口に配置しなければならないからである。
【0010】
DE 42 36 008 A1 には、可変のバルブ制御を行うシステム用のシリンダ個別のラムダ制御について開示されている。この場合、ラムダゾンデが間接的に充填センサとして使用され、その際には噴射量を用いることでシリンダの外気充填量が逆算される。しかしながらこの装置では外気充填量について不正確な計算値が生じてしまう。その理由は、計算にあたっては高速な計算が必要とされることから、たとえば内燃機関の温度や内燃機関の負荷状態、燃焼室圧力さらには周囲温度などのような多くの影響要因を十分には考慮できないからである。しかもこの装置は、そもそも外気充填量についての利用可能な結果を計算できるようにするために、許容差のごく僅かな噴射バルブを前提条件としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の課題は、可変のバルブ制御の行われる内燃機関で複数のシリンダへのガス充填を制御するための方法ならびに装置において、簡単かつ精確であるように構成することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によればこの課題は、サンプリングレートにより充填量センサの測定信号をサンプリングすることにより、該測定信号のサンプリング値を求めるステップと、複数のシリンダのうち第1のシリンダに対する第1の測定インターバルを決定するステップと、該第1のシリンダに対する第1の測定インターバル内のサンプリング値を累算して第1のサンプリング値合計を求めるステップと、該第1の測定インターバル内におけるサンプリング値の個数を計数して第1の計数値を求めるステップと、前記第1のサンプリング値と前記第1の計数値との商の形成により第1のシリンダに充填された第1の空気量を求めるステップ、を有しており、内燃機関のクランク角に対し相対的な前記第1の測定インターバルの開始と終了が可変であり、前記開始と終了をエンジン特性量に依存して求め、該エンジン特性量は内燃機関の回転数、吸気管圧力またはバルブタイミングであることにより解決される。
【0013】
さらに上記の課題は、サンプリングレートで充填量センサの測定信号をサンプリングすることにより該測定信号のサンプリング値を求めるサンプリング装置と、複数のシリンダのうち第1のシリンダのために第1の測定インターバルを決定する第1の決定装置と、該第1のシリンダのための第1の測定インターバル内におけるサンプリング値を累算して第1のサンプリング値合計を求める第1の累算器と、前記第1の測定インターバル内におけるサンプリング値の個数を計数して第1の計数値を求める第1のカウンタと、前記第1のサンプリング値合計と前記第1の計数値の商を形成することにより第1のシリンダに充填された第1の空気量を求める第1の除算器が設けられており、前記第1の決定装置は、内燃機関のクランク角に対し相対的な前記第1の測定インターバルの開始と終了をエンジン特性量に依存して可変に決定し、該エンジン特性量は内燃機関の回転数、吸気管圧力またはバルブタイミングであることにより解決される。
【0014】
【発明の実施の形態】
可変のバルブ制御を行う内燃機関において複数のシリンダのガス充填を制御する方法によれば、所定のサンプリングレートで測定信号をサンプリングすることにより充填量センサにおける測定信号の複数のサンプリング値が決定される。ついで、第1のシリンダのための第1の測定インターバル内にあるサンプリング値が累算される。その合計を第1のサンプリング値合計と称する。さらに、第1の測定インターバル内にあるサンプリング値の個数が計数される。これによって第1の計数値が生じる。次に第1のシリンダに充填されている第1の空気量が、第1のサンプリング値合計と第1の計数値との商を形成することにより求められる。
【0015】
本発明により達成される利点とは、第1のシリンダ内に充填されている第1の空気量が測定信号に基づき簡単なやり方で求められることである。この測定信号は充填量センサの出力信号である。有利には本発明による方法の場合、充填量センサの測定信号以外にたとえば燃焼室圧力や温度など他の測定量を測定しなくてよい。さらに本発明による方法によれば、たとえ許容差の大きい精密でない噴射バルブが用いられても、精確なガス充填量すなわち第1のシリンダ内に充填されている第1の空気量を得ることができる。
【0016】
本発明の有利な実施形態によれば、第1の測定インターバルは可変である。
【0017】
有利には第1の測定インターバルを変化させることによりたとえば、充填量センサの測定信号をバルブ開放時に評価するのかバルブ閉鎖時に評価するのかの選択を行うことができる。これによって、バルブまたはバルブ調整器が偏差または公差を開放時にもっているのか閉鎖時にもっているのかを検出することができるし、また、バルブまたはバルブ調整器が欠陥をもっているか否かを検出することができる。
【0018】
本発明の別の有利な実施形態によれば、内燃機関の複数のシリンダのうち第2のシリンダのために第2の測定インターバルが決定される。この場合、第2の測定インターバル内に位置するサンプリング値が累算されて第2のサンプリング値合計が求められる。さらに第2の測定インターバル内にあるサンプリング値の個数が計数される。この計数値を第2の計数値と称する。ついでサンプリング値合計と第2の計数値との商を形成することにより、第2のシリンダ内に充填されている空気量が求められる。その後、第1のシリンダと第2のシリンダとの間のガス充填量差が求められ、これは第1のシリンダに充填されている第1の空気量と第2のシリンダに充填されている第2の空気量とを互いに比較することによって行われる。ついでこのガス充填量差に基づき、第1のシリンダの吸気バルブを操作する第1のガス交換調整器と第2のシリンダの第2の吸気バルブを操作する第2のガス交換調整器が制御される。
【0019】
有利には本発明のこのような実施形態により、両方のガス交換調整器の実際の偏差に基づいて、つまりガス充填量差に基づいて、第1のシリンダと第2のシリンダにおける両方のガス交換調整器を制御できるようになる。これにより回転特性を改善するためにガス充填量差を最低限に抑えることができるようになる。
【0020】
本発明の装置には、所定のサンプリングレートで測定信号をサンプリングすることにより充填量センサの測定信号のサンプリング値を求めるサンプリング装置と、複数のシリンダのうち第1のシリンダのための第1の測定インターバルを決定する第1の決定装置と、第1のシリンダに対する第1の測定インターバル内にあるサンプリング値を累算する第1の累算器と、第1の測定インターバル内にあるサンプリング値の個数を計数して第1の計数値を求める第1のカウンタと、第1のサンプリング値合計と第1の計数値との商を形成することにより第1のシリンダに充填されている第1の空気量を求める第1の除算器が設けられている。
【0021】
本発明により達せられる利点は殊に、第1のシリンダに充填された第1の空気量を求めるためにただ1つの充填量センサしか必要としないことである。換言すればセンサの測定信号だけがサンプリングされ、その信号に基づき第1の空気量が求められる。これにより有利には本発明による装置は、低コストで製造することのできる簡単な構造をもつことになる。しかもただ1つの充填量センサしか設けられていないので、複数の充填量センサ間の偏差を考慮する必要がない。
【0022】
本発明の有利な実施形態によれば第1の測定インターバルは可変である。
【0023】
したがって「測定窓」を次のように構成することができる。すなわち、たとえばバルブの開放または閉鎖だけを考察して、バルブまたはガス交換調整器の許容偏差がバルブの開放時または閉鎖時に格別大きいのか小さいのかを調べることができるようにする。
【0024】
本発明のさらに別の実施形態によれば、サンプリングレートを決定するサンプリングレート決定装置と、複数のシリンダのうち第2のシリンダに対し第2の測定インターバルを決定する第2の決定装置と、第2の測定インターバル内にあるサンプリング値を累算して第2のサンプリング値合計を求める第2の累算器と、第2の測定インターバル内にあるサンプリング値の個数を計数して第2の計数値を求める第2のカウンタと、第2のサンプリング値合計と第2の計数値との商を形成することにより第2のシリンダに充填された第2の空気量を求める第2の除算器と、第1のシリンダと第2のシリンダとの間のガス充填量差を求める第1の比較器と、このガス充填量差に基づき第1のシリンダの第1のガス交換調整器と第2のシリンダの第2のガス交換調整器を制御する制御装置が設けられている。
【0025】
有利には本発明のこの実施形態により、両方のシリンダ間のガス充填量差に基づき両方のガス交換調整器を制御することができ、その結果、ガス充填量差を補償できるようになる。これにより内燃機関の良好な回転が実現される。さらにこれによりノイズや有害物質の放出ならびに燃料消費の低減を実現できるようになる。これにより外気および残留ガス充填量をシリンダごとにばらばらにガス交換調整器のシリンダ固有の制御によって補償できるようになる。
【0026】
従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。次に、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
【0027】
【実施例】
図1には、完全に可変のバルブ駆動の行われる内燃機関1のシリンダが略示されている。完全に可変のバルブ駆動という場合には、対応するバルブのフェーズと行程を変更することができる。この場合、参照符号2によりシリンダのピストンが表されており、これは略示されているクランクシャフト4とピストンロッド3を介して接続されている。ピストン2によりシリンダの燃焼空間が制限される。クランクシャフト4にはクランクシャフトセンサ6が配置されており、これはクランク角を測定する。
【0028】
シリンダ燃焼室内には点火プラグ5が配置されている。シリンダ燃焼室に対し吸気バルブを介してガスを充填することができ、排気バルブ8を介して空にすることができる。
【0029】
吸気バルブ7と排気バルブ8は吸気バルブ7用のガス交換調整器9と排気バルブ用のガス交換調整器10により開閉される。
【0030】
参照符号11により液圧チャンバが表されており、これは液圧接続路を介してガス交換調整器9,10と接続されている。液圧チャンバ11内で圧力の加えられている液圧流体は液圧接続路を通ってガス交換調節器9,10に加えられる。
【0031】
参照符号12により、燃料を内燃機関1の吸気管13へ噴射するための噴射バルブが示されている。参照符号14により吸気管センサが示され、参照符号15によりサーミスタフィルム形空気量センサが示されている。サーミスタフィルム形空気量センサ15は、内燃機関1の吸気管13内で空気の流れ方向においてスロットルバルブ18よりも前に配置されている。スロットルバルブ18は、吸気管中の空気流を制御する目的で内燃機関1の吸気管13内に配置されている。内燃機関の吸気管13中の空気方向によれば、空気はサーミスタフィルム形空気量センサ15からスロットルバルブ18のところを過ぎ、吸気管13の壁に配置されている吸気管圧力センサ14のところ、および燃料を吸気管13に噴射する噴射バルブ12のところを通過する。その後、燃料の加えられた混合気は吸気バルブ7を通って内燃機関1の燃焼室に入れられ圧縮され点火プラグ5により点火され、ついで上方へ向かうピストン運動により吸気バルブ8が開放されそこを通って排気される。排気流または排気ガス流はラムダセンサ19のところを通過して(図示されていない)排気管に排出される。
【0032】
参照符号16により制御装置16が示されており、これは入力としてクランク角センサ6、サーミスタフィルム形空気量センサ15および吸気圧センサ14の出力信号を受け取る。このエンジン制御装置16はバス17たとえば Can バスを介してガス交換制御装置20と接続されている。
【0033】
制御装置16はマイクロプロセッサ装置(図示せず)を有しており、これは上述の入力量からスロットルバルブ18、噴射バルブ12および点火プラグ5に対する制御信号を求める。ガス交換制御装置20は入力量としてクランク角センサ6、サーミスタフィルム形空気量センサ15および吸気圧センサ14の出力信号を受け取る。ガス交換制御装置20は出力信号として、吸気バルブ17用のガス交換調整器9と排気バルブ8用のガス交換調整器10のための制御信号を送出する。さらにガス交換制御装置20はバス17を介して制御装置16と接続されている。このバス17を介して制御装置16およびガス交換制御装置20は信号を交換して、たとえば吸気バルブ7用のガス交換調整器9の制御と排気バルブ8用のガス交換調整器の制御を点火プラグ5の点火と同期させるようにする。
【0034】
図1では吸気管13内にスロットルバルブ18が設けられているとはいえ、本発明はスロットルバルブ18をもつ内燃機関1に限定されるものではない。さらに本発明は、図1に示されているように吸気管噴射の行われる非過給形の内燃機関1に限定されるだけでなく、ダイレクト噴射あるいはターボ過給の行われる内燃機関1にも制約なく適用することができる。
【0035】
次に図2を参照しながら、ガス交換調整器9,10の動作について吸気バルブ7用のガス交換調整器9に基づき説明する。図2には可変バルブ制御の実例として、電気液圧式の可変バルブ駆動部が描かれているけれども、本発明はそれに限定されるものではなく、たとえば圧電システムなどにも同様に適用することができる。さらに本発明は電磁的なバルブ制御、電気液圧式のバルブ制御ならびに機械的な制御にも適用することができ、たとえば Variable Valve Train (VVT) つまりカムシャフトを有する完全に可変のバルブ駆動部との関連で Vanos などにも適用できる。
【0036】
参照符号22により第1の電磁バルブが示されている。この第1の電磁バルブ22は、コモンレールとして構成されている液圧圧力チャンバ11と操作装置24内の第1のチャンバ23aとの間に配置されている。操作装置24内には吸気バルブ7のバルブ基部が配置されている。バルブ基部は操作装置24内にシフト可能に配置されている。バルブ基部により、操作装置24内で第1のチャンバ23aと第2のチャンバ24が分離される。
【0037】
操作装置24内の第2のチャンバ23bと液圧圧力チャンバ11との間に、第2の液圧接続管21bが設けられている。さらに第1のチャンバ23aは第2の電磁バルブ25を経由して第3の液圧接続管21cを通って液圧圧力チャンバ11と接続されている。
【0038】
第1の電磁バルブ22と第2の電磁バルブ25は導管26を介してガス交換制御装置20と接続されている。ガス交換制御装置20は、相応の制御信号により第1の電磁バルブ22と第2の電磁バルブ25を操作する。
【0039】
図2に示されているガス交換調整器9の動作は以下のとおりである。第1の電磁バルブ22が開放されているとき、圧力の加わった液圧媒体が液圧圧力チャンバ11から第1のチャンバ23aへ流れる。液圧媒体により第1のチャンバ23aが満たされ、第1のチャンバ23aと第2のチャンバ23bを分離しているバルブ基部が動かされる。これにより図2中の吸気バルブ7は下方にずらされる。バルブ7は次のように配置されている。すなわち、図2においてバルブ基部が一番上にあるとき、つまり第1のチャンバ23a内に液圧媒体がなく、第1のチャンバ23aが最小の空間をもち、かつ第2のチャンバ23bが最大の空間をもっているとき、吸気バルブ7が内燃機関1のシリンダヘッドにおける図示されていない弁座に位置するように配置されている。この位置において、吸気バルブ7はシリンダ燃焼室の吸気口を閉鎖する。第1のチャンバ23aが液圧媒体で満たされると、吸気バルブ7は弁座からシリンダ燃焼室へとずらされ、シリンダの吸気開口部が開かれる。所望のバルブ行程が達成されると、第1の電磁バルブ22は閉じられる。
【0040】
吸気弁7を閉じるために第2の電磁バルブ25が開かれ、その結果、第1のチャンバ23a内に存在する液圧媒体が開放された第2の電磁バルブ25を通って液圧圧力室11へ戻されるようになる。この場合、液圧圧力室11から第2のチャンバ23bに向けて圧力の加えられている液圧媒体は第2のチャンバ23bへ流れ、それにより図2におけるバルブ基部は上に向かって動かされる。このようにして吸気バルブ7は弁座に戻され、燃焼室の吸気口は閉じられる。
【0041】
このような形式のガス交換調整器によって、オットーエンジンのどのような排気バルブや吸気バルブであっても個別にバルブ制御することができる。
【0042】
次に、図3を参照しながら本発明の原理についてさらに説明する。以下では本発明をサーミスタフィルム形空気量センサおよび吸気管圧力センサを参照して説明するけれども、本発明によれば充填量センサとしてラムダセンサを用いることもできる。この場合、吸気バルブ8から吐出された排気ガスの組成から、対応するシリンダに供給された空気量が計算される。
【0043】
図3の参照符号27により累算器が示されており、これは記憶装置28と接続されている。記憶装置28は除算器31と接続されている。参照符号29によりカウンタが示されており、これは別の記憶装置30と接続されており、この記憶装置も除算器31と接続されている。図3の破線で表されたエレメントは機能の特徴を表している。
【0044】
図3によればまず最初に測定信号mlaが捕捉される。測定信号として有利には、サーミスタフィルム形空気量センサ15の出力信号が用いられる。このセンサは高いダイナミック特性をもっているので、吸気管13に流れ込む空気量をダイナミックに測定することができ、つまり個々の脈動を測定することができる。このようにして、内燃機関に流れ込む外気充填量をそのまま測定することができる。
【0045】
さらに吸気管圧力センサ14によっても外気を測定することができる。この場合には測定信号mlaとして吸気管圧力センサ14の出力信号mlpsaが用いられる。吸気管圧力センサは非常にダイナミックであるので、このような測定形態によっても個々の脈動を捉えることができる。とはいえ吸気管圧力センサの場合には圧力が測定されるので、この場合には外気の間接的な測定と言うことになり、その際には温度の影響や残留ガスの影響たとえば排気ガスの背圧を考慮しなければならない。
【0046】
測定信号mlaはサンプリングレートfでサンプリングされ、サンプリング値mlaRTX は累算器27において測定インターバルR1−Synの最初から測定インターバルR1−Synの最後まで加算されていき、その後、記憶装置28に記憶される。つまり管GaNすれば、測定インターバルR1−Syn内にあるすべてのサンプリング値mlaRtx が累算器27内で加算される。さらにカウンタ29を用いることで、第1の測定インターバルR1−Syn内にいくつのサンプリング値mlaR1 - Syn があり累算器27において加算されたのかが求められる。そして計数結果は別の記憶装置30に記憶される。記憶装置28における累算されたサンプリング値mlaR1 - Syn をサンプリング値合計AW1と称し、記憶装置30内に格納されている計数値を計数値Z1と称する。ついで除算器31において、サンプリング合計AW1と計数値Z1の商が形成される。この商は測定インターバルR1−Synにわたり求められたシリンダに供給された空気量mlmである。
【0047】
測定インターバルR1−Synが内燃機関の動作サイクルのうち吸気サイクル全体に及ぶようにすれば、個々のシリンダに供給される空気量全体を捉えることができる。
【0048】
次に図4を参照しながら、測定インターバルR1−Synをクランク角位置によって規定したときの本発明の基本原理について説明する。同じ装置または対応する装置には図3と同じ参照符号が付されており、それらの装置の説明については図3を参照されたい。
【0049】
図3を参照しながら説明したのと同じようにして、まずはじめに測定信号mlaがサンプリングレートfでサンプリングされる。図4では参照符号32によってクランク角センサが示されており、これはまえもって定められた第1のクランクシャフト位置とまえもって定められた第2のクランクシャフト位置を検出し、まえもって定められた第1のクランクシャフト位置が検出されたときには第1の信号をカウンタ29と累算器27へ送出し、まえもって定められた第2のクランク角位置が検出されたときには第2の信号がカウンタ29と累算器27へ送出される。まえもって定められた第1のクランクシャフト位置は測定インターバルR1−Synの開始を表す。まえもって定められた第2のクランクシャフト位置は測定インターバルR1−Synの終了を表す。クランク角センサ32の第1の信号を受け取ることでカウンタ29はサンプリング値mlaR1 - Syn の個数を係数し始める。また、クランク角センサ32の第1の信号を受け取ることで累算器27は、サンプリング値mlaR1 - Syn を加算し始める。クランク角センサ32の第2の信号を受け取ることで、累算器27は合計結果を記憶装置28へ送出する。ついで記憶装置28は、累算器27から送出された合計結果を格納する。この合計結果はサンプリング値合計AW1である。
【0050】
クランク角センサ32の第2の信号を受け取ることで、カウンタ29は計数状態を記憶装置30へ送出する。記憶装置30はカウンタ29の計数状態を記憶する。この場合、格納されている計数状態は第1の計数値Z1に対応する。その後、図3を参照して説明したのと同じやり方で除算器31により、対応するシリンダに満たされている空気量mlmが求められる。
【0051】
図3および図4を参照して説明した原理を複数のシリンダを備えた内燃機関に適用する際、各シリンダごとに固有の測定インターバルまたは相応のクランク角位置を規定する必要がある。各シリンダ間における充填量の差を検出すべき場合に必要とされるのは、比較すべきシリンダの測定インターバルが等しいことおよびクランク角に関して等しい位置をもつことである。1つの動作サイクル中に内燃機関に供給される空気量全体を測定しようという場合には、1つのシリンダに対する各測定インターバルがその吸気サイクル全体をもつようにする必要がある。しかもこの場合に必要とされるのは、内燃機関の各シリンダごとに測定インターバルを規定し、各シリンダに供給される空気量を上述のようにして測定することである。個々のシリンダに求められる空気量の合計を用いることで、動作サイクルに対する空気量全体を計算することができる。
【0052】
次に図5を参照して、本発明に従って可変のバルブ制御の行われる内燃機関において第1および第2のシリンダの充填を制御するための装置の実施例について説明する。有利には図5に示されている装置は、吸気管圧力センサ14、サーミスタフィルム形空気量センサ15および周囲圧力センサ34を除いて図1のガス交換制御装置20内に配置されている。
【0053】
参照符号35により表されているサンプリング装置は、吸気圧力センサ14またはサーミスタフィルム形空気量センサ15の測定信号mlaのサンプリング値mlaRtx を、サンプリングレートfで測定信号mlaをサンプリングすることにより求める。さらにサンプリング装置35はスロットル決定装置36、サンプリングレート決定装置37、第1および第2の累算器39,43および第1および第2のカウンタ40,44と接続されている。
【0054】
スロットル決定装置36はサンプリング装置35のほか、吸気管圧力センサ14および周囲圧力センサ34と接続されている。有利にはスロットル決定装置36は除算器であり、これは吸気管圧力センサ14により測定された吸気管圧力puと周囲圧力センサ34により測定された周囲圧力psとの商として絞りすなわちスロットルps/puを求める。スロットル決定装置はサンプリング装置35へスロットルps/puを送出する。
【0055】
サンプリングレート決定装置37はたとえば回転数、クランク角、エンジン温度、負荷要求などエンジン特性量に依存してサンプリングレートfを決定する。このためサンプリングレート決定装置37は、対応するデータや測定値をバス17を介して制御装置16と交換する。しかしながら、周波数の調整可能なマルチバイブレータを備えたサンプリングレート決定装置を形成することもできる。
【0056】
参照符号38により第1の決定装置38が表されている。第1の決定装置38は、第1のシリンダのための第1の測定インターバルR1−Synを決定するように構成されている。この第1の決定装置38は、内燃機関1の少なくとも回転数に依存してクランク角に対し相対的な測定インターバルR1−Synの幅と位置を決定する。有利には第1の決定装置38は、回転数や吸気管圧力やバルブタイミングなどのエンジン特性量に依存して測定インターバルR1−Synの幅や位置を決定する。第1の決定装置38はバス17を介して制御装置16から、測定インターバルR1−Synを決定するためのエンジン特性量を受け取る。
【0057】
第1の決定装置38は、測定インターバルR1−Synの開始を表す第1の信号と測定インターバルR1−Synの終了を表す第2の信号を用いることで決定された測定インターバルR1−Synの長さと位置を、第1の累算器39と第1のカウンタ40へ送出する。
【0058】
測定インターバルR1−Synの開始を表す第1の決定装置38の第1の信号を受け取ってから、測定インターバルR1−Synの終了を表す第1の決定装置38の第2の信号を受け取るまで、第1の累算器39はサンプリング装置35から送出されたサンプリング値mlaR1 - syn を累算する。第1の累算器39はサンプリング値合計AW1を表す合計結果を第1の除算器41へ送出する。その後、サンプリング値合計AW1と称する第1の加算器39は合計結果を第1の除算器41へ送出する。
【0059】
第1の決定装置38の第1の信号を受け取った後、第1のカウンタ40は、サンプリング装置35から送出されたサンプリング値mlaR1 - Syn を計数する。第1のカウンタ40は、測定インターバルR1−Synの終了を表す第2の信号を第1の決定装置38が送出するまで計数し続ける。この場合、第1のカウンタ40は、計数値Z1と称する計数結果を第1の除算器41へ送出する。ついで第1の除算器41はサンプリング値合計AW1と第1の計数値Z1から商を求める。この場合、第1の計数値Z1は、第1のシリンダ内に充填されている第1の空気量mlm1に対応する。
【0060】
同様に、第1の決定装置42、第2の累算器43、第2のカウンタ44ならびに第2の除算器45によって第2のシリンダに対する第2の空気量mlm2が求められる。第2の決定装置42、第2の累算器43、第2のカウンタ44および第2の除算器45は、第1の決定装置38、第1の累算器39、第1のカウンタ40および第1の除算器41と同じ構造ならびに同じ機能を有しており、したがってこれらについての詳細な説明は後者の装置を参照されたい。
【0061】
第1の除算器41と第2の除算器45はそれぞれ求められた空気量mlm1およびmlm2を第1の比較器46へ送出し、これは求められた両方の空気量を互いに比較する。第1の比較器46は比較結果を制御装置47へ送出し、これは第1のシリンダにおける第1のガス交換調整器と第2のシリンダにおける第2のガス交換調整器を、第1の比較器46から送出されたガス充填量差に基づき制御する。有利には制御装置47は、ガス充填量差が内燃機関1の次の動作サイクルにおいて最小となるようガス交換調整器を制御する。2つよりも多くのシリンダのガス充填を制御する場合には、この装置をそれ相応に拡張することができる。
【0062】
次に図6のフローチャートを参照して、図5で示した装置の動作の実施例について説明する。
【0063】
ステップS1におけるスタート後、ステップS2においてサンプリングレート決定装置37はサンプリングレートfを決定し、それをサンプリング装置35へ送出する。
【0064】
ステップS3においてサンプリング装置は、サンプリングレートfで充填量センサ(すなわち吸気管圧力センサ14またはサーミスタフィルム形空気量センサ15)の測定信号mlaをサンプリングすることにより、サンプリング値mlaRtx を求める。サンプリング装置35はサンプリング値mlaRtx を第1の累算器39、第1のカウンタ40、第2の累算器43および第2のカウンタ44へ送出する。
【0065】
ステップS4において、決定装置38は第1のシリンダに対する第1の測定インターバルR1−Synを決定する。クランク角に対し相対的な測定インターバルR1−Synの長さおよび位置は可変である。しかし最大の測定インターバル長は最大で720゜KW:シリンダの個数とすべきであり、つまり2つのシリンダ間の点火間隔よりも大きくすべきではない。とはいえ個別の事例において上述のようにもっと短い測定インターバルが有利となる可能性もあり、それは特定の時間窓を調べるべき場合であったり、あるいは特定の時点における充填量差を調べようとする場合である。測定インターバルR1−Synの位置も長さも、たとえば回転数や吸気管圧力やバルブタイミングなどように様々なパラメータに依存して求められ、つまりは複数のエンジン特性量の機能に依存して可変に求められる。
【0066】
第1の測定インターバルR1−Synの間、ステップS5において第1の加算器39は第1の測定インターバルR1−Syn内のサンプリング値mlaR1 - Syn を累算して、第1のサンプリング値合計AW1を求める。測定インターバルR1−Synの開始と終了は、第1の決定装置38により累算器39に対して指示される。
【0067】
ステップS6において第1のカウンタ40は、第1の測定インターバルR1−Syn内のサンプリング値mlaR1 - Syn の個数を計数して第1の計数値Z1を求める。第1の測定インターバルR1−Synの開始と終了は、第1の決定装置38により第1のカウンタ40に対して指示される。
【0068】
ステップS7において除算器41は第1のシリンダ内に充填されている第1の空気量mlm7を、第1の累算器39により求められた第1のサンプリング値合計AW1と、第1のカウンタ40により求められた計数値Z1との商を形成することにより求める。
【0069】
ステップS8において第2の決定装置42は、ステップS4における第1の測定装置38と同じやり方で第2のシリンダに対する第2の測定インターバルR2−Synを求める。
【0070】
ステップS9において第2の累算器43は、第2の測定インターバルR2内でサンプリング装置35から送出されたサンプリング値mlaR2 - Syn を累算して第2のサンプリング値合計AW2を求める。第2の測定インターバルR2−Synの開始と終了は、第2の決定装置42により第2の累算器43に対して指示される。
【0071】
ステップS10において第2のカウンタ44は、第2の測定インターバルR2−Syn内のサンプリング値mlaR2 - Syn の個数を計数して第2の計数値Z2を求める。第2の測定インターバルR2−Synの開始と終了は、第2の決定装置42により第2のカウンタ44に対して指示される。
【0072】
ステップS11において第2の除算器45は第2のシリンダ内に充填されている第2の空気量mlm2を、第2の累算器43により求められた第2のサンプリング値合計AW2と第2のカウンタ44により求められた第2の計数値Z2との商を形成することにより求める。
【0073】
ステップS12において第1の比較器46は、第1の除算器41により求められた第1の空気量mlm1mを第2の除算器45により求められた第2の空気量mlm2と比較し、比較結果を制御装置47へ送出する。
【0074】
ステップS13において制御装置47は、第1のシリンダの第1のガス交換調整器と第2のシリンダの第2のガス交換調整器の制御を、第1の比較器46により求められたガス充填量差に基づき整合させる。この目的で制御装置47はたとえば、内燃機関1の後続の動作サイクルにおけるガス充填量差が最小化されるよう、制御装置16により設定された対応するガス交換調整器の制御を整合させる。ステップS14において処理が終了する。この処理は内燃機関1の動作中、周期的に実行される。2つよりも多くのシリンダのガス充填を制御する場合、既述の方法をそれ相応に拡張することができる。
【0075】
次に図7を参照しながら、図6のステップ3で説明した処理についてさらに説明する。
【0076】
ステップS15におけるスタート後、周囲圧力センサ34は内燃機関1の周囲圧力psを求め、対応する信号をスロットル決定装置36へ送出する。
【0077】
ステップS17において、吸気管圧力センサ14を用いて吸気管圧力puが求められる。
【0078】
ステップS18においてスロットル決定装置16は、周囲圧力psと吸気管圧力puから商ps/puを計算する。
【0079】
ステップS19において、計算された商つまりスロットルps/puが閾値SWと比較される。閾値は有利には0.8である。商ps/puが閾値SWよりも大きければ、ステップS20においてサンプリング装置35はサーミスタフィルム形空気量センサ15の出力信号mlhfmaをサンプリングする。ついで処理はステップS22へ進み、その後、図6のところで説明したのと同じやり方でステップS4からさらに進んでいく。
【0080】
ステップS19において、商ps/puが閾値SWよりも小さいかそれと等しいと判定された場合には処理はさらにステップS21へ進み、サンプリング装置35は吸気管圧力センサ14の出力信号mlpsaをサンプリングする。その後、処理はさらにステップS22へ進み、ついで図6を参照して説明したようにしてステップS4へと続いていく。
【0081】
次に図8および図9を参照して、なぜ絞りないしはスロットルps/puの閾値SWよりも上で吸気管圧力センサ14の測定信号mlpsaをサンプリングし、この閾値SWよりも上でサーミスタフィルム形空気量センサ15の測定信号mlhfmaをサンプリングするのかについて説明する。
【0082】
図8の参照符号48により、点火順序1,2,4,3をもつ4シリンダを備えた内燃機関1の吸気管13内における質量流の経過特性が描かれており、これはたとえばサーミスタフィルム形空気量センサ15によって求められる。図8中のライン49は、4シリンダの吸気バルブのバルブ昇降曲線を表す。この場合、時点t0〜時点t1までの曲線49はシリンダ1のバルブ昇降曲線を表し、時点t1〜時点2まではシリンダ2のバルブ昇降曲線を表し、時点t2〜t3まではシリンダ4の昇降曲線を表し、さらに時点t3〜時点t4まではシリンダ3のバルブ昇降特性曲線を表す。
【0083】
図8に示されているように、質量流48はシリンダ1の下死点UT Zyl1の時点で第1の最大値をとり、第2のシリンダの下死点UT Zyl2の時点で第2の最大値を、第4のシリンダの下死点の時点で第3の最大値を、さらに第3のシリンダの下死点の時点で第4の最大値をとっている。質量流48における第2の最大値とそれ以外の3つの最大値を比較すると、第2のシリンダに質量流は他よりも小さいことがわかり、つまり空気量の積分値が小さくなっている。
【0084】
図8の参照符号50により、吸気管圧力センサ14により測定されるような吸気管圧力経過特性が表されている。吸気管圧力psは図8において時間ごとの圧力単位で書き込まれている。
【0085】
時点t0〜時点t4までの吸気管圧力の経過特性からわかるように、吸気管圧力50は比較的一定に経過しており、時点t1〜t2の間のシリンダ2のところで時点t0〜t1とt2〜t4の間の他のシリンダと比べて顕著な差は生じていない。したがって本発明によればps/pu>SWのとき、サーミスタフィルム形空気量センサ15の出力信号mlhfmaが測定信号mlaとしてサンプリングされる。有利にはこれにより、対応する空気量を各シリンダ個別に精確に測定することができる。
【0086】
図9には、約0.5×周囲圧力という平均吸気管圧力で1200/minのときの質量流経過特性48、バルブ昇降曲線49および吸気管圧力経過特性50が示されている。この条件は図8における内燃機関1と同じであり、したがって詳細な説明はそちらを参照されたい。
【0087】
図8に示されているように、シリンダ2は他のシリンダよりも僅かな空気量しか吸気しない。時点t1〜時点t2の積分値とt2〜t3の対応する積分値(黒塗りで示す)との比較からわかるように、t1〜t2間の第2のシリンダにおける吸気管圧力puについての積分値は、第4のシリンダにおける時点t2〜t3の吸気管圧力puについての積分値よりも大きい。この差ゆえに充填量差を容易に捉えることができる。これと比べて、サーミスタフィルム空気量センサ15により測定された質量流によればこのエンジン条件すなわちこのスロットルps/puでは、時点t1〜時点t2までの質量流48についての積分値と時点t2〜時点t3までの質量流48についての積分値との間に顕著な相違が見受けられない。したがって本発明によればps/pu≦SWのとき、吸気管圧力センサ14の出力信号mlpsaが測定信号mlaとしてサンプリングされる。有利にはこれにより、対応する空気量を各シリンダ個別に精確に測定することができる。
【0088】
なお、吸気管の蓄積効果ないしは記憶効果ゆえに、吸気された空気量が僅かなシリンダに続くシリンダの積分値も少し高まる可能性がある。このような事例のために図5に示されている装置に補償装置(図示せず)を設けることができ、これによれば後続のシリンダにおける後続のガス充填の測定が最初の偏差が相殺されてしまうまで抑えられ、その後、再び測定がイネーブル状態にされる。
【0089】
以上要約すると図8および図9に示されているように、たとえばps/puが0.8よりも大きいときのように絞りが僅かなときには、各シリンダ間のガス充填量差が有利にはサーミスタフィルム形空気量センサ15により測定される。この場合、充填量差を最適に所望の時点で捕捉する目的で、測定インターバルの幅と位置をたとえば回転数、吸気管圧力ならびにバルブタイミングなどのパラメータに依存して整合することができる。
【0090】
絞りがそれよりも強い場合つまりps/puが0.8よりも小さいときには、シリンダ間の充填量差を捕捉するために有利には吸気管圧力センサ14の測定信号が用いられる。その際、測定インターバルの幅と位置を、たとえば回転数や吸気管圧力やバルブ設定などのような様々なエンジンパラメータに依存して決定することができる。この実施例の1つの変形実施形態によれば、商ps/puに依存して測定インターバルの開始と測定インターバルの終了が時間的にずらされる。有利には商ps/puが小さくなるにつれて、測定インターバルの開始と測定インターバルの終了が遅れ方向にずらされる。既述のように本発明によれば、サーミスタフィルム形空気量センサ15だけを用いても、シリンダにおけるガス充填量を各シリンダ個別に測定することができる。とはいえ図8および図9を参照しながら説明したように、スロットル閾値ps/puよりも下では積分値の差が僅かであることから充填量差を精確に測定しにくくなるので、有利にはサーミスタ形フィルムセンサ15を用いた場合にはモデルにより吸気管圧力を近似する。このようなモデルはたとえば吸気管圧力と所定のエンジン特性量との関係を表す特性マップから成り、対応するエンジン特性量を用いてこの特性マップから適合した吸気管圧力を読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可変のバルブ駆動を行う内燃機関の概略図である。
【図2】ガス交換調整器を示す図である。
【図3】本発明を説明する図である。
【図4】本発明を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図6】図5の装置の動作の実施例を示すフローチャートである。
【図7】図6のステップ3を詳細に示すフローチャートである。
【図8】1200/分および吸気管圧力=0.95×周囲圧力のときの内燃機関の質量流経過特性、バルブ昇降曲線、吸気管圧力経過特性を示す図である。
【図9】1200/分および吸気管圧力=0.5×周囲圧力のときの質量流経過特性、バルブ昇降曲線および吸気管圧力を示す図である。
【符号の説明】
2 ピストン
4 クランクシャフト
5 点火プラグ
6 クランクシャフトセンサ
7 吸気バルブ
8 排気バルブ
9,10 ガス交換調整器
11 液圧チャンバ
12 噴射バルブ
13 吸気管
14 吸気管センサ
15 サーミスタフィルム形空気量センサ
16 制御装置
20 ガス交換制御装置
Claims (14)
- 可変のバルブ制御を行う内燃機関における複数のシリンダのガス充填を制御する方法において、
サンプリングレート(f)により充填量センサ(14,15)の測定信号(mla)をサンプリングすることにより、該測定信号(mla)のサンプリング値(mlaRtx)を求めるステップ(S3)と、
複数のシリンダのうち第1のシリンダに対する第1の測定インターバル(R1−Syn)を決定するステップ(S4)と、
該第1のシリンダに対する第1の測定インターバル(R1−Syn)内のサンプリング値(mlaR1-Syn)を累算して第1のサンプリング値合計(AW1)を求めるステップ(S5)と、
該第1の測定インターバル(R1−Syn)内におけるサンプリング値(mlaR1-Syn)の個数を計数して第1の計数値(Z1)を求めるステップ(S6)と、
前記第1のサンプリング値(AW1)と前記第1の計数値(Z1)との商の形成により第1のシリンダに充填された第1の空気量(mlm1)を求めるステップ(S7)、
を有しており、
内燃機関のクランク角に対し相対的な前記第1の測定インターバル(R1−Syn)の開始と終了が可変であり、前記開始と終了をエンジン特性量に依存して求め、
該エンジン特性量は内燃機関の回転数、吸気管圧力またはバルブタイミングであることを特徴とする、
複数のシリンダのガス充填を制御する方法。 - 複数のシリンダのうち第2のシリンダに対する第2の測定インターバル(R2−Syn)を決定するステップ(S8)と、
該第2のシリンダに対する第2の測定インターバル(R2−Syn)内のサンプリング値(mlaR2-Syn)を累算して第2のサンプリング値合計(AW2)を求めるステップ(S9)と、
該第2の測定インターバル(R2−Syn)内のサンプリング値(mlaR2-Syn)の個数を計数して第2の計数値(Z2)を求めるステップ(S10)と、
前記第2のサンプリング値合計(AW2)と前記第2の計数値(Z2)の商を形成することにより第2のシリンダに充填された第2の空気量(mlm2)を求めるステップ(S11)と、
第1の空気量(mlm1)と第2の空気量(mlm2)との比較により第1のシリンダと第2のシリンダとの間のガス充填量差を求めるステップ(S12)と、
該ガス充填量差に基づき第1のシリンダの第1のガス交換調整器と第2のシリンダの第2のガス交換調整器を制御するステップ(S13)、
を有する、請求項1記載の方法。 - 内燃機関のクランク角に対し相対的に第2の測定インターバル(R2−Syn)の位置が可変であり、該位置をエンジン特性量に依存して求める、請求項2記載の方法。
- 前記第2の測定インターバル(R2−Syn)の長さが可変であり、該長さをエンジン特性量に依存して求める、請求項2または3記載の方法。
- 内燃機関の吸気管(13)内のスロットル開度に依存して、サーミスタフィルム形空気量センサ(15)の出力信号(mlhfma)または吸気管圧力センサ(14)の出力信号(mlpsa)を測定信号(mla)としてサンプリングする、請求項1から4のいずれか1項記載の方法。
- 前記スロットル開度を吸気管圧力(ps)と周囲圧力(pu)を用いて求める、請求項5記載の方法。
- 前記スロットル開度を吸気管(pu)と周囲圧力(ps)の商(ps/pu=吸気管圧力/周囲圧力)として計算し(S16〜S18)、
該商が閾値よりも大きければ(S19)、サーミスタフィルム形空気量センサ(15)の出力信号(mlhfma)を測定信号(mla)としてサンプリングし(S20)、
該商が閾値よりも小さいかそれと等しければ、吸気管圧力センサ(14)の出力信号(mlpsa)を測定信号(mla)としてサンプリングする(S21)、
請求項5記載の方法。 - 可変のバルブ制御を行う内燃機関における複数のシリンダのガス充填を制御する装置において、
サンプリングレート(f)で充填量センサ(14,15)の測定信号(mla)をサンプリングすることにより該測定信号(mla)のサンプリング値(mlaRfx)を求めるサンプリング装置(35)と、
複数のシリンダのうち第1のシリンダのために第1の測定インターバル(R1−Syn)を決定する第1の決定装置(38)と、
該第1のシリンダのための第1の測定インターバル(R1−Syn)内におけるサンプリング値(mlaR1-Syn)を累算して第1のサンプリング値合計(AW1)を求める第1の累算器(39)と、
前記第1の測定インターバル(R1−Syn)内におけるサンプリング値(mlaR1-Syn)の個数を計数して第1の計数値(Z1)を求める第1のカウンタ(40)と、
前記第1のサンプリング値合計(AW1)と前記第1の計数値(Z1)の商を形成することにより第1のシリンダに充填された第1の空気量(mlm1)を求める第1の除算器(41)が設けられており、
前記第1の決定装置(38)は、内燃機関のクランク角に対し相対的な前記第1の測定インターバル(R1−Syn)の開始と終了をエンジン特性量に依存して可変に決定し、該エンジン特性量は内燃機関の回転数、吸気管圧力またはバルブタイミングであることを特徴とする、
ガス充填を制御する装置。 - サンプリングレート(f)を決定するサンプリングレート決定装置(37)と、
複数のシリンダのうち第2のシリンダに対する第2の測定インターバル(R2−Syn)を決定する第2の決定装置(42)と、
該第2のシリンダに対する第2の測定インターバル(R2−Syn)内におけるサンプリング値(mlaR2-Syn)を累算して第2のサンプリング値合計(AW2)を求める第2の累算器(43)と、
該第2の測定インターバル(R2−Syn)内におけるサンプリング値(mlaR2-Syn)の個数を計数して第2の計数値(Z2)を求める第2のカウンタ(44)と、
前記第2のサンプリング値合計(AW2)と前記第2の計数値(Z2)の商を形成することにより第2のシリンダに充填された第2の空気量(mlm2)を求める第2の除算器(45)と、
第1の空気量(mlm1)と第2の空気量(mlm2)との比較により第1のシリンダと第2のシリンダとの間のガス充填量差を求める比較器(46)と、
該ガス充填量差に基づき第1のシリンダの第1のガス交換調整器と第2のシリンダの第2のガス交換調整器を制御する制御装置(47)が設けられている、
請求項8記載の装置。 - 前記第2の決定装置(42)は、内燃機関のクランク角に対し相対的に第2の測定インターバル(R2−Syn)の位置をエンジン特性量に依存して可変に決定する、請求項9記載の装置。
- 前記第2の決定装置(42)は、第2の測定インターバル(R2−Syn)の長さをエンジン特性量に依存して決定する、請求項9または10記載の装置。
- 前記サンプリング装置(35)は、スロットル開度決定装置(36)により決定された内燃機関の吸気管(13)中のスロットル開度(ps/pu)に依存して、サーミスタフィルム形空気量センサ(15)の出力信号(mlhfma)を測定信号(mla)としてサンプリングするか、または吸気管圧力センサ(14)の出力信号(mlpsa)を測定信号(mla)としてサンプリングする、請求項8から11のいずれか1項記載の装置。
- 前記スロットル開度決定装置(36)は、吸気管圧力センサ(14)および周囲圧力センサ(34)の出力信号に基づきスロットル開度(ps/pu)を決定する、請求項12記載の装置。
- 前記スロットル開度決定装置(36)は第3の除算器であり、吸気管圧力(pu)と周囲圧力(ps)の商(吸気管圧力/周囲圧力)として前記スロットル開度(ps/pu)を決定し、
該商が閾値よりも大きければ、サーミスタフィルム形空気量センサ(15)の出力信号(mlhfma)を測定信号としてサンプリングし、該商が閾値よりも小さいかそれと等しければ、吸気管圧力センサ(14)の出力信号(mlpsa)を測定信号(mla)としてサンプリングする、
請求項12記載の装置。
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