JP4181053B2 - 記録/再生装置 - Google Patents

記録/再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4181053B2
JP4181053B2 JP2004002154A JP2004002154A JP4181053B2 JP 4181053 B2 JP4181053 B2 JP 4181053B2 JP 2004002154 A JP2004002154 A JP 2004002154A JP 2004002154 A JP2004002154 A JP 2004002154A JP 4181053 B2 JP4181053 B2 JP 4181053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
disk
stabilizing member
reproducing
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004002154A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005032403A (ja
Inventor
康知 阿萬
省蔵 村田
伸晃 小名木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004002154A priority Critical patent/JP4181053B2/ja
Publication of JP2005032403A publication Critical patent/JP2005032403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4181053B2 publication Critical patent/JP4181053B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

本発明は、可撓性を有する記録ディスクに対して記録および/または再生処理を行う記録/再生装置に関するものである。
近年、テレビ放送のデジタル化が始まるなど、大容量のデジタルデータを記録することが情報記録媒体に求められている。例えば、光ディスクの分野においては、記録/再生のために光ディスクに集光される光スポット径を小さくすることが、高密度化のための基本的な方法の一つに挙げられる(以下、光ディスクを代表として説明するが、本発明が対象とする記録/再生装置に用いられる記録ディスクは、相変化メモリ,光磁気メモリ,ホログラムメモリなどのディスク状の記録ディスクで活用するものすべてを対象にし、特に光ディスクに限定するものではない)。
このため、光ディスクの高密度化においては、記録/再生のために用いられる光の波長を短く、かつ対物レンズの開口数NAを大きくすることが有効である。光の波長についてはCD(compact disk)では近赤外光の780nm、DVD(digital versatile disk)では赤色光の650nm近傍の波長が用いられている。最近、青紫光の半導体レーザが開発され、今後は400nm近傍のレーザ光が使用されると予想される。
また、対物レンズについては、CD用はNA0.5未満であったが、DVD用はNA0.6程度である。今後、さらに開口数(NA)を大きくしてNA0.7以上とすることが求められる。しかし、対物レンズのNAを大きくすること、および光の波長を短くすることは、光を絞るときに収差の影響が大きくなることでもある。したがって、光ディスクのチルトに対するマージンが減ることになる。また、NAを大きくすることによって焦点深度が小さくなるため、フォーカスサーボ精度を上げなくてはならない。
さらに、高NAの対物レンズを使用することによって、対物レンズと光ディスクの記録面との距離が小さくなってしまうため、光ディスクの面ぶれを小さくしておかないと、始動時のフォーカスサーボを引き込む直前、対物レンズと光ディスクとが衝突することがあり、ピックアップの故障の原因となる。
また、特許文献1〜5あるいは非特許文献1には、ベルヌーイの法則による空気力学的作用力を利用して光ディスクにおける面ぶれを安定化させるため、安定化部材に対向させて可撓性を有する光ディスクを回転させる構成の記録/再生装置、あるいは可撓性を有する光ディスクの構成などについての記載がある。
特開平7−105657号公報 特開平10−308059号公報 米国特許出願公開第2002/0186636号明細書 特開2002−269855号公報 特開2002−358759号公報 「オプティカル・リードアウト・オブ・ビデオディスク」 アイイーイーイー・トランザクション・オン・コンシューマー・エレクトロニクス("OPTICAL READOUT OF VIDEODISC",IEEE TRANSACTION ON CONSUMER ELECTRONICS),1976年11月、P.304−308
本発明者は、短波長,高NAの大容量光ディスク装置として、特許文献3に示されているように、光ディスクとの対向面が円弧状をなす円柱状の安定化ガイド部材を用い、光ディスクにおける安定化ガイド部材による空気圧の作用による面ぶれが安定する部位におけるディスク回転方向上流側と下流側とに空気圧の作用を生じさせない領域(安定化ガイド部材がない空間部)を設けて、面ぶれを安定化させた部位の前後位置に光ディスクに対して「逃げ」となる部分を存在させ、面ぶれを安定化させた部位での光ディスクにおける反発力を小さくすることにより、空気力による安定化力の効果を増大させるようにした発明を提案した。
前記発明によれば、可撓性を有する光ディスクの面ぶれを確実に抑制し、高密度の記録を可能にし、また対物レンズとの摺接などの不具合の発生を防ぐことが可能となる。しかしながら、ドライブ装置に、安定化ガイド部材というこれまでにない新たな要素が加わるため、この実現においては、特許文献3に示すような安定化ガイド部材と記録/再生手段である光ピックアップとの複雑な位置調整制御が必要となる。このため、ドライブ制御系の負荷が大きくなるばかりでなく、装置コストがかなり高価なものになってしまうという問題があった。
特許文献3において記載されている、安定化ガイド部材をディスク径方向に延在させる方法は、安定化ガイド部材の制御動作を簡略化する一手段と捉えられるが、実際には、ディスク内外周位置において光ディスクと安定化ガイド部材の相対速度が変化する影響を受けて、双方間に働く空気力学的な力がディスク半径方向で変化するため、ディスク半径方向にわたって有効な面ぶれ抑制効果を奏させることは極めて困難である。
本発明の目的は、前記課題を解決し、可撓性を有する光ディスクを回転させ、ベルヌーイ効果を利用して少なくとも記録/再生位置付近におけるディスク面の面ぶれを抑制するものにおいて、記録/再生位置におけるディスク面ぶれを、ディスク半径方向に渡って容易かつ有効に低減できるようにした記録/再生装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、可撓性を有する記録ディスクを回転させ、ベルヌーイ効果を利用して少なくとも記録/再生位置付近における前記記録ディスクの面ぶれを抑制する安定化部材と、前記記録ディスクの主たるベルヌーイ効果の作用面とは逆の面において記録および/または再生を行う記録/再生手段とを備えた記録/再生装置において、前記安定化部材を、前記記録ディスクに対向するディスク円周方向の主形状を凸形状として、前記記録/再生手段のディスク半径方向の走査動線に対向して延在させ、かつ該安定化部材における前記記録ディスクに対向する面のディスク円周方向の形状を円近似してなる曲線の曲率半径を、ディスク内周から外周方向にかけて小さくなるように設定したことを特徴とし、この構成によって、ディスク内外周で光ディスクと安定化部材との相対速度が変化して空気力学的な力の条件が変化しても、この変化を前記曲率半径の設定により補償することができ、このためディスク半径方向における記録/再生位置のディスク面ぶれを安定化させることができる。
請求項2に記載の発明は、可撓性を有する記録ディスクを回転させ、ベルヌーイ効果を利用して少なくとも記録/再生位置付近における前記記録ディスクの面ぶれを抑制する主安定化部材と、前記記録ディスクの主たるベルヌーイ効果の作用面とは逆の面において記録および/または再生を行う記録/再生手段とを備えた記録/再生装置において、前記安定化部材を、前記記録ディスクに対向するディスク円周方向の主形状を凸形状として、前記記録/再生手段のディスク半径方向の走査動線に対向して延在させ、かつ該安定化部材における前記記録ディスクに対向する面のディスク円周方向の形状を円近似してなる曲線の曲率半径を、ディスク内周から外周方向にかけて小さくなるように設定すると共に、該安定化部材におけるディスク円周方向の有効領域幅を、ディスク内周から外周方向にかけて小さくなるように設定したことを特徴とし、この構成によって、ディスク内外周で光ディスクと安定化部材との相対速度が変化して空気力学的な力の条件が変化しても、この変化を前記曲率半径および有効領域幅の設定により補償することができ、このためディスク半径方向における記録/再生位置のディスク面ぶれを安定化させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の記録/再生装置において、安定化部材における曲率半径の変化によるディスク半径方向の輪郭変化を、使用される記録ディスクにおけるディスク厚み,ヤング率,反りなどのディスク仕様に基づいて調整することを特徴とし、この構成によって、ディスク面ぶれ抑制作用が記録ディスクごとに対応して働くことになる。
請求項4に記載の発明は、請求項2記載の記録/再生装置において、安定化部材におけるディスク円周方向の有効領域幅の変化によるディスク半径方向の輪郭変化を、使用される記録ディスクにおけるディスク厚み,ヤング率,反りなどのディスク仕様に基づいて調整することを特徴とし、この構成によって、ディスク面ぶれ抑制作用が記録ディスクごとに対応して働くことになる。
請求項5に記載の発明は、請求項2記載の記録/再生装置において、安定化部材における曲率半径の変化によるディスク半径方向の輪郭変化、および安定化部材におけるディスク円周方向の有効領域幅の変化によるディスク半径方向の輪郭変化を、使用される記録ディスクにおけるディスク厚み,ヤング率,反りなどのディスク仕様に基づいて調整することを特徴とし、この構成によって、ディスク面ぶれ抑制作用が記録ディスクごとに対応してより効果的に働くことになる。
請求項6に記載の発明は、請求項3,4または5記載の記録/再生装置において、前記調整のためのディスク仕様として、当該記録/再生装置において使用可能な各種記録ディスクにおける平均的ディスク仕様を採用することを特徴とし、この構成によって、安定化部材の形状を変えずに各種記録ディスクに対してディスク面ぶれを良好に抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る記録/再生装置によれば、ベルヌーイ効果を利用して少なくとも記録/再生位置付近における記録ディスクの面ぶれを抑制する安定化部材を、記録ディスクに対向するディスク円周方向の主形状を凸形状として、ディスク半径方向の走査動線に対向して延在させ、かつ該安定化部材における前記記録ディスクに対向する面のディスク円周方向の形状を円近似してなる曲線の曲率半径を、ディスク内周から外周方向にかけて小さくなるように設定したり、あるいは前記曲率半径の設定を行うと共に安定化部材におけるディスク円周方向の有効領域幅を、ディスク内周から外周方向にかけて小さくなるように設定することによって、ディスク内外周で光ディスクと安定化部材との相対速度が変化して空気力学的な力の条件が変化しても、この変化を前記曲率半径,有効領域幅の設定により補償することができ、このためディスク半径方向における記録/再生位置のディスク面ぶれを安定化させることができるため、可撓性を有する記録ディスクに対する安定した記録/再生を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の記録/再生装置の実施形態1を説明するための要部の平面図、図2は図1の実施形態1の正面図であり、1は可撓性を有する記録ディスクである光ディスク、2は光ディスク1の回転中心(中央)部分に装着された光ディスク1を回転させるために保持する保持部材であるハブ、3はチャッキング部をハブ2に嵌合して光ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ、4は、光ディスク1の半径方向に移動して光ディスク1に対して光ビームを集光させ、情報の記録/再生処理を行うため光ディスク1に対して光走査(動線R方向)を行う記録/再生手段である光ピックアップである。
さらに、5は、光ピックアップ4の前記動線R方向に延在し、ベルヌーイの法則による空気力学的作用力を利用して、光ディスク1における少なくとも光ピックアップ4による記録/再生位置付近の光ディスクの面ぶれを抑制する安定化部材である。
図3(a)は図1の安定化部材5におけるA−A線断面図、図3(b)は図1の安定化部材5におけるB−B線断面図であり、図3(a),(b)のように、実施形態1では、安定化部材5におけるディスク外周部での曲率半径Rbが、内周部の曲率半径Raよりも小さくなるようにし(Ra>Rb)、かつ安定化部材5におけるディスク円周方向の有効領域幅が内外周ともLa=Lbであって全体が一定となるように設定してある。
図4は記録/再生装置の参考例を説明するための要部の平面図、図5は図4の参考例の正面図、図6(a)は図4の安定化部材5におけるA−A線断面図、図6(b)は図4の安定化部材5におけるB−B線断面図である。なお、以下の説明において、既に説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
参考例では、図6(a),(b)に示すように、外周側での安定化部材5におけるディスク円周方向の有効領域幅Lbが、内周側での有効領域幅Laよりも小さくなる(La>Lb)ようにし、かつディスク円周方向の曲率半径が内外周ともRa=Rbであって全体が一定であるように設定してある。
図7は本発明の記録/再生装置の実施形態2を説明するための要部の平面図、図8は図7の実施形態2の正面図、図9(a)は図7の安定化部材5におけるA−A線断面図、図9(b)は図7の安定化部材5におけるB−B線断面図であり、実施形態3では、図9(a),(b)に示すように、外周側での安定化部材5におけるディスク円周方向の有効領域幅Lbが、内周側での有効領域幅Laよりも小さくなる(La>Lb)ようにし、かつ安定化部材5におけるディスク外周部での曲率半径Rbが、内周部の曲率半径Raよりも小さくなる(Ra>Rb)ように設定してある。
前記実施形態の基本構成である安定化部材をディスク径方向に延在させる構成において、単に矩形状の安定化部材をディスク径方向に延在させただけでは、光ディスクの内周と外周とにおいて光ディスクと安定化部材との相対速度が変化し、これに伴って空気力学的な力の条件が変化するため、ディスク半径方向でディスク面ぶれの安定化条件に差が生じることが分かった。
そこで、前記空気力学的な力の条件の変化を補償するため、鋭意検討を重ねた結果、該空気力学的な力の条件には、安定化部材の光ディスクに対向する面におけるディスク円周方向形状を円近似した曲線の曲率半径、および安定化部材のディスク円周方向における有効領域幅が関係するという結論に達した。
すなわち、光ディスクの任意回転数においては、ディスク内周よりも外周の方が光ディスクと安定化部材との相対速度が大きくなるため、光ディスクが安定化部材から受ける反発力が増大する。このため、単にディスク径方向に安定化部材を延在させただけでは、ディスク外周に向かうほど光ディスクが安定化部材から離れてしまい、面ぶれ低減効果が低下してしまうのである。
本実施形態の構成は、本質的には、このディスク外周部での反発力を低減、あるいは内周部での反発力を増大させ、ディスク半径方向に生じる該反発力の変化を小さくして、ディスク半径方向に渡って面ぶれ低減効果を均一化させるようにしたものである。このディスク半径方向における反発力の変化は、ディスク自体のヤング率,厚み,反りなどのディスク仕様とも複雑に関係している。
このため、前記実施形態の安定化部材5における調整量はディスク仕様により異なるが、ディスク内周から外周にかけて、前記反発力の増大する傾向がどのような仕様のディスクにおいても同様であるので、前記実施形態の構成によって、前記反発力にディスク内周から外周にかけて逆の傾向をもたせることにより、どのような仕様のディスクにおいても、確実に、ディスク半径方向に生じる反発力の変化を小さくすることができる。
勿論、前記実施形態の安定化部材5における構成をディスク仕様ごとに個別に調整すれば、ディスク半径方向に生じる反発力の変化を最小化でき、ディスク半径方向に渡って面ぶれ低減効果を、より均一化することができることは言うまでもない。この際、例えば光ディスクをカートリッジに収納して、該カートリッジの内壁に前記実施形態の前記安定化部材5を具備させることが有効であり、このようなカートリッジ構造にすることによって、異なるディスク仕様ごとに、そのディスク仕様に最適な安定化部材5を使用することが可能となる。
また、ディスク仕様の要素であるヤング率,厚み,反りなどにより、ディスク仕様として想定する仕様幅を任意範囲に限定されるが、当該装置で使用される光ディスクの平均的な仕様(各因子の中間値)を用いて、前記実施形態における安定化部材5の構成を調整しておけば、任意のディスク仕様範囲に対して適正な安定化部材5の構成が得られる。
以下、本発明を実施例および比較例に基づいてより具体的に説明する。
(実施例1)
実施例1では、図1,図2に示す構成の装置において、図3(a),(b)に示す断面形状の安定化部材5を用いており、安定化部材5は、外周部での曲率半径Rbが内周部の曲率半径Raよりも小さくなるようにし、またディスク円周方向の有効領域幅が内外周とも同じ(La=Lb)になるようにした。
安定化部材5の形状の具体的値は、ディスク半径25mm位置での曲率半径Raを100mm、ディスク半径55mmの位置での曲率半径Rbを50mmとし、その間の曲率半径を連続的に変化させ、かつディスク円周方向の有効領域幅La,Lbをディスク半径方向に渡って15mmに一定とした。また安定化部材5のディスク半径方向長さは、ディスク半径方向の半径19mm〜59mmの領域を覆う40mmとした。
また本実施例では、ディスク基板として直径120mm,厚さ75μmのポリカーボネイト製シートを用い、まず、前記シートに、熱転写でスタンパのピッチ0.6μm、幅0.3μmのグルーブを転写し、その後、スパッタリングでシート/Ag反射層 120nm/(ZrO−Y)−SiO 7nm/AgInSbTeGe 10nm/ZnS−SiO 25nm/Si 10nmの順番に成膜した。
情報記録領域は内周直径40mmから外周直径118mmまで(半径20mm〜58mm)の範囲に設定した。その後、UV樹脂をスピンコートし、紫外線照射で硬化させて厚さ5μmの透明保護膜を形成した。また、逆側の面には10μm厚のハードコートを施した。なお、このディスク中心部には外形直径30mm,内径直径15mm、厚み0.3mmのハブ2を取り付けた。このディスクの仕上がり状態はハードコート側に僅かに反った形状となった。
前記ディスクを15m/secのディスク回転数で回転させ、光ピックアップ4にレーザ変位計を配置してディスク面ぶれを評価した。この際、安定化部材5は、そのディスク対向面がディスク基準面付近となるように配置した。なお、ここでのディスク基準面とは、ディスクが理想的に平坦であると仮定した場合の安定化部材5側のディスク面のことである。
(参考実施例)
参考実施例では、図6(a),(b)に示す断面形状の安定化部材5を用いており、安定化部材5は、外周側でのディスク円周方向の有効領域幅Lbが、内周側での有効領域幅Laよりも小さくなるようにし、また、ディスク円周方向の曲率半径は内外周とも同じ(Ra=Rb)になるようにした。
具体的に安定化部材5の形状は、ディスク半径25mmの位置での有効領域幅Laを30mm、ディスク半径55mmの位置での有効流域幅Lbを10mmとし、その間は有効領域幅を連続的に変化させ、また、ディスク円周方向の曲率半径はディスク半径方向全体に渡って50mmに一定とした。
前記構成の参考実施例において、実施例1と同様のディスクを用いて、同様の評価を実施した。
(実施例2)
実施例2では、図6(a),(b)に示す断面形状の安定化部材5を用いており、安定化部材5は、外周側でのディスク円周方向の有効領域幅Lbが、内周側での有効領域幅Laよりも小さくなるようにし、かつ外周部での曲率半径Rbが内周部の曲率半径Raよりも小さくなるようにした。
具体的に安定化部材5の形状は、ディスク半径25mmの位置での有効領域幅Laを25mm、ディスク半径55mmの位置での有効流域幅Lbを15mmとし、また、ディスク半径25mmの位置での曲率半径Raを85mm、ディスク半径55mmの位置での曲率半径Rbを65mmとした。
前記構成の実施例2において、実施例1と同様のディスクを用いて、同様の評価を実施した。
(比較例)
本比較例では、安定化部材として表面のディスク円周方向の曲率半径、およびディスク円周方向の有効領域幅を一定値に固定した。具体的な安定化部材の形状は、ディスク半径方向に渡って、曲率半径を50mmに一定、有効領域幅を15mmに一定とした。曲率半径を一定にしたことを除いて、安定化部材の構成は実施例1のものと類似である。
前記構成の比較例において、実施例1と同様のディスクを用いて、同様の評価を実施した。
前記実施例,参考実施例と比較例において、ディスク半径方向に渡ったディスク面ぶれ量の変化は、図10に示す表のようになった。この結果に示すように、本実施例の安定化部材5をディスク面に対向させるだけで、ディスク半径方向に渡って、効果的かつ均等にディスク面ぶれを低減することができた。
上述したように本実施形態,本実施例では、可撓性を有する光ディスクに対してベルヌーイ効果を作用させる安定化部材の簡易的な制御により、光ディスクの記録/再生位置におけるディスク面ぶれを低減させることができ、さらに、この制御に伴う記録/再生ヘッドである光ピックアップの記録/再生位置への位置調整を容易に行うことが可能な記録/再生装置を提供することができる。
本発明は、可撓性を有する記録ディスクに対して記録および/または再生処理を行う記録/再生装置に適用され、記録ディスクの形態としては、相変化メモリ,光磁気メモリ,ホログラムメモリなどのディスク状の記録ディスクで活用するものすべてを対象にし、特に光ディスクに限定されない。
本発明の記録/再生装置の実施形態1を説明するための要部の平面図 図1の実施形態1の正面図 実施形態1における安定化部材における断面形状の説明図 記録/再生装置の参考例を説明するための要部の平面図 図4の参考例の正面図 参考例における安定化部材における断面形状の説明図 本発明の記録/再生装置の実施形態2を説明するための要部の平面図 図7の実施形態2の正面図 実施形態2における安定化部材における断面形状の説明図 本発明に係る実施例,参考実施例と比較例によるディスク面ぶれ評価結果を示す図
符号の説明
1 光ディスク
2 ハブ
3 スピンドルモータ
4 光ピックアップ
5 安定化部材
R 動線
La,Lb 安定化部材の幅
Ra,Rb 安定化部材の曲率半径

Claims (6)

  1. 可撓性を有する記録ディスクを回転させ、ベルヌーイ効果を利用して少なくとも記録/再生位置付近における前記記録ディスクの面ぶれを抑制する安定化部材と、前記記録ディスクの主たるベルヌーイ効果の作用面とは逆の面において記録および/または再生を行う記録/再生手段とを備えた記録/再生装置において、
    前記安定化部材を、前記記録ディスクに対向するディスク円周方向の主形状を凸形状として、前記記録/再生手段のディスク半径方向の走査動線に対向して延在させ、かつ該安定化部材における前記記録ディスクに対向する面のディスク円周方向の形状を円近似してなる曲線の曲率半径を、ディスク内周から外周方向にかけて小さくなるように設定したことを特徴とする記録/再生装置。
  2. 可撓性を有する記録ディスクを回転させ、ベルヌーイ効果を利用して少なくとも記録/再生位置付近における前記記録ディスクの面ぶれを抑制する安定化部材と、前記記録ディスクの主たるベルヌーイ効果の作用面とは逆の面において記録および/または再生を行う記録/再生手段とを備えた記録/再生装置において、
    前記安定化部材を、前記記録ディスクに対向するディスク円周方向の主形状を凸形状として、前記記録/再生手段のディスク半径方向の走査動線に対向して延在させ、かつ該安定化部材における前記記録ディスクに対向する面のディスク円周方向の形状を円近似してなる曲線の曲率半径を、ディスク内周から外周方向にかけて小さくなるように設定すると共に、該安定化部材におけるディスク円周方向の有効領域幅を、ディスク内周から外周方向にかけて小さくなるように設定したことを特徴とする記録/再生装置。
  3. 前記安定化部材における前記曲率半径の変化によるディスク半径方向の輪郭変化を、使用される記録ディスクにおけるディスク厚み,ヤング率,反りなどのディスク仕様に基づいて調整することを特徴とする請求項1記載の記録/再生装置。
  4. 前記安定化部材におけるディスク円周方向の前記有効領域幅の変化によるディスク半径方向の輪郭変化を、使用される記録ディスクにおけるディスク厚み,ヤング率,反りなどのディスク仕様に基づいて調整することを特徴とする請求項記載の記録/再生装置。
  5. 前記安定化部材における前記曲率半径の変化によるディスク半径方向の輪郭変化、および前記安定化部材におけるディスク円周方向の前記有効領域幅の変化によるディスク半径方向の輪郭変化を、使用される記録ディスクにおけるディスク厚み,ヤング率,反りなどのディスク仕様に基づいて調整することを特徴とする請求項記載の記録/再生装置。
  6. 前記調整のための前記ディスク仕様として、当該記録/再生装置において使用可能な各種記録ディスクにおける平均的ディスク仕様を採用することを特徴とする請求項3,4または5記載の記録/再生装置。
JP2004002154A 2003-06-16 2004-01-07 記録/再生装置 Expired - Fee Related JP4181053B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004002154A JP4181053B2 (ja) 2003-06-16 2004-01-07 記録/再生装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003170778 2003-06-16
JP2004002154A JP4181053B2 (ja) 2003-06-16 2004-01-07 記録/再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005032403A JP2005032403A (ja) 2005-02-03
JP4181053B2 true JP4181053B2 (ja) 2008-11-12

Family

ID=34219884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004002154A Expired - Fee Related JP4181053B2 (ja) 2003-06-16 2004-01-07 記録/再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4181053B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005032403A (ja) 2005-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3961549B2 (ja) 光情報記録媒体
JP4688217B2 (ja) ディスク装置及びディスクカートリッジ
JP4021453B2 (ja) 薄型光ディスクの記録再生装置
JP2006107699A (ja) 記録/再生装置およびその駆動方法ならびにディスクカートリッジ
JP2007287189A (ja) 光ディスク駆動装置及び光ディスク駆動方法
JP2006107698A (ja) 記録/再生装置およびその駆動方法
JP4181053B2 (ja) 記録/再生装置
JP2003115108A (ja) 光ディスク駆動装置,光学的情報記録装置、および光学的情報再生装置、ならびにそれらに用いられるディスクカートリッジ
KR100608623B1 (ko) 역전구조 디스크의 보호층 코팅방법
JP4123464B2 (ja) 光学的記録/再生装置の制御方法および光学的記録/再生装置
JP5524545B2 (ja) フレキシブルディスクシステムおよびフレキシブルディスクの製造方法
JP4199059B2 (ja) 記録/再生装置および安定化調整方法
JP4181074B2 (ja) 記録/再生装置およびディスクカートリッジ
JP4223381B2 (ja) 記録/再生装置およびディスクカートリッジ
JP4035318B2 (ja) 光ディスク装置
JP4108436B2 (ja) 光ディスク
JP2005050404A (ja) 記録/再生装置およびその制御調整方法
JP4166630B2 (ja) 光学的情報記録装置および光学的情報再生装置
JP3741375B2 (ja) 光情報記録媒体
JP4996564B2 (ja) 記録再生装置及びその駆動方法
JP4145514B2 (ja) 光ディスク駆動装置の制御方法、光ディスク駆動装置および光学的記録/再生装置の制御方法ならびに光学的記録/再生装置
JP2003331561A (ja) 光ディスク駆動安定化装置および光ディスク装置
JP2005018957A (ja) 記録/再生装置およびディスクカートリッジ
JP2003317434A (ja) 光ディスク駆動安定化装置および光ディスク装置
JP2005044401A (ja) 記録/再生装置およびディスクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees