JP4177847B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4177847B2
JP4177847B2 JP2006001456A JP2006001456A JP4177847B2 JP 4177847 B2 JP4177847 B2 JP 4177847B2 JP 2006001456 A JP2006001456 A JP 2006001456A JP 2006001456 A JP2006001456 A JP 2006001456A JP 4177847 B2 JP4177847 B2 JP 4177847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
read
cell
data
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006001456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007184040A (ja
Inventor
敦祥 佐藤
啓二 首藤
史隆 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006001456A priority Critical patent/JP4177847B2/ja
Priority to US11/474,340 priority patent/US20070159881A1/en
Priority to KR1020070001281A priority patent/KR100895555B1/ko
Publication of JP2007184040A publication Critical patent/JP2007184040A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4177847B2 publication Critical patent/JP4177847B2/ja
Priority to US12/354,946 priority patent/US7859898B2/en
Priority to US12/955,621 priority patent/US8139407B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3418Disturbance prevention or evaluation; Refreshing of disturbed memory data
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5621Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using charge storage in a floating gate
    • G11C11/5642Sensing or reading circuits; Data output circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/04Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
    • G11C16/0483Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells having several storage transistors connected in series
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/30Power supply circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2211/00Indexing scheme relating to digital stores characterized by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C2211/56Indexing scheme relating to G11C11/56 and sub-groups for features not covered by these groups
    • G11C2211/564Miscellaneous aspects
    • G11C2211/5642Multilevel memory with buffers, latches, registers at input or output

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)

Description

この発明は、不揮発性半導体記憶装置に関するものであり、例えばNAND型フラッシュメモリに関するものである。
近年、NAND型多値フラッシュメモリにおいて、読み出し対象のメモリセル(読み出しセル)とこの読み出しセルに隣接するメモリセルとのフローティングゲート間の寄生容量によって読み出しセルのしきい値変動が発生し、重大な問題となっている(例えば、特許文献1参照)。この寄生容量によるしきい値変動を、ここでは近接効果という。多値メモリでは、ビットデータのしきい値分布がタイトになるため、近接効果によるしきい値分布の広がりに対するマージンが少ない。しかも近年、メモリセルの微細化により、近接効果そのものの値が大きくなりつつあり、このことが微細な多値メモリを実現するために大きな障壁となっている。
特開2004−192789号公報
この発明は、隣接するメモリセル間の寄生容量によって生じるしきい値変動(近接効果)の影響を排除することができる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
この発明の第1の実施態様の不揮発性半導体記憶装置は、1メモリセルと、前記第1メモリセルに隣接して配置され、かつ前記第1メモリセルと共通のワード線に接続された第2メモリセルと、前記第1メモリセルに隣接して配置され、かつ前記第1メモリセルと共通のビット線に接続された第3メモリセルと、前記第2メモリセルに隣接して配置され、かつ前記第2メモリセルと共通のビット線に接続された第4メモリセルとを含む複数のメモリセルが行列状に配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルに書き込みを行う書き込み回路と、前記メモリセルが持つしきい値に基づいて判定電位を補正する判定電位補正回路と、前記判定電位補正回路により補正された前記判定電位を用いて前記メモリセルを読み出す読み出し回路とを具備し、前記書き込み回路により第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセル、及び第4メモリセルの順序で書き込みを行ったとき、前記第1メモリセルを読み出す際、前記判定電位補正回路は前記第2,第3メモリセルが持つしきい値に基づいて第1判定電位を補正し、前記読み出し回路は前記第1判定電位を用いて前記第1メモリセルを読み出し、前記第2メモリセルを読み出す際、前記判定電位補正回路は前記第4メモリセルが持つしきい値に基づいて第2判定電位を補正し、前記読み出し回路は前記第2判定電位を用いて前記第2メモリセルを読み出すことを特徴とする。
この発明によれば、隣接するメモリセル間の寄生容量によって生じるしきい値変動(近接効果)の影響を排除することができる不揮発性半導体記憶装置を提供できる。
ここでは、不揮発性半導体記憶装置の一例として、NAND型多値フラッシュメモリを例に取り説明するが、これに限るわけではなく、この発明はNAND型多値フラッシュメモリ以外のメモリにも適用することができる。
NAND型多値フラッシュメモリにおいて、近接効果が近年のメモリセルの微細化に伴って急速に増大してきている。近接効果とは、図1に示すように、先に書き込まれたメモリセルに対して、隣接するメモリセルが書き込みになるか、非書き込みになるかによって、先に書き込まれたメモリセルの読み出し時のしきい値が変動することをいう。多値メモリでは、図2(b)に示すように、しきい値の分布がタイトになるため、近接効果による分布の広がりに対するマージンが少ない。なお、図2(a)は近接効果がない場合のしきい値分布を示す。
本発明の実施形態では、より微細な多値メモリを実現するため、近接効果のしきい値ずれ分を予め予測し、それに合わせて各メモリセルのデータ判定電位を補正した読み出しを行うことで、近接効果の影響を排除する方式を提案する。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態の不揮発性半導体記憶装置について説明する。説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
まず、この発明の第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置について説明する。
図3は、第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
メモリセルアレイ1には、不揮発性半導体メモリセルがマトリクス状に配置されている。不揮発性半導体メモリセルの一例は、フラッシュメモリセルである。カラム制御回路2は、メモリセルアレイ1のビット線を制御し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、及びメモリセルからのデータ読み出しを行う。カラム制御回路2は、メモリセルアレイ1に隣接して設けられる。ロウ制御回路3は、メモリセルアレイ1のワード線を選択し、消去、書き込み、及び読み出しに必要な電圧を印加する。
ソース線制御回路(C-source制御回路)4は、メモリセルアレイ1のソース線を制御する。Pウェル制御回路(C-p-well制御回路)5は、メモリセルアレイ1が形成されるP型セルウェルの電位を制御する。
データ入出力バッファ6は、カラム制御回路2にI/O線を介して電気的に接続され、外部のホスト(図示せず)に外部I/O線を介して電気的に接続される。データ入出力バッファ6には、例えば、入出力バッファ回路が配置される。データ入出力バッファ6は、書き込みデータの受け取り、読み出しデータの出力、及びアドレスデータやコマンドデータの受け取りを行う。データ入出力バッファ6は、受け取った書き込みデータをI/O線を介してカラム制御回路2に送り、また、カラム制御回路2から読み出したデータをI/O線を介して受け取る。さらに、データ入出力バッファ6は、メモリセルアレイ1のアドレスを選択するために外部から入力されたアドレスデータを、カラム制御回路2やロウ制御回路3に、ステートマシン8を介して送る。また、外部ホストからのコマンドデータを、コマンド・インタフェース7に送る。
コマンド・インタフェース7は、外部制御信号線を介して外部ホストからの制御信号を受け、データ入出力バッファ6に入力されたデータが書き込みデータなのか、あるいはコマンドデータなのか、あるいはアドレスデータなのかを判断し、コマンドデータであれば受け取りコマンドデータとしてステートマシン8に転送する。ステートマシン8は、フラッシュメモリ全体の管理を行う。すなわち、ステートマシン8は、外部ホストからのコマンドデータを受け、読み出し、書き込み、消去、及びデータの入出力管理を行う。ステートマシン8、カラム制御回路2、及びロウ制御回路3は、書き込み回路、及び読み出し回路を構成している。
図4は、図3に示したメモリセルアレイ1の一例を示す図である。
メモリセルアレイ1は複数のブロック、例えば、1024個のブロックBLOCK0〜BLOCK1023に分割されている。ブロックは、例えば、消去時に一括して消去を行う最小単位である。各ブロックBLOCKi(i=0,1,2,…,1023)は複数のNAND型メモリユニット、例えば、8512個のNAND型メモリユニットを含む。この例では、各NAND型メモリユニットは2つの選択トランジスタSTD、STSと、これらの間に、直列に接続された複数のメモリセルMC(本例では4つ)を含む。
NAND型メモリユニットの一端は選択ゲート線SGDに繋がる選択トランジスタSTDを介してビット線BLに接続され、その他端は選択ゲート線SGSに繋がる選択トランジスタSTSを介して共通ソース線C-sourceに接続されている。各メモリセルMCはワード線WLに接続される。0から数えて偶数番目のビット線BLeと、奇数番目のビット線BLoとは、互いに独立してデータの書き込みと読み出しとが行われる。1本のワード線WLに繋がる8512個のメモリセルのうち、例えば、ビット線BLeに接続される4256個のメモリセルに対して同時にデータの書き込みと読み出しとが行われる。各メモリセルMCが記憶する、例えば1ビットのデータが4256個のメモリセル分集まって、ページという単位を構成する。ページは、例えば、読み出しの最小単位である。1つのメモリセルMCで2ビットのデータを記憶する場合は、4256個のメモリセルは2ページ分のデータを記憶する。同様に、ビット線BLoに接続される4256個のメモリセルで別の2ページが構成され、ページ内のメモリセルに対して同時にデータの書き込みと読み出しとが行われる。
図5は、図3に示したメモリセルアレイ1のカラム方向構造の一例を示す断面図である。
p型半導体基板9内にはn型セルウェル10が形成されている。n型セルウェル10内にはp型セルウェル11が形成される。メモリセルMCは、ソース/ドレインとして機能するn型拡散層12と、浮遊ゲートFGと、ワード線WLとして機能する制御ゲートとを含む。選択トランジスタSTD、STSは、ソース/ドレインとして機能するn型拡散層12と、選択ゲート線SGD、SGSとして機能する二重構造のゲートとを含む。ワード線WLと選択ゲート線SGD、SGSはロウ制御回路3に接続され、ロウ制御回路3によって制御される。
NAND型メモリユニットの一端は、第1のコンタクトCBを介して第1のメタル配線層M0に接続され、さらに、第2のコンタクトV1を介してビット線BLとして機能する第2のメタル配線層M1に接続されている。ビット線BLはカラム制御回路2に接続される。NAND型メモリユニットの他端は、第1のコンタクトホールCBを介して共通ソース線C-sourceとして機能する第1のメタル配線層M0に接続される。共通ソース線C-sourceはソース線制御回路4に接続されている。n型セルウェル10と、p型セルウェル11は同電位とされ、ウェル線C-p-wellを介してPウェル制御回路5に接続されている。
図6、及び図7は、図3に示したメモリセルアレイ1のロウ方向構造の一例を示す断面図であり、それぞれ図5におけるVI−VI、及びVII−VIIに沿った断面を示す。
図6に示すように、各メモリセルMCは素子分離STIで互いに分離される。トンネル酸化膜14を介して浮遊ゲートFGがチャネル領域上に積層される。ワード線WLはONO膜15を介して浮遊ゲートFG上に積層されている。
図5に示すように、選択ゲート線SGSは二重構造である。図示は省略するが、上下の選択ゲート線SGSはメモリセルアレイ1の端、あるいは一定本数のビット線ごとに接続されている。
図8は、図3に示した不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイ1、カラム制御回路2の主要部を示す図である。
第1のNAND型メモリユニットには、選択トランジスタSTD1を介して偶数ビット線(偶数BL)が接続される。この偶数ビット線には、偶数ビット線選択トランジスタBLTe1を介してセンスアンプ/データラッチ回路21が接続されている。第1のNAND型メモリユニットに隣接して第2のNAND型メモリユニットが配置され、第2のNAND型メモリユニットには奇数ビット線(奇数BL)が接続されている。この奇数ビット線には、奇数ビット線選択トランジスタBLTo1を介してセンスアンプ/データラッチ回路21が接続されている。センスアンプ/データラッチ回路21には、状態保存用ラッチ回路22が接続され、この状態保存用ラッチ回路22には判定電位補正回路23が接続されている。センスアンプ/データラッチ回路21には、またデータ入出力バッファ6が接続されている。また、第1、第2のNAND型メモリユニットが各々有するメモリセルのゲートには、ワード線WLn、WLn+1、WLn+2、WLn+3がそれぞれ接続されている。
以下に、第1実施形態の不揮発性半導体記憶装置における書き込みの動作を説明する。
図9は書き込みの動作を示すフローチャートであり、図10(a)、図10(b)は書き込みにおけるメモリセルのしきい値分布である。図10(a)は近接効果を受ける前のしきい値分布を示し、図10(b)は近接効果を受けたときのしきい値分布を示す。
書き込み対象のブロックが選択され(ステップS1)、続いて“n”が“0”に設定される(ステップS2)。そして、ブロック内において、図8に示すように、(1)〜(16)の順番で各メモリセルに4値の書き込みが行われる。
まず、ワード線WLnと偶数ビット線(偶数BL)で選択されるメモリセルMC1に書き込むべき下位ビットデータと上位ビットデータをデータラッチ回路21に取り込む(ステップS3)。そして、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルMC1に下位ビットデータ(1)を書き込む(ステップS4)。続いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルMC1に上位ビットデータ(2)を書き込む(ステップS5)。この上位ビットデータ(2)の書き込みでは、通常時よりも大きく書き込まれる、すなわち通常時よりもしきい値が高くなるように書き込まれる。
次に、ワード線WLnと奇数ビット線(奇数BL)で選択されるメモリセルMC2、MC3に書き込むべき下位ビットデータと上位ビットデータをデータラッチ回路21に取り込む(ステップS6)。そして、ワード線WLnと奇数ビット線で選択されるメモリセルMC2、MC3に下位ビットデータ(3)を書き込む(ステップS7)。続いて、ワード線WLnと奇数ビット線で選択されるメモリセルMC2、MC3に上位ビットデータ(4)を書き込む(ステップS8)。この上位ビットデータ(4)の書き込みでは、通常時よりも大きく書き込まれる、すなわち通常時よりもしきい値が高くなるように書き込まれる。
その後、“n”がページ内の最後であるか否かが判定される(ステップS9)。“n”がページ内の最後であるときは、書き込みの動作を終了する。一方、“n”がページ内の最後でないときは、“n”が“n+1”に設定され(ステップS10)、ステップS3へ戻り、同様の処理を行う。すなわち、ワード線WLn+1と偶数ビット線で選択されるメモリセルMC4に書き込むべき下位ビットデータ(5)と上位ビットデータ(6)をデータラッチ回路21に取り込み、ワード線WLn+1と偶数ビット線で選択されるメモリセルMC4に、下位ビットデータ(5)、上位ビットデータ(6)を順に書き込む。続いて、ワード線WLn+1と奇数ビット線で選択されるメモリセルMC5、MC6に書き込むべき下位ビットデータ(7)と上位ビットデータ(8)をデータラッチ回路21に取り込み、ワード線WLn+1と奇数ビット線で選択されるメモリセルMC5、MC6に、下位ビットデータ(7)、上位ビットデータ(8)を順に書き込む。その後、同様に、下位ビットデータ(9)、上位ビットデータ(10)、下位ビットデータ(11)、上位ビットデータ(12)、下位ビットデータ(13)、上位ビットデータ(14)、下位ビットデータ(15)、上位ビットデータ(16)の順番で書き込みが行われる。
ここで、最初に下位ビットデータ(1)、上位ビットデータ(2)を書き込んだメモリセルMC1は、その後にデータ(3)、(4)を書き込んだメモリセルMC2、MC3と、データ(5)、(6)を書き込んだメモリセルMC4により、近接効果を受けてしきい値がシフトする。この繰り返しで全メモリセルを書き込んだときには、図10(b)に示すように、近接効果の影響でしきい値分布が広がってしまう。この結果、データのしきい値分布が重なり、データ判定ができなくなる。
この問題を回避するために、読み出し時において、書き込みの際に近接効果の影響でしきい値がどれくらいシフトしたかを、読み出し対象のメモリセル(以下、読み出しセルと記す)に隣接するメモリセル(以下、隣接セルと記す)のデータから予測し、各読み出しセル毎にデータの判定電位を補正する。これにより、読み出しセルへの近接効果の影響を排除する。
具体的には、図11に示すように、読み出しセル(データ(1)、(2)を書き込んだメモリセル)に隣接するビット線のメモリセルと、読み出しセルに隣接するワード線のメモリセルをそれぞれ簡易的に読み出し、高いしきい値か低いしきい値かを調べる。そして、読み出したそれぞれのしきい値から、読み出しセルが受けたであろう近接効果のしきい値シフト分を考慮し、読み出しセルを読み出すときに用いる判定電位を補正する。つまり、各メモリセルごとに、判定電位を適正な値に補正することにより、近接効果による影響をできるだけ抑える。周りの近接するメモリセルが高いしきい値のときには判定電位を高く設定し、周りの近接するメモリセルが低いしきい値のときには、判定電位を低く設定する。
また、書き込み時には、図10(b)に示すように、4値のしきい値分布のうち、真中の2つのしきい値分布(“10”と“00”)の間を広げておく。これは、読み出し時における隣接セルの簡易読み出しの際に、高いしきい値か低いしきい値かを近接効果によるしきい値シフトがあっても間違いなく判定するためである。真中の2つのしきい値分布の間を広げるために、図9に示した書き込みのフローチャートにおいては、上位ビットデータを通常時よりも大きく書き込んでいる(ステップS5、S8)。この大きな書き込みでは、近接効果によるしきい値シフトがあっても、高いしきい値かあるいは低いしきい値かを間違いなく判定できる量だけ書き込めまれる。
次に、第1実施形態の不揮発性半導体記憶装置における読み出しの動作を説明する。
図12、図13は読み出しの動作を示すフローチャートであり、図14〜図18はこの読み出しおいて読み出されるメモリセルのしきい値分布を示している。
まず、読み出し対象のブロックが選択され(ステップS11)、続いて“n”が“0”に設定される(ステップS12)。次に、読み出し対象のメモリセル(以下、読み出しセルと記す)の周囲に隣接して配置された3つのメモリセル(以下、周囲3セルと記す)に対する簡易的な読み出しが実行される。すなわち、読み出しセルを、ワード線WLnと偶数ビット線(偶数BL)で選択されるメモリセルとすると、ワード線WLnと奇数ビット線(奇数BL)で選択されるメモリセルの簡易読み出し1(図11に示す)が行われ(ステップS13)、続いて、ワード線WLn+1と偶数ビット線で選択されるメモリセルの簡易読み出し2(図11に示す)が行われる(ステップS14)。なお、周囲3セルは、読み出し対象のメモリセル(読み出しセル)に隣接して配置され、かつ読み出しセルと共通のビット線に接続された2つのメモリセルうち、読み出しセルより後に書き込まれたメモリセルと、読み出しセルに隣接して配置され、かつ読み出しセルと共通のワード線に接続された2つのメモリセルを指す。
次に、読み出しセルの周囲3セルに対する簡易読み出し1、2の結果から、各ビット線毎に周囲3セルの状態を状態保存用ラッチ回路22に入力する(ステップS15)。ここで、図14に示すように、簡易読み出し1、2の判定電位に対して、しきい値が判定電位より低い状態を状態Aとし、しきい値が判定電位より高い状態を状態Bとする。状態保存用ラッチ回路22に保持された周囲3セルの状態は、判定電位補正回路23に出力される。判定電位補正回路23は、周囲3セルの状態に基づいて判定電位を補正する。詳述すると、判定電位補正回路23は、周囲3セルがすべて状態Aである場合は読み出し時の判定電位をV1に設定し、周囲3セルのうち、2セルが状態A、1セルが状態Bである場合は読み出し時の判定電位をV4に設定し、1セルが状態A、2セルが状態Bである場合は読み出し時の判定電位をV7に設定し、さらに周囲3セルがすべて状態Bである場合は読み出し時の判定電位をV10に設定する。
次に、ワード線WLnと偶数ビット線の各ビット線において、周囲3セルがすべて状態Aである場合は、データラッチ回路21を活性化する。それ以外の場合、すなわち周囲3セルがすべて状態Aでない場合は、データラッチ回路21を不活性化する(ステップS16)。
続いて、図15に示すように、読み出しセルの周囲3セルがすべて状態Aであるときの判定電位V1を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(a)(ステップS17)。さらに、周囲3セルがすべて状態Aであるときの判定電位V2を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(b)(ステップS18)。
(a)、(b)の結果から、下位ビットデータを判定し、データラッチ回路に保持する(ステップS19)。さらに、周囲3セルがすべて状態Aであるときの判定電位V3を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの上位ビットデータを読み出す(c)(ステップS20)。読み出した上位ビットデータを、データラッチ回路に保持する(ステップS21)。
次に、ワード線WLnと偶数ビット線の各ビット線において、周囲3セルのうち、周囲の2セルが状態A、残りの1セルが状態Bである場合は、データラッチ回路21を活性化する。それ以外の場合は、データラッチ回路21を不活性化する(ステップS22)。
続いて、図16に示すように、周囲の2セルが状態A、1セルが状態Bであるときの判定電位V4を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(d)(ステップS23)。さらに、周囲の2セルが状態A、1セルが状態Bであるときの判定電位V5を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(e)(ステップS24)。
(d)、(e)の結果から、下位ビットデータを判定し、データラッチ回路21に保持する(ステップS25)。さらに、周囲の2セルが状態A、1セルが状態Bであるときの判定電位V6を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの上位ビットデータを読み出す(f)(ステップS26)。読み出した上位ビットデータを、データラッチ回路21に保持する(ステップS27)。
次に、ワード線WLnと偶数ビット線の各ビット線において、周囲3セルのうち、周囲の1セルが状態A、残りの2セルが状態Bである場合は、データラッチ回路21を活性化する。それ以外の場合は、データラッチ回路21を不活性化する(ステップS28)。
続いて、図17に示すように、周囲の1セルが状態A、2セルが状態Bであるときの判定電位V7を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(g)(ステップS29)。さらに、周囲の1セルが状態A、2セルが状態Bであるときの判定電位V8を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(h)(ステップS30)。
(g)、(h)の結果から、下位ビットデータを判定し、データラッチ回路21に保持する(ステップS31)。さらに、周囲の1セルが状態A、2セルが状態Bであるときの判定電位V9を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの上位ビットデータを読み出す(i)(ステップS32)。読み出した上位ビットデータを、データラッチ回路21に保持する(ステップS33)。
次に、ワード線WLnと偶数ビット線の各ビット線において、周囲3セルがすべて状態Bである場合は、データラッチ回路21を活性化する。それ以外の場合、すなわち周囲3セルがすべて状態Bでない場合は、データラッチ回路21を不活性化する(ステップS34)。
続いて、図18に示すように、読み出しセルの周囲3セルがすべて状態Bであるときの判定電位V10を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(j)(ステップS35)。さらに、周囲3セルがすべて状態Bであるときの判定電位V11を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(k)(ステップS36)。
(j)、(k)の結果から、下位ビットデータを判定し、データラッチ回路21に保持する(ステップS37)。さらに、周囲3セルがすべて状態Bであるときの判定電位V12を用いて、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルの上位ビットデータを読み出す(l)(ステップS38)。読み出した上位ビットデータを、データラッチ回路21に保持する(ステップS39)。
次に、読み出しセルの下位ビットデータをデータラッチ回路21からデータ入出力バッファ回路6を介して出力し(ステップS40)、続いて同セルの上位ビットデータをデータラッチ回路21からデータ入出力バッファ回路6を介して出力する(ステップS41)。
以下、奇数ビット線に対しても同様に行う(ステップS42)。その後、“n”がページ内の最後であるか否かが判定される(ステップS43)。“n”がページ内の最後であるときは、書き込みの動作を終了する。一方、“n”がページ内の最後でないときは、“n”が“n+1”に設定され(ステップS44)、ステップS13に戻り、ステップS13以降の処理を同様に行う。
以上説明したようにこの第1実施形態では、読み出し時において、書き込みの際に近接効果の影響でしきい値がどれくらいシフトしたかを、読み出し対象のメモリセル(読み出しセル)に隣接するメモリセルのデータから予測し、各読み出しセル毎にデータの判定電位を補正する。これにより、読み出しセルへの近接効果の影響を排除することができる。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態の不揮発性半導体記憶装置について説明する。
前述した第1の実施形態における書き込み時において、奇数ビット線に接続されたメモリセルは隣接する偶数ビット線に接続されたメモリセルの近接効果は受けない。これは、先に偶数ビット線のメモリセルを書き込み、その後、奇数ビット線のメモリセルを書き込むからである。このため、奇数ビット線のメモリセルの読み出しの際には、奇数ビット線のメモリセルに隣接するビット線に接続されたメモリセルの簡易読み出しは行わず、隣接するワード線に接続されたメモリセルのみ簡易読み出しを行い、読み出しセルの判定電位を補正する。
図19は、第2の実施形態の不揮発性半導体記憶装置における読み出しの動作を示すフローチャートである。
まず、読み出し対象のブロックが選択され(ステップS51)、続いて“n”が“0”に設定される(ステップS52)。次に、読み出し対象のメモリセル(以下、読み出しセルと記す)に隣接して配置され、かつ読み出しセルと共通の奇数ビット線に接続されたメモリセル(以下、隣接セルと記す)に対する簡易的な読み出しが実行される。すなわち、読み出しセルを、ワード線WLnと奇数ビット線(奇数BL)で選択されるメモリセルとすると、ワード線WLn+1と奇数ビット線で選択されるメモリセルの簡易読み出しが行われる(ステップS53)。
次に、隣接セルに対する簡易読み出しの結果から、各ビット線毎に隣接セルの状態を状態保存用ラッチ回路22に入力する(ステップS54)。状態保存用ラッチ回路22に保持された隣接セルの状態は、判定電位補正回路23に出力される。判定電位補正回路23は、隣接セルの状態に基づいて、読み出し時に用いる判定電位を補正する。
次に、ワード線WLnと奇数ビット線の各ビット線において、隣接セルが状態Aである場合は、データラッチ回路21を活性化する。それ以外の場合、すなわち隣接セルが状態Aでない場合は、データラッチ回路21を不活性化する(ステップS55)。
続いて、隣接セルが状態Aであるときの判定電位V13を用いて、ワード線WLnと奇数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(a)(ステップS56)。さらに、隣接セルが状態Aであるときの判定電位V14を用いて、ワード線WLnと奇数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(b)(ステップS57)。
(a)、(b)の結果から、下位ビットデータを判定し、データラッチ回路21に保持する(ステップS58)。さらに、隣接セルが状態Aであるときの判定電位V15を用いて、ワード線WLnと奇数ビット線で選択されるメモリセルの上位ビットデータを読み出す(ステップS59)。読み出した上位ビットデータを、データラッチ回路21に保持する(ステップS60)。
次に、ワード線WLnと奇数ビット線の各ビット線において、隣接セルが状態Bである場合は、データラッチ回路21を活性化する。それ以外の場合、すなわち隣接セルが状態Bでない場合は、データラッチ回路21を不活性化する(ステップS61)。
続いて、隣接セルが状態Bであるときの判定電位V16を用いて、ワード線WLnと奇数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(c)(ステップS62)。さらに、隣接セルが状態Bであるときの判定電位V17を用いて、ワード線WLnと奇数ビット線で選択されるメモリセルの下位ビットデータを読み出す(d)(ステップS63)。
(c)、(d)の結果から、下位ビットデータを判定し、データラッチ回路21に保持する(ステップS64)。さらに、隣接セルが状態Bであるときの判定電位V18を用いて、ワード線WLnと奇数ビット線で選択されるメモリセルの上位ビットデータを読み出す(ステップS65)。読み出した上位ビットデータを、データラッチ回路21に保持する(ステップS66)。
次に、読み出しセルの下位ビットデータをデータラッチ回路21からデータ入出力バッファ回路6を介して出力し(ステップS67)、続いて同セルの上位ビットデータをデータラッチ回路21からデータ入出力バッファ回路6を介して出力する(ステップS68)。その後、“n”がページ内の最後であるか否かが判定される(ステップS69)。“n”がページ内の最後であるときは、書き込みの動作を終了する。一方、“n”がページ内の最後でないときは、“n”が“n+1”に設定され(ステップS70)、ステップS53に戻り、ステップS53以降の処理を同様に行う。
前述したように、第2の実施形態では、読み出し対象のメモリセル(読み出しセル)に隣接して配置され、かつ読み出しセルと共通のワード線に接続されたメモリセルの簡易読み出しを行わず、読み出しセルに隣接して配置され、かつ読み出しセルと共通のビット線に接続されたメモリセルのみの簡易読み出しを行う。この簡易読み出しの結果に応じて、読み出しセルの読み出し時における判定電位を設定する。このように、読み出し対象のメモリセルに隣接して配置され、かつ読み出し対象のメモリセルと共通のワード線に接続されたメモリセルの簡易読み出しを行わないことにより、読み出し時間を短縮する。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第3の実施形態の不揮発性半導体記憶装置について説明する。
この第3の実施形態では、メモリセルへの書き込みの順番を工夫することにより、上位ビットデータの書き込みのときだけに近接効果が起こるようにしている。
図20は、第3の実施形態の不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイ1、カラム制御回路2の主要部、さらにメモリセルへの書き込み順番を示す図である。
図20に示すように、(1)〜(14)の順番で各メモリセルに4値の書き込みが行われる。まず、ワード線WLnと偶数ビット線(偶数BL)で選択されるメモリセルMC1に下位ビットデータ(1)を書き込む。続いて、ワード線WLnと奇数ビット線(奇数BL)で選択されるメモリセルMC2、MC3に下位ビットデータ(2)を書き込む。次に、ワード線WLn+1と偶数ビット線で選択されるメモリセルMC4に下位ビットデータ(3)を書き込む。続いて、ワード線WLn+1と奇数ビット線で選択されるメモリセルMC5、MC6に下位ビットデータ(4)を書き込む。次に、ワード線WLnと偶数ビット線で選択されるメモリセルMC1に上位ビットデータ(5)を書き込む。続いて、ワード線WLnと奇数ビット線で選択されるメモリセルMC2、MC3に上位ビットデータ(6)を書き込む。次に、ワード線WLn+2と偶数ビット線で選択されるメモリセルMC7に下位ビットデータ(7)を書き込む。以下、図20に示すように、(8)〜(14)の順番で書き込みが行われる。
図21に、図20に示した書き込みにより、書き込まれたメモリセルのしきい値分布を示す。この図21は、近接効果を受ける前の分布を示している。図20に示した書き込みでは、近接効果は上位ビットデータの書き込みのときだけ発生する。このため、メモリセルの近接効果によるしきい値分布の広がりを抑えることができるため、近接効果を受ける前のしきい値分布を広く取ることができる。これにより、書き込みパルスのステップアップ電圧のステップ幅を広くでき、書き込み時間の短縮が可能となる。その他の構成及び読み出しの動作は第1の実施形態と同様である。
[第4の実施形態]
次に、この発明の第4の実施形態の不揮発性半導体記憶装置について説明する。
前述した第3の実施形態における読み出しにおいては、読み出しセルに隣接するワード線に接続されたメモリセルと、読み出しセルに隣接するビット線に接続されたメモリセルの両方の近接効果を予想して、読み出し時における判定電位を補正していた。しかし、隣接するワード線に接続されたメモリセルの近接効果が強く、隣接するビット線に接続されたメモリセルの近接効果が弱い場合には、隣接するワード線に接続されたメモリセルのみ簡易読み出しを行い、読み出しセルの判定電位を補正する。
第4の実施形態では、前述した第2の実施形態と同様に、読み出しセルに隣接して配置され、かつ読み出しセルと共通のワード線に接続されたメモリセルの簡易読み出しを行わず、読み出しセルに隣接して配置され、かつ読み出しセルと共通のビット線に接続されたメモリセルのみの簡易読み出しを行う。この簡易読み出しの結果に応じて、読み出しセルの読み出し時における判定電位を設定する。このように、読み出し対象のメモリセルに隣接して配置され、かつ読み出し対象のメモリセルと共通のワード線に接続されたメモリセルの簡易読み出しを行わないことにより、読み出し時間を短縮する。詳細な読み出し動作は、図19に示した第2の実施形態と同様である。
また、前述した各実施形態はそれぞれ、単独で実施できるばかりでなく、適宜組み合わせて実施することも可能である。さらに、前述した各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、各実施形態において開示した複数の構成要件の適宜な組み合わせにより、種々の段階の発明を抽出することも可能である。
隣接するメモリセル間に生じる近接効果を示す断面図である。 (a)は近接効果がない場合のメモリセルのしきい値分布であり、(b)は近接効果がある場合のメモリセルのしきい値分布である。 この発明の第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイ1の一例を示す図である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイ1のカラム方向構造の一例を示す断面図である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ1におけるメモリセルのロウ方向構造の一例を示す断面図である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ1における選択トランジスタのロウ方向構造の一例を示す断面図である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイ1、及びカラム制御回路2の主要部を示す図である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置における書き込みの動作を示すフローチャートである。 (a)は不揮発性半導体記憶装置の書き込みにおけるメモリセルの近接効果がない場合のしきい値分布であり、(b)は書き込みにおけるメモリセルの近接効果がある場合のしきい値分布である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置における簡易読み出しを示す図である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置における読み出しの動作を示すフローチャート1である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置における読み出しの動作を示すフローチャート2である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置における簡易読み出し時のしきい値分布である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置における読み出し時のしきい値分布1である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置における読み出し時のしきい値分布2である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置における読み出し時のしきい値分布3である。 第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置における読み出し時のしきい値分布4である。 この発明の第2の実施形態の不揮発性半導体記憶装置における読み出しの動作を示すフローチャートである。 この発明の第3の実施形態の不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルへの書き込み順番を示す図である。 第3の実施形態の書き込みによるメモリセルのしきい値分布である。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、2…カラム制御回路、3…ロウ制御回路、4…ソース線制御回路(C-source制御回路)、5…Pウェル制御回路(C-p-well制御回路)、6…データ入出力バッファ、7…コマンド・インタフェース、8…ステートマシン、9…p型半導体基板、10…n型セルウェル、11…p型セルウェル、12…n型拡散層、21…センスアンプ/データラッチ回路、22…状態保存用ラッチ回路、23…判定電位補正回路23。

Claims (1)

  1. 1メモリセルと、前記第1メモリセルに隣接して配置され、かつ前記第1メモリセルと共通のワード線に接続された第2メモリセルと、前記第1メモリセルに隣接して配置され、かつ前記第1メモリセルと共通のビット線に接続された第3メモリセルと、前記第2メモリセルに隣接して配置され、かつ前記第2メモリセルと共通のビット線に接続された第4メモリセルとを含む複数のメモリセルが行列状に配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルに書き込みを行う書き込み回路と、
    前記メモリセルが持つしきい値に基づいて判定電位を補正する判定電位補正回路と、
    前記判定電位補正回路により補正された前記判定電位を用いて前記メモリセルを読み出す読み出し回路とを具備し、
    前記書き込み回路により第1メモリセル、第2メモリセル、第3メモリセル、及び第4メモリセルの順序で書き込みを行ったとき、
    前記第1メモリセルを読み出す際、前記判定電位補正回路は前記第2,第3メモリセルが持つしきい値に基づいて第1判定電位を補正し、前記読み出し回路は前記第1判定電位を用いて前記第1メモリセルを読み出し、
    前記第2メモリセルを読み出す際、前記判定電位補正回路は前記第4メモリセルが持つしきい値に基づいて第2判定電位を補正し、前記読み出し回路は前記第2判定電位を用いて前記第2メモリセルを読み出すことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
JP2006001456A 2006-01-06 2006-01-06 不揮発性半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP4177847B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006001456A JP4177847B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 不揮発性半導体記憶装置
US11/474,340 US20070159881A1 (en) 2006-01-06 2006-06-26 Nonvolatile semiconductor memory device including nand-type flash memory and the like
KR1020070001281A KR100895555B1 (ko) 2006-01-06 2007-01-05 Nand형 플래시 메모리 등을 포함하는 불휘발성 반도체기억 장치
US12/354,946 US7859898B2 (en) 2006-01-06 2009-01-16 Nonvolatile semiconductor memory device including NAND-type flash memory and the like
US12/955,621 US8139407B2 (en) 2006-01-06 2010-11-29 Nonvolatile semiconductor memory device including NAND-type flash memory and the like

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006001456A JP4177847B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 不揮発性半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007184040A JP2007184040A (ja) 2007-07-19
JP4177847B2 true JP4177847B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=38232594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006001456A Expired - Fee Related JP4177847B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 不揮発性半導体記憶装置

Country Status (3)

Country Link
US (3) US20070159881A1 (ja)
JP (1) JP4177847B2 (ja)
KR (1) KR100895555B1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101041595B1 (ko) * 2006-06-19 2011-06-15 샌디스크 코포레이션 비휘발성 메모리에서 개선된 판독 동작을 위해 선택 상태에서 보상을 사용하여 감지 및 다른 크기의 마진 프로그래밍
KR101270685B1 (ko) * 2007-08-24 2013-06-03 삼성전자주식회사 비휘발성 메모리의 데이터 처리 장치 및 방법
KR101379820B1 (ko) * 2007-10-17 2014-04-01 삼성전자주식회사 멀티-비트 프로그래밍 장치와 메모리 데이터 검출 장치
KR20090075062A (ko) * 2008-01-03 2009-07-08 삼성전자주식회사 플로팅 바디 트랜지스터를 이용한 동적 메모리 셀을구비하는 메모리 셀 어레이를 구비하는 반도체 메모리 장치
JP2009252293A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Hitachi Ltd 不揮発性半導体記憶装置
JP2010009733A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
US8797795B2 (en) * 2008-07-01 2014-08-05 Lsi Corporation Methods and apparatus for intercell interference mitigation using modulation coding
KR101468149B1 (ko) 2008-09-19 2014-12-03 삼성전자주식회사 플래시 메모리 장치 및 시스템들 그리고 그것의 읽기 방법
JP2010092559A (ja) 2008-10-10 2010-04-22 Toshiba Corp Nand型フラッシュメモリ
US8130556B2 (en) * 2008-10-30 2012-03-06 Sandisk Technologies Inc. Pair bit line programming to improve boost voltage clamping
KR101642465B1 (ko) 2008-12-12 2016-07-25 삼성전자주식회사 불휘발성 메모리 장치의 액세스 방법
JP2012069203A (ja) 2010-09-22 2012-04-05 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の駆動方法
JP2012069193A (ja) 2010-09-22 2012-04-05 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置およびその制御方法
JP2012069192A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Toshiba Corp メモリシステム
US8837223B2 (en) 2011-11-21 2014-09-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device and method for manufacuring the same
JP2013242944A (ja) 2012-05-22 2013-12-05 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US9001577B2 (en) * 2012-06-01 2015-04-07 Micron Technology, Inc. Memory cell sensing
JP2014006940A (ja) * 2012-06-21 2014-01-16 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JP2016173868A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置
US9966125B2 (en) * 2016-09-15 2018-05-08 Toshiba Memory Corporation Memory device
CN109791792B (zh) 2016-09-23 2023-08-22 铠侠股份有限公司 存储装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5867429A (en) * 1997-11-19 1999-02-02 Sandisk Corporation High density non-volatile flash memory without adverse effects of electric field coupling between adjacent floating gates
US6314026B1 (en) * 1999-02-08 2001-11-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor device using local self boost technique
JP3875570B2 (ja) * 2001-02-20 2007-01-31 株式会社東芝 半導体記憶装置のデータ書き込み方法及び半導体記憶装置
US6781877B2 (en) 2002-09-06 2004-08-24 Sandisk Corporation Techniques for reducing effects of coupling between storage elements of adjacent rows of memory cells
JP3914142B2 (ja) * 2002-11-29 2007-05-16 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP3889699B2 (ja) * 2002-11-29 2007-03-07 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法
JP3935139B2 (ja) 2002-11-29 2007-06-20 株式会社東芝 半導体記憶装置
JP3913704B2 (ja) 2003-04-22 2007-05-09 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置及びこれを用いた電子装置
JP4212444B2 (ja) * 2003-09-22 2009-01-21 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置
US7372730B2 (en) 2004-01-26 2008-05-13 Sandisk Corporation Method of reading NAND memory to compensate for coupling between storage elements
US7366013B2 (en) * 2005-12-09 2008-04-29 Micron Technology, Inc. Single level cell programming in a multiple level cell non-volatile memory device
JP2010009733A (ja) 2008-06-30 2010-01-14 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2010092559A (ja) 2008-10-10 2010-04-22 Toshiba Corp Nand型フラッシュメモリ

Also Published As

Publication number Publication date
US8139407B2 (en) 2012-03-20
US20070159881A1 (en) 2007-07-12
US20090129158A1 (en) 2009-05-21
US7859898B2 (en) 2010-12-28
JP2007184040A (ja) 2007-07-19
KR100895555B1 (ko) 2009-04-29
US20110069542A1 (en) 2011-03-24
KR20070074477A (ko) 2007-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4177847B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US10490286B2 (en) Electrically-rewritable nonvolatile semiconductor memory device
JP4398750B2 (ja) Nand型フラッシュメモリ
JP5259481B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP4907925B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP4157562B2 (ja) 半導体集積回路装置
US20080239805A1 (en) Nonvolatile semiconductor memory and data reading method
JP4004809B2 (ja) 半導体装置及びその動作方法
JP3977799B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2008198265A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US20070076487A1 (en) Semiconductor integrated circuit device
JP2007012180A (ja) 半導体記憶装置
JP2009170077A (ja) 半導体メモリ列デコーダデバイス及びその方法
JP2011198413A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US20090296478A1 (en) Method of programming nonvolatile memory device
JPH1145986A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2010134992A (ja) 不揮発性半導体記憶装置とその書き込み方法
JP2002279788A (ja) 不揮発性半導体メモリ
JPH1186571A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびそのデータ書き込み方法
US20100202197A1 (en) Operation methods of nonvolatile memory device
JP2011134416A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US8264891B2 (en) Erase method and non-volatile semiconductor memory
JP2011198436A (ja) 半導体記憶装置
JP2011118984A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
TWI841813B (zh) 半導體記憶裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080822

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees