JP3977799B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電気的にデータの書替えが可能な不揮発性半導体記憶装置に係り、特に1つのメモリセルに対して2値以上の多値データを記憶する多値フラッシュメモリに関する。
フラッシュメモリは、消去、書き込みが行われることでメモリセルトランジスタの浮遊ゲートの蓄積電荷量を変え、これによりしきい値電圧を変えてデータを記憶する。例えば、負のしきい値電圧は“1”データに、正のしきい値電圧は“0”データに対応している。
近年、ビット単価を下げるため、あるいは記憶容量を増やすために、1つのメモリセルに複数ビットのデータを記憶させる多値フラッシュメモリが開発されている。例えば、2ビットのデータを1つのメモリセルに記憶させるものでは、そのメモリセルは4つのしきい値帯をデータに応じて持つ。
精度良くしきい値電圧をメモリセルに持たせることで信頼性の高いデバイスが得られる。しきい値電圧の制御を精度良く行うため、書き込み電圧Vpgmを一定の割合で高めながらデータ書き込みを行う方法が、例えば非特許文献1で提案されている。
この方法では、書き込み電圧Vpgmを、例えば、0.2V/10μsecの割合で高めながら書き込むことで、原理的に1つのしきい値電圧の分布幅を0.2Vに制御できる。通常、書き込み電圧Vpgmは複数の書き込みパルスに分割され、各パルスの電圧Vpgmを一定の割合でステップアップさせる。これにより同等の効果が得られる。各パルスのメモリセルへの印加後にしきい値電圧を確認し、所定のベリファイレベルに達したら、書き込みを終了させる。
一方、加工寸法の微細化も進んでいる。このため、メモリセル間の距離が縮まり、多値フラッシュメモリにおいても、様々な問題を引き起こしている。すなわち、微細化が進むにつれて浮遊ゲート間の距離が縮まり、以下のような問題を引き起こしている。
2つの隣り合うメモリセルAとBを考える。まず、2つとも同時に消去され、それぞれ-3Vのしきい値電圧を持つとする。先にAのメモリセルにあるデータを書き込む。これによってそのしきい値電圧が例えば0.5V〜1Vになる。その後、Bのメモリセルに異なるデータを書き込む。Bのメモリセルのしきい値電圧が例えば1.5V〜2Vになると、浮遊ゲート間相互の容量結合により、Aのメモリセルの浮遊ゲートの電位が下がり、そのしきい値電圧が上昇する。例えば、1V〜1.5Vに上昇する。
この例では、本来、AとBのメモリセルのしきい値電圧の差(読み出しマージン)は最小で0.5Vのはずであるが、浮遊ゲート間相互の容量結合により0Vに縮まる。つまり異なるデータを区別するためのしきい値電圧の差が縮まり、読み出しマージンが消滅する。
この問題を回避するために、書き込み電圧Vpgmの1ステップ当りの増加量(ステップアップ量)Dvpgmを減らすことが考えられる。例えば、ステップアップ量Dvpgmを0.5Vから0.1Vにすることで、しきい値電圧の分布幅が0.5Vから0.1Vに狭められ、読み出しマージンは0.4V増加する。
しかし、ステップアップ量が1/5になることで、書き込みパルスの数が5倍必要になり、書き込み時間も5倍になる問題が新たに生じる。
例えば、特許文献1には、書き込み電圧Vpgmのステップアップ量Dvpgmを減らすことなく、しきい値電圧を狭める技術が開示されている。この技術は、まず、Dvpgm毎にステップアップされる書き込み電圧と、ビット線に印加される0Vの書き込み制御電圧とをメモリセルに供給して書き込みを行う。そして、メモリセルが所定の書き込み状態に近づくと、書き込み制御電圧を0Vから例えば0.4Vに引き上げてしきい値電圧の変化速度を緩和し、しきい値電圧の変化速度が緩和されている間にメモリセルに対する書き込みを終了させる。
上記のように、特許文献1に記載されたものでは、しきい値電圧の変化速度を緩和するために、書き込みの途中で書き込み制御電圧を上げている。しかし、書き込み電圧自体はステップアップするので、しきい値電圧の変化速度はいずれは元に戻る。従って、しきい値電圧の変化速度を十分に落とす必要があり、しきい値電圧の変化速度が緩和されてから書き込みが完了するまでに時間がかかる。また、しきい値電圧の制御性も必ずしも良いとは言えない。
Fast and Accurate Programming Method for Multi-level NAND EEPROMs, pp129-130, Digest of 1995 Symposium on VLSI Technology 特開2003−196988号公報
このように従来では、読み出しマージンを確保して信頼性を高めようとすると書き込み時間が増加するという問題があった。
この発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、書き込み時間の増加を抑えつつ、しきい値電圧の分布幅を縮め、信頼性の高い不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
この発明の不揮発性半導体記憶装置は、電気的にデータの書き換えが可能な複数の不揮発性半導体メモリセルのソース・ドレイン間が直列に接続され、各メモリセルのゲートにワード線が接続され、前記直列に接続されている複数の不揮発性半導体メモリセルの一端が選択ゲートを介してビット線に接続されており、前記ワード線にゲートが接続されている複数のメモリセルが複数ページ分のデータを記憶し、ページ単位でデータの書き込みが行われるメモリセルアレイと、1ページ分の複数のメモリセルに対応した数の第1、第2のデータ記憶部と、前記直列に接続されている複数の不揮発性半導体メモリセルにデータを書き込む書き込み回路とを具備し、前記書き込み回路は、前記1ページ分の複数のメモリセルに書き込むための複数の書き込みデータを受けて前記複数の第1のデータ記憶部にこれら複数の書き込みデータを記憶させ、前記複数の第1のデータ記憶部の複数のデータを複数の第2のデータ記憶部にコピーし、書き込み電圧を初期値に設定し、前記複数の第1のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第1のデータ記憶部のデータが0でかつ前記複数の第2のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第2のデータ記憶部のデータが0ならば、書き込み制御電圧を第1の電圧に設定し、前記複数の第1のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第1のデータ記憶部のデータが0でかつ前記複数の第2のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第2のデータ記憶部のデータが1ならば、書き込み制御電圧を前記第1の電圧よりも高い第2の電圧に設定し、前記複数の第1のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第1のデータ記憶部のデータが1ならば、書き込み制御電圧を前記第2の電圧よりも高い書き込みを禁止するための第3の電圧に設定し、前記設定された書き込み電圧を前記ワード線に供給しかつ前記設定された書き込み制御電圧を前記ビット線に供給して前記1ページ分の複数のメモリセルに書き込みを行い、前記複数の第2のデータ記憶部の複数のデータが全て1以上か否かを検出し、全て1以上ならば第1段階ステータスをパスと判定し、それでなければ第1段階ステータスをパスでないと判定し、第1段階ステータスがパスでなければ、前記1ページ分の複数のメモリセルに第1のベリファイ電圧を供給し第1段階書き込みベリファイを行って前記1ページ分の複数のメモリセルの書き込み状態が第1のレベルに達したかを検出し、前記1ページ分の複数のメモリセルのうち第1段階書き込みベリファイ結果がパスとなったメモリセルに対応する前記第2のデータ記憶部のデータを0から1に変更し、ベリファイ結果がパスとなったメモリセルに対応する前記第2のデータ記憶部のデータが1以上であるメモリセルについては前記第2のデータ記憶部のデータに1を加え、第1段階ステータスがパス、あるいは前記第1段階書き込みベリファイの終了後に、前記1ページ分の複数のメモリセルに第2のベリファイ電圧を供給し第2段階書き込みベリファイを行って前記1ページ分の複数のメモリセルの書き込み状態が第2のレベルに達したかを検出し、前記1ページ分の複数のメモリセルのうち第2段階書き込みベリファイ結果がパスとなったメモリセルに対応する前記第1のデータ記憶部のデータを0から1に変更し、前記第2段階書き込みベリファイの終了後に、前記複数の第1のデータ記憶部の複数のデータが全て1か否かを検出し、全て1ならば第2段階ステータスをパスと判定して書き込みを終了させ、それでなければ第2段階ステータスをパスでないと判定し、一定値を前記第2のデータ記憶部のデータ倍した電圧を前記第2の電圧に加算した第4の電圧に前記書き込み制御電圧を設定し、その後、設定された前記書き込み電圧を前記ワード線に供給しかつ前記設定された書き込み制御電圧を前記ビット線に供給して前記1ページ分の複数のメモリセルに書き込みを行い、前記第2段階ステータスがパスと判定されるまで前記第2の電圧を前記一定値ずつ順次増加させて前記メモリセルに対する書き込み状態の変化速度が遅くなるように書き込みを行なうように構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、書き込み時間の増加を抑えつつ、しきい値電圧の分布幅を縮めることができて、信頼性の高い不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施の形態により説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る多値フラッシュメモリ全体の構成を示すブロック図である。
メモリセルアレイ1内には複数のフラッシュメモリセル、複数のビット線及びワード線が設けられている。複数のフラッシュメモリセルはマトリクス状に配置されている。
カラム制御回路2及びロウ制御回路3が、メモリセルアレイ1に隣接して設けられている。カラム制御回路2は、メモリセルアレイ1内のビット線を制御し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、さらには、メモリセルからのデータ読み出しを行う。ロウ制御回路3は、メモリセルアレイ1内のワード線を選択し、消去、書き込み、読み出しに必要な電圧を供給する。
また、メモリセルアレイ1のソース線を制御するソース線制御回路4と、メモリセルアレイ1が形成されるp型ウェルを制御するPウェル制御回路5とが設けられている。
データ入出力バッファ6は、外部I/O線を介してホストに接続されている。データ入出力バッファ6は、書き込みデータの受け取り、読み出しデータの出力、アドレスデータやコマンドデータの受け取りを行う。データ入出力バッファ6で受け取られた書き込みデータはカラム制御回路2に送られる。また、データ入出力バッファ6は、カラム制御回路2から読み出されたデータを受け取る。
メモリセルアレイ1内のメモリセルの選択を行うために、外部からのアドレスデータがステートマシン8を介してカラム制御回路2及びロウ制御回路3に送られる。
また、ホストからのコマンドデータがコマンド・インターフェイス7に送られる。コマンド・インターフェイス7は、ホストからの制御信号を受け、データ入出力バッファ6に入力されたデータが書き込みデータかコマンドデータかアドレスデータかを判断し、コマンドデータであれば受け取りコマンド信号としてステートマシン8に転送する。
ステートマシン8は、フラッシュメモリ全体の管理を行うものであり、ホストからのコマンドを受け、読み出し、書き込み、消去の各動作及びデータの入出力管理を行う。なお、ステートマシン8内には各メモリセルに対するデータの書き込み回数をカウントするための書き込みカウンタPCが設けられている。
図2(a)は、図1中のメモリセルアレイ1の内部構成を示すブロック図である。メモリセルアレイ1内の複数のメモリセルは複数のブロックBLOCK0〜BLOCK1023に分割されている。ブロックは消去の最小単位である。各ブロックBLOCKi(i=0〜1023)内にはそれぞれ、図2(b)に示すように8512個のNAND型メモリユニットが設けられている。
この例では、各NAND型メモリユニットには直列に接続された4個のメモリセルMが設けられており、その一端は選択ゲート線SGD iに共通に接続された選択ゲートS1を介してビット線BLeまたはBLoに接続され、他端は選択ゲート線SGS iに共通に接続された選択ゲートS2を介して共通ソース線C-sourceに接続されている。
それぞれのメモリセルMは制御ゲート、浮遊ゲート、ソース及びドレインを有し、各4個のメモリセルMの制御ゲートはワード線WL0 i〜WL3 iのうち対応するものに共通に接続されている。
0から数えて偶数番目のビット線BLeと奇数番目のビット線BLoに対し、互いに独立にデータの書き込みと読み出しが行われる。1本のワード線WLに制御ゲートが接続されている8512個のメモリセルのうち、偶数番目のビット線BLeに接続されている4256個のメモリセルに対して同時にデータの書き込みと読み出しが行われる。
各メモリセルがそれぞれ1ビットのデータを記憶する場合、4256個のメモリセルに記憶される4256ビットのデータがページという単位を構成する。1つのメモリセルが2ビットのデータを記憶する場合、4256個のメモリセルは2ページ分のデータを記憶する。奇数番目のビット線BLoに接続されている4256個のメモリセルで別の2ページが構成され、同一ページ内のメモリセルに対して同時にデータの書き込みと読み出しが行われる。
図3は、図1中のメモリセルアレイ1のカラム方向の素子構造を示す断面図である。p型基板10上にn型ウェル11が形成され、n型ウェル11内にp型ウェル12が形成されている。各メモリセルMは、n型拡散層13で形成されたソース、ドレインと、ソース・ドレイン間のチャネル領域上にトンネル酸化膜を介して設けられた浮遊ゲートFGと、この浮遊ゲートFG上に絶縁膜を介して設けられ、ワード線WLとなる制御ゲートCGとから構成されている。
各選択ゲートS1、S2は、n型拡散層13で形成されたソース、ドレインと、積層された2重構造の選択ゲート線SGとからそれぞれ構成されている。ワード線WLと選択ゲート線SGは、共に図1中のロウ制御回路3に接続され、ロウ制御回路3からの出力信号によって制御される。
4個のメモリセルMと選択ゲートS1、S2とからなるNAND型メモリユニットの一端は、コンタクトホールCB1を介して第1層のメタル配線層M0に接続されている。このメタル配線層M0は、ヴイアホール(via hole)V1を介して、ビット線BLとなる第2層のメタル配線層M1に接続されている。ビット線BLは図2中のカラム制御回路2に接続されている。
NAND型メモリユニットの他端はコンタクトホールCB2を介して、共通ソース線C-sourceとなる第1層のメタル配線層M2に接続されている。共通ソース線C-sourceは図1中のソース線制御回路4に接続されている。
n型ウェル11の表面にはn型拡散層14が、p型ウェル12の表面にはp型拡散層15がそれぞれ形成され、n型拡散層14及びp型拡散層15はコンタクトホールCB3、CB4を介して、ウェル線C-p-wellとなる第1層のメタル配線層M3に共に接続されている。ウェル線C-p-wellは図1中のPウェル制御回路5に接続されている。
図4(a)、(b)は、メモリセルアレイ1のロウ方向の素子構造を示す断面図である。図4(a)、(b)に示すように、各メモリセルは素子分離STIによって互いに分離されている。
図4(a)に示すように、各メモリセルでは、トンネル酸化膜16を介して浮遊ゲートFGがチャネル領域上に積層されている。浮遊ゲートFG上には例えばONO膜からなる絶縁膜17を介してワード線WLが積層されている。
図4(b)に示すように、選択ゲート線SGは2重構造にされている。そして、メモリセルアレイ1の端あるいは一定数のビット線毎に上下の選択ゲート線SGが接続されている。
図5は、図1中のカラム制御回路2の主要部の構成を抽出して示している。
カラム制御回路2には、同一カラム番号の偶数番目のビット線BLeと奇数番目のビット線BLoからなる2本のビット線毎にデータ記憶回路20がそれぞれ設けられている。また、カラム制御回路2には、上記各データ記憶回路20に対応して、メモリセルにデータを書き込みかつメモリセルからデータを読み出すセンスアンプが設けられている。
上記データ記憶回路20と偶数番目のビット線BLeとの間にはカラム選択用のnチャネルMOSトランジスタQn1が接続され、奇数番目のビット線BLoとの間にはカラム選択用のnチャネルMOSトランジスタQn2が接続されている。
各データ記憶回路20に接続された偶数番目及び奇数番目のビット線BLe、BLoは、いずれか一方が選択されてデータ記憶回路20に接続され、データ書き込みあるいは読み出しのため制御される。すなわち、信号EVENBLがHレベル、信号ODDBLがLレベルのときは、MOSトランジスタQn1が導通して偶数番目のビット線BLeが選択され、このビット線BLeがデータ記憶回路20に接続される。信号EVENBLがLレベル、信号ODDBLがHレベルのときは、MOSトランジスタQn2が導通して奇数番目のビット線BLoが選択され、このビット線BLoがデータ記憶回路20に接続される。なお、上記信号EVENBLは偶数番目のビット線BLeに接続されている全てのカラム選択用のnチャネルMOSトランジスタに共通に供給され、信号ODDBLは奇数番目のビット線BLoに接続されている全てのカラム選択用のnチャネルMOSトランジスタに共通に供給される。非選択のビット線BLについては、図示しない他の回路で制御される。
上記各データ記憶回路20内には3つのバイナリデータ記憶部DS1、DS2、DS3が設けられている。データ記憶部DS1は内部のデータ入出力線(I/O線)を介してデータ入出力バッファ6と接続され、外部から入力された書き込みデータや外部へ出力する読み出しデータを記憶する。データ記憶部DS2は、書き込み後にメモリセルのしきい値電圧を確認する(書き込みベリファイ)時の検出結果を記憶する。データ記憶部DS3は、メモリセルのデータを書き込みと読み出しの時に一時的に記憶する。
図6は、図1に示す多値フラッシュメモリの多値データとメモリセルのしきい値電圧との関係を示す図である。
次に、図6を参照して、上記構成でなる多値フラッシュメモリの概略的な動作を説明する。なお、本例では、2ビット、つまり4値のデータを1つのメモリセルに記憶する場合を説明する。この2ビットのデータとしては“11”、“10”、“01”、“00”が全てである。この2つのビットは異なるロウアドレス(異なるページ)に属する。上記4値のデータはしきい値電圧の違いとしてメモリセルに記憶される。
図6に示すように、例えばしきい値電圧が最も低い状態(例えばしきい値電圧が負の状態)をデータ“11”とし、メモリセルのしきい値電圧が2番目に低い状態(例えばしきい値電圧が正の状態を)データ“10”とし、メモリセルのしきい値電圧が3番目に低い状態(例えばしきい値電圧が正の状態を)データ“01”とし、メモリセルのしきい値電圧が最も高い状態(例えばしきい値電圧が正の状態を)データ“00”とする。
消去後、メモリセルのデータは“11”となっているとする。このメモリセルへの下位ページの書き込みデータが“0”であれば、書き込みにより“11”の状態から“10”に移る。“1”データ書き込みの場合は“11”のままである。
次に、上位ページのデータが書き込まれる。もし書き込みデータが“1”であれば、“11”あるいは“10”の状態がそのまま維持される。もし書き込みデータが“0”であれば、“11”の状態は“01”に、“10”の状態は“00”にそれぞれ変わる。
書き込み動作中に、書き込みが行われたメモリセルからデータを読み出して、十分に書き込みが行われたか否かが検証されるいわゆる書き込みベリファイが行われる。
センスアンプによる読み出しデータは、しきい値電圧が0V以下であれば“11”とみなされ、しきい値電圧が0V以上1V以下なら“10”とみなされる。また、しきい値電圧が1V以上2V以下なら“01”とみなされ、しきい値電圧が2V以上なら“00”とみなされる。
表1は、図1の多値フラッシュメモリの消去、書き込み、読み出し、書き込みベリファイ時における各部の電圧値を一例を示している。なお、表1では、書き込みと読み出し時にワード線WL2と偶数番目のビット線BLeが選択された場合の例を示している。
Figure 0003977799
消去は、p型ウェル12(ウェル線C-p-well)に20Vが、選択されたブロックの全ワード線WLに0Vが供給される。これにより、ブロック内の全てのメモリセルMの浮遊ゲートFGから電子が放出されてしきい値電圧が負となり、“11”の状態になる。ここで非選択ブロックのワード線及びビット線BLなどは電位的にフローティング状態にされるが、p型ウェル12との容量結合により20V近くとなっている。
書き込みは、第1段階、第2段階及び書き込み禁止の順で行われる。まず、選択されたワード線WL2に14V〜20Vの値を持つプログラム電圧(書き込み電圧)Vpgmが供給される。非選択のワード線のうち選択メモリセルよりもビット線側に配置されたメモリセルの各ワード線、例えばワード線WL3には、このワード線WL3が接続されたメモリセルが導通するような高い電圧、例えば10Vが供給される。他方、非選択のワード線のうち選択メモリセルよりもウェル線C-p-well側に配置されたメモリセルの各ワード線、例えばワード線WL1には、このワード線WL1が接続されたメモリセルが非導通となるような低い電圧、例えば0Vが供給される。また、選択されたビット線BLeには0Vの電圧(書き込み制御電圧)が供給される。すると、ビット線BLeに供給された0Vの電圧が、選択されたメモリセルのドレインまで伝わり、かつ制御ゲートCGと浮遊ゲートFGとの間の容量結合によって浮遊ゲートFGの電位が上昇し、トンネル酸化膜(図4(a)中のトンネル酸化膜16)を介して、トンネル現象によって電子がドレインから浮遊ゲートFGに注入され、しきい値電圧が高速に上昇する(第1段階書き込み)。書き込み時に、しきい値電圧の上昇速度を抑えるには、ビット線BLeの電圧が例えば0.3V〜0.4Vに上げられる(第2段階書き込み)。しきい値電圧の上昇を禁止するには、ビット線BLeは十分に高い電圧、例えば電源電圧Vdd(〜3V)にされる(書き込み禁止)。
読み出しは、選択されたワード線WL2に異なる値の読み出し電圧(0V、1V、2V)が順次供給されることで行われる。非選択の残りのワード線には、非選択のメモリセルが導通するような値の電圧、例えば4.5Vが供給される。選択メモリセルのしきい値電圧が読み出し電圧以下なら、ビット線BLeと共通ソース線C-sourceとの間が導通して電流が流れ、ビット線BLeの電位は比較的低いレベルLとなる。選択メモリセルのしきい値電圧が読み出し電圧以上なら、ビット線BLeと共通ソース線C-sourceとの間は非導通となり、ビット線BLeの電位は比較的高いレベルHとなる。メモリセルが“10”状態のしきい値電圧より高いか否かを検出するには、読み出し電圧が0Vにされて読み出しが行われる(“10”読み出し)。メモリセルが“01”状態のしきい値電圧より高いか否かを検出するには、読み出し電圧が1Vにされて読み出しが行われる(“01”読み出し)。また、メモリセルが“00”状態のしきい値電圧より高いか否かを検出するには、読み出し電圧が2Vにされて読み出しが行われる(“00”読み出し)。
“10”状態のメモリセルは、読み出し電圧0Vに対して0.4Vの読み出しマージンを持たせるため、しきい値電圧が0.4V以上となるように書き込まれる。このため、“10”に書き込む場合、書き込みベリファイによりメモリセルのしきい値電圧が0.4Vに達したと検出されたら、書き込みが禁止される。
従来では、しきい値電圧が0.4Vに達したか否かしか検出していないので、図6中に破線で示すように、しきい値電圧は比較的幅広い分布を持ってしまう。
この実施形態では、しきい値電圧が目標のしきい値電圧より若干低いレベルに達したか否かを検出して、しきい値電圧の上昇速度が第2段階書き込みにより抑制される。このため、しきい値電圧の分布幅は図6中の実線で示すように、従来よりも狭めることができる。他の“01”、“00”状態に関しても同様である。
書き込みベリファイは、選択されたワード線WL2に異なる値のベリファイ電圧(0.2V、0.4V、1.2V、1.4V、2.2V、2.4V)が順次供給されることで行われる。メモリセルのしきい値電圧がベリファイ電圧以下なら、ビット線BLeと共通ソース線C-sourceとの間が導通して、ビット線BLeの電位は比較的低いレベルLとなる。メモリセルのしきい値電圧がベリファイ電圧以上なら、ビット線BLeと共通ソース線C-sourceとの間は非導通となり、ビット線BLeの電位は比較的高いレベルHとなる。
メモリセルの目標のしきい値電圧が0.4Vの場合、その目標のしきい値電圧よりも若干低いレベルのしきい値電圧、本例では0.2Vより高いか否かを検出するには、ベリファイ電圧が0.2Vにされて書き込みベリファイが行われる(“10”第1段階書き込みベリファイ)。メモリセルのしきい値電圧が目標のしきい値電圧0.4Vより高いか否かを検出するには、ベリファイ電圧が0.4Vにされて書き込みベリファイが行われる(“10”第2段階書き込みベリファイ)。
メモリセルの目標のしきい値電圧が1.4Vの場合、その目標のしきい値電圧よりも若干低いレベルのしきい値電圧、本例では1.2Vより高いか否かを検出するには、ベリファイ電圧が1.2Vにされて書き込みベリファイが行われる(“01”第1段階書き込みベリファイ)。メモリセルのしきい値電圧が目標のしきい値電圧1.4Vより高いか否かを検出するには、ベリファイ電圧が1.4Vにされて書き込みベリファイが行われる(“01”第2段階書き込みベリファイ)。
メモリセルの目標のしきい値電圧が2.4Vの場合、その目標のしきい値電圧よりも若干低いレベルのしきい値電圧、本例では2.2Vより高いか否かを検出するには、ベリファイ電圧が2.2Vにされて書き込みベリファイが行われる(“00”第1段階書き込みベリファイ)。メモリセルのしきい値電圧が目標のしきい値電圧2.4Vより高いか否かを検出するには、ベリファイ電圧が2.4Vにされて書き込みベリファイが行われる(“00”第2段階書き込みベリファイ)。
ここで、読み出し電圧と前記第2のベリファイ電圧との差は前記第1のベリファイ電圧と前記第2のベリファイ電圧の差より大きくされている。例えば、“10”読み出し、“10”第1段階書き込みベリファイ、“10”第2段階書き込みベリファイに着目すると、表1に示すように、“10”読み出し時の選択ワード線(WL2)の電圧は0V、“10”第1段階書き込みベリファイ時の選択ワード線の電圧は0.2V、“10”第2段階書き込みベリファイ時の選択ワード線の電圧は0.4Vなので、読み出し電圧と前記第2のベリファイ電圧との差は0.4V、第1のベリファイ電圧と第2のベリファイ電圧の差は0.2Vとなり、読み出し電圧と第2のベリファイ電圧との差は第1のベリファイ電圧と第2のベリファイ電圧の差より大きい。
図7は、特許文献1に記載された従来の書き込み方法と、しきい値電圧の変化状態を示している。図中、白抜きの四角は書き込み易いメモリセルのしきい値電圧及びこのメモリセルに供給される書き込み制御電圧(ビット線BLの電圧VBL)を示し、黒の四角は書き込み難いメモリセルのしきい値電圧及びこのメモリセルに供給される書き込み制御電圧(ビット線BLの電圧VBL)を示している。この2つのメモリセルは同一ページのデータを記憶する。どちらも初期状態では消去されており、負のしきい値電圧を持っているとする。
書き込み電圧Vpgmは複数のパルスに分割されており、1パルス毎に例えば0.3Vづつ上昇する。すなわち、書き込み電圧Vpgmの1パルス当たりの増加分Dvpgmは0.3Vである。
第1段階書き込みでは、書き込み制御電圧であるビット線BLの電圧VBLは0Vにされる。第1段階書き込みでは、書き込み電圧Vpgmの数パルス後に、しきい値電圧は書き込み電圧Vpgmの電圧増加分と同じ0.3V/パルスの速度で上がっていく。各書き込みパルス印加後に第1段階書き込みベリファイ及び第2段階書き込みベリファイが行われる。第1段階書き込みベリファイ電圧にしきい値電圧が達したと検出されたメモリセルのビット線電圧VBLは0.4Vにステップアップされ、メモリセル毎に第2段階書き込みがなされる。さらに、第2段階書き込みベリファイ電圧にしきい値電圧が達したと検出されたメモリセルのビット線電圧VBLはVddにされ、メモリセル毎に書き込みが禁止されていく。第2段階書き込みになってから数パルスの間は、しきい値電圧の上昇率が例えばほぼ0V/パルスから0.1V/パルスに抑制されるため、しきい値電圧は0.1Vの分布幅しか持たない。
図8は、この実施形態による多値フラッシュメモリにおけるデータの書き込み方法と、しきい値電圧の変化状態を示している。図7の場合と同様に、白抜きの四角は書き込み易いメモリセルのしきい値電圧及びこのメモリセルに供給される書き込み制御電圧(ビット線BLの電圧VBL)を示し、黒の四角は書き込み難いメモリセルのしきい値電圧及びこのメモリセルに供給される書き込み制御電圧(ビット線BLの電圧VBL)を示している。この2つのメモリセルは同一ページのそれぞれのカラムのデータを記憶する。どちらも初期状態では消去されており、負のしきい値電圧を持っている。
書き込み電圧Vpgmは複数のパルスに分割されており、1パルス毎に例えば0.3Vづつ上昇する。すなわち、書き込み電圧Vpgmの1パルス当たりの増加分Dvpgmは0.3Vである。
書き込み制御電圧であるビット線BLの電圧VBLが0Vにされて第1段階書き込みが行われる。そして、第1段階書き込みにおいて、書き込み電圧Vpgmが数パルス分供給された後毎に、しきい値電圧は書き込み電圧Vpgmの電圧増加分と同じ0.3V/パルスの速度で上がっていく。書き込みパルスを1回印加した後毎に第1段階書き込みベリファイあるいは第2段階書き込みベリファイが行われる。
第1段階書き込みベリファイ電圧にしきい値電圧が達したと検出されたメモリセルのビット線電圧VBLは、その後、0Vから0.3Vにされ、メモリセル毎に第2段階書き込みに移る。第2段階書き込み中、ビット線電圧VBLは、0.3Vから例えば0.1Vづつ増加される。書き込み電圧Vpgmの値の増加0.3Vは、書き込み制御電圧であるビット線BLの値の増加0.1Vより大きいる。従って、第2段階書き込み中の実効的な書き込み電圧は依然増加し、その増加率は下げられて0.2Vとなる。第1段階書き込みから第2段階書き込みになると、ビット線電圧VBLが0.3Vに上昇し、実質的な書き込み電圧が低下するので、メモリセルのしきい値電圧の上昇率は抑えられる。かつ、第2段階書き込みの期間ではビット線電圧VBLが0.3Vから0.1Vステップで順次ステップアップするので、継続的にしきい値電圧の上昇率が抑えられる。従って、図7の場合と比べて、第2段階書き込み中におけるメモリセルのしきい値電圧がほぼ一定となるように制御でき、精度良くしきい値電圧の分布幅を縮めることができる。
また、第2段階書き込みベリファイ電圧にしきい値電圧が達したと検出されたメモリセルのビット線電圧VBLがVddとされ、メモリセル毎に書き込みが禁止されていく。第2段階書き込みになって、数パルスの間はしきい値電圧の上昇が例えばほぼ0.1V/パルスに抑制されるため、しきい値電圧は0.1Vの分布幅しか持たない。
図7の場合、第2段階書き込みに入った直後は、しきい値電圧の上昇率が必要以上に抑え込まれるので、第2段階書き込みには時間がかかっていた。これに対し、図8の場合には、第2段階書き込みに入った直後のビット線電圧VBLの増加を、図7の場合の0.4Vよりも小さな0.3Vとし、第2段階書き込みに入った後は0.3Vに上昇したビット線電圧VBLの値をさらに0.1Vづつステップアップさせるようにしている。このため、図7のように第2段階書き込みに入った直後に、しきい値電圧の上昇率が必要以上に抑え込まれることがなくなり、図7の場合と比べて書き込み時間を短くすることができる。
ここで、第1段階書き込みベリファイ電圧を“10”第1段階書き込みベリファイ電圧とし、第2段階書き込みベリファイ電圧を“10”第2段階書き込みベリファイ電圧とすることで、“10”書き込みが行われる。
また、第2段階書き込みに入ってからビット線電圧VBLが例えば3回ステップアップした後、つまり第2段階書き込みに入ってから一定時間が経過すると、書き込みが禁止される。
また、図8に示すように、第1、第2段階書き込み時に、書き込み電圧Vpgmの値は0.3Vつづ増加するように変化させて書き込みが行われる。この書き込み電圧Vpgmの増加0.3Vは、第1段階書き込みベリファイ電圧と第2段階書き込みベリファイ電圧との差の電圧である0.2Vよりも大きくされている。
図9は、この実施形態の多値フラッシュメモリにおける同一メモリセルへの上位ページデータの書き込み方法と、しきい値電圧の変化状態を示している。図7、図8の場合と同様に、白抜きの四角は書き込み易いメモリセルのしきい値電圧及びこのメモリセルに供給される書き込み制御電圧(ビット線BLの電圧VBL)を示し、黒の四角は書き込み難いメモリセルのしきい値電圧及びこのメモリセルに供給される書き込み制御電圧(ビット線BLの電圧VBL)を示している。この2つのメモリセルは同一ページのそれぞれのカラムのデータを記憶する。
白抜きの四角で示される書き込み易いメモリセルは、初期状態では消去されており負のしきい値電圧を持っており、このメモリセルは“01”状態に書き込まれるとする。黒の四角で示されるメモリセルは、初期状態では“10”の状態に既に書き込まれており、このメモリセルは“00”状態に書き込まれるとする。
書き込み電圧Vpgmは複数のパルスに分割されており、1パルス毎に例えば0.3Vづつ上昇する。すなわち、書き込み電圧Vpgmの1パルス当たりの増加分Dvpgmは0.3Vである。書き込み制御電圧であるビット線BLの電圧VBLが0Vにされて第1段階書き込みが行われる。そして、数パルス後には、しきい値電圧は書き込み電圧Vpgmの電圧増加分と同じ0.3V/パルスの速度で上がっていく。書き込みパルスが印加された後毎に“01”第1段階書き込みベリファイと“01”第2段階書き込みベリファイが行われ、その後、“00”第1段階書き込みベリファイと“00”第2段階書き込みベリファイが行われる。
白抜きの四角で示される書き込み易いメモリセルのしきい値電圧が“01”第1段階書き込みベリファイに達したと検出されたら、その後、ビット線電圧VBLが0.3Vにされ、第2段階書き込みに移る。第2段階書き込み中、ビット線電圧VBLは0.3Vから例えば0.1Vづつステップアップされる。黒の四角で示されるメモリセルのしきい値電圧が“00”第1段階書き込みベリファイ電圧に達したと検出されたら、その後、ビット線電圧VBLは0.3Vにされ、第2段階書き込みに移る。第2段階書き込み中、ビット線電圧VBLは0.3Vから例えば0.1Vづつステップアップされる。
白抜きの四角で示されるメモリセルのしきい値電圧が“01”第2段階書き込みベリファイ電圧に達したと検出されたら、その後、ビット線電圧VBLがVddにされ、書き込みが禁止される。さらに、黒の四角で示されるメモリセルのしきい値電圧が“00”第2段階書き込みベリファイ電圧に達したと検出されたら、その後、ビット線電圧VBLがVddにされ、書き込みが禁止される。
データ“01”及び“00”の両方に関し、第2段階書き込みになってから、書き込み電圧の数パルスの間(本例では2パルスの間)は、しきい値電圧の増加分が例えばほぼ0.1V/パルスに抑制されるため、しきい値電圧は0.1Vの分布幅しか持たない。すなわち、精度良くしきい値電圧の分布幅を縮めることかできる。
図10は、この実施形態の多値フラッシュメモリにおいて、1つのメモリセルに対する下位ページのデータ書き込み時の制御アルゴリズムを示している。
まず、ホストからのデータ入力コマンドを受け取り、ステートマシン8にデータ入力コマンドを設定する(ステップS1)。ホストからのアドレスデータを受け取り、ステートマシン8に書き込みページを選択するためのアドレスを設定する(ステップS2)。次に、1ページ分の書き込みデータを受け取り、それぞれの対応するデータ記憶部DS1に書き込みデータを設定する(ステップS3)。ホストが発行した書き込みコマンドを受け取り、ステートマシン8に書き込みコマンドを設定する(ステップS4)。書き込みコマンドが設定されて、S5からS16のステップが自動的に内部でステートマシン8によって起動される。
各データ記憶部DS1のデータは対応するデータ記憶部DS2にコピーされる(ステップS5)。その後、書き込み電圧Vpgmの初期値を12Vに設定し、また、書き込みカウンタPCを0に設定する(ステップS6)。データ記憶部DS1のデータが0でかつデータ記憶部DS2のデータが0なら第1段階書き込みであるので、書き込み制御電圧であるビット線BLの電圧VBLを0Vにする。データ記憶部DS1のデータが0かつデータ記憶部DS2のデータが1なら第2段階書き込みであるので、書き込み制御電圧であるビット線BLの電圧VBLを0.3V+0.1V*DS2にする。また、データ記憶部DS1のデータが1なら書き込み禁止であるので、書き込み制御電圧であるビット線BLの電圧VBLをVddにする(ステップS7)。
設定された書き込み電圧Vpgmと書き込み制御電圧VBLとを用いて1ページ分のメモリセルに対して書き込みパルスを与える書き込みステップを実行する(ステップS8)。全てのデータ記憶部DS2のデータが1以上か否かを検出し、全て1以上ならば第1段階ステータスをパスと判断し、そうでなければパスでないと判断する(ステップS9)。後述するが、全てのデータ記憶部DS2のデータが1以上であれば、前段の書き込みステップ(ステップS8)で第1段階書き込みされたメモリセルは無い。
第1段階ステータスがパスでなければ、“10”第1段階書き込みベリファイが起動され(ステップS10)、1ページ分のメモリセルのうち検出結果がパスとなったメモリセルに対応するデータ記憶部DS2のデータを0から1に変える。データ記憶部DS2のデータが1以上(DS2>0)であるものは、DS2の値に1を加える。例えば、DS2の値が1なら、その1に1を加えて2とする。
第1段階ステータスがパスの場合、あるいは“10”第1段階書き込みベリファイが終了すると、“10”第2段階書き込みベリファイが起動される(ステップS11)。1ページ分のメモリセルのうち検出結果がパスとなったメモリセルに対応するデータ記憶部DS1のデータを0から1に変える。データ記憶部DS1のデータが1であるものは、その1状態を保持する。ここで、データ記憶部DS1のデータが2なら、データ記憶部DS1のデータを強制的に1にしてもよい。この場合、第2段階書き込みは常に2回行われて終了することになる。図8の例で、第2段階書き込み中に、メモリセルのしきい値電圧が0.1Vづつ上昇すると、2回目に第2段階書き込みベリファイをパスする見込みがあるためである。これは、第2段階書き込みベリファイ電圧にほんの少し達していない場合、再度、第2段階書き込みみて書き込み時間が延びるのを防ぐためである。
“10”第2段階書き込みベリファイ後、全てのデータ記憶部DS1のデータが1か否かを検出し、全て1なら第2段階ステータスをパスと判断し、そうでなければパスでないと判断する(ステップS12)。第2段階ステータスがパスであれば、正常に書き込みが終了したとして、書きこみステータスをパスに設定して書き込み終了となる(ステップS13)。
第2段階ステータスがパスでなければ書き込みカウンタPCを調べ(ステップS14)、その値が20以上であれば正常に書き込めなかったとして、書きこみステータスをフェイルに設定して書き込み終了となる(ステップS15)。書き込みカウンタPCの値が20より少なければ、書き込みカウンタPCの値を1だけ増やし、さらに、書き込み電圧Vpgmの設定値を0.3V増やし(ステップS16)、再度ステップS7を経て書き込みステップS8となる。なお、上記書き込み回数は20回に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
図11は、この実施形態の多値フラッシュメモリにおいて、メモリセルに対する上位ページのデータ書き込み時の制御アルゴリズムを示している。
まず、ホストからのデータ入力コマンドを受け取りステートマシン8にデータ入力コマンドを設定する(ステップS1)。ホストからのアドレスデータを受け取り、ステートマシン8に書き込みページを選択するためのアドレスを設定する(ステップS2)。次に、1ページ分の書き込みデータを受け取り、それぞれのデータ記憶部DS1に対応する書き込みデータを設定する(ステップS3)。ホストが発行した書き込みコマンドを受け取り、ステートマシン8に書き込みコマンドを設定する(ステップS4)。書き込みコマンドが設定されて、S5〜S20のステップが自動的に内部でステートマシン8によって起動される。
まず、“10”読み出しが起動され(ステップS5)、パス(メモリセルのデータが“10”)の場合は、対応するデータ記憶部DS3に0を設定する。パスでなければ対応するデータ記憶部DS3に1を設定する。次に、各データ記憶部DS1のデータを対応するデータ記憶部DS2にコピーする(ステップS6)。その後、書き込み電圧Vpgmの初期値を14Vに設定し、書き込みカウンタPCを0に設定する(ステップS7)。データ記憶部DS1のデータが0でかつデータ記憶部DS2のデータが0なら第1段階書き込みであるので、書き込み制御電圧であるビット線BLの電圧VBLを0Vにし、データ記憶部DS1のデータが0でかつデータ記憶部DS2のデータが1以上ならば第2段階書き込みであるので、書き込み制御電圧であるビット線BLの電圧VBLを0.3V+0.1V*DS2にし、さらに、データ記憶部DS1のデータが1でかつデータ記憶部DS2のデータが1なら書き込み禁止であるので、書き込み制御電圧であるビット線BLの電圧VBLをVddに設定する(ステップS8)。この後は、設定された書き込み電圧Vpgmと書き込み制御電圧VBLとを用いて1ページ分のメモリセルに対して書き込みパルスを与える書き込みステップとなる(ステップS9)。
データ記憶部DS3に0が記憶されているデータ記憶回路20で、その全てのデータ記憶部DS2のデータが1以上か否かを検出し、全て1以上ならば“00”第1段階ステータスをパスと判断し、そうでなければパスでないと判断する(ステップS10)。後ほど説明するが、全てのデータ記憶部DS2のデータが1以上であれば、前段の書き込みステップ(ステップS9)で“00”第1段階書き込みされたメモリセルは無い。
“00”第1段階ステータスがパスでなければ、“00”第1段階書き込みベリファイが起動され(ステップS11)、1ページ分のメモリセルのうち検出結果がパスとなったメモリセルに対応しかつデータ記憶部DS3のデータが0であるデータ記憶回路20内のデータ記憶部DS2のデータを0から1に変える。データ記憶部DS2のデータが1以上であるものは、DS2の値に1を加える。例えば、DS2が1ならば、その1に1を加えて2とする。
“00”第1段階ステータスがパスの場合、あるいは“00”第1段階書き込みベリファイが終了すると、“00”第2段階書き込みベリファイが起動される(ステップS12)。1ページ分のメモリセルのうち検出結果がパスとなったメモリセルに対応しかつデータ記憶部DS3のデータが0であるデータ記憶回路20中のデータ記憶部DS1のデータを0から1に変える。既にデータ記憶部DS1のデータが1であるものは、その1状態を保持する。ここで、データ記憶部DS3の値が0でかつデータ記憶部DS2の値が2なら、データ記憶部DS1のデータを強制的に1としてもよい。この場合、第2段階書き込みは常に2回行われて終了することになる。つまり、第2段階書き込みは一定時間後に終了する。図9の場合、第2段階書き込み中にメモリセルのしきい値電圧が0.1Vつづ上昇すると、2回目の書き込み後に第2段階書き込みベリファイをパスする見込みがあるためである。これにより、第2段階書き込みベリファイ電圧にほんの少し達していない場合、再度、第2段階書き込みされて、書き込み時間が延びるのを防ぐことができる。
次に、データ記憶部DS3に1を記憶している全てのデータ記憶回路20で、その全てのデータ記憶部DS2のデータが1以上か否かを検出し、全て1以上なら“01”第1段階ステータスをパスと判断し、そうでなければパスでないと判断する(ステップS13)。後ほど説明するが、その全てのデータ記憶部DS2のデータが1であれば、前段の書き込みステップ(ステップS9)で“01”第1段階書き込みされたメモリセルは無い。
“01”第1段階ステータスがパスでなければ、“01”第1段階書き込みベリファイが起動され(ステップS14)、1ページ分のメモリセルのうち検出結果がパスとなったメモリセルに対応しかつデータ記憶部DS3のデータが1であるデータ記憶回路20内のデータ記憶部DS2のデータを0から1に変える。データ記憶部DS3のデータが1でかつデータ記憶部DS2のデータが1以上(DS2>1)であるものは、DS2の値に1を加える(DS2←DS2+1)。例えば、DS2が1なら、その1に1を加えて2とする。
“01”第1段階ステータスがパスの場合、あるいは“01”第1段階書き込みベリファイが終了すると、“01”第2段階書き込みベリファイが起動される(ステップS15)。1ページ分のメモリセルのうち検出結果がパスとなったメモリセルに対応しかつデータ記憶部DS3のデータが1であるデータ記憶回路20内のデータ記憶部DS1のデータを0から1に変える。既にデータ記憶部DS1のデータが1であるものは、その1状態を保持する。ここで、データ記憶部DS3の値が1でかつデータ記憶部DS2の値が2ならば、データ記憶部DS1の値を強制的に1としてもよい。この場合にも、第2段階書き込みは常に2回行われて終了することになる。つまり、第2段階書き込みは一定時間後に終了する。図9の場合、第2段階書き込み中にメモリセルのしきい値電圧が0.1Vつづ上昇すると、2回目の書き込み後に第2段階書き込みベリファイをパスする見込みがあるためである。これにより、第2段階書き込みベリファイ電圧にほんの少し達していない場合、再度、第2段階書き込みされて、書き込み時間が延びるのを防ぐことができる。
“01”第2段階書き込みベリファイ後、全てのデータ記憶部DS1のデータが1か否かを検出し、全て1なら第2段階ステータスをパスと判断し、そうでなければパスでないと判断する(ステップS16)。第2段階ステータスがパスであれば、正常に書き込みが終了したとして、書きこみステータスをパスに設定して書き込み終了となる(ステップS17)。第2段階ステータスがパスでなければ書き込みカウンタPCを調べ(ステップS18)、その値が20以上であれば正常に書き込めなかったとして、書き込みステータスをフェイルに設定して書き込み終了となる(ステップS19)。書き込みカウンタPCの値が20より少なければ、書き込みカウンタPCの値を1だけ増やし、さらに、書き込み電圧Vpgmの設定値を0.3V増加し(ステップS20)、再度ステップS8を経て書き込みステップS9となる。この場合にも、上記書き込み回数は20回に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
図12は、この実施形態において、メモリセルの下位ページのデータの読み出しを行う際の制御アルゴリズムを示している。
まず、ホストからの読み出しコマンドを受け取り、ステートマシン8に読み出しコマンドを設定する(S1)。ホストからのアドレスデータを受け取り、ステートマシン8に読み出しページを選択するためのアドレスを設定する(S2)。アドレスが設定されて、S3〜S5のステップが自動的に内部でステートマシン8によって起動される。
まず始めに“01”読み出しが起動される(S3)。例えば、メモリセルのしきい値電圧が“01”データよりも低ければ、センスアンプによる読み出し結果は1となり、“01”データよりも高ければ読み出し結果は0となる。読み出した結果は対応するデータ記憶部DS3に記憶される。次に“10”読み出しが起動される(S4)。例えば、メモリセルのしきい値電圧が“10”データよりも低ければ、センスアンプによる読み出し結果は1となり、“10”データよりも高ければ読み出し結果は0となる。読み出した結果は対応するデータ記憶部DS2に記憶される。最後に“00”読み出しが起動される(S5)。例えば、メモリセルのしきい値電圧が“00”データよりも低ければ、センスアンプによる読み出し結果は1となり、“00”データよりも高ければ読み出し結果は0となる。“00”読み出しで得られた結果と、対応するデータ記憶部DS2とDS3のデータとから下位のページのデータが論理演算され、それが対応するデータ記憶部DS1に記憶される。そして、データ記憶部DS1に記憶されたデータが下位のページのデータとして外部に出力される。
図13は、この実施形態において、メモリセルの上位ページのデータの読み出しを行う際の制御アルゴリズムを示している。
まず、ホストからの読み出しコマンドを受け取り、ステートマシン8に読み出しコマンドを設定する(S1)。ホストからのアドレスデータを受け取り、ステートマシン8に読み出しページを選択するためのアドレスを設定する(S2)。アドレスが設定されて、S3のステップが自動的に内部でステートマシン8によって起動される。
ステップS3では“01”読み出しが起動される。読み出した結果は上位ページのデータであり、対応するデータ記憶部DS1に記憶される。すなわち、“01”読み出しの結果がそのまま上位のページのデータとなる。そして、データ記憶部DS1のデータが外部に出力される。
以上のように、この実施の形態の多値フラッシュメモリによれば、書き込み時間の増加を抑えつつ、しきい値電圧分布幅を縮めることができて信頼性の向上を図ることができる。
次にこの発明の第2の実施の形態について説明する。
図14(a)は、図10及び図11に示された第1の実施形態の書き込みステップによる書き込み時における図2(b)中の各部の信号波形を示している。なお、ここでは、書き込み直後にビット線BLeの電圧は0.3Vにされ、第2段階書き込みの場合が示されている。第1の実施の形態では、書き込みステップの際、ワード線WL(WL2)に所定の書き込み電圧(図では例えば18.0V)が印加されている間中、書き込み制御電圧であるビット線BLeの電圧は0.3Vから0.1Vステップでステップアップさせて書き込みを行っている。
これに対し、第2の実施の形態では、書き込み制御電圧であるビット線BLeの電圧(VBL)を第2段階書き込み時の開始から直ちに0.3Vにするのではなく、図14(b)に示すように、選択されたワード線WL2に書き込み電圧Vpgmが印加されている期間のうちの一定期間中(図中のTwr)は書き込み制御電圧であるビット線BLeの電圧を0Vとし、その後、書き込みを禁止するようにVddとする。これにより、実効的な書き込みパルス幅が短くなり、しきい値電圧の上昇が抑えられ、書き込み制御電圧であるビット線電圧VBL(本例ではビット線BLeの電圧)を0.3Vにするのと同様の効果が得られる。この実効的なビット線電圧の値(実効電圧)は、選択されたワード線WL2に書き込み電圧Vpgmが印加されている間に、ビット線がどのくらいの期間にわたって0Vにされているかで決まる。この期間を長くすれば、実効的なビット線電圧を0.3Vにすることができる。
この発明の不揮発性半導体記憶装置は、電気的にデータの書き換えが可能な複数の不揮発性半導体メモリセルのソース・ドレイン間が直列に接続され、各メモリセルのゲートにワード線が接続され、前記直列に接続されている複数の不揮発性半導体メモリセルの一端が選択ゲートを介してビット線に接続されており、前記ワード線にゲートが接続されている複数のメモリセルが複数ページ分のデータを記憶し、ページ単位でデータの書き込みが行われるメモリセルアレイと、1ページ分の複数のメモリセルに対応した数の第1、第2のデータ記憶部と、前記直列に接続されている複数の不揮発性半導体メモリセルにデータを書き込む書き込み回路とを具備し、前記書き込み回路は、前記1ページ分の複数のメモリセルに書き込むための複数の書き込みデータを受けて前記複数の第1のデータ記憶部にこれら複数の書き込みデータを記憶させ、前記複数の第1のデータ記憶部の複数のデータを複数の第2のデータ記憶部にコピーし、書き込み電圧を初期値に設定し、前記複数の第1のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第1のデータ記憶部のデータが0でかつ前記複数の第2のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第2のデータ記憶部のデータが0ならば、書き込み制御電圧を第1の電圧に設定し、前記複数の第1のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第1のデータ記憶部のデータが0でかつ前記複数の第2のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第2のデータ記憶部のデータが1ならば、書き込み制御電圧を前記第1の電圧よりも高い第2の電圧に設定し、前記複数の第1のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第1のデータ記憶部のデータが1ならば、書き込み制御電圧を前記第2の電圧よりも高い書き込みを禁止するための第3の電圧に設定し、前記設定された書き込み電圧を前記ワード線に供給しかつ前記設定された書き込み制御電圧を前記ビット線に供給して前記1ページ分の複数のメモリセルに書き込みを行い、前記複数の第2のデータ記憶部の複数のデータが全て1以上か否かを検出し、全て1以上ならば第1段階ステータスをパスと判定し、それでなければ第1段階ステータスをパスでないと判定し、第1段階ステータスがパスでなければ、前記1ページ分の複数のメモリセルに第1のベリファイ電圧を供給し第1段階書き込みベリファイを行って前記1ページ分の複数のメモリセルの書き込み状態が第1のレベルに達したかを検出し、前記1ページ分の複数のメモリセルのうち第1段階書き込みベリファイ結果がパスとなったメモリセルに対応する前記第2のデータ記憶部のデータを0から1に変更し、ベリファイ結果がパスとなったメモリセルに対応する前記第2のデータ記憶部のデータが1以上であるメモリセルについては前記第2のデータ記憶部のデータに1を加え、第1段階ステータスがパス、あるいは前記第1段階書き込みベリファイの終了後に、前記1ページ分の複数のメモリセルに第2のベリファイ電圧を供給し第2段階書き込みベリファイを行って前記1ページ分の複数のメモリセルの書き込み状態が第2のレベルに達したかを検出し、前記1ページ分の複数のメモリセルのうち第2段階書き込みベリファイ結果がパスとなったメモリセルに対応する前記第1のデータ記憶部のデータを0から1に変更し、前記第2段階書き込みベリファイの終了後に、前記複数の第1のデータ記憶部の複数のデータが全て1か否かを検出し、全て1ならば第2段階ステータスをパスと判定して書き込みを終了させ、それでなければ第2段階ステータスをパスでないと判定し、一定値を前記第2のデータ記憶部のデータ倍した電圧を前記第2の電圧に加算した第4の電圧に前記書き込み制御電圧を設定し、その後、設定された前記書き込み電圧を前記ワード線に供給しかつ前記設定された書き込み制御電圧を前記ビット線に供給して前記1ページ分の複数のメモリセルに書き込みを行い、前記第2段階ステータスがパスと判定されるまで前記第2の電圧を前記一定値ずつ順次増加させて前記メモリセルに対する書き込み状態の変化速度が遅くなるように書き込みを行なうように構成されている
この発明の望ましい実施形態としては次のようなものが挙げられる。
(1)メモリセルに読み出し電圧を印加してメモリセルに記憶されているデータを読み出す読み出し回路を具備し、読み出し電圧と第2のベリファイ電圧との差は第1のベリファイ電圧と第2のベリファイ電圧の差より大きい。
(2)書き込み回路は、メモリセルに対して書き込みを行う際に書き込み電圧の値を順次増加するように変化させて書き込みを行う。
(4)書き込み電圧の値の増加量が書き込み制御電圧の増加量より大きい。
(5)書き込み回路は、メモリセルに書き込み制御電圧を印加した後の一定時間後に、メモリセルに対する書き込みを禁止する。
(6)書き込み回路は、メモリセルに1ビットより多いデータを記憶させる。
(7)書き込み回路は、メモリセルに対して書き込みを行う際に書き込み電圧の値を階段状に一定の値づつ増加するように変化させて書き込みを行い、先の一定の値は第1のベリファイ電圧と第2のベリファイ電圧との差より大きい。
なお、上記各実施の形態では、1つのメモリセルに対し2ビットのデータ、つまりそれぞれ4値のデータを記憶させる場合について説明したが、これは1つのメモリセルに対し4値を越えるデータを記憶させる場合にも容易に実施をすることができることはもちろんである。
本発明の第1の実施の形態に係わるフラッシュメモリの全体の構成を示すブロック図。 図1中のメモリセルアレイの内部構成を示すブロック図及びメモリセルアレイ内に設けられるNAND型メモリユニットの回路図。 図1中のメモリセルアレイのカラム方向の素子構造を示す断面図。 図1中のメモリセルアレイのロウ方向の素子構造を示す断面図。 図1中のカラム制御回路の主要部の構成を抽出して示すブロック図。 第1の実施の形態の多値フラッシュメモリの多値データとメモリセルのしきい値電圧の関係を示す図。 従来の書き込み方法としきい値電圧の変化状態を示す図。 第1の実施の形態の多値フラッシュメモリにおけるデータの書き込み方法としきい値電圧の変化状態を示す図。 第1の実施の形態の多値フラッシュメモリにおける同一メモリセルへの上位ページデータの書き込み方法としきい値電圧の変化状態を示す図。 第1の実施の形態の多値フラッシュメモリにおける下位ページのデータ書き込み時の制御アルゴリズムを示す図。 第1の実施の形態の多値フラッシュメモリにおける上位ページのデータ書き込み時の制御アルゴリズムを示す図。 第1の実施の形態の多値フラッシュメモリにおける下位ページのデータの読み出しを行う際の制御アルゴリズムを示す図。 第1の実施の形態の多値フラッシュメモリにおける上位ページのデータの読み出しを行う際の制御アルゴリズムを示す図。 第1及び第2の実施の形態による書き込みステップの信号波形図。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、2…カラム制御回路、3…ロウ制御回路、4…ソース線制御回路、5…Pウェル制御回路、6…データ入出力バッファ、7…コマンド・インターフェイス、8…ステートマシン、10…p型半導体基板、11…n型ウェル、12…p型ウェル、13…n型拡散層、14…p型拡散層、15…n型拡散層、16…トンネル酸化膜、17…ONO膜、20…データ記憶回路、BLOCK…メモリセルブロック、BL…ビット線、WL…ワード線、SG…選択ゲート線、C-source…共通ソース線、M…メモリセル、S1、S2…選択ゲート、C-p-well…ウェル線、STI…素子分離、CG…制御ゲート、FG…浮遊ゲート、DS1、DS2、DS3…データ記憶部、Qn1、Qn2…nチャネルMOSトランジスタ。

Claims (7)

  1. 電気的にデータの書き換えが可能な複数の不揮発性半導体メモリセルのソース・ドレイン間が直列に接続され、各メモリセルのゲートにワード線が接続され、前記直列に接続されている複数の不揮発性半導体メモリセルの一端が選択ゲートを介してビット線に接続されており、前記ワード線にゲートが接続されている複数のメモリセルが複数ページ分のデータを記憶し、ページ単位でデータの書き込みが行われるメモリセルアレイと、
    1ページ分の複数のメモリセルに対応した数の第1、第2のデータ記憶部と、
    前記直列に接続されている複数の不揮発性半導体メモリセルにデータを書き込む書き込み回路とを具備し、
    前記書き込み回路は、
    前記1ページ分の複数のメモリセルに書き込むための複数の書き込みデータを受けて前記複数の第1のデータ記憶部にこれら複数の書き込みデータを記憶させ、
    前記複数の第1のデータ記憶部の複数のデータを複数の第2のデータ記憶部にコピーし、
    書き込み電圧を初期値に設定し、
    前記複数の第1のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第1のデータ記憶部のデータが0でかつ前記複数の第2のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第2のデータ記憶部のデータが0ならば、書き込み制御電圧を第1の電圧に設定し、前記複数の第1のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第1のデータ記憶部のデータが0でかつ前記複数の第2のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第2のデータ記憶部のデータが1ならば、書き込み制御電圧を前記第1の電圧よりも高い第2の電圧に設定し、前記複数の第1のデータ記憶部のうち対応するメモリセルの第1のデータ記憶部のデータが1ならば、書き込み制御電圧を前記第2の電圧よりも高い書き込みを禁止するための第3の電圧に設定し、
    前記設定された書き込み電圧を前記ワード線に供給しかつ前記設定された書き込み制御電圧を前記ビット線に供給して前記1ページ分の複数のメモリセルに書き込みを行い、
    前記複数の第2のデータ記憶部の複数のデータが全て1以上か否かを検出し、全て1以上ならば第1段階ステータスをパスと判定し、それでなければ第1段階ステータスをパスでないと判定し、
    第1段階ステータスがパスでなければ、前記1ページ分の複数のメモリセルに第1のベリファイ電圧を供給し第1段階書き込みベリファイを行って前記1ページ分の複数のメモリセルの書き込み状態が第1のレベルに達したかを検出し、前記1ページ分の複数のメモリセルのうち第1段階書き込みベリファイ結果がパスとなったメモリセルに対応する前記第2のデータ記憶部のデータを0から1に変更し、ベリファイ結果がパスとなったメモリセルに対応する前記第2のデータ記憶部のデータが1以上であるメモリセルについては前記第2のデータ記憶部のデータに1を加え、
    第1段階ステータスがパス、あるいは前記第1段階書き込みベリファイの終了後に、前記1ページ分の複数のメモリセルに第2のベリファイ電圧を供給し第2段階書き込みベリファイを行って前記1ページ分の複数のメモリセルの書き込み状態が第2のレベルに達したかを検出し、前記1ページ分の複数のメモリセルのうち第2段階書き込みベリファイ結果がパスとなったメモリセルに対応する前記第1のデータ記憶部のデータを0から1に変更し、
    前記第2段階書き込みベリファイの終了後に、前記複数の第1のデータ記憶部の複数のデータが全て1か否かを検出し、全て1ならば第2段階ステータスをパスと判定して書き込みを終了させ、それでなければ第2段階ステータスをパスでないと判定し、一定値を前記第2のデータ記憶部のデータ倍した電圧を前記第2の電圧に加算した第4の電圧に前記書き込み制御電圧を設定し、その後、設定された前記書き込み電圧を前記ワード線に供給しかつ前記設定された書き込み制御電圧を前記ビット線に供給して前記1ページ分の複数のメモリセルに書き込みを行い、前記第2段階ステータスがパスと判定されるまで前記第2の電圧を前記一定値ずつ順次増加させて前記メモリセルに対する書き込み状態の変化速度が遅くなるように書き込みを行なうように構成されている
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記ビット線に読み出し電圧を供給して前記メモリセルに記憶されているデータを読み出す読み出し回路を具備し、
    前記読み出し電圧と前記第2のベリファイ電圧との差は前記第1のベリファイ電圧と前記第2のベリファイ電圧の差より大きいことを特徴とする請求項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記書き込み回路は、前記メモリセルに対して書き込みを行う際に前記書き込み電圧の値を順次増加するように変化させて書き込みを行うことを特徴とする請求項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記書き込み電圧の値の増加量が前記書き込み制御電圧の増加量である前記一定値より大きいことを特徴とする請求項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記書き込み回路は、前記ビット線に前記第2の電圧を有する前記書き込み制御電圧を供給した後の一定時間後に、前記メモリセルに対する書き込みを禁止することを特徴とする請求項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記書き込み回路は、前記複数の各メモリセルそれぞれに1ビットより多いデータを記憶させることを特徴とする請求項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記書き込み回路は、前記メモリセルに対して書き込みを行う際に前記書き込み電圧の値を階段状に一定の値づつ増加するように変化させて書き込みを行い、前記一定の値は前記第1のベリファイ電圧と前記第2のベリファイ電圧との差より大きいことを特徴とする請求項記載の不揮発性半導体記憶装置。
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