JP4164952B2 - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自車の現在位置を地図情報と共に表示するような車両用ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の車両用ナビゲーション装置としては、例えば特開平7−270172号公報に記載のようなVICS機能付きナビゲーション装置がある。
すなわち、VICS(vehicle information communication system、道路交通情報通信システム)の路側機器から送信される渋滞情報を受信して、ナビゲーション装置の表示画面に渋滞情報を表示すべく構成したものである。
【0003】
一方、有料道路における料金所でのノンストップ化、渋滞緩和、キャッシュレス化、人的経費削減を目的とする自動料金収受システム(Electronic Toll CollectionいわゆるETC)も既に開発されている。
【0004】
すなわち、有料道路の入口、出口に設置された路側機器と、車両に搭載された車載機器と、車載機器のカードリーダに着脱されるICカードとを備え、車両が有料道路の入口を通過する時、車載機器と入口路側機器との間で情報の送受信を行ない、車両が有料道路の出口を通過する時、当該車両の有料道路利用料金を計算して、ICカード所有者の口座から料金の徴収を可能と成した自動料金収受システムである(特開平8−305908号、特開平8−22594号、特開平8−305914号、特開平10−222705号公報参照)。
【0005】
そこで、上述のVICS機能付きナビゲーション装置と自動料金収受システム(いわゆるETCシステム)とを組合わせると、有料道路の渋滞情報をナビゲーション装置の表示画面に表示することが可能となるが、有料道路の自動料金収受システム専用レーンと通行券レーン(従前の通行券発行による通常レーン)とでは本来渋滞の量(度合)が異なり、これを如何に表示するかが課題となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の請求項1記載の発明は、有料道路の自動料金収受システムにおける該システム専用レーン(ETCレーン)の渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報とを独立して受信し、これら両渋滞情報を識別可能に表示することで、有料道路の出口または入口に自動料金収受システム専用レーンおよび通行券レーンが存在する場合に、各レーンの渋滞情報を正確に表示して、利便性の向上を図ることができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0007】
この発明の請求項2記載の発明は、有料道路の自動料金収受システムにおける該システム専用レーン(ETCレーン)の渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報とを独立して受信し、これら両渋滞情報の何れか一方を選択して表示することで、有料道路の出口または入口に自動料金収受システム専用レーンおよび通行券レーンが存在する場合に、選択された一方のレーンの渋滞情報を正確に表示して、利便性の向上を図ることができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0008】
この発明の請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の目的と併せて、渋滞情報を表示するレーンを、出口レーンおよび入口レーンのうちの料金収受が行なわれる側のレーンに設定することで、料金収受により渋滞発生率が多い側のレーンにおける渋滞情報を表示して、有用性の向上を図ることができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0009】
この発明の請求項4記載の発明は、ナビゲーション装置に接続または内蔵された自動料金収受システム用車載機の作動不可能時には有料道路の入口レーンもしくは出口レーンの渋滞情報を表示すると共に、車載機の作動不可能時には上述の渋滞情報を表示しないように構成することで、自動料金収受システムにおける該システム専用レーンは渋滞する可能性が極めて低く、そのため通行券レーンの渋滞情報のみしか提供されない場合であっても、自車が実際に通過する可能性の大きいレーンの渋滞情報を表示するので、利便性の向上を図ることができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0010】
この発明の請求項5記載の発明は、上記請求項2記載の発明の目的と併せて、上述のナビゲーション装置には自動料金収受システム用車載機が接続もしくは内蔵され、この車載機の作動可能時には自動料金収受システム専用レーンの渋滞情報を表示し、上述の車載機の作動不可能時には通行券レーンの渋滞情報を表示することで、利便性のさらなる向上を図ることができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0011】
この発明の請求項6記載の発明は、上記請求項4まはた5記載の発明の目的と併せて、上述の車載機の作動可能、不可能を、自動料金収受用のカード媒体(プリペイドカード、クレジットカード、電子マネーカード、ICカード参照)の挿入、非挿入により判別することで、車載機の作動可能、不可能を適切に判別することができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0012】
この発明の請求項7記載の発明は、上記請求項5記載の発明の目的と併せて、ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には、上述の車載機の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間を、自動料金収受システム専用レーン(ETCレーン)を通るものとして演算し、車載機の作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間を、通行券レーン(通常レーン)を通るものとして演算し、これら演算結果を報知することで、上述の到達予測時間を渋滞を加味した条件下にて可及的正確に演算および報知することができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0013】
この発明の請求項8記載の発明は、上記請求項2または7記載の発明の目的と併せて、上述の渋滞情報の表示時には渋滞情報が表示されているレーンが自動料金収受システム専用レーンか通行券レーンかを識別可能に表示することで、乗員に対して何れのレーンの渋滞情報かを認識させることができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0014】
この発明の請求項9記載の発明は、上記請求項1,2,3,5,6,7または8記載の発明の目的と併せて、ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には有料道路の入口レーンに入る前において、有料道路の経路誘導路上の出口レーンでの少なくとも通行券レーンの渋滞情報を報知することで、有料道路の入口レーンに入る前において事前に出口レーンでの渋滞情報を認識することができて、利便性をさらに向上させることができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0015】
この発明の請求項10記載の発明は、上記請求項1,2,3,5,6,7,8または9記載の発明の目的と併せて、上述のナビゲーション装置による経路誘導路の非設定時には、有料道路の入口レーンに入る前において、有料道路の複数の出口レーンにおける渋滞情報をそれぞれ表示することで、複数出口レーンでの渋滞情報が事前に入手でき、利便性のさらなる向上を図ることができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0016】
この発明の請求項11記載の発明は、上記請求項9記載の発明の目的と併せて、上述のナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には、有料道路の入口レーンに入る前において、有料道路の経路誘導路上の出口レーンでの自動料金収受システム専用レーン(ETCレーン)の渋滞情報も通行券レーンの渋滞情報と併せて報知することで、利便性をより一層向上させることができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0017】
この発明の請求項12記載の発明は、上記請求項4記載の発明の目的と併せて、ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には、車載機の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間が渋滞情報を無視して演算される一方、車載機の作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間が渋滞情報を考慮して演算および報知することで、到達予測時間を可及的正確に演算および報知することができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0018】
この発明の請求項13記載の発明は、上記請求項4記載の発明の目的と併せて、上述のナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には有料道路の入口レーンに入る前において、少なくとも車載機の作動不可能時には出口レーンでの渋滞情報を表示することで、有料道路の入口レーンに入る前において事前に出口レーンでの渋滞情報を認識することができて、利便性をさらに向上させることができる車両用ナビゲーション装置の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1記載の発明は、自車の現在位置を地図情報と共に表示する車両用ナビゲーション装置であって、上記ナビゲーション装置は有料道路の自動料金収受システムにおける該システム専用レーンの渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報とを独立して受信する受信手段と、上記両渋滞情報を識別可能に表示する表示手段とを備えた車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0020】
この発明の請求項2記載の発明は、自車の現在位置を地図情報と共に表示する車両用ナビゲーション装置であって、上記ナビゲーション装置は有料道路の自動料金収受システムにおける該システム専用レーンの渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報とを独立して受信する受信手段と、上記両渋滞情報の何れか一方を選択して表示する表示手段とを備えた車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0021】
この発明の請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成と併せて、渋滞情報を表示する上記レーンは出口レーンおよび入口レーンのうちの料金収受が行なわれる側のレーンに設定された車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0022】
この発明の請求項4記載の発明は、自車の現在位置と地図情報とを共に表示する車両用ナビゲーション装置であって、上記ナビゲーション装置には有料道路の入口レーンもしくは出口レーンの渋滞情報を受信する受信手段を備え、上記ナビゲーション装置には有料道路における自動料金収受システム用車載機が接続もしくは内臓され、上記車載機の作動不可能時には上記渋滞情報を表示すると共に、上記車載機の作動可能時には上記渋滞情報を表示しない車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0023】
この発明の請求項5記載の発明は、上記請求項2記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーション装置には自動料金収受システム用車載機が接続もしくは内蔵され、上記車載機の作動可能時には自動料金収受システム専用レーンの渋滞情報を表示し、上記車載機の作動不可能時には通行券レーンの渋滞情報を表示する車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0024】
この発明の請求項6記載の発明は、上記請求項4または5記載の発明の構成と併せて、上記車載機の作動可能、不可能は自動料金収受用のカード媒体の挿入、非挿入により判別する車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0025】
この発明の請求項7記載の発明は、上記請求項5記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には、上記車載機の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間が自動料金収受システム専用レーンを通るものとして演算される一方、上記車載機の作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間が通行券レーンを通るものとして演算され、上記演算結果を報知する車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0026】
この発明の請求項8記載の発明は、上記請求項2または7記載の発明の構成と併せて、上記渋滞情報の表示時には渋滞情報が表示されているレーンが自動料金収受システム専用レーンか通行券レーンかを識別可能に表示する車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0027】
この発明の請求項9記載の発明は、上記請求項1,2,3,5,6,7または8記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には有料道路の入口レーンに入る前において、上記有料道路の経路誘導路上の出口レーンでの少なくとも通行券レーンの渋滞情報を報知する車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0028】
この発明の請求項10記載の発明は、上記請求項1,2,3,5,6,7,8または9記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーション装置による経路誘導路の非設定時には、有料道路の入口レーンに入る前において有料道路の複数の出口レーンにおける渋滞情報をそれぞれ表示する車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0029】
この発明の請求項11記載の発明は、上記請求項9記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には、有料道路の入口レーンに入る前において、上記有料道路の経路誘導路上の出口レーンでの自動料金収受システム専用レーンの渋滞情報を報知する車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0030】
この発明の請求項12記載の発明は、上記請求項4記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には、上記車載機の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間が上記渋滞情報を無視して演算される一方、上記車載機の作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間が上記渋滞情報を考慮して演算され、上記演算結果を報知する車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0031】
この発明の請求項13記載の発明は、上記請求項4記載の発明の構成と併せて、上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には有料道路の入口レーンに入る前において、少なくとも上記車載機の作動不可能時には上記出口レーンでの上記渋滞情報を表示する車両用ナビゲーション装置であることを特徴とする。
【0032】
【発明の作用及び効果】
この発明の請求項1記載の発明によれば、上述のナビゲーション装置は自車の現在位置を地図情報と共に表示し、上述の受信手段は有料道路の自動料金収受システムにおける該システム専用レーンの渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報とを独立して受信し、上述の表示手段は上記両渋滞情報を識別可能に表示する。
【0033】
このように、有料道路の出口または入口に自動料金収受システム専用レーンおよび通行券レーンが存在する場合に、上述の表示手段で両渋滞情報を識別可能に表示するので、各レーンの渋滞情報を正確に表示して、利便性の向上を図ることができる効果がある。
【0034】
この発明の請求項2記載の発明によれば、上述のナビゲーション装置は自車の現在位置を地図情報と共に表示し、上述の受信手段は有料道路の自動料金収受システムにおける該システム専用レーンの渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報とを独立して受信し、上述の表示手段は上記両渋滞情報の何れか一方を選択して表示する。
【0035】
このように、有料道路の出口または入口に自動料金収受システム専用レーンおよび通行券レーンが存在する場合に、上述の表示手段で選択された一方のレーンの渋滞情報を表示するので、この渋滞情報を正確に表示して、利便性の向上を図ることができる効果がある。
【0036】
この発明の請求項3記載の発明によれば、上記請求項1または2記載の発明の効果と併せて、渋滞情報を表示する上記レーンを、出口レーンおよび入口レーンのうちの料金収受が行なわれる側のレーンに設定したので、料金収受により渋滞発生率が多い側のレーンにおける渋滞情報を表示手段にて表示し、有用性の向上を図ることができる効果がある。
【0037】
この発明の請求項4記載の発明によれば、上述の受信手段は有料道路の入口レーンもしくは出口レーンの渋滞情報を受信し、ナビゲーション装置に接続または内蔵された自動料金収受システム用車載機の作動不可能時には上述の渋滞情報を表示する一方、車載機の作動可能時には渋滞情報を表示しない。
【0038】
このため、次のような効果がある。すなわち、自動料金収受システムにおける該システム専用レーンは渋滞する可能性が極めて低く、そのため通行券レーンの渋滞情報のみしか提供されない場合であっても、自車が実際に通過する可能性の大きいレーンの渋滞情報を表示するので、利便性の向上を図ることができる効果がある。
【0039】
この発明の請求項5記載の発明によれば、上記請求項2記載の発明の効果と併せて、ナビゲーション装置には自動料金収受システム用車載機が接続もしくは内蔵され、この車載機の作動が可能な時には表示手段で自動料金収受システム専用レーンの渋滞情報を表示し、一方、車載機の作動が不可能な時には表示手段で通行券レーンの渋滞情報を表示する。
【0040】
このように車載機の作動可能、不可能により、自車が実際に通過する可能性の大きい側のレーンの渋滞情報を表示するので、利便性のさらなる向上を図ることができる効果がある。
【0041】
この発明の請求項6記載の発明によれば、上記請求項4または5記載の発明の効果と併せて、上述の車載機の作動可能、不可能を、自動料金収受用のカード媒体の挿入、非挿入により判別するので、車載機の作動可能、不可能を適切に判別することができる効果がある。
【0042】
この発明の請求項7記載の発明によれば、上記請求項5記載の発明の効果と併せて、上述のナビゲーション装置で経路誘導路が設定された時には、車載機の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間が自動料金収受システム専用レーンを通るものとして演算される。一方、車載機の作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間が通行券レーンを通るものとして演算され、かつ上述の演算結果が報知される。
この結果、上述の到達予測時間は渋滞を加味した条件下にて可及的正確に演算および報知される効果がある。
【0043】
この発明の請求項8記載の発明によれば、上記請求項2または7記載の発明の効果と併せて、上述の渋滞情報の表示手段による表示時には、渋滞情報が表示されているレーンが自動料金収受システム専用レーンか、または通行券レーンかを識別できるように表示される。
このため、乗員に対して何れのレーンの渋滞情報かを認識させることができる効果がある。
【0044】
この発明の請求項9記載の発明によれば、上記請求項1,2,3,5,6,7または8記載の発明の効果と併せて、上述のナビゲーション装置で経路誘導路が設定された時には、有料道路の入口レーンに入る前において、上述の有料道路の経路誘導路上の出口レーンでの少なくとも通行券レーンの渋滞情報を報知する。
この結果、有料道路の入口レーンに入る前において事前に出口レーンでの渋滞情報を認識することができ、利便性をさらに向上させることができる効果がある。
【0045】
この発明の請求項10記載の発明によれば、上記請求項1,2,3,5,6,7,8または9記載の発明の効果と併せて、上述のナビゲーション装置による経路誘導路の設定がなされていない場合(非設定時)には、有料道路の入口レーンに入る前において該有料道路の複数の出口レーンにおける渋滞情報が表示手段にてそれぞれ表示される。
このため、複数の出口レーンでの渋滞情報が事前に入手でき、利便性のさらなる向上を図ることができる効果がある。
【0046】
この発明の請求項11記載の発明によれば、上記請求項9記載の発明の効果と併せて、上述のナビゲーション装置で経路誘導路が設定された時には、有料道路の入口レーンに入る前において、該有料道路の経路誘導路上の出口レーンでの自動料金収受システム専用レーンの渋滞情報が報知される。
つまり前述の通行券レーンの渋滞情報と自動料金収受システム専用レーンの渋滞情報との両情報が報知されているので、利便性をより一層向上させることができる効果がある。
【0047】
この発明の請求項12記載の発明によれば、上記請求項4記載の発明の効果と併せて、上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には、上記車載機の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間が上記渋滞情報を無視して演算される一方、上記車載機の作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間が上記渋滞情報を考慮して演算され、上記演算結果を報知する。
この結果、到達予測時間を可及的正確に演算および報知することができる効果がある。
【0048】
この発明の請求項13記載の発明によれば、上記請求項4記載の発明の効果と併せて、上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には有料道路の入口レーンに入る前において、少なくとも上記車載機の作動不可能時には上記出口レーンでの上記渋滞情報を表示する。
このため、有料道路の入口レーンに入る前において事前に出口レーンでの渋滞情報を認識することができて、利便性をさらに向上させることができる効果がある。
【0049】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用ナビゲーション装置を示し、図1において、車両に搭載されたナビゲーション装置1は、VICS路側機器2(VICSとはvehicle information communication systemの略で、道路交通情報通信システムの意)の送信アンテナ3から送信される渋滞情報を受信する受信手段としての受信アンテナ4と、GPS衛星(図示せず)からの電波を受信するGPSアンテナ5と、自車の相対走行方位を検出する方位センサ6と、車速を検出する車速センサ7と、自動料金収受システム(Electronic Toll Collectionのことで、以下単にETCシステムと略記する)対応モード時にマニュアル設定されるモード切換えスイッチ8とを備えている。
【0050】
而して、上述の各アンテナ4,5、各センサ6,7およびモード切換えスイッチ8をCPU10(制御手段)にそれぞれ接続している。
また、上述の各要素5,6,7で車両(自車)の現在位置を測位する現在位置測位手段を構成する一方、上述のCPU10には道路地図情報を記憶するCD−ROMのような地図メモリ9が接続されている。
【0051】
CPU10は、受信アンテナ4、GPSアンテナ5、方位センサ6、車速センサ7、モード切換えスイッチ8からの入力に基づいて、ROM11に格納されたプログラムに従って、表示部12、報知部13を駆動制御すると共に、地図メモリ9から読出しした地図上に自車位置を表示する。またRAM14は必要なデータやマップを記憶する。ここで、上述の報知部13はブザーや音声報知手段により構成することができる。
【0052】
上述のナビゲーション装置1側のCPU10と、自動料金収受システム用車載機(以下単にETCユニットと略記する)15側のCPU20(制御手段)とはライン16,17およびコネクタ18を介して接続している。
【0053】
上述のETCユニット15はETC路側機器19の送受信アンテナ21との間で情報の送受信を行なうETCアンテナ22(送受信アンテナ)と、自動料金収受用のカード媒体(プリペイドカード、クレジットカード、電子マネーカード、ICカードなどが用いられるが、以下単にカードと略記する)23の着脱を許容してカード23の情報を読みとるカードリーダ24と、有料道路の利用料金等を可視表示する表示部25と、必要情報を乗員に報知するブザーや音声報知手段の如き報知部26とを備えている。
【0054】
また、CPU20はETCアンテナ22、カードリーダ24からの入力に基づいて、ROM27に格納されたプログラムに従って、表示部25、報知部26、ETCアンテナ22、カードリーダ24を駆動制御し、RAM28は必要なデータやマップを記憶する。
【0055】
ここで、上述のカード23は図2に示すように、IDコード等の個人情報が予め磁気記録された磁気ストライプ30と、CPU、ROM、RAMが一体的に内蔵されたICチップ31と、ETCユニット15のカードリーダ23に対して電気的に導通可能なコンタクト部32とを有する接触タイプICカードに構成されているが、非接触タイプのICカードで構成してもよいことは勿論である。
【0056】
ところで、上述のETC路側機器19はROM(記憶手段)等により構成される顧客データベース33と、ETCセンタ34と、送受信アンテナ21とを備え、これら各要素33,34,21間で情報の授受を行う。
【0057】
図3はETC路側機器19の配置例を平面的に示すもので、有料道路35の入口36には通行券を発券する通常ゲート37と、ETCシステムによる入口アンテナ38とを設置し、通常ゲート37に対応して通行券レーン(いわゆる通常レーン)39が設けられ、入口アンテナ38に対応して自動料金収受システム専用レーン(以下単にETCレーンと略記する)40が設けられている。
【0058】
また有料道路35の入口36の手前側には入口予告信号(所定信号)を送信する入口手前アンテナ41が設けられている。
この実施例では入口手前側乃至入口36が共に6車線の場合を例示しているが、この車線数に限定されるものではない。
【0059】
また有料道路35の出口42の手前側には出口予告信号(所定信号)を送信する出口手前アンテナ13が設けられている。
さらに有料道路35の出口42には利用料金としての現金を徴収する従前の通常ゲート44と、ETCシステムによる出口アンテナ45とを設置し、通常ゲート44に対応して通行券レーン(いわゆる通常レーン)46が設けられ、出口アンテナ45に対応してETCレーン47が設けられている。
この実施例では出口手前側が5車線、出口42側が6車線の場合を例示しているが、この車線数に限定されるものではない。
【0060】
ここで、上述のETCシステムは有料道路35の入口36、出口42またはこれらの手前に設置されたアンテナ38,41,45,43と、車両に搭載されたETCユニット15と、ETCユニット15のカードリーダ24に着脱されるカード23とを備え、車両が有料道路35の入口36を通過する時、ETCユニット15と入口アンテナ38との間で情報の送受信を行ない、車両が有料道路35の出口42をETCレーン47を介して通過する時、当該車両の有料道路利用料金を計算して、カード23の所有者の口座から料金の徴収を可能と成したシステムで、ノンストップ化、渋滞緩和、キャッシュレス化、人的経費削減を図るものである。
【0061】
なお、図1においては図3で示した各アンテナ38,41,45,43を送受信アンテナ21として模式的に図示している。
ところで、前述のVICS路側機器2は有料道路35および一般道路(図示せず)の渋滞情報を収集する渋滞情報収集センサ48と、VICSセンタ49と、送信アンテナ3とを備え、渋滞情報収集センサ48で収集した有料道路35、一般道路の渋滞情報を、VICSセンタ49および送信アンテナ3を介して車両に搭載されたナビゲーション装置1の送信アンテナ4へ送信処理する。
【0062】
この受信アンテナ4としては例えばFMアンテナを用い、この受信アンテナ4は有料道路35のETCシステムにおけるETCレーン40,47(特に料金収受が行なわれる出口料金所のETCレーン47)の渋滞情報と、通行レーン39,46(特に料金収受が行なわれる出口料金所の通行券レーン46)の渋滞情報と、一般道路の渋滞情報とを独立して受信する受信手段である。
【0063】
なお、前述のETCユニット15は図4に示すようにインストルメントパネル50の中央部トップデッキ部分に取付ける後付け構成(インパネ上部設置型)と成してもよく、図5に示すように車室内のオーバヘッド部51に設置(ビルトインタイプ)してもよく、図6に示すようにナビゲーション装置1の表示部12の上部にカード挿入口52をもったカードリーダ24を取付け、表示部25を省略して、ETCユニット15の表示をナビゲーション装置1の表示部12で兼用すべく構成(ナビ接続型)してもよい。なお、図4、図5、図6において53はイグニッションスイッチ、54はステアリングホイールである。
【0064】
図1に示すナビゲーション装置1において上述の受信アンテナ4はETCレーン47の渋滞情報と、通行券レーン46の渋滞情報とを独立して受信する受信手段であり、また表示部12はこれら両渋滞情報を識別可能に表示または両渋滞情報の何れか一方を選択して表示する表示手段である。
【0065】
しかも、上述のCPU10はETCユニット15の作動可能、不可能をカード23の挿入、非挿入により判別する判別手段(図7に示すフローチャートの第5ステップS5参照)と、
ETCユニット15の作動可能時(カード23の挿入時)にはETCレーン47の渋滞情報を表示するように選定する選定手段(図7に示すフローチャートの第6ステップS6参照)と、
ETCユニット15の作動不可能時(カード23の非挿入時)には通行券レーン46の渋滞情報を表示するように選定する選定手段(図7に示すフローチャートの第7ステップS7参照)と、
を兼ねる。
【0066】
このように構成した車両用ナビゲーション装置の作用を、図7に示すフローチャートを参照して、以下に詳述する。
第1ステップS1(検出手段)で、CPU10は受信アンテナ4からの渋滞情報受信を検出する。つまりVICS路側機器2の送信アンテナ3からは一般道路の渋滞情報、有料道路35のETCレーン47の渋滞情報、通行券レーン46の渋滞情報がそれぞれ送信されるので、これら各渋滞情報を受信アンテナ4で独立して受信する。
【0067】
次に第2ステップS2(受信判定手段)で、CPU10は受信アンテナ4からの入力に基づいて渋滞情報受信か否かを判定し、NO判定時には第1ステップS1にリターンする一方、YES判定時には次の第3ステップS3に移行する。
【0068】
この第3ステップS3(渋滞情報記憶手段)で、CPU10は受信した全ての渋滞情報をRAM14の所定エリアに記憶する。
次に第4ステップS4(カード挿入検出手段)で、CPU10はカード23がカードリーダ24に挿入されているか否かを、ETCユニット15側のCPU20出力に基づいて検出する。
【0069】
次に第5ステップS5(判別手段)で、CPU10はカード挿入か否かを判定し、カード挿入時(ETCユニット15の作動可能時)には第6ステップS6に移行する一方、カード非挿入時(ETCユニット15の作動不可能時)には別の第7ステップS7に移行する。
【0070】
上述の第6ステップS6(選定手段)で、CPU10有料道路出口料金所での渋滞情報をETCレーン47側のものを選択する。またはETCレーン47での渋滞なしと認識する。
【0071】
一方、上述の第7ステップS7(選定手段)で、CPU10は有料道路出口料金所での渋滞情報を通行券レーン46側のものを選択する。要するに、これら各ステップS6、S7での処理は予めRAM14の所定エリアに記憶された渋滞情報のデータを選択して読出す処理となる。
【0072】
次に第8ステップS8(表示手段)で、CPU10は選択された一方の渋滞情報を、その他の渋滞情報つまり一般道路の渋滞情報と共に表示部12に表示(請求項2に相当)する。または選択された一方の渋滞情報と、選択されなかった他方の渋滞情報と、その他の渋滞情報(一般道路の渋滞情報)とを識別可能に表示部12に表示(請求項1に相当)する。
【0073】
なお、これら各渋滞情報の表示タイミングは自車が有料道路35の入口発券所の手前所定距離以内に達した時点で表示するように構成してもよく、ETCレーン47の渋滞情報と通行券レーン46の渋滞情報とを同時に表示する場合には、それぞれの渋滞情報を渋滞距離の数値を上下2段に分けて文字情報と共に区別できるように表示するか、或は渋滞量の長さを色分けして文字情報と共に区別できるように表示すればよい。
【0074】
このように図1〜図7に示す実施例(請求項1,2,3,5,6に相当する実施例)、上述のナビゲーション装置1は自車の現在位置を地図情報と共に表示し、上述の受信手段(受信アンテナ4参照)は有料道路35のETCシステムにおけるETCレーン47の渋滞情報と通行券レーン46の渋滞情報とを独立して受信し、上述の表示手段(表示部12参照)は上記両渋滞情報を識別可能に表示(第8ステップS8参照)する。
【0075】
このように、有料道路35の出口または入口にETCレーンおよび通行券レーンが存在する場合に、上述の表示手段(表示部12参照)で両渋滞情報を識別可能に表示するので、各レーンの渋滞情報を正確に区別して表示して、利便性の向上を図ることができる効果がある。
【0076】
また、上述のナビゲーション装置1は自車の現在位置を地図情報と共に表示し、上述の受信手段(受信アンテナ4参照)は有料道路35のETCシステムにおけるETCレーン47の渋滞情報と通行券レーン46の渋滞情報とを独立して受信し、上述の表示手段(表示部12参照)は上記両渋滞情報の何れか一方を選択して表示する(第8ステップS8参照)。
【0077】
このように、有料道路35の出口または入口にETCレーンおよび通行券レーンが存在する場合に、上述の表示手段(表示部12参照)で選択された一方のレーンの渋滞情報を表示するので、この渋滞情報を正確に表示して、利便性の向上を図ることができる効果がある。
【0078】
さらに、渋滞情報を表示する上記レーンを、出口レーンおよび入口レーンのうちの料金収受が行なわれる側のレーン(図3の実施例では出口料金所に位置する各レーン46,47)に設定したので、料金収受により渋滞発生率が多い側のレーン46,47における渋滞情報を表示手段(表示部12参照)にて表示し、有用性の向上を図ることができる効果がある。なお、有料道路の入口側において料金収受が行なわれる場合には、渋滞情報を表示するレーンを、入口レーンに設定すればよいことは勿論である。
【0079】
加えて、ナビゲーション装置1には自動料金収受システム用車載機(ETCユニット15参照)が接続もしくは内蔵され、この車載機(ETCユニット15参照)の作動が可能な時には表示手段(表示部12参照)でETCレーン47の渋滞情報を表示し、一方、車載機(ETCユニット15参照)の作動が不可能な時には表示手段(表示部12参照)で通行券レーン46の渋滞情報を表示する。
【0080】
このように車載機(ETCユニット15参照)の作動可能、不可能により、自車が実際に通過する可能性の大きい側のレーンの渋滞情報を表示するので、利便性のさらなる向上を図ることができる効果がある。
【0081】
また、上述の車載機(ETCユニット15参照)の作動可能、不可能を、カード23の挿入、非挿入により判別(第5ステップS5参照)するので、車載機(ETCユニット15参照)の作動可能、不可能を適切に判別することができる効果がある。
【0082】
図8、図9、図10は車両用ナビゲーション装置の他の実施例を示すフローチャートであって、図7における第4ステップS4と第5ステップS5とからなるルーチンR1の部分のみを変更した実施例である。
【0083】
すなわち、図7の実施例においてはETCユニット15の作動可能、不可能をカード23の挿入、非挿入により判別したが、この判別内容の他の実施例を図8、図9、図10に示すものである。
【0084】
図8の実施例では、第4ステップS4(接続検出手段)でETCユニット15側のCPU20が接続されているか否かをコネクタ18の接続、非接続により検出し、次の第5ステップS5(判別手段)でETCユニット15側のCPU20の接続の有無を判別するもので、これら両ステップS4,S5によりルーチンR2を構成している。
【0085】
このように構成しても、ETCユニット15の作動可能、不可能を適切に判別することができ、その他の点については図7の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図8において図7と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0086】
図9の実施例では、第4ステップS4(設定検出手段)でモード切換えスイッチ8によるマニュアル設定が成されているか否かを検出し、次の第5ステップS5(判別手段)でナビゲーション装置1がETC対応モードに設定されたか否かを判別するもので、これら両ステップS4,S5によりルーチンR3を構成している。
【0087】
このように構成しても、ETCユニット15の作動可能、不可能を適切に判別することができ、その他の点については図7の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図9において図7と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0088】
図10の実施例では、第4ステップS4(機能状態検出手段)でETCユニット15の機能状態を検出し、次の第5ステップS5(判別手段)で、CPU10がETCユニット15の作動可能か否かを判別して、ETCユニット15が正常に機能する場合には第6ステップS6に移行する一方、故障等によりETCユニット15が正常に機能しない場合(異常時)には別の第7ステップS7に移行するもので、これら両ステップS4,S5によりルーチンR4を構成している。
【0089】
このように構成しても、ETCユニット15の作動可能、不可能を適切に判別することができ、その他の点については図7の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図10において図7と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0090】
図11は車両用ナビゲーション装置のさらに他の実施例を示すフローチャートであって、この実施例においても図1〜図6の回路装置を用いる。
しかも、上述のCPU10はナビゲーション装置1による経路誘導路の設定を検出する誘導路設定検出手段(図11に示すフローチャートの第4ステップQ4参照)と、
経路誘導路の設定が成されたか否かを判定する設定判別手段(図11に示すフローチャートの第5ステップQ5参照)と、
ETCユニット15の作動可能、不可能をカード23の挿入、非挿入により判別する判別手段(図11に示すフローチャートの各ステップQ7,Q15参照)と、
ETCユニット15の作動可能時(カード23の挿入時)にはETCレーン47の渋滞情報を表示するように選定する選定手段(図11に示すフローチャートの各ステップQ8,Q16参照)と、
ETCユニット15の作動不可能時(カード23の非挿入時)にはETCレーン46の渋滞情報を表示するように選定する選定手段(図11に示すフローチャートの各ステップQ9,Q17参照)と、
ナビゲーション装置1による経路誘導路の非設定時には、有料道路35の入口レーンに入る前において有料道路35の複数の出口レーンにおける渋滞情報をそれぞれ表示する表示手段(図11に示すフローチャートの第13ステップQ13参照)と、
ナビゲーション装置1による経路誘導路の設定時には、有料道路35の入口レーンに入る前において当該有料道路35の経路誘導路上の出口レーンでの少なくとも通行券レーン46の渋滞情報を報知する報知手段(図11に示すフローチャートの第21ステップQ21照)と、
ナビゲーション装置1による経路誘導路の設定時には、ETCユニット15の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間を、ETCレーン40,47を通るものとして演算する一方、ETCユニット15の作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間を、通行券レーン39,46を通るものとして演算する演算手段(図11に示すフローチャートの第22ステップQ22参照)と、
上述の演算手段で演算された演算結果つまり渋滞の条件が加味された到達予測時間を報知する報知手段(図11に示すフローチャートの第23ステップQ23参照)と、
を兼ねる。
【0091】
なお、この実施例では上述のナビゲーション装置1による経路誘導路の設定時には、有料道路35の入口レーンに入る前において、当該有料道路35の経路誘導路上の出口レーンでのETCレーン47の渋滞情報を前述の通行券レーン46の渋滞情報と併せて報知(第21ステップQ21参照)すべく構成している。
【0092】
このように構成した車両用ナビゲーション装置の作用を図11に示すフローチャートを参照して以下に詳述する。
第1ステップQ1(検出手段)で、CPU10は受信アンテナ4からの渋滞情報受信を検出する。つまりVICS路側機器2の送信アンテナ3からは一般道路の渋滞情報、有料道路35のETCレーン40,47の渋滞情報、通行券レーン39,46の渋滞情報がそれぞれ送信されるので、これら各渋滞情報を受信アンテナ4で独立して受信する。
【0093】
次に第2ステップQ2(受信判定手段)で、CPU10は受信アンテナ4からの入力に基づいて渋滞情報受信か否かを判定し、NO判定時には第1ステップQ1にリターンする一方、YES判定時には次の第3ステップQ3に移行する。
【0094】
この第3ステップQ3(渋滞情報記憶手段)で、CPU10は受信した全ての渋滞情報をRAM14の所定エリアに記憶する。
次に第4ステップQ4で、CPU10は経路誘導路の設定検出を実行する。すなわち、目的地までの経路設定が成され、推奨経路がRAM14の所定エリアに記憶されているか否かに基づいて設定検出を実行することができる。
【0095】
次に第5ステップQ5で、CPU10は経路誘導路の設定の有無を判定し、経路誘導路の非設定時には次の第6ステップQ6に移行する一方、経路誘導路の設定時には別の第14ステップQ14に移行する。
【0096】
上述の第6ステップQ6(カード挿入検出手段)で、CPU10はカード23がカードリーダ24に挿入されているか否かを、ETCユニット15側のCPU20出力に基づいて検出する。
【0097】
次に第7ステップQ7(判別手段)で、CPU10はカード挿入か否かを判定し、カード挿入時(ETCユニット15の作動可能時)には第8ステップQ8に移行する一方、カード非挿入時(ETCユニット15の作動不可能時)には別の第9ステップQ9に移行する。
【0098】
上述の第8ステップQ8(選定手段)で、CPU10有料道路出口料金所での渋滞情報をETCレーン47側のものを選択する。またはETCレーン47での渋滞なしと認識する。
【0099】
一方、上述の第9ステップQ9(選定手段)で、CPU10は有料道路出口料金所での渋滞情報を通行券レーン46側のものを選択する。要するに、これら各ステップQ8、Q9での処理は予めRAM14の所定エリアに記憶された渋滞情報のデータを選択して読出す処理となる。
【0100】
次に第10ステップQ10(表示手段)で、CPU10は選択された一方の渋滞情報を、その他の渋滞情報つまり一般道路の渋滞情報と共に表示部12に表示(請求項2に相当)する。または選択された一方の渋滞情報と、選択されなかった他方の渋滞情報と、その他の渋滞情報(一般道路の渋滞情報)とを識別可能に表示部12に表示(請求項1に相当)する。
【0101】
次に第11ステップQ11で、CPU10はGPSセンサ5、方位センサ6、車速センサ7からの入力に基づいて現在位置を検出する。
【0102】
次に第12ステップQ12で、CPU10は自車の現在位置と地図情報との両者から自車が有料道路35の入口料金所(入口発券所)の手前所定距離以内に到達したか否かを判定し、NO判定時には第1ステップQ1にリターンする一方、YES判定時には次の第13ステップQ13に移行する。
【0103】
この第13ステップQ13で、CPU10は経路誘導路の非設定かつ入口料金所手前到達に対応して、有料道路35の複数の出口料金所における渋滞情報を図12または図13に示す如く可視表示する。
【0104】
図12に示す表示例は自車が現在走行している自車の現在位置を自車マーク60として地図情報と共に表示し、しかもナビゲーション装置1の表示部12における下域部に帯状の渋滞情報表示エリア61を設定して、この渋滞情報表示エリア61に有料道路35の複数の出口料金所(Aインタチェンジ出口、Bインタチェンジ出口、Cインタチェンジ出口参照)の渋滞情報を、上段にETCレーンの渋滞距離を数値で、下段に通行券レーンの渋滞距離を数値で、それぞれ表示するものである。
【0105】
図13に示す実施例はナビゲーション装置1の表示部12に複数の出口料金所(Aインタチェンジ出口、Bインタチェンジ出口、Cインタチェンジ出口参照)が表示されるように地図情報を縮尺表示し、この縮尺表示されたそれぞれの出口料金所における通行券レーンでの渋滞情報を渋滞量の長さとしてカラーマーク62A,62B,62Cでそれぞれ地図上の出口に符合させて表示をするものである。
【0106】
この図13の表示例において通行券レーンのカラーマーク62A,62B,63Cと異なる色によりETCレーンの渋滞量の長さを同様のカラーマークで併せて表示すべく構成してもよい。
【0107】
一方、前述の第14ステップQ14(カード挿入検出手段)で、CPU10はカード23がカードリーダ24に挿入されているか否かを、ETCユニット15側のCPU20出力に基づいて検出する。
【0108】
次に第15ステップQ15(判別手段)で、CPU10はカード挿入か否かを判定し、カード挿入時(ETCユニット15の作動可能時)には第16ステップQ16に移行する一方、カード非挿入時(ETCユニット15の作動不可能時)には別の第17ステップQ17に移行する。
【0109】
上述の第16ステップQ16(選定手段)で、CPU10は有料道路出口料金所での渋滞情報をETCレーン47側のものを選択する。またはETCレーン47での渋滞なしと認識する。
【0110】
一方、上述の第17ステップQ17(選定手段)で、CPU10は有料道路出口料金所での渋滞情報を通行券レーン46側のものを選択する。要するに、これら各ステップQ16、Q17での処理は予めRAM14の所定エリアに記憶された渋滞情報のデータを選択して読出す処理となる。
【0111】
次に第18ステップQ18(表示手段)で、CPU10は選択された一方の渋滞情報を、その他の渋滞情報つまり一般道路の渋滞情報と共に表示部12に表示(請求項2に相当)する。または選択された一方の渋滞情報と、選択されなかった他方の渋滞情報と、その他の渋滞情報(一般道路の渋滞情報)とを識別可能に表示部12に表示(請求項1に相当)する。
【0112】
次に第19ステップQ19で、CPU10はGPSセンサ5、方位センサ6、車速センサ7からの入力に基づいて現在位置を検出する。
【0113】
次に第20ステップQ20で、CPU10は自車の現在位置と地図情報との両者から自車が有料道路35の入口料金所(入口発券所)の手前所定距離以内に到達したか否かを判定し、NO判定時には次の第22ステップQ22に移行する一方、YES判定時には別の第21ステップQ21に移行する。
【0114】
上述の第21ステップQ21で、CPU10は表示部12を駆動して、経路誘導路上の有料道路35における出口料金所での渋滞情報を例えば図14に示す如く可視表示する。
【0115】
図14に示す表示例は自車が現在走行している自車の現在位置を自車マーク60として地図情報と共に表示し、しかもナビゲーション装置1の表示部12における余剰部に渋滞情報表示エリア63を設定しているので、この渋滞情報表示エリア63に経路誘導路上の有料道路35における出口料金所での渋滞情報を、出口料金所名(広島東参照)の文字情報と共に、上段にETCレーンの渋滞距離を数値で、下段に通行券レーンの渋滞距離を数値で、それぞれ表示するものである。
【0116】
次に第22ステップQ22で、CPU10は前述の各ステップQ16,Q17で選択もしくは認識された渋滞により目的地までの所要時間を演算する。
この場合、ETCユニット15の作動可能(カード挿入)に対応してETCレーン40,47側の渋滞情報が選択(第16ステップQ16参照)された際には、目的地までの所要時間つまり到達予測時間は自車がETCレーン40,47を通るものと見なして演算される一方、ETCユニット15の作動不可能(カード非挿入)に対応して通行券レーン39,46側の渋滞情報が選択(第17ステップQ17参照)された際には、目的地まで所要時間つまり到達予測時間は自車が通行券レーン39,46を通るものと見なして演算される。
【0117】
次に第23ステップQ23で、CPU10は表示部12および報知部13の少なくとも一方を駆動して第22ステップQ22で求められた目的地までの所要時間を表示または報知する。
次に第24ステップQ24で、CPU10は選択もしくは認識された渋滞が予め設定された経路誘導路上に存在するか否かを検出する。
【0118】
次に第25ステップQ25で、CPU10は上述の経路誘導路上に渋滞があるか否かを判定し、NO判定時には第1ステップQ1にリターンする一方、YES判定時には次の第26ステップQ26に移行する。
【0119】
この第26ステップQ26で、CPU10は迂回路の設定を実行する。つまり、CPU10で地図情報上の迂回経路を検索して表示し、この迂回経路を新たな経路誘導路とする。その後、第1ステップQ1にリターンする。
【0120】
このように図11〜図14に示す実施例(請求項1〜3,5〜11に相当する実施例)によれば、上述のナビゲーション装置1で経路誘導路が設定された時には、車載機(ETCユニット15参照)の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間がETCレーン40,47を通るものとして演算(第22ステップQ22参照)される。一方、車載機(ETCユニット15参照)の作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間が通行券レーン39,46を通るものとして演算(第22ステップQ22参照)され、かつ上述の演算結果が報知(第23ステップQ23参照)される。
この結果、上述の到達予測時間は渋滞を加味した条件下にて可及的正確に演算および報知される効果がある。
【0121】
また、上述の渋滞情報の表示手段(表示部12参照)による表示時には、渋滞情報が表示されているレーンがETCレーンか、または通行券レーンかを識別できるように表示(図14参照)される。
このため、乗員に対して何れのレーンの渋滞情報かを認識させることができる効果がある。
【0122】
さらに、上述のナビゲーション装置1で経路誘導路が設定された時には、有料道路35の入口レーンに入る前において、上述の有料道路35の経路誘導路上の出口レーンでの少なくとも通行券レーン46の渋滞情報を報知する(図14参照)。
この結果、有料道路35の入口レーンに入る前において事前に出口レーンでの渋滞情報を認識することができ、利便性をさらに向上させることができる効果がある。
【0123】
一方、上述のナビゲーション装置1による経路誘導路の設定がなされていない場合(非設定時)には、有料道路35の入口レーンに入る前において該有料道路35の複数の出口レーンにおける渋滞情報が表示手段(表示部12参照)にてそれぞれ表示される(図12または図13参照)。
このため、複数の出口レーンでの渋滞情報が事前に入手でき、利便性のさらなる向上を図ることができる効果がある。
【0124】
さらに、上述のナビゲーション装置1で経路誘導路が設定された時には、有料道路35の入口レーンに入る前において、該有料道路35の経路誘導路上の出口レーンでのETCレーン47の渋滞情報が報知される。
つまり前述の通行券レーン46の渋滞情報とETCレーン47の渋滞情報との両情報が例えば図14に示すように報知(または表示)されているので、利便性をより一層向上させることができる効果がある。
【0125】
なお、図11のフローチャートにおいて各ステップQ10,Q18を省略し、これらのステップQ10,Q18による表示を第13ステップQ13、第21ステップQ21で兼用すべく構成してもよい。また、この図11〜図14に示す実施例においてもその他の点(請求項1〜3,5,6に相当する点)については先の図7の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、その詳しい説明を省略する。
【0126】
図15、図16、図17は車両用ナビゲーション装置のさらに他の実施例を示すフローチャートであって、図11におけるステップQ6,Q14とステップQ7,Q15とからなるルーチンR1,R1の部分のみを変更した実施例である。
【0127】
すなわち、図11の実施例においてはETCユニット15の作動可能、不可能をカード23の挿入、非挿入により判別したが、この判別内容の他の実施例を図15、図16、図17に示すものである。
【0128】
図15の実施例では、ステップQ6,Q14(接続検出手段)でETCユニット15側のCPU20が接続されているか否かをコネクタ18の接続、非接続により検出し、次のステップQ7,Q15(判別手段)でETCユニット15側のCPU20の接続の有無を判別するもので、これら両ステップQ6,Q7およびQ14,Q15によりルーチンR2,R2を構成している。
【0129】
このように構成しても、ETCユニット15の作動可能、不可能を適切に判別することができ、その他の点については図11の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図15において図11と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0130】
図16の実施例では、ステップQ6,Q14(設定検出手段)でモード切換えスイッチ8によるマニュアル設定が成されているか否かを検出し、次のステップQ7,Q15(判別手段)でナビゲーション装置1がETC対応モードに設定されたか否かを判別するもので、これら両ステップQ6,Q7およびQ14,Q15によりルーチンR3を構成している。
【0131】
このように構成しても、ETCユニット15の作動可能、不可能を適切に判別することができ、その他の点については図11の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図16において図11と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0132】
図17の実施例では、ステップQ6,Q14(機能状態検出手段)でETCユニット15の機能状態を検出し、次のステップQ7,Q15(判別手段)で、CPU10がETCユニット15の作動可能か否かを判別して、ETCユニット15が正常に機能する場合にはステップQ8,Q16に移行する一方、故障等によりETCユニット15が正常に機能しない場合(異常時)には別のステップQ9,Q17に移行するもので、これら両ステップQ6,Q7およびQ14,Q15によりルーチンR4,R4を構成している。
【0133】
このように構成しても、ETCユニット15の作動可能、不可能を適切に判別することができ、その他の点については図11の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図17において図11と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0134】
図18は車両用ナビゲーション装置のさらに他の実施例を示すブロック図であって、図1で示した先の実施例においてはナビゲーション装置1に対してETCユニット15をコネクタ18にて接続し、既存のナビゲーション装置1にETCユニット15の後付け(外付け)を可能としたが、図18に示すこの実施例ではETC内蔵タイプのナビゲーション装置1と成したものである。
【0135】
このように構成すると図1で示したROM27、RAM28、表示部25、報知部26、コネクタ18、ライン16,17、CPU20を省略して、これらの機能をナビゲーション装置1側の各要素11,14,12,13,10で兼用させることができ、部品点数の削減を図ることができる。
【0136】
図18に示す如く構成しても、図7、図9、図10、図11、図16、図17のフローチャートにより先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図18において図1と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0137】
ところで、請求項4,12,13に相当する実施例を構成する場合においても、図1または図18の回路装置を用いる。
【0138】
而して、上記ナビゲーション装置1には有料道路35の入口レーン39,40もしくは出口レーン46,47の渋滞情報を受信する受信手段としての受信アンテナ4を備え、上記ナビゲーション装置1には有料道路35における自動料金収受システム用車載機(ETCユニット15)を接続もしくは内臓し、上記ETCユニット15の作動不可能時(例えばカード23の非挿入時)には上記渋滞情報を表示部12にて表示すると共に、上記ETCユニット15の作動可能時(例えばカード23の挿入時)には上記渋滞情報を表示しないように構成する。
【0139】
また上記ナビゲーション装置1による経路誘導路の設定時には、上記ETCユニット15の作動可能(例えばカード23の挿入時)に対応して目的地までの到達予測時間を、上記渋滞情報を無視して演算するように成す一方、上記ETCユニット15の作動不可能(例えばカード23の非挿入時)に対応して目的地までの到達予測時間を、上記渋滞情報を考慮して演算すべく構成し、この演算結果を報知部13にて報知するように構成する。
【0140】
さらに、上記ナビゲーション装置1による経路誘導路の設定時には有料道路35の入口レーン39,40に入る前において、少なくとも上記ETCユニット15の作動不可能時(例えばカード23の非挿入時)には上記出口レーン46,47での上記渋滞情報を表示部12にて表示するように構成するとよい。
【0141】
このように構成すると、上述の受信手段(受信アンテナ4参照)は有料道路35の入口レーン39,40もしくは出口レーン46,47の渋滞情報を受信し、ナビゲーション装置1に接続または内蔵された自動料金収受システム用車載機(ETCユニット15参照)の作動不可能時(例えばカード23の非挿入時)には上述の渋滞情報を表示部12にて表示する一方、車載機(ETCユニット15参照)の作動可能時(例えばカード23の挿入時)には渋滞情報を表示しない。
【0142】
このため、次のような効果がある。すなわち、ETCシステムにおける該システム専用レーン40,47は渋滞する可能性が極めて低く、そのため通行券レーン39,46の渋滞情報のみしか提供されない場合であっても、自車が実際に通過する可能性の大きいレーンの渋滞情報を表示するので、利便性の向上を図ることができる効果がある。
【0143】
また、上記ナビゲーション装置1による経路誘導路の設定時には、上記車載機(ETCユニット15参照)の作動可能(例えばカード23の挿入時)に対応して目的地までの到達予測時間が上記渋滞情報を無視して演算される一方、上記車載機(ETCユニット15参照)の作動不可能(例えばカード23の非挿入時)に対応して目的地までの到達予測時間が上記渋滞情報を考慮して演算され、上記演算結果を報知部13にて報知する。
この結果、到達予測時間を渋滞条件を加味して可及的正確に演算および報知することができる効果がある。
【0144】
さらに、上記ナビゲーション装置1による経路誘導路の設定時には有料道路35の入口レーン39,40に入る前において、少なくとも上記車載機(ETCユニット15参照)の作動不可能時(例えばカード23の非挿入時)には上記出口レーン46,47での上記渋滞情報を表示する。
このため、有料道路35の入口レーン39,40に入る前において事前に出口レーン46,47での渋滞情報を認識することができて、利便性をさらに向上させることができる効果がある。
【0145】
なお、経路誘導路が設定されたか否かを判定する経路誘導路設定判定手段と、経路誘導路が設定された時においてETCユニット15の作動の可能または不可能に対応して目的地までの到達予測時間を演算する演算手段と、経路誘導路の設定時に自車が有料道路35の入口レーン39,40に入る前において少なくともETCユニット15の作動不可能時(例えばカード23の非挿入時)には出口レーン46,47での渋滞情報を事前に表示する事前表示手段とは、CPU10制御によるステップで構成することができる。
【0146】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の自動料金収受システム専用レーンは、実施例のETCレーン40,47に対応し、
以下同様に、
受信手段は、受信アンテナ4に対応し、
表示手段は、表示部12に対応し、
入口レーンは、各レーン39,40に対応し、
出口レーンは、各レーン46,47に対応し、
料金収受が行なわれる側のレーンは、出口側の各レーン46,47に対応し、
自動料金収受システム用車載機は、ETCユニット15に対応し、
自動料金収受用のカード媒体は、カード23に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0147】
例えば、自動料金収受用のカード媒体としてはプリペイドカード、クレジットカード、電子マネーカード、ICカードを用いることができる。
また、料金収受を入口側において実行するタイプの有料道路にあっては、渋滞情報を表示するレーンを入口レーンに設定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用ナビゲーション装置を示すブロック図。
【図2】 自動料金収受用のカード媒体を示す説明図。
【図3】 ETC路側アンテナの配置例を示す平面図。
【図4】 ETCユニットの車載構造を示す説明図。
【図5】 ETCユニットの車載構造の他の実施例を示す説明図。
【図6】 ETCユニットの車載構造のさらに他の実施例を示す説明図。
【図7】 渋滞情報の表示処理を示すフローチャート。
【図8】 渋滞情報の表示処理の他の実施例を示すフローチャート。
【図9】 渋滞情報の表示処理のさらに他の実施例を示すフローチャート。
【図10】 渋滞情報の表示処理のさらに他の実施例を示すフローチャート。
【図11】 本発明の車両用ナビゲーション装置の他の実施例を示すフローチャート。
【図12】 経路誘導路非設定時の渋滞情報表示例を示す説明図。
【図13】 経路誘導路非設定時の渋滞情報表示例を示す説明図。
【図14】 経路誘導路設定時の渋滞情報表示例を示す説明図。
【図15】 渋滞情報の表示処理を示すフローチャート。
【図16】 渋滞情報の表示処理の他の実施例を示すフローチャート。
【図17】 渋滞情報の表示処理のさらに他の実施例を示すフローチャート。
【図18】 本発明の車両用ナビゲーション装置の他の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…ナビゲーション装置
4…受信アンテナ(受信手段)
12…表示部(表示手段)
15…ETCユニット(自動料金収受システム用車載機)
23…カード(カード媒体)
35…有料道路
39,46…通行券レーン
40,47…ETCレーン(自動料金収受システム専用レーン)

Claims (13)

  1. 自車の現在位置を地図情報と共に表示する車両用ナビゲーション装置であって、
    上記ナビゲーション装置は有料道路の自動料金収受システムにおける該システム専用レーンの渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報とを独立して受信する受信手段と、
    上記両渋滞情報を識別可能に表示する表示手段とを備えた
    車両用ナビゲーション装置。
  2. 自車の現在位置を地図情報と共に表示する車両用ナビゲーション装置であって、
    上記ナビゲーション装置は有料道路の自動料金収受システムにおける該システム専用レーンの渋滞情報と通行券レーンの渋滞情報とを独立して受信する受信手段と、
    上記両渋滞情報の何れか一方を選択して表示する表示手段とを備えた
    車両用ナビゲーション装置。
  3. 渋滞情報を表示する上記レーンは出口レーンおよび入口レーンのうちの料金収受が行なわれる側のレーンに設定された
    請求項1または2記載の車両用ナビゲーション装置。
  4. 自車の現在位置と地図情報とを共に表示する車両用ナビゲーション装置であって、
    上記ナビゲーション装置には有料道路の入口レーンもしくは出口レーンの渋滞情報を受信する受信手段を備え、
    上記ナビゲーション装置には有料道路における自動料金収受システム用車載機が接続もしくは内臓され、
    上記車載機の作動不可能時には上記渋滞情報を表示すると共に、上記車載機の作動可能時には上記渋滞情報を表示しない
    車両用ナビゲーション装置。
  5. 上記ナビゲーション装置には自動料金収受システム用車載機が接続もしくは内蔵され、
    上記車載機の作動可能時には自動料金収受システム専用レーンの渋滞情報を表示し、
    上記車載機の作動不可能時には通行券レーンの渋滞情報を表示する
    請求項2記載の車両用ナビゲーション装置。
  6. 上記車載機の作動可能、不可能は自動料金収受用のカード媒体の挿入、非挿入により判別する
    請求項4または5記載の車両用ナビゲーション装置。
  7. 上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には、上記車載機の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間が自動料金収受システム専用レーンを通るものとして演算される一方、
    上記車載機の作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間が通行券レーンを通るものとして演算され、
    上記演算結果を報知する
    請求項5記載の車両用ナビゲーション装置。
  8. 上記渋滞情報の表示時には渋滞情報が表示されているレーンが自動料金収受システム専用レーンか通行券レーンかを識別可能に表示する
    請求項2または7記載の車両用ナビゲーション装置。
  9. 上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には有料道路の入口レーンに入る前において、上記有料道路の経路誘導路上の出口レーンでの少なくとも通行券レーンの渋滞情報を報知する
    請求項1,2,3,5,6,7または8記載の車両用ナビゲーション装置。
  10. 上記ナビゲーション装置による経路誘導路の非設定時には、有料道路の入口レーンに入る前において有料道路の複数の出口レーンにおける渋滞情報をそれぞれ表示する
    請求項1,2,3,5,6,7,8または9記載の車両用ナビゲーション装置。
  11. 上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には、有料道路の入口レーンに入る前において、上記有料道路の経路誘導路上の出口レーンでの自動料金収受システム専用レーンの渋滞情報を報知する
    請求項9記載の車両用ナビゲーション装置。
  12. 上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には、上記車載機の作動可能に対応して目的地までの到達予測時間が上記渋滞情報を無視して演算される一方、
    上記車載機の作動不可能に対応して目的地までの到達予測時間が上記渋滞情報を考慮して演算され、
    上記演算結果を報知する
    請求項4記載の車両用ナビゲーション装置。
  13. 上記ナビゲーション装置による経路誘導路の設定時には有料道路の入口レーンに入る前において、少なくとも上記車載機の作動不可能時には上記出口レーンでの上記渋滞情報を表示する
    請求項4記載の車両用ナビゲーション装置。
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