JP4155246B2 - 車輌の運動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車輌の運動制御装置に係り、更に詳細には左右輪間に制駆動力差を付与可能であると共にステアリングギヤ比可変手段を備えた車輌の運動制御装置に係る。
自動車等の車輌の運動制御装置の一つとして、例えば本願出願人の出願にかかる下記の特許文献1に記載されている如く、左右輪間に制駆動力差を付与可能であり、車輌の走行安定性が向上するよう各駆動輪の駆動力を制御するよう構成された電気自動車の運動制御装置が既に知られている。
また自動車等の車輌の運動制御装置の一つとして、例えば下記の特許文献2に記載されている如く、ステアリングホイールと操舵輪との間にステアリングギヤ比可変装置を有し、車輌のヨー方向の運動状態に応じてステアリングギヤ比を変更するよう構成された車輌の運動制御装置も既に知られている。
特開平10−210604号公報 特開平11−291930号公報
しかし上述の如き従来の運動制御装置に於いては、左右輪間の制駆動力差によるヨーモーメント又はステアリングギヤ比しか制御することができないため、車輌の運動制御に限界があり、車輌の走行運動を効果的に制御する上で改善の余地がある。
例えば左右輪間の制駆動力差によるヨーモーメントのみの制御によって車輌のヨーレートを目標ヨーレートに高応答にて追従させようとすると、その背反として車輌のヨーレートと車輌の横加速度とのバランスが崩れることに起因して車輌がスピン傾向になり易いという問題がある。
本発明は、左右輪間の制駆動力差によるヨーモーメント又はステアリングギヤ比を制御するよう構成された従来の運動制御装置に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な課題は、左右輪間の制駆動力差によるヨーモーメント及びステアリングギヤ比の両者を制御することによって車輌のヨーレートと車輌の横加速度とのバランスを適正に制御することにより、従来に比して車輌の走行運動の制御性を向上させることである。
上述の主要な課題は、本発明によれば、左右輪間に制駆動力差を付与可能であると共にステアリングギヤ比可変手段を備えた車輌の運動制御装置にして、少なくとも操舵角に基づき車輌の目標ヨーレートを演算し、車輌の実ヨーレートを前記目標ヨーレートに追従させると共に車輌の実ヨーレートに対する車輌の横加速度の応答遅れをなくすための車輌の目標ヨーモーメント及び目標ステアリングギヤ比を演算し、車輌に付与されるヨーモーメントが前記目標ヨーモーメントになるよう左右輪間の制駆動力差を制御すると共に、ステアリングギヤ比が前記目標ステアリングギヤ比になるよう前記ステアリングギヤ比可変手段を制御することを特徴とする車輌の運動制御装置(請求項1の構成)、又は左右輪間に制駆動力差を付与可能であると共にステアリングギヤ比可変手段を備えた車輌の運動制御装置にして、少なくとも操舵角に基づき車輌の目標ヨーレート及び車輌の目標横加速度を演算し、車輌の実ヨーレート及び車輌の実横加速度をそれぞれ前記目標ヨーレート及び前記目標横加速度に追従させるための車輌の目標ヨーモーメント及び目標ステアリングギヤ比を演算し、車輌に付与されるヨーモーメントが前記目標ヨーモーメントになるよう左右輪間の制駆動力差を制御すると共に、ステアリングギヤ比が前記目標ステアリングギヤ比になるよう前記ステアリングギヤ比可変手段を制御することを特徴とする車輌の運動制御装置(請求項3の構成)によって達成される。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、車輌の実ヨーレートを操舵角に基づく車輌の目標ヨーレートに追従させると共に車輌のスリップ角を0にするための車輌の目標ヨーモーメント及び目標ステアリングギヤ比を演算するよう構成される(請求項2の構成)。
上記請求項1の構成によれば、少なくとも操舵角に基づき車輌の目標ヨーレートが演算され、車輌の実ヨーレートを目標ヨーレートに追従させると共に車輌の実ヨーレートに対する車輌の横加速度の応答遅れをなくすための車輌の目標ヨーモーメント及び目標ステアリングギヤ比が演算され、車輌に付与されるヨーモーメントが目標ヨーモーメントになるよう左右輪間の制駆動力差が制御されると共に、ステアリングギヤ比が目標ステアリングギヤ比になるようステアリングギヤ比可変手段が制御されるので、車輌の実ヨーレートを目標ヨーレートに追従させると共に車輌の実ヨーレートに対する車輌の横加速度の応答遅れをなくことができ、これによりヨーモーメント又はステアリングギヤ比のみが制御される場合に比して車輌の走行運動を適正に制御することができる。
また上記請求項2の構成によれば、車輌の実ヨーレートを操舵角に基づく車輌の目標ヨーレートに追従させると共に車輌のスリップ角を0にするための車輌の目標ヨーモーメント及び目標ステアリングギヤ比が演算されるので、車輌の実ヨーレートを目標ヨーレートに追従させると共に車輌の実ヨーレートに対する車輌の横加速度の応答遅れをなくすための車輌の目標ヨーモーメント及び目標ステアリングギヤ比を確実に演算することができる。
また上記請求項3の構成によれば、少なくとも操舵角に基づき車輌の目標ヨーレート及び車輌の目標横加速度が演算され、車輌の実ヨーレート及び車輌の実横加速度をそれぞれ目標ヨーレート及び目標横加速度に追従させるための車輌の目標ヨーモーメント及び目標ステアリングギヤ比が演算され、車輌に付与されるヨーモーメントが目標ヨーモーメントになるよう左右輪間の制駆動力差が制御されると共に、ステアリングギヤ比が目標ステアリングギヤ比になるようステアリングギヤ比可変手段が制御されるので、車輌の実ヨーレート及び車輌の実横加速度をそれぞれ目標ヨーレート及び目標横加速度に追従させることができ、これによりヨーモーメント又はステアリングギヤ比のみが制御される場合に比して車輌の走行運動を適正に制御することができる。
〔課題解決手段の好ましい態様〕
ラプラス演算子をSとし、前輪の実舵角をδfとし、車輌のヨー減衰比をζとし、車輌の固有振動数をωnとし、車輌のヨーレート時定数をTrとし、車輌のスリップ角時定数をTbとし、前輪の実舵角δfに対するヨーレートゲインをGrとし、前輪の実舵角δfに対するスリップ角ゲインをGbとすると、操舵(前輪の実舵角δf)に対する車輌のヨーレートγの応答及び車輌のスリップ角βの応答は既知であり、それぞれ下記の式1及び2により表される。
Figure 0004155246
尚車輌の質量をMsとし、車速をVとし、車輌のスタビリティファクタをKhとし、前輪(一輪分)のコーナリングパワーをCfとし、後輪(一輪分)のコーナリングパワーをCrとし、車輌のホイールベースをLとし、車輌の重心と前輪車軸との間の車輌前後方向の距離をLfとし、車輌の重心と後輪車軸との間の車輌前後方向の距離をLrとすると、上記式1及び2に於ける車輌のヨーレート時定数Tr、車輌のスリップ角時定数Tb、前輪の実舵角δfに対するヨーレートゲインGr、前輪の実舵角δfに対するスリップ角ゲインGbはそれぞれ下記の式3〜6により表される。
Figure 0004155246
また左右輪の制駆動力差ヨーモーメントをMとし、車輌のヨー慣性モーメントをIyとすると、周知の如く車輌の横方向の力の釣り合いより下記の式7が成立し、車輌の重心周りのヨー方向の力の釣り合いより下記の式8が成立する。
Figure 0004155246
上記式7及び8の連立方程式をラプラス変換し、ヨーレートγ及びスリップ角βについて解くことにより、左右輪の制駆動力差ヨーモーメントMについての車輌のヨーレート時定数をTrmとし、左右輪の制駆動力差ヨーモーメントMに対するヨーレートゲイン及びスリップ角ゲインをそれぞれGrm及びGbmとして、左右輪の制駆動力差ヨーモーメントMに対する車輌のヨーレートγmの応答及び車輌のスリップ角βmの応答はそれぞれ下記の式9及び10により表される。
Figure 0004155246
尚上記式9及び10に於ける車輌のヨーレート時定数Trm、ヨーレートゲインGrm、スリップ角ゲインGbmはそれぞれ下記の式11〜13により表される。
Figure 0004155246
従って操舵中に左右輪の制駆動力差ヨーモーメントMを車輌に付与した場合の車輌のヨーレートγの応答及び車輌のスリップ角βの応答はそれぞれ下記の式14及び15により表される。
Figure 0004155246
車輌の実ヨーレートγを目標ヨーレートγtに追従させると共に車輌の実ヨーレートに対する車輌の横加速度Gyの応答遅れをなくす(車輌のスリップ角βを0にすることと等価)ためには、上記式14及び15に於けるγ(S)及びβ(S)をそれぞれγt(S)及び0として上記式14及び15をそれぞれ前輪の舵角δf(S)及び左右輪の制駆動力差ヨーモーメントM(S)について解けばよい。即ち下記の式16が成立する前輪の舵角δf(S)及び左右輪の制駆動力差ヨーモーメントM(S)を求めればよいので、これらの値は下記の式17により表される。
Figure 0004155246
操舵角をθ(S)とし、可変のステアリングギヤ比をN(S)とすると、δf(S)=θ(S)/N(S)の関係があるので、上記式17を下記の式18の通り変形することができ、よって車輌の実ヨーレートγを目標ヨーレートγtに追従させると共に車輌の実ヨーレートに対する車輌の横加速度Gyの応答遅れをなくすためのステアリングギヤ比N(S)及び左右輪の制駆動力差ヨーモーメントM(S)を下記の式18により演算することができる。
Figure 0004155246
従って本発明の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1又は2の構成に於いて、操舵角θ、車輌の目標ヨーレートγt、車輌の目標スリップ角β=0に基づき上記式18に対応する下記の式19に従ってステアリングギヤ比N(S)及び左右輪の制駆動力差による目標ヨーモーメントMt(S)を演算するよう構成される(好ましい態様1)。
Figure 0004155246
また車輌の横加速度Gyの一次及び二次の進み時定数をそれぞれT1及びT2とし、前輪の実舵角δfに対する横加速度ゲインをGgyとすると、操舵(前輪の実舵角δf)に対する車輌の横加速度Gyの応答は既知であり、下記の式20により表される。
Figure 0004155246
尚上記式20に於ける横加速度ゲインGgyは下記の式21により表される。
Figure 0004155246
上記式7及び8の連立方程式をラプラス変換し、ヨーレートγ及びスリップ角βについて解き、更にGy=V(γ+dβ/dt)の関係を用いることにより、左右輪の制駆動力差ヨーモーメントMに対する横加速度ゲインをGgymとして、左右輪の制駆動力差ヨーモーメントMに対する車輌の横加速度Gyの応答は下記の式22により表される。
Figure 0004155246
尚上記式22に於ける横加速度ゲインGgymは下記の式23により表される。
Figure 0004155246
従って操舵中に左右輪の制駆動力差ヨーモーメントMを車輌に付与した場合の車輌の横加速度Gyの応答は下記の式24により表される。尚上述の如く、操舵中に左右輪の制駆動力差ヨーモーメントMを車輌に付与した場合の車輌のヨーレートγの応答は上記式14により表される。
Figure 0004155246
車輌の実ヨーレートγを目標ヨーレートγtに追従させると共に車輌の実横加速度Gyを目標横加速度Gytに追従させるためには、上記式14及び24に於けるγ(S)及びGy(S)をそれぞれγt(S)及びGyt(S)として上記式14及び24をそれぞれ前輪の舵角δf(S)及び左右輪の制駆動力差ヨーモーメントM(S)について解けばよい。即ち下記の式25が成立する前輪の舵角δf(S)及び左右輪の制駆動力差ヨーモーメントM(S)を求めればよいので、これらの値は下記の式26により表される。
Figure 0004155246
また上述の如く、操舵角θ(S)と可変のステアリングギヤ比N(S)との間には、δf(S)=θ(S)/N(S)の関係があるので、上記式26を下記の式27の通り変形することができ、よって車輌の実ヨーレートγを目標ヨーレートγtに追従させると共に車輌の実横加速度Gyを目標横加速度Gytに追従させるためのステアリングギヤ比N(S)及び左右輪の制駆動力差ヨーモーメントM(S)を下記の式27により演算することができる。
Figure 0004155246
従って本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項3の構成に於いて、操舵角θ、車輌の目標ヨーレートγt、車輌の目標横加速度Gytに基づき上記式27に対応する下記の式28に従って目標ステアリングギヤ比Nt及び左右輪の制駆動力差による目標ヨーモーメントMtを演算するよう構成される(好ましい態様2)。
Figure 0004155246
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様1又は2の構成に於いて、車輌の目標ヨーレートγtは操舵角θ及び車速Vに基づいて演算されるよう構成される(好ましい態様3)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様2の構成に於いて、車輌の目標横加速度Gytは操舵角θ及び車速Vに基づいて演算されるよう構成される(好ましい態様4)。
次に各車輪の目標制駆動力を相互に独立に制御可能な車輌に於いて目標ヨーモーメントMtを達成するための各車輪の目標制駆動力の演算要領について説明する。
駆動側を正として左前輪、右前輪、左後輪、右後輪の目標制駆動力をXti(i=fl、fr、rl、rr)とし、運転者による車輌全体の要求制駆動力をFとし、前輪及び後輪のトレッドをそれぞれDf及びDrとすると、下記の式29及び30が成立する。
Xtfl+Xtfr+Xtrl+Xtrr=F ……(29)
Df(Xtfr−Xtfl)+Dr(Xtrr−Xtrl)=2Mt ……(30)
また前後輪の制駆動力配分比をj:(1−j)(但し0≦j≦1である)とし、前後輪のヨーモーメント配分比をk:(1−k)(但し0≦k≦1である)とすると、下記の式31及び32が成立する。
(1−j)(Xtfl+Xtfr)−j(Xtrl+Xtrr)=0 ……(31)
Df(1−k)(Xtfr−Xtfl)−Dr・k(Xtrr−Xtrl)=0 ……(32)
上記式29〜32を行列式にまとめると、下記の式33が成立し、式33より各車輪の目標制駆動力Xtiを演算することができる。
Figure 0004155246
上記式33の各項を下記式34〜36の通りに置き換えると、上記式33は下記式37となる。
Figure 0004155246
AX=B ……(37)
上記式37の解Xを求める方法として一般的な逆行列A-1を求める方法があるが、行列AをLU分解することで比較的容易に解Xを求めることができるので、LU分解法を採用する。
行列Aは下記の式38及び39にて表される単位下方三角行列L及び単位上方三角行列Uに分解可能である。
Figure 0004155246
上記式37は下記の式40となるので、UX=Cを満たすベクトルCを設定し、下記の式41を満たすベクトルCを求める。
AX=LUX=B ……(40)
LC=B ……(41)
求めるべきベクトルCをCT=[C0 C1 C2 C3]とすると、上記式41は下記式42となる。
Figure 0004155246
上記式42より、ベクトルCの各要素C0〜C3は下記の式43〜46の通りに求められる。
C0=F ……(43)
C1=2M−DfC0
=2M−DfF ……(44)
C2=−(1−j)C0
=−(1−j)F ……(45)
C3=−Df(1−k)C0−(1−k)C1−DrC2
=−Df(1−k)F−(1−k)(2M−DfF)+Dr(1−j)F
=−2M(1−k)+Dr(1−j)F ……(46)
上記式UX=Cは下記の式47となる。
Figure 0004155246
上記式47をXについて解くことにより、下記の式48〜51の通り各車輪の目標制駆動力Xtiを演算することができる。
Figure 0004155246
尚一般に、前輪のトレッドDf及び後輪のトレッドDrは実質的に互いに等しく、Dr/Df≒1、Dr−Df≒0であるので、上記式48〜51より各車輪の目標制駆動力Xtiを下記の式52〜55の通り演算することができる。
Figure 0004155246
従って本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、車輌の目標ヨーモーメントMt及び運転者による車輌全体の要求制駆動力Fに基づき上記式48〜51に従って各車輪の目標制駆動力Xtiを演算するよう構成される(好ましい態様5)。
また本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、車輌の目標ヨーモーメントMt及び運転者による車輌全体の要求制駆動力Fに基づき上記上記式52〜55に従って各車輪の目標制駆動力Xtiを演算するよう構成される(好ましい態様6)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様5又は6の構成に於いて、運転者による車輌全体の要求制駆動力Fは運転者の駆動操作量及び制動操作量に基づいて演算されるよう構成される(好ましい態様7)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、車輌は左右前輪及び左右後輪を有し、各車輪はそれぞれ対応する独立の電動機により駆動されるよう構成される(好ましい態様8)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、車輌は左右前輪及び左右後輪を有し、左右前輪はそれぞれ対応する独立の電動機により駆動され、左右後輪は共通の内燃機関により駆動されるよう構成される(好ましい態様9)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、車輌は左右前輪及び左右後輪を有し、左右前輪は共通の内燃機関により駆動され、左右後輪はそれぞれ対応する独立の電動機により駆動されるよう構成される(好ましい態様10)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様8乃至10の構成に於いて、電動機は回生制動を行うよう構成される(好ましい態様11)。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を幾つかの好ましい実施例について詳細に説明する。
図1は後輪駆動車に適用された本発明による車輌の運動制御装置の実施例1を示す概略構成図である。
図1に於いて、10FL及び10FRはそれぞれ車輌12の左右の前輪を示し、10RL及び10RRはそれぞれ車輌の左右の後輪を示している。操舵輪である左右の前輪10FL及び10FRは運転者によるステアリングホイール14の操作に応答して駆動されるラック・アンド・ピニオン型のパワーステアリング装置16によりラックバー18及びタイロッド20L及び20Rを介して転舵される。
ステアリングホイール14は第一のステアリングシャフトとしてのアッパステアリングシャフト22、ステアリングギヤ比可変装置24、第二のステアリングシャフトとしてのロアステアリングシャフト26、ユニバーサルジョイント28を介してパワーステアリング装置16のピニオンシャフト30に駆動接続されている。図示の実施例に於いては、ステアリングギヤ比可変装置24はハウジング24Aの側にてアッパステアリングシャフト22の下端に連結され、回転子24Bの側にてロアステアリングシャフト26の上端に連結された補助転舵駆動用の電動機32を含んでいる。
かくしてステアリングギヤ比可変装置24はアッパステアリングシャフト22に対し相対的にロアステアリングシャフト26を回転駆動することにより、ステアリングホイール14の回転角度に対する操舵輪である左右の前輪10FL及び10FRの舵角の比、即ちステアリングギヤ比を変化させ、運動制御用電子制御装置34より制御される。
図示の実施例1に於いては、通常時には従動輪として機能する左右の前輪10FL及び10FRにはそれぞれホイールインモータである電動発電機36FL及び36FRが組み込まれている。左右の前輪10FL及び10FRは必要に応じて電動発電機36FL及び36FRにより駆動され、電動発電機36FL及び36FRは運動制御用電子制御装置34により制御される。電動発電機36FL及び36FRはそれぞれ左右前輪の発電機としても機能し、回生発電機としての機能(回生駆動)も運動制御用電子制御装置34により制御される。
また図1に於いて、40はエンジンを示しており、エンジン40の出力はエンジン制御装置42により図には示されていない電子制御スロットルバルブが制御されることによって制御される。エンジン40の駆動力はトルクコンバータ44及びトランスミッション46を含む自動変速機48を介してプロペラシャフト50へ伝達され、プロペラシャフト50の駆動力はディファレンシャルギヤ装置52により左後輪車軸54L及び右後輪車軸54Rへ伝達され、これにより駆動輪である左右の後輪10RL及び10RRが回転駆動される。
左右の前輪10FL、10FR及び左右の後輪10RL、10RRの摩擦制動力は摩擦制動装置56の油圧回路58により対応するホイールシリンダ60FL、60FR、60RL、60RRの制動圧が制御されることによっても制御される。図には示されていないが、油圧回路58はリザーバ、オイルポンプ、種々の弁装置等を含み、各ホイールシリンダの制動圧力はブレーキペダル62の踏み込みに応じて駆動されるマスタシリンダ64の圧力に応じてオイルポンプや種々の弁装置が制動力制御用電子制御装置66によって制御されることにより制御される。
尚図1には詳細に示されていないが、運動制御用電子制御装置34、エンジン制御装置42、制動力制御用電子制御装置66は、それぞれマイクロコンピュータと駆動回路とよりなり、マイクロコンピュータは例えば中央処理ユニット(CPU)と、リードオンリメモリ(ROM)と、ランダムアクセスメモリ(RAM)と、入出力ポート装置とを有し、これらが双方向性のコモンバスにより互いに接続された一般的な構成のものであってよい。
運動制御用電子制御装置34には、操舵角センサ70より操舵角θを示す信号、車速センサ72より車速Vを示す信号が入力される。尚操舵角センサ70は車輌の左旋回方向を正として操舵角θを検出する。
制動力制御用電子制御装置66には、圧力センサ74よりマスタシリンダ圧力Pmを示す信号、圧力センサ76FL〜76RRより対応する車輪の制動圧(ホイールシリンダ圧力)Pi(i=fl、fr、rl、rr)を示す信号が入力される。運動制御用電子制御装置34及び制動力制御用電子制御装置66は必要に応じて相互に信号の授受を行う。
運動制御用電子制御装置34は、操舵角θ及び車速Vに基づき車輌の目標ヨーレートγtを演算し、車輌の実ヨーレートγを目標ヨーレートγtに追従させると共に車輌の実ヨーレートに対する車輌の横加速度Gyの応答遅れをなくすための目標ステアリングギヤ比Nt及び左右前輪の制駆動力差による目標ヨーモーメントMtを上記式28に従って演算する。
また運動制御用電子制御装置34は、目標ヨーモーメントMtに基づき左右前輪の目標制駆動力Xfl、Xfrを演算し、ステアリングギヤ比Nが目標ステアリングギヤ比Ntになるようステアリングギヤ比可変装置24を制御すると共に、目標制駆動力Xfl、Xfrに基づき電動発電機36FL、36FRに対する目標駆動電流Ifl、Ifrを演算し、目標駆動電流Ifl、Ifrに基づき各電動発電機36FL、36FRに通電される駆動電流を制御することにより左右前輪の制駆動力が目標制駆動力Xfl、Xfrになるよう左右前輪の制駆動力を制御する。
この場合運動制御用電子制御装置34は、左前輪の目標制駆動力Xfl又は右前輪の目標制駆動力Xfrが当該車輪の最大回生制動力よりも大きい負の値であるときには、当該車輪の制駆動力が目標制駆動力になるよう対応する電動発電機36FL、36FRにより回生制動し、左前輪の目標制駆動力Xfl又は右前輪の目標制駆動力Xfrが当該車輪の最大回生制動力よりも小さい負の値であるときには、当該車輪の回生制動力が最大回生制動力になるよう対応する電動発電機36FL、36FRを制御し、目標制駆動力−最大回生制動力に相当する目標付加摩擦制動力を示す信号を制動力制御用電子制御装置66へ出力する。制動力制御用電子制御装置66は、目標付加摩擦制動力を示す信号が入力されると、マスタシリンダ圧力Pmに基づく当該車輪の目標制動力と目標付加摩擦制動力との和に基づき当該車輪の目標制動圧Ptfl又はPtfrを演算し、当該車輪の制動圧が目標制動圧Ptfl又はPtfrになると共に他の車輪の制動圧がマスタシリンダ圧力Pmに基づく目標制動圧Pti(i=fl、fr、rl、rr)になるよう摩擦制動装置56を制御する。
次に図2に示されたフローチャートを参照して実施例1に於ける車輌の運動制御ルーチンについて説明する。尚図2に示されたフローチャートによる制御は図には示されていないイグニッションスイッチが閉成されることにより開始され、イグニッションスイッチが開成されるまで所定の時間毎に繰返し実行される。また以下の説明に於いて、iはそれぞれ左前輪、右前輪、左後輪、右後輪を示すfl、fr、rl、rrである。
まずステップ10に於いては操舵角センサ70により検出された操舵角θを示す信号等の読み込みが行われ、ステップ20に於いては操舵角θ及び車速Vに基づき図3に示されたグラフに対応するマップより車輌の目標ヨーレートγtが演算され、ステップ40に於いては上記式19に従って目標ステアリングギヤ比Nt及び左右輪の制駆動力差による目標ヨーモーメントMtが演算される。
ステップ50に於いては左右輪の制駆動力差による目標ヨーモーメントMtに基づき例えば下記の式56及び57に従って左右前輪の目標制駆動力Xfl、Xfrが演算され、ステップ60に於いてはステアリングギヤ比Nが目標ステアリングギヤ比Ntになるようステアリングギヤ比可変装置24が制御され、ステップ70に於いては左右前輪の制駆動力が目標制駆動力Xfl、Xfrになるよう電動発電機36FL、36FR若しくは摩擦制動装置56が制御される。
Xfl=−Mt/(2Df) ……(56)
Xfr=Mt/(2Df) ……(57)
かくして実施例1によれば、ステップ20に於いて左操舵角θ及び車速Vに基づき車輌の目標ヨーレートγtが演算され、ステップ40に於いて上記式19に従って目標ステアリングギヤ比Nt及び左右輪の制駆動力差による目標ヨーモーメントMtが演算され、ステップ50に於いて左右輪の制駆動力差による目標ヨーモーメントMtを達成するための左右前輪の目標制駆動力Xfl、Xfrが演算され、ステップ60に於いてステアリングギヤ比Nが目標ステアリングギヤ比Ntになるようステアリングギヤ比可変装置24が制御され、ステップ70に於いて左右前輪の制駆動力が目標制駆動力Xfl、Xfrになるよう制御される。
前述の如く、上記式19に従って演算される目標ステアリングギヤ比Nt及び左右前輪の制駆動力差による目標ヨーモーメントMtは車輌の実ヨーレートγを目標ヨーレートγtに追従させると共に車輌の実ヨーレートに対する車輌の横加速度Gyの応答遅れをなくす(車輌のスリップ角βを0にする)ための目標ステアリングギヤ比及び目標ヨーモーメントとして演算される。
従って図示の実施例1によれば、車輌の実ヨーレートγを目標ヨーレートγtに追従させると共に車輌の実ヨーレートに対する車輌の横加速度Gyの応答遅れをなくすことができ、よって左右前輪の制駆動力差によるヨーモーメント又はステアリングギヤ比のみが制御される場合に比してこれにより車輌の走行運動を適正に制御することができる。
図4は後輪駆動車に適用された本発明による車輌の運動制御装置の実施例2に於ける車輌の運動制御ルーチンを示すフローチャートである。尚図4に於いて図2に示されたステップと同一のステップには図2に於いて付されたステップ番号と同一のステップ番号が付されている。
この実施例2に於いては、ステップ20の次にステップ30が実行され、ステップ30に於いては操舵角θ及び車速Vに基づき図5に示されたグラフに対応するマップより車輌の目標横加速度Gytが演算され、ステップ40に於いては上記式28に従って目標ステアリングギヤ比Nt及び左右輪の制駆動力差による目標ヨーモーメントMtが演算される。尚この実施例の他のステップは上述の実施例1の場合と同様に実行される。
かくして図示の実施例2によれば、車輌の実ヨーレートγ及び車輌の実横加速度Gyをそれぞれ目標ヨーレートγt及び目標横加速度Gytに追従させるための車輌の目標ヨーモーメント及び目標ステアリングギヤ比として目標ステアリングギヤ比Nt及び左右輪の制駆動力差による目標ヨーモーメントMtが演算されるので、車輌の実ヨーレートγを目標ヨーレートγtに追従させると共に車輌の横加速度Gyを目標横加速度Gytに追従させることができ、よって上述の実施例1の場合と同様、左右前輪の制駆動力差によるヨーモーメント又はステアリングギヤ比のみが制御される場合に比してこれにより車輌の走行運動を適正に制御することができる。
特に図示の各実施例によれば、左右前輪のみの制駆動力により左右輪間の制駆動力差によるヨーモーメントが発生されるので、左右前輪及び左右後輪の全ての制駆動力が制御される場合に比して各車輪の目標制駆動力を容易に演算し容易に制御することができる。
以上に於いては本発明を特定の実施例について詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
例えば上述の各実施例に於いては、車輌の目標ヨーレートγtはステップ20に於いて操舵角θ及び車速Vに基づき図3に示されたグラフに対応するマップより演算されるようになっているが、車輌の目標ヨーレートγtは操舵角θ及び車速Vの関数により演算されてもよい。
同様に上述の実施例2に於いては、車輌の目標横加速度Gytはステップ30に於いて操舵角θ及び車速Vに基づき図5に示されたグラフに対応するマップより演算されるようになっているが、車輌の目標横加速度Gytは操舵角θ及び車速Vの関数により演算されてもよい。
また上述の実施例に於いては、左右前輪10FL、10FRがそれぞれ電動発電機36FL、36RRにより制駆動され、左右後輪10RL、10RRは共通の内燃機関としてのエンジンにより駆動されるようになっているが、例えば左右前輪が内燃機関により駆動され、左右後輪がそれぞれ電動発電機により制駆動されるよう修正されてもよく、また左右前輪及び左右後輪の全てがそれぞれ対応する電動発電機により制駆動されるよう修正されてもよい。
特に左右前輪及び左右後輪の全てがそれぞれ対応する電動発電機により制駆動される場合には、各車輪の目標制駆動力Xtiは上記式52〜55に従って演算されてよく、また前輪のトレッドDf及び後輪のトレッドDrが相互に異なる車輌の場合には各車輪の目標制駆動力Xtiは上記式48〜51に従って演算されてよい。
また上述の実施例に於いては、車輪10FL〜10RRの全てがそれぞれ電動発電機12FL〜12RRにより制駆動されるようになっているが、例えば左右後輪が内燃機関により駆動され、左右前輪がそれぞれ電動発電機により制駆動されるよう修正されてもよく、また左右前輪が内燃機関により駆動され、左右後輪がそれぞれ電動発電機により制駆動されるよう修正されてもよい。
また上述の実施例に於いては、左右前輪10FL、10FRがそれぞれ電動発電機36FL、36RRにより直接制駆動されるようになっているが、電動発電機により制駆動される車輪はそれぞれ歯車減速機構の如き減速機構を介して電動発電機により制駆動されるようになっていてもよい。
また上述の実施例に於いては、電動発電機は各車輪に組み込まれたホイールインモータであるが、電動発電機は各車輪を駆動し得る限り車体に支持された電動発電機であってもよく、また上述の実施例に於ける電動発電機は車輌の制動時に回生制動を行う電動発電機であるが、電動発電機は回生制動を行わない電動機であってもよい。
後輪駆動車に適用された本発明による車輌の運動制御装置の実施例1を示す概略構成図である。 実施例1に於ける車輌の運動制御ルーチンを示すフローチャートである。 操舵角θと車速Vと車輌の目標ヨーレートγtとの間の関係を示すグラフである。 後輪駆動車に適用された本発明による車輌の運動制御装置の実施例2に於ける車輌の運動制御ルーチンを示すフローチャートである。 操舵角θと車速Vと車輌の目標横加速度Gytとの間の関係を示すグラフである。
符号の説明
16 パワーステアリング装置
24 ステアリングギヤ比可変装置
34 運動制御用電子制御装置
36FL〜36RR 電動発電機
42 エンジン制御装置
56 摩擦制動装置
66 制動力制御用電子制御装置
70 操舵角センサ
74、76FL〜76RR 圧力センサ

Claims (3)

  1. 左右輪間に制駆動力差を付与可能であると共にステアリングギヤ比可変手段を備えた車輌の運動制御装置にして、少なくとも操舵角に基づき車輌の目標ヨーレートを演算し、車輌の実ヨーレートを前記目標ヨーレートに追従させると共に車輌の実ヨーレートに対する車輌の横加速度の応答遅れをなくすための車輌の目標ヨーモーメント及び目標ステアリングギヤ比を演算し、車輌に付与されるヨーモーメントが前記目標ヨーモーメントになるよう左右輪間の制駆動力差を制御すると共に、ステアリングギヤ比が前記目標ステアリングギヤ比になるよう前記ステアリングギヤ比可変手段を制御することを特徴とする車輌の運動制御装置。
  2. 車輌の実ヨーレートを操舵角に基づく車輌の目標ヨーレートに追従させると共に車輌のスリップ角を0にするための車輌の目標ヨーモーメント及び目標ステアリングギヤ比を演算することを特徴とする請求項1に記載の車輌の運動制御装置。
  3. 左右輪間に制駆動力差を付与可能であると共にステアリングギヤ比可変手段を備えた車輌の運動制御装置にして、少なくとも操舵角に基づき車輌の目標ヨーレート及び車輌の目標横加速度を演算し、車輌の実ヨーレート及び車輌の実横加速度をそれぞれ前記目標ヨーレート及び前記目標横加速度に追従させるための車輌の目標ヨーモーメント及び目標ステアリングギヤ比を演算し、車輌に付与されるヨーモーメントが前記目標ヨーモーメントになるよう左右輪間の制駆動力差を制御すると共に、ステアリングギヤ比が前記目標ステアリングギヤ比になるよう前記ステアリングギヤ比可変手段を制御することを特徴とする車輌の運動制御装置。
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