JP4154823B2 - ユニットバス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニットバスに関するものであり、詳しくは、より簡単に施工でき且つ成形コストを一層低減し得るユニットバスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、ユニットバスは、互いに隣接して配置された洗い場および浴槽と、浴槽の手前側の側面を覆うエプロンとを室内部分に備えている。浴槽と洗い場の設置構造としては、部材の形状によって種々の構造が挙げられる。例えば、洗い場が一体化された防水パンの上に浴槽を設置し、浴槽の前面にエプロンを配置した構造、或いは、浴槽の上端周りのデッキとエプロンが一体化されたエプロン部材を洗い場(洗い場パン)の側縁に接続し、デッキの開口部に上方から浴槽を挿入した構造、更には、デッキとエプロンが一体化されたエプロン部材を防水パンの中間部に接続し、そして、デッキの開口部に上方から浴槽を挿入した構造などが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のユニットバスは、部材を一体化することにより意匠性を高めることが出来る反面、部材の形状がより複雑になるため、細部の成形精度が低下し、施工の際にレベル合わせや部材の組付けに相当の熟練を必要とする。しかも、形状が複雑になる結果、成形コストを低減できない言う問題が生じる。本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、その目的は、より簡単に施工でき且つ成形コストを一層低減し得るユニットバスを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明のユニットバスは、洗い場に隣接して浴槽が配置され且つ前記浴槽の上端周縁に張出された手前側の張出部に向けて前記洗い場の一側縁部からエプロンが立ち上げられたユニットバスにおいて、前記洗い場、浴槽およびエプロンは、設置基準面としての床上に配置された金属製フレームを中心に設置され、前記金属製フレームは、平面形状が縦長の略コ字状に形成された上端水平枠部材と、当該上端水平枠部材の4つの角部を支持する4本の支柱部材と、前記上端水平枠部材の下方に設けられた下端水平支持部材とを備え、前記浴槽の上端周縁に張出された両側および後側の張出部は、前記金属製フレームの上端水平枠部材によって下方から支持され、かつ、前記浴槽の底は、前記金属製フレームの下端水平支持部材によって支持され、しかも、前記洗い場の一側縁部は、前記金属製フレームの手前側の2本の支柱部材に固定されていることを特徴とする。
【0005】
すなわち、本発明のユニットバスにおいて、特定の形状になされた金属製フレームは、洗い場、浴槽およびエプロンの個々の部材を直接的にまたは間接的に支持する。従って、本発明のユニットバスにおいては、洗い場、浴槽およびエプロンを個々に成形でき、かつ、これらの成形形状を一層簡素化できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明に係るユニットバスの実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るユニットバスの主な構成部材を示す展開斜視図である。図2は、図1のユニットバスを側面側から示す縦断面図である。図3は、洗い場とカウンターの接続構造を示す縦断面図である。また、図4は、本発明の他の態様に係るユニットバスの主な構成部材を示す展開斜視図である。図5は、図4のユニットバスを側面側から示す縦断面図である。
【0007】
本発明のユニットバスは、図1に示す様に、基本的には、洗い場(1)に隣接して浴槽(2)が配置され且つ浴槽(2)の上端周縁に張出された手前側の張出部(21a)に向けて洗い場(1)の一側縁部からエプロン(3)が立ち上げられた構造を備えている。また、通常、洗い場(1)及び浴槽(2)の一方の側縁側には、水栓やシャワーを設け且つ簡易テーブルとして使用するためのカウンター(4)が配置される。
【0008】
洗い場(1)、浴槽(2)、エプロン(3)及びカウンター(4)の各部材は、通常、耐熱性樹脂を使用したレジントランスファーモールディング、コールドプレス、ハンドレイアップ、スプレイアップ等のFRP成形法によって各々に成形される。上記の耐熱性樹脂としては、イソ系の不飽和ポリエステル系樹脂、テレ系の不飽和ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ビニルエステル系樹脂などの耐熱性、耐水性および耐薬品性に優れた樹脂が挙げられる。また、補強繊維プリフォームとしては、ガラス繊維プリフォームの他、炭素繊維プリフォーム、セラミックス繊維プリフォーム等が挙げられる。
【0009】
洗い場(1)は、床面に排水口(16)が開口され且つ当該排水口に向けて緩い排水勾配が設けられた略長方形の平面形状を有するパンである。浴槽(2)に隣接する洗い場(1)の上記の一側縁部は、エプロン(3)の下端を支持するためにエプロン受部(11)として枕状に立ち上げられている。また、洗い場(1)のその他3つの側縁部は、後述する壁(8)やカウンター(4)の下端が載せられる壁受部(12)として幾分張出した状態に形成される。更に、洗い場(1)の底部には、補強材(14,14)を介し、伸縮可能な脚(15,15…)が付設される。
【0010】
浴槽(2)は、意匠性を高め且つ止水性を確保するため、上端周縁に張出部(21)が形成されており、斯かる張出部(21)によって後述の金属製フレーム(5)の上端水平枠部材(51)及びエプロン(3)の上端縁の一部を覆う様になされている。浴槽(2)の張出部(21)は、図2に示す様に、そのエッジ部分が更に下方へ折曲された状態に形成される。なお、洗い場(1)を基準とした場合、図1中に示す張出部(21)において、符号(21a)の部位が手前側の張出部、符号(21b,21b)の部位が両側の張出部、符号(21c)の部位が後側の張出部である。
【0011】
図1に示す様に、エプロン(3)は、上下縁が浴槽(2)側に折曲された方形状(通常は長方形)の正面形状を有している。また、エプロン(3)の長手方向の上縁の折曲部(31)における先端のエッジ部分は、図2に示す様に、浴槽(2)の張出部(21a)のエッジ部分と協働して止水性をより高めるため、張出部(21a)のエッジ部分の背面側に更に立ち上がる状態に形成される。エプロン(3)は、上下の折曲部(31,32)を後述の金属製フレーム(5)の上端水平枠部材(51)の両端にあてがわれて浴槽(2)の張出部(21a)と洗い場(1)の一側縁部、すなわち、エプロン受部(11)との間に挟み込まれる状態で取り付けられる。
【0012】
カウンター(4)は、図1に示す様に、細長い長方形の平面形状を有し且つ長手方向に沿った洗い場(1)側の側壁が切り落とされた浅い皿状のカウンター部(41)と、側壁が切り落とされた側の一辺に連なる腰板部(42)とを一体に形成した部材である。カウンター部(41)は、長さの略半分の部位の縁部が後述する金属製フレーム(5)の上端水平枠部材(51)に載せられ、かつ、長さの他の半分の部位から立ち下げられた腰板部(42)の下端が洗い場(1)の壁受部(12)に載せられた状態で設置される。なお、図面上省略するが、水栓やシャワーは、通常、腰板部(42)やカウンター部(41)に設けられる。
【0013】
本発明のユニットバスにおいては、施工性を高めるため、洗い場(1)、浴槽(2)及びエプロン(3)は、設置基準面としての床(9)上に配置された金属製フレーム(5)を中心に設置される。また、カウンター(4)も金属製フレーム(5)を基準に設置される。斯かる属製フレーム(5)の使用により、上記の各部材を別個に成形でき且つそれらを組付けた際により高い剛性を得ることが出来る。
【0014】
図1に示す様に、金属製フレーム(5)は、平面形状が縦長の略コ字状に形成された上端水平枠部材(51)と、上端水平枠部材(51)の4つの角部を支持する4本の支柱部材(52,52…)と、上端水平枠部材(51)の下方に設けられた2本の支持フレーム(53)及び下端水平支持部材(54)とを備えている。
【0015】
具体的には、金属製フレーム(5)の材料としては、通常、中空の角パイプが使用される。上端水平枠部材(51)は、浴槽(2)の長手方向に沿った後側の張出部(21c)を支持するための後方枠材(51c)と、浴槽(2)の短手方向に沿った両側の張出部(21b,21b)をそれぞれ支持する側方枠材(51b,51b)とから構成される。図示する様に、上端水平枠部材(51)の手前側は、洗い場(1)及び浴槽(2)に付随する配管の施工を容易にするため、側方枠材(51b,51b)の端部同士を連結されることなく開放されているのが好ましい。
【0016】
下端水平支持部材(54)は、浴槽(2)の長手方向に沿って2本設けられ、それらは、各両端側に結合された支持フレーム(53)によって一体化されている。また、下端水平支持部材(54)の下面には、高さ及び水平度を調整するための伸縮可能な脚(55,55…)が付設される。上記の支柱部材(52,52…)は、両端の支持フレーム(53,53)の各端部に立設され、そして、上記の上端水平枠部材(51)は、各支柱部材(52,52…)の上端に固定される。
【0017】
上記の様な支持フレーム(53)は、洗い場(1)、浴槽(2)及びエプロン(3)を所定位置に固定する様に機能する。ずなわち、浴槽(2)の上端周縁に張出された両側および後側の張出部(21b,21c)及びエプロン(3)の一部は、金属製フレーム(5)の上端水平枠部材(51)によって下方から支持され、かつ、浴槽(2)の底は、金属製フレーム(5)の下端水平支持部材(54)によって支持され、しかも、洗い場(1)の一側縁部は、金属製フレーム(5)の手前側の2本の支柱部材(52,52)に固定される。なお、図示しないが、金属製フレーム(5)には、剛性をより高めるため、各支持フレーム(53,53)の後端を接続する補強枠材が後方枠材(51c)と平行かつ並列に設けられていてもよい。
【0018】
また、洗い場(1)及び浴槽(2)は、下方に排水用の配管が設置されるため、図2に示す様に、通常は洗い場(1)下面に設けられた脚(15,15…)及び上記の脚(55,55…)によって所定の高さに持ち上げられる。他方、浴槽(2)の深さは、設計によって適宜に設定されるが、浴槽(2)の深さ、すなわち、浴槽(2)の高さに拘わらず同一仕様の金属製フレーム(5)を適用するため、浴槽(2)の底は、支持脚(8)を介して下端水平支持部材(54)に支持される。支持脚(8)としては、枕木状の金属パイプ、木材などが使用される。
【0019】
次に、本発明のユニットバスの施工方法を説明する。本発明のユニットバスを施工するには、先ず、洗い場(1)を脚(15,15…)の調整によって所定高さに且つ水平に配置した後、脚(55,55…)の調整によって金属製フレーム(5)を所定高さに且つ水平に配置し、そして、金属製フレーム(5)の手前側の2本の支柱部材(52,52)に洗い場(1)のエプロン受部(11)をタッピング等のネジで接続する。
【0020】
金属製フレーム(5)を配置した後は、カウンター(4)を設置する。カウンター(4)の設置は、上記の様に、カウンター部(41)の略半分の部位を金属製フレーム(5)の上端水平枠部材(51)の一方の側方枠材(51b)に載せ、腰板部(42)の下端を洗い場(1)の壁受部(12)に載せて固定する。すなわち、上端水平枠部材(51)の一方の側方枠材(51b)は、カウンター(4)のカウンター部(41)を下端側から支持し、洗い場(1)の壁受部(12)は、カウンター(4)の腰板部(42)を支持する。
【0021】
上記の腰板部(42)の下端を洗い場(1)の壁受部(12)に固定する場合は、図3に示す様なジョイント部材(45)を使用するのが好ましい。ジョイント部材(45)は、その長手方向に直交する断面形状が逆F字を転倒させた形状になされており、F字の長辺に相当する張出片(45f)をネジ(46t)によって壁受部(12)に固定し、F字の短辺に相当する2つの立ち上がり片(45p,45p)の間の条溝に腰板部(42)の下端を差し込んでネジ(46s)で固定することにより、洗い場(1)の壁受部(12)に腰板部(42)を結合できる。
【0022】
上記の様に、カウンター(4)を設置した後は、洗い場(1)、金属製フレーム(5)及びカウンター(4)の周囲に壁(8,8…)を建て込む。後側の壁(8)(図1中の右側の壁)は、金属製フレーム(5)の上端水平枠部材(51)の後方枠材(51c)に載せ、一部をカウンター(4)の張出部(41c)に載せる。カウンター(4)後方の壁(8)(図1中の左側の壁)は、カウンター(4)の張出部(41b)に載せる。
【0023】
また、カウンター(4)に対向する壁(図示省略)は、上端水平枠部材(51)の他方の側方枠材(51b)及び洗い場(1)の側方の壁受部(12)に載せる。そして、金属製フレーム(5)と反対側の壁(図示省略)は、洗い場(1)の壁受部(12)に載せ、一部をカウンター(4)の張出部(41a)に載せる。
【0024】
各壁は、躯体側の胴縁などによって固定されるが、洗い場(1)の壁受部(12)及びカウンター(4)の張出部(41a,41b41c)等と壁の下端との接続においては、上述のジョイント部材(45)を使用することにより、より止水性を高めることが出来る。また、図1に示す様に、壁(8,8)の角部は、断面がL字状のコーナー部材(81)によって接続される。なお、各部材の接続部には、気密性を一層高めるため、通常はコーキング材が使用される。
【0025】
壁(8,8…)を配置した後は、カウンター(4)の水栓への給湯・給水配管ならびに洗い場(1)及び浴槽(2)へ接続する排水用配管の敷設を行う。給湯・給水設備から上記の水栓に至る配管は、浴槽(5)を設置していない状態なので、金属製フレーム(5)の側方枠材(51b)の下方から容易に繋ぎ込むことが出来る。また、洗い場(1)・浴槽(2)から建物の排水管に至る配管は、金属製フレーム(5)の手前側が開放された構造になされているため、斯かる開放部分(手前側)から容易に施工できる。
【0026】
次いで、金属製フレーム(5)に浴槽(2)を配置する。浴槽(2)は、金属製フレーム(5)の上端水平枠部材(51)の内側に上方から落し込む様に挿入する。浴槽(2)を上記の様に挿入した場合、上端水平枠部材(51)の各側方枠材(51b,51b)は、浴槽(2)の張出部(21b,21b)をそれぞれ下面側から支持し、そして、上端水平枠部材(51)の後方枠材(51c)は、浴槽(2)の後側の張出部(21c)を下面側から支持する。
【0027】
浴槽(2)の固定は、後述するエプロン(3)の取付に併せ、L型鋼などを介し、張出部(21b,21b)や張出部(21c)の裏面と上端水平枠部材(51)又は支柱部材(52)を固定するか、あるいは、下端水平支持部材(54)に取り付けられた支持脚(8)に接着剤やネジによって固定する。浴槽(2)を配置した後は、浴槽(2)の底部排水口に上記の排水用配管を繋ぎ込み、そして、浴槽(2)の正面(手前側)にエプロン(3)を取り付ける。
【0028】
エプロン(3)を設置する場合は、浴槽(2)の手前側の張出部(21a)を僅かに持ち上げ、エプロン(3)の上縁の折曲部(31)を上端水平枠部材(51)の先端部にあてがい且つ浴槽(2)の張出部(21a)の裏側に差し込む様にして、浴槽(2)の張出部(21a)と洗い場(2)のエプロン受部(11)とでエプロン(3)を挟み付ける。
【0029】
上記の様に、本発明のユニットバスにおいて、特定の形状になされた金属製フレーム(5)は、洗い場(1)、浴槽(2)及びエプロン(3)、ならびに、カウンター(4)の個々の部材を直接的にまたは間接的に支持する。従って、本発明のユニットバスにおいては、洗い場(1)、浴槽(2)、エプロン(3)、カウンター(4)を上述の様に個々に成形でき、これらの部材の成形形状を一層簡素化できる。その結果、各部材の成形精度を高めることが出来、また、一層簡単に施工できる。しかも、成形コストを一層低減できる。
【0030】
次に、本発明の他の態様を説明する。本発明の他の態様に係るユニットバスは、浴槽の下方への漏水に対する安全性を一層高め得る構造のユニットバスであり、斯かるユニットバスは、図4に示す様に、図1に示す態様にユニットバスにおいて、金属製フレーム(5)の内側に箱状の防水パン(6)が敷設され、そして、防水パン(6)の内側に浴槽(2)が設置される。
【0031】
防水パン(6)は、手前側および上端が開放された箱体であり、他の部材と同様の材料を使用してFRP成形される。防水パン(6)の手前側の開口部には、設置した場合に洗い場(1)のエプロン受部(11)と略同等の高さとなる様な高さの堰(61)が底面から立ち上げられており、堰(61)の先端縁は、エプロン受部(11)と接続するための張出部(61c)を幾分外側へ張出した状態に形成される。その他の構造は、図1に示すユニットバスと同様である。
【0032】
そして、図4に示すユニットバスの施工においては、金属製フレーム(5)の内側に防水パン(6)を配置する場合、堰(61)の先端の張出部(61c)を洗い場(1)のエプロン受部(11)の上面に引掛ける状態に施工する(図5参照)。その他の部材は、図1のユニットバスと略同様に施工される。
【0033】
図4に示すユニットバスにおいては、金属製フレーム(5)を利用して上記の防水パン(6)を設置でき、従来のいわゆる防水パン方式のユニットバスと同様に、たとえ浴槽(2)の下方への漏水が生じた場合でも、床(9)の濡れを一層確実に防止できる。そして、上記の態様と同様に、図4に示すユニットバスにおいても、洗い場(1)、浴槽(2)、エプロン(3)、カウンター(4)及び防水パン(6)を個々に成形でき、これらの部材の成形形状を一層簡素化できる。従って、各部材の成形精度を高めることが出来、また、一層簡単に施工でき、しかも、成形コストを一層低減できる。
【0034】
また、本発明のユニットバスにおいては、洗い場(1)及び金属製フレーム(5)に伸縮可能な脚(15)、(55)が付設されているため、洗い場(1)及び浴槽(2)の床(9)からの高さを一定の範囲内で調整することが出来る。従って、高さの異なるエプロン(3)やカウンター(4)を適用した場合でも、他の部材をそのまま使用でき、成形コスト及び施工コストを一層低減できる。また、カウンターを設置しない態様においては、上記の脚(15)及び(55)の高さ調整により、エプロン(3)を変更するだけで、洗い場(1)と浴槽(2)の高さ関係を自在に設定できる。
【0035】
【発明の効果】
本発明のユニットバスによれば、洗い場、浴槽、エプロン等の部材を金属製フレームによって支持するため、これらの各部材を個々に成形でき、成形形状を一層簡素化できる。従って、各部材の成形精度を高めることが出来、一層簡単に施工でき、しかも、成形コストを一層低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユニットバスの主な構成部材を示す展開斜視図
【図2】図1のユニットバスを側面側から示す縦断面図
【図3】洗い場とカウンターの接続構造を示す縦断面図
【図4】本発明の他の態様に係るユニットバスの主な構成部材を示す展開斜視図
【図5】図4のユニットバスを側面側から示す縦断面図
【符号の説明】
1 :洗い場
11 :エプロン受部(洗い場の一側縁部)
2 :浴槽
21a:張出部
21b:張出部
21c:張出部
3 :エプロン
31 :折曲部
5 :金属製フレーム
51 :上端水平枠部材
52 :支柱部材
54 :下端水平支持部材
6 :防水パン
8 :支持脚
9 :床

Claims (4)

  1. 洗い場(1)に隣接して浴槽(2)が配置され且つ浴槽(2)の上端周縁に張出された手前側の張出部(21a)に向けて洗い場(1)の一側縁部からエプロン(3)が立ち上げられたユニットバスにおいて、洗い場(1)、浴槽(2)及びエプロン(3)は、設置基準面としての床(9)上に配置された金属製フレーム(5)を中心に設置され、金属製フレーム(5)は、平面形状が縦長の略コ字状に形成された上端水平枠部材(51)と、上端水平枠部材(51)の4つの角部を支持する4本の支柱部材(52,52…)と、上端水平枠部材(51)の下方に設けられた下端水平支持部材(54)とを備え、浴槽(2)の上端周縁に張出された両側および後側の張出部(21b,21c)は、金属製フレーム(5)の上端水平枠部材(51)によって下方から支持され、かつ、浴槽(2)の底は、金属製フレーム(5)の下端水平支持部材(54)によって支持され、しかも、洗い場(1)の一側縁部は、金属製フレーム(5)の手前側の2本の支柱部材(52,52)に固定されていることを特徴とするユニットバス。
  2. 浴槽(2)の底は、支持脚(8)を介して下端水平支持部材(54)に支持されている請求項1に記載のユニットバス。
  3. エプロン(3)は、上下縁が浴槽(2)側に折曲された方形状の正面形状を有し、上下の折曲部(31,32)が浴槽(2)の張出部(21a)と洗い場(1)の一側縁部との間に挟み込まれる状態で取り付けられている請求項1又は2に記載のユニットバス。
  4. 金属製フレーム(5)の内側に箱状の防水パン(6)が敷設され、防水パン(6)の内側に浴槽(2)が設置されている請求項1〜3の何れかに記載のユニットバス。
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