JP4152342B2 - ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 - Google Patents

ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器に関するものである。
例えば従来の折り畳み式の携帯電話は、数字キーやファンクションキーを配列した操作部を下側となる本体部の上面側に設け、この操作部のキー操作等により所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部を上側となる重合部の伏面側(重合側)に設け、この本体部と重合部とをヒンジ装置を介して連結して、本体部と重合部とを二つ折り重合して操作部を重合部により隠蔽した折り畳み閉塞状態から、ヒンジ装置により重合部を起伏回動して反転し、操作部とディスプレイ部とが露出した開放状態に切り替えできるように構成している。
そのため、従来のこのような起伏回動する重合部で本体部の操作部を覆う電子機器においては、折り畳み重合してコンパクト化できるものの操作部を隠蔽した重合状態ではディスプレイ部も隠蔽してしまう構造となり、コンパクト化した状態での使用が制限されざるを得なく不便である場合も多い。
また、操作部を操作する場合には、ディスプレイ部を設けた重い重合部を立ち起こし反転回動させなければならず、この開閉動作(特に開放動作)させずらい欠点もある(近年、カメラ機構を具備した機種が益々増える中、この重合部は重くなる傾向にある。)。
そこで、起伏回動により開閉動作するのではなく、重合面に沿って略水平方向に重合部を回動して開閉動作するように構成し、例えば不使用時あるいはキー操作を不要にして折り畳んだ際においても、言い換えるとたとえディスプレイ部を設けた重合部を本体部に重合して操作部を隠蔽したコンパクト化状態においても、ディスプレイ部が上側に配設され、ディスプレイ部を視認したり、機能させたりすることが可能となり、また重合してコンパクト化した状態から操作部及びディスプレイ部を露出して本体部と重合部とを連設した状態に切り替える場合は、重合面に沿って略水平方向に重合部を回動することで行えるため、この開放動作も容易に行え、機器装置として使用用途が広がり、しかも前記開閉動作も容易となる携帯電話,モバイル等の電子機器が提案されている。
本出願人は、このような例えば水平回動タイプの電子機器の実用性を向上するために試行錯誤を重ねた結果、極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器を開発した。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
第一部材1と第二部材2とを枢着し、前記第一部材1を前記第二部材2に対して相対的に回動せしめるヒンジ装置であって、前記第一部材1に連結する第一連結部3に回動軸部4を設け、前記第二部材2に連結する第二連結部5に前記回動軸部4が回動自在に係合する軸受部6を設け、前記第一連結部3に前記回動軸部4と共に回動し互いに同一円周上でない位置に第一凸部7A,第二凸部7Bを有するカム部8若しくは第一凹部9A,第二凹部9Bを有するカム係合部10を設け、前記軸受部6と共に回動し互いに同一円周上でない位置に前記第一凹部9A,前記第二凹部9Bを有する前記カム係合部10若しくは前記第一凸部7A,前記第二凸部7Bを有する前記カム部8を前記第二連結部5に設け、この相対回動することで凹凸係合する前記カム部8,前記カム係合部10の少なくとも一方を前記回動軸部4に沿って係合離反方向にスライド移動自在に設けると共に、前記カム部8,前記カム係合部10の少なくとも一方が係脱するに際して離反方向に移動した際に係合方向に付勢する係合付勢機構11を設けて、前記第一部材1と前記第二部材2とを相対回動して一の回動位置P1で前記カム部8と前記カム係合部10とが係合付勢されて凹凸係合し、前記係合付勢機構11によりこの係合が保持される或いは係合付勢されるように構成し、前記カム部8,前記カム係合部10のいずれか一方を前記係合付勢機構11に抗して離反方向に移動させつつ左右いずれか一方向に相対回動させることで、前記第一凹部9A,前記第二凹部9Bに対して前記第一凸部7A,前記第二凸部7Bを係脱させた際に、前記第一凸部7A,前記第二凸部7Bが前記係合付勢機構11の付勢を伴い滑動する第一下り面部12A,第二下り面部12Bを前記カム部8若しくは前記カム係合部10の同一円周上でない位置に設けるとともに、前記カム部8,前記カム係合部10のいずれか一方を係合付勢機構11に抗して離反方向に移動させつつ左右いずれか他方向に相対回動させることで、前記第一凹部9A,前記第二凹部9Bに対して前記第一凸部7A,前記第二凸部7Bを係脱させた際に、前記第一凸部7A,前記第二凸部7Bが前記係合付勢機構11の付勢を伴い滑動する第三下り面部12C,第四下り面部12Dを前記カム部8若しくは前記カム係合部10の同一円周上でない位置に設けて、前記第一部材1と前記第二部材2とを前記一の回動位置P1と異なる他の回動位置P2まで相対回動せしめる自動回動付勢が生じるように構成し、前記カム部8と前記カム係合部10を相対回動させた際、前記第一凹部9A,前記第二凹部9Bから係脱した前記第一凸部7A,前記第二凸部7Bが、同時に前記第一下り面部12A,前記第二下り面部12B若しくは前記第三下り面部12C,前記第四下り面部12Dを複数箇所当接状態で滑動するように構成されていることを特徴とするヒンジ装置に係るものである。
また、前記一の回動位置P1から他の回動位置P2までの回動範囲を180°の回動範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記カム部8若しくは前記カム係合部10に設けた前記凸部7が滑動する下り面部12の下方部位に該凸部7が落ち込み係止する係止凹部13を前記カム係合部10若しくは前記カム部8に設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記第二部材2に対する前記第一部材1の自動回動付勢による相対過回動を阻止する過回動阻止機構17を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
また、操作部14を設けた本体部と、ディスプレイ部15を設けた重合部とを、前記操作部14を操作しない時にはこの操作部14を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に水平回動して操作部14を露出させることができるように、前記本体部と重合部とを回動自在に連結するヒンジ装置を有し、このヒンジ装置には、前記本体部を前記第一部材1若しくは前記第二部材2とし、前記重合部を前記第二部材2若しくは前記第一部材1とした前記請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒンジ装置を用いたことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、従来から提案されるヒンジ装置に比して操作性に秀れて非常に便利な枢着構造を提供することができるなど極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置となる。
また、請求項2〜記載の発明においては、より一層操作性に秀れて非常に便利な枢着構造を提供することができるなど極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置となる。
また、請求項記載の発明においては、操作性に秀れて非常に便利であるなど極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置を用いた電子機器となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば操作部14を設けた本体部と、ディスプレイ部15を設けた重合部とを、前記操作部14を操作しない時にはこの操作部14を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に水平回動して操作部14を露出させることができるように、前記本体部と重合部とを回動自在に連結するヒンジ装置として本発明を適用させた場合、具体的には、例えば第二部材2を操作部14を設けた本体部とし、第一部材1をディスプレイ部15を設けた重合部とすれば、このヒンジ装置により端部同志を重合して連結することで、本体部2に対して重合部1を略水平方向に回動自在に連結でき、前記操作部14を操作しない時にはコンパクト化するため、この操作部14を覆うように本体部2と重合部1とを上下に重合配設し、また、このコンパクト化された重合状態では、ディスプレイ部15は重合部1の上面側に配されているため、仮に操作部14は操作できないにしてもディスプレイ部15を視認することができ、またディスプレイ部15を機能させるように構成すれば、例えば予め操作部14により設定するなどした日付やカレンダー表示をさせたり、またデータ通信表示(携帯電話では例えば着信表示など)を行うようにしたりすれば、ディスプレイ部15は視認できるため様々な使用が可能となり、使用用途が広がったり、機能性が向上し、非常に便利となり実用性(商品価値)が高まる。
ところで、本発明は、本体部2の操作部14を露出させるに際し、本体部2に対して重合部1を所定の位置まで水平回動させると、その後は、本体部2に対して重合部1が自動で水平回動して本体部2の操作部14が露出することになる。
具体的には、重合部1(第一部材)と本体部2(第二部材)とを相対回動して一の回動位置P1でカム部8とカム係合部10とが係合付勢されて凹凸係合し、係合付勢機構11によりこの係合が保持される或いは係合付勢されるように構成し、このカム部8,カム係合部10のいずれか一方を係合付勢機構11に抗して離反方向に移動させつつ回動させることでカム係合部10若しくはカム部8に設けた凹部9に対してカム部8若しくはカム係合部10に設けた凸部7を係脱させた際に、このカム部8若しくはカム係合部10に設けた凸部7が滑動する下り面部12をカム係合部10若しくはカム部8に設けて、重合部1と本体部2とを一の回動位置P1と異なる他の回動位置P2まで相対回動せしめる自動回動付勢が生じるように構成している。
つまり、カム部8若しくはカム係合部10に設けた凸部7がカム係合部10若しくはカム部8に設けた凹部9に凹凸係合する、一の回動位置P1に位置する際に重合部1が本体部2に対して重合する状態とした場合、重合部1を本体部2に対して回動させることで前記凹部9から前記凸部7を係脱させた際、この凸部7はカム係合部10若しくはカム部8に設けた下り面部12を滑動することで生じる自動回動付勢により、重合部1は本体部2に対して一の回動位置P1と異なる他の回動位置P2まで自動で水平回動して本体部2の操作部14が露出することになる。
従って、従来から提案されるヒンジ装置であれば重合状態から露出状態となるまで、例えば本体部2を持つ手と反対の手で該本体部2の操作部が露出する状態となるまで重合部1を回動することになるが、この点、本発明によれば、例えば本体部2を持つ手の指で重合部1を所定位置まで水平回動させるだけで、その後は重合部1は本体部2の操作部が露出する状態となるまで自動で水平回動することになり、非常に操作性に秀れて便利である。また、再び重合部1によって本体部の操作部を隠蔽する状態とする際には、手などを利用して、凸部7が凹部9に凹凸係合する位置まで本体部2に対して重合部1を水平回動させることになる。
また、本発明は、第二部材2に対して第一部材1を左右いずれの方向にも相対回動させることができるから、例えばユーザーはその都度回動させ易い方向に回動させることができ、取り扱い性が飛躍的に向上することになり、しかも、左右いずれの方向に相対回動させた際においても、第二部材2に対して第一部材1を所定位置まで回動させるだけで、その後は第一部材1は所定の位置まで自動で回動することになり、より一層操作性に秀れて非常に便利である。
体的な実施例1について図面に基づいて説明する。
実施例1は、重合コンパクト化の図れる携帯電話に本発明を適用したもので、回路基板,電源等の電子部品をケースに内装した板状の第二部材2(本体部2)の上面側に数字キーやファンクションキーなどを配列した操作部14を設け、この本体部2に重合して操作部14を覆う略同形の板状の第一部材1(重合部1)を略水平回動自在にヒンジ装置Hにより軸着連結した構成としている。
この重合部1の上面側には予め設定した画面や前記操作部14の操作や着信等により所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部15を設けている。
この本体部2と重合部1との連結は、双方の端部同志の重合部分を、上下方向に配される回動軸部を有するヒンジ装置Hにより連結し、この回動軸部を回動支軸として略水平方向に回動自在に連結している。
また、本体部2も重合部1もヒンジ装置Hを組み付ける端部重合部分に対してやや立ち上がり傾斜状態(本体部2を水平に配すれば端部がやや立ち上がり傾斜状態)となるように形成し、重合した状態から重合部1を略180度水平回動して本体部2と重合部1とが一直線状に連設した状態とした際、重合部1のディスプレイ部15が本体部2に対してやや立ち起こされたように傾斜状態となり見易いように構成している。
次に実施例1のヒンジ装置Hについて説明する。
実施例1では、図1〜4に図示したように重合部1にビスなどで止着される金属板製の第一連結部3を設け、本体部2にビスなどで止着される金属筒製の第二連結部5を設け、この第一連結部3と第二連結部5とを回動軸部4及び軸受部6を介して枢着連結することで、第一部材1に対して第二部材2を重合した状態から左右いずれの方向にも相対回動し得るように構成している。
具体的には、重合部1に連結する第一連結部3には回動軸部4の先端部4aを周り止め状態に連結し、本体部2に連結する第二連結部5には回動軸部4が回動自在に係合する筒状の軸受部6を設けている。
また、第一連結部3に、回動軸部4と共に回動する正面視V字状の凹部9を有するカム係合部10を回り止め状態に設け、一方、この回動軸部4に対してスライド移動自在に被嵌する軸受部6と共に回動する正面視V字状の凸部7を有するカム部8を第二連結部5に回り止め状態に設けており、この相対回動することでカム部8が回動軸部4に沿って係合離反方向にスライド移動自在に設けると共に、このカム部8が係脱するに際して離反方向に移動した際に係合方向に付勢するコイルバネから成る係合付勢機構11を設けている。
従って、重合部1と本体部2とを相対回動して一の回動位置P1でこのカム部8の凸部7とカム係合部10の凹部9とが係合付勢されて凹凸係合し、係合付勢機構11によりこの係合が保持される或いは係合付勢されることになる(図7,8参照)。符号16はワッシャーである。
また、実施例1では、カム部8を係合付勢機構11に抗して離反方向にスライド移動させつつ回動させることでカム係合部10に設けた凹部9に対してカム部8に設けた凸部7を乗り上げさせて係脱させた際に、このカム部8に設けた凸部7が前記係合付勢機構11の付勢を伴い滑動する下り面部12(表面が平滑な傾斜面)をカム係合部10に設けており、この下り面部12を凸部7が滑動した際、第一部材1と第二部材2とを前記一の回動位置P1から180°の回動範囲となる他の回動位置P2まで相対回動せしめる自動回動付勢が生じるように構成している(図7,8参照)。
具体的には、カム部8を係合付勢機構11に抗して離反方向に移動させつつ右方向に回動させることでカム係合部10に設けた凹部9に対してカム部8に設けた凸部7を乗り上げ係脱させた際(回動位置P1から約45°右方向に回動させた回動位置P3)、このカム部8に設けた凸部7が前記係合付勢機構11の付勢を伴い滑動する第一下り面部12Aをカム係合部10に設けるとともに、反対に、カム部8を係合付勢機構11に抗して離反方向に移動させつつ左方向に回動させることでカム係合部10に設けた凹部9に対してカム部8に設けた凸部7を乗り上げ係脱させた際(回動位置P1から約45°左方向に回動させた回動位置P4)、このカム部8に設けた凸部7が前記係合付勢機構11の付勢を伴い滑動する第二下り面部12Bをカム係合部10に設けている。
従って、カム部8に設けた凸部7がカム係合部10に設けた凹部9に凹凸係合する、一の回動位置P1に位置する際に重合部1が本体部2に対して重合する状態(操作部14が隠蔽される状態)とした場合、重合部1を本体部2に対して左右いずれの方向に回動させることで前記凹部9から前記凸部7を係脱させた際、この凸部7はカム係合部10に設けた第一下り面部12A或いは第二下り面部12Bを滑動することで生じる自動回動付勢により、重合部1は本体部2に対して一の回動位置P1から180°の回動範囲となる他の回動位置P2まで自動で水平回動して本体部2の操作部14が露出することになる。一の回動位置P1にある重合部1を左右いずれの方向に水平回動させた際にも機能することになる。
また、実施例1は、カム係合部10に、カム部8に設けた凸部7が滑動する下り面部12の下方部位にして下り終点位置(回動位置P2)に該凸部7が落ち込み係止する正面視V字状の係止凹部13が設けられている。
この係止凹部13は、本体部2に対して自動で水平回動する重合部1を停止させる為のものであり、この係止凹部13によって本体部2に対する重合部1の過回動を阻止し、本体部2に対して重合部1が直線状になった状態を保持するように構成されている。
また、実施例1は、本体部2に対する重合部1の相対過回動を阻止する過回動阻止機構17が設けられており、この過回動阻止機構17は、本体部2に対して重合部1を重合した状態から左右いずれの方向に相対回動させた際においても、重合部1が本体部2と直線状に連設状態となる同一位相位置で相対過回動が阻止されるように構成されている(図8参照)。
具体的には、この過回動阻止機構17は、第一連結部3に対して回り止め状態で連結され、第二連結部5上で相対回動自在に連設される円筒状のストッパー部材18を設け、このストッパー部材18に対して左右いずれの方向にも相対回動自在となる環状の被嵌部材19を被嵌連結しており、このストッパー部材18と被嵌部材19との間に、ストッパー部材18が左右いずれの方向に回動しても突き当たり係止することで被嵌部材19が共に左右方向に共同回動することとなる第一突き当たり係止機構20を設けるとともに、このストッパー部材18と被嵌部材19とが共に左右いずれの方向に共同回動した際においても、この共同回動を突き当たり係止により阻止する第二突き当たり係止機構21を、被嵌部材19と第二連結部5とに設けて構成されている。
更に具体的に説明すると、前記第一突き当たり係止機構20は、ストッパー部材18が左右夫々の方向に回動した際、被嵌部材19の一端縁(上端縁)に突設された第一係止部22の左右側部夫々に突き当たり係止する第一突き当たり部23をストッパー部材18に突設しており、ストッパー部材18を右方向に回動させることで、この第一突き当たり部23の一の側部23aが第一係止部22の一の側部22aに突き当たり係止することで、ストッパー部材18と被嵌部材19とが共に右方向に共同回動し、反対に、ストッパー部材18を左方向に回動させることで、この第一突き当たり部23は略一周した後、該第一突き当たり部23の他の側部23bが第一係止部22の他の側部22bに突き当たり係止することで、ストッパー部材18と被嵌部材19とが共に左方向に共同回動し得るように設けて構成されている。
この第一突き当たり係止機構20により、ストッパー部材18と被嵌部材19とが共に右方向に共同回動した際、被嵌部材19の他端縁(下端縁)に突設された第二係止部24の一の側部24aに突き当たり係止してその共同回動を阻止する第二突き当たり部25を第二連結部5の上面に突設すると共に、反対に、ストッパー部材18と被嵌部材19とが共に左方向に共同回動した際、被嵌部材19に設けられた第二係止部24の他の側部24bに突き当たり係止してその共同回動を阻止する第三突き当たり部26を第二連結部5の上面にして前記第二突き当たり部25と所定間隔Sを介した位置に突設して前記第二突き当たり係止機構21は構成されている(図4参照)。
また、この過回動阻止機構17を構成する第一突き当たり係止機構20と第二突き当たり係止機構21とは、第二連結部5に対して第一連結部3を左方向に相対回動させた際、第一連結部3に設けた第一突き当たり部23が回動停止する位置と、第二連結部5に対して第一連結部3を右方向に相対回動させた際、第一連結部3に設けた第一突き当たり部23が回動停止する位置とが同一位置となるように構成されている(図9参照)。
即ち、実施例1は、この回動軸部4が360°の範囲内で左右いずれの方向に回動した際、第一突き当たり部23が同一位相位置で過回動が阻止されるように構成されており、これは、第一突き当たり部23の厚み(巾)と、第一係止部22及び第二係止部24の厚み(巾)と、第二突き当たり係止機構21に係る第二突き当たり部25と第三突き当たり部26との間隔Sとの設定により実現している(図9参照)。実施例1では、第一連結部3の第一突き当たり部23が被嵌部材19の第一係止部22に突き当たり係止するまでの間は、第一連結部3は被嵌部材19に対して左右いずれの方向にも300°回動でき、被嵌部材19の第二係止部24が第二連結部5の第二突き当たり部25及び第三突き当たり部26に突き当たり係止するまでの間は、被嵌部材19は第二連結部5に対して左右いずれの方向にも60°回動できるように構成されている。要は、第一突き当たり係止機構20によって規制される第一連結部3と被嵌部材19との相対回動範囲R1と、第二突き当たり係止機構21によって規制される第二連結部5と被嵌部材19との相対回動範囲R2との和(R1+R2)が360°となるように設定すれば良い。
以上の構成からなる過回動阻止機構17を具備したヒンジ装置Hを介して本体部2と重合部1とを左右方向にして水平方向に回動自在に連結する際には、重合部1が本体部2と直線状に連設状態となる位置で過回動阻止機構17が機能して回動阻止が行なわれるように組みつけられる(図8参照)。
この組み付けは、本体部2と重合部1との間に配設される配線等の捩れを考慮すると有利である。
即ち、これは、本体部2に対して重合部1を重合した状態で配線に捩れが無い状態とした場合であり、仮に、本体部2に対して重合部1が重合状態となる位置で過回動阻止機構17による過回動阻止が機能するように組み付けた場合、本体部2に対して重合部1が重合状態から360°相対回動可能となる為、配線は360°の回動による捩れを受けてしまうが、この点、重合部1が本体部2と直線状に連設状態となる位置で過回動阻止機構7による過回動阻止が機能するように組み付けた場合には、重合した状態から最大でも180°以上同じ方向に回動することはないから配線等の捩れが可及的に防止されることになる。
実施例1は上述のように構成したから、例えば本体部2を持つ手の指で重合部1を所定位置まで水平回動させるだけで、その後は重合部1は本体部2の操作部が露出する状態となるまで自動で水平回動することになり、非常に操作性に秀れて便利である。また、再び重合部1によって本体部の操作部を隠蔽する状態とする際には、手などを利用して、凸部7が凹部9に凹凸係合する位置まで本体部2に対して重合部1を水平回動させることになる。
また、実施例1は、本体部2に対して重合部1を左右いずれの方向にも相対回動させることができるから、例えばユーザーはその都度回動させ易い方向に回動させることができ、取り扱い性が飛躍的に向上することになり、しかも、左右いずれの方向に相対回動させた際においても、本体部2に対して重合部1を所定位置まで回動させるだけで、その後は重合部1は所定の位置まで自動で回動することになり、より一層操作性に秀れて非常に便利である。
体的な実施例2について図面に基づいて説明する。
実施例2は、第二連結部5に軸受部6と共に回動する複数の凸部7を有するカム部8若しくは複数の凹部9を有するカム係合部10を設け、第一連結部3に回動軸部4と共に回動する複数の凹部9を有するカム係合部10若しくは複数の凸部7を有するカム部8を設けたものである。
具体的には、図10に図示したように回動軸部4が嵌挿係合する軸受部6の軸受孔開口端部6Aの同一円周上でない位置にして回動軸部4を間に挟んだ対向位置に第一凸部7A,第二凸部7Bを有するカム部8若しくは第一凹部9A,第二凹部9Bを有するカム係合部10を設け、軸受部6の軸受孔開口端部6Aに突合せ状態となる回動軸部4の突合せ端部4Aの同一円周上でない位置にして回動軸部4を間に挟んだ対向位置に第一凹部9A,第二凹部9Bを有するカム係合部10若しくは第一凸部7A,第二凸部7Bを有するカム部8を設け、このカム部8,カム係合部10のいずれか一方を係合付勢機構11に抗して離反方向に移動させつつ左右いずれか一方向に相対回動させることで、第一凹部9A,第二凹部9Bに対して第一凸部7A,第二凸部7Bを係脱させた際に、この第一凸部7A,第二凸部7Bが係合付勢機構11の付勢を伴い滑動する第一下り面部12A,第二下り面部12Bを突合せ端部4A若しくは軸受孔開口端部6Aの同一円周上でない位置にして回動軸部4を間に挟んだ対向位置に設けるとともに、カム部8,カム係合部10のいずれか一方を係合付勢機構11に抗して離反方向に移動させつつ左右いずれか他方向に相対回動させることで、第一凹部9A,第二凹部9Bに対して第一凸部7A,第二凸部7Bを係脱させた際に、この第一凸部7A,第二凸部7Bが係合付勢機構11の付勢を伴い滑動する第三下り面部12C,第四下り面部12Dを突合せ端部若しくは軸受孔開口端部6Aの同一円周上でない位置にして回動軸部4を間に挟んだ対向位置に設けて、第一部材1と第二部材2とを前記一の回動位置P1と異なる他の回動位置P2まで相対回動せしめる自動回動付勢が生じるように構成し、カム部8とカム係合部10を相対回動させた際、第一凹部9A,第二凹部9Bから係脱した第一凸部7A,第二凸部7Bが、同時に第一下り面部12A,第二下り面部12B若しくは第三下り面部12C,第四下り面部12Dを複数箇所当接状態で滑動するように構成されている。
従って、第一部材1と第二部材2との円滑な相対回動が行われることに貢献する。
即ち、例えばカム係合部10に設ける凹部9に凹凸係合し且つ下り面部12に対して滑動するカム部8に設ける凸部7が一つで構成されている場合、この一つの凸部7が下り面部12を滑動する際、1点支持となる1箇所当接状態(所謂片持ち状態)となる為、回動軸部4を介して相対回動するカム部8,カム係合部10同志間に傾斜方向に力が掛かってしまう場合が考えられ、つまり、相対回動する回動軸部4,軸受部6同志間に偏荷重が掛かってしまい、この場合、部品同士の磨耗によるガタつきの問題や、回動軸部4の回動が良好に行われず自動回動付勢が上手く機能しない問題など、種々の問題が生じてしまうことが懸念される。
この点、実施例2は、カム部8に設ける凸部7、カム係合部10に設ける凹部9,下り面部12夫々は複数設けられている為、カム部8とカム係合部10を相対回動させた際、各凹部9から係脱した各凸部7が、同時に各下り面部12を複数箇所当接状態で滑動することになるから、それだけ安定した状態が得られることになり、よって、回動軸部4を介して相対回動するカム部8,カム係合部10同志間に前述したような傾斜方向に力が掛かってしまうのを防止することができ、相対回動する回動軸部4,軸受部6同志間に偏荷重が生じることは可及的に防止されることになる。
従って、実施例2は、第一部材1と第二部材2との良好な相対回動を提供することができる。
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
実施例1の使用状態説明図である。 実施例1の使用状態説明図である。 実施例1に係る要部の説明断面図である。 実施例1を示す分解斜視図である。 実施例1に係る要部の斜視図である。 実施例1に係る要部の側面図である。 実施例1に係る要部の平面図である。 実施例1の概略動作説明図である。 実施例1に係る要部の動作説明図である。 実施例2に係る要部の斜視図である。
符号の説明
P1 一の回動位置
P2 他の回動位置
1 第一部材
2 第二部材
3 第一連結部
4 回動軸部
5 第二連結部
6 軸受部
7 凸部
7A 第一凸部
7B 第二凸部
8 カム部
9 凹部
9A 第一凹部
9B 第二凹部
10 カム係合部
11 係合付勢機構
12 下り面部
12A 第一下り面部
12B 第二下り面部
12C 第三下り面部
12D 第四下り面部
13 係止凹部
14 操作部
15 ディスプレイ部
17 過回動阻止機構

Claims (5)

  1. 第一部材と第二部材とを枢着し、前記第一部材を前記第二部材に対して相対的に回動せしめるヒンジ装置であって、前記第一部材に連結する第一連結部に回動軸部を設け、前記第二部材に連結する第二連結部に前記回動軸部が回動自在に係合する軸受部を設け、前記第一連結部に前記回動軸部と共に回動し互いに同一円周上でない位置に第一凸部,第二凸部を有するカム部若しくは第一凹部,第二凹部を有するカム係合部を設け、前記軸受部と共に回動し互いに同一円周上でない位置に前記第一凹部,前記第二凹部を有する前記カム係合部若しくは前記第一凸部,前記第二凸部を有する前記カム部を前記第二連結部に設け、この相対回動することで凹凸係合する前記カム部,前記カム係合部の少なくとも一方を前記回動軸部に沿って係合離反方向にスライド移動自在に設けると共に、前記カム部,前記カム係合部の少なくとも一方が係脱するに際して離反方向に移動した際に係合方向に付勢する係合付勢機構を設けて、前記第一部材と前記第二部材とを相対回動して一の回動位置で前記カム部と前記カム係合部とが係合付勢されて凹凸係合し、前記係合付勢機構によりこの係合が保持される或いは係合付勢されるように構成し、前記カム部,前記カム係合部のいずれか一方を前記係合付勢機構に抗して離反方向に移動させつつ左右いずれか一方向に相対回動させることで、前記第一凹部,前記第二凹部に対して前記第一凸部,前記第二凸部を係脱させた際に、前記第一凸部,前記第二凸部が前記係合付勢機構の付勢を伴い滑動する第一下り面部,第二下り面部を前記カム部若しくは前記カム係合部の同一円周上でない位置に設けるとともに、前記カム部,前記カム係合部のいずれか一方を係合付勢機構に抗して離反方向に移動させつつ左右いずれか他方向に相対回動させることで、前記第一凹部,前記第二凹部に対して前記第一凸部,前記第二凸部を係脱させた際に、前記第一凸部,前記第二凸部が前記係合付勢機構の付勢を伴い滑動する第三下り面部,第四下り面部を前記カム部若しくは前記カム係合部の同一円周上でない位置に設けて、前記第一部材と前記第二部材とを前記一の回動位置と異なる他の回動位置まで相対回動せしめる自動回動付勢が生じるように構成し、前記カム部と前記カム係合部を相対回動させた際、前記第一凹部,前記第二凹部から係脱した前記第一凸部,前記第二凸部が、同時に前記第一下り面部,前記第二下り面部若しくは前記第三下り面部,前記第四下り面部を複数箇所当接状態で滑動するように構成されていることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 前記一の回動位置から他の回動位置までの回動範囲を180°の回動範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置。
  3. 前記カム部若しくは前記カム係合部に設けた前記凸部が滑動する下り面部の下方部位に該凸部が落ち込み係止する係止凹部を前記カム係合部若しくは前記カム部に設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
  4. 前記第二部材に対する前記第一部材の自動回動付勢による相対過回動を阻止する過回動阻止機構を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
  5. 操作部を設けた本体部と、ディスプレイ部を設けた重合部とを、前記操作部を操作しない時にはこの操作部を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に水平回動して操作部を露出させることができるように、前記本体部と重合部とを回動自在に連結するヒンジ装置を有し、このヒンジ装置には、前記本体部を前記第一部材若しくは前記第二部材とし、前記重合部を前記第二部材若しくは前記第一部材とした前記請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒンジ装置を用いたことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器。
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