JP4147174B2 - パワーオンリセット回路 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に搭載され、電源投入時に内部回路をリセットするためのリセット信号を出力するパワーオンリセット回路に関する。
リセット付フリップフロップ等の揮発性データを記憶する回路では、最初の電源投入時に回路を初期値に設定する必要がある。また強誘電体メモリ等の不揮発性メモリを有するLSIでは、電源投入時に不安定な制御信号入力やデータ信号入力による記憶データの破壊を抑止するために、電源投入時はリセット状態にする必要がある。そのために用いられる従来のパワーオンリセット回路の基本構成を図14に示す。
図14に示す従来のパワーオンリセット回路は、充電用コンデンサC0と電流源IS0の直列回路と、充電用コンデンサC0と電流源IS0の接続点を入力とするインバータINV0から構成される。リセットを出力しているときのパワーオンリセット信号PORのレベルをローレベルとするために、インバータINV0の次段にインバータINV1を接続している。電流源IS0は電源投入時に充電用コンデンサC0を充電する時定数を制御するものであって、トランジスタで構成される場合や抵抗素子で構成される場合がある。
電源投入直後は充電用コンデンサC0の上部電極A点の電位はローレベル、インバータINV0の出力C点はハイレベルにあり、インバータINV1の出力であるパワーオンリセット信号PORはローレベルとなり、リセットが出力されている。その後、電流源IS0により充電用コンデンサC0が充電され、充電用コンデンサC0の上部電極A点の電位がインバータINV0のしきい値電圧よりも高くなると、インバータINV0の出力がローレベルになり、インバータINV1の出力であるパワーオンリセット信号PORはハイレベルとなり、リセットが解除される。
図14に示すパワーオンリセット回路は最低限の基本構成であり、特性を改善するための技術が多く開示されている。なお、リセット出力時のパワーオンリセット信号PORがハイレベルでもよい場合には、後段のインバータINV1は不要である。
例えば特許文献1に開示されている技術では、電源が短時間にオンオフされた場合でも確実にリセット信号を出力するために、充電用コンデンサに蓄積された電荷を放電するための改善がなされている。
また特許文献2に開示されている技術では、電源電圧設定回路を設け、電源電圧が設定電圧に達した後、充電用コンデンサへの充電を開始することで、電源電圧が緩やかに上昇したときにも確実にリセット信号を出力するようにしている。
特開2003−110414号公報(第3頁、第1図) 特開平9−270686号公報(第3−4頁、第1図)
しかしながら、図14に示すパワーオンリセット回路では、充電用コンデンサC0の上部電極A点の電位は緩やかに上昇するため、インバータINV0に長時間貫通電流が流れる。このため、貫通電流による消費電力が増加する。また、電磁波を整流して内部電源を得る非接触ICカードのような用途では、電源電圧が急激に降下し、パワーオンリセット信号PORがチャタリングを起こすおそれがある。
この課題について、図15を用いて説明する。図15は図14に示すパワーオンリセット回路の各点(電源VDD、A点、C点、POR)の電位の変化と、インバータINV0に流れる電流を示す。また図16はインバータ回路の入力電圧に対する出力電圧とインバータに流れる電流のDC特性を示す。
電源投入時、電流源IS0による充電用コンデンサC0の充電が開始され、その上部電極A点は図15に示すように、ある時定数に従って電位が上昇する。インバータINV0の出力C点の電位は、図16に示す出力電圧特性に従い、ハイレベルからローレベルに変化する。このとき、図16に示す電流特性に従ってインバータINV0に電流が流れる。T0のようにリセット期間を十分に確保するためには、充電用コンデンサC0を充電する時定数τ0を十分大きくする必要がある。そうすると、充電用コンデンサC0の上部電極A点の電位、すなわちインバータINV0の入力電圧はat1で示すように緩やかに上昇し、またインバータINV0の出力電圧はat2で示すように緩やかに下降し、その結果、T1のようにインバータINV0に長時間DC電流が流れることになる。
先に挙げた、特許文献1及び特許文献2におけるパワーオンリセット回路においても、時定数回路のコンデンサ上部電極がインバータの入力に接続される構成をとっており、同様の課題を含んでいる。
本発明は、上記の如き従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、消費電流を削減することが可能なパワーオンリセット回路を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を講じる。
(1)第1の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、電源と接地との間に挿入された、電流源と充電用コンデンサとの直列回路と、前記充電用コンデンサの上部電極に接続されてパワーオンリセット信号を出力するインバータと、前記充電用コンデンサの上部電極と前記インバータの入力との間に挿入された遅延用スイッチング素子と、前記遅延用スイッチング素子のゲート電位を制御するゲート電位制御手段とを備えた構成とされている。
この構成による作用は次のとおりである。リセット期間を十分に確保するために充電用コンデンサの充電時定数を十分大きくすると、充電用コンデンサの上部電極の電位の上昇は緩やかなものとなる。そのままでは、インバータに電流が流れる時間が長くなってしまう。そこで、ゲートがゲート電位制御手段によって制御される遅延用スイッチング素子を追加している。充電用コンデンサが充電されてその上部電極の電位が所定値を上回るまでは遅延用スイッチング素子はオフ状態にあり、インバータの入力電位の上昇が抑えられる。充電用コンデンサの上部電極の電位が所定値を上回ると遅延用スイッチング素子がオン状態に反転し、インバータの入力電位の上昇が開始される。
このように、遅延用スイッチング素子は、充電用コンデンサの充電開始からインバータ入力電位の上昇開始までの間に所定の遅延を確保している。インバータの入力電位は急峻に上昇し、その結果、インバータに電流が流れる時間が短くなり、インバータに流れる電流を削減することができる。
(2)第2の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、上記第1の解決手段において、前記ゲート電位制御手段を次のように構成したものである。それは、前記ゲート電位制御手段が、電源と接地との間に直列接続された電流源と1つ以上の電圧降下用ダイオードからなり、前記電流源と前記電圧降下用ダイオードとの接続点または当該ダイオードどうしの接続点の内のいずれかの接続点が前記遅延用スイッチング素子のゲートに接続された構成とされていることである。
電圧降下用ダイオードの順方向電圧に相当する電圧降下によりゲート電位制御手段の出力電圧を生成し、この出力電圧を遅延用スイッチング素子のゲートに印加する。充電用コンデンサの上部電極の電位が、ゲート電位制御手段の出力電圧に遅延用スイッチング素子のしきい値電圧を加えた電圧よりも高くなると、遅延用スイッチング素子が導通する。電圧降下用ダイオードの個数または順方向電圧の調整により、遅延用スイッチング素子の導通タイミングの制御が容易となる。
(3)第3の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、上記第2の解決手段において、前記ゲート電位制御手段を次のように構成したものである。それは、前記電圧降下用ダイオードの代わりに、ゲートとドレインが接続されたトランジスタが用いられていることである。
トランジスタのゲートとドレインを互いに接続することにより、そのトランジスタをダイオード化することができる。構成素子をトランジスタとすることで半導体装置の集積度が増す。
(4)第4の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、上記第2、第3の解決手段において、前記ゲート電位制御手段にさらに電流遮断用スイッチング素子が直列に接続され、前記電流遮断用スイッチング素子のゲートが前記インバータの出力に接続されているものである。
遅延用スイッチング素子が導通し、インバータの出力が反転してリセットが解除されると、これに応じて電流遮断用スイッチング素子が遮断し、ゲート電位制御手段に電流が流れなくなる。これによって消費電流をさらに抑えることができる。
(5)第5の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、上記第1〜第4の解決手段において、さらに、前記充電用コンデンサの上部電極と電源電圧との間に充電加速用スイッチング素子が挿入され、前記充電加速用スイッチング素子のゲートが前記インバータの出力に接続されたものである。
遅延用スイッチング素子が導通し、インバータの出力が反転しようとする過程において、充電加速用スイッチング素子が導通し、これに応じて充電用コンデンサに対する充電が加速されることになる。したがって、インバータに電流が流れる時間がさらに短縮され、消費電流をさらに削減することができる。また、充電加速用スイッチング素子の導通により充電用コンデンサの充電経路のインピーダンスを低くし、電源電圧変動時にもインバータ入力電位が電源変動に瞬時に追従することになる。その結果、電源変動時に起こる可能性のあるパワーオンリセット信号のチャタリングを抑止することができる。
(6)第6の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、上記第1〜第4の解決手段において、さらに、電源と前記インバータの入力との間に充電加速用スイッチング素子が挿入され、前記充電加速用スイッチング素子のゲートが前記インバータの出力に接続されたものである。充電加速用スイッチング素子の接続位置が上記(5)と相違するだけで、作用効果は(5)と同様である。
(7)第7の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、上記第1〜第6の解決手段において、さらに、前記インバータの入力と接地との間に電位安定用コンデンサが挿入されたものである。
電源投入時には遅延用スイッチング素子がオフしていることから、インバータの入力電位はフローティングとなっていて不安定である。そこで、インバータの入力と接地との間に電位安定用コンデンサを挿入してインバータの入力電位を安定化させることができる。
(8)第8の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、上記第1〜第7の解決手段において、さらに、前記充電用コンデンサの上部電極と接地との間、および、前記インバータの入力と接地との間にそれぞれ挿入された放電用スイッチング素子と、電源電圧の低下を検知して前記両放電用スイッチング素子のゲート電位を制御する放電制御手段とを備えたものである。
放電制御手段は電源電圧の低下を検出すると、両放電用スイッチング素子を導通し、充電用コンデンサを放電するとともに、インバータ入力の寄生容量または電位安定用コンデンサを放電し、初期化する。その結果、電源電圧が短時間でオフオンしたときでも、初期化で電荷が十分に放電されているため、パワーオンリセット信号の出力動作を安定的に開始することができる。
(9)第9の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、上記第8の解決手段において、さらに、電源と前記インバータの入力との間に直列に接続された、充電加速用スイッチング素子と加速停止用スイッチング素子とを備え、前記充電加速用スイッチング素子のゲートは前記インバータの出力に接続され、前記加速停止用スイッチング素子のゲートは前記放電制御手段により制御されるように構成されている。
上記第6の解決手段と同様に、充電加速用スイッチング素子の作用でインバータに電流が流れる時間の短縮化を通じて消費電流の削減を促進することができる。電源電圧変動時にインバータ入力電位を瞬時に追従させ、電源変動時に起こり得るパワーオンリセット信号のチャタリングを抑止することができる。それでいて、電源電圧の低下時には、加速停止用スイッチング素子をオフにすることにより、充電加速用スイッチング素子の効果を阻止し、放電用スイッチング素子の導通による初期化を確実化することができる。
(10)第10の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、上記第8、第9の解決手段において、前記充電用コンデンサの上部電極と前記遅延用スイッチング素子の入力との間にさらに充電抑止用ダイオードが挿入されたものである。
電源がオフし、電源電圧が遅延用スイッチング素子のしきい値電圧以下になった時に、充電用コンデンサに蓄えられた電荷が、インバータ入力の寄生容量または電位安定用コンデンサに充電されることを充電抑止用ダイオードの順方向電圧の障壁によって抑止することができる。これにより、インバータの入力は、電源の再投入時においても十分に電荷が放電されており、パワーオンリセット信号の出力動作を安定的に開始することができる。
(11)第11の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、上記第10の解決手段において、前記充電抑止用ダイオードの代わりに、ゲートとドレインが接続されたトランジスタが用いられている。
トランジスタのゲートとドレインを互いに接続することにより、そのトランジスタをダイオード化することができる。構成素子をトランジスタとすることで半導体装置の集積度が増す。
(12)第12の解決手段として、本発明によるパワーオンリセット回路は、上記第8〜第11の解決手段において、さらに、前記充電用コンデンサの上部電極と前記インバータの入力との間にインピーダンス低減用スイッチング素子が挿入され、前記インピーダンス低減用スイッチング素子のゲートと前記インバータの出力が接続されている。
遅延用スイッチング素子が導通し、インバータの出力が反転しようとする過程において、インピーダンス低減用スイッチング素子が導通し、遅延用スイッチング素子と並列に接続されることになる。その結果、充電用コンデンサの上部電極とインバータの入力端子との間のインピーダンスが低減され、インバータの反転が高速化される。したがって、インバータに電流が流れる時間を短縮して消費電流をさらに削減することができ、併せて、電源変動時のインバータのしきい値電圧変動によるチャタリングの抑止が期待できる。
本発明によれば、ゲートがゲート電位制御手段により制御される遅延用スイッチング素子を介して電流源で充電される充電用コンデンサの上部電極とインバータを接続することにより、インバータの出力が変化するときに流れる電流を削減できることができる。また、電源電圧変動時のインバータのしきい値電圧が変化することに起因するパワーオンリセット信号のチャタリングを抑止することができる。
以下、本発明にかかわるパワーオンリセット回路の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。同図に示すパワーオンリセット回路は、電源VDDと接地との間に電流源IS0と充電用コンデンサC0の直列回路が挿入され、充電用コンデンサC0の上部電極A点に、遅延用スイッチング素子としてのPMOSトランジスタP0を介して、パワーオンリセット信号を出力するインバータINV0の入力B点が接続され、インバータINV0の出力C点にパワーオンリセット信号PORを出力するインバータINV1の入力が接続されている。遅延用スイッチング素子としてのPMOSトランジスタP0は、そのソースが充電用コンデンサC0の上部電極A点に接続され、そのドレインがインバータINV0の入力B点に接続され、トランジスタP0のゲート電位をゲート電位制御回路1によって制御するように構成されている。電流源IS0は、抵抗素子やトランジスタで構成される。先に説明した図14に示す従来回路との相違点は、充電用コンデンサC0の上部電極A点とインバータINV0の入力B点との間に、ゲートがゲート電位制御回路1で制御されるトランジスタP0が挿入されている点である。
本実施の形態のパワーオンリセット回路の動作を、図2を用いて説明する。図2は図1に示すパワーオンリセット回路の各点(電源VDD、A点、B点、C点、POR)の電位の変化と、インバータINV0に流れる電流を示す。
電源投入直後は、充電用コンデンサC0の上部電極A点の電位はローレベル、インバータINV0の入力B点はローレベル、インバータINV0の出力C点はハイレベルにあり、インバータINV1の出力であるパワーオンリセット信号PORはローレベルとなり、リセットが出力されている。
その後、電流源IS0により充電用コンデンサC0が充電され、充電用コンデンサC0の上部電極A点の電位が緩やかに上昇する。ゲート電位制御回路1の出力電位をVDとし、PMOSトランジスタP0のしきい値電圧をVtpとする。A点の電位がVD+|Vtp|よりも高くなるまでPMOSトランジスタP0はオフしており、B点の電位は変化しない。A点の電位がVD+|Vtp|よりも高くなるとPMOSトランジスタP0がオンし、B点がおよそVD+|Vtp|の電位まで急峻に上昇する。これがPMOSトランジスタP0の遅延作用である。
B点の電位がインバータINV0のしきい値電圧よりも高くなると、インバータINV0の出力がローレベルになり、インバータINV1の出力であるパワーオンリセット信号PORはハイレベルとなり、リセットが解除される。
本実施の形態によれば、VD+|Vtp|がインバータINV0のしきい値電圧よりも高くなるようにゲート電位制御回路1の出力電位VDを調整することにより、B点の電位がインバータINV0のしきい値電圧よりも高くなるまでの時間を短くすることができる。すなわち、T0のようにリセット期間を十分に確保するために充電用コンデンサC0の充電時定数τ0を十分大きくしており、充電用コンデンサC0の上部電極A点の電位がat1で示すように緩やかに上昇している。それにもかかわらず、インバータINV0の入力B点はat3に示すように急峻に上昇する。その結果、T2に示すようにインバータINV0に電流が流れる時間が短くなり、インバータINV0に流れる電流を削減することができる。
また、電源電圧変動時のインバータINV0のしきい値電圧が変化することに起因するパワーオンリセット信号PORのチャタリングを抑止することができる。これは、電磁波を整流して内部電源を得る非接触ICカードのような用途において、動作の安定を確保する上で有効となる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2はゲート電位制御回路1の具体的構成にかかわるものである。図3は本発明の実施の形態2におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。ゲート電位制御回路1は、電源VDDと接地との間に直列接続された電流源IS1と2つの電圧降下用ダイオードD0,D1からなり、電流源IS1と電圧降下用ダイオードD0の接続点を遅延用スイッチング素子であるPMOSトランジスタP0のゲートに接続する構成である。
本実施形態では、2個の電圧降下用ダイオードを用いているが、1個または3個以上の電圧降下用ダイオードを用いてもよい。また、本実施形態ではゲート電位制御回路1の出力は直列接続された電流源IS1と電圧降下用ダイオードD0の接続点としているが、直列接続された電圧降下用ダイオードのその他の接続点を出力としてもよい。
図示例の場合、2つの電圧降下用ダイオードD0,D1の順方向電圧に相当する電圧降下によりゲート電位制御回路1の出力電圧VDを生成し、この出力電圧VDをPMOSトランジスタP0のゲートに印加している。充電用コンデンサC0の上部電極Aの電位が、ゲート電位制御回路1の出力電圧VDにPMOSトランジスタP0のしきい値電圧|Vtp|を加えた電圧VD+|Vtp|よりも高くなると、PMOSトランジスタP0がオンになる。電圧降下用ダイオードの個数または順方向電圧の調整により、PMOSトランジスタP0のオンのタイミングの制御が容易となる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3もゲート電位制御回路1の具体的構成にかかわるものである。図4は本発明の実施の形態3におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。ゲート電位制御回路1は、電源VDDと接地の間に直列接続された電流源IS1とPMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN0からなり、トランジスタP1,N0のゲートは、トランジスタP1とN0の接続点と接続されており、電流源IS1とPMOSトランジスタP1との接続点をPMOSトランジスタP0のゲートに接続する構成である。これは、実施の形態2の図3において、電圧降下用ダイオードD0,D1の代わりに、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN0を用いて、それぞれのゲートとドレインを互いに接続することによりダイオード化したものに相当する。
本実施形態では、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを1個ずつ用いて構成しているが、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタの数や接続の順番を変えて構成してもよい。構成素子がトランジスタとされていることから、半導体装置の集積度が増す。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4は、上記の実施の形態2において、さらに消費電流の削減を図るものである。図5は本発明の実施の形態4におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。図3に示した実施の形態2との相違点は、ゲート電位制御回路1における電流源IS1と電圧降下用ダイオードD0,D1の直列接続にさらに、電流遮断用スイッチング素子としてのNMOSトランジスタN1が接続されている点である。NMOSトランジスタN1のゲートは、インバータINV0の出力C点と接続されている。
この実施形態によれば、電源投入直後はA点、B点、POR信号はローレベルにあり、C点はハイレベルにあるので、NMOSトランジスタN1はオンされているが、充電用コンデンサC0が充電されリセット信号が解除された後、すなわちPOR信号がハイレベルになった後は、C点はローレベルにあり、NMOSトランジスタN1はオフする。これにより、リセット信号解除後は、ゲート電位制御回路1にDC電流が流れないようにすることができる。これにより、消費電流の削減を促進することができる。
本実施形態では、電圧降下用ダイオードD1と接地の間にNMOSトランジスタN1を挿入しているが、電流源IS1と電圧降下用ダイオードの直列接続回路のいずれの接続点にNMOSトランジスタを挿入する構成でもよい。また、NMOSトランジスタを挿入する代わりにPMOSトランジスタを挿入し、そのゲートをインバータINV1の出力と接続する構成でもよい。
なお、本実施の形態の構成を図4に示す実施の形態3に適用してもよい。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5は、上記の実施の形態2において、さらに消費電流の削減を図るとともに、電源電圧の変動に対応するものである。図6は本発明の実施の形態5におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。図3に示した実施の形態2との相違点は、電源VDDと充電用コンデンサC0の上部電極A点との間に充電加速用スイッチング素子としてのPMOSトランジスタP2を接続し、PMOSトランジスタP2のゲートをインバータINV0の出力に接続している点である。
この実施形態によれば、電源投入後、充電用コンデンサC0が充電され、B点の電位がインバータINV0のしきい値電圧より高くなり、インバータINV0の出力がローレベルになると、PMOSトランジスタP2がオンされ、充電用コンデンサC0の充電が加速される。そのため、インバータINV0に電流が流れる時間がさらに短縮され、消費電流をさらに削減することができる。
また、PMOSトランジスタP2がオンしている状態では、充電用コンデンサC0を充電する経路のインピーダンスが低いため、電源電圧変動時にもB点の電位は電源変動に瞬時に追従することになる。したがって、電源変動時に起こる可能性のあるパワーオンリセット信号のチャタリングを抑止することができる。
本実施形態では示していないが、電源投入直後にPMOSトランジスタP2が直ちにオンすることを抑止するために、電源VDDとPMOSトランジスタP2との間にコンデンサを接続して、電源電圧上昇時は電源VDDとカップリングしてC点が上昇するようにしてもよい。
なお、本実施の形態の構成は、図1に示す実施の形態1に適用してもよいし、図4に示す実施の形態3、図5に示す実施の形態4に適用してもよい。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6は、上記実施の形態5の変形に相当するものである。図7は本発明の実施の形態6におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。図3に示した実施の形態2との相違点は、電源VDDとインバータINV0の入力B点との間に充電加速用スイッチング素子としてのPMOSトランジスタP3を接続し、PMOSトランジスタP3のゲートをインバータINV0の出力に接続している点である。
この実施形態により期待される効果は、図6に示した実施の形態5に期待される効果と同様である。すなわち、インバータINV0に電流が流れる時間が短縮され、消費電流をさらに削減することができる。また、電源変動時に起こる可能性のあるパワーオンリセット信号のチャタリングを抑止することができる。
なお、電源投入直後にPMOSトランジスタP2が直ちにオンすることを抑止するために、電源VDDとPMOSトランジスタP3の間にコンデンサを接続して、電源電圧上昇時は電源VDDとカップリングしてC点が上昇するようにしてもよい。
なお、本実施の形態の構成は、図1に示す実施の形態1に適用してもよいし、図4に示す実施の形態3、図5に示す実施の形態4に適用してもよい。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7は、上記の実施の形態2において、さらに動作の安定化を図るものである。図8は本発明の実施の形態7におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。図3に示した実施の形態2との相違点は、インバータINV0の入力B点と接地との間に電位安定用コンデンサC1を接続している点である。
この実施形態によれば、電源投入時、遅延用スイッチング素子であるPMOSトランジスタP0がオフしているためにフローティングとなっているインバータINV0の入力B点の電位を安定化させることができる。これにより、電源投入時にB点が寄生容量による電源電圧とのカップリングにより電位が変動し、誤動作を引き起こすのを抑止することができる。
なお、本実施の形態の構成は、図1に示す実施の形態1に適用してもよいし、図4に示す実施の形態3、図5に示す実施の形態4、図6に示す実施の形態5、図7に示す実施の形態6に適用してもよい。
(実施の形態8)
本発明の実施の形態8は、電源電圧が短時間でオフオンしたときでも、パワーオンリセット信号の出力動作を安定的に開始できるようにするものである。図9は本発明の実施の形態8におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。図8に示した実施の形態7との相違点は、電源電圧低下時に充電用コンデンサC0の電荷を放電するための放電用スイッチング素子としてのNMOSトランジスタN2をA点と接地との間に接続し、同じく電源電圧低下時に電位安定用コンデンサC1の電荷を放電するための放電用スイッチング素子としてのNMOSトランジスタN3をB点と接地との間に接続し、これら両NMOSトランジスタN2,N3のゲート電位を制御する放電制御回路2を具備している点である。
放電制御回路2は、電源電圧の低下を検知するとハイレベルを出力し、NMOSトランジスタN2,N3をオンし、充電用コンデンサC0、電位安定用コンデンサC1の電荷を放電する。この実施形態によれば、電源電圧が短時間でオフオンしたときでも、充電用コンデンサC0、電位安定用コンデンサC1の電荷が十分に放電されているため、パワーオンリセット信号の出力動作を安定的に開始することができる。
なお、本実施の形態の構成は、図1に示す実施の形態1に適用してもよいし、図3に示す実施の形態2、図4に示す実施の形態3、図5に示す実施の形態4、図6に示す実施の形態5、図7に示す実施の形態6に適用してもよい。
(実施の形態9)
本発明の実施の形態9は、電流削減とチャタリング抑止に加えて、電源電圧低下時の初期化を確実化するものである。図10は本発明の実施の形態9におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。図9に示した実施の形態8との相違点は、電源電圧とインバータの入力B点との間に、充電加速用スイッチング素子としてのPMOSトランジスタP4と加速停止用スイッチング素子としてのPMOSトランジスタP5を直列に接続しており、PMOSトランジスタP4のゲートはインバータINV0の出力と接続され、PMOSトランジスタP5のゲートは放電制御回路2の出力と接続されている点である。
充電加速用スイッチング素子であるPMOSトランジスタP4の効果は、図7に示した実施の形態6におけるPMOSトランジスタP3の効果と同様であり、リセット解除後、充電用コンデンサC0を充電する経路のインピーダンスを低くし充電用コンデンサC0を急速に充電することで、インバータINV0に流れる電流の削減と、パワーオンリセット信号のチャタリングを抑止することにある。
また、電源電圧低下を検知し放電制御回路2の出力がハイレベルになったとき、加速停止用スイッチング素子であるPMOSトランジスタP5がオフすることにより、PMOSトランジスタP4に電流が流れなくなり、NMOSトランジスタN2,N3によるコンデンサの放電つまりは初期化が確実に行える。
なお、PMOSトランジスタP5のドレインを充電用コンデンサC0の上部電極Aに接続してもよい。
(実施の形態10)
本発明の実施の形態10は、上記の実施の形態8において、電源の再投入時においてもパワーオンリセット信号の出力動作を安定的に開始させるものである。図11は本発明の実施の形態10におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。図9に示した実施の形態8との相違点は、充電用コンデンサC0の上部電極と遅延用スイッチング素子であるPMOSトランジスタP0の間に充電抑止用ダイオードD2が接続されている点である。
この実施形態によれば、電源がオフし、電源VDDがトランジスタのしきい値電圧以下になった時に、充電用コンデンサC0に蓄えられた電荷が、電位安定用コンデンサC1もしくはB点に寄生する容量に充電されることを、充電抑止用ダイオードD2の順方向電圧の障壁によって抑止することができる。これにより、インバータINV0の入力B点は、電源の再投入時においても十分に電荷が放電されており、パワーオンリセット信号の出力動作を安定的に開始することができる。
なお、本実施の形態の構成は、図1に示す実施の形態1に適用してもよいし、図3に示す実施の形態2、図4に示す実施の形態3、図5に示す実施の形態4、図6に示す実施の形態5、図7に示す実施の形態6、図8に示す実施の形態7に適用してもよい。
(実施の形態11)
本発明の実施の形態11は、上記実施の形態10の変形に相当するものである。図12は本発明の実施の形態11におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。図11に示した実施の形態10との相違点は、充電抑止用ダイオードD2の代わりにNMOSトランジスタN4を用いており、NMOSトランジスタN4のゲートがA点と接続されている点である。これは、NMOSトランジスタN4のゲートとドレインを互いに接続することによりダイオード化したものに相当する。本実施形態で期待される効果は、図11に示した第10の実施形態の効果と同様であり、また、構成素子がトランジスタとされていることから、半導体装置の集積度が増す。
(実施の形態12)
図13は本発明の実施の形態12におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図である。図11に示した実施の形態10との相違点は、充電用コンデンサC0の上部電極A点とインバータINV0の入力B点との間にインピーダンス低減用スイッチング素子としてのPMOSトランジスタP6を接続し、PMOSトランジスタP6のゲートをインバータINV0の出力に接続している点である。
この実施形態によれば、電源投入後、充電用コンデンサC0が充電されA点の電位が上昇し、PMOSトランジスタP0がオンする電位まで達した後、B点の電位が上昇し、B点の電位がインバータINV0のしきい値電圧より高くなり、インバータINV0の出力がローレベルになったときに、PMOSトランジスタP6がオンし、PMOSトランジスタP0との並列接続によりA点とB点が低インピーダンスで導通する。導通前のA点とB点の電位差をそれぞれVABとすると、導通後のB点の電位は、充電用コンデンサC0とコンデンサC1でVABを容量分圧した電位が重畳された電位になる。これにより、B点の電位はインバータINV0のしきい値電圧よりも急激に高くなり、インバータINV0に電流が流れる時間の短縮による消費電流の削減と電源変動時のインバータのしきい値電圧変動によるチャタリングの抑止が期待できる。
なお、本実施の形態の構成は、図1に示す実施の形態1に適用してもよいし、図3に示す実施の形態2、図4に示す実施の形態3、図5に示す実施の形態4、図6に示す実施の形態5、図7に示す実施の形態6、図8に示す実施の形態7、図9に示す実施の形態8、図10に示す実施の形態9に適用してもよい。
なお、上記いずれの実施の形態においても、後段のインバータINV1を省略してもよい。
本発明のパワーオンリセット回路は、回路内部のインバータに電流が長時間流れることを防止することを特徴としており、パワーオンリセットを必要とする全ての半導体装置に有用である。非接触ICカードやRFIDのように、RF給電を行うような用途では、大電流消費による電源変動を防止できるため特に有用である。
本発明の実施の形態1におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 実施の形態1のパワーオンリセット回路の動作を説明する波形図 本発明の実施の形態2におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態3におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態4におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態5におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態6におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態7におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態8におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態9におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態10におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態11におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態12におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 従来の技術におけるパワーオンリセット回路の構成を示す回路図 従来の技術のパワーオンリセット回路の動作を説明する波形図 従来の技術のパワーオンリセット回路のインバータの特性を説明する図
符号の説明
1 ゲート電位制御回路
2 放電制御回路
IS0,IS1 電流源
C0 充電用コンデンサ
C1 電位安定用コンデンサ
P0 遅延用スイッチング素子としてのPMOSトランジスタ
P1 ダイオード化されたPMOSトランジスタ
P2,P3,P4 充電加速用スイッチング素子としてのPMOSトランジスタ
P5 加速停止用スイッチング素子としてのPMOSトランジスタ
P6 インピーダンス低減用スイッチング素子としてのPMOSトランジスタ
N0 ダイオード化されたNMOSトランジスタ
N1 電流遮断用スイッチング素子としてのNMOSトランジスタ
N2,N3 放電用スイッチング素子としてのNMOSトランジスタ
N4 ダイオード化されたNMOSトランジスタ
D0,D1 電圧降下用ダイオード
D2 充電抑止用ダイオード
INV0,INV1 インバータ

Claims (12)

  1. 電源と接地との間に挿入された、電流源と充電用コンデンサとの直列回路と、
    前記充電用コンデンサの上部電極に接続されてパワーオンリセット信号を出力するインバータと、
    前記充電用コンデンサの上部電極と前記インバータの入力との間に挿入された遅延用スイッチング素子と、
    前記遅延用スイッチング素子のゲート電位を制御するゲート電位制御手段と
    を備えたパワーオンリセット回路。
  2. 前記ゲート電位制御手段は、電源と接地との間に直列接続された、電流源と1つ以上の電圧降下用ダイオードからなり、前記電流源と前記電圧降下用ダイオードとの接続点または当該ダイオードどうしの接続点の内のいずれかの接続点が前記遅延用スイッチング素子のゲートに接続されている請求項1に記載のパワーオンリセット回路。
  3. 前記電圧降下用ダイオードの代わりに、ゲートとドレインが接続されたトランジスタが用いられている請求項2に記載のパワーオンリセット回路。
  4. 前記ゲート電位制御手段にさらに電流遮断用スイッチング素子が直列に接続され、前記電流遮断用スイッチング素子のゲートが前記インバータの出力に接続されている請求項2または請求項3に記載のパワーオンリセット回路。
  5. さらに、前記充電用コンデンサの上部電極と電源との間に充電加速用スイッチング素子が挿入され、前記充電加速用スイッチング素子のゲートが前記インバータの出力に接続されている請求項1から請求項4までのいずれかに記載のパワーオンリセット回路。
  6. さらに、電源と前記インバータの入力との間に充電加速用スイッチング素子が挿入され、前記充電加速用スイッチング素子のゲートが前記インバータの出力に接続されている請求項1から請求項4までのいずれかに記載のパワーオンリセット回路。
  7. さらに、前記インバータの入力と接地との間に電位安定用コンデンサが挿入されている請求項1から請求項6までのいずれかに記載のパワーオンリセット回路。
  8. さらに、前記充電用コンデンサの上部電極と接地との間、および、前記インバータの入力と接地との間にそれぞれ挿入された放電用スイッチング素子と、
    電源電圧の低下を検知して前記両放電用スイッチング素子のゲート電位を制御する放電制御手段と
    を備えた請求項1から請求項7までのいずれかに記載のパワーオンリセット回路。
  9. さらに、電源と前記インバータの入力との間に直列に接続された、充電加速用スイッチング素子と加速停止用スイッチング素子とを備え、
    前記充電加速用スイッチング素子のゲートは前記インバータの出力に接続され、
    前記加速停止用スイッチング素子のゲートは前記放電制御手段により制御される請求項8に記載のパワーオンリセット回路。
  10. 前記充電用コンデンサの上部電極と前記遅延用スイッチング素子の入力との間にさらに充電抑止用ダイオードが挿入されている請求項8または請求項9に記載のパワーオンリセット回路。
  11. 前記充電抑止用ダイオードの代わりに、ゲートとドレインが接続されたトランジスタが用いられている請求項10に記載のパワーオンリセット回路。
  12. さらに、前記充電用コンデンサの上部電極と前記インバータの入力との間にインピーダンス低減用スイッチング素子が挿入され、前記インピーダンス低減用スイッチング素子のゲートと前記インバータの出力が接続されている請求項8から請求項11までのいずれかに記載のパワーオンリセット回路。
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