JP2006074210A - 半導体集積回路装置のリセット回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】リセット回路内のキャパシタに残留する電荷による電源再投入時の誤動作や、電源電圧の変動、立ち上がり時間の長短、速度に起因する誤動作、あるいはパワーオン時にすでに半導体集積回路装置自体に蓄積されている電荷に起因する誤動作など、電源投入、交換に伴う電源電圧変動時に半導体集積回路装置の良好な初期化を妨げる種々の要因を回避できるリセット回路を提供する。
【解決手段】第1の電源端子VDDに一端が接続された第1導電型の第1MOSトランジスタMP11およびこの第1MOSトランジスタMP11の他端に一端が接続され他端が第2の電源端子VSSに接続された第2導電型の第2MOSトランジスタMN11を有する電圧分割回路と、前記第1、第2MOSトランジスタMP11、MN11の接続点Aに現れる電圧に基づいてリセット信号を出力するCMOS論理回路INV11とを具備するリセット回路。
【選択図】 図1
【解決手段】第1の電源端子VDDに一端が接続された第1導電型の第1MOSトランジスタMP11およびこの第1MOSトランジスタMP11の他端に一端が接続され他端が第2の電源端子VSSに接続された第2導電型の第2MOSトランジスタMN11を有する電圧分割回路と、前記第1、第2MOSトランジスタMP11、MN11の接続点Aに現れる電圧に基づいてリセット信号を出力するCMOS論理回路INV11とを具備するリセット回路。
【選択図】 図1
Description
本発明は、リセット回路、特に半導体集積回路装置に内蔵された主としてパワーオンリセットに用いられるリセット回路に関する。
図13に従来のパワーオンリセット回路の一例を示す。図13に示すように、高圧側の電源VDDの端子と接地された電源VSSの端子との間には、P型のMOSトランジスタMP1とキャパシタCとが接続ノードAを介して直列に接続される。接続ノードAはインバータINV1を介して図示しない半導体集積回路装置のパワーオンリセット信号入力端子Bに接続される。MOSトランジスタMP1のゲート端子は接地され、ソース端子はバルクに接続される。このMOSトランジスタMP1は導通時の抵抗が大きくなるようにそのチャネル長がチャネル幅に比較して長く形成されており、ソース端子にVDD電圧、ゲートに接地電圧が印加されることにより高抵抗の導通状態となるように設定されている。
以下、図14を参照して図13の回路の動作を説明する。図14において実線はVDD電圧波形を示し、一点鎖線は図13の回路の接続ノードAの電圧波形を示し、破線は接続ノードBの電圧波形を示す。また、インバータINV1の入力レベルに対する論理反転の閾値、即ち回路閾値αが図14に示す値として設定されているものとし、電源に接続されていない初期状態ではキャパシタCには蓄積電荷が全くないものとする。従って、接続ノードAの電圧も最初はゼロである。
図14において電源投入によりt0でVDD電圧が立ち上がると、VDD電圧は略直線的に上昇する。VSS電圧はゼロに固定される。このVDD−VSS電圧はインバータINV1の電源端子にも印加されるから、t0からt1までの期間(1)ではインバータINV1はその時の入力電圧、即ち接続ノードAの電圧が、例えば(1/2)×VDDを回路閾値=αとすると、この回路閾値α以下のLレベルと判定する。この結果、インバータINV1の出力電圧は接続ノードBにおいてHレベルとなる。この接続ノードBのHレベルの信号がパワーオンリセット信号として半導体集積回路装置に供給されるから、この期間(1)が半導体集積回路装置のパワーオンリセット期間となり、その初期化が行われる。
一方、P型のMOSトランジスタMP1が導通時にも高抵抗であるように設定されているために、キャパシタCに対する充電はゆっくり行われ、接続ノードAの電圧は一点鎖線で示したようにVDD電圧より遅れて非直線的に立ち上がり、t1でインバータINV1の回路閾値αに到達する。この結果、t1の時点でインバータINV1にはHレベルの入力が与えられたことになり、その出力端の接続ノードBにはLレベルの反転出力が得られる。これにより半導体集積回路装置のパワーオン時のリセット即ち初期化が終了する。
また、リセット動作終了後に電源がt2において遮断されると、VDD電圧が直線的に減少する。一方、キャパシタCの電荷により接続ノードAの電位は保持されるので、MOSトランジスタMP1のソース電位が接続ノードAの電位より低くなる。これによりキャパシタCの電荷はこのMOSトランジスタMP1を介して放電され、VDD電圧の低下よりやや遅い速度で低下する。この電圧低下はトランジスタMP1のゲート・ソース間電圧VgsがMOSトランジスタMP1の閾値電圧Vthより大きい間は比較的速やかに行われるが、閾値電圧Vth付近になるとその電圧低下スピードが遅くなり、その後略一定の電圧に保持される。このときの接続ノードAの電圧を図14に示すようにDとする。これはキャパシタCに残留している電荷に起因する電圧である。一方、電源電圧VDDは一定の割合で下降を続け、t3でゼロとなる。
この状態で、例えばt3において電源の再投入が行われるとVDD電圧はゼロから再度上昇するが、キャパシタCにおける残留電荷があるために接続ノードAの電圧はインバータINV1の回路閾値αより高い電圧Dから上昇することになる。この電圧DはインバータINV1への入力電圧として供給されるために、インバータINV1が電源の再投入により動作状態に設定された段階でその入力電圧をLレベルと判定する期間がなく、最初からHレベルの入力が与えられていると判定することになる。従って、図13の回路では半導体集積回路装置に対するパワーオンリセット信号を供給できず、誤動作となる。
このような問題以外にも電源電圧の立ち上がり時間の長短、速度に起因する問題や、パワーオフ後の半導体集積回路装置自体に残留、蓄積されている電荷に起因する問題など、電源投入時の半導体集積回路装置のリセットに悪影響を与える種々の問題がある。
従来の電源投入時のスタータ回路あるいはパワーオンリセット回路としては、例えば下記の特許文献1、あるいは特許文献2に記載されたものがある。しかしながらこれらの特許文献に開示されている回路においても電源電圧の変動、立ち上がり時間の長短、速度あるいはパワーオン時にすでに回路内に残留している電荷に起因する種々の問題について有効な解決策を提供するまでには至っていない。
特開平05−136671号公報
特開平06−196989号公報
この発明の目的は、リセット回路内のキャパシタに残留する電荷による電源再投入時の誤動作や、電源電圧の変動、立ち上がり時間の長短、速度に起因する誤動作、あるいはパワーオン時にすでに半導体集積回路装置自体に蓄積されている電荷に起因する誤動作など、電源投入、電源消耗時に半導体集積回路装置の良好な初期化を妨げる種々の要因を回避できるリセット回路を提供することである。
この発明の第1の実施の形態によれば、第1の電源端子に一端が接続された第1導電型の第1MOSトランジスタおよびこの第1MOSトランジスタの他端に一端が接続され他端が第2の電源端子に接続された第2導電型の第2MOSトランジスタを有する電圧分割回路と、前記第1、第2MOSトランジスタの接続ノードに現れる電圧に基づいてリセット信号を出力するCMOS論理回路とを具備するするリセット回路が提供される。
この発明の第2の実施の形態によれば、第1の電源端子に一端が接続された第1導電型の第1MOSトランジスタと、この第1MOSトランジスタの他端に一端が接続され他端が第2の電源端子に接続されたキャパシタと、前記第1MOSトランジスタとキャパシタとの接続ノードに現れる電圧に基づいてリセット信号を出力するCMOS論理回路と、前記キャパシタと並列接続された第2導電型の第2MOSトランジスタと、前記電源電圧が所定値に到達したときに前記第2MOSトランジスタのゲートに導通信号を供給する電圧検知回路とを具備することを特徴とするリセット回路が提供される。
この発明によれば、回路内の残留電荷の影響を受けることなく、電源電圧の変動、立ち上がり時間の長短、速度にかかわらず、あるいは半導体集積回路装置内の蓄積電荷の多少にかかわらずに、電源の再投入の際も確実にリセット信号を半導体集積回路装置に供給することができ、電源投入時に半導体集積回路装置を確実に初期化することが出来るリセット回路を提供できる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態を詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1に第1の実施形態のリセット回路の構成を示す。図1に示すように、高圧側のVDD電源端子と接地されたVSS電源端子との間には、P型のMOSトランジスタMP11とN型のMOSトランジスタMN11とが接続ノードAを介して直列に接続される。MOSトランジスタMP11のゲート端子は接地され、ソース端子はバルクに接続される。このMOSトランジスタMP11は狭いチャネル幅に対してチャネル長が長く形成され、ソース端子にVDD電圧が印加されることにより高抵抗の導通状態となるように設定される。同様に、MOSトランジスタMN11のゲート端子は接続ノードAに接続され、ソース端子はバルクに接続される。MOSトランジスタMN11は、後で説明するように、接続ノードAの電圧が所定の閾値に達するまでは導通せず、この閾値に達した後は導通してVSS電源端子に向けて電流を流し、接続ノードAの電圧を略一定値に保つように動作する。
図1に第1の実施形態のリセット回路の構成を示す。図1に示すように、高圧側のVDD電源端子と接地されたVSS電源端子との間には、P型のMOSトランジスタMP11とN型のMOSトランジスタMN11とが接続ノードAを介して直列に接続される。MOSトランジスタMP11のゲート端子は接地され、ソース端子はバルクに接続される。このMOSトランジスタMP11は狭いチャネル幅に対してチャネル長が長く形成され、ソース端子にVDD電圧が印加されることにより高抵抗の導通状態となるように設定される。同様に、MOSトランジスタMN11のゲート端子は接続ノードAに接続され、ソース端子はバルクに接続される。MOSトランジスタMN11は、後で説明するように、接続ノードAの電圧が所定の閾値に達するまでは導通せず、この閾値に達した後は導通してVSS電源端子に向けて電流を流し、接続ノードAの電圧を略一定値に保つように動作する。
接続ノードAはCMOS型のインバータINV11、接続ノードB、およびCMOS型のインバータINV12を順に介して図示しない半導体集積回路装置のリセット信号入力端子となる接続ノードCに接続される。これらのインバータINV11,INV12はいずれもP型MOSトランジスタとN型MOSトランジスタとを組み合わせて形成されたCMOS型の論理回路であるインバータである。前段のインバータINV11は接続ノードAの電圧に基づいて論理動作を行ってリセット信号を形成する為の回路であり、後段のインバータINV12は必要に応じて用いられるバッファ回路として機能する。尚、図1に示した回路は図示しない半導体集積回路装置が形成されている半導体チップ上に一体に形成されているものである。
以下、図2(a),(b)を参照して図1の回路の動作を説明する。図2(a)において,実線はVDD電圧波形を示し、一点鎖線は接続ノードAの電圧波形を示し、二点鎖線はインバータINV11の回路閾値、破線は接続ノードBの電圧波形を示す。また、図2(b)の点線は接続ノードCにおける電圧波形を示す。また、接続ノードAの電圧は最初の電源投入時はゼロであるものとする。
図2(a)において、時点t0で電源が投入されてVDD電圧が立ち上がると、VDD電圧は実線で示したように略直線的に上昇する。一方、VSS電圧はゼロに保持される。図示しないが、このVDD−VSSの電源電圧はインバータINV11の電源端子にも印加されているものとする。t0からt1までの期間(11)ではインバータINV11の回路閾値電圧は二点鎖線で示したようにVDD電源電圧の1/2として上昇するが、接続ノードAの電圧は例えば動作閾値として設定された、
(1/2)×VDD=α
には到達せず、見掛け上の論理入力電圧はLレベルである。同様に、インバータINV11に印加されている電源電圧がHレベルまで到達していないので、その論理出力も図2(a)の破線で示したようにt0からt1まではLレベルの出力状態に保持される。
(1/2)×VDD=α
には到達せず、見掛け上の論理入力電圧はLレベルである。同様に、インバータINV11に印加されている電源電圧がHレベルまで到達していないので、その論理出力も図2(a)の破線で示したようにt0からt1まではLレベルの出力状態に保持される。
一方、高抵抗に設定されたMOSトランジスタMP11を介して接続ノードAの電位が一点鎖線で示したように上昇する。このため、MOSトランジスタMN11のドレインおよびゲートの電圧が上昇する。この電圧がMOSトランジスタMN11の閾値に達すると導通状態となる。ここではこの閾値がαに近い値に設定されているものとする。従って、MOSトランジスタMN11が導通すると、接続ノードAの電圧は略αに保持されることになる。即ち、MOSトランジスタMP11、MN11の直列回路は実質的に抵抗分圧回路として動作し、接続ノードAの電圧は最終的に両者の抵抗と電源電圧VDDとによって定まる分圧電圧となる。即ち、ノードAの電圧は、一点鎖線で示したように、t1より前に略一定の値αをとる。
この値αはこのインバータINV11の動作閾値として設定されているから、図2(a)に示すように電源電圧VDDが直線的に上昇して二点鎖線で示した回路閾値が値αに到達した結果、t1の時点でインバータINV11には通常の電源電圧においてLレベルの論理入力が与えられたことになり、その出力側の接続ノードBにはHレベルの反転出力が得られるようになる。従って、接続ノードCではインバータINV12の入力がHレベルとなるから、図2(b)に示すようにその出力がLレベルに変化し、この時点で半導体集積回路へのパワーオンリセット動作が終了する。この時点t1からt3までの期間(12)では、MOSトランジスタMP11,MN11の導通抵抗は夫々略一定の値に保持され、インバータINV11の入力レベルはLに保持される。
t2以降電源電圧VDDは一定に保たれる。この期間(12)内で、例えばt2sでVDD電源が遮断されると、ここからVDD電圧が実線で示したように直線的に減少する。同時にインバータINV11の回路閾値も二点鎖線で示したように下降する。ここで、MOSトランジスタMN11の閾値により、電源電圧VDDが低下しても一定時間の間は接続ノードAの電圧は略一定値に保持される。二点鎖線で示すインバータINV11の回路閾値がt3で値αに到達すると、その動作閾値αが接続ノードAの電圧より低くなり、見掛け上でインバータ入力がHレベルとなる。従って、インバータINV11の出力電圧は供給されているVDD電圧に沿って図2(a)の破線のようにLレベルに変化する。従って、インバータINV12の出力は図2(b)に示すようにt3の時点でHレベルに立上がる。このHレベルの出力によって半導体集積回路のリセットが再び行われる。このリセット動作は期間(13)のt3で始まり、t4でVDD電圧が略ゼロになって終了する。
t4以降の動作は電源の再投入に関するものである。t4〜t5までの期間(14)の動作は最初の投入時の期間(11)の動作と同じである。t5でパワーオンリセット動作が終了すると、インバータINV12の出力はLレベルとなり、パワーオンリセット回路の動作は行われない。なお、t4以降は電源の投入の後でVDD電圧が遮断されることなく定常値に保持される状態を示している。
このように、第1実施形態では、電源が投入、遮断、再投入となっても回路内の残留電荷に影響されることなく再投入時にも半導体集積装置の初期化を良好に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、図3を参照して第2実施形態の回路構成を説明する。図3において図1と対応する部分は同じ参照符号を付してその説明は省略する。図3の実施形態が図1の実施形態と異なる部分は、N型のMOSトランジスタMN11と並列に更に別のN型のMOSトランジスタMN12が接続ノードAとVSS電源端子との間に接続されることと、このMOSトランジスタMN12のゲートがインバータINV11の出力側の接続ノードBに接続されていることとの2点であり、他は同じである。なお、MOSトランジスタMN12のソースはMOSトランジスタMN11同様にバルクに接続されている。
次に、図3を参照して第2実施形態の回路構成を説明する。図3において図1と対応する部分は同じ参照符号を付してその説明は省略する。図3の実施形態が図1の実施形態と異なる部分は、N型のMOSトランジスタMN11と並列に更に別のN型のMOSトランジスタMN12が接続ノードAとVSS電源端子との間に接続されることと、このMOSトランジスタMN12のゲートがインバータINV11の出力側の接続ノードBに接続されていることとの2点であり、他は同じである。なお、MOSトランジスタMN12のソースはMOSトランジスタMN11同様にバルクに接続されている。
以下、図3の回路において電源VDD−VSSの投入、遮断、再投入のときの動作を図4(a),(b)を参照して説明する。図3の回路でもインバータINV11の論理反転時の回路閾値αを(1/2)×VDDとする。t0での電源投入後は、インバータINV11の回路閾値は二点鎖線で示すように電源電圧VDDに連動して上昇する。定常状態における接続ノードAの電位は、この動作閾値αと略同じ値に設定されているものとする。
図4(a)の時点t0で電源が投入されると、VDD電源電圧が実線で示したように略直線的に上昇する。図3の回路の場合は接続ノードAとVSS電源との間に2個のMOSトランジスタMN11、MN12が並列に接続されているが、接続ノードAの電位の上昇は図1の実施形態の場合と同様に主としてMOSトランジスタMN11により決定される。MOSトランジスタMN12の動作はインバータINV11の出力電圧、即ち接続ノードBの電圧により決定される。時点t1までの期間(11)内で、図4(b)のようにインバータINV12の出力がVDD電源電圧とともに上昇することは図1の実施形態と同じである。図1と異なるのは接続ノードAの電圧波形であり、以下、説明する。
t1の時点までは、一点鎖線で示す接続ノードAの電圧は二点鎖線で示すインバータINV11の回路閾値電圧より高いので見掛け上はHレベルであり、インバータINV11の出力電圧は期間(11)内ではLレベルに保持される。従って、インバータINV12の出力はこの期間(11)においてHレベルとなり、図4(b)に点線で示すように半導体集積回路装置に対してパワーオンリセット信号が供給される。
t1になると、二点鎖線のインバータINV11の回路閾値がαに到達するので、その出力電圧は破線で示すようにHレベルにシフトする。電源電圧がその正常な論理動作電圧に到達すると、接続ノードBの電圧も略電源電圧VDDになり、インバータINV12の出力も図4(b)に示すように期間(12)内でLレベルとなる。同時にMOSトランジスタMN12のゲートに閾値電圧より高いHレベルの電圧が供給されるから、このMOSトランジスタMN12は導通し、図4(a)の一点鎖線で示すように接続ノードAの電圧がt1の時点で略VSS電源電圧まで低下する。この結果、インバータINV11の入力が(1/2)×VDD以下のLレベルの値となり、出力がHレベルに保持され、インバータINV12の出力がLレベルとなる。
t2の時点でVDD電源が遮断されたものとする。この結果、VDD電源電圧は実線で示すように直線的に低下し、破線で示す接続ノードBの電圧もVDD電源電圧と同様に低下する。
t3の時点で、図1の実施形態ではインバータINV11の出力がHレベルからLレベルに反転したが、図3の実施形態では接続ノードAの電圧が略VSS電圧であるので、インバータINV11は反転せず、t4の時点でVDD電源電圧が略ゼロとなるまで接続ノードBの電圧も同様に低下する。従って、図4の実施形態では電源投入後に電源電圧VDDが遮断されても期間(12)、(13)ではパワーオンリセット動作は行われない。t4で電源VDDが再び投入されると、期間(11)の最初の投入時と同様に期間(14)にてパワーオンリセット信号が発生される。
<第3実施形態>
図5に示す実施形態が図1の実施形態と異なる点は、図1で接続ノードA,B間に接続されているインバータINV11の代わりにCMOS型のシュミット回路であるシュミットインバータSMT1を用いた点のみである。他の構成は図1と同じである。
図5に示す実施形態が図1の実施形態と異なる点は、図1で接続ノードA,B間に接続されているインバータINV11の代わりにCMOS型のシュミット回路であるシュミットインバータSMT1を用いた点のみである。他の構成は図1と同じである。
シュミットインバータSMT1はその入力電圧に対して回路閾値がヒステリシス特性を有している。例えば図2(a)の実線のように電源電圧VDDが投入されて上昇した時にはシュミットインバータSMT1は回路閾値αにて出力反転を生じるものとする。パワーオンリセットが行われた後で、例えばノイズがVDD電源端子に生じて図2(a)のt3における電圧まで低下したものとする。図1のインバータINV11の場合にはここで反転が生じてしまい、再度リセット信号が発生されてしまう。しかし、図5の実施形態ではシュミットインバータSMT1が用いられているため、電圧降下時には電圧上昇時より回路閾値が低下し、より低い電圧まで反転が生じないように動作する。従って、ノイズにより電源電圧VDDが図2(a)の時点t3における電源電圧VDDの値に相当する電圧まで一時的に低下しても、無駄なリセット信号が発生するのを防止できることになる。
<第4実施形態>
図6に示す実施形態は図3に示した第2実施形態におけるインバータINV11の代わりにシュミットインバータSMT1を用いたものである。他の構成は図3と同じである。
図6に示す実施形態は図3に示した第2実施形態におけるインバータINV11の代わりにシュミットインバータSMT1を用いたものである。他の構成は図3と同じである。
図6の実施形態の場合には、図4(a)に示した時点t4におけると同様の電圧までノイズにより電源電圧VDDが一時的に低下した場合にも、その回路閾値のヒステリシス特性のために無駄なリセット信号が発生するのを防止できる。
<第5実施形態>
図7に更に他の実施形態の回路構成を示す。図7において、VDD電源端子とVSS電源端子間に図1の実施形態と同様にP型のMOSトランジスタMP11とN型のMOSトランジスタMN11との直列回路が接続される。MOSトランジスタMP11のゲート、ソースおよびバルクがVDD電源端子に接続され、MOSトランジスタMN11のドレインにはそのゲートが接続され、バルクがVSS電源端子に接続される。更に、この直列回路には、他のMOSトランジスタMP12とダイオードDIOとの直列回路が並列に接続される。MOSトランジスタMP12のソースはVDD電源端子とバルクとに接続され、ゲートはMOSトランジスタMP11とMN11のドレイン同士の接続ノードDに接続される。MOSトランジスタMP12とダイオードDIOのアノード端との接続ノードAはインバータINV11の入力端子に接続され、ダイオードDIOのカソード端はVSS電源端子に接続される。インバータINV11の出力側の接続ノードBはインバータINV12を介してパワーオンリセット信号出力端子Cに接続される。
図7に更に他の実施形態の回路構成を示す。図7において、VDD電源端子とVSS電源端子間に図1の実施形態と同様にP型のMOSトランジスタMP11とN型のMOSトランジスタMN11との直列回路が接続される。MOSトランジスタMP11のゲート、ソースおよびバルクがVDD電源端子に接続され、MOSトランジスタMN11のドレインにはそのゲートが接続され、バルクがVSS電源端子に接続される。更に、この直列回路には、他のMOSトランジスタMP12とダイオードDIOとの直列回路が並列に接続される。MOSトランジスタMP12のソースはVDD電源端子とバルクとに接続され、ゲートはMOSトランジスタMP11とMN11のドレイン同士の接続ノードDに接続される。MOSトランジスタMP12とダイオードDIOのアノード端との接続ノードAはインバータINV11の入力端子に接続され、ダイオードDIOのカソード端はVSS電源端子に接続される。インバータINV11の出力側の接続ノードBはインバータINV12を介してパワーオンリセット信号出力端子Cに接続される。
この実施形態において、電源が投入されるとトランジスタMP11とMN11のドレイン同士の接続ノードDにはVDD電源電圧と一定の電圧差を持つ電圧が発生される。この電圧はVDD電源電圧とは一定の電圧差を持つことになる。この電圧はトランジスタMP12のゲートに印加されるから、このトランジスタMP12のゲート・ソース間電圧Vgsは一定となる。この結果、トランジスタMP11、MP12、MN11により構成される回路は定電流源Icとして動作する。形成された定電流はトランジスタMP12から接続ノードAを介してダイオードDIOを流れる。従って、この接続ノードAには定常状態において定電圧が発生され、インバータINV11の入力として供給される。
通常、MOSトランジスタとダイオードは相反する温度特性を持っているため、接続ノードAに得られる電圧は温度変化による影響を受けないことになる。
図7に示した回路において、電源電圧VDD−VSSが投入されると、接続ノードAには図1の実施形態と同様に図2(a)の期間(11)において一点鎖線で示した電圧が発生する。この電圧はインバータINV11に供給され、図1の実施形態と同様にして電源投入時には図2(b)に示したと同様にノードCにはパワーオンリセット信号が発生される。このパワーオンリセット信号によりノードCに接続された半導体集積回路装置は初期化される。
その後、電源が定常状態となる。この状態で電源に瞬時的な停電現象や外乱ノイズによる電源電圧の変動が生じた場合は図2(b)の期間(13)に示したように電源遮断時のリセット信号が発生され、または期間(14)のように電源再投入時のパワーオンリセット信号が確実に発生されることになる。この際、上述したように、トランジスタMP12とダイオードDIOとが相反する温度特性を持つため、図7の実施形態では温度変化の影響を受けない、安定した回路動作を得ることができる。
<第6実施形態>
図1に示した実施形態では接続ノードAに定電圧を発生するためにP型のMOSトランジスタMP11,N型のMOSトランジスタMN11の直列回路を用いたが、このトランジスタMP11を抵抗素子に置換えて実施することも可能である。図8はその一例の実施形態の回路構成を示し、VDD電源端子と接続ノードAとの間に抵抗素子Rが接続される。他の構成は図1の実施形態と同じである。
図1に示した実施形態では接続ノードAに定電圧を発生するためにP型のMOSトランジスタMP11,N型のMOSトランジスタMN11の直列回路を用いたが、このトランジスタMP11を抵抗素子に置換えて実施することも可能である。図8はその一例の実施形態の回路構成を示し、VDD電源端子と接続ノードAとの間に抵抗素子Rが接続される。他の構成は図1の実施形態と同じである。
このように抵抗素子Rを電圧分割素子として用いた場合にも、図1と同様に電源投入時にパワーオンリセット信号が得られ、また電源遮断時にもリセット信号を形成することができる。
<第7実施形態>
図9に更に他の実施形態の回路構成を示す。図9において、VDD電源端子にはMOSトランジスタMP11のソースとバルクとが接続され、ゲートはVSS電源端子に接続され、ドレインはキャパシタCを介してVSS電源端子に接続される。ここで、キャパシタCの容量は例えば10pF以下の小さい値に設定される。トランジスタMP11とキャパシタCとの接続ノードAは、シュミットインバータSMT1の入力端子およびMOSトランジスタMN13のドレインに接続される。シュミットインバータSMT1の代わりにCMOSインバータを用いることもできる。シュミットインバータSMT1の出力端子は接続ノードBを介してCMOS型論理和回路OR1の一方の入力として供給される。トランジスタMN13のソースとバルクはVSS電源端子に接続され、ゲートは電圧検知回路VDの出力端子VDOUTに接続される。この出力端子VDOUTは更に論理和回路OR1の他方の入力端子に接続される。論理和回路OR1の出力は図示しない半導体集積回路装置のリセット入力として供給される。
図9に更に他の実施形態の回路構成を示す。図9において、VDD電源端子にはMOSトランジスタMP11のソースとバルクとが接続され、ゲートはVSS電源端子に接続され、ドレインはキャパシタCを介してVSS電源端子に接続される。ここで、キャパシタCの容量は例えば10pF以下の小さい値に設定される。トランジスタMP11とキャパシタCとの接続ノードAは、シュミットインバータSMT1の入力端子およびMOSトランジスタMN13のドレインに接続される。シュミットインバータSMT1の代わりにCMOSインバータを用いることもできる。シュミットインバータSMT1の出力端子は接続ノードBを介してCMOS型論理和回路OR1の一方の入力として供給される。トランジスタMN13のソースとバルクはVSS電源端子に接続され、ゲートは電圧検知回路VDの出力端子VDOUTに接続される。この出力端子VDOUTは更に論理和回路OR1の他方の入力端子に接続される。論理和回路OR1の出力は図示しない半導体集積回路装置のリセット入力として供給される。
図9の回路において、電源VDD−VSSが投入されると、トランジスタMP11はゲートに接地電位のVSS電源電圧が供給されているので高抵抗の導通状態とされる。このトランジスタMP11を流れる電流によってキャパシタCが充電され、接続ノードAの電圧が上昇する。
ここで、VDD電圧の立上がりが早い場合、図10(a)に示すようにt0からt1までの例えば50μsec程度の短い時間にVDD電圧が略直線状に上昇して電源電圧VDDによって与えられる最高の電圧値に到達する。その後、VDD電源が比較的小容量の電池である場合、電池の消耗により時間の経過に従ってVDD電源電圧の値が緩やかに減少する場合の動作を説明する。
接続ノードAにおける電圧は、破線で示すように電源電圧VDDの立上がりより若干の遅れを持って立上がり、t1において値αに達する。この値αは例えばVDD電源電圧の半分の値、
(1/2)×VDD=α
に設定され、シュミットインバータSTM1の回路閾値に略等しい値である。
(1/2)×VDD=α
に設定され、シュミットインバータSTM1の回路閾値に略等しい値である。
従って、t0からt1までの期間では、シュミットインバータSMT1は接続ノードAの電圧がその回路閾値α以下の値であるからその入力をLレベルと判断し、その出力端子BにHレベル信号を出力する。
この時、電圧検知回路VDはVDD電源電圧の立上がり時には、その回路内部状態が安定していないために、その出力VDOUTがHレベルになるかLレベルになるか不定の状態である。しかしながら、接続ノードBのHレベルは論理和回路OR1を介して出力されるために有効となる。したがって、論理和回路OR1から得られるHレベルの信号は半導体集積回路装置の初期化のためのリセット信号として有効である。
電圧検知回路VDは、例えば図10(a)に示すように、VDD電源電圧がシュミットインバータSMT1の回路閾値αより若干高い電圧Vdまで低下した時(t2)にこれを検知してHレベルの出力VDOUTを出力する。このHレベルの出力VDOUTがゲートに供給されると、トランジスタMN13は導通し、キャパシタCにある電荷を放電し、接続ノードAの電圧が図10(a)の破線で示したように接地電圧VSSまで低下する。シュミットインバータSMT1はこのLレベルに応じて接続ノードBに速やかにHレベルを出力することができ、従来のようにキャパシタに残留する電荷による誤動作が生じることはない。なお、リセット信号OROUTとしては図10(b)に示すように、t2の時点で電圧検知回路VDからの検知出力VDOUTが論理和回路OR1を介して出力されているのでこれを用いることもできる。このリセット動作はVDD電源が一時的に遮断されて電圧が検知電圧Vd以下に低下した時にも同様に行われる。
消耗した電池が新品と交換されてt3で電源が投入されると、VDD電源電圧が図10に示すように略直線的に急速に定格電圧VDDまで立ち上がる。これによりリセット信号がt0からt1までと同様にして形成され、半導体集積回路装置に供給される。
次に、図11を参照して、電源投入後の立ち上がりが例えば50msec程度に遅い場合の図9に示す回路の動作を説明する。t1で電源が投入されると、VDD電源電圧は略直線的に上昇する。この時、接続ノードAの電圧は図11(a)に破線で示すようにキャパシタCを充電する期間に僅かに遅れて上昇するが、キャパシタCの充電が終わるとVDD電圧と略同じ速度で上昇する。この間、このVDD電圧の上昇は電圧検知回路VDにより監視され、t1で検知電圧Vdに到達するまで検知出力VDOUTが出力される。この検知出力VDOUTは論理和回路OR1を介してリセット信号として出力OROUTが得られる。t1でゼロ、即ちVSS電圧に低下するとリセットは終了する。
VDD電圧は尚上昇し、t2で定格電圧に達する。この間、検知出力VDOUTは出力されないのでトランジスタMN13はオフのままであり、接続ノードAの電圧も略VDD電圧と同じ経過で上昇する。この時のt0における電源投入からt2においてVDD定格電圧に達するまでの時間が例えば50msec程度と遅い。
半導体集積回路装置がVDD電圧で動作中に電池の消耗、あるいは外乱ノイズ、電源の一時的な遮断により時点t3において検知電圧Vdまで低下したものとする。これを検知した電圧検知回路VDからの出力VDOUTは、論理和回路OR1を介してリセット信号として出力される。これと同時に、出力VDOUTによりトランジスタMN13が導通され、キャパシタCの電荷がこのトランジスタMN13を介して放電され、接続ノードAの電圧は、図11(a)に破線で示すように、VSS電圧に低下する。
時点t4で電源が遮断され、消耗電池が新品と交換されて時点t5で電源が再投入されたものとする。この後のVDD電圧の上昇、時点t6までにおける電圧検知回路VDからの出力VDOUTによるリセット信号の出力、t6以降のリセット信号の停止などは最初の電源投入の時点t0からt1までの動作と同じとなる。
<第8実施形態>
図12に示す実施形態の回路は図9に示した実施形態におけるVDD−VSS電源の電位を逆にした場合を示す。図12の実施形態ではVDD電源電圧は接地電圧で、VSS電源電圧が接地電圧に対して負の電圧となる。この電圧が図12の回路に供給されると共に電源投入時の初期化対象の半導体集積回路装置にも供給される。
図12に示す実施形態の回路は図9に示した実施形態におけるVDD−VSS電源の電位を逆にした場合を示す。図12の実施形態ではVDD電源電圧は接地電圧で、VSS電源電圧が接地電圧に対して負の電圧となる。この電圧が図12の回路に供給されると共に電源投入時の初期化対象の半導体集積回路装置にも供給される。
図12において、接地されたVDD電源端子と負のVSS電源端子との間にキャパシタCとN型のMOSトランジスタMN11とが接続ノードAを介して直列接続される。トランジスタMN11のゲートは接地され、高抵抗で常時導通状態に設定される。MOSトランジスタMN13がVDD電源端子と接続ノードAとの間にキャパシタCと並列に接続され、そのバルクは負のVSS電源端子に接続され、常時オフ状態に設定される。接続ノードAはシュミットインバータSMT1に接続され、その出力は接続ノードBを介して論理和回路OR1に供給される。電圧検知回路VDの出力VDOUTはトランジスタMN13のゲートおよび論理和回路OR1に供給される。論理和回路OR1の出力OROUTはリセット信号として図示しない半導体集積回路装置に供給される。
以下、図12の実施形態の動作を説明する。電源が投入されると、トランジスタMN11が導通してキャパシタCが負の電源電圧VSSに充電される。電源の立ち上がりが遅い場合は電圧検知回路VDが動作して、その出力VDOUTが論理和回路OR1に供給され、その出力OROUTがリセット信号として出力される。電源の立ち上がりが早い場合には電圧検知回路VDが対応できず、その出力をリセット信号として利用できない。この場合には、シュミットインバータSMT1がその回路閾値との関係から接続ノードAにおける電圧変化をHレベルの入力として検知し、Lレベルのリセット信号を論理和回路OR1を介して出力する。電池消耗、ノイズなどによるVSS電源電圧の低下に関しては電圧検知回路VDが機能し、図9の実施形態と同様に検知出力Vdをリセット信号として出力する。
この図9、図12の実施形態では回路内の残留電荷に影響されずにリセット信号を発生させることができ、電源として電池が用いられている場合に新品の電池を入れてもリセット信号が発生できなくて半導体集積回路装置が初期化できない、というような誤動作が防止できる。
VDD、VSS…電源端子、MP11…P型MOSトランジスタ、MN11…N型MOSトランジスタ、A、B、C…接続ノード、INV11…リセット信号作成用のCMOSインバータ、INV12…バッファ用のCMOSインバータ、MN12…N型MOSトランジスタ、SMT1…シュミットインバータ、Ic…定電流源、MN13…放電用N型MOSトランジスタ、VD…電圧検知回路。
Claims (5)
- 第1の電源端子に一端が接続された第1導電型の第1MOSトランジスタおよびこの第1MOSトランジスタの他端に一端が接続され他端が第2の電源端子に接続された第2導電型の第2MOSトランジスタを有する電圧分割回路と、
前記第1、第2MOSトランジスタの接続点に現れる電圧に基づいてリセット信号を出力するCMOS論理回路と、
を具備することを特徴とするリセット回路。 - 更に前記第2MOSトランジスタに並列接続された第2導電型の第3MOSトランジスタを具備し、前記第3MOSトランジスタのゲートが前記CMOS論理回路の出力端子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のリセット回路。
- 第1の電源端子に一端が接続された第1導電型の第1MOSトランジスタと、
この第1MOSトランジスタの他端に一端が接続され他端が第2の電源端子に接続されたキャパシタと、
前記第1MOSトランジスタとキャパシタとの接続点に現れる電圧に基づいてリセット信号を出力するCMOS論理回路と、
前記キャパシタと並列接続された第2導電型の第2MOSトランジスタと、
前記電源電圧が所定値に到達したときに前記第2MOSトランジスタのゲートに導通信号を供給する電圧検知回路と、
を具備することを特徴とするリセット回路。 - 更に前記CMOS論理回路の出力と電圧検知回路の出力との論理和演算を行う論理和回路を具備することを特徴とする請求項3に記載のリセット回路。
- 前記CMOS論理回路はヒステリシス特性を有するシュミット回路であることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載のリセット回路。
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2004
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