JP4143976B2 - モジュール - Google Patents

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本発明は、各種コンピュータ、その周辺装置、携帯電話などの移動体通信機に用いられ、これを相互に接続してデータ通信を行う周波数ホッピング方式使用するブルートゥース等のRF回路に関し、前記回路を複合一体化したモジュールに関する。
2.4GHzのISM(Industrial, Scientific and Medical、産業、科学及び医療)帯域は、DSSS(Direct Sequence Spread Spectrumダイレクト・シーケンス・スペクトル拡散)、無線通信向けのもの等のIEEE802.11規格に準拠する無線LAN(WLAN)通信に利用されている。このような無線LAN(WLAN)と同じ2.4GHzのISM帯域を利用し、関連し合う電子機器との接続がケーブルを用いることなく実現でき、極めて利便性の高い技術である近距離無線規格ブルートゥース(BluetoothTM)が提案されている。
このブルートゥースは2.4GHzの前記ISM周波数帯を複数の無線チャンネルに分割して使用し、さらに各無線チャンネルを単位時間(1/1600秒)ごとに分割してタイムスロットとし、使用する無線チャンネルをタイムスロットごとに切り替える耐ノイズ性に優れた周波数ホッピング方式が採用されている。送受信の切り替えは、PHS(PersonalHandy Phone System)等と同様に時分割複信(TDD;Time Division Duplex)方式が採用され、このTDD方式は送信と受信を同一のキャリア周波数とする方式である。
もともと、ブルートゥースはその利用が同一敷地内、同一建物内など比較的狭い地域として想定されているので、電波が到達するエリアは10m程度の距離範囲であり、送信時で30mW、待機時では0.3mWと省電力に設計されている。このようなブルートゥースのRF回路の一例を図1に示す。このブルートゥースのRF回路は、アンテナANTの後段に高周波フィルタ(FILTER)が配置され、アンテナから入放射する高周波信号は伝送すべき送受信信号に濾波される。その後段には送信回路TXと前記アンテナANTとの接続、及び受信回路RXと前記アンテナANTとの接続を切り替える高周波スイッチSWと、この高周波スイッチSWと前記送信回路間に配置される平衡−不平衡変換回路である第1のバルントランスBalun1と、前記高周波スイッチと前記受信回路間に配置される第2のバルントランスBalun2とを有する。
前記高周波スイッチSWは、ブルートゥースの通信がTDD方式で行われること、送信時の電力が30mWと極めて省電力であることがら、GaAsスイッチが広く用いられている。スイッチ回路によりアンテナと受信回路間、送信回路とアンテナ間との接続が切換えられ、高周波信号はそれぞれの回路に適宜導かれる。RFICのスイッチ回路側の入出力部は雑音指数をさげ、受信感度を上げるように、それぞれ差動動作する様に2本の信号端子にて構成されている。そして前記RFICの入出力インピーダンスは50Ω〜200Ω程度であるため、各部品の特性インピーダンスが異なる場合には、インピーダンス変換回路も必要となり、スイッチ回路とRFICとの間には平衡−不平衡回路として前記バルントランスBalun1,2が配置されている。
このようなRF回路は、その無線システムのもつ利便性から、用いられる機器の小型軽量化されたデザイン等の市場要求に応じて小型軽量化が求められ、また低価格化の要請も強い。前記RFICはパワーアンプ等の高周波デバイスを含み、これを駆動するのに従来は直流電圧供給手段からチョークコイルを介して直流電圧を供給していた。小型軽量化の要求に対して最近のRF段モジュールにおいては、前記チョークコイルを含む回路部品の低減が求められていた。
また、RF回路が用いられる機器は、携帯電話などに複合化されるようになってきている。無線LANやブルートゥースが利用するISM周波数帯域は、工作機械や電子レンジ等からの放射ノイズが多い帯域であることから、無線システムとして、もともと通信方式として耐ノイズ性に優れた周波数ホッピング方式が採用されている。しかしながら、他の通信機器、例えばPCS(Personal Communication Services)やDCS(Digital Cellular System)等の携帯電話の高周波信号がごく近傍に存在する場合には、その高周波信号がノイズとして作用し、前記周波数方式であっても少なからず影響を受けてしまう。他方、通信機器にとっても同様に、ブルートゥースの高周波信号がノイズとして作用する。このためアンテナから放射される帯域外の高周波信号は、ブルートゥースでは例えば2倍波で30dB以上の減衰量が望まれている。しかしながら前記スイッチ回路としてGaAsスイッチを用いる場合には、広帯域な挿入損失で帯域外の減衰量も小さいといった特性から、アンテナトップに配置される高周波フィルタは、その帯域外減衰量の大きなものが必要とされるが、大きな帯域外減衰量を得ようとすれば、フィルタを構成する回路素子を増やさざるを得ず、挿入損失が劣化し、形状も大きくせざるを得ず、更なるRF回路の小型化には限界があった。
また無線LANやブルートゥースは、携帯電話やノート型コンピュータのように、バッテリーで駆動させる機器において使用される場合が多い。この為更なる低消費電力化も望まれているが、前記の理由から困難な状況にあった。そこで本発明の目的は、部品点数を削減し、高調波の減衰特性に優れ、かつ低消費電力であるRF回路と小型のRF段モジュールを提供することである。
第1の発明は、電極パターンと誘電体でなる積層体に、フィルタと、バルントランスを形成したモジュールであって、前記フィルタが前記電極パターンで形成されたインダクタとコンデンサとでなる帯域通過フィルタ又は低域通過フィルタであり、前記バルントランスは平衡−不平衡変換回路であって、不平衡端側に前記フィルタがスイッチ回路やパワーアンプを介さずに直列接続され、平衡端側にパワーアンプが接続され、前記パワーアンプを含むRFICが前記積層体に搭載されたことを特徴とするモジュールである。
第2の発明は、電極パターンと誘電体でなる積層体に、フィルタと、バルントランスを形成したモジュールであって、前記フィルタが前記電極パターンで形成されたインダクタとコンデンサとでなる帯域通過フィルタ又は低域通過フィルタであり、前記バルントランスは平衡−不平衡変換回路であって、不平衡端側に前記フィルタの一端側がスイッチ回路やパワーアンプを介さずに直列接続され、前記フィルタの他端側にスイッチ回路を接続し、前記スイッチ回路の能動素子を前記積層体に搭載してなることを特徴とするモジュールである。
第3の発明は、電極パターンと誘電体でなる積層体に、フィルタと、バルントランスを形成したモジュールであって、前記フィルタは前記電極パターンで形成され、前記バルントランスは平衡−不平衡変換回路であって、第1の伝送線路と、当該第1の伝送線路と電磁結合する第2の伝送線路と第3の伝送線路を備え、第1の伝送線路は、一端が不平衡端に接続され、他端が接地又は開放端となり、第2の伝送線路は一端が接地され、他端が第1の平衡端に接続され、第3の伝送線路は一端が接地され、他端が第2の平衡端に接続され、前記第2の伝送線路と、前記第3の伝送線路の一端同士を共通の接地コンデンサに接続し、前記不平衡端側に前記フィルタが直列接続されたことを特徴とするモジュールである。前記コンデンサのホット側から前記第2、第3の伝送線路に直流電圧を供給し、第1及び第2の平衡端子から直流電圧を出力するようにしても良い。本発明のモジュールでは、この直流電圧により、RFICのパワーアンプを動作させていることが出来る。
前記積層体は、低温焼成可能なセラミック誘電体材料をグリーンシートとし、前記グリーンシートに導電ペーストで、前記伝送線路とコンデンサを電極パターンとし、これを積層、一体焼成して構成するのが好ましい。
本発明について、以下詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係るモジュールが用いられるRF回路の回路ブロックの一例であり、図2乃至5は前記RF段モジュールに用いるバルントランスBalun1、2の等価回路である。
このRF回路は、不要な高周波信号を減衰させる高周波フィルタ(FILTER)と、送信信号と受信信号を切り換える高周波スイッチ(SW)、平衡−不平衡変換回路としてのバルントランスBalun1、Balun2を備える。
図2に送信側に用いるバルントランスの一例を示す。送信側(TX)のバルントランスBalun1は、第1の伝送線路L1と、この第1の伝送線路L1と電磁結合する第2の伝送線路L2と第3の伝送線路L3を備え、前記第1の伝送線路L1は、一端が不平衡端101に接続され他端が接地され、第2の伝送線路L2は、一端が接地され他端が第1の平衡端102に接続され、第3の伝送線路L3は、一端が接地され他端が第2の平衡端103に接続される。前記第1の平衡−不平衡回路を構成するバルントランスの前記第1、第2の伝送線路の一端同士が接続して、コンデンサC1を介して接地されるとともに、前記コンデンサのホット側から、第2の伝送線路L2と第3の伝送線路L3に、直流電圧を供給できるように電圧供給端Vddが形成されている。この電圧供給端Vddからみて、前記第2の伝送線路L2と前記第3の伝送線路L3はほぼ等しい線路長を有しており、前記電圧供給端Vddから直流電圧が供給されると、第2の伝送線路L2と前記第3の伝送線路L3には、ほぼ同じ大きさの電流が逆方向に流れ、第1の平衡端102と第2の平衡端103には略等しい直流電圧が出力される。前記第1の平衡端102と第2の平衡端103はRFICの送信側出力部に接続されており、電圧供給端Vddから直流電圧を印加した場合にRFICの送信出力部の2本の平衡端子に、同時にほぼ等しい直流電圧を印加できる。このため従来必要であったチョークコイルを準備する必要がない。
本発明のRF回路及びモジュールによれば、従来電圧供給のために必要であった複数のディスクリート部品を削減することが出来るため、RF段モジュールを小型かつ軽量化出来、価格も低廉化出来る。また、前記コンデンサC1は第1の平衡端102と第2の平衡端103に入力される高周波信号の位相差を調整するように機能させることも出来る。
図3はバルントランスの他の例を示す等価回路であり、このバルントランスの場合は、前記第1の伝送線路は、一端が不平衡端に接続され他端が開放端となり、第2の伝送線路は、一端が接地され他端が第1の平衡端に接続され、第3の伝送線路は、一端が接地され、他端が第2の平衡端に接続される。この場合も前記第1の平衡−不平衡回路を構成するバルントランスの前記第1、第2の伝送線路の一端同士が接続し、コンデンサC1を介して接地されるとともに、前記コンデンサのホット側から直流電圧を供給できるように電圧供給端Vddが形成されており、図2に開示したバルントランスと同様に、第2の伝送線路L2と前記第3の伝送線路L3には、ほぼ同じ大きさの電流が逆方向に流れ、第1の平衡端102と第2の平衡端103には略等しい直流電圧が出力される。したがって別途チョークコイルを準備する必要がなく、従来電圧供給のために必要であった複数のディスクリート部品を削減することが出来るため、RF回路及びモジュールを小型かつ軽量化出来、価格も低廉なものに出来る。
また、このバルントランスは図14に示すように、2.4GHzの2倍波帯域で減衰極をもつ。バルントランス単体でも不要な高周波信号を減衰させることができ、前段に配置される高周波フィルタに求められる帯域外減衰量、特に通過帯域よりも高周波側の減衰量は、それほど大きなものを用いなくてもよい。この為、高周波フィルタを少ない回路素子で構成出来るので小型化でき、また低挿入損失となるので低消費電力化も実現することができる。それほど大きな帯域外減衰量が必要とされない場合に、前記高周波フィルタとして積層LCフィルタ、弾性表面波フィルタを用いることができ、これらは共に安価に構成できるので、その結果としてモジュールも安価に提供することが出来る。
受信側(RX)に用いられるバルントランスBalun2の一例を図4、5に示す。例えば図4のバルントランスBalun2は、第4の伝送線路L4と、この第4の伝送線路L4と電磁結合する第5の伝送線路L5と、第6の伝送線路L6を備え、前記第4の伝送線路L4は、一端が不平衡端105に接続され、他端が接地され、第5の伝送線路L5は、一端が接地され、他端が第3の平衡端106に接続され、第6の伝送線路L6は、一端が接地され他端が第4の平衡端107に接続される。前記第1の平衡−不平衡回路を構成するバルントランスの前記第5、第6の伝送線路の一端同士が接続して接地される。その基本的な回路構成は送信側(TX)に用いられるバルントランスBalun1と比較し、電圧供給端Vddを有さない点以外は同じである。図5に示したバルントランスBalun2も同様であり、その説明を省く。
図6、7は、図1に示すRF回路を構成する高周波スイッチ(SW)の等価回路である。例えば図6に示すダイオードスイッチは、ダイオードD1、D2と、伝送線路L10、L11及びコンデンサC10を主要素子として構成される。また図7に示すGaAsスイッチは、電界効果トランジスタFET1〜FET4、コンデンサC11、抵抗R1、R2を主要素子として構成される。これらの高周波スイッチではDCカット用のコンデンサが必要に応じて配置される。
図8乃至10は、図1に示すRF回路を構成する高周波フィルタ(FILTER)の等価回路である。例えば図8の帯域通過フィルタは、コンデンサC100〜C106と、伝送線路L100,L101を主要素子として構成される。また図9示す低域通過フィルタは、コンデンサC110〜C112と伝送線路L110を主要素子として構成される。図10に示す低域通過フィルタは、コンデンサC110〜C112と伝送線路L110、L111を主要素子として構成される。この低域通過フィルタは、伝送線路L111とコンデンサC112を有し、この直列共振回路はグランドに接続される。この直列共振回路の伝送線路L111のインダクタとコンデンサC112の適宜選定することにより、他の通信機器の高周波信号を選択的に減衰することが出来る。また、前記直列共振回路は信号経路に直列に配置されていないので、本来通過させるべき高周波信号の挿入損失特性を損なうことがない。
図11乃至13は、他RF回路を示す回路ブロックである。例えば図11に回路ブロックとして示すRF段モジュールは、アンテナ(ANT)と高周波スイッチ(SW)間に配置される高周波フィルタ(FILTER)を低域通過フィルタとし、前記高周波スイッチSWと受信側(RX)のバルントランスBalun2との間に高周波フィルタ(FILTER)を配置して構成される。このように構成すれば、アンテナ(ANT)と高周波スイッチ(SW)間に配置される高周波フィルタの帯域内挿入損失を、図1に示すように前記高周波フィルタを帯域通過フィルタのみで構成する場合よりも小さくすることができる、送信側(TX)の挿入損失を図1の回路ブロックに示すRF段モジュールより小さくすることができる。また、高周波スイッチSWと受信側(RX)のバルントランスBalun2との間に配置される高周波フィルタ(FILTER)も、前記低域通過フィルタにより、高周波フィルタに求められる帯域外減衰量、特に通過帯域よりも高周波側の減衰量は、それほど大きなものを用いなくてもよい。この為、高周波フィルタを少ない回路素子で構成出来るので小型化でき、そして低消費電力化も実現することができる。また図12に示す回路ブロックのように、高周波スイッチSWと送信側(TX)のバルントランスBalun1との間に高周波フィルタ(FILTER)を配置し、これを低域通過フィルタとしても良く、この場合には送信側(TX)の挿入損失を図1の回路ブロックに示すモジュールよりも小さくすることが出来る。図13は、受信側(RX)の平衡−不平衡変換回路として入力が平衡端で、出力が平衡端の弾性表面波フィルタを用いて構成したRF段モジュールである。この場合には、平衡−不平衡変換回路と高周波フィルタを一つの弾性表面波フィルタで構成できるので、RF段モジュールを小型化することが出来る。
図8に示すバンドパスフィルタを、アンテナと高周波スイッチとの間に配置し、図6に示すダイオードスイッチを前記高周波スイッチとし、送信側の平衡−不平衡変換回路を図3に示すバルントランスとし、受信側の平衡−不平衡変換回路を図5に示すバルントランスとして図1に示すRF回路を構成した。このRF回路は、送信時にはダイオードスイッチの制御端子VC1に正の電圧が与えられ、ダイオードD1,D2をON状態にするとともに、送信側のバルントランスBalun1の電圧供給端Vddから直流電圧が印加される。また受信時にはダイオードスイッチの制御端子VC1に0の電圧を与え、ダイオードD1,D2をOFF状態にするとともに、送信側のバルントランスBalun1の電圧供給端Vddに直流電圧を印加しないように制御される。このように制御することで、RF段モジュールを省電力なものとしている。
このRF回路をモジュールとし、前記フィルタ、スイッチ回路、バルントランスの伝送線路やコンデンサを、誘電体からなる積層体に内蔵するようにし、積層体に内蔵出来なかった受動素子や、ダイオード、GaAsFET、RFIC等の能動素子を前記積層体に搭載するように構成することで、図15に示す小型のRF段モジュール200を構成することが出来た。前記誘電体は、例えばAlを主成分としSiO、SrO、CaO、PbO、NaO、KOを副成分として含む、比誘電率が8の低温焼成が可能なセラミック誘電体材料を用い、これをドクターブレード法などの公知のシート成形方法によって、厚さが30μm〜200μmのグリーンシートとし、そのグリーンシート上にAgやCu等の導電ペーストを印刷して高周波フィルタやバルントランス、高周波スイッチを構成する伝送線路、コンデンサやグランド電極を構成する電極パターンを形成し、それを適宜積層し、一体焼成して構成される。さらに、前記積層体に誘電体アンテナを積層して構成するなどして一体的に構成することも出来るし、面実装タイプの誘電体アンテナを前記積層体に実装してもよい。また、前記積層体をHTCC(高温同時焼成セラミック)技術を用いて、誘電体をAlとし伝送線路等をタングステンやモリブデンとして構成してもよいし、基板に回路素子を実装して構成することも出来る。
本発明のジュールとしては、上述したような様々な回路ブロックのRF段モジュールがある。
本発明によれば、部品点数を削減し、高調波の減衰特性に優れ、かつ低消費電力の小型のRF段モジュールを提供することが出来る。
本発明の一実施例に係るRF回路の回路ブロック図である。 本発明のモジュールの送信側に用いるバルントランスの一例を示す等価回路図である。 本発明のモジュールの送信側に用いるバルントランスの他の例を示す等価回路図である。 本発明のモジュールの受信側に用いるバルントランスの一例を示す等価回路図である。 本発明のモジュールの受信側に用いるバルントランスの他の例を示す等価回路図である。 本発明のモジュールに用いる高周波スイッチの一例を示す等価回路図である。 本発明のモジュールに用いる高周波スイッチの他の例を示す等価回路図である。 本発明のモジュールに用いる高周波フィルタの一例を示す等価回路図である。 本発明のモジュールに用いる高周波フィルタの他の例を示す等価回路図である。 本発明のモジュールに用いる高周波フィルタの他の例を示す等価回路図である。 本発明の他の実施例に係るモジュールの回路ブロック図である。 本発明の他の実施例に係るモジュールの回路ブロック図である。 本発明の他の実施例に係るモジュールの回路ブロック図である。 本発明のモジュールに用いるバルントランスの挿入損失特性の一例を示す特性図である。 本発明の一実施例に係るモジュールの斜視図である。
符号の説明
L1 第1の伝送線路
L2 第2の伝送線路
L3 第3の伝送線路
C1 コンデンサ
101 不平衡端
102 第1の平衡端
103 第2の平衡端
Vdd 電圧供給端

Claims (4)

  1. 電極パターンと誘電体でなる積層体に、フィルタと、バルントランスを形成したモジュールであって、前記フィルタが前記電極パターンで形成されたインダクタとコンデンサとでなる帯域通過フィルタ又は低域通過フィルタであり、前記バルントランスは平衡−不平衡変換回路であって、不平衡端側に前記フィルタがスイッチ回路やパワーアンプを介さずに直列接続され、平衡端側にパワーアンプが接続され、前記パワーアンプを含むRFICが前記積層体に搭載されたことを特徴とするモジュール。
  2. 電極パターンと誘電体でなる積層体に、フィルタと、バルントランスを形成したモジュールであって、前記フィルタが前記電極パターンで形成されたインダクタとコンデンサとでなる帯域通過フィルタ又は低域通過フィルタであり、前記バルントランスは平衡−不平衡変換回路であって、不平衡端側に前記フィルタの一端側がスイッチ回路やパワーアンプを介さずに直列接続され、前記フィルタの他端側にスイッチ回路を接続し、前記スイッチ回路の能動素子を前記積層体に搭載してなることを特徴とするモジュール。
  3. 電極パターンと誘電体でなる積層体に、フィルタと、バルントランスを形成したモジュールであって、前記フィルタは前記電極パターンで形成され、前記バルントランスは平衡−不平衡変換回路であって、第1の伝送線路と、当該第1の伝送線路と電磁結合する第2の伝送線路と第3の伝送線路を備え、第1の伝送線路は、一端が不平衡端に接続され、他端が接地又は開放端となり、第2の伝送線路は一端が接地され、他端が第1の平衡端に接続され、第3の伝送線路は一端が接地され、他端が第2の平衡端に接続され、前記第2の伝送線路と、前記第3の伝送線路の一端同士を共通の接地コンデンサに接続し、前記不平衡端側に前記フィルタが直列接続されたことを特徴とするモジュール。
  4. 前記積層体は、低温焼成可能なセラミック誘電体材料をグリーンシートとし、前記グリーンシートに導電ペーストで、前記伝送線路とコンデンサを電極パターンとして構成し、これを積層、一体焼成してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のモジュール。
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