JP4137578B2 - モルタルまたはコンクリート混合装置ならびにモルタルまたはコンクリート吹付け装置 - Google Patents

モルタルまたはコンクリート混合装置ならびにモルタルまたはコンクリート吹付け装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モルタルまたはコンクリート混合装置ならびにモルタルまたはコンクリート吹付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開昭63−156164号公報
【特許文献2】
特開2001−248164号公報
例えば、法面に緑化用の植生基材を吹き付ける法面の緑化保護工法では、植生基材の流亡を防止して安定に定着させるために、モルタルやコンクリートの吹き付けによる法枠を法面に形成して、その法枠内に緑化用の植生基材が吹き付けられる。
【0003】
その他、法面の崩壊防止に際しても、法面にネットを張設し、このネットを埋め込むようにモルタルやコンクリートが吹き付けられるのであり、高架鉄道や高速道路、山岳トンネルなどの構築や補修などに際しても、モルタルやコンクリートの吹き付けが行われる。
【0004】
このモルタルやコンクリートなどの混合物の吹き付けに際して、混合物をホースによって吹き付け箇所に圧送する従来の吹き付け手段では、混合物とホース内面との摩擦抵抗が大きいために、混合物の吹き付け位置が高い場合や、前記混合物に含まれる骨材の粒径が大きい場合には、充分な吐出圧を得難く、施工が困難になるという問題があった。また、長距離搬送する際は、モルタルやコンクリート材料が分離し、品質が低下するという問題があった。
【0005】
上記のような不都合を解消するために、骨材(砂または石など)を主体とするモルタル材料またはコンクリート材料をホースを介して圧送し、その圧送過程の後段でモルタル材料またはコンクリート材料にセメントミルクを注入した後、この混合物を吹き付ける工法、すなわち、モルタル材料またはコンクリート材料とセメントミルクとを別々に圧送して、これを混合して吹き付ける別圧送吹き付けの種々の工法が従来より提案されている(上記特許文献1参照)。
【0006】
上記別圧送吹き付け工法によれば、ホース内を圧送されるモルタル材料またはコンクリート材料の圧送抵抗が小さくなることから、吐出量(圧)を大きくすることができ、高い位置へのモルタルまたはコンクリートの吹き付け施工や、粒径の大きい骨材を用いた吹き付け施工が可能となる。
【0007】
また、本出願人も上記別圧送吹き付けの工法を提案している(上記特許文献2参照)。上記別圧送方式吹付け方法は、例えば骨材としての砂を圧縮エアによって300m程度の長さの連結ホース中を移動させ、吹付けノズルの手前10m程度の所でセメントミルクと混ぜることによりモルタルまたはコンクリートを得るようにし、命綱によって支えられた作業者が前記吹付けノズルを持ちながら法面に対してモルタルまたはコンクリートを吹付けるというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記いずれの別圧送方式のモルタルまたはコンクリート吹付け方法でも、骨材(モルタル材料またはコンクリート材料)が圧送されるホース内にセメントミルクを勢いよく導入するようにしてあったことから、勢いよく導入されたセメントミルクが前記ホース内でエアカーテンを形成し、このエアカーテンによって、ホース内を流れる骨材および骨材搬送用エアの勢いが減退し、その結果、後続の骨材の進路が妨害され、ホースの内部で所謂詰まりが生じ、混合物(混合した状態の骨材およびセメントミルク)の吹き付けが不能になるおそれがあった。
【0009】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、スムーズかつ確実にモルタルまたはコンクリートの吹き付け施工を行うことを可能とするモルタルまたはコンクリート混合装置ならびにモルタルまたはコンクリート吹付け装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のモルタルまたはコンクリート混合装置は、モルタルまたはコンクリートを構成する骨材およびセメントミルクを混合するためのモルタルまたはコンクリート混合装置であって、前記骨材をほぼ管状の供給流路内に流すとともに、前記セメントミルクを、下流端が前記供給流路に接続されるセメントミルク送出管内に流し、前記セメントミルク送出管からのセメントミルクを、前記供給流路の内壁に沿わせて導入するように構成した(請求項1)。
【0011】
また、前記セメントミルク送出管からのセメントミルクを、前記供給流路の内壁のほぼ全周から、内壁に沿わせて導入するように構成するのが好ましい(請求項2)。
【0012】
さらに、前記セメントミルク送出管から供給流路内に導入される際のセメントミルクの進入方向が、前記供給流路内を流れる骨材の流れる方向と鋭角をなすように構成してあるのが好ましい(請求項3)。
【0013】
本発明のモルタルまたはコンクリート吹付け装置は、モルタルまたはコンクリートを構成する骨材およびセメントミルクを別圧送した後、混合して吹付けるモルタルまたはコンクリート吹付け装置であって、前記混合を行うのに請求項1〜3のいずれかに記載のモルタルまたはコンクリート混合装置を用いるようにした(請求項4)。
【0014】
上記の構成からなる本発明によれば、スムーズかつ確実にモルタルまたはコンクリートの吹き付け施工を行うことを可能とするモルタルまたはコンクリート混合装置ならびにモルタルまたはコンクリート吹付け装置を提供することが可能となる。
【0015】
すなわち、上記の構成からなるモルタルまたはコンクリート混合装置ならびにモルタルまたはコンクリート吹付け装置では、前記セメントミルク送出管からのセメントミルクを、前記供給流路の内壁に沿わせて導入するように構成してあり、このような構成によって、前記供給流路の中央部に空気の通り道が確保され、供給流路内に導入されたセメントミルクによって、供給流路内を流れる骨材および骨材搬送用の高圧エアーの勢いがほとんど減退することなく、また、供給流路内が詰まって閉塞することなく、混合された状態の骨材およびセメントミルクが下流側へと送られることとなり、両者をスムーズかつ確実に、供給流路の下流部に設けられた吐出部から吐出して、吹き付け作業を行うことができるのである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るモルタルまたはコンクリート混合方法(以下、混合方法という)を実施するためのモルタルまたはコンクリート混合装置(以下、混合装置という)Dを有するモルタルまたはコンクリート吹付け装置(以下、吹付け装置という)Aの構成を概略的に示す説明図である。
吹付け装置Aは、骨材(モルタルMの場合は砂(細骨材)、コンクリートの場合は前記砂および砕石(粗骨材))1を供給する骨材供給手段としての骨材圧送機2と、この骨材圧送機2に接続されたエアコンプレッサー3と、セメント4および水5を混合してなるセメントミルク6を送出するセメントミルク送出手段としての圧送用ポンプ(例えば、ピストン式ポンプ,スクイズ式ポンプ)7と、前記骨材圧送機2の下流側に接続され、その途中部分に、モルタルM(またはコンクリート)を混合するための混合装置Dが設けられている供給流路8と、前記圧送用ポンプ7の下流側にその上流端が接続され、前記供給流路8の下流部に、前記混合装置Dを介してその下流端が接続されたセメントミルク送出管9とを備えている。
【0017】
前記吹付け装置Aは、前記骨材1とセメントミルク6とを別圧送し、前記供給流路8の下流部からの吹き付けを行う寸前にて両者1,6を混合する別圧送タイプのものである。
【0018】
前記骨材圧送機2は、前記骨材1を、前記エアコンプレッサー3から供給される高圧エアー(圧縮エアー)とともに下流側へと吐出するものであり、吐出された骨材1は、前記供給流路8内に導出され、前記高圧エアーにより供給流路8の下流側へと送られることとなる。
【0019】
前記供給流路8は、例えば、20m程度の複数の可撓性を有するホースを連結してなる連結ホース部10と、この連結ホース部10の下流側に設けられた前記混合装置Dと、この混合装置Dの下流側に設けられ、混合装置Dにおいて混合した骨材1およびセメントミルク6を吐出するための吐出部11とを備えている。なお、前記供給流路8として、例えば、通常のモルタルまたはコンクリート吹付け用のホースを使用することが可能である。また、前記供給流路8において、混合装置Dから吐出部11までの距離は、骨材1とセメントミルク6とが十分混合されるのに必要な長さとなっており、例えば、1〜10m(好ましくは約3〜5m)となるように構成されている。
【0020】
前記セメントミルク送出管9は、その内径が例えば1〜3cm程度となるように形成されている。
【0021】
前記連結ホース部10は、例えば、400m程度の長さとなるように構成されている。
【0022】
図2は、前記混合装置Dの構成を概略的に示す縦断面図、図3は、図2のX−X線断面図である。
前記混合装置Dは、前記供給流路8内を流れる骨材1に、前記セメントミルク送出管9内を流れてきたセメントミルク6を混合するためのものであって、前記供給流路8内に前記セメントミルク送出管9からのセメントミルク6を導入するための導入手段12を有している。
【0023】
詳しくは、前記混合装置Dは、前記連結ホース部10の途中に割り込む状態で配置され、ほぼ筒状をしており、前記供給流路8がその内側にも形成されるように構成されている。そして、前記混合装置Dは、その上流側に配置され、前記連結ホース部10を構成するホース10aが接続される接続部分13と、その下流側に配置され、前記連結ホース部10を構成するホース10bが接続される接続部分14と、前記2つの接続部分13,14の間に形成される中央部分15とを有している。なお、前記混合装置Dは、例えば、アルミニウムなどの金属から形成されている。
【0024】
前記接続部分13は、その内壁に雌ねじ部16aが形成されており、また、前記ホース10aの下流端には前記雌ねじ部16aと螺合する雄ねじ部16bが形成されている。同様に、前記接続部分14は、その内壁に雌ねじ部17aが形成されており、また、前記ホース10bの上流端には前記雌ねじ部17aと螺合する雄ねじ部17bが形成されている。
【0025】
前記中央部分15は、その内径が前記接続部分13,14の内径よりも小さくなっているとともに、前記導入手段12を有しており、さらに、その内側には、その内壁面に当接する状態で内筒部材18が配置される。そして、この内筒部材18の内側に前記供給流路8が形成されることとなる。
【0026】
前記導入手段12は、前記中央部分15の側方に形成され、セメントミルク送出管9が接続される接続部19と、この接続部19に接続された状態のセメントミルク送出管9内に連通する環状の連絡部20と、この前記連絡部20と中央部分15(内筒部材18)の内側(前記供給流路8)とに連通するとともに、内側ほど下流側に位置するように傾斜する環状の導入部21とを有しており、前記接続部19,連絡部20および導入部21がこの順に前記中央部分15の外側から内側にかけて設けられている。
【0027】
また、前記導入部21は、前記供給流路8の内壁のほぼ全周にわたって形成されていることから、前記セメントミルク送出管9の下流部が、前記供給流路8の内壁のほぼ全周にわたって連通した状態となっており、前記供給流路8内に、セメントミルク6を内壁のほぼ全周から、内壁に沿わせて導入するように構成されている。
【0028】
図4(A),(B)および(C)は、前記内筒部材18の構成を概略的に示す側面図,縦断面図および横断面図である。
前記内筒部材18は、ほぼ円筒状の部材にほぼ全周にわたって前記導入部21としてのスリット(幅3〜10mm、好ましくは5〜7mm)を設けてなり、この導入部(スリット)21によって分け隔てられる上流部18aと下流部18cとは、複数(本実施例では4つ)のブリッジ18b,18b…によって繋がった状態となっている。
【0029】
また、前記内筒部材18の上流側の開口18cの径は、その上流側の前記ホース10aの下流端の開口の径とほぼ同じとなるように形成されており、下流側の開口18dの径は、その下流側の前記ホース10bの上流端の開口の径とほぼ同じとなるように形成されている。
【0030】
ここで、本実施例の混合装置Dでは、セメントミルク送出管9からのセメントミルク6を、前記供給流路8(内筒部材18)の内壁に沿わせて導入するのであり、そのための一つの方法として、前記導入部21に上述したような傾斜をつけることにより、前記セメントミルク送出管9から供給流路8内に導入される際のセメントミルク6の進入方向が、前記供給流路8内を流れる骨材1の流れる方向と鋭角(例えば、10〜40度、好ましくは15〜30度)をなすようにするという構成を採用しているのであるが、このような構成に代えて、あるいは加えて、以下のような構成を採用してもよい。
【0031】
すなわち、前記セメントミルク送出管9内を流れるセメントミルク6の流速を、例えば、0.1〜0.3m/sとして、前記供給流路8内を流れる骨材1の流速(例えば、10〜20m/s)に比して、前記セメントミルク送出管9から供給流路8内に導入されるセメントミルク6の流速が適宜にかつ相対的に小さくなるように構成してもよい。このような構成によっても、セメントミルク6が供給流路8内に勢いよく導入されることがなく、セメントミルク6を前記供給流路8(内筒部材18)の内壁に沿わせて導入することが可能となる。
【0032】
なお、前記混合装置Dにより、セメントミルク6および骨材1を混合することによって、モルタルM(またはコンクリート)を形成するのであり、このモルタルMとしては、セメント4,骨材(砂)1,水5と、適宜混和剤を用い、例えば、セメント4:骨材(砂)1:水5=1:4:0.45〜0.6の重量配合比を持ったものが望ましい。コンクリートの場合は、上記砂の一部を適宜砕石におきかえる。
【0033】
次に、上記の構成からなる吹付け装置Aを用いて実施されるモルタルコンクリートの打設方法について説明する。
前記モルタルコンクリートの打設方法は、前記骨材圧送機2およびエアコンプレッサー3と、圧送用ポンプ7とを駆動させ、前記供給流路8の前記吐出部11を適宜の位置に移動させることにより、実施できる。
【0034】
すなわち、前記骨材圧送機2およびエアコンプレッサー3を駆動することにより、前記骨材1は、高圧エアーとともに供給流路8内に送られ、前記混合装置D内へと至る。
【0035】
一方、前記圧送用ポンプ7を駆動することにより、前記セメントミルク6は、セメントミルク送出管9内に送られ、前記混合装置Dへと至る。
【0036】
図5(A)および(B)は、前記混合装置Dの動作を概略的に示す説明図および縦断面図である。
前記供給流路8内を通る骨材1は、混合装置D内を通過した後、さらに下流側へと向かうのであり、そのほとんどが前記供給流路8の底に沿って流れていくこととなる。
【0037】
一方、前記セメントミルク送出管9内を通って混合装置D内に至ったセメントミルク6は、図5(A)および(B)に示すように、前記接続部15および連絡部16を経た後、前記供給流路8の内壁のほぼ全周にわたって形成されている前記導入部21から供給流路8内に導入されることとなる。
【0038】
そして、前記混合装置Dにより供給流路8内に導入されたセメントミルク6と骨材1とは、互いに混合されつつ、下流側へと向かい、最終的には、骨材1の各粒がしっかりセメントミルク6によりコーティングされ、前記骨材1とセメントミルク6とはムラなく均一に混合された状態となる。
【0039】
上記のようにして、前記混合装置Dにより、セメントミルク6および骨材1が適宜の割合で混合され、これによって、前記モルタルM(またはコンクリート)が形成され、形成されたモルタルM(またはコンクリート)は、混合装置Dの下流側の前記吐出部11からモルタル(またはコンクリート)の打設位置に吐出されるのである。
【0040】
なお、上記実施例では、前記導入部21を前記供給流路8の内壁のほぼ全周にわたって形成することで、前記セメントミルク送出管9の下流部を、前記供給流路8の内壁のほぼ全周にわたって連通させる状態とし、前記セメントミルク送出管9からのセメントミルク6を、前記供給流路8の内壁のほぼ全周から供給流路8内に導入するようにしているが、このような構成に限るものではなく、例えば、前記導入部21を前記供給流路8の内壁の一部のみに形成することで、前記セメントミルク送出管9の下流部を、前記供給流路8の内壁の一部のみに連通させる状態とし、前記セメントミルク送出管9からのセメントミルク6を、前記供給流路8の内壁の一部のみから供給流路8内に内壁に沿わせて導入するようにしてもよい。この際、前記骨材1のほとんどは、前記供給流路8内の下側を通過することから、前記セメントミルク送出管9からのセメントミルク6を、前記供給流路8の内壁の少なくとも下側から供給流路8内に導入すれば、骨材1とセメントミルク6とを充分に混合することができ、好ましい。
【0041】
また、上記実施例では、前記導入部21を前記連絡部16よりも幅の小さいスリット状として形成しているが、このような構成に限るものではなく、例えば、前記導入部21を、ノズル状としてもよいし、前記連絡部16よりも幅の大きいスリット状としてもよい。
【0042】
【発明の効果】
上記の構成からなる混合装置Dならびに吹付け装置Aによれば、スムーズかつ確実にモルタルまたはコンクリートの吹き付け施工を行うことが可能となる。すなわち、前記セメントミルク送出管9からのセメントミルク6を、前記供給流路8の内壁に沿わせて導入するように構成してあり、このような構成によって、前記供給流路8の中央部に空気の通り道が確保され、供給流路8内に導入されたセメントミルク6によって、供給流路8内を流れる骨材1および骨材搬送用の高圧エアーの勢いがほとんど減退することなく、また、供給流路8内が詰まって閉塞することなく、混合された状態の骨材1およびセメントミルク6が下流側へと送られることとなり、両者1,6をスムーズかつ確実に吐出部11から吐出して、吹き付け作業を行うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るモルタルまたはコンクリート混合方法を実施するためのモルタルまたはコンクリート混合装置を有するモルタルまたはコンクリート吹付け装置の構成を概略的に示す説明図である。
【図2】上記実施例における前記モルタルまたはコンクリート混合装置の構成を概略的に示す縦断面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】(A),(B)および(C)は、上記実施例における内筒部材の構成を概略的に示す側面図,縦断面図および横断面図である。
【図5】(A)および(B)は、前記モルタルまたはコンクリート混合装置の動作を概略的に示す説明図および縦断面図である。
【符号の説明】
1…骨材、6…セメントミルク、8…供給流路、9…セメントミルク送出管、A…吹付け装置、D…モルタル混合装置、M…モルタル。

Claims (4)

  1. モルタルまたはコンクリートを構成する骨材およびセメントミルクを混合するためのモルタルまたはコンクリート混合装置であって、前記骨材をほぼ管状の供給流路内に流すとともに、前記セメントミルクを、下流端が前記供給流路に接続されるセメントミルク送出管内に流し、前記セメントミルク送出管からのセメントミルクを、前記供給流路の内壁に沿わせて導入するように構成したことを特徴とするモルタルまたはコンクリート混合装置。
  2. 前記セメントミルク送出管からのセメントミルクを、前記供給流路の内壁のほぼ全周から、内壁に沿わせて導入するように構成した請求項1に記載のモルタルまたはコンクリート混合装置。
  3. 前記セメントミルク送出管から供給流路内に導入される際のセメントミルクの進入方向が、前記供給流路内を流れる骨材の流れる方向と鋭角をなすように構成してある請求項1または2に記載のモルタルまたはコンクリート混合装置。
  4. モルタルまたはコンクリートを構成する骨材およびセメントミルクを別圧送した後、混合して吹付けるモルタルまたはコンクリート吹付け装置であって、前記混合を行うのに請求項1〜3のいずれかに記載のモルタルまたはコンクリート混合装置を用いるようにしたモルタルまたはコンクリート吹付け装置。
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