JP3100370U - モルタル混合装置ならびにモルタル吹付け装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リバウンドの発生を抑えるとともに、高品質・高強度のモルタルの打設を可能とし、さらに、コストダウンを図ることができるモルタル混合装置ならびにモルタル吹付け装置を提供する。
【解決手段】モルタルMを構成する骨材1およびセメントミルク6を混合するためのモルタル混合装置であって、前記骨材1が内部を流れるほぼ管状の骨材ホース10に、前記セメントミルク6が内部を流れるセメントミルク送出管9の下流端を接続し、前記骨材ホース10内に前記セメントミルク6が導入される位置において、前記骨材1を分散させる。
【選択図】 図1
【解決手段】モルタルMを構成する骨材1およびセメントミルク6を混合するためのモルタル混合装置であって、前記骨材1が内部を流れるほぼ管状の骨材ホース10に、前記セメントミルク6が内部を流れるセメントミルク送出管9の下流端を接続し、前記骨材ホース10内に前記セメントミルク6が導入される位置において、前記骨材1を分散させる。
【選択図】 図1
Description
本考案は、モルタル(本考案では砕石を骨材とするコンクリートを含むものとする)混合装置ならびにモルタル吹付け装置に関する。
本出願人は、高所法面に予め形成された型枠に対してモルタルを吹付けて格子状の法枠を形成する際、旧来の、水と、セメントと、骨材としての砂とを事前に混練させるモルタル吹付け方法と比較して、高所の吹付施工を効率よく行うために、モルタルを構成するセメントミルクおよび骨材を別々に圧送する別圧送方式吹付け方法を開発中である(上記特許文献1参照)。
前記別圧送方式吹付け方法は、例えば骨材としての砂を圧縮エアによって400m程度の長さの連結ホース中を移動させ、吹付けノズルの直前〜手前10m程度の所でセメントミルクと混ぜることによりモルタルを得るようにし、命綱によって支えられた作業者が前記吹付けノズルを持ちながら前記型枠に対してモルタルを吹付けることにより、格子状の法枠を形成するというものである。
しかし、上記別圧送方式モルタル吹付け方法では、セメントミルクと砂とがムラなく均一に混ざり合わないことがあったため、モルタルの吹付け時に、セメントミルクに覆われない砂が法面で跳ね返り(リバウンド)、跳ね返った砂は法面に溜まることがあったのであり、このような場合には、吹付け作業を一時中断し、前記吹付けノズルからのエアを法面に吹付け、溜まった砂を法面から除去するという作業を行う必要が生じることがあった。また、リバウンドによる砂の損失を考慮して予め多めに砂を用意する必要が生じ、コストアップに繋がることがあった。
さらに、上述したように、セメントミルクと砂とがムラなく均一に混ざり合わないことがあったことから、所定配合のモルタルが形成できないことがあったり、モルタルの品質が低下し、圧縮強度の大きな高強度モルタルを施工できないおそれがあった。
この考案は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、リバウンドの発生を抑えるとともに、高品質・高強度のモルタルの打設を可能とし、さらに、コストダウンを図ることができるモルタル混合装置ならびにモルタル吹付け装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本考案のモルタル混合装置は、モルタルを構成する骨材およびセメントミルクを混合するためのモルタル混合装置であって、前記骨材をほぼ管状の骨材流路内に流すとともに、前記セメントミルクを、下流端が前記骨材流路に接続されるセメントミルク送出管内に流し、前記骨材流路内において前記骨材が分散する位置に、前記セメントミルク送出管からのセメントミルクを導入するように構成した(請求項1)。
また、前記骨材流路内に、前記骨材を分散させるためのジャンプ面部を設けてあり、このジャンプ面部が、前記骨材流路の内壁において、下流側ほど高くなるように形成されているのが好ましい(請求項2)。
さらに、前記骨材流路が大径部を有しており、前記ジャンプ面部が、前記大径部の下流側に設けられているのが好ましい(請求項3)。
また、前記骨材流路内に、前記骨材を分散させるための突起体を設けてもよい(請求項4)。
また、前記骨材流路における前記セメントミルク送出管の下流端が接続される接続部分に、ほぼ全周にわたってスリットが設けられた筒部材を配置し、前記セメントミルク送出管内のセメントミルクを前記スリットから骨材流路内に導入するようにしたとしてもよい(請求項5)。
本考案のモルタル吹付け装置は、モルタルを構成する骨材およびセメントミルクを別圧送した後、混合して吹付けるモルタル吹付け装置であって、前記混合を行うのに請求項1〜5のいずれかに記載のモルタル混合装置を用いるようにした(請求項6)。
上記の構成からなる本考案によれば、リバウンドの発生を抑えるとともに、高品質・高強度のモルタルの打設を可能とし、さらに、コストダウンを図ることができるモルタル混合装置ならびにモルタル吹付け装置を提供することが可能となる。
すなわち、分散した状態の骨材にセメントミルクを導入することによって、セメントミルクと骨材とをムラなく均一に混ぜ合わせることができるため、従来のように、モルタルの吹付け時に、セメントミルクに覆われない骨材が法面で跳ね返り(リバウンド)、跳ね返った骨材は法面に溜まることから、前記吹付け作業を一時中断し、前記吹付けノズルからのエアを法面に吹付け、溜まった骨材を法面から除去するという作業を行う必要が少なくなり、モルタルの吹付け作業を効率よく、かつ容易に行うことが可能となる。また、従来のように、前記リバウンドによる骨材の損失を考慮して予め多めに砂を用意する必要がほとんどなく、ひいてはコストダウンを図ることが可能となる。
さらに、セメントミルクと骨材とをムラなく均一に混ぜ合わせることができるため、所定配合のモルタルを形成でき、モルタルの高品質化を図れ、圧縮強度の大きな高強度モルタルの施工を確実に行うことが可能となる。
また、従来のガン機による吹付けのように、ミキサーによる材料の長時間の攪拌を行うことなく、セメントミルクと骨材とを瞬間的にムラなく均一に混ぜ合わせることができるため、モルタルの吹付け作業の所要時間を短縮することも可能となる。また、従来のガン機のミキサーによる材料の混合方式では、特に100mを超える長距離搬送を行う際に、搬送管内に材料が再分離する場合があったが、本考案によればこの再分離問題も解決できる。
また、前記大径部の下流側に前記ジャンプ面部を形成した場合には、骨材流路中のジャンプ面部を設けた部分の流路面積が小さくなることが防止され、前記骨材のスムーズな流通が確保されることとなる。
また、前記突起体を設け、この突起体を利用して骨材流路中を流れる骨材を分散するようにした場合には、前記分散を簡易な構成で確実にかつ低コストで行うことが可能となる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の一実施例に係るモルタル混合装置(以下、混合装置という)Dを有するモルタル吹付け装置(以下、吹付け装置という)Aの構成を概略的に示す説明図である。
吹付け装置Aは、骨材(モルタルMの場合は砂(細骨材)、コンクリートの場合は前記砂および砕石(粗骨材))1を供給する骨材供給手段としての骨材圧送機2と、この骨材圧送機2に接続されたエアコンプレッサー3と、セメント4および水5を混合してなるセメントミルク6を送出するセメントミルク送出手段としての圧送用ポンプ(例えば、ピストン式ポンプ,スクイズ式ポンプ)7と、前記骨材圧送機2の下流側に接続された供給管8と、前記圧送用ポンプ7の下流側にその上流端が接続され、前記供給管8の下流部、好ましくは後述する吐出部27の直前に、前記混合装置Dを介してその下流端が接続されたセメントミルク送出管9とを備えている。
図1は、本考案の一実施例に係るモルタル混合装置(以下、混合装置という)Dを有するモルタル吹付け装置(以下、吹付け装置という)Aの構成を概略的に示す説明図である。
吹付け装置Aは、骨材(モルタルMの場合は砂(細骨材)、コンクリートの場合は前記砂および砕石(粗骨材))1を供給する骨材供給手段としての骨材圧送機2と、この骨材圧送機2に接続されたエアコンプレッサー3と、セメント4および水5を混合してなるセメントミルク6を送出するセメントミルク送出手段としての圧送用ポンプ(例えば、ピストン式ポンプ,スクイズ式ポンプ)7と、前記骨材圧送機2の下流側に接続された供給管8と、前記圧送用ポンプ7の下流側にその上流端が接続され、前記供給管8の下流部、好ましくは後述する吐出部27の直前に、前記混合装置Dを介してその下流端が接続されたセメントミルク送出管9とを備えている。
前記吹付け装置Aは、前記骨材1とセメントミルク6とを別圧送し、前記供給管8の下流部からの吹き付けを行う寸前にて両者1,6を混合する別圧送タイプのものである。
前記骨材圧送機2は、前記骨材1を、前記エアコンプレッサー3から供給される高圧エアー(圧縮エアー)とともに下流側へと吐出するものであり、吐出された骨材1は、前記供給管8内に導出され、前記高圧エアーにより供給管8の下流側へと送られることとなる。
前記供給管8は、例えば、20m程度の複数の可撓性を有するホースを連結してなる連結ホース部10と、この連結ホース部10の下流側に設けられた前記混合装置Dとを備えている。なお、前記供給管8として、例えば、通常のモルタル吹付け用のホースを使用することが可能である。
前記セメントミルク送出管9は、その内径が例えば1〜3cm程度となるように形成されている。
前記連結ホース部10は、例えば、最大で400m程度の長さとなるように構成されている。
図2は、前記混合装置Dの構成を概略的に示す説明図である。
前記混合装置Dは、前記供給管8内を流れる骨材1に、前記セメントミルク送出管9内を流れてきたセメントミルク6を混合するためのものであって、ほぼ管状の骨材流路11と、この骨材流路11内に前記セメントミルク送出管9からのセメントミルク6を導入するための導入手段12とを有している。
前記混合装置Dは、前記供給管8内を流れる骨材1に、前記セメントミルク送出管9内を流れてきたセメントミルク6を混合するためのものであって、ほぼ管状の骨材流路11と、この骨材流路11内に前記セメントミルク送出管9からのセメントミルク6を導入するための導入手段12とを有している。
前記骨材流路11は、上流側から順に、前記供給管8の他の部分(前記連結ホース部10)の径よりも径が大きくなるように形成された大径部13と、この大径部13の下流側に連続して設けられ、下流側ほど高くなるように形成されたジャンプ面部14とを有している。
前記導入手段12は、前記セメントミルク送出管9が側方から接続される接続部15と、前記セメントミルク送出管9内に連通する連絡部16と、外側の前記連絡部16と内側の前記骨材流路11とに連通するとともに、内側ほど下流側に位置するように傾斜する環状のスリット17とを有している。
詳しくは、前記混合装置Dは、上流側接続部18と、この上流側接続部18によってその上流側にある連結ホース部10の下流端にその上流端が当接した状態で保持される筒部19と、この筒部19の下流端側に接続され、前記導入手段12を有する導入部20と、この導入部20およびこの導入部20の下流側にある連結ホース部10を接続するための下流側接続部21とを備えている。
前記上流側接続部18は、その上流側の連結ホース部10が挿入される小径の貫通孔18aと、前記筒部19の上流側に設けられた雄ねじ部19aが螺着する雌ねじ部18bとを有している。
前記筒部19は、外周面の上流側および下流側にそれぞれ、雄ねじ部19aおよび雄ねじ部19bを有しており、また、前記筒部19の上流側および下流側の開口19c,19dの径は、その上流側の前記連結ホース部10の径とほぼ同じとなるように形成されている。
さらに、筒部19の内壁には、上流側から順に、下流側ほど径が大きくなるテーパ面22と、その上流端から下流端までの径がほぼ一定である前記大径部13と、下流側ほど内径が小さくなるテーパ面として環状に形成されている前記ジャンプ面部14とが設けられている。すなわち、前記筒部19の上流側と下流側とが対称的な構造となっている。なお、前記ジャンプ面部14は、その高低差が例えば5〜10mmとなるように形成されている。また、骨材による磨耗を防止するために、少なくとも、前記大径部13からジャンプ面部14にかけて、ゴム等の弾性物でライニングするのが望ましい。
前記導入部20は、ほぼ円筒状で、中央に内径が小さくなる小径部23を有する外筒部材24と、同じくほぼ円筒状で、前記外筒部材24の前記小径部23の内側に当接した状態で配置される内筒部材25とを備えている。
前記外筒部材24は、前記筒部19の下流側の雄ねじ部19bと螺合する雌ねじ部24aを上流側に有し、前記下流側接続部21の上流側に設けられた雄ねじ部21bが螺合する雌ねじ部24bを下流側に有している。また、前記外筒部材24の小径部23には、図3にも示すように、外側から順に、前記セメントミルク送出管9の下流端が挿入された状態で接続される前記接続部15と、環状の溝である前記連絡部16とが設けられている。尚、筒部19,外筒部材24,内筒部材25は、例えば、アルミニウムなどの金属からなっている。
図4(A),(B)および(C)は、前記内筒部材25の構成を概略的に示す側面図,縦断面図および横断面図である。
前記内筒部材25は、ほぼ円筒状の部材にほぼ全周にわたって前記スリット17(幅3〜10mm、好ましくは5〜7mm)を設けてなり、このスリット17によって分け隔てられる上流部25aと下流部25cとは、複数(本実施例では4つ)のブリッジ25b,25b…によって繋がった状態となっている。
前記内筒部材25は、ほぼ円筒状の部材にほぼ全周にわたって前記スリット17(幅3〜10mm、好ましくは5〜7mm)を設けてなり、このスリット17によって分け隔てられる上流部25aと下流部25cとは、複数(本実施例では4つ)のブリッジ25b,25b…によって繋がった状態となっている。
また、前記内筒部材25の上流側の開口25cの径は、前記筒部19の下流側の開口19dとほぼ同じとなるように形成されており、下流側の開口25dの径は、その下流側の前記連結ホース部10の径とほぼ同じとなるように形成されている。
前記下流側接続部21は、その下流側の連結ホース部10が挿入される小径の貫通孔21aと、前記筒部19の上流側に設けられた雌ねじ部24bと螺合する雄ねじ部21bとを有している。
また、前記供給管8は、前記混合装置Dの下流側に、この混合装置Dにおいて混合したセメントミルク6および骨材1を吐出するための吐出部27を有している。
なお、前記混合装置Dにおいて、セメントミルク6および骨材1を混合することによって、モルタルMを形成するのであり、このモルタルMとしては、セメント4,骨材(砂)1,水5と、適宜混和剤を用い、例えば、セメント4:骨材(砂)1:水5=1:4:0.45〜0.6の重量配合比を持ったものが望ましい。コンクリートの場合は、上記砂の一部を適宜砕石におきかえる。
次に、上記の構成からなる吹付け装置Aを用いて実施されるモルタルの打設方法について説明する。
前記モルタルの打設方法は、前記骨材圧送機2およびエアコンプレッサー3と、圧送用ポンプ7とを駆動させ、前記供給管8の前記吐出部27を適宜の位置に移動させることにより、実施できる。
前記モルタルの打設方法は、前記骨材圧送機2およびエアコンプレッサー3と、圧送用ポンプ7とを駆動させ、前記供給管8の前記吐出部27を適宜の位置に移動させることにより、実施できる。
すなわち、前記骨材圧送機2およびエアコンプレッサー3を駆動することにより、前記骨材1は、高圧エアーとともに供給管8内に送られ、前記混合装置D内へと至る。
一方、前記圧送用ポンプ7を駆動することにより、前記セメントミルク6は、セメントミルク送出管9内に送られ、前記混合装置Dへと至る。
図5(A)および(B)は、前記混合装置Dの動作を概略的に示す説明図および縦断面図である。
前記供給管8内を通って混合装置D内に至った骨材1は、前記骨材流路11中の大径部13およびジャンプ面部14を経てさらに下流側へと向かうのであるが、前記骨材流路11(供給管8)の底に沿って固まって流れている骨材1がある場合には、その骨材1は前記ジャンプ面部14を通過したときにジャンプ面部14に衝突して斜め上方に向かって跳ね上がることとなり、これによって、固まって流れていた骨材1が分散することとなる。
前記供給管8内を通って混合装置D内に至った骨材1は、前記骨材流路11中の大径部13およびジャンプ面部14を経てさらに下流側へと向かうのであるが、前記骨材流路11(供給管8)の底に沿って固まって流れている骨材1がある場合には、その骨材1は前記ジャンプ面部14を通過したときにジャンプ面部14に衝突して斜め上方に向かって跳ね上がることとなり、これによって、固まって流れていた骨材1が分散することとなる。
一方、前記セメントミルク送出管9内を通って混合装置D内に至ったセメントミルク6は、図5(B)に示すように、前記接続部15および連絡部16を経た後、前記骨材流路11の内壁のほぼ全周にわたって形成されている前記スリット17から骨材流路11内に導入されることとなる。
そして、前記骨材流路11内において前記骨材1が分散する位置に、前記セメントミルク送出管9からのセメントミルク6を導入するようにしてあり、このような構成によって、骨材1の各粒がしっかりセメントミルク6によりコーティングされ、前記骨材1とセメントミルク6とがムラなく均一に混合されることとなる。
上記のようにして、前記混合装置D内において、セメントミルク6および骨材1が適宜の割合で混合され、これによって、前記モルタルMが形成され、形成されたモルタルMは、混合装置Dの下流側(すなわち、供給管8の下流側)に導出され、その後、前記吐出部27からモルタルの打設位置に吐出されるのである。
なお、上記実施例では、前記ジャンプ面部14を、前記筒部19の内側に一体的に形成してあるが、このような構成に限るものではなく、例えば、前記ジャンプ面部14を有する環状の部材を、前記筒部19とは別体として設け、これを筒部19の内側に配置するようにしてもよい。
また、上記実施例では、前記セメントミルク送出管9からのセメントミルク6を、前記スリット17から前記骨材流路11内に導入するようにしてあるが、このような構成に限るものではなく、例えば、前記スリット17に代えて、あるいはスリット17に加えて、複数のノズル(図示せず)を設け、各ノズルから前記セメントミルク6を導入するようにしてもよい。さらに、いずれの場合にも、前記セメントミルク6がつまらない程度にスリット17(またはノズル)を細くして、骨材流路11内に導入されるセメントミルク6の流速を大きくし、例えば、前記セメントミルク6を骨材流路11内に噴射するようにしてもよい。
また、前記骨材1を分散させるための手段として、前記ジャンプ面部14に代えて、あるいは加えて、図6(A)および(B)に示すように、突起体26を設けてもよい。前記突起体26は、例えば、ほぼ半球状をしており、骨材流路11を構成する前記筒部19の内壁に沿ってその周方向に適宜の間隔をあけて複数(例えば、5個)配置されている。また、周方向に配置される前記突起体26を、骨材流路11の流れ方向(筒部19の軸方向)に適宜に間隔をあけて複数列(例えば、2列)設けてもよく、この場合、隣り合う列の突起体26どうしが互いに周方向にずれた位置にあるように構成することが好ましい。なお、突起体26の形状は半球状に限定されるものではないが、搬送される骨材1からの抵抗を受けにくい形状で有ることが流路(骨材流路11)内の詰まりを防止することができ望ましい。
また、図6(A)に示すように、前記突起体26を設ける場合には、前記大径部13を設けなくともよく、この場合には、前記筒部19は、一端から他端までほぼ一定の内径を有することとなる。なお、前記大径部13を設けないという構成を、突起体26ではなく前記ジャンプ面部14を設けた場合に採用してもよい。
1 骨材
6 セメントミルク
9 セメントミルク送出管
11 骨材流路
A 吹付け装置
D モルタル混合装置
M モルタル
6 セメントミルク
9 セメントミルク送出管
11 骨材流路
A 吹付け装置
D モルタル混合装置
M モルタル
Claims (6)
- モルタルを構成する骨材およびセメントミルクを混合するためのモルタル混合装置であって、前記骨材をほぼ管状の骨材流路内に流すとともに、前記セメントミルクを、下流端が前記骨材流路に接続されるセメントミルク送出管内に流し、前記骨材流路内において前記骨材が分散する位置に、前記セメントミルク送出管からのセメントミルクを導入するように構成したことを特徴とするモルタル混合装置。
- 前記骨材流路内に、前記骨材を分散させるためのジャンプ面部を設けてあり、このジャンプ面部が、前記骨材流路の内壁において、下流側ほど高くなるように形成されている請求項2に記載のモルタル混合装置。
- 前記骨材流路が大径部を有しており、前記ジャンプ面部が、前記大径部の下流側に設けられている請求項2に記載のモルタル混合装置。
- 前記骨材流路内に、前記骨材を分散させるための突起体を設けてある請求項1〜3のいずれかに記載のモルタル混合装置。
- 前記骨材流路における前記セメントミルク送出管の下流端が接続される接続部分に、ほぼ全周にわたってスリットが設けられた筒部材を配置し、前記セメントミルク送出管内のセメントミルクを前記スリットから骨材流路内に導入するようにした請求項1〜4のいずれかに記載のモルタル混合装置。
- モルタルを構成する骨材およびセメントミルクを別圧送した後、混合して吹付けるモルタル吹付け装置であって、前記混合を行うのに請求項1〜5のいずれかに記載のモルタル混合装置を用いるようにしたモルタル吹付け装置。
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JP2014224378A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | 日本植生株式会社 | モルタルまたはコンクリート吹付け装置及び方法 |
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2003
- 2003-09-10 JP JP2003271124U patent/JP3100370U/ja not_active Expired - Fee Related
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