JP4127288B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給紙トレイにセットされた用紙を排紙トレイへ搬送する用紙搬送装置に関し、特に、給紙トレイから繰り出された複数枚の用紙をセパレートローラと分離パッドでニップして1枚ずつ分離する用紙搬送装置に関する。
コピー機、ファクス機、スキャナ等は、原稿画像を読み取るための画像読取装置や、原稿から読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データを記録紙に記録するための画像形成装置を搭載している。これら画像読取装置や画像形成装置の多くには、給紙トレイにセットされた複数枚の原稿や記録紙を順次搬送して所定の画像読取位置や画像転写位置を経て排紙トレイに排出する用紙搬送装置が設けられる。例えば画像読取装置には、読み取るべき原稿がセットされる原稿トレイから読み取り完了後の原稿が貯留される排紙トレイへと原稿を搬送するいわゆる自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダー:ADF)と呼ばれる用紙搬送装置が設けられる。
このADFには、原稿トレイに積重された原稿を最上紙から順次繰り出して搬送路へ供給する手段として、原稿トレイ近傍に給紙ユニットが設けられる。図4は、従来例に係る給紙ユニット70を示す概略縦断面図である(特許文献1参照)。図に示すように、給紙ユニット70は、駆動軸71によって回転駆動されるセパレートローラ72と、駆動軸71に基端部が支持されたピックアップアーム73と、該ピックアップアーム73の先端部に回転自在に軸支されたピックアップローラ74と、図示しない原稿トレイから繰り出された複数枚の原稿から1枚を分離するための分離パッド75と、該分離パッド75をセパレートローラ72に接離可能に保持する分離パッドホルダ76と、該分離パッドホルダ76に隣接して設けられコルクパッド77が着脱可能に取り付けられた係止カバー78と、分離パッドホルダ76と係止カバー78の下方に支軸79を支点として揺動自在に設けられた揺動ブラケット80と、該揺動ブラケット80の支軸79を挟んで一端側と分離パッドホルダ76の間に介在されたコイルスプリング81と、揺動ブラケット80の他端側に螺合された分離圧調整ネジ82と、を備えている。
このように構成される給紙ユニット70では、コイルスプリング81が分離パッドホルダ76を付勢することにより、分離パッド75が所定の分離圧でセパレートローラ72に圧接されている。そして、駆動軸71の回転開始に伴ってピックアップアーム73が下方へ揺動し、その先端のピックアップローラ74が原稿に押圧された状態で回転することにより、原稿トレイ上の原稿のうち上から数枚の原稿が繰り出される。繰り出された原稿は、セパレートローラ72と分離パッド75のニップ部へ送り込まれ、摩擦力によってそのうち1枚が分離されて搬送路83へ繰り込まれる。
また、この給紙ユニット70では、ニップ部において原稿が分離されずに複数枚の原稿が搬送路83に繰り込まれる分離不良の問題や、原稿が搬送路83に繰り込まれない繰り込み不良の問題が発生した場合、その分離圧を調整することが可能となっている。すなわち、まず係止カバー78からコルクパッド77を取り外し、その下から露呈した貫通穴84にドライバ等を差し込むことによって分離圧調整ネジ82を回す。例えば、分離圧が不足している場合、分離圧調整ネジ82を回して没入させると、これに押圧された揺動ブラケット80は、分離圧調整ネジ82側の端部を下降させ且つコイルスプリング81側の端部を上昇させるように揺動する。これにより、コイルスプリング81の撓み量が増加してその付勢力が大きくなることにより、分離圧が大きくなる。
図5は、従来例に係る他の給紙ユニット90を示す概略縦断面図である。図に示すように、この給紙ユニット90も、セパレートローラ91と協働して原稿を分離する分離パッド92と、該分離パッド92を保持する分離パッドホルダ93と、該分離パッドホルダ93を付勢して分離パッド92を所定の分離圧でセパレートローラ91に圧接するコイルスプリング94と、該コイルスプリング94の撓み量を変化させることにより分離圧を調整するための分離圧調整ネジ95とを備えるものである。ここで、分離パッドホルダ93が取り付けられたインナーガイドユニット96は、支軸97を支点として回動可能に設けられている。これにより、前記分離不良が発生して分離圧を調整する場合、図5に示すように、インナーガイドユニット96を上方へ回動させてその底面96aを露呈させ、底面に形成された図示しない貫通穴からドライバ等を差し込むことによって分離圧調整ネジ95を回す。これにより、コイルスプリング94の撓み量が変化して分離圧が調整されるものとなっている。
特開2005−60090号公報
しかし、従来の給紙ユニット70を備えた用紙搬送装置では、分離圧調整ネジ82を調整するために係止カバー78からコルクパッド77を取り外さなければならず、作業が煩わしいという問題があった。また、分離圧調整ネジ82の軸芯とコイルスプリング81の軸芯が一致していないため、分離圧の調整を安定した状態で行うことができない、という問題があった。また、従来の他の給紙ユニット90を備えた用紙搬送装置では、インナーガイドユニット96を回動可能な構造とする必要があるため、機構の複雑化及びコストアップを招くという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、給紙トレイから繰り出された数枚の用紙が、セパレートローラとこれに所定の分離圧で圧接された分離パッドによって1枚ずつ分離される用紙搬送装置において、分離圧を調整するための分離圧調整ネジを容易且つ確実に調整可能とする手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1記載の用紙搬送装置は、搬送すべき用紙が載置される給紙トレイと搬送後の用紙が排出される排紙トレイとを連通する搬送路と、前記用紙トレイから繰り出された複数枚の用紙から1枚を分離して搬送路に繰り込むセパレートローラ及び分離パッドと、前記分離パッドを前記セパレートローラに接離可能に保持する分離パッドホルダと、該分離パッドホルダを付勢して前記分離パッドを前記セパレートローラに所定の分離圧で圧接するコイルスプリングと、ねじ込み量を変化させることにより該コイルスプリングの撓み量を変化させ、分離圧を調整する分離圧調整ネジと、を備えてなる用紙搬送装置において、前記分離圧調整ネジが前記分離パッドホルダの直下の搬送装置本体に設けられるとともに、前記コイルスプリングの一端が前記分離圧調整ネジに他端が前記分離パッドホルダにおける前記分離パッドから離間した位置にそれぞれ当接され、前記分離パッドホルダに、前記分離圧調整ネジのねじ込み量を上方から調整するためのネジ調整用穴が設けられたものである。
請求項2記載の用紙搬送装置は、前記分離パッドホルダが、前記分離パッドより用紙搬送方向上流側の位置を支点として揺動可能に設けられ、前記コイルスプリングの一端が、前記分離パッドホルダの前記分離パッドより用紙搬送方向下流側の位置に当接されたものである。
請求項3記載の用紙搬送装置は、前記コイルスプリングの軸芯が、前記分離圧調整ネジの軸芯と略一致したものである。
本発明に係る用紙搬送装置によれば、分離パッドホルダのネジ調整用穴からドライバ等を差し込んで、コイルスプリングの中空部分を挿通させることにより、分離圧調整ネジのねじ込み量を調整することができる。これにより、分離圧調整ネジの上方を覆う分離パッド等の部材を取り外すことなく、分離圧調整ネジのねじ込み量を調整することができるので、分離圧の調整作業を簡略化することができる。また、用紙搬送装置の機構が複雑化することもない。
また、本発明に係る用紙搬送装置によれば、コイルスプリングによる分離パッドホルダの付勢位置から分離パッドホルダの揺動支点までの距離が、分離パッドから前記揺動支点までの距離より長くなる。従って、コイルスプリングの付勢力の変化量に対して、分離パッドの分離圧の変化量が小さくなるので、分離圧の微調整を行うことが可能となる。
また、本発明に係る用紙搬送装置によれば、分離圧調整ネジの軸芯とコイルスプリングの軸芯が略一致しているので、分離圧の調整を安定した状態で行うことができる。
以下、本発明の実施例に係る用紙搬送装置について図面に基づいて説明する。図1は、用紙搬送装置としてのADF1を備えた画像読取装置Gの構成を示す概略縦断面図である。本画像読取装置Gは、コピー・ファクシミリ複合機等の上部に設けられ、複写しようとする原稿やファクシミリ送信しようとする原稿の画像情報を読み取るために使用するものである。この画像読取装置Gは、内部に読取ユニット2を収容し上面にプラテンガラス3が配設されてなる装置本体4と、該装置本体4の上部に開閉可能に設けられた原稿押圧板5とを備えてなるものであり、厚みのあるブック状の原稿P等を読み取る場合には、原稿押圧板5を開いてプラテンガラス3上に原稿Pを載置し、原稿押圧板5を閉じて原稿Pをプラテンガラス3に密着させた状態において、読取ユニット2がその下方を移動しながら原稿画像を読み取る。
また、図1に示すように、原稿押圧板5には、読み取るべき原稿Pをセットするための原稿トレイ6と、読み取りが完了した原稿Pを貯留するための排紙トレイ7と、原稿トレイ6から排紙トレイ7へ原稿Pを搬送するADF1とが設けられている。そして、シート状の原稿Pを複数枚読み取る場合には、原稿トレイ6上に積重された原稿PがADF1によって順次搬送され、その搬送路8上の読取位置Xに待機した読取ユニット2によって原稿画像が読み取られるものとなっている。
ここで、ADF1は、図1に示すように、原稿トレイ6と排紙トレイ7を連通する搬送路8と、原稿トレイ6上に積重された原稿Pを最上紙から1枚ずつ分離して搬送路8に繰り込む給紙ユニット9と、搬送路8に沿って適宜配設されて原稿Pを下流へ搬送する搬送ローラ10と、搬送路8の最下流端に配設された排出ローラ対11と、を備えてなるものである。
図2は、図1において給紙ユニット9近傍を拡大した部分拡大断面図である。給紙ユニット9は、原稿トレイ6上の原稿Pのうち上から数枚を繰り出すピックアップローラ12と、該ピックアップローラ12に対向して配設されたコルクパッド13と、分離パッド14と協働して原稿トレイ6から繰り出された数枚の原稿Pから最上紙のみを分離するセパレートローラ15と、分離パッド14をセパレートローラ15に接離可能に保持する分離パッドホルダ16と、分離パッド14を所定の分離圧でセパレートローラ15に圧接するコイルスプリング17と、分離圧の大きさを調整するための分離圧調整ネジ18と、を具備している。
ピックアップローラ12は、図2に示すように、回転駆動される駆動軸19に基端部が支持されたピックアップアーム20の先端部に回転自在に軸支されるとともに、図示しない伝達機構を介して駆動軸19の回転駆動力が伝達されるものとなっている。これにより、駆動軸19の回転開始に伴ってピックアップアーム20がその先端側を下降させるように揺動し、ピックアップローラ12が原稿Pの最上紙に当接した後、該ピックアップローラ12が回転を開始することにより、原稿Pのうち上から数枚がセパレートローラ15側に繰り出される。また、原稿トレイ6上の原稿Pが残り1枚になった場合には、ピックアップローラ12とコルクパッド13とで原稿Pがニップされることにより、該原稿Pが確実に搬送路8に繰り込まれるようになっている。
セパレートローラ15は、図2に示すように、回転駆動される駆動軸19の周囲に、シリコン等からなるローラが回転自在に設けられたものであり、図示しないクラッチ機構を介して、駆動軸19の正逆回転のうち何れか一方向の回転のみが伝達されるようになっている。これにより、駆動軸19の回転開始に伴ってセパレートローラ15も回転を開始し、ピックアップローラ12によって繰り出された原稿Pを搬送路8に繰り込む役割を果たしている。また、分離パッド14は、原稿Pに対する摩擦係数が、セパレートローラ15の原稿Pに対する摩擦係数より低く、且つ、原稿P同士の摩擦係数より高いものであり、例えばウレタン系樹脂で成型される。
このセパレートローラ15と分離パッド14による原稿Pの分離について説明する。ピックアップローラ12によって繰り出された複数枚の原稿Pがセパレートローラ15と分離パッド14の間にニップされると、複数枚の原稿Pのうち最下紙は、下方の分離パッド14との摩擦力が上方の原稿Pとの摩擦力より大きいため、搬送路8側へ送られることなく分離パッド14上で停止している。また、最下紙と最上紙の間の原稿Pは、上方及び下方の原稿Pとの摩擦力が釣り合って搬送路8側へ送られることなく停止している。そして、最上紙は、上方のセパレートローラ15との摩擦力が下方の原稿Pとの摩擦力より大きいため、セパレートローラ15の回転によって搬送路8側へ送られる。これにより、複数枚の原稿Pのうち最上紙のみが分離されて順次搬送路8へ繰り込まれる。その後、セパレートローラ15と分離パッド14の間の原稿Pが1枚だけになると、原稿Pは上方のセパレートローラ15との摩擦力が下方の分離パッド14との摩擦力より大きいため、セパレートローラ15の回転によって搬送路8側へ送られる。このようにして、ピックアップローラ12によって繰り出された複数枚の原稿Pの全てが搬送路8へ繰り込まれるものとなっている。
分離パッドホルダ16は、底面側が開口された中空の部材であるホルダ本体部21と、該ホルダ本体部21から突出して設けられた一対の脚部22とを備えるものである。ホルダ本体部21には、その脚部22と逆方向へ突出して一対の規制爪23が突設されるとともに、その上面に分離パッド14を貼設するためのパッド受け部24が凹設されている。また、ホルダ本体部21の内側面には、バネ受け突起25が形成されるとともに、このバネ受け突起25を貫通してホルダ本体部21の上面、より詳細にはパッド受け部24より規制爪23側の位置に達するネジ調整用穴26が形成されている。また、ホルダ本体部21における脚部22側には、分離パッド14方向へ向かって傾斜する傾斜面27が形成され、原稿トレイ6上に積重した原稿Pが傾斜面27に沿うようにしてずれることで、密着状態にあった原稿Pが捌かれて最上紙を分離しやすくなるようになっている。一方、脚部22には、そのホルダ本体部21と逆側の端部に円弧状の揺動軸28が設けられている。
このように構成される分離パッドホルダ16は、図2に示すように、そのホルダ本体部21が、インナーガイドユニット(搬送装置本体)29におけるセパレートローラ15の対向位置に形成された凹部30内に配置されるとともに、各脚部22の揺動軸28がインナーガイドユニット29によって回動可能に支持されることにより、揺動軸28の位置を支点として揺動可能に取り付けられている。また、図に詳細は示さないが、ホルダ本体部21の規制爪23が、凹部30の壁面に形成された所定幅の溝部に係合されることにより、分離パッドホルダ16の揺動範囲が一定範囲に規制されている。
分離圧調整ネジ18は、図2に示すように、ドライバ等を差し込むためのドライバ溝が形成された頭部31と、該頭部31の根元部分が周方向に突出してなるフランジ部32と、ネジが形成された軸部33と、該軸部33の所定位置に螺合された取付部34とを具備するものである。この分離圧調整ネジ18は、その軸部33が、凹部30の底部に形成された挿通穴35に挿通されるとともに、その取付部34が凹部30の底部に固定されることでインナーガイドユニット29に取り付けられている。これにより、分離圧調整ネジ18を回して軸部33の取付部34に対するねじ込み量を変化させることにより、凹部30の底部からの突出高さを調整可能となっている。すなわち、分離圧調整ネジ18をインナーガイドユニット29に没入させることでフランジ部32の高さ位置を低くし、フランジ部32と分離パッドホルダ16との間隔を大きくすると、コイルスプリング17の圧縮が解放され、分離圧が小さくなる。逆に、インナーガイドユニット29から突出させることでフランジ部32の高さ位置を高くし、フランジ部32と分離パッドホルダ16との間隔を小さくすると、コイルスプリング17が圧縮され、分離圧を大きくすることが可能となっている。
コイルスプリング17は、図2に示すように、その一端が分離パッドホルダ16の内側面に突設されたバネ受け突起25に当接され、他端が分離圧調整ネジ18の頭部31を包囲してフランジ部32に当接されている。これにより、このコイルスプリング17によって分離パッドホルダ16が上方向に付勢され、原稿Pの非通過時には、分離パッド14がセパレートローラ15に所定の分離圧で圧接された状態となっている。そして、原稿トレイ6から繰り出された原稿Pが通過する際には、分離パッドホルダ16は、原稿Pから下方への押圧力を受けることにより、コイルスプリング17の付勢力に抗して揺動軸28を支点として原稿Pの厚み分だけ下方へ揺動する。そして、前述のように、分離パッド14とセパレートローラ15によってニップされた複数枚の原稿Pから最上紙のみが分離されて搬送路8へ繰り込まれる。
以上のような給紙ユニット9の構成によれば、分離圧が適正な大きさでないために分離不良の問題や繰り込み不良の問題が生じた場合、給紙ユニット9を構成する分離パッドホルダ16等の部材をインナーガイドユニット29から取り外すことなく、分離圧の大きさを調整することが可能となっている。例えば、コイルスプリング17の付勢力が強くて分離圧が大き過ぎる場合、原稿トレイ6から繰り出された原稿Pが、セパレートローラ15と分離パッド14で強くニップされ過ぎて、搬送路8に繰り込まれない繰り込み不良の問題が生じる。一方、コイルスプリング17の付勢力が弱くて分離圧が小さ過ぎる場合、原稿トレイ6から繰り出された複数枚の原稿Pが分離されることなく搬送路8に繰り込まれる分離不良の問題が生じる。
このような問題を解消すべく分離圧を適正な大きさに調整する場合、図3に示すように、まず図1に示すADFカバー36を開いてインナーガイドユニット29の上面を露呈させる。そして分離パッドホルダ16のネジ調整用穴26からドライバD等を差し込み、コイルスプリング17の中空部分を挿通させて、分離圧調整ネジ18の頭部31に形成されたドライバ溝に嵌合させる。ここで、例えば分離圧を小さくしたい場合、ドライバDを回して分離圧調整ネジ18をインナーガイドユニット29に没入させることにより、フランジ部32の高さ位置を低くする。これにより、このフランジ部32に一端が当接されたコイルスプリング17が伸張して撓み量が小さくなり、分離パッドホルダ16に対する付勢力が弱くなる分、分離圧が小さくなる。一方、分離圧を大きくしたい場合、ドライバDを回して分離圧調整ネジ18をインナーガイドユニット29から突出させることにより、フランジ部32の高さ位置を高くする。これにより、コイルスプリング17が圧縮されて撓み量が大きくなり、分離パッドホルダ16に対する付勢力が強くなる分、分離圧が大きくなる。
このように、給紙ユニット9を構成する分離パッド14等の各部材をインナーガイドユニット29から取り外すことなく分離圧調整ネジ18を調整可能としたので、分離圧の調整作業を簡略化することができる。また、分離圧調整ネジ18の軸芯とコイルスプリング17の軸芯が略一致しているため、分離圧の調整を安定した状態で行うことができる。
尚、本実施例では分離パッドホルダ16における分離パッド14から用紙搬送方向下流側の位置をコイルスプリング17で付勢しているが、この付勢位置は、分離パッド14から離間した位置であれば本実施例に限られず適宜設計変更が可能である。また、コイルスプリング17による分離パッドホルダ16の付勢位置に応じて、分離圧調整ネジ18やネジ調整用穴26の位置を変更することも可能である。しかし、本実施例のように分離パッド14の下流側部分を付勢すれば、コイルスプリング17による付勢位置から分離パッドホルダ16の揺動支点である揺動軸28までの距離が、分離パッド14から揺動軸28までの距離よりも長くなるので、コイルスプリング17の付勢力変化量に対して分離パッド14の分離圧変化量が小さくなる。従って、分離圧の微調整が可能になるという利点がある。
本発明に係る用紙搬送装置は、画像読取装置のADFとしてだけでなく、画像形成装置にも適用可能である。
本発明の実施例に係る用紙搬送装置1を備えた画像読取装置1の構成を示す概略縦断面図。 図1における給紙ユニット9近傍を拡大した部分拡大縦断面図。 分離圧の調整作業を説明するための説明図。 従来例に係る給紙ユニット70を示す概略縦断面図。 従来例に係る他の給紙ユニット90を示す概略縦断面図。
符号の説明
1 ADF(用紙搬送装置)
6 原稿トレイ(給紙トレイ)
7 排紙トレイ
8 搬送路
14 分離パッド
15 セパレートローラ
16 分離パッドホルダ
17 コイルスプリング
18 分離圧調整ネジ
26 ネジ調整用穴
29 インナーガイドユニット(搬送装置本体)
P 原稿(用紙)

Claims (3)

  1. 搬送すべき用紙が載置される給紙トレイと搬送後の用紙が排出される排紙トレイとを連通する搬送路と、前記用紙トレイから繰り出された複数枚の用紙から1枚を分離して搬送路に繰り込むセパレートローラ及び分離パッドと、前記分離パッドを前記セパレートローラに接離可能に保持する分離パッドホルダと、該分離パッドホルダを付勢して前記分離パッドを前記セパレートローラに所定の分離圧で圧接するコイルスプリングと、ねじ込み量を変化させることにより該コイルスプリングの撓み量を変化させ、分離圧を調整する分離圧調整ネジと、を備えてなる用紙搬送装置において、
    前記分離圧調整ネジが前記分離パッドホルダの直下の搬送装置本体に設けられるとともに、前記コイルスプリングの一端が前記分離圧調整ネジに他端が前記分離パッドホルダにおける前記分離パッドから離間した位置にそれぞれ当接され、前記分離パッドホルダに、前記分離圧調整ネジのねじ込み量を上方から調整するためのネジ調整用穴が設けられたことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記分離パッドホルダが、前記分離パッドより用紙搬送方向上流側の位置を支点として揺動可能に設けられ、前記コイルスプリングの一端が、前記分離パッドホルダの前記分離パッドより用紙搬送方向下流側の位置に当接されたことを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記コイルスプリングの軸芯が、前記分離圧調整ネジの軸芯と略一致したことを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙搬送装置。
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