JP4107854B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドラム式洗濯機に関し、更に詳しくは、ドラム式洗濯機における洗剤による過剰な泡の発生を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドラム式洗濯乾燥機では、ドラムを内装した外槽内に洗剤水を貯留した状態でドラムを回転させ、そのドラム内に収容した洗濯物を掻き上げつつ水面に叩きつけるようにして洗いを行う。そのため、いわゆる渦巻き式の洗濯機よりも洗剤水の泡立ちが多くなる傾向にある。ドラム内で過剰に泡が発生した場合、洗浄性能やすすぎ性能の低下をもたらすほか、乾燥用の循環風路などに泡が充満してヒータの腐食などの故障の原因となったり、或いは連結部から機外に泡が漏れ出すなどのおそれもある。そのため、この種のドラム式洗濯乾燥機では、従来、泡立ちの少ない専用洗剤(低発泡性洗剤)の使用が指定されることが多かった。
【0003】
しかしながら、ユーザが誤って通常の泡立ちの多い洗剤を使用することも多く、また低発泡性洗剤を用いた場合でも使用量が適切でないと、泡が異常に発生してしまうことがある。こうしたことから、最近では、外槽内で泡立ちが過剰になった場合に泡を積極性に消滅させるような制御を行うドラム式洗濯乾燥機も提案されている。例えば特開平10−33878号公報に記載の装置では、洗い運転時に泡が異常に増えたときに泡消し用の散水や外槽への補給水を行うようにしている。
【0004】
こうした制御を行うためには、まず異常に泡が発生したことを検知する必要がある。従来、洗剤による泡を検知する泡センサとして知られているものとして、2本の電極棒を所定の距離だけ離して配置したものがある。その2本の電極棒間に泡が充満すると、その泡を通して電極棒間に電流が流れるため、その電流を検出することにより泡の有無を判断することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
こうした泡検知用の電極は、一度電極に泡が付着すると、泡を消散させるように散水を行っても、電極の周囲に泡がまとわり付いて暫く残ってしまうことがある。その状態で再度泡検知を行おうとしても、正確に泡を検知ができないおそれがある。また、電極に泡が付着したまま乾燥する、というサイクルが繰り返されると、電極表面に洗剤が堆積してゆき、検知不良に至るおそれがある。
【0008】
本発明は上記のような点に鑑みて成されたものであり、その目的は、泡検知部に付着した泡を確実に落として、次の泡検知を正確に行うとともに洗剤成分の堆積を防止することができるドラム式洗濯機に関する。
【0009】
【課題を解決するための手段、及び効果】
上記目的を達成するために成された本発明は、外箱内に設けた外槽と、該外槽の内部に回転自在に配設されたドラムとを備え、前記外槽内に水を貯留した状態で前記ドラムを回転させることにより前記ドラム内に収容された洗濯物を洗濯する構成であり、更に、送風手段、加熱手段及び除湿手段を有し、前記外槽内に加熱空気を送り込むとともに、洗濯物から吐き出される水蒸気を含む空気を外槽の外部に取り出して除湿した後に再び加熱して循環させるための乾燥循環風路、を具備し、洗い、すすぎ、及び脱水を含む洗濯行程に引き続いて乾燥行程を実行するドラム式洗濯機において、
前記外槽に貯留された洗剤水に浸漬する位置に設けられた、導電性の第1電極部と、前記乾燥循環風路の内部に取り付けられ、泡の上昇を検知したい位置に設けられた第2電極部と、前記第1、第2電極部の電気的導通を検知することにより泡の異常発生を認識する泡判定手段とを備え、
前記除湿手段は、前記乾燥循環風路の一部に冷却水を流すものであって、前記第2電極部を、前記除湿手段の冷却水供給口よりも下方で、該冷却水供給口を介して供給された冷却水が掛かる位置に配置し、
前記冷却水供給口から冷却水を供給して前記第2電極部を洗浄するための洗浄処理を、前記洗濯行程中の最終脱水時に行う構成とし、
前記洗浄処理の実行時には前記送風手段を作動して前記乾燥循環風路内に送風を行い、且つ、そのときの送風量を乾燥行程時の送風量よりも多くしたことを特徴としている。
【0016】
発明に係るドラム式洗濯機では、例えば洗い運転中や中間脱水中、或いはすすぎ運転中に乾燥循環風路内に泡が侵入して来て第2電極部にまで達すると、過剰な泡の発生が検知される。このような泡検知の結果、外槽内への追加の給水等によって泡が収まった場合でも、第2電極部に接触した泡は第2電極部の周囲にまとわり着いて残ることがある。そのような場合でも、乾燥運転が実行されて冷却水供給口から乾燥循環風路内に冷却水が供給されると、その水の一部が第2電極部に掛かるため、泡つまり洗剤成分を洗い流すことができる。したがって、本発明に係るドラム式洗濯機によれば、第2電極部に付いた泡を洗浄するような専用の手段を設けることなく、乾燥運転を実行する際に同時に第2電極部を洗浄することができる。そのため、構成が簡単になりコスト削減が可能であるとともに、第2電極部を洗浄するためだけに水を使用することがないから、節水にも寄与する。また、第2電極部に付着した洗剤成分が洗濯毎に確実に除去され、次回の洗濯まで持ち越されないので、第2電極部における洗剤の堆積を防止することができ、泡を確実に検知することが可能となる。
【0018】
発明に係るドラム式洗濯機では、乾燥運転時に第2電極部が洗浄されるが、場合によっては、乾燥運転まで実行せずに、洗い、すすぎ、及び脱水を含む洗濯行程のみで運転を終了するような運転コースが実行されることもある。そこで、そのような運転コースが選択された場合であっても確実に第2電極部の洗浄を行うために、冷却水供給口から冷却水を供給して第2電極部を洗浄するための洗浄処理を、乾燥行程よりも以前に実行する構成とすることが好ましい。もちろん、乾燥行程まで実行される運転コースでは乾燥運転と同時に洗浄処理を行い、洗濯行程のみが実行される運転コースでは洗濯行程中の適宜の時点で洗浄処理を行うように切り替えてもよい。
【0019】
また、洗濯行程の中で洗いやすすぎ時には第2電極部に泡が付着する可能性があることから、乾燥行程よりも以前に上記洗浄処理を行う場合に、該洗濯行程の中の一番最後の最終脱水時に洗浄処理を行うようにすることが好ましい。これによれば、第2電極部への洗剤のこびりつきを確実に防止することができる。
【0021】
更にまた、発明に係るドラム式洗濯機では、乾燥行程時以外のときに洗浄処理を行う場合であっても、該洗浄処理の実行時には送風手段を作動させて乾燥循環風路内に送風を行い、且つ、そのときの送風量を乾燥行程時の送風量よりも多くする構成とするとよい。すなわち、冷却水を乾燥循環風路に流すときに送風を行うと、その空気流によって冷却水は細かく***し、水滴が巻き上げられる。そのため、冷却水供給口から供給された冷却水が第2電極部に直接的には掛かりにくい場合でも、巻き上げられた水滴が第2電極部に接触し、しかも一方向のみではなく様々な方向から水滴が第2電極部に接触するため、確実に第2電極部を洗浄することができる。また、冷却水の巻き上がり作用は送風量が多いほど強くなるから、洗浄処理時に乾燥行程時よりも送風量を増すことにより、第2電極部に対する洗浄効果を一層高めることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るドラム式洗濯機の一実施例であるドラム式洗濯乾燥機について、図面を参照して説明する。
【0027】
図1は本実施例のドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図、図2は上部の側面縦断面図である。このドラム式洗濯乾燥機において、外箱1は、上面部1aと前面部1bとの間の角部がやや丸みをもちつつ前下がりになった傾斜状(以下「傾斜部1c」という)を有し、この傾斜部1cからその後方の上面部1aにかけて大きな洗濯物投入口3が開口し、この洗濯物投入口3を開閉するための上蓋2は、図2に示すように、横方向に水平に延伸する軸2a,2bにより、洗濯物投入口3の後方に二つ折り状態で起立可能である。
【0028】
上蓋2の左側には前方に引き出し自在の洗剤容器4が、右側には前後方向に延伸して操作パネル5が設けられている。操作パネル5には、運転コースや予約時間等を設定するためなどの各種の操作キーと、これら設定に応じて点灯したり、洗濯行程の進捗状況を報知したり、或いは予約や運転の残り時間などを表示するための各種の表示器が適宜に分散して配置されている。操作パネル5はそのほぼ全体が斜め上方を指向しているため、使用者が本洗濯乾燥機の前方に立った姿勢で斜め下方を見下ろしたとき、操作パネル5面はその視線に対して垂直に近い状態となり、表示が見易く且つ操作キーも押し易いという配慮がなされている。
【0029】
次に、図3〜図7に基づき、本ドラム式洗濯乾燥機の内部構成について概略的に説明する。図3は本洗濯乾燥機内部の要部の正面縦断面図、図4は同じく内部の左側面図、図5は内部の右側面縦断面図、図6は内部の右側面図、図7は内部の乾燥循環風路を中心に描いた正面縦断面図である。
【0030】
外箱1の内部にあっては、周面が略円筒形状で両端面がほぼ閉塞された外槽10が、外箱1の左右側面にそれぞれ端面が対向する状態で、左右両側上方から吊下げ支持する二本のばね11と、前後方向に外槽10の下部を支持するダンパ12とにより適度に揺動自在に保持されている。この外槽10の内部には、洗濯物を内部に収容するための内槽として、多数の通水穴が穿孔された略円筒形状の周面の両端面がほぼ閉塞されている横型のドラム13が、左右方向に延伸する水平軸線Cを中心に回転自在に設けられている。
【0031】
ドラム13の左端面中央に固着された主軸14は、外槽10の左端面に固定されている第1軸受ケース16に保持された軸受17により支承されている。他方、ドラム13の右端面中央に固着された補助軸15は、外槽10の右端面に固定されている第2軸受ケース18に保持された第2軸受19により支承されている。この主軸14及び補助軸15により上記水平軸線Cが形成される。外槽10の左端面から側方へと突出した主軸14の先端には、アウタロータ型のモータ20のロータ20bが固定され、一方、モータ台を兼ねる第1軸受ケース16にはモータ20のステータ20aが固定されている。図示しない制御回路からステータ20aに駆動電流が供給されるとそれによってロータ20bが回転し、主軸14を介してロータ20bと同一の回転速度でドラム13が回転駆動される。
【0032】
外槽10の周面の上部から斜め前方にかけて、外箱1の洗濯物投入口3と一致する位置に、洗濯物を出し入れするための外槽開口100が設けられ、外槽開口100は左右水平方向に延伸する軸を中心に回動自在に設けられた外槽扉101により開閉自在となっている。また、ドラム13の周面(胴部)にも洗濯物を出し入れするためのドラム開口130が設けられ、ドラム開口130は、前後方向に観音開き構造を有する二枚の扉体131a,131bから成るドラム扉131により開閉自在となっている。但し、ドラム13は回転可能であるため、ドラム開口130が外槽開口100と径方向に一致した位置でドラム13が停止状態を維持するように、ステータ20aの下方にはドラムロック装置21が設けられており、ドラム13停止時にはドラムロック装置21から突出する係合凸部とロータ20bに形成されている係合凹部とが噛み合い、ドラム13の停止位置が決まる。
【0033】
また、外槽10の右側底部には排水口22が設けられ、排水口22はトルクモータの動作により開閉する排水バルブ23を介し、図示しない排水ホースを通して外部の排水溝へと接続されている。また、外槽10の底部には一段窪んだ凹陥部が形成されており、そこにはほぼ水平に延在する水加熱ヒータ24が配設されており、外槽10内に貯留された水を加熱することができるようになっている。また、その凹陥部よりも前方側の外槽10底部(最低の洗濯水位Lよりも低い位置)には、外槽10内に貯留された水を電気分解するために複数枚の板状の電極を含む電解水生成部25が着脱可能に配設されている。電解水生成部25の板状電極は耐腐食性を有するべくチタンの表面に白金をコーティングしたものであり、この電極が水中に没する状態で電極間に所定電圧を印加すると、次亜塩素酸と活性酸素を含む電解水が生成され、これによって洗浄性能や除菌効果を高めることができる。
【0034】
ドラム13を挟んでモータ20と反対側の、外槽10の右端面及び第2軸受ケース18の外側及び後方には、乾燥運転の際に加熱空気を外槽10内に循環供給するための乾燥循環風路が設けられている。すなわち、乾燥循環風路は、外槽10の胴部と一体に成形され、外槽10後方底部に開口30を有する底部通気路31と、外槽10の右端面外側に取り付けられる除湿パイプ32内に形成される縦通気路33と、この縦通気路33の上部に接続され、水平やや斜め上方に延伸する後部通気路34と、ファンモータ37により回転駆動されるファン36が内装されたファン室35と、外槽10の右端面上部に取り付けられたヒータカバー38内に形成され、ファン室35の右側方からほぼ水平に延伸し外槽10の端面外側において前方に屈曲し、更に下方向に屈曲した横通気路39とを含む。ヒータカバー38内にはシーズヒータである乾燥用ヒータ40が加熱手段として配設されており、横通気路39の末端は第2軸受ケース18に形成された開口18aを介して外槽10内に連通している。
【0035】
縦通気路33内の上部には冷却水供給口41が設けられるとともに、その下方には管路の断面を内側に絞った冷却水跳ね返し部42が設けられている。また、その途中には除湿パイプ32の壁面から管路内に突出するように、先端が斜め下方を指向した泡検知用の電極26aが設けられている。冷却水供給口41には図示しない給水バルブ(後記の冷却水バルブ57a)から引導される冷却水管が接続されており、この冷却水供給口41から縦通気路33内に冷却水が供給されると、落下した水の多くは冷却水跳ね返し部42に当たって細かく***しながら跳ね返るため、その上部空間には水滴による冷却層が形成される。主として、この冷却層が外槽10から排出された空気を除湿するための除湿部として機能する。
【0036】
上記構成において、ファンモータ37によりファン36が回転駆動されると、ファン36は後部通気路34側から吸い込んだ空気を横通気路39に向けて吐き出す。そのため、ファン室35から横通気路39を通って開口18aへと向かう空気流が形成され、その途中で乾燥用ヒータ40との熱交換によって加熱された空気が、開口18aを通して外槽10内へと送り込まれる。ドラム13の右端面には補助軸15の周囲に複数の開口を放射状に有しており、主としてその開口からドラム13内へと加熱空気が流れ込む。ドラム13内に濡れた洗濯物が収容されている場合、加熱空気は洗濯物同士の隙間や洗濯物の繊維の隙間を通過し、その際に洗濯物から水分を奪う。水分を含む空気は主として通水穴を通ってドラム13の外側へ出て、ドラム13と外槽10との隙間を通って排気出口となる開口30へと向かう。
【0037】
そして、開口30から外槽10の外側へ取り出された、水蒸気を多量に含む空気は、底部通気路31を通って上記除湿部に達し、冷却水との熱交換によって急激に冷却される。その結果、空気に含まれる水蒸気は凝縮して水となり、除湿された乾いた空気がファン室35へと戻り、再び乾燥用ヒータ40で加熱されるように循環される。除湿部で凝縮・液化(結露)した水は冷却水と一緒になって除湿パイプ32の内壁を流下し、その下端から主として底部通気路31内を通って外槽10側へと流れ込み、排水口22から機外へと排出される。
【0038】
図8は、上記構成を有する本実施例のドラム式洗濯乾燥機の電気系ブロック構成図である。制御部50はCPU、ROM、RAM、タイマなどを含むマイクロコンピュータ(マイコン)を中心に構成されており、ROMに格納されている制御プログラムに基づいて、洗い、すすぎ、脱水及び乾燥の各行程の運転動作を行うための各種の制御を実行する。制御部50には、使用者が各種設定や指示を与えるために操作パネル5に設けられた各種操作キー52からキー入力信号が与えられるとともに、外槽10内に貯留された水の水位を検知する水位センサ54、洗いやすすぎ行程時には水温を、乾燥行程時にはドラム13出口側の温度を検出するドラム出口温度センサ55、乾燥行程時に除湿後の冷却水の温度を検出する冷却水温度センサ56、上記泡検知用の電極26aを含み、後述のように構成される泡検知部26からそれぞれ検出信号が入力される。
【0039】
また、制御部50には負荷駆動部51が接続されており、この負荷駆動部51を介してドラムモータ20、ファンモータ37、水加熱ヒータ24、乾燥用ヒータ40、冷却水バルブ57aを含む給水バルブ57、排水バルブ23、電解水生成部25、ドラムロック装置21等の動作を制御する。なお、本実施例のドラム式洗濯乾燥機では、操作キー52からの設定により、洗濯及び乾燥の全ての行程を連続的に行わせることができ、またいずれかの行程のみを選択的に行わせることもできる。
【0040】
次に、本実施例のドラム式洗濯乾燥機における特徴的な構成要素について、詳細に説明する。
【0041】
本実施例のドラム式洗濯乾燥機では、洗い運転時には洗剤水を外槽10内に貯留し、その状態でドラム13を低速で回転させることによってドラム13内に収容されている洗濯物の叩き洗いを実行する。その際に、低発泡性洗剤でない洗剤が使用されたり、或いは低発泡性洗剤であっても量が多すぎたりすると、外槽10内に異常に泡が発生し、縦通気路33内部にまで泡が上昇してゆくことになる。そこで、洗剤水から発生する泡が過剰になったことを検知するための泡検知部26が設けられている。この泡検知部26は、泡に接触することにより泡を検知する手段として、縦通気路33内に設けられた棒状の泡検知用電極26aを含むとともに、電解水生成部25の一部である板状の電極を利用する。次に、泡検知部26の構成と具体的動作について説明する。
【0042】
図9は泡検知部26を中心とする回路構成図、図10はこの回路の動作を示す波形図である。図9において、25a,25bは電解水生成部25に含まれる電極である。
【0043】
図9に示すように、所定周波数で発振する発振器70の出力(A点)はコンデンサ71を介して泡検知用電極26aに接続されるとともに、比較器72を介して制御部50に入力されている。一方、電解水生成用電極25bはスイッチ73を介して電圧が20Vである電源に接続され、それと組になる他方の電解水生成用電極25aは接地されている。電解水生成部25において水を電気分解する際にはスイッチ73が閉成され、両電解水生成用電極25a,25b間に20Vの直流電圧が印加されることになる。
【0044】
乾燥循環風路の縦通気路33内に泡が充満していない場合、つまり泡検知用電極26aの位置まで泡が上昇していない場合には、泡検知用電極26aは開放端であるため電気的にはコンデンサ71が無いものと看做すことができる。そのため、図10(A)に示すような矩形波信号が比較器72に入力される。比較器72はA点の電位とB点の電位(4V)とを比較し、A点電位がB点電位よりも低いときに5V、そうでないときには0Vを出力する。したがって、制御部50には0−5Vの矩形波信号が入力される。
【0045】
これに対し、乾燥循環風路の縦通気路33に泡が充満した場合には、泡検知用電極26aと電解水生成用電極25aとは泡及び水を介して導通するため、泡検知用電極26aが接地されるのと等価になる。そのため、コンデンサ71には充放電の電流が流れ、その容量を矩形波信号の周期に対して適宜の値に定めておくと、コンデンサ71は完全には充放電されないために、A点の電圧は図10(B)に示すように2.5V付近を中心にした非常に小さな振幅となる。そのため、制御部50には5Vの連続的な信号が入力される。したがって、制御部50は、入力信号が連続的に「H(=5V)」状態であるか、或いは「H」及び「L(=0V)」の繰り返し状態であるのかを判定することにより、過剰な泡の有無を判定することができる。
【0046】
なお、泡が有る場合、スイッチ73のオンとオフの切り替えの瞬間にはコンデンサ71の両端電圧は変動するが、切り替え後暫時経過すると、コンデンサ71の直流成分遮断の作用によりほぼ同一の定常値に落ち着く。したがって、スイッチ73のオン・オフに拘わらず上記波形が制御部50に入力される。
【0047】
図11は制御部50で実行される、泡の有無の判定処理を含む泡検知処理のフローチャートである。
【0048】
制御部50では、まず泡検知カウント値Cをリセットし(ステップS100)、次に泡検知フラグFを0にする(ステップS101)。そして、上記のような入力信号が「H」であるか否かを判定し(ステップS102)、「H」である場合には泡検知カウント値Cを1だけ増加させ(ステップS103)、その値が100に達したか否かを判定する(ステップS104)。泡検知カウント値Cが100に達していないと判定されると、泡検知フラグFが1であるか否かを判定し(ステップS107)、フラグFが1でない、つまり0である場合にはステップS102へと戻る。
【0049】
したがって、図10(B)に示したように入力信号が連続的に「H」である場合には、ステップS102→S103→S104→S107の処理を繰り返すことになり、泡検知カウント値Cが100に達したときに泡検知フラグFが1にセットされるとともに(ステップS105)、泡検知カウント値Cはゼロにリセットされる(ステップS106)。このときにはフラグFが1になっているため、ステップS107からステップS108へ進み、泡消散処理を実行する。
【0050】
泡消散処理の一例としては、ドラム13の回転を停止させ、冷却水バルブ57aを開放し、冷却水供給口41から縦通気路33内に冷却水を流す。これにより、縦通気路33内下方に充満していた泡に対して散水が行われるため泡が消えてゆき、また、冷却水の一部は泡検知用電極26aを伝い落ちて、それにまとわり付いていた泡をも確実に洗い流す。更に、冷却水は外槽10内に流れ込むから、外槽10内に貯留されている洗剤水は薄められることになるため、泡が消散するのみならず、以降の泡の発生も抑制される。但し、冷却水を追加給水しただけであると外槽10内の水位が上昇してしまうから、排水バルブ23を開いて一部の洗剤水を機外に排出する。このような泡消散処理は所定時間だけ継続して行う。そして、泡消散処理実行後はステップS101へと戻り、フラグFをリセットして同様の判定処理へと戻る。
【0051】
一方、過剰な泡がない場合には、入力信号は「H」及び「L」を繰り返し、しかもその繰り返しの周期は、制御部50での上記ステップS102→S103→S104→S107の処理を100回繰り返すよりも短い周期となるように設定されている。そのため、或る時点で複数回連続して入力信号が「H」と判定された場合であっても、泡検知カウント値Cが100に達する以前に入力信号は「L」となるから、そのときにはステップS102→S109→S106と進み、泡検知フラグFは0になり、更に泡検知カウント値Cはゼロにリセットされる。したがって、ステップS107でフラグFを判定する時点で常にフラグFは0となっていて、泡消散処理が実行されることはない。
【0052】
以上のような動作により、泡が乾燥循環風路内の所定位置まで上昇してきたことを確実に検知し、その検知時には冷却水を流して確実に泡を消散させることができる。更に、一旦泡の消散を行った後も、洗い運転を再開することによって再び泡が充満してきたならば、再度冷却水を流して泡を消散させることができる。
【0053】
上記のような過剰な泡の発生は、洗剤水を用いた洗い運転時、及び洗い運転終了後に洗剤水を排出した後行われる1回目の中間脱水の際に生じる可能性が高い。特に、中間脱水時にはドラム13が高速で回転されるため、洗濯物から吐き出された洗剤水が激しく撹拌されることとなり、泡の発生が著しい。そこで、本実施例のドラム式洗濯乾燥機では、洗い運転時に特徴的な制御を行うことにより、引き続き行われる中間脱水時での過剰な泡の発生を抑制するようにしている。
【0054】
図12はその特徴的な洗い行程時の一部の制御フローチャートである。この図12に基づいて動作を説明する。
【0055】
制御部50では、洗剤水が外槽10に貯留されている状態でドラム13を低速回転させることにより洗い運転を実行しているとき(ステップS10)、洗い運転時間が終了したか否かを判定し(ステップS11)、洗い運転時間が終了していなければ上述した方法で過剰な泡の有無を判定し(ステップS12)、泡が有ると判定された場合には上記泡消散処理を実行する(ステップS13)。
【0056】
所定の洗い運転時間が終了すると、排水バルブ23を開放して外槽10から機外への排水を開始する(ステップS14)。その後、水位センサ54からの水位検知信号を監視し、外槽10内の水位がリセット水位まで下がったか否かを判定する(ステップS15)。リセット水位は外槽10内でかなり低い位置に設定された水位であり、例えば水位センサ54により検知可能な最低水位とすることができる。
【0057】
水位がリセット水位まで下がったことを検知すると、洗い運転中に泡消散処理を最低1回実行済みであるか否かを判定し(ステップS16)、泡消散処理を実行していた場合には、リセット水位到達後更に1分間その状態で待機した(ステップS17)後に中間脱水行程に移行して、ドラム13の高速回転駆動を開始する(ステップS19)。一方、泡消散処理を実行していない場合には、リセット水位到達後更に30秒だけその状態で待機した(ステップS18)後に、中間脱水行程に移行する。すなわち、泡消散処理を実行した場合には、洗剤水が泡立ち易くなっているほか、水に比べて排出されにくい泡が残り易い。そこで、リセット水位到達後の待機時間、つまり排水時間をより長くとることによって、外槽10内に残留する洗剤水や泡をより確実に機外に排出するようにしている。これにより、中間脱水の際に過剰な泡の発生を抑制することができる。
【0058】
なお、洗い運転時よりも可能性は低いものの、すすぎ運転時やその後の中間脱水時にも過剰な泡が発生する可能性はあるから、すすぎ運転時にも上記説明したような制御を行うようにようにしてもよい。
【0059】
上述したように、洗い運転時(及びすすぎ運転時)に過剰な泡の発生が検知されたとき、泡消散処理を行うと同時に泡検知用電極26aの洗浄処理(以下、「電極洗浄処理」という)を行うことができる。しかしながら、電極洗浄処理は泡検知用電極26aに付着している泡(洗剤成分)を洗い流すのが目的であるから、泡を検知したときに限らず、洗濯行程中の及び乾燥行程中の適当な時点で行えばよい。ただ、乾燥行程中に電極洗浄処理を行うように決めておくと、洗濯行程のみで運転を終了するような運転コースが設定された場合に、電極洗浄処理が実行されないことになる。そこで、好ましくは、乾燥行程よりも以前の洗濯行程の期間中に電極洗浄処理を実行することができるようにしておくとよい。
【0060】
また、上記のような泡消散処理と同時に行われる電極洗浄処理だけでは、泡検知用電極26aに付着している洗剤成分が完全には洗い流されない可能性もある。そこで、本実施例のドラム式洗濯乾燥機では、洗い運転の泡消散処理とは別に、次に説明するような電極洗浄処理を実行している。図13はこの電極洗浄処理に関する制御フローチャートである。
【0061】
電極洗浄処理において、制御部50では、最終脱水行程が開始されたか否かを判定し(ステップS60)、最終脱水行程でなければ処理を終了する。最終脱水行程である場合には、次に洗い行程時やすすぎ行程時に上記泡検知処理によって過剰な泡が検知された否かを判定する(ステップS61)。泡が検知されていなければ、泡検知用電極26aに泡が付着している可能性はきわめて低いので、そのまま処理を終了する。洗い行程時やすすぎ行程時に1回でも過剰な泡が検知されている場合には、ファンモータ37を作動させるとともに冷却水バルブ57aを開放する(ステップS62)。これにより、冷却水供給口41から縦通気路33内に冷却水が流れ込む。ファン36が回転駆動されることによって乾燥運転時と同様に縦通気路33内には下から上へ向かう空気流が生じるから、縦通気路33内へ流れ込んだ冷却水は微細な水滴に***して霧状に巻き上げられる。そのため、流れ込んだ冷却水が直接的には泡検知用電極26aに掛からなかった場合でも、舞い上がった水滴が様々な方向から泡検知用電極26aに接触し、該電極26aに付着していた洗剤成分を伴って滴下する。
【0062】
なお、ここでは、この電極洗浄処理におけるファンモータ37の回転速度を、乾燥運転時のファンモータ37の回転速度である4500rpmよりも高い4700rpmに設定している。これにより、縦通気路33内を上昇する送風量が乾燥運転時よりも増加するため、冷却水の巻き上げ作用が一層顕著になり、比較的高い位置に設けられている泡検知用電極26aに確実に水滴が接触する。また、送風量を増加し過ぎると、冷却水による水滴がファン36や更には乾燥用ヒータ40にまで達するおそれがあるが、上記記載の程度の送風量の増加であればそうしたおそれも小さい。そして、上記電極洗浄を開始し始めてから所定の電極洗浄時間(例えば1分)が経過したならば(ステップS63で「Y」)、ファンモータ37を停止するとともに冷却水バルブ57aを閉鎖して(ステップS64)処理を終了する。
【0063】
最終脱水行程以降、新たに泡検知用電極26aに泡が付着する可能性は殆どないから、最終脱水行程時に上記のような電極洗浄処理を行うことにより、その洗濯の際に泡検知用電極26aに付着していた洗剤成分を確実に洗い流し、次回の洗濯に持ち越すことがないという利点がある。
【0064】
また、洗濯行程の後に乾燥行程を実行するような運転コースが設定されている場合には、最終脱水行程時に上記のような電極洗浄処理を実行せずとも、乾燥運転時に縦通気路33に流される冷却水によって泡検知用電極26aは洗い流される筈である。したがって、運転コースの設定内容に応じて、最終脱水行程時に電極洗浄処理を行うか否かを選択するようにしてもよい。乾燥運転時に除湿のために供給される冷却水を泡検知用電極26aの洗浄にも利用すれば、それだけ水の使用量も少なくて済む。もちろん、洗浄の確実性のみの観点からみれば、電極洗浄処理の機会を多くしておくことが好ましいのは言うまでもない。
【0065】
次に、上記実施例と同様に、洗い運転後の中間脱水時に過剰な泡の発生を抑制することができる、他の実施例による制御方法について、図14及び図15のフローチャートに従って説明する。
【0066】
洗い行程が開始されると、補給水回数カウント値Cをゼロにリセットし(ステップS30)、給水バルブ57を開放して外槽10内への給水を開始する(ステップS31)。この給水の際に予め洗剤容器4に収容されていた洗剤が水に溶け出して外槽10へと供給される。給水開始後、水位センサ54からの検知信号により外槽10内の水位が設定水位に到達したか否かを判定する(ステップS32)。自動運転では、設定水位は洗い行程に先立って行われる負荷量検知の結果に基づいて自動的に決められる。
【0067】
設定水位まで給水が行われると、給水バルブ57を閉鎖して給水を停止し(ステップS33)、ドラムモータ20を駆動してドラム13を低速で回転させる(ステップS34)。これにより、ドラム13内に収容されている洗濯物は掻き上げられ、更に水面に落下される。ドラム13回転開始から1分が経過すると(ステップS35で「Y」)、ドラム13の回転を一時的に停止させ(ステップS36)、そのときの水位Lxを測定する(ステップS37)。先の給水時には未だ洗濯物は完全には吸水しておらず、ドラム13を回転させる間に洗濯物に水が染みこんでゆく。そのため、始めは洗濯物が吸水する分だけ外槽10内の水位は低下する。
【0068】
測定した水位Lxを設定水位と比較し(ステップS38)、水位Lxが下がっている場合には、給水バルブ57を再度開放して補給水を開始する(ステップS39)。そして、補給水回数カウント値Cを1だけ増加させ(ステップS40)、ステップS32へと戻る。したがって、ステップS39→S40→S32→S33の処理により、洗濯物に吸水されて水位が下がった分だけ水量が増加される。
【0069】
そして、1乃至複数回補給水が行われ洗濯物が充分に吸水すると、それ以上水位は低下しなくなるから、ステップS38からS41へと進み、ドラム13を所定の洗い運転を行うように回転させ、それを洗い運転時間が経過するまで続ける(ステップS42)。洗い運転時間が経過すると、排水バルブ23を開放して外槽10から機外への排水を開始する(ステップS43)。その後、水位センサ54からの水位検知信号を監視し、外槽10内の水位がリセット水位まで下がったか否かを判定する(ステップS44)。
【0070】
水位がリセット水位まで下がったことを検知すると、補給水回数カウント値Cを判定し、それが0である場合、つまり補給水を全く行わなかった場合には、リセット水位到達後30秒その状態で待機した(ステップS46)後に中間脱水行程に移行して、ドラム13の高速回転駆動を開始する(ステップS50)。また、補給水回数カウント値Cが1以上4以下である場合には(ステップS47で「Y」)、リセット水位到達後更に60秒間その状態で待機した(ステップS48)後に中間脱水行程に移行する。また、補給水回数カウント値Cが5以上である場合には(ステップS47で「N」)、リセット水位到達後更に90秒間その状態で待機した(ステップS49)後に中間脱水行程に移行する。
【0071】
すなわち、補給水の回数が多いほど、リセット水位到達後の待機時間つまり排水時間が長く設定される。補給水が多いほど洗濯物にしみこんだ洗剤水の量が多いと考えられ、外槽10内の水位がリセット水位まで下がった以降にも、洗濯物から洗剤水が徐々に吐き出される。そこで、洗濯物にしみこんだ水の量が多いと想定される場合には排水時間を長くすることによって、外槽10内に残る洗剤水の量を少なくしている。これにより、中間脱水の際に過剰な泡の発生を抑制することができる。
【0072】
なお、上記実施例では、外槽10に貯留された水に浸漬する位置に電解水生成用の電極が配置されているため、この電極を泡検知用として共用している。しかしながら、電解水生成用電極を備えないドラム式洗濯機であっても、外槽10に貯留された水と導通する導電体部(主として金属部)を利用することにより、泡検知専用の電極(上記実施例で言えば電極26a)は1個のみ設ければよい。
【0073】
具体的には、例えば、ドラム13がステンレス製である場合、洗い運転時にドラム13の下部は必ず洗剤水に浸漬しているから、洗剤水と導通している。また、ドラム13と電気的に導通している主軸14や補助軸15は金属製の軸受17,19を介して軸受ケース16,18と導通している。したがって、例えば、軸受ケース16,18を外槽10に固定しているネジなどからリード線を引き出すことにより、外槽10内の洗剤水と導通する電極として利用することができる。
【0074】
なお、上記実施例は本発明の一例に過ぎず、本発明の趣旨の範囲で適宜変形や修正を行えることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図。
【図2】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の上部の右側面図。
【図3】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の内部の要部の正面縦断面図。
【図4】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の内部の左側面図。
【図5】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の内部の右側面縦断面図。
【図6】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の内部の右側面図。
【図7】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機における乾燥循環風路を中心に描出した正面縦断面図。
【図8】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の電気系構成図。
【図9】 泡検知部を中心とする回路構成図。
【図10】 図9に示す回路の動作を示す波形図。
【図11】 制御部で実行される泡の有無の判定処理を含む泡検知処理のフローチャート。
【図12】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機における洗い行程時の一部の制御フローチャート。
【図13】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機における電極洗浄処理の制御フローチャート。
【図14】 他の実施例によるドラム式洗濯乾燥機における洗い行程時の一部の制御フローチャート。
【図15】 他の実施例によるドラム式洗濯乾燥機における洗い行程時の一部の制御フローチャート。
【符号の説明】
1…外箱
2…上蓋
3…洗濯物投入口
4…洗剤容器
10…外槽
100…外槽開口
101…外槽扉
13…ドラム
130…ドラム開口
131…ドラム扉
14…主軸
15…補助軸
16,18…軸受ケース
17,19…軸受
20…ドラムモータ
22…排水口
23…排水バルブ
24…水加熱ヒータ
25…電解水生成部
25a,25b…電解水生成用電極
26…泡検知部
26a…泡検知用電極
31…底部通気路
32…除湿パイプ
33…縦通気路
34…後部通気路
35…ファン室
36…ファン
37…ファンモータ
38…ヒータカバー
39…横通気路
40…乾燥用ヒータ
41…冷却水供給口
50…制御部
51…負荷駆動部
54…水位センサ
57…給水バルブ
57a…冷却水バルブ
70…発振器
71…コンデンサ
72…比較器

Claims (1)

  1. 外箱内に設けた外槽と、該外槽の内部に回転自在に配設されたドラムとを備え、前記外槽内に水を貯留した状態で前記ドラムを回転させることにより前記ドラム内に収容された洗濯物を洗濯する構成であり、更に、送風手段、加熱手段及び除湿手段を有し、前記外槽内に加熱空気を送り込むとともに、洗濯物から吐き出される水蒸気を含む空気を外槽の外部に取り出して除湿した後に再び加熱して循環させるための乾燥循環風路、を具備し、洗い、すすぎ、及び脱水を含む洗濯行程に引き続いて乾燥行程を実行するドラム式洗濯機において、
    前記外槽に貯留された洗剤水に浸漬する位置に設けられた、導電性の第1電極部と、前記乾燥循環風路の内部に取り付けられ、泡の上昇を検知したい位置に設けられた第2電極部と、前記第1、第2電極部の電気的導通を検知することにより泡の異常発生を認識する泡判定手段とを備え、
    前記除湿手段は、前記乾燥循環風路の一部に冷却水を流すものであって、前記第2電極部を、前記除湿手段の冷却水供給口よりも下方で、該冷却水供給口を介して供給された冷却水が掛かる位置に配置し、
    前記冷却水供給口から冷却水を供給して前記第2電極部を洗浄するための洗浄処理を、前記洗濯行程中の最終脱水時に行う構成とし、
    前記洗浄処理の実行時には前記送風手段を作動して前記乾燥循環風路内に送風を行い、且つ、そのときの送風量を乾燥行程時の送風量よりも多くしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
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