JP2009034257A - 電気洗濯機 - Google Patents

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Tamotsu Kawamura
保 川村
Harumi Takeuchi
晴美 竹内
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Abstract

【課題】簡易な構成でドアガラスを洗浄することができる電気洗濯機を提供すること。
【解決手段】電気洗濯機10では、バルブユニット44において限られた既存の4つの出口のうちの、給水路46が接続された給水出口38という特定の出口を利用し、かつ、給水路46から分岐したドアガラス洗浄用水路72を設けることにより、給水路46を流れる水の一部が、ドアガラス洗浄用水路72を流れてから、ドアガラス12の内面23を伝って流れ落ち、内面23に付着したリントなどの汚れを洗い流す。このように、簡易な構成で、つまり、バルブユニット44に出口を増設せずに既存の給水出口38を利用することにより、ドアガラス12の内面23の洗浄を好適に行うことができる。
【選択図】図4

Description

この発明は、電気洗濯機に関する。
従来より、回転ドラムを備え、回転ドラムを電動モータで回転させることによって回転ドラム内の衣類を洗濯するドラム式洗濯機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許第3524688号公報
ドラム式洗濯機では、正面に設けられた扉が、洗濯中に回転ドラム内の衣類を扉越しに視認することができるように、一般的に、透明なガラスで形成されている。しかし、洗濯中に、リント(糸屑)などが付着することでガラスの内面が汚れたり、ガラスの内面が曇ったりすることがあり、その場合には、回転ドラム内の衣類を視認することができず、不便である。従来では、このような不具合に対して、特に対策が施されていなかった。また、対策として、たとえば、ガラスの洗浄を行うためだけに専用の給水バルブを設け、この給水バルブを開いたときにガラスの内面に水を流すことも考えられるが、専用の給水バルブを設けることで構成が複雑になる虞がある。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、簡易な構成でドア窓体を洗浄することができる電気洗濯機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、衣類を収容し、衣類の洗い、すすぎ、脱水および乾燥を行うための処理槽と、前記処理槽の前面に設けられ、前記処理槽の前面を開閉するためのドア窓体と、一端および他端がそれぞれ前記処理槽に連通されており、乾燥時に前記処理槽内の空気を一端から取り出し、除湿して、他端から前記処理槽へ戻すための循環風路と、第1出口および第2出口を含む複数の出口を有するバルブユニットと、前記バルブユニットの第1出口に一端が接続され、他端は前記処理槽内へ臨んでいる給水路と、前記バルブユニットの第2出口に一端が接続され、他端は前記循環風路の所定位置に接続されている熱交換用水路と、前記給水路の途中から分岐され、前記ドア窓体の上部にその先端が開口しているドア窓体洗浄用水路と、洗いおよびすすぎ中に、前記ドア窓体洗浄用水路の開口から出る水が前記ドア窓体の内面を伝って流れ落ちることにより前記ドア窓体の洗浄を行わせるために、前記バルブユニットの第1出口を開くバルブ制御手段と、を含むことを特徴とする、電気洗濯機である。
請求項2記載の発明は、前記給水路は、その途中に、粉末洗剤収容部が介在されており、前記粉末洗剤収容部を通して洗いおよびすすぎのための水を前記処理槽へ供給するものであり、前記ドア窓体洗浄用水路は、前記粉末洗剤収容部よりも上流側の給水路から分岐されていて、前記給水路よりも路径が小さいことを特徴とする、請求項1記載の電気洗濯機である。
請求項3記載の発明は、前記バルブユニットは、1つの入口から入った水を複数の出口から選択的に出力できる単入力多出力のバルブユニットであり、当該バルブユニットは、前記粉末洗剤収容部の後方に配置されていることを特徴とする、請求項2記載の電気洗濯機である。
請求項4記載の発明は、前記バルブユニットは、前記第1出口および第2出口に加え、第3出口および第4出口を含んでおり、第3出口は、第1出口に比べて出口径が小さく、第1出口よりも少量の水を液体処理剤収容部を経由して前記処理槽内へ流すための出口であり、前記第4出口は、前記循環風路内に付着するリントを洗浄するための洗浄水を供給する水路が接続される出口であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の電気洗濯機である。
請求項5記載の発明は、衣類を収容し、衣類の洗い、すすぎおよび脱水を行うための処理槽と、前記処理槽の前面に設けられ、前記処理槽の前面を開閉するためのドア窓体と、一端および他端がそれぞれ前記処理槽に連通されており、乾燥時に前記処理槽内の空気を一端から取り出し、除湿して、他端から前記処理槽へ戻すための循環風路と、第1出口および第4出口を含む複数の出口を有するバルブユニットと、前記バルブユニットの第1出口に一端が接続され、他端は前記処理槽内へ臨んでいる給水路と、前記バルブユニットの第4出口に一端が接続され、他端は前記循環風路の所定位置に接続され、前記循環風路内に付着するリントを洗浄するための洗浄水路と、前記給水路の途中から分岐され、前記ドア窓体の上部にその先端が開口しているドア窓体洗浄用水路と、洗いおよびすすぎ中に、前記ドア窓体洗浄用水路の開口から出る水が前記ドア窓体の内面を伝って流れ落ちることにより前記ドア窓体の洗浄を行わせるために、前記バルブユニットの第1出口を開くバルブ制御手段と、を含むことを特徴とする電気洗濯機である。
請求項6記載の発明は、前記給水路は、その途中に、粉末洗剤収容部が介在されており、前記粉末洗剤収容部を通して洗いおよびすすぎのための水を前記処理槽へ供給するものであり、前記ドア窓体洗浄用水路は、前記粉末洗剤収容部よりも上流側の給水路から分岐されていて、前記給水路よりも路径が小さいことを特徴とする、請求項5記載の電気洗濯機である。
請求項1または5記載の発明によれば、複数の出口を有するバルブユニットにおける第1出口、すなわち処理槽へ洗いおよびすすぎの水を供給するための給水路が接続された第1出口を開くことにより、給水路から分岐されたドア窓体洗浄用水路に水を供給して、ドア窓体内面を洗うことができる。
第1出口は、給水路が接続された出口であり、処理槽内へ洗い用の水およびすすぎ用の水を供給する場合に開かれる。処理槽内へ洗い用の水またはすすぎ用の水が供給されている際に、ドア窓体の内面を伝って水が流れ落ちるようにし、ドア窓体の洗浄を行う。その場合、ドア窓体洗浄後の水は処理槽に溜まり、何ら不具合はない。洗いおよびすすぎの度に、ドア窓体の内面を伝って水が流れ落ち、ドア窓体の内面の汚れや曇りが洗い流されているのを、ユーザは外側から視認でき、ユーザに清潔な印象を与えることができる。
請求項2または6記載の構成では、給水路の路径は、粉末洗剤を溶かすための水量を確保すべく、比較的多量の水が流れるように大きくされているから、給水路からドア窓体洗浄用水路を分岐させるのが最適である。また、給水路から分岐されたドア窓体洗浄用水路の路径は、給水路の路径よりも小さくすることにより、ドア窓体の内面を伝って流れる水の量を、所望の量に調整することができる。
請求項3または4記載の構成では、電気洗濯機に備えられたバルブユニットは、1つの入口から入った水を複数の出口から選択的に出力できる単入力多出力のバルブユニットが一般的であり、既存のバルブユニットの出口を増設することなく、既存のバルブユニットを利用して、ドア窓体洗浄を好適に行わせることができる。
つまり、この発明によれば、既存のバルブユニットに備えられた限られた出口のうちの、給水路が接続された第1出口という特定の出口を利用し、かつ、その特定の出口に接続された給水路から分岐したドア窓体洗浄用水路を設けたことにより、簡易な構成で、ドア窓体の内面の洗浄を、視認効果に優れ、しかも不具合のないタイミングで効果的に行うことができる。
ここで、ドア窓体洗浄用水路は、第1出口に接続された給水路から分岐して設けられている。第3出口に接続される流路からドア窓体洗浄用水路を分岐させることも考えられるが、液体処理剤収容部を経由して水を流す第3出口は、一般的に、洗い運転でなく、すすぎ運転で開かれるので、この場合、洗い運転でドア窓体の洗浄ができない。一方、洗い運転で第3出口を開く制御を行うと、液体処理剤は、洗い運転で流れ出てしまい、すすぎ運転で使用できなくなる。また、第2出口から出る水は、その量が第1出口と比べて少なく、ドア窓体洗浄用として利用することができない。そして、第4出口は、たとえば、乾燥運転終了時に開かれるので、第4出口をドア窓体洗浄用水路に用いると、乾燥させた衣類を濡らしてしまうことになり、不適当である。
また、請求項3記載の構成では、バルブユニットを粉末洗剤収容部の後方に隠れるようにコンパクトに配置することができ、電気洗濯機においてバルブユニットを配置するために余計なスペースを確保せずに済む。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る電気洗濯機10の正面図である。図2は、電気洗濯機10の右側断面図である。図3は、電気洗濯機10の平面図であって、要部を抜き出して示している。図4は、電気洗濯機10における、水路、および、オゾンを含む空気を供給するオゾン供給路の構成を表わす図である。図5は、乾燥風路28を背面上側から見た斜視図である。図6は、乾燥風路28の背面図である。図7は、図6のA−A矢視断面の概略図である。図8は、図7のB−B矢視断面図である。
<電気洗濯機の全体構成>
図1を参照して、電気洗濯機10は、その外殻を構成するやや縦長直方体形状のハウジング11を有する。ハウジング11の内部には、衣類を収容する処理槽としての洗濯槽20(図2参照)が配置されている。ハウジング11の正面(前面)略中央には、円形状の開口15が形成され、また、開口15を開閉可能なドアガラス12(ドア窓体)が備えられている。ドアガラス12は、主表面がたとえば透明な強化ガラスや透明な樹脂で構成された略円錐台形状である(図2参照)。
ハウジング11の正面上部(ドアガラス12の上方)には、操作・表示部13が配置されている。操作・表示部13には、複数個の操作キー(図示せず)および表示器(図示せず)が配列されており、操作キー(図示せず)を操作することで電気洗濯機1の運転を制御でき、表示器(図示せず)には電気洗濯機1の運転状況が表示される。
図2を参照して、洗濯槽20は、略円筒状の内周面を有する外槽21と、外槽21内に設けられた円筒状の内槽である回転ドラム24とを含んでいる。回転ドラム24の周壁には、多数の貫通穴65が形成されており、これらの貫通穴65を介して、回転ドラム24内部と外槽21内部とは連通している。洗濯槽20、つまり外槽21および回転ドラム24の前面には、出入口19が形成されており、出入口19を介して洗濯槽20(詳しくは回転ドラム24)に対して衣類を出し入れする。上述したドアガラス12は、開口15を閉じたときに出入口19を塞ぐ(出入口19に栓をする)。このとき、ドアガラス12の内面23は、出入口19を介して洗濯槽20内に対向する。一方、ドアガラス12は、開口15を開いたときに出入口19を正面へ開放する。
外槽21の背面にはDDモータ22が取り付けられており、DDモータ22が駆動されることによって外槽21内で回転ドラム24が回転され得る。この電気洗濯機1では、回転ドラム24の回転軸が水平方向に対して斜め前側上方に傾けられた、いわゆる斜めドラム構造が採用されている。外槽21は、ダンパ45によってハウジング11のベース部分11Bに取り付けられている。
図3を参照して、外槽21の上方左側には注水ユニット25が設けられている。注水ユニット25は、外槽21内へ洗い運転やすすぎ運転のための水が供給される場合などに、当該水が通過するユニットである。注水ユニット25の後方(詳しくは、後述する粉末洗剤収容部としての粉末洗剤容器47の後方)には、注水ユニット25に水道水を供給するバルブユニット44が配置されている。このように、バルブユニット44を粉末洗剤容器47の後方に隠れるようにコンパクトに配置することができ、電気洗濯機10においてバルブユニット44を配置するために余計なスペースを確保せずに済む。なお、バルブユニット44については、後で詳説する。注水ユニット25内には、各種洗剤が収容される洗剤容器27が備えられていて、供給される水が洗剤容器27内を流れ、それに伴い洗剤が水と一緒に供給されたり、供給されなかったりを選択可能になっている。洗剤容器27は、粉末洗剤が収容される粉末洗剤容器47と、ソフナー(仕上剤)などの液体処理剤が収容される液体処理剤収容部としてのソフナー容器49とを含んでいる。
この電気洗濯機1は、洗濯乾燥機であり、洗い運転およびすすぎ運転に加えて乾燥運転も行える。そのために、外槽21の後方には、図2、図4および図5に示す乾燥風路28が接続されている。乾燥風路28の下端部が外槽21の後部下方に接続されており、この接続部分には、乾燥風路28と外槽21とを互いに連通させる第1連通穴17が形成されている。
図4を参照して、乾燥風路28は、循環風路の一部を構成するもので、乾燥運転において、第1連通穴17から外槽21内の湿った空気を取り出し、この空気を上方へ導く間に除湿する。乾燥風路28の上部には、第1接続ホース60を介して、送風機としてのブロワーユニット29が接続されている。さらに、ブロワーユニット29は、第2接続ホース61を介して、外槽21の上部に接続されている。ここで、第2接続ホース61と外槽21とは、第2連通穴18を介して、互いに連通している。また、ブロワーユニット29には、図示しないブロワーが内蔵されており、このブロワー(図示せず)が作動されると、ブロワーユニット29は、第2連通穴18を介して、乾燥風路28で除湿された空気を外槽21内へ戻す。また、ブロワーユニット29内には、外槽21へ戻す空気を加熱するためのヒータ(図示せず)が備えられている。このように、乾燥風路28、第1接続ホース60、ブロワーユニット29および第2接続ホース61は、循環風路として機能しており、この循環風路の一端(第1連通穴17側)および他端(第2連通穴18側)は、外槽21(洗濯槽20)に連通されている。
乾燥風路28について詳説すると、図5および図6に示すように、乾燥風路28は、下方から上方ヘ向かってやや湾曲しながら延びる第1風路31と、第1風路31の上端に連通され、第1風路31の上端から略直交方向に延びる第2風路32とを含んでおり、第1風路31と第2風路32との連結部分で屈曲している。第1風路31および第2風路32は、共に、樹脂で成形されている。第1風路31は、外槽21の後側に隣接配置され、第2風路32は、外槽21の上側に隣接配置されている(図2参照)。つまり、乾燥風路28は、外槽21に沿う形状であるので、ハウジング11において乾燥風路28をコンパクトに配置することができ、電気洗濯機10全体のコンパクト化を図ることができる。
図7に示すように、第1風路31の下端部に、上述した第1連通穴17が設けられ、第2風路32の先端には上述した第1接続ホース60が連通されている。第1風路31の上下方向中央よりも下方位置には、第1風路31内へ突出する山形33および山形34が形成されている。山形33および山形34は、ともに断面三角形状であり、互いに対向している。山形33および山形34を設けることにより、第1風路31は、その途中部において、風路断面が狭くなっており、第1風路31での風の流れが淀む。乾燥風路28には、泡検出電極としてアース側電極35および検出側電極36が取り付けられている。アース側電極35は、第1連通穴17の近傍において、乾燥風路28内に突設され、検出側電極36は、山形33および山形34よりも上方において、乾燥風路28内に突設されている。洗い運転およびすすぎ運転において、洗濯槽20内で生じた泡が第1連通穴17から乾燥風路28内に侵入する場合がある。この泡が乾燥風路28から第1接続ホース60を介してブロワーユニット29に到達すると(図4参照)、泡によってブロワーユニット29が錆びてしまう。そこで、アース側電極35および検出側電極36によって乾燥風路28への泡の侵入を検出し、この泡を除去する処理が実施される。具体的には、第1連通穴17からの泡が検出側電極36まで到達すると、アース側電極35と検出側電極36とが泡によって短絡し、これによって泡の侵入が検出される。なお、泡を除去する処理としては、後述するように乾燥風路28内に供給される水によって、乾燥風路28内の泡が洗い流される。
第2風路32では、図8に示すように、対向する1対の内壁面58が下方に向かうに従って近づくように傾斜しており、第2風路32の内部空間は、下方へ向けて狭くなっている。
図4に示すように、電気洗濯機10には、ブロワーユニット29の近傍にオゾン発生ユニット30が備えられている。オゾン発生ユニット30は、乾燥運転時やエアウォッシュ時にオゾンを発生させて、乾燥される衣類の除菌・脱臭や、洗濯槽20に入れられた衣類を除菌・脱臭するエアウォッシュに寄与する。なお、エアウォッシュとは、回転ドラム24内に収容された衣類に対し、オゾンを含む空気を与え、オゾンによって衣類に付着した雑菌等の除菌および消臭を行う処理のことであり、洗濯や乾燥処理とは異なる独立した処理である。エアウォッシュでは、オゾンを含む空気(エア)によって、衣類があたかもエアで洗われ、除菌・消臭がされるかのごとくであるから、本願出願人は、オゾンを用いて行う衣類の除菌・消臭をエアウォッシュと称している。
水道水の水栓43と注水ユニット25との間には、上述したバルブユニット44が設けられている。詳しくは、給水ホース42を介して水栓43がバルブユニット44に接続されており、水栓43から供給される水道水は、すべてバルブユニット44へ流れる。バルブユニット44は、水栓43からの水道水が流入する入口37を共有する4つのバルブがユニット化された、いわゆる単入力多出力の4連バルブであり、4つのバルブに応じて4つの出口を有している。そのため、バルブユニット44では、入口37から入った水道水を4つの出口から選択的に出力することができる。以下では、バルブユニット44における4つのバルブの各出口を、第1出口としての給水出口38、第2出口としての除湿水出口39、第3出口としてのすすぎ水出口40、第4出口としての洗浄水出口41と区別して呼ぶ。各出口の大きさ(出口径)については、給水出口38>すすぎ水出口40>洗浄水出口41>除湿水出口39という関係になっている。
給水出口38には給水路46の一端が接続されている。給水路46の他端は、洗濯槽20内に上側から望んでいる。給水路46の途中には、注水ユニット25の粉末洗剤容器47が介在されている。除湿水出口39には、熱交換水路62の一端が接続されている。熱交換水路62の他端は、乾燥風路28の第2風路32の所定位置(後述する。)に上方から接続されている(図5参照)。すすぎ水出口40には、すすぎ水流路48の一端が接続されている。すすぎ水流路48の他端は、洗濯槽20内に上側から望んでいる。すすぎ水流路48の途中には、注水ユニット25のソフナー容器49が介在されている。なお、給水路46の他端とすすぎ水流路48の他端とは、途中で合流してから洗濯槽20内に臨んでもよい。洗浄水出口41には、後述する洗浄水を供給する水路としての洗浄水路98の一端が接続されている。洗浄水路98の他端は、乾燥風路28の第2風路32の所定位置(後述する。)に上方から接続されている(図5参照)。洗浄水路98の他端の第2風路32に対する接続位置は、図5に示すように、乾燥風路28の屈曲部分近傍、詳しくは、熱交換水路62の他端の第2風路32に対する接続位置よりも第1接続ホース60側(乾燥風路28における風の流れ方向に見て下流側)にある。ここで、図7に示すように、乾燥風路28内において、風の流れ方向に見て、熱交換水路62の他端の接続位置から上流側は、除湿部63とされる。除湿部63には、上述したアース側電極35、検出側電極36、山形33および山形34が配置されている。このように、熱交換水路62の他端は、除湿部63に接続されており、洗浄水路98の他端の乾燥風路28に対する接続位置は、乾燥風路28内の風の流れ方向に見て、除湿部63の下流側である。
図4に示すように、給水出口38、除湿水出口39、すすぎ水出口40、洗浄水出口41は、後述するように、バルブ制御手段または制御手段としての制御部100によって開閉制御される。
洗濯における運転(洗い運転、すすぎ運転、脱水運転、乾燥運転)のうち、洗い運転では、給水出口38、洗浄水出口41が開かれ、すすぎ運転では、給水出口38、すすぎ水出口40、洗浄水出口41がそれぞれ設定された時間で開かれる。脱水運転では、いずれの出口も開かれず、乾燥運転では、除湿水出口39と洗浄水出口41とがそれぞれ設定された時間で開かれる。
給水出口38を開くと、給水路46では、比較的多量(たとえば約19リットル/min)の水が流れ、すすぎ水出口40を開くと、すすぎ水流路48では、給水路46での流量よりも少量、たとえば約14リットル/minの水が流れる。給水路46を流れる水は、粉末洗剤容器47を経由して洗濯槽20内へ供給される。すすぎ水流路48を流れる水道水は、ソフナー容器49を経由して洗濯槽20内へ供給される。
ここで、給水路46には、粉末洗剤容器47よりも上流側において給水路46から分岐するドアガラス洗浄用水路72(ドア窓体洗浄用水路)が設けられている。ドアガラス洗浄用水路72の先端は、図2に示すように、外槽21の前側上端部に接続されており、開口15を閉じたドアガラス12の内面23を上方から臨むように、ドアガラス12の上部で開口している(この開口を供給口55という。)。後述するように、洗い運転およびすすぎ運転で給水出口38(図4参照)を開くと、給水路46を流れる水(洗い用の水およびすすぎ用の水)のうち、大部分が給水路46を引き続き流れて洗濯槽20内へ直接供給される一方で、残りがドアガラス洗浄用水路72を流れ、供給口55から洗濯槽20(回転ドラム24)内の衣類に与えられる。詳しくは、供給口55から洗濯槽20内に与えられる水は、ドアガラス12の内面23を伝って流れ落ち、洗濯槽20内に溜まる。これにより、内面23に付着したリントや塵埃などの汚れが供給口55からの水によって洗い流されるので、ドアガラス12の内面23を洗浄することができる。このように、図4に示すバルブユニット44において限られた既存の4つの出口のうちの、給水路46が接続された、他の出口に比べ多量の水を流すことのできる給水出口38という特定の出口を利用し、かつ、給水路46から分岐したドアガラス洗浄用水路72を設けた簡易な構成により、バルブユニット44に出口を増設せずに、ドアガラス12の内面23の洗浄を好適に行うことができる。さらに、バルブユニット44の4つの出口のうち、出口径が最も大きい(流量が大きい)給水出口38を用いることで、洗濯槽20への給水とドアガラス12の内面23の洗浄とを両立することができる。
ここで、ドアガラス洗浄用水路72は、給水出口38に接続された給水路46から分岐して設けられている。すすぎ水流路48からドアガラス洗浄用水路72を分岐させることも考えられるが、すすぎ水出口40は、上述したように、洗い運転でなく、すすぎ運転で開かれるので、この場合、洗い運転でドアガラス12の洗浄ができない。一方、洗い運転ですすぎ水出口40を開く制御を行うと、ソフナーは、洗い運転で流れ出てしまい、すすぎ運転で使用できなくなる。また、除湿水出口39から出る水は、後述するように、その量が給水出口38と比べて少なく、ドアガラス12の洗浄用として利用することができない。そして、洗浄水出口41は、後述するように、乾燥運転終了時に開かれるので、洗浄水出口41をドアガラス洗浄用水路72に用いると、乾燥させた衣類を濡らしてしまうことになり、不適当である。
また、ドアガラス洗浄用水路72の路径は、給水路46の路径よりも小さい。詳しくは、給水路46の路径は、粉末洗剤を溶かすための水量を確保すべく、比較的多量の水が流れるように大きくされているから、給水路46からドアガラス洗浄用水路72を分岐させるのが最適である。また、給水路46から分岐されたドアガラス洗浄用水路72の路径は、給水路46の路径よりも小さくすることにより、ドアガラス12の内面23を伝って流れる水の量を、所望の量に調整することができる。
なお、供給口55に、たとえばメッシュで形成されたノズルを設け、供給口55を通過する水がシャワー状になって洗濯槽20内に与えられてもよい。
除湿水出口39を開くと、熱交換水路62では、たとえば約0.5リットル/minの水が流れる。また、洗浄水出口41を開くと、洗浄水路98では、たとえば約7リットル/minの水が流れる。これらの水は、乾燥風路28内に供給される。
図7に示すように、熱交換水路62から乾燥風路28内に供給される水は、除湿部63内、詳しくは第1風路31内に滴下され、山形33および山形34で狭められた第1風路31の内壁にぶつかり、飛沫状または霧状になる。このように飛沫状または霧状となった水が、熱交換用の水(除湿水)として、第1連通穴17から乾燥風路28に取り出されて除湿部63を通る湿った空気と熱交換し、その空気を除湿する。このように、除湿部63は、乾燥風路28内において空気を除湿する領域である。そして、熱交換用の水を飛沫状または霧状とすることにより、熱交換用の水と湿った空気との接触面積を大きく確保できるので、この空気を効率的に除湿することができる。また、飛沫状または霧状となった熱交換用の水は、乾燥風路28内の空気とともに流れる塵埃を包み込み、第1風路31内を第1連通穴17へ向けて流れ落ちるので、乾燥風路28内に塵埃が付着することを防止することができる。なお、山形33および山形34は、塵埃やリントが付着しやすい箇所である。そこで、山形33および山形34が洗い運転での洗濯槽20における平均水位よりも下方位置に配置されていれば、洗い運転で洗濯槽20から乾燥風路28内に流入する水に山形33および山形34を浸からせることができ、この水によって、山形33および山形34から塵埃やリントを剥離させることができる。
洗浄水路98から乾燥風路28内に供給される水は、上述したように、熱交換水路62から乾燥風路28内に供給される水より多く、まず、図8に示す第2風路32の内壁面58に当たって四方八方へ跳ねる。そして、図7に示すように、この水は、第2風路32内を跳ね回りながら第1風路31の上端部へ到達し、第1風路32内を勢いよく流れ落ちる。また、この水は、乾燥風路28内を流れる空気によって拡散され、乾燥風路28内の、第1風路31内の上部角部を含む隅々に行き渡る。このように洗浄水路98から乾燥風路28内に供給される水(洗浄水)によって、上述した熱交換用の水によっても除去されずに乾燥風路28内(アース側電極35や検出側電極36など)に付着していたリントや、山形33および山形34の下流側であり、第1風路31と第2風路32との連結部分(上述した乾燥風路28の屈曲部分における後上部の角部は、リントが付着し易く除去されにくい箇所である。)まで到達したリントや塵埃などの汚れを洗い流すことができる。洗い流された汚れは、洗浄水とともに、乾燥風路28を下降し、第1連通穴17から外槽21に流入する。このように、図4に示す洗浄水出口41は、バルブユニット44において、循環風路(詳しくは乾燥風路28)を洗浄するための水専用に設けられた出口である。そして、上述したように、乾燥風路28では、風の流れ方向に見て除湿部63の下流側(つまりアース側電極35および検出側電極36の下流側や乾燥風路28の屈曲部分の下流側)といった、除湿された空気の流れから外れたリントなどが溜まりやすい位置に、洗浄水路98が接続されている。そのため、乾燥風路28内において汚れが付着しやすい部分に、風の流れ方向から見て下流側から集中的に洗浄水を供給し、乾燥風路28に付着した汚れを効果的に除去することができる。なお、乾燥風路28内に流す空気の速度は、一定速度であっても、または、強風、弱風の繰り返しであっても、送風、停止の間欠運転であっても良い。
洗濯槽20(外槽21)内の水は、排水パイプ50に設けられた排水バルブ51を開閉制御することにより排出できる。排水バルブ51には中間ホース52を介してフィルタユニット53が接続されている。フィルタユニット53は、外槽21から排出される水に含まれるリントや異物を捕獲するためのものである。フィルタユニット53に入った水は、排水パイプ54およびバルブ83を通り、排水ホース59からハウジング11外へ排出される。ハウジング11外では、たとえば外部排水ホース56を通り、排水トラップ57へと排出される。
この電気洗濯機10は、洗い運転やすすぎ運転に風呂水を用いることができる。そのため、図3に示すように、注水ユニット25の右側後方に隣接するように風呂水ポンプ26が備えられている。図4に示すように、風呂水ポンプ26には、浴槽66から風呂水を汲み上げるための風呂水ホース67が接続可能である。風呂水ポンプ26は、自給式ポンプであり、呼び水を供給するための呼び水水路70が接続されている。呼び水水路70は、粉末洗剤容器47より上流側において、給水路46から分岐している。バルブユニット44において給水出口38が開かれると、水栓43から供給される水道水が給水路46を流れる。このとき、給水路46を流れる水の一部が、呼び水水路70を通って風呂水ポンプ26へ与えられる。この与えられる水(呼び水)により風呂水ポンプ26は風呂水の汲み上げが可能になる。そして風呂水ホース67を通って汲み上げられる風呂水は、注水ユニット25へ供給された後に、給水路46および/またはすすぎ水流路48を介して洗濯槽20内へ流入する。なお、呼び水水路70は、ドアガラス洗浄用水路72から分岐してもよいし、逆に、ドアガラス洗浄用水路72が呼び水水路70から分岐してもよい。
さらに、外槽21には第1溢水ホース88の一端が接続されており、第1溢水ホース88の他端は第2溢水ホース89の一端と接続され、第2溢水ホース89の他端はバルブ83と接続されている。外槽21に溜まった水が所定水位以上に溢れたとき、その水は第1溢水ホース88および第2溢水ホース89を順に通って排出される。その際、外槽21内の気圧が外気圧と等しくなる必要がある。そのため、第1溢水ホース88および第2溢水ホース89の接続部と、フィルタユニット53の入口との間は、エアホース90で接続され、外槽21内の気圧が外気圧と等しくなるようにされている。
また、洗濯槽20内の水位を検出するために、排水パイプ50にはエアトラップホース92の下端が接続されており、エアトラップホース92の上端には水位センサ93が備えられている。水位センサ93により、洗濯槽20内の水位を確認することができる。
<洗濯における給排水の制御>
図9は、洗濯における給排水の制御に係る電気的構成を示すブロック図である。図10Aおよび図10Bは、洗濯における給排水の制御を説明するためのフローチャートである。
図9に示すように、制御部100は、水位センサ93、バルブユニット44、排水バルブ51およびDDモータ22のそれぞれに対して電気的に接続されている。制御部100には、水位センサ93から洗濯槽20内の水位のデータが与えられる。また、制御部100は、バルブユニット44の給水出口38、除湿水出口39、すすぎ水出口40および洗浄水出口41、ならびに、排水バルブ51を開閉し、DDモータ22の駆動を制御する。また、制御部100には、計時を行うタイマ95が内蔵されている。
以下には、図10Aおよび図10Bを参照して、制御部100による洗濯における給排水の制御を、洗い運転、すすぎ運転、乾燥運転の順に説明する。
図10Aに示すように、洗い運転では、まず、給水出口38がたとえば5秒間開かれる(ステップS1)。このとき、水栓43から供給される水道水は、給水路46を通って粉末洗剤容器47内の粉末洗剤を溶かし、洗濯槽20内に流入する(図4参照)。これにより、洗濯槽20に、粉末洗剤が溶けた水を溜められる。そして、給水出口38が開かれてから5秒経過すると、給水出口38がたとえば2秒間閉じられる(ステップS2)。そして、洗濯槽20内の水位が規定水位に到達するまで、ステップS1およびステップS2が繰り返されて給水出口38が断続的に開かれることにより、洗濯槽20への給水(洗い給水)が断続的に行われる(ステップS3のNo)。ここで、断続的な給水には、給水出口38が確実に開閉される(給水出口38が閉時に完全に閉じられる)ことに限らず、給水量が連続的に増減する(給水出口38が閉時に完全に閉じられない)ことも含まれる。給水出口38が断続的に開かれることに連動して、ドアガラス12の内面23が、上述したように、供給口55から与えられるシャワー状の水によって洗浄される(図2参照)。ドアガラス12を洗浄した水も、洗濯槽20に溜められる。また、給水出口38が断続的に開かれることにより、粉末洗剤容器47に水を断続的に通過させ、粉末洗剤容器47内の粉末洗剤の溶け残しを防止することができる。
洗濯槽20内の水位が規定水位に到達すると(ステップS3のYes)、DDモータ22が駆動されることによって回転ドラム24が回転され、回転ドラム24内の衣類が攪拌される(ステップS4)。これにより、粉末洗剤が溶けた水に衣類が好適に絡まり、衣類の洗いが実行される。ここで、上述したようにドアガラス12の内面23が洗浄されるときに内面23と内面23近傍の衣類とが濡れるので、攪拌される衣類と内面23との間の摩擦抵抗が低減される。洗いの後に、排水バルブ51が開かれて洗濯槽20内の水が機外に排水される(ステップS5)。そして、排水バルブ51が開かれた状態で、回転ドラム24が回転され、衣類の脱水(中間脱水)が行われる(ステップS6)。中間脱水によって衣類から染み出た水分は、洗濯槽20から機外に排水される。以上が洗い運転である。洗い運転終了時には、排水バルブ51が閉じられる。
洗い運転に続いてすすぎ運転が行われる。すすぎ運転は、前半のすすぎ1運転と後半のすすぎ2運転とに分かれる。
すすぎ1運転では、まず、給水出口38がたとえば1秒間開かれる(ステップS7)。その後、給水出口38がたとえば1秒間閉じられる(ステップS8)。そして、所定時間が経過するまで、ステップS7とステップS8とが繰り返されて給水出口38が断続的に開かれることにより、給水路46から洗濯槽20への給水(すすぎ1給水)が断続的に行われる(ステップS9)。このように給水される水によって、回転ドラム24内の衣類がすすがれる。なお、先の洗い運転において粉末洗剤容器47内の粉末洗剤が使い切られているので、粉末洗剤容器47経由で給水される水道水には、洗剤が含まれていない。そのため、純粋な水道水で衣類をすすぐことができる。また、給水出口38が断続的に開かれることに連動して、ドアガラス12の内面23が、上述したように、供給口55からのシャワー状の水によって洗われる(図2参照)。ドアガラス12を洗浄した水も、洗濯槽20に供給され、衣類をすすぐ。そして、すすぎ1運転が始まってから上述した所定時間が経過すると(ステップS9のYes)、排水バルブ51が開かれ、回転ドラム24が回転されることによって衣類が攪拌されることにより、衣類の脱水(すすぎ脱水)が行われる(ステップS10)。以上までが、すすぎ1運転である。すすぎ1運転終了時には、排水バルブ51が閉じられる。
次のすすぎ2運転では、図10Bに示すように、まず、すすぎ水出口40が開かれる(ステップS11)。これにより、水栓43から供給される水道水は、すすぎ水流路48を通ってソフナー容器49内のソフナーを溶かし、洗濯槽20内に流入する(図4参照)。これにより、洗濯槽20内の衣類には、ソフナーが溶けた水が浴びせられる。そして、給水出口38がたとえば3秒間開かれる(ステップS12)。その後、給水出口38がたとえば2秒間閉じられる(ステップS13)。そして、洗濯槽20内の水位が規定水位に到達するまで、ステップS11〜ステップS13が繰り返されることにより、洗濯槽20への給水(すすぎ2給水)が断続的に行われる(ステップS14のNo)。ここで、すすぎ水出口40が常に開かれているので給水自体は途切れないが、給水出口38が断続的に開かれることにより、給水量が増減する。給水出口38が断続的に開かれることに連動して、ドアガラス12の内面23が、上述したように、供給口55からの水道水によって洗浄される(図2参照)。ドアガラス12を洗浄した水も、洗濯槽20に溜められる。
洗濯槽20内の水位が規定水位に到達すると(ステップS14のYes)、回転ドラム24が回転され、回転ドラム24内の衣類が攪拌される(ステップS15)。これにより、攪拌を伴った衣類のすすぎが実行される。また、衣類が攪拌されることにより、ソフナーが衣類全体に良好に染み込む。すすぎの後に、排水バルブ51が開かれて洗濯槽20内の水が機外に排水される(ステップS16)。そして、排水バルブ51が開かれた状態で、回転ドラム24が高速回転され、衣類の脱水(最終脱水)が行われる(ステップS17)。最終脱水によって衣類から染み出た水分は、洗濯槽20から機外に排水される。以上がすすぎ2運転である。
このように、洗いおよびすすぎの度に、ドアガラス12の内面23を伝って水が流れ落ち、ドアガラス12の内面23の汚れや曇りが洗い流されているのを、ユーザは外側から視認でき、ユーザに清潔な印象を与えることができる。つまり、視認効果に優れ、しかも不具合のないタイミングで効果的にドアガラス12の内面23の洗浄を行うことができる。
すすぎ運転(すすぎ2運転)後には、乾燥運転が行われる。乾燥運転では、まず、ブロワーユニット29内のブロワー(図示せず)およびヒータ(図示せず)が作動(ON)され、除湿水出口39が開かれる(ステップS18)。ブロワー(図示せず)によって、図4に示すように、洗濯槽20内の湿った空気は、第1連通穴17から乾燥風路28に取り出され、乾燥風路28内を上昇する。このとき、除湿水出口39が開かれることで水栓43から供給される水道水は、上述したように、熱交換用の水として熱交換水路62を通って乾燥風路28内へ与えられ、除湿部63において、湿った空気と熱交換し、この空気を除湿する。除湿された空気は、第1接続ホース60を通ってブロワーユニット29内に流入してヒータ(図示せず)で加熱される。そして、この空気は、第2接続ホース61を通って、第2連通穴18から洗濯槽20内へ還流される。この空気の循環によって、洗濯槽20内の衣類が乾燥される。図10Bに示すように、衣類の乾燥が完了するまで、空気の循環が繰り返される(ステップS19)。このとき、回転ドラム24が回転されることで、衣類のタンブリングが行われる。上述したリントは、衣類の乾燥時、特にタンブリング時に最も多く発生する。
衣類の乾燥が完了すると(ステップS19のYes)、クールダウン運転が実施される。つまり、クールダウン運転は、乾燥運転の終了間際(たとえば終了約2分前)に行われる。クールダウン運転では、まず、ヒータ(図示せず)が停止(OFF)される(ステップS20)。ここで、ブロワーユニット29のブロワー(図示せず)は引き続き作動されている。これにより、加熱されていない空気が循環するので、乾燥によって温度上昇した衣類が、この空気によって冷却(クールダウン)される。クールダウン運転が始まってから所定時間経過すると(ステップS21のYes)、洗浄水出口41が断続的に開かれる(ステップS22)。これにより、上述したように、乾燥風路28内に洗浄水が供給される。ここでは、たとえば、1回で500ccの洗浄水供給が6回行われる。そのため、洗浄水供給が行われるたびに、乾燥風路28内に溜まったリントが洗浄水によって洗い流され、乾燥風路28内が洗浄される。なお、洗濯槽20内の衣類が濡れることを防止できるのであれば、洗浄水出口41を連続的(たとえば3〜5秒間)に開いて多量の水を乾燥風路28内に一気に供給してもよい。これにより、乾燥風路28内のリントを速やかに除去することができる。
また、このとき除湿水出口39が引き続き開かれているので、乾燥風路28内には、洗浄水および熱交換用の水の両方が同時に供給されることになる。そのため、どちらかの出口(洗浄水出口41または除湿水出口39)を開く場合よりも多量の水を乾燥風路28内に供給でき、乾燥風路28に付着したリントなどの汚れを効果的に除去することができる。
さらに、洗浄水出口41が開かれるのにリンクしてブロワーユニット29のブロワー(図示せず)が運転されることが望ましい。ブロワー(図示せず)が運転されると、乾燥風路28内の空気の流れが勢いを増して強風となるので、この強風によって洗浄水(熱交換用の水も含む。)を乾燥風路28内で激しく拡散させることができる。そのため、乾燥風路28内の隅々に洗浄水を行き渡ることができ、また、乾燥風路28内に強風を一気に流すので、乾燥風路28に付着した汚れを効果的に除去することができる。
そして、この状態で所定時間経過すると(ステップS23のYes)、ブロワー(図示せず)が停止(OFF)され、除湿水出口39および洗浄水出口41が閉じられる(ステップS24)。これにより、乾燥運転が完了し、一連の洗濯が終了する。なお、乾燥運転中において排水バルブ51が開かれているので、乾燥風路28内に供給された水は、洗濯槽20を介して機外へ排出される。
このように、図4に示すバルブユニット44の複数の出口には、乾燥風路洗浄専用出口として、洗浄水出口41が設けられており、少なくとも乾燥運転中においては、洗浄水出口41が開かれることにより、洗浄水路98から乾燥風路28内に洗浄水が供給される。そのため、この電気洗濯機10では、乾燥運転を行う度に乾燥風路28内を洗浄し、乾燥風路28に付着したリントなどの汚れを自動的かつ積極的に除去(セルフクリーニング)することができるので、ユーザによる乾燥風路28のメンテナンス頻度を大幅に低減することができる。特に、リントなどが最も多く発生する乾燥運転の終了時に乾燥風路28内が洗浄水で洗浄されるので、乾燥風路28の汚れを効果的に除去することができ、乾燥運転後、つまり、洗濯終了後において乾燥風路28を清潔に保つことができる。もちろん、乾燥運転に限らず、洗い、すすぎおよび脱水運転のそれぞれにおいて乾燥風路28内に洗浄水を定期的に供給してもよい。これにより、乾燥風路28内を一層清潔に保つことができる。
なお、ブロワー(図示せず)が作動しているときに、オゾン発生ユニット30を作動させると、ブロワー(図示せず)で生じる負圧により、オゾン発生ユニット30で発生されるオゾンがエアホース64を介してブロワーユニット29へ取り込まれ、取り込まれたオゾンは接続ホース61を通って洗濯槽20へ供給され、回転ドラム24内に収容された衣類の除菌・消臭が行われる。
<変形例>
乾燥風路28の除湿部63には、上述したように熱交換用の水を流すことによって湿った空気と熱交換する構成の代わりに、ヒートポンプ装置74を設けてもよい。図11は、乾燥風路28およびヒートポンプ装置74を模式的に示した図である。
ヒートポンプ装置74は、閉路であって冷媒が流れる管路75と、管路75の途中に配置された圧縮機76、絞り手段77、冷却部78および放熱部79とを備えている。圧縮機76、絞り手段77、冷却部78および放熱部79は、管路75における冷媒の流れ方向(図示点線矢印参照)に見て、冷却部78、圧縮機76、放熱部79、絞り手段77の順で、並列配置されている。圧縮機76は冷媒を圧縮する。絞り手段77は、圧縮された冷媒の圧力を減圧する。冷却部78および放熱部79は、ともにフィン形状であり、乾燥風路28内に露出されている。冷却部78では、絞り手段77によって減圧された冷媒が通過する。放熱部79では、圧縮機76によって圧縮された冷媒が通過する。
図示実線の太線矢印に示すように、第1連通穴17から第2連通穴18へ向かって乾燥風路28を上向きに流れる湿った空気は、冷却部78および放熱部79を順に通過する。ここで、この空気は、冷却部78を通過するときに、冷却部78を通過する減圧された冷媒によって熱が吸収され、除湿される。そして、除湿された空気は、引き続いて放熱部79を通過するときに、放熱部79内を通過する圧縮された冷媒から放熱された熱によって加熱される。なお、冷却部78を通過した冷媒は、圧縮機76で圧縮されて放熱部79へ向かい、放熱部79を通過した冷媒は、絞り手段77で減圧されて冷却部78へ向かう。このように、冷媒は、圧縮/減圧を繰り返しながら、管路75内を循環する。
ここで、冷却部78のフィン部分には、除湿された空気の流れから外れたリントなどの汚れが溜まりやすい。そのため、上述した洗浄水路98の他端が、空気の流れ方向に見て、たとえば、冷却部78の下流側かつ上方で乾燥風路28に接続されている。これにより、洗浄水路98から乾燥風路28内に供給される洗浄水は、乾燥風路28内において汚れが付着しやすい冷却部78に集中的に浴びせられることとなり、冷却部78に付着した汚れを洗い流す。これにより、乾燥風路28に付着した汚れを効果的に除去することができる。なお、乾燥風路28において洗浄水路98の他端が接続される位置は、洗浄水路98から冷却部78に洗浄水を供給しやすい位置であればどこでもよい。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、乾燥風路28を洗浄する構成については、乾燥風路28を有するランドリー機器であれば、乾燥機能のみを有するものであっても適用することができる。また、ドアガラス12の内面23を洗浄する構成については、ドアガラス12を有する各種ランドリー機器に適用することができる。
この発明の一実施形態に係る電気洗濯機10の正面図である。 電気洗濯機10の右側断面図である。 電気洗濯機10の平面図であって、要部を抜き出して示している。 電気洗濯機10における、水路、および、オゾンを含む空気を供給するオゾン供給路の構成を表わす図である。 乾燥風路28を背面上側から見た斜視図である。 乾燥風路28の背面図である。 図6のA−A矢視断面の概略図である。 図7のB−B矢視断面図である。 洗濯における給排水の制御に係る電気的構成を示すブロック図である。 洗濯における給排水の制御を説明するためのフローチャートである。 洗濯における給排水の制御を説明するためのフローチャートである。 乾燥風路28およびヒートポンプ装置74を模式的に示した図である。
符号の説明
10 電気洗濯機
12 ドアガラス
20 洗濯槽
23 内面
28 乾燥風路
29 ブロワーユニット
37 入口
38 給水出口(第1出口)
39 除湿水出口(第2出口)
40 すすぎ水出口(第3出口)
41 洗浄水出口(第4出口)
44 バルブユニット
46 給水路
47 粉末洗剤容器
49 ソフナー容器
55 供給口
60 第1接続ホース
61 第2接続ホース
62 熱交換水路
72 ドアガラス洗浄用水路
98 洗浄水路
100 制御部

Claims (6)

  1. 衣類を収容し、衣類の洗い、すすぎ、脱水および乾燥を行うための処理槽と、
    前記処理槽の前面に設けられ、前記処理槽の前面を開閉するためのドア窓体と、
    一端および他端がそれぞれ前記処理槽に連通されており、乾燥時に前記処理槽内の空気を一端から取り出し、除湿して、他端から前記処理槽へ戻すための循環風路と、
    第1出口および第2出口を含む複数の出口を有するバルブユニットと、
    前記バルブユニットの第1出口に一端が接続され、他端は前記処理槽内へ臨んでいる給水路と、
    前記バルブユニットの第2出口に一端が接続され、他端は前記循環風路の所定位置に接続されている熱交換用水路と、
    前記給水路の途中から分岐され、前記ドア窓体の上部にその先端が開口しているドア窓体洗浄用水路と、
    洗いおよびすすぎ中に、前記ドア窓体洗浄用水路の開口から出る水が前記ドア窓体の内面を伝って流れ落ちることにより前記ドア窓体の洗浄を行わせるために、前記バルブユニットの第1出口を開くバルブ制御手段と、
    を含むことを特徴とする、電気洗濯機。
  2. 前記給水路は、その途中に、粉末洗剤収容部が介在されており、前記粉末洗剤収容部を通して洗いおよびすすぎのための水を前記処理槽へ供給するものであり、
    前記ドア窓体洗浄用水路は、前記粉末洗剤収容部よりも上流側の給水路から分岐されていて、前記給水路よりも路径が小さいことを特徴とする、請求項1記載の電気洗濯機。
  3. 前記バルブユニットは、1つの入口から入った水を複数の出口から選択的に出力できる単入力多出力のバルブユニットであり、
    当該バルブユニットは、前記粉末洗剤収容部の後方に配置されていることを特徴とする、請求項2記載の電気洗濯機。
  4. 前記バルブユニットは、前記第1出口および第2出口に加え、第3出口および第4出口を含んでおり、
    第3出口は、第1出口に比べて出口径が小さく、第1出口よりも少量の水を液体処理剤収容部を経由して前記処理槽内へ流すための出口であり、
    前記第4出口は、前記循環風路内に付着するリントを洗浄するための洗浄水を供給する水路が接続される出口であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の電気洗濯機。
  5. 衣類を収容し、衣類の洗い、すすぎおよび脱水を行うための処理槽と、
    前記処理槽の前面に設けられ、前記処理槽の前面を開閉するためのドア窓体と、
    一端および他端がそれぞれ前記処理槽に連通されており、乾燥時に前記処理槽内の空気を一端から取り出し、除湿して、他端から前記処理槽へ戻すための循環風路と、
    第1出口および第4出口を含む複数の出口を有するバルブユニットと、
    前記バルブユニットの第1出口に一端が接続され、他端は前記処理槽内へ臨んでいる給水路と、
    前記バルブユニットの第4出口に一端が接続され、他端は前記循環風路の所定位置に接続され、前記循環風路内に付着するリントを洗浄するための洗浄水路と、
    前記給水路の途中から分岐され、前記ドア窓体の上部にその先端が開口しているドア窓体洗浄用水路と、
    洗いおよびすすぎ中に、前記ドア窓体洗浄用水路の開口から出る水が前記ドア窓体の内面を伝って流れ落ちることにより前記ドア窓体の洗浄を行わせるために、前記バルブユニットの第1出口を開くバルブ制御手段と、
    を含むことを特徴とする電気洗濯機。
  6. 前記給水路は、その途中に、粉末洗剤収容部が介在されており、前記粉末洗剤収容部を通して洗いおよびすすぎのための水を前記処理槽へ供給するものであり、
    前記ドア窓体洗浄用水路は、前記粉末洗剤収容部よりも上流側の給水路から分岐されていて、前記給水路よりも路径が小さいことを特徴とする、請求項5記載の電気洗濯機。
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