JP4096248B2 - 空調用レジスタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空調用レジスタ、より詳しくは空調用ダクトと車室内とを連通し空調用空気の風向や風量などを調整する空調用レジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】
空調用レジスタは、エアーコンディショナにより調温、調湿された空調用空気を車室内に供給するための装置である。図15に、空調用レジスタの側方断面図を示す。図に示すように、空調用レジスタ100は、リテーナ101と縦フィン102と横フィン103とベゼル104とシャットダンパ105とを備えている。縦フィン102は、横方向に揺動可能である。縦フィン102は、通風路106における空調用空気の風向を横方向に調整することができる。横フィン103は、縦方向に揺動可能である。横フィン103は、通風路106における空調用空気の風向を縦方向に調整することができる。シャットダンパ105は、縦方向に揺動可能である。シャットダンパ105は、通風路106を遮断する場合に用いられる。具体的には、図中一点鎖線で示すように、シャットダンパ105を揺動させることにより、通風路106を遮断する。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−198646号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通風路106を遮断する場合、シャットダンパ105ではなく、縦フィン102または横フィン103を用いることも考えられる。図16に、空調用レジスタの上方断面図を示す。なお、図15と対応する部位については同じ符号で示す。また、シャットダンパは省略して示す。図に示すように、例えば、縦フィン102により通風路106を遮断する場合は、風向調整に用いられる角度域を超える角度域Aまで、縦フィン102を揺動させてやればよい。しかしながら、縦フィン102が角度域Aに進入すると、リテーナ101内面と縦フィン102先端との間の隙間Dが狭まってくる。この狭小な隙間Dを空調用空気が通過すると、いわゆる笛吹音が発生するおそれがある。笛吹音は搭乗者にとって耳障りである。
【0005】
笛吹音を抑制するため、特許文献1には、シャットダンパと横フィンとを連動させた空調用レジスタが紹介されている。同文献記載の空調用レジスタにおいては、通風路を遮断する場合まずシャットダンパが揺動する。そして、シャットダンパにより通風路が遮断される。次いで、シャットダンパにより完全に通風路が遮断された後から、シャットダンパよりも下流側の横フィンが揺動する。そして、横フィンにより通風路が遮断される。
【0006】
横フィン揺動時において、空調用空気はシャットダンパにより堰き止められている。このため、空調用空気は通風路内を流れていない。したがって、同文献の空調用レジスタによると、横フィンにより通風路が遮断される際、笛吹音が発生しにくい。
【0007】
しかしながら、同文献記載の空調用レジスタの通風路遮断機構は、前出図15の空調用レジスタの通風路遮断機構と、実質的には同じである。すなわち、双方の空調用レジスタにおいて、実際に通風路を遮断しているのはシャットダンパである。言い換えると、同文献の空調用レジスタにおいて、横フィンは、言わば形骸的に通風路を遮断しているにすぎない。つまり、笛吹音を抑制しているのは、シャットダンパであり、横フィンではない。
【0008】
本発明の空調用レジスタは、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、フィン自体により笛吹音を抑制できる空調用レジスタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するため、本発明の空調用レジスタは、上流側において空調用ダクトと連通し、空調用空気が流れる通風路を内側に区画する筒状のリテーナと、該リテーナ内側に枢支され、該通風路における空調用空気の風向を横方向に調整可能な縦フィンと、該リテーナ内側に枢支され、該通風路における空調用空気の風向を縦方向に調整可能な横フィンと、を備えてなる空調用レジスタであって、前記縦フィンおよび前記横フィンのうち、より上流側に配置された方のフィンは、揺動角度および揺動速度を制御可能な制御フィンであって、該制御フィンの揺動角度は、空調用空気の風向を調整する風向調整角度域と、該風向調整角度域の広角度側に配置され前記通風路を遮断するシャット角度域と、に切り替え可能であって、該シャット角度域における該制御フィンの揺動速度は、該風向調整角度域における該制御フィンの揺動速度よりも速く且つ前記縦フィンおよび前記横フィンのうち、より下流側に配置された方のフィンは、該制御フィンが前記通風路を遮断した後に、該通風路を遮断することを特徴とする。
【0010】
つまり、本発明の空調用レジスタは、縦フィンおよび横フィンのうち、より上流側に配置された方のフィンを、制御フィンとするものである。制御フィンの揺動速度は、制御フィンの揺動角度に応じて、変化させることができる。
【0011】
制御フィンの揺動角度は、風向調整角度域とシャット角度域との二段階に切り替えることができる。風向調整角度域は、車室内において、通常、搭乗者が空調用空気の風向を調整する際に用いられる角度域である。風向調整角度域においては、所望の風量を確保する必要がある。このため、隣り合う制御フィン同士の間の隙間、リテーナ内面とこのリテーナ内面に隣接する制御フィンとの間の隙間は、比較的広い。したがって、笛吹音は発生しにくい。
【0012】
これに対し、シャット角度域は、搭乗者が通風路を遮断する際に用いられる角度域である。シャット角度域は、風向調整角度域の広角度側に設定されている。シャット角度域においては、隣り合う制御フィン同士の間の隙間、リテーナ内面とこのリテーナ内面に隣接する制御フィンとの間の隙間は、比較的狭い。したがって、笛吹音は発生しやすい。
【0013】
そこで、本発明の空調用レジスタにおいては、シャット角度域における制御フィンの揺動速度を、風向調整角度域における制御フィンの揺動速度よりも、高速に設定してある。本発明の空調用レジスタによると、笛吹音が発生しやすいシャット角度域において、制御フィンは比較的速く揺動する。このため、笛吹音を抑制することができる。
【0014】
本発明の空調用レジスタにおいて、前記制御フィンは、前記縦フィンおよび前記横フィンのうち、より上流側に配置された方のフィンである。つまり、本構成は、上流側のフィンすなわちより車室内から遠い方のフィンを、制御フィンとするものである。本構成によると、車室内に近い下流側のフィンを制御フィンとした場合と比較して、通風路を遮断する際の笛吹音が車室内に伝わりにくい。このため、不快な笛吹音を搭乗者が聴認しにくい。
【0015】
本発明の空調用レジスタにおいて、前記縦フィンおよび前記横フィンのうち、より下流側に配置された方のフィンは、前記制御フィンが前記通風路を遮断した後に、該通風路を遮断する構成である。つまり、この構成は制御フィンが通風路を遮断した後に、下流側つまり車室内に近い方のフィンにより、通風路を遮断するものである。本構成によると、通風路が遮断されたことを搭乗者が視認しやすくなる。
【0016】
)好ましくは、より下流側に配置された方のフィンの前記通風路を遮断する際の揺動速度は、前記制御フィンの前記シャット角度域における揺動速度よりも、遅い構成とする方がよい。本構成によると、車室内に表出する「より下流側に配置された方のフィン」が、比較的ゆっくりと揺動して通風路を遮断する。このため、揺動に高級感があり見栄えがよい。
【0017】
)好ましくは、前記シャット角度域は、前記リテーナ内面と、該リテーナ内面に隣接する制御フィンと、の間の隙間が、2mm以内となる角度域である構成とする方がよい。本構成は、リテーナ内面と、リテーナ内面に隣接する制御フィンと、の間の隙間が、2mm以内つまり2mmから0mm(通風路遮断状態)までとなるように、シャット角度域を設定するものである。隙間を2mm以内に限定したのは、隙間が2mmを超える場合、比較的笛吹音が発生しにくいからである。
【0018】
)好ましくは、前記シャット角度域は、前記リテーナ内面と、該リテーナ内面に隣接する制御フィンと、の間の隙間が、5mm以内となる角度域である構成とする方がよい。本構成は、リテーナ内面と、リテーナ内面に隣接する制御フィンと、の間の隙間が、5mm以内つまり5mmから0mm(通風路遮断状態)までとなるように、シャット角度域を設定するものである。隙間を5mm以内に限定したのは、隙間が5mmを超える場合、笛吹音が発生しにくいからである。
【0019】
隙間が5mm以内2mmを超える場合であっても、笛吹音が発生することも考えられる。本構成によると、隙間が5mm以内になると制御フィンが高速で揺動する。したがって、この場合であっても笛吹音を確実に抑制することができる。
【0020】
)好ましくは、さらに、前記縦フィンを駆動する縦フィン駆動モータと、前記横フィンを駆動する横フィン駆動モータと、該縦フィン駆動モータおよび該横フィン駆動モータを制御するモータ制御装置と、を備え、該モータ制御装置は、前記制御フィンの前記揺動角度および前記揺動速度を制御可能な構成とする方がよい。
【0021】
つまり、本構成は、縦フィンと横フィンとをモータ駆動にするものである。モータ制御装置は、制御フィンの揺動角度および揺動速度を制御可能である。したがって、本構成によると、手動により制御フィンの揺動角度および揺動速度を制御する場合と比較して、制御フィンの制御が簡単になる。すなわち、笛吹音の抑制が簡単になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の空調用レジスタの実施の形態について説明する。
【0023】
(1)第一実施形態
まず、本実施形態の空調用レジスタの構成について説明する。図1に、本実施形態の空調用レジスタの分解図を示す。図に示すように、空調用レジスタ1は、リテーナ2と縦フィン3と横フィン4と縦フィン駆動モータ30と横フィン駆動モータ40とモータ制御装置5とベゼル6とを備えている。縦フィン3は、本発明の制御フィンに相当する。
【0024】
リテーナ2は、樹脂製であって角筒状を呈している。リテーナ2は、インストルメントパネル(図略)に凹設されている。リテーナ2の上流側(図中左側)には、空調用ダクト(図略)が配置されている。リテーナ2の上壁には、縦フィン揺動孔20が穿設されている。縦フィン揺動孔20は、合計五つ配置されている。リテーナ2の下壁には、縦フィン揺動溝21が凹設されている。縦フィン揺動溝21は、合計五つ配置されている。リテーナ2の右壁には、横フィン揺動孔22が穿設されている。横フィン揺動孔22は、合計四つ配置されている。リテーナ2の左壁には、横フィン揺動溝23が凹設されている。横フィン揺動溝23は、合計四つ配置されている。リテーナ2の上壁外面からは、直方体状の座片24が立設されている。座片24は、合計二つ配置されている。座片24には、ベゼル保持孔240が穿設されている。リテーナ2の内側には、通風路25が区画されている。
【0025】
ベゼル6は、樹脂製であって矩形板状を呈している。ベゼル6は、インストルメントパネルとほぼ面一に配置されている。ベゼル6の裏面からは、保持突起60が突設されている。保持突起60は、合計二つ配置されている。保持突起60は、前記ベゼル保持孔240に嵌挿されている。この嵌挿により、ベゼル6は、リテーナ2に止着されている。ベゼル6には、矩形状の通風口61が開設されている。通風口61は、前記通風路25と連通している。通風口61の左側には、AUTOキー62と、SHUT/OPENキー63と、十字方向キー64と、が配置されている。
【0026】
縦フィン3は、樹脂製であって短冊状を呈している。縦フィン3の上端面ほぼ中央からは、縦フィン揺動軸34が突設されている。一方、縦フィン3の下端面ほぼ中央からは、縦フィン揺動軸31が突設されている。縦フィン3は、合計五枚配置されている。縦フィン揺動軸34は、前記縦フィン揺動孔20に枢支されている。縦フィン3の下方には、五つのピニオン32が配置されている。縦フィン揺動軸31は、前記縦フィン揺動溝21を貫通してピニオン32に止着されている。すなわち、縦フィン3は、ピニオン32と共に揺動可能である。ピニオン32は、ラック33と噛合している。また、ラック33は、縦フィン駆動モータ30の駆動ギア(図略)と噛合している。
【0027】
横フィン4は、樹脂製であって短冊状を呈している。横フィン4は、縦フィン3の下流側(車室内側)に配置されている。横フィン4の右端面ほぼ中央からは、横フィン揺動軸44が突設されている。一方、横フィン4の左端面ほぼ中央からは、横フィン揺動軸41が突設されている。また、横フィン揺動軸41の奥側には、横フィン駆動軸42が並設されている。横フィン4は、合計四枚配置されている。横フィン揺動軸44は、前記横フィン揺動孔22に枢支されている。横フィン揺動軸41は、前記横フィン揺動溝23に枢支されている。横フィン4の左方には、樹脂製であって細板状の横フィン連結ロッド43が配置されている。横フィン連結ロッド43には、横フィン駆動孔430が穿設されている。横フィン駆動孔430は、合計四つ配置されている。横フィン駆動孔430には、前記横フィン駆動軸42が枢支されている。横フィン連結ロッド43は、第一リンクアーム45および第二リンクアーム46を介して、横フィン駆動モータ40の駆動軸400に連結されている。
【0028】
モータ制御装置5は、エアコンECU(図略)の中に組み込まれている。モータ制御装置5は、信号線L1を介して、イグナイタと電気的に接続されている。また、モータ制御装置5は、信号線L3を介して、前記AUTOキー62と電気的に接続されている。また、モータ制御装置5は、信号線L4を介して、前記SHUT/OPENキー63と電気的に接続されている。また、モータ制御装置5は、信号線L5を介して、前記十字方向キー64と電気的に接続されている。また、モータ制御装置5は、信号線L6を介して、前記縦フィン駆動モータ30と電気的に接続されている。また、モータ制御装置5は、信号線L7を介して、前記横フィン駆動モータ40と電気的に接続されている。
【0029】
次に、本実施形態の空調用レジスタの縦フィンの動きについて説明する。図2に、本実施形態の空調用レジスタの上方断面図を示す。駆動力は、前出図1に示す縦フィン駆動モータ30から、ラック33→ピニオン32を介して、縦フィン揺動軸31に伝達される。この駆動力により、縦フィン3は、縦フィン揺動軸31を中心に揺動可能である。図2に示すように、縦フィン3の揺動角度は、風向調整角度域A0とシャット角度域A1という二種類の角度域に切り替え可能である。通常、搭乗者に空調用空気を送風する場合、縦フィン3の揺動角度は、風向調整角度域A0内となるように設定されている。縦フィン3により通風路25を遮断する場合、縦フィン3の揺動角度は、風向調整角度域A0から逸脱する。すなわち、縦フィン3は、シャット角度域A1に進入する。縦フィン3は、シャット角度域A1内を図中反時計回りに揺動する。このときの縦フィン3の揺動速度は、風向調整角度域A0内を揺動する際の揺動速度よりも速く設定されている。図3に、縦フィンにより通風路が遮断された状態つまりフィンシャット状態の本実施形態の空調用レジスタの上方断面図を示す。図に示すように、五枚の縦フィン3のうち、両端の縦フィン3がリテーナ2内面に当接し、縦フィン3同士が重畳することにより、通風路25は完全に遮断される。すなわち、フィンシャットが終了する。
【0030】
フィンシャット状態から通常の送風状態に切り替える場合は、縦フィン3は図中時計回りに揺動する。このときも、シャット角度域A1内における縦フィン3の揺動速度は、風向調整角度域A0内における揺動速度よりも速く設定されている。縦フィン3は、前出図1のモータ制御装置5により制御される。縦フィン3の制御方法については後述する。
【0031】
なお、風向調整角度域A0とシャット角度域A1との境目は、リテーナ2内面と、リテーナ2内面に近接する縦フィン3と、の間の隙間幅により決定されている。具体的には、前出図2に示すように、隙間幅が、しきい値D1(=5mm)以内となる角度域がシャット角度域A1に相当する。
【0032】
次に、本実施形態の空調用レジスタの横フィンの動きについて説明する。図4に、本実施形態の空調用レジスタの側方断面図を示す。図5に、横フィンによるフィンシャット状態の本実施形態の空調用レジスタの側方断面図を示す。駆動力は、前出図1に示す横フィン駆動モータ40から、第二リンクアーム46→第一リンクアーム45→横フィン連結ロッド43を介して、横フィン駆動軸42に伝達される。この駆動力により、横フィン4は、横フィン揺動軸41を中心に揺動可能である。図5に示すように、フィンシャット状態においては、横フィン4は、ベゼル6の表面とほぼ面一となり、通風路25を遮断する。横フィン4は、前出図1のモータ制御装置5により制御される。横フィン4の制御方法については後述する。
【0033】
次に、本実施形態の空調用レジスタの縦フィンおよび横フィンの制御方法について、図1および各動作時のフローチャートを用いて説明する。最初に、イニシャル動作時の制御方法について説明する。図6に、イニシャル動作時のフローチャートを示す。イグニッションキーがONになると、信号線L1を介して、イグナイタからモータ制御装置5に信号が発信される(S100)。この信号を受信したモータ制御装置5は、信号線L6を介して、縦フィン駆動モータ30の電源をONにする。並びに、信号線L7を介して、横フィン駆動モータ40の電源をONにする(S101)。そして、まず、横フィン駆動モータ40が作動する(S102)。次いで、縦フィン駆動モータ30が作動する(S103)。このようにして、イニシャル動作が終了する(S104)。
【0034】
次いで、風向調整角度域(前出図2のA0)内において、縦フィン3を右方向に揺動させる際の制御方法について説明する。図7に、縦フィン右揺動時のフローチャートを示す。十字方向キー64の右キーが搭乗者により押されると(S200)、信号線L5を介して、十字方向キー64からモータ制御装置5に信号が発信される。この信号を受信したモータ制御装置5は、信号線L6を介して、縦フィン駆動モータ30を作動させる(S201)。縦フィン駆動モータ30の駆動力は、ラック33、ピニオン32を介して、縦フィン3に伝達される。この駆動力を受けて縦フィン3は、右方向に揺動する。十字方向キー64の右キーが搭乗者により押され続けている間、縦フィン3は右方向に揺動する。十字方向キー64の右キーが搭乗者から解放されると(S202)、信号線L5を介して、十字方向キー64からモータ制御装置5に信号が発信される。この信号を受信したモータ制御装置5は、信号線L6を介して、縦フィン駆動モータ30を停止させる(S203)。停止後は、前出図6のイニシャル動作終了状態に戻る。このようにして、縦フィン3を右方向に揺動させる。
【0035】
次いで、風向調整角度域内において、縦フィン3を左方向に揺動させる際の制御方法について説明する。左方向に揺動させる際の制御方法は、右方向に揺動させる際の制御方法と同様である。図8に、縦フィン左揺動時のフローチャートを示す。十字方向キー64の左キーが押されると(S300)、信号線L5を介して、モータ制御装置5に信号が発信される。モータ制御装置5は、信号線L6を介して、縦フィン駆動モータ30を作動させる(S301)。縦フィン駆動モータ30の駆動力を受けて、縦フィン3は、左方向に揺動する。十字方向キー64の左キーが押され続けている間、縦フィン3は左方向に揺動する。十字方向キー64の左キーが解放されると(S302)、信号線L5を介して、モータ制御装置5に信号が発信される。モータ制御装置5は、信号線L6を介して、縦フィン駆動モータ30を停止させる(S303)。停止後は、前出図6のイニシャル動作終了状態に戻る。このようにして、縦フィン3を左方向に揺動させる。
【0036】
次いで、横フィン4を上方向に揺動させる際の制御方法について説明する。図9に、横フィン上揺動時のフローチャートを示す。十字方向キー64の上キーが搭乗者により押されると(S400)、信号線L5を介して、十字方向キー64からモータ制御装置5に信号が発信される。この信号を受信したモータ制御装置5は、信号線L7を介して、横フィン駆動モータ40を作動させる(S401)。横フィン駆動モータ40の駆動力は、第二リンクアーム46、第一リンクアーム45、横フィン連結ロッド43を介して、横フィン4に伝達される。この駆動力を受けて横フィン4は、上方向に揺動する。十字方向キー64の上キーが搭乗者により押され続けている間、横フィン4は上方向に揺動する。十字方向キー64の上キーが搭乗者から解放されると(S402)、信号線L5を介して、十字方向キー64からモータ制御装置5に信号が発信される。この信号を受信したモータ制御装置5は、信号線L7を介して、横フィン駆動モータ40を停止させる(S403)。停止後は、前出図6のイニシャル動作終了状態に戻る。このようにして、横フィン4を上方向に揺動させる。
【0037】
次いで、横フィン4を下方向に揺動させる際の制御方法について説明する。下方向に揺動させる際の制御方法は、上方向に揺動させる際の制御方法と同様である。図10に、横フィン下揺動時のフローチャートを示す。十字方向キー64の下キーが押されると(S500)、信号線L5を介して、モータ制御装置5に信号が発信される。モータ制御装置5は、信号線L7を介して、横フィン駆動モータ40を作動させる(S501)。横フィン駆動モータ40の駆動力を受けて、横フィン4は、下方向に揺動する。十字方向キー64の下キーが押され続けている間、横フィン4は下方向に揺動する。十字方向キー64の下キーが解放されると(S502)、信号線L5を介して、モータ制御装置5に信号が発信される。モータ制御装置5は、信号線L7を介して、横フィン駆動モータ40を停止させる(S503)。停止後は、前出図6のイニシャル動作終了状態に戻る。このようにして、横フィン4を下方向に揺動させる。
【0038】
次いで、フィンシャット時の制御方法について説明する。図11に、フィンシャット時のフローチャートを示す。SHUT/OPENキー63が搭乗者により押されると(S600)、信号線L4を介して、SHUT/OPENキー63からモータ制御装置5に信号が発信される。この信号を受信したモータ制御装置5は、信号線L6を介して、縦フィン駆動モータ30を作動させる(S601)。縦フィン駆動モータ30の駆動力は、ラック33、ピニオン32を介して、縦フィン3に伝達される。この駆動力を受けて、縦フィン3は、右方向に揺動する。縦フィン3は、前出図3に示すフィンシャット状態になるまで揺動する(S602)。この際、縦フィン3は、前出図2に示す風向調整角度域A0内においては、比較的ゆっくりと揺動する。また、縦フィン3は、前出図2に示す風向調整角度域A1内においては、比較的速く揺動する。縦フィン3がフィンシャット状態になると、続いてモータ制御装置5は、信号線L7を介して、横フィン駆動モータ40を作動させる(S603)。横フィン駆動モータ40の駆動力は、第二リンクアーム46、第一リンクアーム45、横フィン連結ロッド43を介して、横フィン4に伝達される。この駆動力を受けて、横フィン4は、下方向に揺動する。横フィン4は、前出図5に示すフィンシャット状態になるまで揺動する(S604)。この際、横フィン4は、比較的ゆっくりと揺動する。横フィン4がフィンシャット状態になると、フィンシャット動作が終了する(S605)。再びSHUT/OPENキー63が搭乗者により押されると(S606)、前出図6に示すイニシャル動作終了状態になる。
【0039】
次いで、フィンスイング時の制御方法について説明する。図12に、フィンスイング時のフローチャートを示す。AUTOキー62が搭乗者により1回押されると(S700)、信号線L3を介して、AUTOキー62からモータ制御装置5に信号が発信される。この信号を受信して、モータ制御装置5は、モード1を選択する(S701)。そして、モータ制御装置5は、信号線L6を介して、縦フィン駆動モータ30を作動させる(S702)。縦フィン駆動モータ30の駆動力は、ラック33、ピニオン32を介して、縦フィン3に伝達される。この駆動力を受けて、縦フィン3は、左右にスイングする(S703)。この状態で、AUTOキー62が搭乗者により押されると(S704)、信号線L3を介して、AUTOキー62からモータ制御装置5に信号が発信される。この信号を受信したモータ制御装置5は、信号線L6を介して、縦フィン駆動モータ30を停止させる。すなわち、オートスイング動作が終了する(S710)。オートスイング終了後は、前出図6に示すイニシャル動作終了状態になる。
【0040】
これに対し、AUTOキー62が搭乗者により2回押されると(S700)、信号線L3を介して、AUTOキー62からモータ制御装置5に信号が発信される。この信号を受信して、モータ制御装置5は、モード2を選択する(S701)。そして、モータ制御装置5は、信号線L6を介して、縦フィン駆動モータ30を作動させる(S705)。縦フィン駆動モータ30の駆動力は、ラック33、ピニオン32を介して、縦フィン3に伝達される。この駆動力を受けて、縦フィン3は、左右にスイングする(S706)。続いて、モータ制御装置5は、信号線L7を介して、横フィン駆動モータ40を作動させる(S707)。横フィン駆動モータ40の駆動力は、第二リンクアーム46、第一リンクアーム45、横フィン連結ロッド43を介して、横フィン4に伝達される。この駆動力を受けて、横フィン4は、上下にスイングする(S708)。この状態で、AUTOキー62が搭乗者により押されると(S709)、信号線L3を介して、AUTOキー62からモータ制御装置5に信号が発信される。この信号を受信したモータ制御装置5は、信号線L6を介して、縦フィン駆動モータ30を停止させる。また、モータ制御装置5は、信号線L7を介して、横フィン駆動モータ40を停止させる。すなわち、オートスイング動作が終了する(S710)。オートスイング終了後は、前出図6に示すイニシャル動作終了状態になる。
【0041】
次いで、電源OFF時の制御方法について説明する。図13に、電源OFF時のフローチャートを示す。イグニッションキーがOFFになると(S800)、信号線L1を介して、イグナイタからモータ制御装置5に信号が発信される。この信号を受信したモータ制御装置5は、信号線L6を介して、縦フィン駆動モータ30を作動させる(S801)。縦フィン駆動モータ30の駆動力は、ラック33、ピニオン32を介して、縦フィン3に伝達される。この駆動力を受けて、縦フィン3は、フィンシャット状態まで揺動する(S802)。続いて、モータ制御装置5は、信号線L7を介して、横フィン駆動モータ40を作動させる(S803)。横フィン駆動モータ40の駆動力は、第二リンクアーム46、第一リンクアーム45、横フィン連結ロッド43を介して、横フィン4に伝達される。この駆動力を受けて、横フィン4は、フィンシャット状態まで揺動する(S804)。横フィン4のフィンシャットが終了すると、電源がOFFになる(S805)。
【0042】
次に、本実施形態の空調用レジスタの効果について説明する。本実施形態の空調用レジスタ1においては、前出図2に示すシャット角度域A1における縦フィン3の揺動速度を、風向調整角度域A0における縦フィン3の揺動速度よりも、高速に設定してある。したがって、本実施形態の空調用レジスタ1によると、笛吹音が発生しやすいシャット角度域A1において、縦フィン3は比較的速く揺動する。このため、笛吹音を抑制することができる。
【0043】
また、本実施形態の空調用レジスタ1によると、縦フィン3および横フィン4のうち、より上流側に配置された方の縦フィン3を制御フィンとしている。縦フィン3は横フィン4よりも車室内から離れている。したがって、横フィン4を制御フィンとした場合と比較して、通風路25を遮断する際の笛吹音が車室内に伝わりにくい。このため、本実施形態の空調用レジスタ1によると、不快な笛吹音を搭乗者が聴認しにくい。
【0044】
また、本実施形態の空調用レジスタ1によると、縦フィン3がフィンシャットを行った後に、横フィン4がフィンシャットを行う。このため、通風路25が遮断されたことを搭乗者が視認しやすい。
【0045】
また、本実施形態の空調用レジスタ1によると、フィンシャット時における横フィン4の揺動速度は、縦フィン3のシャット角度域A1における揺動速度よりも、遅く設定してある。したがって、車室内に表出する横フィン4は、比較的ゆっくりと揺動して通風路25を遮断する。このため、本実施形態の空調用レジスタ1によると、横フィン4のフィンシャット動作に高級感があり見栄えがよい。
【0046】
また、本実施形態の空調用レジスタ1によると、前出図2の隙間幅がしきい値D1(=5mm)以内となる角度域を、シャット角度域A1に設定してある。このため、隙間幅が5mm以内となる角度域において、笛吹音を確実に抑制することができる。
【0047】
また、本実施形態の空調用レジスタ1によると、モータ制御装置5により縦フィン3の揺動角度および揺動速度を制御可能である。したがって、手動により縦フィン3の揺動角度および揺動速度を制御する場合と比較して、制御が簡単になる。すなわち、簡単に笛吹音を抑制することができる。
【0048】
また、本実施形態の空調用レジスタ1によると、縦フィン3単独で完全に通風路25を遮断することができる。このため、前出図15に示すシャットダンパ105が配置されていない。したがって、本実施形態の空調用レジスタ1によると、リテーナ2の筒長を短くすることができる。また、通風路25における通風抵抗を小さくすることができる。また、部品点数が少ない分、組み付けが簡単になる。
【0049】
また、本実施形態の空調用レジスタ1によると、前出図5に示すように、フィンシャット状態において、横フィン4が、ベゼル6表面とほぼ面一に配置される。このため、見栄えがよい。
【0050】
(2)参考形態
参考形態と第一実施形態との相違点は、横フィンが制御フィンとなっている点である。また、この横フィンがモータ駆動ではなく、手動となっている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【0051】
図14に、本参考形態の空調用レジスタの横フィン駆動部付近の拡大図を示す。なお、図1と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、一番下の横フィン4の横フィン揺動軸41の先端には、ピニオン72が止着されている。ピニオン72は、ラック71と噛合している。ラック71は、リテーナ2の側壁外面に、往復動可能に設置されている。ラック71の上端はL字状に屈曲している。この屈曲部分には、ラック溝710が凹設されている。一方、ベゼル6の表面からは、円板状のダイアル70の一部が突出している。ダイアル70は、リテーナ2の側壁外面に枢支されている。ダイアル70の他部は、ベゼル6の裏面側に隠れている。ダイアル70のラック71側の円面端部には、ダイアルピン700が配置されている。ダイアルピン700は、前記ラック溝710に挿入されている。
【0052】
ダイアル70が搭乗者により回されると、ダイアルピン700がラック溝710内を相対的に摺動する。ダイアルピン700とラック溝710との摺接により、ダイアル70の回転運動がラック71の往復動に変換される。ラック71が往復動すると、ラック71と噛み合っているピニオン72が揺動する。このため、一番下の横フィン4も揺動する。一番下の横フィン4と他の横フィン4とは、横フィン駆動軸42および横フィン連結ロッド43により連結されている。このため、一番下の横フィン4が揺動すると、全ての横フィン4が一斉に揺動する。
【0053】
参考形態の空調用レジスタ1によると、ダイアルピン700とラック溝710との摺接により、ダイアル70の回転運動がラック71の往復動に変換される。ここで、ダイアルピン700がダイアル70の回転中心から距離Rだけ離れており、ダイアル70が角度αだけ回転する場合、ラック71は距離R(1−COSα)だけ動く。したがって、搭乗者がダイアル70を一定の速度で回しても、ラック71の往復動速度は一定にならない。この速度変化を利用して、本参考形態の空調用レジスタ1においては、シャット角度域における横フィン4の揺動速度を、風向調整角度域における横フィン4の揺動速度よりも、高速に設定してある。このため、本参考形態の空調用レジスタ1の場合であっても、第一実施形態同様に、笛吹音を抑制することができる。
【0054】
なお、本参考形態のように揺動速度が刻一刻と変化する場合、風向調整角度域における揺動速度とは、風向調整角度域全域に亘る平均揺動速度をいう。また、シャット角度域における揺動速度とは、シャット角度域全域に亘る平均揺動速度をいう。すなわち、本参考形態においては、シャット角度域における横フィン4の平均揺動速度を、風向調整角度域における横フィン4の平均揺動速度よりも、高速に設定してある。
【0055】
(3)その他
以上、本発明の空調用レジスタの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
【0057】
また、上記実施形態においては、シャットダンパを配置しなかったが、シャットダンパを配置してもよい。この場合、まずシャットダンパにより通風路25を遮断し、次いで制御フィンにより通風路25を遮断してもよい。あるいは、まず制御フィンにより通風路25を遮断し、次いでシャットダンパにより通風路25を遮断してもよい。シャットダンパを配置すると、さらに確実に笛吹音を抑制することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明によると、フィン自体により笛吹音を抑制可能な空調用レジスタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態の空調用レジスタの分解図である。
【図2】 第一実施形態の空調用レジスタの上方断面図である。
【図3】 縦フィンによるフィンシャット状態の第一実施形態の空調用レジスタの上方断面図である。
【図4】 第一実施形態の空調用レジスタの側方断面図である。
【図5】 横フィンによるフィンシャット状態の第一実施形態の空調用レジスタの側方断面図である。
【図6】 第一実施形態の空調用レジスタのイニシャル動作時のフローチャートである。
【図7】 第一実施形態の空調用レジスタの縦フィン右揺動時のフローチャートである。
【図8】 第一実施形態の空調用レジスタの縦フィン左揺動時のフローチャートである。
【図9】 第一実施形態の空調用レジスタの横フィン上揺動時のフローチャートである。
【図10】 第一実施形態の空調用レジスタの横フィン下揺動時のフローチャートである。
【図11】 第一実施形態の空調用レジスタのフィンシャット時のフローチャートである。
【図12】 第一実施形態の空調用レジスタのフィンスイング時のフローチャートである。
【図13】 第一実施形態の空調用レジスタの電源OFF時のフローチャートである。
【図14】 参考形態の空調用レジスタの横フィン駆動部付近の拡大図である。
【図15】 従来の空調用レジスタの側方断面図である。
【図16】 従来の空調用レジスタの上方断面図である。
【符号の説明】
1:空調用レジスタ、2:リテーナ、20:縦フィン揺動孔、21:縦フィン揺動溝、22:横フィン揺動孔、23:横フィン揺動溝、24:座片、240:ベゼル保持孔、25:通風路、3:縦フィン(制御フィン)、30:縦フィン駆動モータ、31:縦フィン揺動軸、32:ピニオン、33:ラック、34:縦フィン揺動軸、4:横フィン(制御フィン)、40:横フィン駆動モータ、400:駆動軸、41:横フィン揺動軸、42:横フィン駆動軸、43:横フィン連結ロッド、430:横フィン駆動孔、44:横フィン揺動軸、45:第一リンクアーム、46:第二リンクアーム、5:モータ制御装置、6:ベゼル、60:保持突起、61:通風口、62:AUTOキー、63:SHUT/OPENキー、64:十字方向キー、70:ダイアル、700:ダイアルピン、71:ラック、710:ラック溝、72:ピニオン、A0:風向調整角度域、A1:シャット角度域。

Claims (5)

  1. 上流側において空調用ダクトと連通し、空調用空気が流れる通風路を内側に区画する筒状のリテーナと、
    該リテーナ内側に枢支され、該通風路における空調用空気の風向を横方向に調整可能な縦フィンと、
    該リテーナ内側に枢支され、該通風路における空調用空気の風向を縦方向に調整可能な横フィンと、
    を備えてなる空調用レジスタであって、
    前記縦フィンおよび前記横フィンのうち、より上流側に配置された方のフィンは、揺動角度および揺動速度を制御可能な制御フィンであって、
    該制御フィンの揺動角度は、空調用空気の風向を調整する風向調整角度域と、該風向調整角度域の広角度側に配置され前記通風路を遮断するシャット角度域と、に切り替え可能であって、
    該シャット角度域における該制御フィンの揺動速度は、該風向調整角度域における該制御フィンの揺動速度よりも速く且つ前記縦フィンおよび前記横フィンのうち、より下流側に配置された方のフィンは、該制御フィンが前記通風路を遮断した後に、該通風路を遮断することを特徴とする空調用レジスタ。
  2. より下流側に配置された方の前記フィンの前記通風路を遮断する際の揺動速度は、前記制御フィンの前記シャット角度域における揺動速度よりも、遅い請求項に記載の空調用レジスタ。
  3. 前記シャット角度域は、前記リテーナ内面と、該リテーナ内面に隣接する制御フィンと、の間の隙間が、2mm以内となる角度域である請求項に記載の空調用レジスタ。
  4. 前記シャット角度域は、前記リテーナ内面と、該リテーナ内面に隣接する制御フィンと、の間の隙間が、5mm以内となる角度域である請求項に記載の空調用レジスタ。
  5. さらに、前記縦フィンを駆動する縦フィン駆動モータと、前記横フィンを駆動する横フィン駆動モータと、該縦フィン駆動モータおよび該横フィン駆動モータを制御するモータ制御装置と、を備え、
    該モータ制御装置は、前記制御フィンの前記揺動角度および前記揺動速度を制御可能な請求項1に記載の空調用レジスタ。
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