JP4089468B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コルゲートチューブをハウジングに固定するためのカバーを備えたものの一例として下記特許文献1記載のものが知られている。このものは、カバーが一対の半割部品から構成されており、電線の端部に接続された端子金具を収容するハウジングの後端部と、ハウジングから引き出された電線を取り囲むコルゲートチューブの前端部とを両半割部品によって挟み込むとともに、両半割部品をロックすることで、コルゲートチューブをハウジングに固定している。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−27645号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記コネクタにおいてカバーを組み付けるには、コルゲートチューブを一方の半割部材に収容した状態に保ちつつ他方の半割部材を一方の半割部材に対して取り付けるようにしている。
しかしながら、一方の半割部材ではコルゲートチューブを半周程度しか収容することができないため、他方の半割部材を取り付けるときに、コルゲートチューブが正規位置から浮いて側方へ外れ出るなど位置ずれが生じ易く、組付作業性が芳しくなかった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、組付作業性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジングから引き出された電線を取り囲む保護チューブを、コネクタハウジングに固定するための固定部材を備えたコネクタであって、前記保護チューブは、外周に周方向の溝部と突条部とを交互に配した蛇腹状に形成され、固定部材は、一方に開放するとともにその開放部分から前記保護チューブをその径方向に沿って収容可能な固定部材本体と、前記開放部分を閉止可能な蓋部とから構成され、且つ前記固定部材本体は、前記保護チューブを半周以上収容するような深さに形成されるとともに、前記固定部材本体の内周面には前記保護チューブにおける前記各溝部の間隔に相当する間隔を空けて係止部が周設され、この各係止部は前記溝部に係止可能であり、さらに、前記固定部材本体には、前記保護チューブが正規深さに収容されると、前記保護チューブの側端部に係止することで、前記保護チューブを収容状態に仮保持可能な仮保持部が設けられ、かつ、この仮保持部は前記係止部の間に設けられた仮保持突部からなり、この仮保持突部は前記保護チューブの前記突条部に係止可能であるところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記固定部材のうち、前記保護チューブと前記コネクタハウジングとの間の位置には、径方向内方へ突出するとともに、前記電線を保護チューブの前端部とは非干渉となる位置に位置決め可能な位置決め部が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記固定部材本体は、その開放端部が正規深さに収容された前記保護チューブと略面一になる高さに形成されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
固定部材本体に保護チューブを収容した状態で蓋部を閉止することで、保護チューブが固定部材に保持され、その状態でコネクタハウジングに対して固定される。
固定部材本体によって保護チューブを半周以上収容するようにしたから、蓋部を閉止するときに保護チューブが位置ずれし難くなり、もって組付作業性を向上させることができる。
仮保持部によって保護チューブを仮保持するようにしたから、蓋部を閉止するときに保護チューブが一層位置ずれし難くなって、さらなる組付作業性の向上を図ることができる。
【0008】
<請求項2の発明>
位置決め部によって電線を保護チューブの前端部に対して非干渉となる位置に位置決めすることができるので、保護チューブの前端部によって電線が傷付けられるのを防止できる。
<請求項3の発明>
固定部材本体の開放端部が保護チューブと略面一になる高さに設定したので、カバーを小型に保ちつつ保護チューブを位置ずれし難くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図8によって説明する。この実施形態では、雌コネクタハウジング10(以下、単に雌ハウジング10という)にコルゲートチューブ20を固定するためのカバー30を備えたものを示す。なお、以下では、雌ハウジング10に対するカバー30の装着方向を前方として説明する。また図3において雌ハウジング10の図示を省略するものとする。
【0010】
雌ハウジング10は、合成樹脂製とされ、図1に示すように、電線Wの端末に接続された雌端子金具(図示せず)を収容可能な端子収容部11と、その周りを取り囲むとともに前方へ開放するフード部12とから構成されている。このうちフード部12は、端子収容部11の長さ方向略中央部分に連結されるとともに、その内側に図示しない相手の雄ハウジングが前方から嵌合可能とされる。また端子収容部11の上面には、嵌合した雄ハウジングを保持するためのロックアーム13が突設されている。
【0011】
端子収容部11には、後方から雌端子金具を挿入可能なキャビティ14が3室幅方向に並んで設けられている。端子収容部11のうち、フード部12によって囲まれない後半部分の下部には、後方からカバー30が組付可能とされており、その外側面(カバー30の装着面)には、カバー30を保持するためのロック部15が一対、側方へ突出して設けられている。ロック部15は、後面がカバー30の組み付けを案内すべく前方へ向かって上り勾配をなすテーパ状に形成されるのに対し、カバー30に対する係止面である前面が前後方向と略直交する切り立った端面として形成されている。端子収容部11の後半部分の下面側には、カバー30の差し込み板37を後方から挿入可能な筒部16が後方へ開口して設けられている。この筒部16の下部における幅方向略中央には、所定深さの切り欠きが形成されている。また端子収容部11の後半部分の上部には、ロックアーム13を保護するための保護部17が一対、側方及び上方へ張り出して設けられている。
【0012】
コルゲートチューブ20は、合成樹脂製とされ、外周に周方向の溝部21と突条部22とを交互に配した蛇腹状をなすとともに可撓性を有しており、その軸線を湾曲させつつ撓み変形できるようになっている。このコルゲートチューブ20によって雌ハウジング10から後方へ引き出された電線Wの周りを取り囲むことで、電線Wが外部に剥き出しにならずに保護されるようになっている。
【0013】
カバー30は、合成樹脂製とされ、大まかにはカバー本体31と、このカバー本体31に対して開閉可能な蓋部32とから構成されている。カバー本体31は、上方へ開放する略コ字型の断面形状をなすハウジング側保持部33と、上方へ開放する略U字型の断面形状をなすコルゲート側保持部34とを前後に備え、コルゲート側保持部34側からハウジング側保持部33側へかけて幅寸法及び高さ寸法が徐々に大きくなるよう形成されている。このうちコルゲート側保持部34に蓋部32が薄肉状のヒンジ35を介して連結されている。
【0014】
ハウジング側保持部33は、端子収容部11の後半部分の下部を3方(両側方及び下方)から包み込むようにして装着可能とされ、その両側壁には、ロック部15に対して係止可能なロック孔36が一対開設されている。ハウジング側保持部33における底壁からは、筒部16内に差し込まれることで、カバー30が上下にがたつくのを抑制可能な差し込み板37が突設されている。この差し込み板37は、底壁からの立ち上がり部分と、立ち上がり部分から前方へ突出する片持ち状の平板部分とからなり、この立ち上がり部分は、両側壁にも連結されている。この立ち上がり部分の前端からは、平板部分を下支えする補強部(図示せず)が突設され、筒部16の切り欠きに嵌合可能とされている。
【0015】
コルゲート側保持部34には、上方からコルゲートチューブ20がその径方向(軸線方向と交差する方向)に沿って収容可能とされており、その底壁がコルゲートチューブ20に沿って略弧状に形成されるのに対し、両側壁がほぼ真っ直ぐに形成されている。両側壁のうち、図示右側の側壁の上端部には、ヒンジ35が側方へ突出して設けられるとともにその先端部に略平板状をなす蓋部32が連結されている。この蓋部32は、ヒンジ35を屈曲させつつカバー本体31側へ閉止されることで、コルゲート側保持部34の開放部分を閉塞可能とされる。
【0016】
コルゲート側保持部34の内周面には、後端側から所定の間隔(コルゲートチューブ20における各溝部21の間隔に相当)を空けて3つの係止部38が周設されている。各係止部38は、コルゲートチューブ20の溝部21に係止することで、コルゲートチューブ20を前後方向について抜け止め保持できるようになっている。なお、蓋部32のうち、上記各係止部38と整合する位置には、同様の機能を有する係止部38が3つ突設されている。
【0017】
蓋部32におけるヒンジ35とは反対側の側縁には、蓋部32を閉止状態に保持するための保持アーム39が突設されている。この保持アーム39は、蓋部32が正規に閉じられると、コルゲート側保持部34におけるヒンジ35とは反対側の外側面に突設された保持部40に対して係止可能とされる。また蓋部32におけるヒンジ35の近傍位置には、補助保持アーム41が突設されており、この補助保持アーム41は、蓋部32が正規に閉じられると、コルゲート側保持部34におけるヒンジ35の近傍位置に配設された補助保持孔42に対して係止可能とされる。
【0018】
さて、コルゲート側保持部34は、周方向について上方へのみ開放しており、その開放部分から収容されるコルゲートチューブ20を3方(両側方及び下方)から取り囲むことができるような深さに形成されている。詳細には、コルゲート側保持部34は、両側壁の上端部34a(開放端部)が正規深さに収容されたコルゲートチューブ20の上端部20aと略面一になるような高さ寸法に形成されている(図4参照)。言い換えると、コルゲートチューブ20は、コルゲート側保持部34内にほぼ全周(半周以上)収容可能とされている。さらに別言すると、コルゲートチューブ20は、両側壁の上端部34a間(開放部分)に配される上側約1/4の周領域を除いて約3/4の周領域がコルゲート側保持部34により取り囲まれるようになっている。
【0019】
コルゲート側保持部34の内周面のうち、前後方向について最後の係止部38と中央の係止部38との間には、仮保持突部43が設けられている。仮保持突部43は、コルゲート側保持部34の上端位置に一対対向状に設けられ、正規深さまで収容されたコルゲートチューブ20の突条部22の両側端部に対して係止することで、コルゲートチューブ20を正規の収容状態に仮保持可能とされる(図4参照)。仮保持突部43における上面には、テーパ状の案内面43aが形成されるとともに、下面には、コルゲートチューブ20に沿う弧状の案内面43bが形成されることで、コルゲートチューブ20の着脱動作が案内可能とされ、これによりコルゲートチューブ20に所定以上の操作力を付与することでその着脱が許容されるようになっている。
【0020】
コルゲート側保持部34の内周面における前端部には、収容されたコルゲートチューブ20の前端部20b(最前位置の溝部21)よりも径方向内方へ張り出す位置決め部44が周設されている。この位置決め部44は、電線Wに対して3方(両側方及び下方)から当接することで、電線Wをコルゲートチューブ20の前端部20bよりも径方向内方位置、すなわちコルゲートチューブ20の前端部20bとは非接触・非干渉となる位置へ位置決め可能とされている(図5参照)。蓋部32のうち、上記位置決め部44と整合する位置には、同様に電線Wに対して上方から当接して位置決め可能な位置決め部44が突設されている(図8参照)。これら位置決め部44は、カバー30によってコルゲートチューブ20を雌ハウジング10に固定した状態において、雌ハウジング10とコルゲートチューブ20との間に配されるようになっている。また位置決め部44は、その前後長さがコルゲートチューブ20の溝部21よりも大きく設定されている。
【0021】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその組付手順について説明する。各電線Wをコルゲートチューブ20内に通すとともに各電線Wに接続した各雌端子金具をキャビティ14内に挿入する。雌ハウジング10から後方へ引き出された各電線Wのうち、左右両端のキャビティ14からの両電線Wを内向きに屈曲しつつ互いに隣り合うよう配するとともに、中央のキャビティ14からの電線Wが上記両電線Wの中間位置で且つ上側に配しておく(図1及び図3参照)。
【0022】
次にカバー30を雌ハウジング10に固定する作業を行う。ハウジング側保持部33の内面を端子収容部11の外面に宛いつつカバー30を前方へ押し込んで差し込み板37を筒部16内に挿入する。すると、ハウジング側保持部33の両側壁が両ロック部15に乗り上げて一旦側方へ開き変形した後、カバー30が正規深さに達すると、両側壁が復元してロック孔36内にロック部15が進入し、その孔縁前部にロック部15の前面が係止される。
【0023】
その一方、コルゲートチューブ20をカバー30のコルゲート側保持部34に対して上方から収容する作業を行う。このとき、コルゲートチューブ20の前端部20bを位置決め部44よりも後側に配するとともに各係止部38に対して対応する溝部21を位置決めしつつコルゲートチューブ20を嵌めるようにする。なおコルゲートチューブ20の前端部20bが位置決め部44に突き当て可能とされることでその位置決めが図られる。収容過程では、コルゲートチューブ20における前から3番目の突条部22の両側端部が仮保持突部43によって内側へ一旦弾性変形させられる。コルゲートチューブ20が正規深さに収容されると、図2及び図3に示すように、各係止部38が各溝部21に係止するとともに、図4に示すように、仮保持突部43が復元した突条部22の両側端部に係止することで、コルゲートチューブ20が前後方向及び上方へがたつかないよう仮保持される。このとき、図5に示すように、電線Wのうち両端の2本の電線Wは、カバー本体31側の位置決め部44の内周面に当接することで、コルゲートチューブ20の前端部20bよりも径方向内方位置に位置決めされる。またこのとき、コルゲートチューブ20の上端部20aとコルゲート側保持部34の両側壁の上端部34aとが略面一となる高さに揃えられる。なお、上記とは逆にコルゲートチューブ20の収容作業を先に行い、雌ハウジング10に対するカバー30の固定作業を後で行うようにしても構わない。
【0024】
カバー30に対してコルゲートチューブ20を仮保持したら、蓋部32をカバー本体31に対して閉止する作業を行う。このとき、コルゲートチューブ20は、コルゲート側保持部34内に全周収容されるとともに仮保持突部43によって浮き上がり規制された状態に仮保持されることで、位置ずれし難くなっているから、蓋部42の閉止作業がし易くなっている。ヒンジ35を屈曲させつつ蓋部32を図示反時計回り方向へ閉じ操作して正規位置に達すると、図6に示すように、保持アーム39と補助保持アーム41がそれぞれ保持部40と補助保持孔42に係止することで、蓋部32がカバー本体31に対して正規の閉止状態に保持される。
【0025】
この状態では、図7に示すように、コルゲート側保持部34の開放部分が蓋部32によって塞がれるとともに、蓋部32の各係止部38がコルゲートチューブ20の各溝部21の上部側に係止することで、コルゲートチューブ20が前後方向及び上方へ抜け止め状態に強固に保持される。このとき、各電線Wのうち中央(上側)の電線Wは、図8に示すように、蓋部32側の位置決め部44の内周面に当接して押さえられることで、コルゲートチューブ20の前端部20bよりも径方向内方位置に位置決めされる。またこの状態では、雌ハウジング10におけるフード部12や保護部17の方がカバー30よりも側方(外側)へ張り出して配されている。
以上のようにしてコルゲートチューブ20が雌ハウジング10に対してカバー30を介して固定され、その後、雌ハウジング10に対して相手の雄ハウジングが嵌合される。
【0026】
以上説明したように本実施形態によれば、カバー本体31のコルゲート側保持部34は、コルゲートチューブ20を全周収容する(約3/4の周領域を取り囲む)ような深さに形成されているから、蓋部32を閉止するときに、仮にコルゲートチューブ20が多少浮いてもコルゲートチューブ20が側方へ外れ出るなどの位置ずれが生じ難くなる。これにより、組付作業性を向上させることができる。
【0027】
しかも、仮保持突部43によってコルゲート側保持部34に収容したコルゲートチューブ20を仮保持するようにしたから、所定以上の力を付与しない限りはコルゲートチューブ20が浮き上がるのを規制することができ、さらなる組付作業性の向上を図ることができる。
【0028】
さらには、位置決め部44によって各電線Wがコルゲートチューブ20の前端部20bとは離間した位置に位置決めされて互いに非干渉・非接触の状態に保たれるから、仮にコルゲートチューブ20の前端部20bが切断面とされてエッジが形成されていても、電線Wの被覆に傷が付いたり切れたりするのが防止される。特に外部からの振動によって電線Wが振れ易いときに有効となる。
【0029】
その上、コルゲート側保持部34の側壁の上端部34a(開放端部)がコルゲートチューブ20の上端部20aと略面一になる高さに設定したので、カバー30を高さ方向について小型に保ちつつコルゲートチューブ20を位置ずれし難くすることができる。
【0030】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、コルゲート側保持部とコルゲートチューブとが略面一状をなすものを示したが、コルゲート側保持部がコルゲートチューブを半周以上収容するような深さに設定されているのであれば、コルゲート側保持部がコルゲートチューブよりも低く形成されたものや、逆にコルゲート側保持部がコルゲートチューブよりも高く形成されたものも本発明に含まれる。
【0031】
(2)上記した実施形態では、位置決め部がコルゲートチューブの前端部よりも内方へ突出するものを示したが、位置決め部とコルゲートチューブの前端部とがほぼ同じ位置に設定したものも本発明に含まれる。また位置決め部を省略したものも本発明に含まれる。
(3)上記した実施形態では、仮保持突起を一対形成したものを示したが、仮保持突起を1つまたは3つ以上設けたものも本発明に含まれる。
【0032】
(4)上記した実施形態では、蓋部がカバー本体にヒンジにより連結されたものを示したが、蓋部がカバー本体とは分離したものも本発明に含まれる。
(5)上記した実施形態では、雌端子金具を収容する雌コネクタを例示したが、雄端子金具を収容する雄ハウジングを備えた雄コネクタにも本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの分解斜視図
【図2】カバーを雌ハウジングに固定するとともにコルゲートチューブを仮保持した状態を示す斜視図
【図3】コルゲートチューブを仮保持した状態のカバーの一部切欠平面図
【図4】図3のX−X線断面図
【図5】図3のY−Y線断面図
【図6】蓋部を閉止した状態を示す斜視図
【図7】蓋部を閉止した状態を示す図3のX−X線断面図
【図8】蓋部を閉止した状態を示す図3のY−Y線断面図
【符号の説明】
10…雌ハウジング(コネクタハウジング)
20…コルゲートチューブ(保護チューブ)
20a…前端部
30…カバー(固定部材)
31…カバー本体(固定部材本体)
32…蓋部
34a…上端部(開放端部)
43…仮保持突部(仮保持部)
44…位置決め部
W…電線
Claims (3)
- コネクタハウジングから引き出された電線を取り囲む保護チューブを、コネクタハウジングに固定するための固定部材を備えたコネクタであって、
前記保護チューブは、外周に周方向の溝部と突条部とを交互に配した蛇腹状に形成され、
固定部材は、一方に開放するとともにその開放部分から前記保護チューブをその径方向に沿って収容可能な固定部材本体と、前記開放部分を閉止可能な蓋部とから構成され、且つ前記固定部材本体は、前記保護チューブを半周以上収容するような深さに形成されるとともに、
前記固定部材本体の内周面には前記保護チューブにおける前記各溝部の間隔に相当する間隔を空けて係止部が周設され、この各係止部は前記溝部に係止可能であり、
さらに、前記固定部材本体には、前記保護チューブが正規深さに収容されると、前記保護チューブの側端部に係止することで、前記保護チューブを収容状態に仮保持可能な仮保持部が設けられ、
かつ、この仮保持部は前記係止部の間に設けられた仮保持突部からなり、この仮保持突部は前記保護チューブの前記突条部に係止可能であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記固定部材のうち、前記保護チューブと前記コネクタハウジングとの間の位置には、径方向内方へ突出するとともに、前記電線を保護チューブの前端部とは非干渉となる位置に位置決め可能な位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記固定部材本体は、その開放端部が正規深さに収容された前記保護チューブと略面一になる高さに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
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