JP4089433B2 - エレベータ用ドア装置 - Google Patents

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  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータ用ドア装置に関する。
【従来の技術】
【0002】
一般の建物の出入口に設けてある自動ドアにおいては、2枚中央開き戸の場合、駆動するドアは通常2枚であり、質量は50〜70kg程度であることが多い。一方、エレベータ用ドア装置では同じ2枚中央開き戸でも、かご側ドアと乗場側ドアの両方を動かす必要があり、また設備上、自動ドアよりも高い安全性が求められるため、駆動するドア質量が自動ドアの2倍以上の100〜400kg程度となる。また、屋外と建物の間に設置される自動ドアに比べて、建屋の中に設置されるエレベータ用ドアは高い静粛性を要求されるため、自動ドアで一般的に使用されるギヤ付モータよりも、騒音が低いギヤレスモータが望ましく、そのため、モータが必要とするトルクが大きくなり、自動ドアと比較して体格が大きい。
【0003】
また、自動ドアは上下方向に対しては、天井高さ以下に納める必要があるため、寸法の制約が厳しいが、ドアの表面に沿う平面に対して直交する方向には、障害物があることは少なく、寸法の制約は緩い。
【0004】
以上述べたように、自動ドアでは一般的にエレベータ用ドア装置に比べて、モータの体格が小さく、さらにドアの表面に沿う平面に対して直交する方向への寸法の制約が緩いことから、モータがドアの表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有すると共に、この回転軸の長さを自動装置の幅より短く設定することは容易であり、一般的に行われている。
【0005】
一方、エレベータ用ドアは前述したような理由から、モータの体格が大きく、さらに、エレベータ用ドア装置は、一般的にかご上に設けられているため、ドアの表面に沿う平面に対して、ほぼ直交する方向に乗場側ドア装置の部品があり、エレベータ走行中に、これらの部品に接触しないよう、ドアの表面に沿う平面に対して、ほぼ直交する方向に対しての寸法制約が厳しい(2枚戸中央開き戸では約90mm)。これに対して、エレベータではかご天井よりも高い位置に装置を配置していることが多いため、自動ドアに比べて上下方向の寸法の制約は緩く、出入口高さより300mm以上ゆるされていることが多い。
【0006】
以上述べたようなエレベータ用ドア装置のモータの特徴、および設置条件の特徴から、エレベータ用ドア装置において、モータをかご側シルの乗場側端部からレール枠のかご側端部までの間に設置する場合、回転軸をほぼ鉛直に配置するようにしていた。
【0007】
回転軸を鉛直に配置している従来のエレベータ用ドア装置としては、特許文献1に記載のものが知られており、これを図7に示している。
【0008】
図7に示すように、エレベータのかごドア12,13は、その上部に可回転的なローラ8〜11を有するハンガ6,7をそれぞれ取り付け、各ハンガ6,7の可回転的なローラ8〜11がレール枠5に固定したドアレール14に沿って水平方向に走行可能にすると共に、かごドア12,13の下部にドアシュー15〜18を取り付け、このドアシュー15〜18がシル19に沿って水平方向に移動可能に構成している。レール枠5の左端部には、その回転軸に駆動プーリ2を取り付けたドアモータ1が配置され、またレール枠5の右端部には、この駆動プーリ2と対向して従動プーリ3が配置されている。駆動プーリ2と従動プーリ3間にはドアモータ1の回転を直線運動に変換するドアベルト4が巻き付けられ、このドアベルト4とハンガ6,7間はブラケット20,21によってそれぞれ連結されている。従って、ドアモータ1の回転は駆動プーリ2と従動プーリ3間でのドアベルト4の水平面上での回動に変換され、このドアベルト4にブラケット20,21によって連結されたかご側ドア12,13を開閉することになる。ここでドアモータ1は、その回転軸の軸方向に長くかつ径を小さくして製作され、その回転軸をほぼ鉛直に配置するようにしていた。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−208159号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のエレベータ用ドア装置では、かごドア12,13からの出入り方向におけるレール枠5の幅内にドアモータ1を配置しなければならないので、ドアモータ1の回転軸に取り付けた駆動プーリ2の径をレール枠5の幅内に収まるように設計すると駆動プーリ2の径が制限されることになり、駆動プーリ2の部分で小さな曲率半径で回動するよう大きく変化するドアベルト4の寿命を低下させたり、駆動できるかごドア12,13の質量が制限されてしまう。またエレベータ用ドア装置に減速装置を取り付ける場合も、その減速プーリをレール枠5の幅内に収めようとすると減速比を大きくすることができず、モータトルクとの関係でかごドア12,13の質量が制限されてしまう。従って、ホテルなどにおいて、かごドア12,13の高さを増したり、その表裏面に化粧板を貼り付けて美観性や意匠性を向上させたいとの要望があるが、これを実施することができなかった。
【0011】
本発明の目的は、レール枠の幅を増すことなく、ドアベルトの寿命を向上させると共にかごドアの質量増大に対処することができるようにしたエレベータ用ドア装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る参考例として、かごドアと、このかごドアの上部をガイドするドアレールと、このドアレールを保持しかごに固定されるレール枠と、前記かごドアの下部をガイドするシルと、このシルの乗場側端部から前記レール枠のかご側端部までの領域に配置されて前記かごドアを駆動するドアモータと、このドアモータの回転軸に設けられる駆動プーリと、この駆動プーリと対向して設けられる従動プーリと、これらの駆動プーリと従動プーリに巻き付けられ、前記かごドアが取り付けられるドアベルトとを有するエレベータのドア装置において、前記ドアモータが、前記かごドアの表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有すると共に、この回転軸の長さを前記シルの乗場側端部から前記レール枠のかご室側端部までの距離よりも短く設定すると共に、前記ドアモータ及び駆動プーリを前記レール枠のかご室側端部よりも乗場側に配置し、前記かごドアを前記ドアモータのかご室側端部を含む鉛直平面と前記駆動プーリの乗場側端部を含む鉛直平面との間に配置し、前記ドアモータを含む前記レール枠を前記かご室の頂部より下方に配置することができる。
【0013】
即ち、本発明は、かご室のかごドアと、このかごドアの上部をガイドするドアレールと、このドアレールを保持しかごに固定されるレール枠と、前記かごドアの下部をガイドするシルと、このシルの乗場側端部から前記レール枠のかご側端部までの領域に配置されて前記かごドアを駆動するドアモータとを有するエレベータのドア装置において前記ドアモータの回転軸に設けられるモータプーリと、このモータプーリより径の大きい減速プーリを有する減速装置と、前記モータプーリと前記減速装置とに巻き付けられるモータベルトと、前記減速プーリと一体的に回転する駆動プーリと、この駆動プーリと対向して設けられる従動プーリと、これらの駆動プーリと従動プーリに巻き付けられ、前記かごドアが取り付けられるドアベルトとを備え、前記ドアモータが、前記かごドアの表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有すると共に、この回転軸の長さを前記シルの乗場側端部から前記レール枠のかご室側端部までの距離よりも短く設定すると共に、前記ドアモータ及びモータプーリを前記レール枠のかご室側端部よりも乗場側に配置し、前記かごドアを前記ドアモータのかご室側端部を含む鉛直平面と前記モータプーリの乗場側端部を含む鉛直平面との間に配置し、前記ドアモータを含む前記レール枠を前記かご室の頂部より下方に配置したことを特徴とする。
【0014】
本発明によるエレベータ用ドア装置は、ドアモータが、かごドアの表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有すると共に、この回転軸の長さをシルの乗場側端部からレール枠のかご側端部までの距離よりも短く設定したため、レール枠の幅を増すことなく、ドアベルトの曲率半径を比較的大きくすることができるのでその寿命を向上させると共に、かごドアの質量増大に対処することができる。
【0015】
また、前述した従来技術ではモータの体格は軸方向に長いという特徴があるが、本発明によるエレベータ用ドア装置のモータは径方向を大きくとっている特徴がある。モータのトルクは一般的に磁石の表面積に依存するため、軸方向に伸ばすよりも、径方向に伸ばす方が、効率よくトルクを上げることができ、したがって、本発明は従来技術よりもトルクを効率よく上げることができる。このとき、エレベータ用ドア装置のモータに必要なトルクから、2枚中央両開き戸を例にとると、モータ径はモータ軸方向長さの2〜3倍程度となり、200〜300mm程度となる。
【0016】
【発明の効果】
本発明のエレベータ用ドア装置は、ドアモータが、かごドアの表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有すると共に、この回転軸の長さをシルの乗場側端部からレール枠のかご側端部までの距離よりも短く設定したため、モータの径方向を大きくとることができ、したがってモータのトルクを効率よく上げることができ、また、レール枠の幅を増すことなく、ドアベルトの曲率半径を比較的大きくすることができるのでその寿命を向上させると共に、かごドアの質量増大に対処することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について参考例及び実施を図面に基づいて説明する。
(参考例1)
図1は、参考例1によるエレベータ用ドア装置を示す正面図である。エレベータのかごドア12,13は、その上部に可回転的なローラ8〜11を有するハンガ6,7をそれぞれ取り付け、各ハンガ6,7の可回転的なローラ8〜11がレール枠5に固定したドアレール14に沿って水平方向に走行可能にすると共に、かごドア12,13の下部にドアシュー15〜18を取り付け、このドアシュー15〜18がシル19に沿って水平方向に移動可能に構成している。レール枠5の左端部には、その回転軸に駆動プーリ2を取り付けたドアモータ1が配置され、またレール枠5の右端部には、この駆動プーリ2と対向して従動プーリ3が配置されている。駆動プーリ2と従動プーリ3間にはドアモータ1の回転をほぼ直線運動に変換するドアベルト4が巻き付けられ、このドアベルト4とハンガ6,7間はブラケット20,21によってそれぞれ連結されている。シル19およびかご枠5などは、エレベータのかご室22を支えるかご枠23に固定されている。
【0018】
図2は、図1に示したエレベータ用ドア装置を右方から見た側面図である。エレベータ用ドア装置は、シル19の乗場側端部からレール枠5のかご室側端部までの距離W内に構成しており、特に、ドアモータ1は、かごドア12,13の表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有すると共に、この回転軸の長さをシル19の乗場側端部からレール枠5のかご室側端部までの距離Wよりも短く設定している。
【0019】
上述した構成のエレベータ用ドア装置のモータは径方向を大きくとっている特徴がある。モータのトルクは一般的に磁石の表面積に依存するため、軸方向に伸ばすよりも、径方向に伸ばす方が、効率よくトルクを上げることができ、したがって、本発明はトルクを効率よく上げることができる。このとき、エレベータ用ドア装置のモータに必要なトルクから、2枚戸中央両開き戸を例にとると、モータ軸長さが約90mm程度であるのに対し、モータ径はモータ軸方向長さの2〜3倍程度となり、200〜300mm程度となる。
【0020】
上述したエレベータ用ドア装置は、かごドア12,13の表面に沿う平面もしくはそれと平行な平面内でドアモータ1の回転軸に取り付けた駆動プーリ2が回転することになり、従来のように駆動プーリ2の径はレール枠5の幅に直接制約されることなく決定することができるようになる。このため、かご室22の天井高さに拘わらず同じ仕様のものを適用でき、またかごドア12,13の質量や加減速度によって決定する必要駆動力を伝達するために用いる駆動プーリ2は、その直径をレール枠5の高さに合せて自由に設計することができる。
【0021】
このような駆動プーリ2は従来に比べて大きな径にすることができるので、これに巻き付けるドアベルト4は比較的大きな曲率半径で回動するようになり、従来のようにその寿命を低下させたり、駆動できるかごドア12,13の質量が制限されてしまうこともない。このため、かごドア12,13の高さを増したり、その表裏面に化粧板を貼り付けて美観性や意匠性を向上させることも容易に行なえるようになる。
【0022】
特に、ドアモータ1は、かごドア12,13の表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有すると共に、この回転軸の長さをシル19の乗場側端部からレール枠5のかご側端部までの距離Wよりも短く設定したため、ドアモータ1をレール枠5の幅内に配置することができ、ドアモータ1の回転軸に取り付けた駆動プーリ2の径を距離Wとは無関係に設定することができるようになる。
(参考例2)
図3および図4は、参考例2によるエレベータ用ドア装置の要部拡大図およびその側面図である。
【0023】
の形態は、ドアモータ1の支持構造が参考例1の形態と異なり、その他の部分はほぼ同一構成であるから同等物に同一符号を付けて詳細な説明を省略する。ドアモータ1は、その軸方向中間部の外周に複数の支持部28を形成し、これらの支持部28とレール枠5間にそれぞれ防振ゴム等の弾性体27を介在させボルト29などの固定手段で固定している。
【0024】
レール枠5に弾性体27を介してドアモータ1を取り付けているため、この弾性体27のばね定数、減衰定数を適正に設定することにより、レール枠5にドアモータ1を直接取り付けた場合に比べて低振動、低騒音のドア動作を実現することができる。
(実施例1)
図5は、本発明の実例1のエレベータ用ドア装置を示す正面図であり、先の参考例の形態との同等物には同一符号を付けて詳細な説明を省略し、相違部分についてのみ説明する。
【0025】
レール枠5の左端部には従動プーリ3に対向してほぼ同一平面内で回転する駆動プーリ2が配置され、この駆動プーリ2と同軸的に減速プーリ26を設けている。この減速プーリ26の近傍にはほぼ同一平面内で回転するモータプーリ25を有するドアモータ1が配置されている。ほぼ同一平面内で回転するモータプーリ25と減速プーリ26間はベルト24により連結され、ほぼ同一平面内で回転する減速プーリ26と従動プーリ3間はドアベルト4によって連結されている。エレベータ用ドア装置は、シル19の乗場側端部からレール枠5のかご側端部までの距離内に構成しており、特に、ドアモータ1は、かごドア12,13の表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有すると共に、この回転軸の長さをシル19の乗場側端部からレール枠5のかご側端部までの距離よりも短く設定している。
【0026】
従って、ドアモータ1の回転軸に取り付けたモータプーリ25と、減速プーリ26と、駆動プーリ2は、かごドア12,13の表面に沿う平面もしくはこれに近接した平行な平面内でそれぞれ回転することになり、駆動プーリ2、モータプーリ25および減速プーリ26の径はレール枠5の幅に直接制約されることなく決定することができるようになる。このため、かごドア12,13の質量や加減速度によって決定する必要駆動力を伝達するために用いる駆動プーリ2、モータプーリ25および減速プーリ26は、その直径をレール枠5の高さに合せて自由に設計することができる。
【0027】
このような駆動プーリ2、モータプーリ25および減速プーリ26は従来に比べて大きな径にすることができるので、これに巻き付けるドアベルト4,モータベルト24は比較的大きな曲率半径で回動するようになり、従来のようにその寿命を低下させたり、駆動できるかごドア12,13の質量が制限されてしまうこともない。また減速プーリ26は容易に減速比を大きくすることができるので、かごドア12,13の高さを増したり、その表裏面に化粧板を貼り付けて美観性や意匠性を向上させることも容易に行なえるようになる。
【0028】
また、図5に示す構成においては、減速比を大きくとることができるので、2枚戸中央両開き戸を例にとると、モータ径はモータ軸方向長さの1.5〜2倍程度となり、150〜200mm程度と、図1に示す構成に比べて、モータ自体を小さくすることができる。
【0029】
また、図5に示す構成におけるドアベルト4、モータベルト24に係合するプーリ2、26を有し静粛性を確保する減速装置は、ドアベルト4とモータベルト24による2段のバネ作用によりドアモータ1の振動がかごドア12、13に伝達されるのを防止する機能を有する。このため、図5に示す実施例は、かごドアの表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有する効率の良い高トルクのドアモータ1と、ドアベルト4、モータベルト24に係合する駆動プーリ2、減速プーリ26を有し静粛性を確保する減速装置から構成されるので、エレベータのドア制御に要求される高トルクと静粛性を同時に満足するベストの組み合わせとしての特徴を有する。
(実施例2)
図6は、本発明の実例2の形態によるエレベータ用ドア装置を示す正面図であり、先の参考例及び実施との同等物には同一符号を付けて詳細な説明を省略し、相違部分についてのみ説明する。
【0030】
レール枠5の上部に載置したモータブラケット30は、その片側をヒンジ29によって回動可能に取り付け、また他側はばね28によって上方に押し上げるように支持しており、このモータブラケット30内にドアモータ1が取り付けられている。このドアモータ1は、かごドア12,13の表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有すると共に、この回転軸の長さをシル19の乗場側端部からレール枠5のかご側端部までの距離Wよりも短く設定している。従って、その回転軸に取り付けたモータプーリ25は、かごドア12,13の表面に沿う平面もしくはその近傍の平行な平面内で回転することになる。またレール枠5の左端部に配置した駆動プーリ2と同軸的に減速プーリ26が設けられ、この減速プーリ26とモータプーリ25はほぼ同一平面内に配置されてベルト24によって連結されている。
【0031】
ドアモータ1はばね28によって上方に押されているのでモータベルト24のテンションを確保することができると共に、ばね28のばね定数を適性に設定することにより、図3および図4に示した参考例の形態の場合と同様に低振動、低騒音でのドア動作を実現することができる。
【0032】
図6に示す実施例も、かごドアの表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有する効率の良い高トルクのドアモータ1と、ドアベルト4、モータベルト24に係合する駆動プーリ2、減速プーリ26を有し静粛性を確保する減速装置から構成される。このため、図6に示す実施例もエレベータのドア制御に要求される高トルクと静粛性を同時に満足するベストの組み合わせとしての特徴を有する。
【0033】
尚、本発明の実施の形態のなかでドアモータ1は必要な場合、速度、磁極等のセンサも含んでもよい。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る参考例1の形態によるエレベータ用ドア装置を示す正面図である。
【図2】図1に示したエレベータ用ドア装置の側面図である。
【図3】本発明に係る参考例2の形態によるエレベータ用ドア装置を示す要部拡大正面図である。
【図4】図3に示したエレベータ用ドア装置の側面図である。
【図5】本発明の実例1の形態によるエレベータ用ドア装置を示す正面図である。
【図6】本発明の実例2の形態によるエレベータ用ドア装置を示す正面図である。
【図7】従来のエレベータ用ドア装置を示す正面図である。
【0035】
【符号の説明】
1…ドアモータ、2…駆動プーリ、3…従動プーリ、4…ドアベルト、5…レール枠、6、7…ハンガ、8〜11記号…ローラ、12、13…かごドア、14…ドアレール、15〜18…ドアシュー、19…シル、20、21…ブラケット、22…かご室、23…かご枠、24…モータベルト、25…モータプーリ、26…減速プーリ、27…弾性体、28…支持部、29…ボルト、30…モータブラケット。

Claims (5)

  1. かご室のかごドアと、このかごドアの上部をガイドするドアレールと、このドアレールを保持しかごに固定されるレール枠と、前記かごドアの下部をガイドするシルと、このシルの乗場側端部から前記レール枠のかご側端部までの領域に配置されて前記かごドアを駆動するドアモータとを有するエレベータのドア装置において、
    前記ドアモータの回転軸に設けられるモータプーリと、このモータプーリより径の大きい減速プーリを有する減速装置と、前記モータプーリと前記減速装置とに巻き付けられるモータベルトと、前記減速プーリと一体的に回転する駆動プーリと、この駆動プーリと対向して設けられる従動プーリと、これらの駆動プーリと従動プーリに巻き付けられ、前記かごドアが取り付けられるドアベルトとを備え、
    前記ドアモータが、前記かごドアの表面に沿う平面に対してほぼ直交する方向に配置される回転軸を有すると共に、この回転軸の長さを前記シルの乗場側端部から前記レール枠のかご室側端部までの距離よりも短く設定すると共に、前記ドアモータ及びモータプーリを前記レール枠のかご室側端部よりも乗場側に配置し、前記かごドアを前記ドアモータのかご室側端部を含む鉛直平面と前記モータプーリの乗場側端部を含む鉛直平面との間に配置し、
    前記ドアモータを含む前記レール枠を前記かご室の頂部より下方に配置したことを特徴とするエレベータ用ドア装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータドア装置において、前記ドアモータと、このドアモータの保持部材との間に弾性体を設けたことを特徴とするエレベータ用ドア装置。
  3. 請求項2に記載のエレベータ用ドア装置において、前記保持部材が前記レール枠であることを特徴とするエレベータ用ドア装置。
  4. 請求項に記載のエレベータ用ドア装置において、前記保持部材が前記レール枠に載置したモータブラケットであることを特徴とするエレベータ用ドア装置。
  5. 請求項1に記載のエレベータ用ドア装置において、前記モータベルトに張力を付与する手段を設けたことを特徴とするエレベータ用ドア装置。
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