JP6438903B2 - 乗りかごドア気密装置及びエレベーター - Google Patents

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Description

本発明は、乗りかご内の気圧を制御する乗りかごドア気密装置、及びその乗りかごドア気密装置を備えたエレベーターに関する。
近年、建物の高層化に伴いエレベーターの昇降速度が増加する傾向にあり、例えば、1000m/分を超える高速エレベーターが実用化されている。長行程の高速エレベーターでは、乗りかご室内の急激な気圧変動によって耳詰まりや不快感を乗客に与えることがある。そこで、乗りかご室外の気圧に応じて乗りかご室内の気圧を制御することにより、急激な気圧変動に伴う乗客の耳閉感を低減する気圧制御装置が提案されている。
ところで、気圧制御装置によって乗りかご室内の気圧を最適な状態に変化させるには、乗りかご室内の気密性を高める必要がある。この乗りかご室内の気密性を高める技術としては、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された乗りかごドアの気密装置は、乗りかごドアの内面と略平行な回転軸を中心に回転可能な気密機構ボディと、気密機構ボディに設置された気密部材とを備えている。そして、乗りかごドアの戸閉時に気密機構ボディを回転させて、気密部材を乗りかごドアに接触させ、ドアと天枠との隙間を塞いで乗りかご室内を気密化する。また、ドアの戸開時には、付勢手段であるねじりばねの反力により気密機構ボディを回転させて、気密部材がドアから離している。
国際公開第2012/066587号パンフレット
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ドアの戸開時に確実に気密部材をドアから離すためには、ねじりばねの付勢力の大きさが重要となっていた。そのため、特許文献1に記載された技術では、ドア気密装置を取り付ける際に、ねじりばねの付勢力の調整作業が必要となり、ドア気密装置の取り付け作業が繁雑なものとなっていた。
さらに、特許文献1に記載された技術では、経年劣化によって、ねじりばねの付勢力が低下したり、気密機構ボディと回転軸の摩擦力が増加したりすると、ドアの戸開時に気密部材がドアから離れる方向に気密機構ボディが回転しなくなるおそれがあった。その結果、気密部材が接触した状態で、ドアが戸開動作するため、異音が発生したり、ドアと気密部材の摩擦力により、ドアの戸開動作が妨げられたりするおそれがあった。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、かご側ドアが戸開動作する際に気密部材をかご側ドアから離すことができる乗りかごドア気密装置及びエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の乗りかごドア気密装置は、かご室と、かご室の開口部を開閉するかご側ドアを有する乗りかごにおけるかご室とかご側ドアとの隙間を塞ぐ。また、乗りかごドア気密装置は、気密機構ボディと、揺動部材と、気密部材と、被接触部材と、係合部と、第1のカム片と、第2のカム片とを備えている。
気密機構ボディは、かご室に設けられた回転軸に回転可能に支持される。揺動部材は、気密機構ボディに設けられる。気密部材は、揺動部材に設けられ、かご側ドアに対向する。被接触部材は、かご側ドアに設けられ、かご側ドアの開閉時に気密機構ボディを回転させる。係合部は、揺動部材及び被接触部材のうちどちらか一方に設けられる。第1のカム片は、揺動部材及び被接触部材のうち係合部が設けられた部材と異なる部材に設けられる。第2のカム片は、前揺動部材及び被接触部材のうち第1のカム片と同じ部材に設けられる。
そして、係合部及び第1のカム片は、かご側ドアが戸閉時に、係合し、かつ気密部材がかご側ドアに接近する方向に気密機構ボディが回転するように押圧する。係合部及び第2のカム片は、かご側ドアが戸開時に、係合し、かつ気密部材がかご側ドアから離れる方向に気密機構ボディが回転するように押圧する。
また、本発明のエレベーターは、かご室及びかご室の開口部を開閉するかご側ドアを有する乗りかごと、かご室の内部の気圧を制御する気圧制御装置と、かご室とかご側ドアとの隙間を塞ぐ乗りかごドア気密装置と、を備えている。乗りかごドア気密装置は、上述した乗りかごドア気密装置が用いられる。
本発明の乗りかごドア気密装置及びエレベーターによれば、かご側ドアが戸開動作時に確実に気密部材をかご側ドアから離すことができる。
本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベーターを示す概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる乗りかごを示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる乗りかごを示す正面図である。 図3におけるT−T線断面のかご側ドアが戸開した状態を示す断面図である。 図4におけるS1−S1線断面図である。 図3におけるT−T線断面のかご側ドアが戸閉した状態を示す断面図である。 図6に示すS2−S2線断面図である。 図3におけるT−T線断面のかご側ドアが戸閉状態から戸開状態へ移動する状態を示す断面図である。 図8に示すS3−S3線断面図である。 本発明の第2の実施の形態例にかかるドア気密装置を示す断面図である。
以下、本発明の乗りかごドア気密装置及びエレベーターの実施の形態例について、図1〜図10を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態例
1−1.エレベーターの構成
まず、本発明の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるエレベーターの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のエレベーターの構成例を示す概略構成図である。
図1に示すように、本例のエレベーター1は、建築構造物200内に形成された昇降路110内を昇降動作する。エレベーター1は、人や荷物を載せる乗りかご120と、ロープ130と、釣合錘140と、巻上機100とを備える。昇降路110は、建築構造物200内に形成され、その頂部には機械室160が設けられている。
巻上機100は、機械室160に配置されている。巻上機100の近傍には、反らせ車150が設けられている。そして、巻上機100には、ロープ130が巻き掛けられ、反らせ車150には、ロープ130が装架される。
ロープ130の一端には、乗りかご120が接続されている。また、ロープ130の他端には、釣合錘140が接続されている。そして、乗りかご120は、ロープ130を介して釣合錘140に連結されている。そして、巻上機100が駆動することで、乗りかご120及び釣合錘140が互いに反対方向に昇降路110内を昇降する。
ここで、建築構造物200の各階における乗りかご120が停止する乗り場201には、人や物が乗りかご120へ出入りするための出入り口202が設けられている。この出入り口202には、不図示の乗り場ドアが設けられている。乗り場ドアは、乗りかご120が停止した際に、乗りかご120に設けられた後述するかご側ドア123と対向する。そして、乗り場ドアは、かご側ドア123と共に開閉する。
[乗りかご]
次に、乗りかご120の構成について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、乗りかご120を示す斜視図、図3は、乗りかご120を示す正面図ある。
図2に示すように、乗りかご120は、中空の直方体状に形成されたかご室121と、かご側ドアユニット122と、かご側ドア123を有している。また、乗りかご120は、かご室121の内部の気圧を制御する気圧制御装置としての送風機127を有している。
かご室121は、かご床と、天井125と、側板の一例を示す複数の側板パネル126とを有している。かご床は、かご室121の床面となる。そして、天井125は、かご床に対して上下方向で対向する。
複数の側板パネル126は、かご床の周囲にかご床に対して垂直に立設されている。側板パネル126におけるかご室121の内部空間側の一面が化粧面となる。また、複数の側板パネル126のうち乗り場201に設けた出入り口202と対向する側板パネル126Aには、開口部124が形成されている。この開口部124からかご室121の内部空間に人や物が出入りされる。
また、かご側ドアユニット122は、かご室121における乗り場201側に設けられている。かご側ドアユニット122は、かご室121における開口部124の上下方向の上端部に配置されている。かご側ドアユニット122には、2つのかご側ドア123、123が開閉可能に取り付けられている。2つのかご側ドア123、123は、かご側ドアユニット122によって側板パネル126Aに沿って水平方向に移動可能に構成されている。2つのかご側ドア123、123の互いに対向する一辺が当接することにより、かご室121の開口部124が閉塞される。また、2つのかご側ドア123、123の互いに対向する一辺が離れることにより、かご室121の開口部124が開放される。
また、かご側ドアユニット122は、ドアハンガー60と、ドアレール61と、2つの下部移動ローラ62、62と、2つの上部移動ローラ63、63と、駆動部64と、伝達ベルト65とを有している。ドアハンガー60は、2つのかご側ドア123、123に対してそれぞれ1つずつ設けられている。ドアハンガー60は、かご側ドア123の上下方向の上端部に設けられている。ドアレール61は、側板パネル126Aを構成する天枠128(図4参照)に固定されている。ドアレール61は、上下方向と直交するかご側ドア123の開閉方向に沿って延在している。
ドアハンガー60における側板パネル126Aと対向する一面には、2つの下部移動ローラ62、62と、上部移動ローラ63、63が回転可能に設けられている。2つの下部移動ローラ62、62と2つの上部移動ローラ63、63は、ドアレール61に摺動可能に係合する。下部移動ローラ62は、ドアレール61における上下方向の下端部に接触し、上部移動ローラ63は、ドアレール61における上下方向の上端部に接触する。
2つの上部移動ローラ63、63のうちの一つの上部移動ローラ63には、伝達ベルト65巻き掛けられている。伝達ベルト65は、長手方向の両端部が連結された無端状に形成されている。また、伝達ベルト65は、駆動部64の駆動軸に巻き掛けられている。そして、伝達ベルト65は、駆動部64の駆動力を上部移動ローラ63に伝達する。これにより、上部移動ローラ63と下部移動ローラ62がドアレール61に沿って移動することで、かご側ドア123が開閉移動する。また、2つのかご側ドア123は、不図示の連動ロープによる連結されている。そして、一方のかご側ドア123が移動すると、残りの他方のかご側ドア123は、一方のかご側ドア123と共に移動する。
気圧制御装置の一例を示す送風機127は、天井125の上に設置されている。送風機127は、かご室121の外部の空気をその内部に送風、又は、かご室121の内部の空気を外部に排出する。すなわち、送風機127は、かご室121の内部へ出し入れする空気量を調整することで、かご室121の内部の気圧を制御している。
なお、本例の乗りかご120では、1台の送風機127を設置した例を説明したが、これに限定されるものではなく、複数台の送風機を設けてもよい。例えば、かご室の外部から内部へ空気を送り込むための送風機と、かご室の内部から外部へ空気を排出ための送風機の2台の送風機を乗りかごに設置してもよい。また、本例の乗りかご120では、かご室121の天井125に送風機を設置したが、これに限定されるものではなく、送風機127を、側板パネル126や、かご床の下部に設置してもよい。
また、乗りかご120には、乗りかごドア気密装置(以下、「ドア気密装置」という)10が設けられている。ドア気密装置10は、かご室121とかご側ドア123との間に生じる隙間を塞いでいる。ドア気密装置10は、かご室121における開口部124の上下方向の上端部及びかご側ドア123の上下方向の上部に配置されている。なお、ドア気密装置10は、2つのかご側ドア123、123に対してそれぞれ一つずつ設けられている。
[ドア気密装置の構成]
次に、ドア気密装置10の構成について、図4及び図5を参照して説明する。
図4は、図3におけるT−T線断面のかご側ドアが戸開した状態を示す断面図、図5は、図4におけるS1−S1線断面図である。
図4に示すように、ドア気密装置10は、気密機構ボディ11と、軸支持部12と、回転軸13と、気密部材18と、被接触部材20と、気密封止弁26とを有している。軸支持部12は、固定ボルト31を介して側板パネル126Aの構成の一部である天枠128に固定されている。天枠128は、側板パネル126Aの上下方向の上端部における開口部124の縁部に設けられている。
軸支持部12には、回転軸13が設けられている。回転軸13は、側板パネル126Aにおける上下方向と直交し、側板パネル126Aがかご側ドア123と対向する前後方向とも直交する幅方向と略平行に配置されている。また、回転軸13の軸方向の長さは、かご側ドア123の幅方向の長さと、略同じ長さに設定されている。
気密機構ボディ11は、回転軸13に回転可能に支持されている。また、気密機構ボディ11は、回転軸13の軸方向に沿って延びる略直方体状に形成されている。気密機構ボディ11の長手方向の長さは、かご側ドア123の幅方向の長さと、略同じ長さに設定されている。気密機構ボディ11には、揺動部材14と、ローラ軸16と、係合ローラ17と、気密部材18と、ウエイト部材19が設けられている。
揺動部材14は、回転軸13の軸方向に沿って延びる枠部材により形成されている。また、揺動部材14は、長手方向と直交する方向に切断した断面形状が略コの字状に形成されている。揺動部材14は、固定面部14aと、接続面部14bと、気密面部14cとを有している。
固定面部14aは、気密機構ボディ11の上下方向の下面に固定される。接続面部14bは、固定面部14aにおけるかご側ドア123側の端部と反対側の端部から略垂直に連続している。また、接続面部14bは、固定面部14aの端部から上下方向の下方に向けて屈曲している。気密面部14cは、接続面部14bにおける固定面部14aと反対側の端部から略垂直に連続している。そして、固定面部14aと、気密面部14cは、上下方向に互いに対向している。
固定面部14aにおける気密面部14cと対向する一面には、ローラ軸16が固定されている。ローラ軸16は、固定面部14aにおけるかご側ドア123の開閉方向の閉戸側の端部に配置されている。固定面部14aの一面から気密面部14cに向けて突出している。ローラ軸16は、係合ローラ17を回転可能に支持している。係合ローラ17は、後述する被接触部材20の第1のカム片23又は第2のカム片24に係合する。
気密部材18は、揺動部材14における気密面部14cに固定されている。気密部材18は、気密面部14cにおける接続面部14bと反対側の端部、すなわちかご側ドア123側の端部に取り付けられている。気密部材18は、ゴムやシリコンなどの弾性部材によって帯状に形成されている。気密部材18の長手方向の長さは、回転軸13の軸方向の長さ及び気密機構ボディ11の長手方向の長さと、略同じ長さに設定されている。すなわち、気密部材18の長手方向の長さは、かご側ドア123の軸方向の長さと、略同じになる。
また、気密部材18は、かご側ドア123における側板パネル126Aと対向する一面123aに対向している。気密機構ボディ11が回転軸13を中心に回転し、揺動部材14がかご側ドア123の一面123aに接近する方向へ揺動した際に、気密部材18は、かご側ドア123の一面123aに当接する(図6参照)。そして、気密部材18は、かご側ドア123の一面123aに当接することで弾性変形する(図6参照)。
ウエイト部材19は、気密機構ボディ11におけるかご側ドア123側の一面に固定されている。ウエイト部材19は、気密機構ボディ11、揺動部材14、ローラ軸16、係合ローラ17及び気密部材18を合わせた重心G1が、回転軸13の軸心から上下方向に下方の延びる中心線よりも、かご側ドア123側に位置するように調整する。これにより、かご側ドア123が戸開する際に、気密部材18をかご側ドア123の一面から確実に離間させることができる。
なお、本例のドア気密装置10では、気密機構ボディ11に重心位置を調整するウエイト部材19を設けた例を説明したが、これに限定されるものではなく、ウエイト部材19を設けなくてもよい。例えば、気密機構ボディ11、揺動部材14、ローラ軸16、係合ローラ17及び気密部材18の重量バランスを調整することで、重心G1が、中心線よりもかご側ドア123側に位置するようにしてもよい。
また、気密機構ボディ11が自重では、回転せずに、係合ローラ17が後述する第1のカム片23又は第2のカム片24と当接した際に、気密機構ボディ11が回転するように、気密機構ボディ11と回転軸13によって生じる回転摩擦係数を調整してもよい。これにより、係合ローラ17が第1のカム片23又は第2のカム片24に当接したときに、係合ローラ17が第1のカム片23又は第2のカム片24から跳ね返る減少を抑制することができ、ドア気密装置10の動作音の低減を図ることができる。
被接触部材20は、支持部材21と、接触用の第1のカム片23と、離反用の第2のカム片24とを有している。支持部材21は、かご側ドア123における2つのかご側ドア123が対向する一辺の近傍に固定されている。支持部材21は、支持部21aと、固定部21bとを有している。
固定部21bは、かご側ドア123の一面123aに固定ねじ32を介して固定されている。支持部21aは、固定部21bにおけるかご側ドア123側の端部と反対側の端部から略垂直に連続し、水平方向に延びる。すなわち、支持部21aは、かご側ドア123の一面123aから略垂直に突出している。支持部21aは、略長方形状に形成されている。支持部21aにおける上下方向の上面には、第1のカム片23と、第2のカム片24が設けられている。
第1のカム片23と第2のカム片24は、支持部21aの上面から上下方向の上方に向けて略垂直に突出している。図5に示すように、第1のカム片23は、支持部21aの上面における固定部21bとは反対側の端部に設けられている。第2のカム片24は、支持部21aの上面における固定部21b側の端部の近傍に設けられている。そして、第1のカム片23と、第2のカム片24は、かご室121の前後方向に所定の間隔を空けて配置されている。
また、第2のカム片24は、かご側ドア123における2つのかご側ドア123、123が互いに対向する一辺の近傍に配置されている。第1のカム片23は、支持部21aにおいて第2のカム片24よりもかご側ドア123の開閉方向の戸開側に配置されている。また、第1のカム片23と、第2のカム片24におけるかご側ドア123の開閉方向の間隔は、1mm程度に設定されている。
第1のカム片23におけるかご側ドア123の一面123aと対向する一面には、傾斜面部23aが形成されている。傾斜面部23aは、第2のカム片24から離れるにつれて一面123aに向けて接近するように傾斜している。
また、第2のカム片24におけるかご側ドア123の一面123aと対向する一面と反対側の一面には、傾斜面部24aが形成されている。傾斜面部24aは、第2のカム片24におけるかご側ドア123の開閉方向の両端部に向かうにつれて、かご側ドア123の一面123aに向けて接近するように傾斜している。これにより、係合ローラ17と第1のカム片23又は第2のカム片24との係合を円滑に行うことができる。
第1のカム片23の傾斜面部23aは、かご側ドア123が戸閉する際に、係合ローラ17に当接する(図7参照)。第2のカム片24の傾斜面部24aは、かご側ドア123が戸開する際に、係合ローラ17に当接する(図9参照)。
ここで、図4に示すように、天枠128における開口部124側の縁部は、上下方向の上方に向けて突出する折り返し部が形成されている。気密封止弁26は、天枠128における折り返し部に取付ボルト33を介して固定されている。気密封止弁26は、ゴムシートなどの可撓性を有する弾性部材によって略長方形をなす帯状に形成されている。気密封止弁26の長手方向の長さは、かご側ドア123の幅方向の長さと略同じに長さに設定されている。
気密封止弁26における短手方向の一端が取付ボルト33を介して天枠128に固定されることで、気密封止弁26は、片持ち支持されている。そのため、気密封止弁26における短手方向の他端は、開放端となる。気密封止弁26の短手方向の他端である開放端は、気密部材18及びかご側ドア123の一面123aに向けて突出している。
そして、送風機127によってかご室121の気圧を制御する際に、気密封止弁26が弾性変形し、気密封止弁26の開放端が気密部材18又はかご側ドア123の一面123aに接触する。
1−2.ドア気密装置の動作
次に、上述した構成を有するドア気密装置10の動作例について図6〜図9を参照して説明する。
図6は、図3におけるT−T線断面のかご側ドアが戸閉した状態を示す断面図、図7は、図6に示すS2−S2線断面図である。
図6及び図7に示すように、かご側ドア123が戸開状態から戸閉状態に移動すると、かご側ドア123と共に、被接触部材20の第1のカム片23及び第2のカム片24が移動する。そして、かご側ドア123が戸閉状態まで移動すると、第1のカム片23と係合ローラ17が係合する。そのため、係合ローラ17が第1のカム片23の傾斜面部23aに当接する。これにより、係合ローラ17は、第1のカム片23にかご側ドア123により接近する方向に押されて、係合ローラ17の軸心の位置が変位する。
そして、気密機構ボディ11は、回転軸13を中心にかご側ドア123に接近する方向に回転する。そのため、気密機構ボディ11の下面に固定された揺動部材14も気密機構ボディ11と共にかご側ドア123に接近する方向に揺動する。これにより、揺動部材14に設けた気密部材18が、かご側ドア123の一面123aに押し付けられる。その結果、かご側ドア123と天枠128(かご室121)との間の隙間をドア気密装置10によって塞ぐことができる。
かご側ドア123が戸閉状態になると、乗りかご120が昇降可能な状態となる。そして、送風機127(図2参照)が動作することにより、乗りかご120のかご室121に対する空気の出し入れが行われる。例えば、送風機127がかご室121の外部から内部へ空気を送風した場合、天枠128とかご側ドア123との隙間には、かご室121の内部から外部へ向かう空気の流れが発生する。そして、気密封止弁26は、この風圧により、弾性変形し、開放端が気密部材18に押し付けられる。
気密封止弁26が気密部材18に当接し、気密部材18がかご側ドア123に接触することで、かご側ドア123と天枠128(かご室121)との間の隙間が塞がれる。そして、かご室121の内部の気圧が、かご室121の外部の気圧より高くなる。この気圧差により、気密封止弁26には、かご室121の内部から外側へ向かう圧力が加わる。その結果、気密封止弁26は、気密部材18に更に押し付けられ、確実にかご室121の気密性を確保することができる。
さらに、かご室121の内部と外部の気圧差によって、かご側ドア123は、かご室121の外側に押し出される。そのため、かご側ドア123と天枠128(かご室121)との隙間の量が増加する。しかしながら、かご側ドア123には、支持部材21を介して第1のカム片23が固定されている。そのため、第1のカム片23及びこの第1のカム片23に接触する係合ローラ17も、かご側ドア123と共に外側に押し出される。そして、気密機構ボディ11は、回転軸13を中心に、気密部材18がかご側ドア123の一面123aに接近する方向に回転する。
ここで、回転軸13を支点、係合ローラ17と第1のカム片23又は第2のカム片24が当接する点を力点、気密部材18を作用点とすると、図4に示すように、支点と力点の距離Lより、支点と作用点の距離Mが離れている。そのため、力点である係合ローラ17がかご室121の前後方向に移動する移動量よりも、気密部材18がかご室121の前後方向に移動する移動量を大きくすることができる。その結果、かご側ドア123が気圧差によって外側へ押し出される移動量よりも、気密部材18の移動量を大きくなり、気密部材18を確実にかご側ドア123の一面123aに押し付けることができる。従って、かご側ドア123が気圧差によって外側へ押し出されても、かご側ドア123と天枠128(かご室121)との間の隙間をドア気密装置10によって確実に塞ぐことができる。
また、送風機127がかご室121の内部から外部へ空気を排出する場合、天枠128とかご側ドア123との隙間には、かご室121の外部から内部へ向かう空気の流れが発生する。そして、気密封止弁26は、この風圧により、弾性変形し、開放端がかご側ドア123の一面123aに押し付けられる。
気密封止弁26及び気密部材18がかご側ドア123に接触することで、かご側ドア123と天枠128(かご室121)との間の隙間が塞がれる。そして、かご室121の内部の気圧が、かご室121の外部の気圧より低くなる。この気圧差により、気密封止弁26には、かご室121の外部から内側へ向かう圧力が加わる。その結果、気密封止弁26は、かご側ドア123に更に押し付けられ、確実にかご室121の気密性を確保することができる。
さらに、かご室121の内部と外部の気圧差により、かご側ドア123は、かご室121の内側に押し込まれる。そして、かご側ドア123に支持部材21を介して設けた第1のカム片23も、かご側ドア123と共にかご室121の内側に移動する。その結果、第1のカム片23に接触する係合ローラ17もかご室121の内側に移動するため、気密機構ボディ11は、回転軸13を中心に、気密部材18がかご側ドア123の一面123aに離れる方向に回転する。しかしながら、かご側ドア123もかご室121の内側に移動するため、気密部材18の押し付け量は減少するが、気密部材18は、かご側ドア123の一面123aから離れない。その結果、かご側ドア123と天枠128(かご室121)との間の隙間をドア気密装置10によって確実に塞ぐことができる。
次に、図8及び図9を参照して、かご側ドア123が戸閉状態から戸開状態へ移動する際の、ドア気密装置10の動作例について説明する。
図8は、図3におけるT−T線断面のかご側ドアが戸閉状態から戸開状態へ移動する状態を示す断面図、図9は、図8に示すS3−S3線断面図である。
図8及び図9に示すように、かご側ドア123が戸閉状態から戸開状態に移動すると、かご側ドア123と共に、被接触部材20の第1のカム片23及び第2のカム片24が移動する。そして、かご側ドア123が戸開状態まで移動する間に、第1のカム片23と係合ローラ17の係合が解除される。
さらに、かご側ドア123が戸開方向へ移動すると、係合ローラ17は、第1のカム片23と第2のカム片24との僅かな間隙を経て、第2のカム片24と係合する。このように、第1のカム片23と第2のカム片24における開閉方向の間隔を極めて小さくすることで、かご側ドア123が戸開動作時に、係合ローラ17が第1のカム片23との係合を解除した後、すぐに第2のカム片24と係合することができる。
そして、係合ローラ17が第2のカム片24の傾斜面部24aに当接することで、係合ローラ17は、第2のカム片24によりかご側ドア123から離れる方向に押されて、係合ローラ17の軸心の位置が変位する。そして、気密機構ボディ11は、回転軸13を中心にかご側ドア123から離れる方向に回転する。そのため、気密機構ボディ11の下面に固定された揺動部材14も気密機構ボディ11と共にかご側ドア123から離れる方向に揺動する。
その結果、揺動部材14に設けた気密部材18が、かご側ドア123の一面123aから離れる。このように、本例のドア気密装置10によれば、付勢手段であるねじりばねを用いずに、係合ローラ17と第2のカム片24の係合によって、気密部材18をかご側ドア123から離反させている。これにより、従来のドア気密装置のようにねじりばねの付勢力を調整する作業が必要なくなるため、ドア気密装置10の取り付け作業を簡略化することができる。
さらに、経年劣化により気密機構ボディ11と回転軸13の摩擦力が増大しても、係合ローラ17と第2のカム片24が当接することで、気密機構ボディ11を強制的に回転させることができる。その結果、かご側ドア123が戸開する際に、確実に気密部材18をかご側ドア123から離反せることができる。
また、気密機構ボディ11、揺動部材14、ローラ軸16、係合ローラ17及び気密部材18を合わせた重心G1は、ウエイト部材19により回転軸13の中心線よりも、かご側ドア123側に位置している。これにより、気密部材18がかご側ドア123から離れる方向に気密機構ボディ11が回転する際に、スムーズに気密機構ボディ11を回転させることができる。
また、離間用の第2のカム片24と、重心G1の位置の調整という、2つの機構により、かご側ドア123が戸閉状態から戸開状態に移動する際に、確実に気密部材18をかご側ドア123の一面123aから離間させることができる。その結果、ドア気密装置10の信頼性の向上を図ることができる。
このように、かご側ドア123が戸閉状態から戸開状態に移動する際に、気密部材18をかご側ドア123の一面123aから離している。これにより、気密部材18とかご側ドア123が接触することによって異音が発生することを防ぐことができる。さらに、気密部材18とかご側ドア123の摩擦力により、かご側ドア123の戸開動作が妨げられることも防ぐことができる。
また、かご側ドア123が戸開方向にさらに移動して完全に開口部124(図2及び図3参照)が開放されると、ドア気密装置10は、図4及び図5に示す状態になる。
2.第2の実施の形態例
次に、図10を参照して、ドア気密装置の第2の実施の形態例について説明する。
図10は、第2の実施の形態例にかかるドア気密装置を示す断面図である。
この第2の実施の形態例にかかるドア気密装置が、第1の実施の形態例にかかるドア気密装置10と異なる点は、係合ローラ、第1のカム片及び第2のカム片の設置箇所である。そのため、ここでは、係合ローラ、第1のカム片及び第2のカム片について説明し、第1の実施の形態例にかかるドア気密装置10と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図10に示すように、側板パネル126Aを構成する天枠128とかご側ドア123の間には、ドア気密装置40が配置されている。ドア気密装置40は、気密機構ボディ41と、軸支持部42と、軸支持部42に設けられた回転軸43と、気密部材48と、被接触部材50と、気密封止弁26とを有している。
気密機構ボディ41は、回転軸43に回転可能に支持されている。気密機構ボディ41には、揺動部材44と、接触用の第1のカム片46と、離反用の第2のカム片47と、気密部材48と、ウエイト部材49とを有している。揺動部材44には、気密部材48が設けられている。
また、揺動部材44には、第1のカム片46と、第2のカム片47が設けられている。第1のカム片46及び第2のカム片47は、揺動部材44における気密部材48が設けられた面部と対向する面部である固定面部に設けられている。第1のカム片46及び第2のカム片47は、揺動部材44の固定面部における下面から上下方向の下方に向けて略垂直に突出している。
第1のカム片46は、揺動部材44におけるかご側ドア123側に配置され、第2のカム片47は、揺動部材44におけるかご側ドア123と反対側の端部に配置されている。第1のカム片46は、第2のカム片47よりもかご側ドア123の開閉方向の戸閉側の端部に設けられている。
被接触部材50は、支持部材51と、ローラ軸53と、係合ローラ54とを有している。支持部材51は、かご側ドア123における2つのかご側ドア123が対向する一辺の近傍に固定されている。支持部材51における支持部51aには、ローラ軸53が固定されている。
ローラ軸53は、支持部51aの上面から上下方向の上方に向けて略垂直に突出している。ローラ軸53には、係合ローラ54が回転可能に設けられている。かご側ドア123が戸閉する際に、係合ローラ54は、第1のカム片46と係合する。そして、係合ローラ54は、第1のカム片46を介して、気密部材48がかご側ドア123の一面123aに接近する方向に気密機構ボディ41が回転するように押圧する。
また、かご側ドア123が戸開する際に、係合ローラ54は、第2のカム片47と係合する。そして、係合ローラ54は、第2のカム片47を介して、気密部材48がかご側ドア123の一面123aから離れる方向に気密機構ボディ41が回転するように押圧する。
その他の構成は、上述した第1の実施の形態例にかかるドア気密装置10と同様であるため、それらの説明は省略する。このようなドア気密装置40によっても、上述した第1の実施の形態例にかかるドア気密装置10と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態では、係合ローラと、第1のカム片及び第2のカム片の関係と一組設けた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、係合ローラと、第1のカム片及び第2のカム片の関係を複数組設けてもよい。これにより、気密機構ボディをバランスよく回転させることができる。
また、第1のカム片及び第2のカム片に当接する係合部として、ローラ軸を中心に回転する係合ローラを用いた例を説明したが、これに限定されるものではない。係合部としては、かご側ドア123の開閉移動の妨げにならない部材であればよく、例えば、半球状や、球状の部材を用いてもよい。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…エレベーター、 10、40…ドア気密装置(乗りかごドア気密装置)、 11、41…気密機構ボディ、 12、42…軸支持部、 13、43…回転軸、 14、44…揺動部材、 14a…固定面部、 14b…接続面部、 14c…気密面部、 16、53…ローラ軸、 17、54…係合ローラ(係合部)、 18、48…気密部材、 19…ウエイト部材、 20、50…被接触部材、 21、51…支持部材、 21a…支持部、 21b…固定部、 23、46…第1のカム片、 23a…傾斜面部、 24、47…第2のカム片、 24a…傾斜面部、 26…気密封止弁、 100…巻上機、 110…昇降路、120…乗りかご、 121…かご室、 122…かご側ドアユニット、 123…かご側ドア、 123a…一面、 124…開口部、 125…天井、 126、126A…側板パネル、 127…送風機(気圧制御装置)、 128…天枠、 130…ロープ、 140…釣合錘、 150…反らせ車、 160…機械室 200…建築構造物、 201…乗り場、 202…出入り口、 G1…重心

Claims (8)

  1. かご室と、かご室の開口部を開閉するかご側ドアを有する乗りかごにおける前記かご室と前記かご側ドアとの隙間を塞ぐ乗りかごドア気密装置において、
    前記かご室に設けられた回転軸に回転可能に支持された気密機構ボディと、
    前記気密機構ボディに設けられた揺動部材と、
    前記揺動部材に設けられ、前記かご側ドアに対向する気密部材と、
    前記かご側ドアに設けられ、前記かご側ドアの開閉時に前記気密機構ボディを回転させる被接触部材と、
    前記揺動部材及び前記被接触部材のうちどちらか一方に設けられた係合部と、
    前記揺動部材及び前記被接触部材のうち前記係合部が設けられた部材と異なる部材に設けられた第1のカム片と、
    前揺動部材及び前記被接触部材のうち前記第1のカム片と同じ部材に設けられた第2のカム片と、を備え、
    前記係合部及び前記第1のカム片は、前記かご側ドアが戸閉時に、係合し、かつ前記気密部材が前記かご側ドアに接近する方向に前記気密機構ボディが回転するように押圧し、
    前記係合部及び前記第2のカム片は、前記かご側ドアが戸開時に、係合し、かつ前記気密部材が前記かご側ドアから離れる方向に前記気密機構ボディが回転するように押圧する
    乗りかごドア気密装置。
  2. 前記第1のカム片と前記第2のカム片は、前記揺動部材又は前記被接触部材に、前記かご側ドアの開閉方向に所定の間隔を空けて設けられる
    請求項1に記載の乗りかごドア気密装置。
  3. 前記第2のカム片は、前記係合部と前記第のカム片との係合が解除された際に、前記係合部と係合する位置に配置される
    請求項2に記載の乗りかごドア気密装置。
  4. 前記気密機構ボディには、ウエイト部材が設けられ、
    前記ウエイト部材は、前記気密機構ボディと、前記揺動部材と、前記気密部材及び、前記係合部、又は前記第1のカム片、第2のカム片を合わせた重心位置、前記回転軸の軸心よりも前記かご側ドア側の位置に調整する
    請求項1に記載の乗りかごドア気密装置。
  5. 前記係合部は、前記揺動部材又は前記被接触部材に設けられ、前記回転軸の軸心と直交する方向に突出したローラ軸に回転可能に支持された係合ローラである
    請求項1に記載の乗りかごドア気密装置。
  6. 前記回転軸から前記気密部材までの距離は、前記係合部と前記第1のカム片又は前記第2のカム片が当接する点から前記回転軸までの距離よりも、長く設定されている
    請求項1に記載の乗りかごドア気密装置。
  7. 前記係合部と、前記第1のカム片及び前記第2のカム片がそれぞれ対となって複数設けられている
    請求項1に記載の乗りかごドア気密装置。
  8. かご室及びかご室の開口部を開閉するかご側ドアを有する乗りかごと、
    前記かご室の内部の気圧を制御する気圧制御装置と、
    前記かご室と前記かご側ドアとの隙間を塞ぐ乗りかごドア気密装置と、を備えたエレベーターにおいて、
    前記乗りかごドア気密装置は、
    前記かご室に設けられた回転軸に回転可能に支持された気密機構ボディと、
    前記気密機構ボディに設けられた揺動部材と、
    前記揺動部材に設けられ、前記かご側ドアに対向する気密部材と、
    前記かご側ドアに設けられ、前記かご側ドアの開閉時に前記気密機構ボディを回転させる被接触部材と、
    前記揺動部材及び前記被接触部材のうちどちらか一方に設けられた係合部と、
    前記揺動部材及び前記被接触部材のうち前記係合部が設けられた部材と異なる部材に設けられた第1のカム片と、
    前揺動部材及び前記被接触部材のうち前記第1のカム片と同じ部材に設けられた第2のカム片と、を備え、
    前記係合部及び前記第1のカム片は、前記かご側ドアが戸閉時に、係合し、かつ前記気密部材が前記かご側ドアに接近する方向に前記気密機構ボディが回転するように押圧し、
    前記係合部及び前記第2のカム片は、前記かご側ドアが戸開時に、係合し、かつ前記気密部材が前記かご側ドアから離れる方向に前記気密機構ボディが回転するように押圧する
    エレベーター。
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