JP4088267B2 - 柄用経糸を製造するための方法および柄経糸用部分整経機 - Google Patents

柄用経糸を製造するための方法および柄経糸用部分整経機 Download PDF

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Description

本発明は、回転する回転式クリールから複数本の糸が引き出され、整経ドラムの周面の周りに案内され、且つ、整経ドラムの周面で整経ドラムの軸線と平行に移動可能な搬送面装置上に給糸され、一時的に必要とされない糸が整経過程から除外され、その糸が再使用されるまでの間、整経ドラムの軸線領域にある補助搬送装置に巻き付けられ、且つこの補助搬送装置で回転式クリールから離れる方向に搬送される、柄用経糸を製造するための方法に関する。さらに本発明は、軸線方向に移動可能な搬送面装置を周面に有する整経ドラムと、整経ドラムの周面の周りを移動可能な複数の糸ガイドと、糸ガイドと同期して移動可能な回転式クリールと、整経ドラムの軸線領域に配置される補助搬送装置とを有し、各糸ガイドが糸誘導装置を有し、この糸誘導装置が少なくとも1つの積極的な動作位置で1本の糸を搬送面装置上に給糸しかつ1つの消極的な動作位置でこの糸を補助搬送装置の周りに巻き付ける、柄経糸用部分整経機に関する。
前記柄用経糸を製造する方法および前記柄経糸用部分整経機は特許文献1により公知である(特許文献1参照)。前記柄経糸用の部分整経機は、生産速度が比較的大きいという利点を有する。つまり、同時に複数本の糸、最大で回転式クリール内に配置されているボビン数と同じ本数の糸を、整経ドラムの周りに案内することができる。柄用経糸内の糸で実際の柄にとってある糸が必要とされない場合、この必要とされない糸は、整経ドラムの周面の周りに案内されるのでなく、補助搬送装置の周りに巻き付けられる。このようにすることによって、柄用経糸中に各種の異なる柄を生成することが比較的自由に実施できる。
一時的に整経過程に関与していない糸の消費(無駄)を極力小さく抑えるために、極力小さな直径の補助搬送装置が利用される。一般に、糸ガイドが回転するたびに、補助搬送装置の周面に一致した長さの糸屑(屑)が発生する。例えば、補助搬送装置として直径1mmのワイヤを使用すると、回転のたびに発生する屑は3.14mm長となり、この長さは十分に受入れ可能な長さである。
しかし、僅かな本数の糸のみが整経過程に関与し、それ以外のかなり多くの糸が補助搬送装置の周りに巻き付けられる状況もあり得る。理論上、この補助搬送装置の直径は巻層が増すごとに糸径の2倍ずつ大きくなる。従って、整経過程に関与しない糸が多数になるとそれに伴って前記屑が非常に増大することになる。この問題は、柄用経糸が長くなると看過できない問題となる。例えば、長さ700mの柄用経糸を整経したいとき、整経ドラムの円周が7mであると100回転が必要である。その際、付加的措置なしでは100mを超える長さの屑が発生することが十分にあり、このような状況はもはや看過することができない。
独国特許発明第10061490号明細書。
本発明の課題は、糸屑を極力少なくなるように抑えることができる柄用経糸を製造する方法と柄用経糸用の部分整経機を提供することである。
前記課題は、冒頭に述べた柄用経糸を製造する方法において、補助搬送装置が少なくとも一時的に搬送面装置よりも迅速に移動されることによって解決される。
このような構成によって、補助搬送装置の周りに巻き付けられる糸のために常に十分なスペースを用意することが可能となる。つまり、直径の増大が限界内に抑えられる。補助装置の直径が例えば1mmから2、3または5mmに増大するように幾つかの糸を重ねて巻き付けることが確かに許容できる。しかし、補助搬送装置が搬送面装置よりも迅速に移動し、こうして整経過程から除外される糸のために十分なスペースが用意されるので、直径の増大が避けられる。補助搬送装置の直径が例えば1mm、経糸長が700mの場合、整経過程に関与しない糸で発生する屑は約3.2mとなり、つまり十分に甘受可能な範囲となる。
好ましくは、整経過程から除外される糸に依存して、補助搬送装置の速度は選択もしくは変更されるように構成することである。つまり、糸を並べて又は僅かな糸の重なりで補助搬送装置上に給糸できるのに必要なスペースを、事前に計算することができる。1リピート内のサンプリングは既知であるので、整経過程に関与しない糸のために平均してどれだけのスペースが必要かを、予め問題なく算出することができる。この必要なスペースは補助搬送装置を適宜な速度で移動させることによって得ることができる。外されることによって柄の1部分となる多くの糸が整経過程から除外され、整経ドラムの周面の周りに案内されるのでなく、補助搬送装置の周りに巻き付けられる場合、それ相応に多くのスペースが必要となる。つまり、このように多くの糸が整経課程から除外されるような柄用経糸を製造するときには、補助搬送装置の速度は高められる。それに対して1本の糸のみが整経過程から除外されるときには、補助搬送装置の速度はそれ相応に小さく選択することができる。
好ましくは、補助搬送装置に巻き付けられた糸は、それが補助搬送装置に巻き取られる位置から所定の距離(長さ)を置いて切断されるようにすることである。なぜなら、搬送面装置と補助搬送装置との間の非同期的な移動(動作)に起因して、補助搬送装置に巻き取られる糸に張力が発生するためである。そして、この張力は、制御不能な糸切れを生じるほどに大きくなることがある。切れる前に張力は少なくとも部分的に、整経ドラムの周面に既に巻き取られた糸に伝達されることもある。このよう状況は、後工程の整経ドラムから柄用経糸を繰り出すときに不都合な影響を及ぼすことがある。このような張力を発生させないために、前述のように糸は切断されることが望ましい。
前述のように切断する場合、駆動される切断装置を該切断に用いるのが好ましい。駆動される切断装置は少なくとも1つの駆動される切断要素を有する。この切断要素は、例えば、電気機械式はさみとすることができる。駆動される切断装置によって、糸の張力は小さく抑えられる。すなわち、危険な張力が増成される前に糸を切断できる。このように糸が切断されることによって、2つの切り離された糸端が生じる。補助搬送装置側に結び付けられた第1の糸端は整経ドラムの中央に緩く落ち、そこで補助搬送装置によってさらに搬送される。糸は十分な巻層数で補助搬送装置の周りに巻き付けられているので、搬送される糸はこの補助搬送装置において十分に固定されている。前記切断された第2の糸端は、整経ドラムの周面へと延び、搬送面装置上に形成される糸層によって固定される。切り離された糸長は整経ドラムの内部に垂れ下がるが、しかしそこで邪魔にはならない。繰出し時または巻返し時にも、常に経糸長の初端もしくは終端でのみ糸が切断されるので、切り離された糸端は邪魔にならない。
好ましくは、補助搬送装置に巻き取られた糸が、整経ドラムの周方向で整経ドラム正面壁の半径方向に延びる開口部の境界によって限定された領域で切断されるようにすることである。整経過程から除外される糸は、整経ドラム正面の前を動かされ、そこで整経ドラムの周面に載置されるのでなく、そこにある搬送面装置上に載置される。正面壁の半径方向に延設された開口部でもって、補助搬送装置に巻き取られるすべての糸が同じ向きになるような状態が生じる。これらの糸は、次に、補助搬送装置の移動時に、整経ドラム正面壁の半径方向に延びる開口部を通じて搬送される。この場合、同時に、糸を切断できる定義された位置が得られる。
また、前記課題は、冒頭に述べた種類の柄経糸用部分整経機において、補助搬送装置が少なくとも一時的に搬送面装置よりも迅速に移動することによって解決される。
前記製造方法に関連して上述したように、整経過程から除外される糸用に補助搬送装置上に十分なスペースを持続的に得ることが、こうして可能となり、巻き取られる糸によって補助搬送装置の直径が増大することはない。これにより、整経過程に関与しない糸の屑長は比較的小さく抑えることができる。
好ましくは、補助搬送装置の駆動装置の速度が、変更可能に構成されていることである。こうして、補助搬送装置の速度を、所要のスペースに適合させることができる。この適合は、整経課題(整経対象)の切換え時に、つまり柄経糸用部分整経機で新しい柄を整経したいときに、行うことができる。しかし、速度の切換えは、柄用経糸の製造中にも実行できる。その場合、補助搬送装置は、整経過程から多くの糸が除外されるときに一層迅速に移動され、少ない糸または1本だけの糸が整経過程から除外されるときには一層ゆっくりと移動される。
好ましくは、制御装置が設けられており、この制御装置は、糸ガイド(14)と該糸ガイド(14)の動作位置を変更せしめるモータ(19)とを具備した糸誘導装置を制御し、且つ、その消極的な動作位置(c)に移動した糸誘導装置の数に依存して、補助搬送装置の速度を迅速に移動するように制御する。制御装置は、整経過程からいかなる糸が除外されて、従って整経ドラムの周面に給糸されるのでなく、補助搬送装置の周りに巻き付けられなければならないことを「既知のデータ」として予め保有できる。整経過程からいかなる糸が除外され補助搬送装置の周りに巻き付けられるのかは、その消極的な位置に走行した糸誘導装置を計数することによって簡単に算出することができる。従って、制御装置は、消極的(ネガティーブ)な位置にある糸誘導装置の数に依存して、補助搬送装置の速度を制御すればよい。
好ましくは、糸ガイドから所定の距離を置いて整経ドラムの周面と補助搬送装置との間に切断装置は配置されているように構成することである。例えば、切断装置を、整経ドラムの正面から約30cm離れた距離に配置しておくことができる。整経ドラムの周面で糸が給糸される搬送面装置、例えば搬送ベルトよりも、補助搬送装置が迅速に移動するとき、糸の長さが増大しようとするので、補助搬送装置の周りに巻き付けられる糸に張力が発生する。この張力は、上で述べたように制御不能な糸切れをもたらすことがある。この糸切れは切断装置で、詳細には過度に大きな張力がまだ増成されない領域で、切断することによって、未然に防止される。切断装置は、例えば、補助搬送装置と整経ドラム周面との間で、糸の長さが4〜5%増大する個所に配置される。この程度の増大では、大抵の場合、許容される糸張力をまだ超えるものではない。
好ましくは、切断装置が少なくとも1つの駆動される切断要素を有するように構成することである。つまり、糸は最終的に切れるであろう切刃を介して引っ張られるだけでなく、糸は実際に切断されるように構成することである。このため、例えば、電気機械式はさみ(ここでは、例えば、電気による駆動力で機械的に切刃で挟んであるいは回転刃で切断する等のはさみをいう)を利用することができる。搬送装置周面から整経ドラム周面に至る糸道でも補助搬送装置から整経ドラム周面に至る糸道でも糸を切断したい場合、2つの駆動される切断要素、例えば2つの電気機械式はさみを利用することができる。
好ましくは、整経ドラムが、半径方向に延設されている開口部を備え回転式クリールに向き合う正面壁を有するとともに、前記切断装置が、周方向で開口部の縁の内方の位置に配置されているように構成することである。開口部の縁は、整経ドラム周面から補助搬送装置およびその逆へと糸が走る領域を、画定する。糸と整経ドラム正面との衝突を避けるために、当然に開口部の縁と糸との間に一定の距離が設けられる。しかし、糸がこの領域内で緊張していることによって、切断装置用に限定的なスペースを設けることができる。
以下、本発明にかかる好ましい実施例を図面に基づいて説明する。
本柄経糸用部分整経機は、整経ドラム1を有し、整経ドラム1の周面に軸線に平行に搬送装置面たる搬送ベルト2が配置されている。この搬送ベルト2は、その外側表面が矢印3で示す方向に移動可能になっている。さらに、前記整経ドラム1に、軸線に平行にデバイディングロッド4、5、6が配置されており、そのうちデバイディングロッド4は切断ロッドとして、デバイディングロッド5はリーズロッドとして、それぞれ利用することができる。デバイディングロッド6は選択可能な異なる機能に利用できる。
整経ドラム1の正面の前に、回転式クリール7が配置されている。この回転式クリール7が回転体8を有し、この回転体8は、多数のボビン9を担持し、且つ、モータ10によって、ベルト伝動装置11および中空軸12を介して、駆動される。この回転式クリール7は多数のボビンを、例えば16個のボビンを受容できる。
前記回転式クリール7は、中空軸13を介して支持体15と連結されており、この支持体15は糸ガイド14を担持している。そのため、糸ガイド14は回転式クリール7と同期して回転する。前記支持体15は、ハブ16内で保持され半径方向に延びる複数のアーム17を有し、この半径方向に延びる複数のアーム17の外端には、それぞれレバー18が軸支されている。これらのレバー18は、前記レバー14を先端に有するとともに、該レバー18は、それぞれモータ、例えばステッピングモータ19によって揺動することができるように構成されている。これらのステッピングモータ19は、図1に略示した制御装置20によって制御される。この制御装置20は、前記の全てのステッピングモータ19に共通する制御装置として設けられている。この制御装置20はステッピングモータ19から一定の空間(距離)を隔てて、何ら問題なく配置しておくことができる。このことから、図3では、制御装置20とステッピングモータ19との間の制御のための接続ラインを、破線で示している(図3参照)。
図1と図3から概略視認できるように、前記糸ガイド14とレバー18及びステッピングモータ19を具備した糸誘導装置の当該糸ガイド14は、整経ドラム1に対して異なる位置または動作位置を占めることができ、それらの位置のうち図1の下端部には3つの位置が示してある。整経過程時に積極的(アクティーブ)な動作位置a、bにおいて糸ガイド14は糸21を回転式クリール7から引き出して該糸21を搬送ベルト2上に給糸し、こうして単数または複数の整経糸層22が形成される。これらの整経糸層22は、単に「糸層」とも称する。この両方の積極的な動作位置a、bの間で、図示しない多数の中間位置を占めることが可能である。
消極的(ネガティーブ)な動作位置cにおいては、糸ガイド14は整経過程時に整経過程に関与しておらず、糸ガイド14は、整経過程に必要とされない糸21' を、搬送ベルト2と糸ガイド14を担持した支持体15との間の空隙23内に導き、こうしてこの糸21' は整経過程に関与しない。
前記整経ドラム1の軸線に沿って、補助搬送装置24がワイヤ状モノフィラメントプラスチック糸の態様で延びており、このプラスチック糸は中空軸12、13内を挿通されて回転式クリール7の整経ドラム1側から離れた側の貯蔵ロール25と、整経ドラム1の回転式クリール7側から離れた側の末端の引張駆動装置26との間を延びている。この補助搬送装置24は、糸ガイド14によって消極的な動作位置cで空隙23内に誘導された必要とされない糸21' のための巻心として機能する。そのため、必要とされない糸21' は、補助搬送装置24上に糸層27を形成する。前記引張駆動装置26は、補助搬送装置24を、整経ドラム1の回転式クリール7側から離れた側の末端の方向へ移動させる。そのため、個々の糸層27は引張駆動装置26へと達し、その近傍(図1では下方近傍)の屑容器28内に集めることができる。
前記糸ガイド14を、消極的な動作位置cへと単純に変位させることによって、糸21は、必要とされない糸21' として整経過程から除外される。糸ガイド14を、積極的な動作位置a又は積極的な動作位置bあるいはそれらの間へと変位させることによって、整経過程は再び開始される。ところで、補助搬送装置24と整経ドラム1の周面との間を延びる糸21' が、補助搬送装置24の軸線方向への移動を邪魔することがないように、図2に示すように、整経ドラム1の正面29において、半径方向に延設された開口部30を有し、この開口部30の境界は、距離(空間)を置いて補助搬送装置24の周囲を取り囲む。この開口部30は、正面29の壁の周囲に1つの開口端31を有し、この開口端31は、切断ロッド4と、糸ガイド14の支持体15の回転方向32で該切断ロッド4に続くリーズロッド5との間の、空間を、橋絡している。
糸層27による屑(糸屑)が微量の状態で留まるように、前記補助搬送装置(ワイヤ状モノフィラメントプラスチック糸)24は極力小さな直径を有するべきである。このように、ワイヤを使用することによって補助搬送装置24の直径は例えば1mmにすることができる。
前記回転式クリール7に全てのボビンを装着すると、16本までの糸を同時に搬送ベルト2上に給糸することができる。1本または2本の糸21' のみが整経過程から除外される限り、糸層27によって形成される屑は微量な状態のままである。しかし、付加的な措置なしでは、整経過程から除外される糸21' の数が増すに従って屑は増加することになる。つまり、糸ガイド14が回転するたびに、補助搬送装置24の直径は、搬送装置24上に形成される糸層によって糸太さの2倍だけ、増加することになる。つまり、補助搬送装置24がほぼ搬送ベルト2の速度で移動するだけの場合、糸層27によって形成される屑は増加する。
このため、補助搬送装置24の移動速度を高める。かかる場合、補助搬送装置24は搬送ベルト2よりも迅速に走行して、いずれにしても補助搬送装置24が搬送ベルト2よりも遅く走行するのでなく、糸21' を巻き取ることができるようにするために、補助搬送装置24の周面に常に十分なスペースが設けられている。その際、若干本数の糸21' を重ねて巻き付けることは十分に許容される。しかし、以下に述べるような構成によって、各糸21' を補助搬送装置24上に直接巻き付けるようにすることが優先されるべきである。
補助搬送装置24の速度制御は、既に述べた制御装置20を介して行われる。つまり、制御装置20は、何本の糸が整経過程から除外されるのか、従って、補助搬送装置24上の糸を受容するのにどれだけのスペースが必要であるのかを、「既知のデータ」として有する。従って、制御装置20は、引張駆動装置26の速度を適宜に制御することができる。
1つの選択な案としては、1つの柄の1リピート内において、整経過程から除外される糸21' の平均本数を事前に算出し、糸に所要のスペースを与えるのに補助搬送装置24の速度が平均して十分であるように引張駆動装置26を設定する。最後に、整経過程から除外される糸21' が最大本数のときに、十分なスペースが用意されるべく決定される最大値に対応させて、補助搬送装置24の速度を設定する。
しかしながら、その際に他の問題が生じる。つまり、補助搬送装置24が搬送ベルト2よりも迅速に移動する場合、図1に略示しているような状況が生じる。すなわち、この図1には複数本の糸21a' 、21b' 、21c' が示してあるが、これらの糸21a' 、21b' 、21c' は、補助搬送装置24の周りに巻き付けられている末端が、搬送ベルト2上で糸層22によって固定された末端よりも、迅速に移動するので、ますます「斜め」になる。これにより、糸21a' 、21b' 、21c' が橋絡しなければならない長さが増大する。このように1本の糸が糸の自然長より長くなろうとすると、糸に張力が生じる。このように発生する張力は、糸21c' に制御不能な糸切れを生じさせる。
そのために、許容外の張力が生じる前に、糸21c' を切断する切断装置33が配置される。この切断装置33は、図1において「はさみ」の形状で表されている。つまり、これは積極的な切断装置、つまり、少なくとも1つの駆動される要素、例えば1つの電気機械式「はさみ」を有する切断装置である。回転する刃またはこれに類似するものも当然に考えられる。
図2から視認することができるように、この実施例では、2つの切断装置33が設けられており、しかもこのうち一方は、整経ドラム1の周面から補助搬送装置24へと走る糸用に、もう1つの切断装置33は、補助搬送装置24から整経ドラム1の周面へと走る糸用に設けられている。
切断後には、図1に示すように、切断された糸に2つの糸端34、35が発生する。糸はしばしば十分に補助搬送装置24の周りに巻回されているので、その糸端34は補助搬送装置24に固着されている。つまり、一方の糸端34は補助搬送装置24によって屑容器28へと搬送され、廃棄することができる。他方の糸端35は、搬送ベルト2上に垂れ下がり、そこで糸層22によってしっかり保持される。
いずれにしても糸21' は経糸長の始端と終端でのみ切断されなければならず、また糸21' は経糸長、すなわち柄用経糸長の始端と終端でのみ整経過程から除外されるので、整経ドラム1の内部で糸21' を切断することは問題なく可能である。
本発明は、柄用等の経糸を製造するための方法および柄経糸用部分整経機等に利用できる。
本発明の実施例にかかる柄経糸用の部分整経機の要部の概略の構成を概念的に表した図である。 図1に示す柄経糸用部分整経機の整経ドラムの横断面図である。 糸誘導装置を有する糸ガイドの1実施例を示す図である。
符号の説明
1・・・整経ドラム
2・・・搬送面装置
7・・・回転式クリール
21,21' ・・・糸
24・・・補助搬送装置

Claims (11)

  1. 回転する回転式クリールから複数本の糸が引き出され、整経ドラムの周面の周りに案内され、且つ、整経ドラムの周面で整経ドラムの軸線と平行に移動可能な搬送面装置上に給糸され、一時的に必要とされない糸が整経過程から除外され、その除外された糸が再使用されるまでの間、整経ドラムの軸線領域にある補助搬送装置に巻き付けられ、且つこの補助搬送装置で回転式クリールから離れる方向に搬送される工程を有する、柄用経糸を製造するための方法において、
    前記補助搬送装置が、少なくとも一時的に搬送面装置よりも迅速に移動することを特徴とする方法。
  2. 前記整経過程から除外される糸に依存して、前記補助搬送装置の速度が選択もしくは変更されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記補助搬送装置に巻き付けられる糸が、それが補助搬送装置に巻き取られる位置から所定の長さをおいて切断されることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 駆動される切断装置が、前記切断をおこなうことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 前記補助搬送装置に巻き取られる糸は、整経ドラムの周方向で整経ドラム正面壁の半径方向に延びる開口部の境界によって限定される領域で、切断されることを特徴とする請求項3又は4記載の方法。
  6. 軸線方向に移動可能な搬送面装置を周面に有する整経ドラムと、前記整経ドラムの周面の周りを移動可能な複数の糸ガイドと、糸ガイドと同期して移動可能な回転式クリールと、前記整経ドラムの軸線の領域に配置される補助搬送装置とを有し、各糸ガイドが糸誘導装置を有し、この糸誘導装置が少なくとも1つの積極的な動作位置で1本の糸を搬送面装置上に給糸し且つ1つの消極的な動作位置でこの糸を補助搬送装置の周りに巻き付ける、柄経糸用の部分整経機において、
    前記補助搬送装置(24)が、少なくとも一時的に搬送面装置(2)よりも迅速に移動することを特徴とする部分整経機。
  7. 前記補助搬送装置(24)の駆動装置が、速度変更可能であることを特徴とする請求項6記載の部分整経機。
  8. 前記部分整経機に制御装置(20)が設けられており、この制御装置(20)が、糸ガイド(14)と該糸ガイド(14)の動作位置を変更せしめるモータ(19)とを具備した糸誘導装置を制御し、且つ、その消極的な動作位置(c)に移動した糸ガイド(14)の数に依存して補助搬送装置(24)の速度を迅速に移動するように制御することを特徴とする請求項6又は7記載の部分整経機。
  9. 糸ガイド(14)から所定の距離を置いて切断装置(33)が整経ドラム(1)の周面と補助搬送装置(24)との間に配置されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1の項に記載の部分整経機。
  10. 前記切断装置(33)が少なくとも1つの駆動される切断要素を有することを特徴とする請求項9記載の部分整経機。
  11. 整経ドラム(1)が、半径方向に開口した開口部(30)を備えて回転式クリール(7)に向き合う正面壁(29)を有し、前記切断装置(33)が周方向において開口部(30)の縁から内方へ入り込んだ位置に配置されていることを特徴とする請求項9又は10記載の部分整経機。
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