JP4078180B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の独立通路を備える独立温調式の車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用空調装置には、内部に送風通路を形成するユニットケース内に冷却用熱交換器としてのエバポレータと加熱用熱交換器としてのヒータコアとエアミックスドアとを配置し、エアミックスドアでエバポレータからの冷風をヒータコアに通風させる冷風量とエバポレータからの冷風をヒータコアをバイパスさせる冷風量とを分配制御し、後流のエアミックスチャンバでヒータコアを通風した温風とヒータコアをバイパスした冷風とをミックスして、所望温度の空調風を車室内に向けて吹出すものがある。エアミックスチャンバには、デフロスタ吹出通路とベント吹出通路とフット吹出通路とが設けられており、この吹出通路を選択的に切り換えるモード切換ドアの開閉制御により、所望の吹出通路から吹き出される。
【0003】
この種の車両用空調装置には、例えば運転席側および助手席側などで独立して温調する構造がある(例えば特許文献1)。
【0004】
図12〜図14は独立温調可能な車両用空調装置の従来例である。図12に示すように、分割ケースC1、C2よりなるユニットケースC内に組み込まれた仕切板103により、後流側の送風通路が複数に分割され、これによりそれぞれ通路で独立して温調できるようになっている。
【0005】
ここで、ユニットケースC内に組み込まれる構成部品のうちヒータコア102は、図14dに示すように仕切板103を跨いで送風通路の全幅に配置される。このヒータコア102は、サービス性などの観点からユニットケースCに着脱自在としてある。つまり、図14に示すように、ユニットケースCの挿入開口105および仕切板3の挿入開口104を通じて、ヒータコア102をユニットケースCに着脱自在としてある。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−253223号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにヒータコア102をユニットケースCの挿入開口105および仕切板103の挿入開口104を通じて挿脱自在とした構造では、ヒータコア102の挿入時に、仕切板103の挿入開口104とヒータコア102との間をシールするためのシール部110(111、112)が挿入開口104周縁と干渉して引っかかりシール性が損なわれたり、場合によってシール部材110(111、112)がははがれてしまう虞がある。特に、図13に示すようにシール部材112、113の端末部111a、112aが角部に位置して折り曲げ形成されている場合、この折り曲げ端末部111a、112aが弾性反力によりはがれ易くなってしまう。なお符号115は、ヒータコア102の挿入先端部102Bに付設されたシール部材であって、挿入先端部102Bとこの挿入先端部102Bを受け入れ支持する筒状支持部107との間の隙間をシールするものである。また、符号116は、ヒータコア102の挿入後端部102Cに付設されたシール部材であって、挿入後端部102Cと挿入開口105の筒状支持部106との間の隙間をシールするものである。
【0008】
本発明はこのような従来技術をもとに為されたもので、その目的は、複数の独立通路に亘って配置される熱交換器を、ユニットケースの挿入開口および仕切板の挿入開口を通じて挿脱自在とした車両用空調装置において、仕切板の挿入開口と熱交換器との間を確実にシールできる車両用空調装置の提供である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明にあっては、両側壁に沿って送風通路を形成するユニットケース内に、送風通路を複数の独立通路に分割する仕切板を設けて独立温調可能とし、ユニットケースの一方の側壁および仕切板にそれぞれ挿入開口を設けて、複数の独立通路に亘って配置される熱交換器を、前記ユニットケースの挿入開口および仕切板の挿入開口を通じて挿脱自在とし、前記熱交換器の所定の取付位置で、前記仕切板の挿入開口とこの挿入開口に位置する熱交換器のコア部との間をシールするシール部材を設けた車両用空調装置において、
前記仕切板の挿入開口に、シール面から漸次拡幅形成され前記熱交換器を挿入ガイドする断面テーパ状の挿入ガイド面を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項記載の発明にあっては、前記熱交換器の挿入先端部を受け入れて熱交換器を所定の取付位置に支持する支持部を、ユニットケースの他方の側壁に設け、前記支持部の先端部に、前記挿入ガイド面に前記シール部材が接触する前に、前記熱交換器の挿入先端部と接触して所定の取付位置に向けてガイドするガイド面を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項記載の発明にあっては、請求項記載の車両用空調装置において、前記シール部材を、熱交換器のコア部の上端面に付設された第1シール部と、コア部の下端面に付設された第2シール部と、コア部の通風方向前面に付設された第3シール部と、コア部の通風方向後面に付設された第4シール部と、に分割形成し、第3シール部および第4シール部の上下端末を、第1シール部シール部および第2シール部の上下端面と面一となるように設定したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、熱交換器の挿入時に、挿入ガイド面が熱交換器に付設されたシール部材を接触してガイドするため、従来のように仕切板の挿入開口周縁にシール部材の挿入先端面に引っかかって過負荷がかかってしまうようなことを防止できる。なお、熱交換器の挿入時には、この傾斜ガイド面は、まず熱交換器の挿入先端部をガイドする。これにより、仕切板の挿入開口を通じて熱交換器をスムーズに挿入できる利点もある。
【0013】
また、請求項記載の発明によれば、上記の効果に加え、熱交換器を挿入すると、熱交換器の取付位置直前でガイド面が熱交換器の挿入先端部に接触する。そして、このガイド面が、挿入ガイド面にシール部材が接触する前に熱交換器を所定の取付位置に向けてガイドして熱交換器を正対させるので、シール部材に過負荷がかかってしまうようなことを確実に防止できる。
【0014】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の効果に加え、シール部材を、熱交換器のコア部の上端面に付設された第1シール部と、コア部の下端面に付設された第2シール部と、コア部の通風方向前面に付設された第3シール部と、コア部の通風方向後面に付設された第4シール部と、から構成し、第3シール部および第4シール部の上下端面を、第1シール部および第2シール部の上下端面と面一となるように設定しため、従来のようなシール部材の折り曲げ端末部が形成されない。そのため、シール部材自体がはがれにくい構造となり、確実なシール性を発揮できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明する。図1はこの実施形態の車両用空調装置を示す全体斜視図、図2は同車両用空調装置の空調ユニットのユニットケースの分解斜視図、図3は同車両用空調装置のユニットケース内に組み込む主要構成部品を示す斜視図、図4は図1中SA−SA線に沿う断面図、図5は同両用空調装置に組み込むヒータコアを示す斜視図、図6aはヒータコアの上面図、図6bはヒータコアの後面図、図6cはヒータコアの下面図、図7はユニットケースにヒータコアを挿入する工程を示す図4中SC−SC線に沿う断面図、図8はガイド面の作用を示す説明図、図9は図7中A部の拡大図、図10は図7中B部の拡大図、図11は図7中C部の拡大図である。
【0016】
まず、図1〜図4を基にこの実施形態の車両用空調装置の基本構造を説明する。図1に示すように車両用空調装置は、内外気を選択的に導入するインテークボックス70と、該インテークボックス70からの空気を後流に送るブロア80と、該ブロア80からの空気を温調して車室内に吹き出す温調ユニット1と、を備えて構成され、この実施形態の温調ユニット1はヒータユニットおよびクーラーユニットを一体形成した一体型温調ユニット1である。
【0017】
以下、温調ユニット1を主に図4を基に詳しく説明する。
【0018】
温調ユニット1は、仕切板3を介在させて分割ケース2a、2bを組み合わせてなるユニットケース2(図1、2参照)内に、冷却用熱交換器としてのエバポレータ5およびエアミックスドア装置6および加熱用熱交換器としてのヒータコア7を、備えている。
【0019】
ユニットケース2には、導入口8と、導入口8から導入されて送風通路内で温度調節された空気を吹き出すためのデフロスタ吹出口9およびベント吹出口10およびフット吹出口11と、が開口されている。これにより、ブロア80から送風される空気は、導入口8からユニットケース2内に導入されて、ケース2の両側壁30A、30Bに指向されて該両側壁30A、30Bに沿って後流に流れ、吹出口9、10、11から選択的に吹き出される。
【0020】
デフロスタ吹出口9は、車両前面窓ガラスに向けて空調風を吹き出すものである。ベント吹出口10は、車両中央部のセンターベント吹出口10Aと車両両側部のサイドベント吹出口10Bとからなり、センターベント吹出口10Aには乗員胸部に向けて配設される図外のセンタベントダクトが接続され、サイドベント吹出口10Bには車両側面窓ガラスに向けて配設される図外のサイドベントダクトに接続され、乗員胸部および車両側面窓ガラスに向けて空調風を吹き出すものである。フット吹出口11は、乗員足下に向けて配設される図示せぬフロントフットダクトおよびリアフットダクトに接続され、乗員足下に向けて空調風を吹き出すものである。
【0021】
エバポレータ5は、図示せぬ冷凍サイクルに介装され、内部に低温低圧状態の冷媒を循環させて該冷媒に熱を吸熱させるものであり、一方、ヒータコア7は図示せぬ温水ラインに介装され、エンジンの排熱によって高温になったエンジン冷却水を熱源として発熱するものである。
【0022】
エアミックスドア装置6は、エバポレータ5の下流側且つヒータコア7の上流側に配設されており、ドアケース61内にエアミックスドア62を備えている。ドアケース61は、上流側に冷風導入部63を備え、下流側の略下半部にエバポレータ5からの冷風をヒータコア7に通風させるヒータコア側通路64の出口65を備えるとともに、下流側の略上半部にエバポレータ5からの冷風をヒータコア7をバイパスさせるバイパス通路66の出口67を備えている。そして、これらヒータコア側通路64の出口65およびバイパス通路66の出口67に亘ってエアミックスドア62が上下方向にスライド作動し、該バイパス通路66と該ヒータコア側通路64への冷風導入を分配するようになっている。
【0023】
ヒータコア側通路64の出口65に近接配置されたヒータコア7の後流部には、縦向き壁部31が設けられており、ヒータコア7を通風した温風を上方に向けて流通させる縦向きの温風通路12が形成される。
【0024】
この温風通路12の出口13は、前記バイパス通路66の出口67に臨設しており、これら両出口13、67の合流部分は、冷風と温風をミックスするためのエアミックスチャンバ14として設定されている。
【0025】
このエアミックスチャンバ14には、フット吹出口11に連通するフット吹出通路15の入口16と、ベント吹出口10に連通するベント吹出通路17の入口18と、デフロスタ吹出口9に連通するデフロスタ吹出通路19の入口20と、が設けられている。デフロスタ吹出通路19の入口20には、このデフロスタ吹出通路19を開閉するデフロスタドア21が設けられており、また、フット吹出通路15とベント吹出通路17との分岐点にはこれらの入口16、18を選択的に開閉するベントフットドア22が設けられている。これら吹出モード切替用のドア21、22によって吹出モードを選択できる。なお、符号23はいわゆる複合モードドアである。
【0026】
そして、この実施形態の温調ユニット1は、運転席側と助手席側の吹出温度をそれぞれ独立して調節できる左右独立温調ユニット1であり、図2、3に示すようにエアミックスドア装置6の後流を仕切板3によって2つの独立通路(運転席側通路P1および助手席側通路P2)に仕切ってあり(図7参照)、それぞれの通路に対応して独立駆動する2つのエアミックスドア62、62が設けられていて、これにより運転席側と助手席側とでそれぞれ独立して吹出温度を調節できるようになっている。
【0027】
さて、この実施形態の車両用空調装置では、ヒータコア7をユニットケース2の組立後にユニットケース2内に取り付けることができる。具体的には、図2に示すようにユニットケース2の側壁(一方の側壁)30Bおよび仕切板3にそれぞれ挿入開口32、33を設けて、これらユニットケース3の挿入開口32および仕切板3の挿入開口33を通じて、ヒータコア7をユニットケース2に挿脱自在としてある(図7参照)。なお、これら挿入開口32、33は同一形状である。
【0028】
より具体的には、ヒータコア7は、図7に示すように挿入先端部としての一方のタンク部72からユニットケース2内に挿入するようになっていて、このヒータコア7の取付位置(図7d)では、挿入先端部としてのタンク部72がユニットケース2の側壁(他方の側壁)30Aから突設された筒状支持部35内に位置し、ヒータコア7の挿入後端部73となるタンク部73がユニットケース2の側壁(一方の側壁)30Bの挿入開口32周縁から突設された筒状支持部36内に位置する。そして、ヒータコア7のコア部71の中央部が、仕切板3の挿入開口33に位置する。
【0029】
ここで、ヒータコア7には、図5、図6にしますように、流通する空調風が確実にヒータコア7のコア部71を通風するように、ヒータコア7のコア部71通風方向前面71aおよびコア部71通風方向後面71bを除く部位に、つまり、コア部71上端面71cおよびコア部71下端面71dおよび両タンク部72、73に、シール部材41、42を付設してある。実際には、コア部71上端面71c→タンク部72側面(挿入前端面)→コア部71下端面71d、を周回するように付設されたシール部材41と、挿入後端部としてのタンク部73の上面→前面→下面→後面を周回するように付設されたシール部材42と、により、通路とヒータコア7との間に隙間をシールしている。無論、シール部材42は、挿入後端部としてのタンク部73と挿入開口32との間の隙間をシールすることで、挿入開口32からユニットケース2外に空調風が漏れることを防止する役割も果たしている(図7参照)。
【0030】
そして、空調風が仕切板3の挿入開口33を通じて各独立通路P1、P2を相互に行き来することを防止するために、挿入開口33とコア部71との間をシールするシール部材Sがコア部71を中央部を周回するように設けられている。このシール部材Sは、前記シール部材41の上面部45中央部45a(第1シール部)と、前記シール部材41の下面部47中央部47a(第2シール部)と、コア部71の通風方向前面に付設されるシール部材43(第3シール部)と、コア部71の通風方向後面に付設されるシール部材44(第4シール部)と、から構成されている。前記シール部材41はコア部71の通風方向厚みと同一幅で形成されていて、第3シール部43および第4シール部44の上端末43t、44tは第1シール部45aの上端面と面一に設けられ、第3シール部43および第4シール部44の下端末43b、44bは第2シール部47aの下端面と面一となるように設定されている。なお、ヒータコア7は、コア部71の通風方向の厚みがタンク部72、73より薄く形成されているため、シール部材Sは第3シール部43および第4シール部44が第1シール部45aおよび第2シール部47aよりも厚く設定されている。
【0031】
ここで、この実施形態では、ヒータコア7の挿入作業時にシール部材Sが仕切板3の挿入開口33周縁に引っ掛かってしまい、ヒータコア7の取付位置においてシール部材Sのシール性が損なわることを防止するため、以下のような工夫が為されている。
【0032】
まず第1に、図7〜図9に示すように、仕切板3の挿入開口33の周縁部に、シール面33aから漸拡幅形成された断面テーパ状の挿入ガイド面33bを設けてある。なお、挿入ガイド面33bは、挿入方向に対して35°〜45°傾斜してあることが好適で、この実施形態では45°傾斜している。
【0033】
第2に、図8に示すように、ヒータコア7の挿入先端部72を受け入れてヒータコア7を所定の取付位置に位置決めする筒状支持壁35の先端部に、挿入先端部72と接触してヒータコア7を所定の取付位置にむけてガイドするガイド面35aを設けてある。このガイド面35aは、仕切板3の挿入開口33周縁の挿入ガイド面にシール部材Sが接触する前に、ヒータコア7の挿入先端部72と接触して所定の取付位置に向けてヒータコア7をガイドするものである。
【0034】
このような車両用空調装置によれば、以下のような効果がある。
【0035】
まず第1に、仕切板3の挿入開口33に、シール面33aから漸次拡幅形成された挿入ガイド面33bを設けたため、この挿入ガイド面33bにより、シール部材Sが挿入先端面が引っかかってしまうことを防止できる(図7c、図7d参照)。なお、ヒータコア7の挿入時には、まず、図7b、図9に示すようにヒータコアの挿入先端部72がこの傾斜ガイド面33bによりガイドされる。これにより、仕切板3の挿入開口33を通じてヒータコア7をスムーズに挿入できる利点もある。
【0036】
第2に、図8に示すように、挿入ガイド面33bにシール部材Sが接触する前に、ヒータコア7の挿入先端部72と接触してこの挿入先端部72を所定の取付位置にガイドするガイド面35aを、ユニットケース2の側壁30Aの筒状支持壁35の先端部に設けたため、ヒータコア7の所定の取付位置直前でガイド面35aがヒータコア7の挿入先端部72に接触する。そして、このガイド面35aが、挿入ガイド面3bにシール部材Sが接触する前にヒータコア7を所定の取付位置に向けてガイドして正対させるので、シール部材Sに過負荷がかかってしまうことをさらに確実に防止できる。
【0037】
第3に、シール部材Sを、ヒータコア7のコア部71の上端面に付設された第1シール部45aと、コア部71の下端面に付設された第2シール部47aと、コア部71の通風方向前面に付設された第3シール部43と、コア部71の通風方向後面に付設された第4シール部74と、に分割構成し、第3シール部43および第4シール部44の上下端末43t、43b、44t、44bを、第1シール部45aおよび第2シール部47aの上下端面と面一となるように設定したため、図13の従来のヒータコア102のようにシール部材111、112の端末に曲げ反力ではがれやすい折り曲げ部111a、112aがない。そのため、シール部材S自体がはがれにくい構造となり、確実なシール性を発揮できる。
【0038】
第4に、第3シール部45aと第4シール部47aとを、ヒータコア7の挿入先端面に位置する連結部46を介して1つのシール部材41により形成したたため、部品点数を削減できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の車両用空調装置の全体斜視図。
【図2】同車両用空調装置の温調ユニットのユニットケースの分解斜視図。
【図3】同車両用空調装置の仕切板の近傍を示す斜視図。
【図4】図1中SA−SA線に沿う断面図。
【図5】同両用空調装置に組み込むヒータコアを示す斜視図。
【図6】同両用空調装置に組み込むヒータコアを示す図であって、図6aはヒータコアの上面図、図6bはヒータコアの後面図、図6cはヒータコアの下面図。
【図7】ユニットケースにヒータコアを挿入する工程を示す図4中SC−SC線に沿う断面図。
【図8】ガイド面の作用を示す説明図。
【図9】図7中A部の拡大図。
【図10】図7中B部の拡大図。
【図11】図7中C部の拡大図。
【図12】従来の車両用空調装置のユニットケースの分解斜視図。
【図13】同従来の車両用空調装置に組み込むヒータコアの斜視図。
【図14】同従来の車両用空調装置のユニットケースへのヒータコアの挿入取付工程の説明図。
【符号の説明】
1 温調ユニット
2 ユニットケース
3 仕切板
7 ヒータコア(熱交換器)
30A 他方の側壁
30B 一方の側壁
32 ユニットケースの挿入開口
33 仕切板の挿入開口
33a シール面
33b 挿入ガイド面
35 支持部
35a ガイド面
43 第3シール部
44 第4シール部
45a 第1シール部
47a 第2シール部
71 コア部
72 タンク部(挿入先端部)
73 タンク部(挿入後端部)
P1 運転席側通路(通路)
P2 助手席側通路(通路)
S シール部材

Claims (2)

  1. 両側壁(30A、30B)に沿って送風通路を形成するユニットケース(2)内に、送風通路を複数の独立通路(P1、P2)に分割する仕切板3を設けて独立温調可能とし、ユニットケース2の一方の側壁(30B)および仕切板3にそれぞれ挿入開口(32、33)を設けて、複数の独立通路(P1、P2)に亘って配置される熱交換器(7)を、前記ユニットケース(2)の挿入開口(32)および仕切板(3)の挿入開口(33)を通じて挿脱自在とし、前記熱交換器(7)の所定の取付位置で、前記仕切板(3)の挿入開口(33)とこの挿入開口(33)に位置する熱交換器(7)のコア部(71)との間をシールするシール部材(S)を設けた車両用空調装置において、
    前記仕切板(3)の挿入開口(33)に、シール面(33a)から漸次拡幅形成され前記熱交換器(7)を挿入ガイドする断面テーパ状の挿入ガイド面(33b)を設け
    前記熱交換器(7)の挿入先端部(72)を受け入れて熱交換器(7)を所定の取付位置に支持する支持部(35)を、ユニットケース(2)の他方の側壁(30A)に設け、
    前記支持部(35)の先端部に、前記挿入ガイド面(33)に前記シール部材(S)が接触する前に、前記熱交換器(7)の挿入先端部(72)と接触して所定の取付位置に向けてガイドするガイド面(35a)を設けたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項記載の車両用空調装置において、
    前記シール部材(S)を、熱交換器(7)のコア部(71)の上端面に付設された第1シール部(45a)と、コア部(71)の下端面に付設された第2シール部(47a)と、コア部(71)の通風方向前面に付設された第3シール部(43)と、コア部(71)の通風方向後面に付設された第4シール部(44)と、に分割形成し、第3シール部(43)および第4シール部(44)の上下端末を、第1シール部シール部(45a)および第2シール部(47a)の上下端面と面一となるように設定したことを特徴とする車両用空調装置。
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