JP4068767B2 - 水切り材及び窓上又は窓下の防水構造 - Google Patents

水切り材及び窓上又は窓下の防水構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水密性の優れた水切り材とそれを用いた窓上又は窓下の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、実公平4−1267号公報に窓枠と外壁の防水構造が記載されている。上記公報記載の窓枠と外壁の防水構造は、窓枠と外壁との間に配置される水切り材と水密材とを具備したものである。
また、水切り材と外壁との間に水密材として、各種のブチルテープが貼設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ブチルテープは粘着性を有しているので外壁材の位置合わせや修正に手間取る等作業性に問題があった。
【0004】
本発明は、このような従来の水切り材に貼設される水密材の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、従来の問題点を解決し、作業性に優れ、防水性に優れた水切り材及びそれを用いた窓上の防水構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、屋外方向に下り勾配にされた傾斜部と、この傾斜部の屋外側端部から下方に延びる下延部と、傾斜部の屋内側端部から上方に延びる上延部とからなり、上延部の屋外面に粘着性を有する水密材と、隣接して水密材の厚みより大きくなされ、粘着性がなく、圧縮性を有する発泡体が貼設されていることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2記載の発明は、窓上又は窓下の防水構造において、請求項1記載の水切り材で外壁材と窓枠との間を防水したことを特徴とする。
【0007】
(作用)
請求項1記載の本発明の水切り材においては、屋外方向に下り勾配にされた傾斜部と、この傾斜部の屋外側端部から下方に延びる下延部と、傾斜部の屋内側端部から上方に延びる上延部とからなり、上延部の屋外面に粘着性を有する水密材と、隣接して水密材の厚みより大きくなされ、粘着性がなく、圧縮性を有する発泡体が貼設されているので、外壁材を下地材にセットする際に外壁面の裏面にまず水密材より厚みの大きい発泡体に接し、粘着性を有する水密材とは接しておらず位置合わせや修正が容易である。
【0008】
請求項2記載の本発明の窓上又は窓下の防水構造においては、請求項1記載の水切り材で外壁材の外壁材と窓枠との間を防水しているので、外壁材を下地材にリベット等で締めつけることにより外壁材と水切り材に貼設された水密材により防水性を発現する。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1と図2は本発明の一実施例であって、図1は窓上の水切り材を取り付ける状態を示す斜視図、図2は図1のA部を拡大して示す水切り材の断面図である。図3は本発明の窓上の防水構造の一実施例を示す断面図、図4は本発明の窓上の防水構造の別の実施例を示す断面図である。
【0010】
本発明の水切り材6は、図1と図2に示すように、不図示の外壁材の下端部と窓上枠9及び窓縦枠7との間に配置され屋外方向に下り勾配にされた傾斜部61と、この傾斜部61の屋外側端部から下方に延びる下延部63と、傾斜部の屋内側端部から不図示の外壁の裏面側で上方に延びる上延部62とからなり、上延部62の外壁面側に粘着性を有するブチルゴムテープの水密材65が貼設され、隣接して水密材の厚みより大きくなされ、粘着性がなく、圧縮性を有するウレタン系発泡体68が貼設されている。
【0011】
また、水切り材6の傾斜部61の裏面側にはEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン−ターポリマー)製の水密材64が貼設されている。
さらに、水切り材6の上延部62の端部側より12mm内側に水密材65と直交して別のブチルゴムテープの水密材66が下地材5(スタッド)と水切り材の間に水密材65と密着させながら貼設されるものである。
上記下地材5(スタッド)は、断面コ字形状の型鋼であって、外壁面側には発泡ポリエチレンシート51が貼設されている。
【0012】
窓縦枠7の上端部には窓縦枠上キャップ71が取り付けられ、キャップの廻り及び窓上枠との段差部にブチルゴムシーラント67が貼設されている。
【0013】
次に、上記水切り材を使用した窓上の防水構造の施工方法について説明する。
まず、窓縦枠上キャップ71の廻りにブチルゴムシーラント67をセットする。そして、水切り材6に貼設された水密材64及び65の離型紙をはがし窓上枠9及び窓縦枠上キャップ71にセットする。
ついで、水密材66を水切り材6と下地材5との間に水密材65と密着させながら貼り渡す。
【0014】
その後、窓上外壁材(不図示)を上記水切り材6の傾斜部61の上に載せてセットする。この際、外壁材の自重によって水切り材6が下方にさがり、傾斜部61の裏面側の水密材64が押しつぶされ、窓上枠9及び窓縦枠7と水切り材との間を水密にする。
この段階では外壁材と水切り材6の粘着性がなく、圧縮性を有するウレタン系発泡体68と接し、水密材65及び66とは接しておらず位置合わせ等の修正が容易にできる。外壁材の位置合わせが終了した時点で窓水切りスペーサー11を外壁材と水切り材6の間に挿入しその端面を防水する。
最後に、外壁材のフレーム(不図示)と下地材5とをリベット等で固着し、下地材5に貼設された発泡ポリエチレンシート51及びウレタン系発泡体68を圧縮することで外壁材と下地材との間を水密にする。
【0015】
図3は上記の施工方法により防水構造となした窓上水切り断面の一例を示す。
図3において、硬質木片セメント板3Aが外壁材として用いられ、外壁材下端面より上方に鉄フレーム10が取り付けられている。水切り材6の上延部62の上端部に水密材65が貼設され、その下側にウレタン系の発泡体68が貼設され、鉄フレーム10により水密材65及びウレタン系の発泡体68が圧接され水密になされている。また、水切り材6の傾斜部61の裏面側の水密材64は窓上枠9との間を水密になされ、窓上の防水構造となされている。
【0016】
図4は上記の施工方法により防水構造となした窓上水切り断面の他の例を示す。図4において、アルミ外壁3Bが外壁材として用いられ、外壁材下端面に鉄フレーム10が取り付けられている。水切り材6の上延部62の下側部に水密材65が貼設され、さらにその下側にウレタン系の発泡体68が貼設され、鉄フレーム10により水密材65及びウレタン系の発泡体68が圧接され水密になされている。また、水切り材6の傾斜部61の裏面側の水密材64は窓上枠9との間を水密になされ、窓上の防水構造となされている。
【0017】
(実施例の作用)
本実施例の水切り材6によると、水切り材6の上延部62に貼設された水密材65及び66よりもウレタン系発泡体68の厚みが大になされているので、外壁材3A或いは3B等をセットする際には水密材65,66とは接しないので、位置合わせ等の修正が容易である。その後外壁材3A或いは3Bと下地材5とをリベットで固定することにより外壁材3A或いは3Bは下地材5へ引き寄せられ、ウレタン系発泡体68は圧縮され、外壁材3A或いは3Bと水密材65,66が粘着性を持って接した状態になり水密になされる。
【0018】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の水切り材においては、屋外方向に下り勾配にされた傾斜部と、この傾斜部の屋外側端部から下方に延びる下延部と、傾斜部の屋内側端部から上方に延びる上延部とからなり、上延部の屋外面に粘着性を有する水密材と、隣接して水密材の厚みより大きくなされ、粘着性がなく、圧縮性を有する発泡体が貼設されているので、外壁材を下地材にセットする際に外壁面の裏面にまず水密材より厚みの大きい発泡体に接し、粘着性を有する水密材とは接しておらず位置合わせや修正が容易である。
【0019】
請求項2記載の本発明の窓上又は窓下の防水構造においては、請求項1記載の水切り材で外壁材の外壁材と窓枠との間を防水しているので、外壁材を下地材にリベット等で締めつけることにより外壁材と水切り材に貼設された水密材により防水性を発現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、窓上の水切り材を取り付ける状態を示す斜視図である。
【図2】図1のA部を拡大して示す水切り材の断面図である。
【図3】本発明の窓上の防水構造の一実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の窓上の防水構造の別の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
3A,3B 外壁材
5 下地材
6 水切り材
61 傾斜部
62 上延部
64,65,66 水密材
68 発泡体
7 窓縦枠
9 窓上枠
10 鉄フレーム

Claims (2)

  1. 屋外方向に下り勾配にされた傾斜部と、この傾斜部の屋外側端部から下方に延びる下延部と、傾斜部の屋内側端部から上方に延びる上延部とからなり、上延部の屋外面に粘着性を有する水密材と、隣接して水密材の厚みより大きくなされ、粘着性がなく、圧縮性を有する発泡体が貼設されていることを特徴とする水切り材。
  2. 請求項1記載の水切り材で外壁材と窓枠との間を防水したことを特徴とする窓上又は窓下の防水構造。
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